JP2647518B2 - エレベータの非常通報装置 - Google Patents

エレベータの非常通報装置

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JP2647518B2
JP2647518B2 JP31335489A JP31335489A JP2647518B2 JP 2647518 B2 JP2647518 B2 JP 2647518B2 JP 31335489 A JP31335489 A JP 31335489A JP 31335489 A JP31335489 A JP 31335489A JP 2647518 B2 JP2647518 B2 JP 2647518B2
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car
elevator
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靖治 中島
大仁 江口
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Hitachi Building Systems Co Ltd
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Hitachi Building Systems Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は口および耳の不自由な身障者に有効なエレベ
ータの非常通報装置に関する。
〔従来の技術〕 エレベータの非常通報装置は、エレベータのかご内
に、非常通報用のインターホンが設けられ、缶詰事故が
発生すると、乗客はかご内の呼び釦を操作する(一般に
かご内には外部に連絡する呼び釦はひとつしかない)。
その結果、管理室のインターホンのベルが鳴動する。管
理人が不在のときには所定時間後に電話回線を介してエ
レベータの監視センタに通報するように構成されてい
る。なお、エレベータの非常通報装置に関してはたとえ
ば特開昭52−49953号公報や特開昭53−116655号公報等
に論じられている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで従来装置において、目は見えるが口および耳
の不自由な身障者がエレベータを利用しているときに缶
詰故障が発生した際、この身障者(以下、口および耳の
不自由な身障者を対象とする)が呼び釦を操作すると、
管理室あるいは監視センタ(以下、監視センタを対象と
する)に通報される。監視センタの監視員はただちにか
ご内の乗客と連絡をとるため、かご内のインターホンに
メツセージを送る。しかしながら身障者は耳が不自由な
ためメツセージを聞くことができなかつたり、あるい
は、口が不自由であるためかご内のインターホンを介し
て送話することもできない。また、監視員は、故障の内
容が不明であるために技術者を派遣するための事前連絡
が不充分となり、早急な乗客の救出活動や復帰作業がで
きないという問題もあつた。したがつて、身障者は監視
センタに缶詰が発生したことが連絡されたかどうか不明
なので、救出されるまで非常に不安であるという問題が
あつた。
本発明は上記の欠点に鑑みて、口および耳の不自由な
身障者がエレベータに乗り、万一かご内に閉じ込められ
る事態が発生しても監視センタ等のかごの外部と連絡を
とることができるエレベータの非常通報装置を提供する
ことにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的は、かごの外部に伝えたいメツセージをかご
内に表示する表示装置と、この表示装置に表示されたメ
ツセージの中から外部に伝えたいメツセージを選択する
ための選択手段と、この選択手段で選択されたメツセー
ジをかご外部に通報する通報手段とを備えたことにより
達成される。
〔作用〕
このように構成したから、口や耳の不自由な身障者が
かご内に閉じ込められた時、かご内の表示装置に表示さ
れたメツセージの中から外部に伝えたいメツセージを選
択手段で選択する。通報手段は選択手段で選択されたメ
ツセージをかご外部、例えば、監視センタに通報する。
従つて、かご内に閉じ込められた身障者は外部と連絡を
取ることができる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図に基づき説明する。
第1図は本発明のエレベータの非常通報装置の一実施
例を示す回路構成図、第2図はかご内の正面図、第3図
はフローチヤート、第4図は表示装置に表示される内容
を示す説明図である。
図において、1はかご内に設けられたインターホン、
2はその呼び釦、3は電話回線、4は監視センタに設け
られた電話機、5はインターホンの音声を電話回線に接
続するための自動ダイヤリング装置である。6はかご内
に設けられた選択釦(選択手段)で、例えば4個の釦61
〜64がありこの釦を操作することにより、発信装置(通
報手段)7を介して監視センタの電話機4に通話できる
ように構成されている。8はかご内に設けられた表示装
置、9は監視センタに設けられた選択スイツチ、10は選
択スイツチ9を操作したとき表示装置に所定の表示を行
なう選択装置で、選択スイツチ9の番号1を操作する
と、表示装置8には例えば第4図に示すように5種類の
内容が表示され、例えば1は“連絡したい内容について
1〜4の釦を押して下さい”と表示される。また、選択
スイツチの番号2を操作すると、表示装置8には“故障
救出に向かつています。しばらくお待ち下さい。”のよ
うに表示される。なお、選択釦6の番号は表示装置8の
番号と対応し、たとえば表示装置8を身障者が見て番号
2を操作すると、発信装置7により“エレベータが動か
ない”と送話される。
第2図において、11はドア、12は運転盤で、運転盤12
内の上方部にインターホン1と呼び釦2が設けられ、運
転盤12の上部に選択釦6と表示装置8が設けられてい
る。
次に第3図に示したフローチヤートを用いて動作を説
明する。今、乗客が乗つていたとき、エレベータの故障
が発生したとする(F1)。そこで、乗客は呼び釦2を操
作する(F2)。呼び釦2の信号はインターホン1−自動
ダイヤル装置5−電話回線3を介して監視センタの電話
機4のベルが鳴動する。そこで監視員はインターホン1
と応答する(F3)。このとき健常者であれば通話するこ
とができ(F4、F5)、終了する(F6)。通話できないと
(F4)、監視員は選択スイツチ9の番号1を操作する
(F7)、この信号は監視センタの電話機4−電話回線3
−自動ダイヤル装置5を介して選択装置10で処理され
(F8)、表示装置8に第4図に示す内容の表示を行なう
(F9)。かご内の身障者はこの表示装置8を見て、例え
ば1が該当していると判断し、選択釦6を操作する(F
10)。発信装置7により“中に閉じ込められている”と
いう発信音が自動ダイヤル装置5−電話回線3を介し
て、監視センタの電話機4に送話される(F12)。監視
員はかご内に身障者が閉じ込められていることが分か
り、選択スイツチ9の番号2を操作する(F13)。同様
の動作により、表示装置8には“故障救出に向かつてい
ます。しばらくお待ち下さい。”と表示され(F14
F15、F16)、身障者は、監視センタに閉じ込め故障であ
ることが伝達されていることが分かり、安心して待機す
ることができる。なお、選択釦6を所定時間(1分)経
過しても所定の発信音がない場合には(F10、F16)、監
視員はかご内には乗客はいないものと判断し、終了す
る。なお、監視センタ4から表示装置8に信号を送るの
に選択スイツチ9を使用したが、この選択スイツチ9の
代わりに、プツシユ釦付き電話機の場合にはプツシユ釦
を用いても信号を送ることができる。
本実施例によれば、かご内に口や耳の不自由な身障者
が乗つている際に閉じ込め故障が発生しても、監視セン
タ等のかごの外部と連絡が可能となり、身障者は技術員
が救出作業に来るまで安心してかご内に待機することが
できる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、かご内に口や耳の不自由な身障者が
乗り、万一かご内に閉じ込められる事態が発生しても監
視センサ等かごの外部と連絡をとることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のエレベータの非常通報装置の一実施例
を示す回路構成図、第2図はかご内の正面図、第3図は
フローチヤート、第4図はかご内の表示装置の表示され
る内容を示す説明図である。 1……インターホン、2……呼び釦、3……電話回線、
4……監視センタ内電話機、5……自動ダイヤル装置、
6……選択釦、7……発信装置、8……表示装置、9…
…選択スイツチ、10……選択装置。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エレベータのかご内に設けられた呼び釦を
    操作することにより、エレベータのかご内のインターホ
    ンを通じてかごの外部に通報するようにしたエレベータ
    の非常通報装置において、かごの外部に伝えたいメツセ
    ージをかご内に表示する表示装置と、この表示装置に表
    示されたメツセージの中から外部に伝えたいメツセージ
    を選択するための選択手段と、この選択手段で選択され
    たメツセージをかご外部に通報する通報手段とを備えた
    ことを特徴とするエレベータの非常通報装置。
JP31335489A 1989-12-04 1989-12-04 エレベータの非常通報装置 Expired - Lifetime JP2647518B2 (ja)

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