JP2737757B2 - 液晶装置 - Google Patents

液晶装置

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JP2737757B2
JP2737757B2 JP4440497A JP4440497A JP2737757B2 JP 2737757 B2 JP2737757 B2 JP 2737757B2 JP 4440497 A JP4440497 A JP 4440497A JP 4440497 A JP4440497 A JP 4440497A JP 2737757 B2 JP2737757 B2 JP 2737757B2
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liquid crystal
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film transistor
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洋二郎 松枝
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明はアクティブマトリク
スパネルを用いた液晶装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来アクテイブマトリクスパネルの構造
は「日経エレクトロニクス 1984年9月10日号N
o351P221〜240」に示されるようなものであ
った。図2はアクテイブマトリクスパネルの画素部分の
平面図の例である。22はポリシリコンまたはアモルフ
ァスシリコンの薄膜でTFTのチヤネル部及びソース・
ドレイソ電極を形成している。 【0003】24はポリシリコンや金属からなる薄膜で
TFTのゲート電極及び走査線を形成している。26は
画素電極、27はデータ線である。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかし前述の従来技術
では以下に述べるような問題点を生じる。まず第1に、
液晶に印加される電圧は液晶自身の時定数に依存するた
め、温度が変化すると液晶の時定数が変化して表示状態
も変化するという問題点である。特に高温においては液
晶の抵抗が小さくなり時定数も短くなるためコントラス
ト比が滅少する。第2の問題点は、液晶は交流駆動する
必要があるため通常はビデオ信号を交流反転して用いる
が、この信号の極性の違いによりTFTの書き込み及び
保持の状態も異なるため、液晶に印加される電圧が非対
称な成分を持ち、フリッカーを生じるというものであ
る。 【0005】本発明はこれらの問題を解決するものであ
り、その目的とするところは、高温でもコントラスト比
か減少することなく、かつフリッカーの少ないアクティ
ブマリクスパネルの構造を与えるところにある。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は、一対の基板間
に液晶が封入されてなり、該一対の基板の一方の基板上
には、複数のゲート線と、該複数のゲート線に交差する
複数のデータ線と、該各ゲート線とデータ線に接続され
た薄膜トランジスタと、該薄膜トランジスタに接続され
た画素電極とを有してなる液晶装置において、該薄膜ト
ランジスタのソース・ドレイン領域を構成するシリコン
層と同一層で、且つ当該薄膜トランジスタの接続される
ゲート線に対して隣りのゲート線に沿って島状に形成さ
れてなる第1電極と、当該薄膜トランジスタに接続され
るゲート線に対して隣りのゲート線からなる第2電極
と、該第1電極と第2電極との間に該薄膜トランジスタ
のゲート絶縁膜と同一層で形成された第1絶縁膜とが形
成され、該第1絶縁膜を介して該第1電極が該第2電極
とが重なるように形成されることにより容量が形成され
てなり、該第1及び第2電極上には第2絶縁膜を介して
該画素電極が形成されてなり、該第1電極は該第1及び
第2絶縁膜に形成されたコンタクトホールを介して該画
素電極に接続されてなることを特徴とする。 【0007】 【作用】本発明の上記の構造によれば、液晶の容量と並
列にゲート絶縁膜の容量が付加されることとなり液晶の
時定数が長くなるためコントラスト比が大きくなる。ま
た、温度が上昇して液晶の時定数か小さくなってもゲー
ト絶縁膜の容量は変化しないため、コントラスト比の減
少を抑えることかできる。さらにビデオ信号の極性の違
いにより生ずるTFTの書き込み及び保持における非対
称な動作の影響を受けにくくなりフリッカーが減少す
る。 【0008】 【発明の実施の形態】〔参考例1〕 図1(a)は本発明の一参考例を示すアクティブマトリ
クスパネルの平面図であり、同図(b)及び(c)はそ
れぞれ同図(a)のAーB及びCーDにおける断面図で
ある。この図を用いて製造工程に従い説明する。まず絶
縁基板1上にポリシリコンまたはアモルファスシリコン
の薄膜2をデポジットし図のようにパターニングする。
この薄膜はTFTのチヤネル部及びソース・ドレイン電
極、そして容量を作り込むための電極となる。次にゲー
ト絶縁膜3を形成し、その上にゲート電極も兼ねる走査
線4を形成する。その材料としてはポリシリコンTFT
の場合にはポリシリコンや高融点金属が、アモルファス
シリコンTFTの場合には通常の金属や透明導電膜等が
用いられている。この上に層間絶縁膜5をデポジット
し、コンタクトホールを開ロし、画素電極6及びデータ
線7を形成したものがアクテイブマトリクス基板であ
る。この基板と数μmの空間を介して、共通電極を有す
るもう一つの基板を対向させ、この空間に液晶を封入し
たものがアクティブマトリクスパネルである。 【0009】図3は、N型のMOSキャパシタのゲート
電圧依存性を示したものである。ゲート電圧VGがしき
い値電圧Vthを越えると容量は増大しC0となりしき
い値電圧以下では重なり容量Cgso なる。従ってV
G >Vthの領域でMOS容量を使うことか望ましい
が、本参考例においては図1(C)の前段の走査線4の
下に作り込んだMOS容量はTFTと同じ導電型であ
り、例えばN型の場合にはTFTがOFFしている通常
の状態ではVG<VthであるためにCgsoのみの容
量となる。しかし、ゲート膜の厚さは液晶の封入される
空間に対して十分薄いため、単位面績あたりの容量が大
きくなり図1(a)に示すようなパターンの重なり容量
のCgsoのみでも、画素電極6によって駆動される液
晶の容量の30〜50%程度の容量となる。このMOS
容量は液晶の容量と並列に付加されるため、見かけ上液
晶の時定数が増大し、表示性能が大巾に向上する。これ
を図4を用いて説明する。この図はアクテイプマトリク
スパネルの各部の電位を示す図であり、横軸に時刻、縦
軸に電位をとってある。周知のように、NTSCのビデ
オ信号はインターレースされた2つのフイールド、すな
わち奇数フィールドと偶数フィールドによって1フレー
ムが構成され1つの画面か完成される。液晶は交流駆動
しなくてはならないため、データ線の信号は42のよう
に交流反転させたものを用いる。41は走査線の信号で
あり、NチヤネルのTFTで駆動する場合にはこのよう
なパルスが必要となる。44及び45はそれぞれ従来例
と本発明の実施例における画素電極の電位であり、43
は共通電極の電位である。この共通電極と画素電極の間
の電位差か液晶に印加される電圧である。時刻t0から
時刻t3までを奇数フイールド、時刻t3からt6まで
を偶数フィールドとすると、まず奇数フィールドにおい
て時刻t1 においてTFTがONし、画素電極にデー
タ線の信号が書き込まれ、時刻t2 においてTFTが
OFFするとある時定数で画素電極電位は共通電極電位
に向かって放電する。同様に偶数フィールドにおいて
も、時刻t4においてTFTがONし、画素電極にデー
タ線の信号が書き込まれ、時刻t5 においてTFTが
OFFすると画素電極電位は共通電極電位に向かって放
電していく。斜線で示した部分は本実施において液晶に
印加される電圧であり、従来例に比べて時定数が長くな
ったことにより、より大きな電圧を印加することができ
ることがわかる。このためコン卜ラスト比が増大する。
また、MOS容量とTFTのドレイン電極との間の配線
部は図1(a)のようにデータ線と画素電極の間に配置
することにより、このすき間からもれる光を遮断する働
きもあるため、コントラスト比を増大させるとともに、
画像のきれがよくなる。さらに、温度の変化に対して液
晶の時定数が多少変動しても、付加したMOS容量は変
化しないため図3の斜線部の面積はあまり変動しない。
すなわち、広い温度範囲で再現性のよい表示画面を得る
ことができる。その上、フリッカーも従来例に対して3
〜5dB下がることが出願人の実験で確かめられた。こ
れは奇数フィールドと偶数フイールドでのTFTの書き
込み及び保持における非対称な動作の影響をうけにくく
なるためである。 【0010】〔参考例2〕 図5(a)は本発明の参考例2におけるアクティブマト
リクスパネルの平面図であり、同図(b)及び(c)は
それぞれ同図(a)のAーB及びCーDにおける断面図
である。このアクテブマトリクスパネルは第1の参考例
と全く同じ工程を用いて製造することかできる。61〜
67はそれぞれ図1の1〜7に対応しており、61は絶
縁基板、62はポリシリコンまたはアモルファスシリコ
ンの薄膜、63はゲート絶縁膜、64は走査線、65は
層間絶縁膜、66は画素電極、67はデータ線である。
透過型の場合は、66の画素電極には透明導電膜を用
い、67のデータ線には画素電極と同じ透明導電膜また
は金属の薄膜を用いる。 【0011】本参考例においては第1の参考例と同じ
く、前段の走査線64の下にTFTと同じ導電型のMO
S容量を作り込んであるため、TFTがOFFしている
通常の状態では重なり容量のみが有効である。しかし、
本参考例においては、走査線64が図5(a)のように
データ線と平行につき出た形状となっており、この部分
にもMOS容量を作り込むことができるため、第1の参
考例の約2倍の容量を付加することができる。したがっ
てより広い温度範囲で、よりコントラスト比が大きくフ
リッカーの少ない高品質な表示画面を得ることができ
る。しかも、図5((a)のように画素電極とデータ線
のすき間を覆うようにMOS容量を作り込むことによ
り、このすき間からもれる光を遮断することができ、コ
ントラスト比の増大に寄与する。 【0012】〔実施例〕 図6(a)は本発明の実施例におけるアクティブマトリ
クスパネルの平面図であり、同図(b)及び(C)はそ
れぞれ同図(a)のAーB及びCーDにおける断面図で
ある。本実施例は第1参考例および第2参考例と異な
り、TFTと異なる導電型のMOS容量を作り込む。例
えば、CMOS型のドライバーを内蔵したアクテイブマ
トリクスパネルなどには有効である。 【0013】図6を用いて本実施例のアクテイブマトリ
クスパネルの構造を説明する。まず絶縁基板81上にポ
リシリコンまたはアモルファスシリコン薄膜82及び8
8をデポジットし図のようにパターニングする。82は
TFTのチヤネル部及びソースドレイン電極となり、8
8はMOS容量を作り込むための電極となる。次にゲー
ト絶縁膜83を形成し、その上にゲート電極を兼ねる走
査線84を形成する。その後選択的にイオン注入を行な
い、82をNチヤネルTFTとし、88をPチヤネルの
MOSキヤパシタとする。以後の工程は実施例1と同じ
で、85は層間絶縁膜、86は画素電極、87はデータ
線である。本実施例においてはTFTとMOS容量の導
電型が違っている。PチャネルのMOSキャパシタのゲ
ート電圧依存性は図3のNチャネルの場合と対称で、V
G<VthでC0,VG>VthでCgso となる。
従ってTFTのOFFする通常の状態では、VG<Vt
hであるから、電極88と走査線84の重なっな面積が
すべて容量の電極として働き、本来のMOS容量C0が
付加されることになる。この容量の大きさは、画素電極
86によって駆動される液晶の容量の100〜20%程
度となり、第1や第2の参考例に比べてはるかに大き
い。従ってその効果も大きくなる。また、前段の走査線
が選択される期間は、MOS容量はOFFして重なり容
量Cgsoのみとなるにめ、走査線の波形をなまらせる
こともなく、容量を付加したことによって駆動状態は変
化しない。 【0014】 【発明の効果】以上述べたように、本発明によるアクテ
ィブマトリクスパネルは工程を増やさずに画素に容量を
作り込むことができる。また、ソース・ドレイン層と同
一層で形成された第1電極は、隣りのゲート線に沿って
島状に形成されているため、容量により開口率の低下を
抑えることができる。また、容量を付加することによ
り、コントラスト比が増大し、再現性のよい画面を得る
ことができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】(a)は第1の参考例のアクテイブマトリクス
パネルの構造を示す平面図、(b),(c)はその断面
図。 【図2】従来のアクティブマトリクスパネルの構造を示
す平面図。 【図3】NチヤネルのMOS容量のゲート電圧依存性を
示す図。 【図4】アクテイブマトリクスパネルの各部の電位を示
す図。 【図5】(a)は本発明の第2の参考例のアクテイブマ
トリクスパネルの構造を示す平面図、(b)、(C)は
その断面図。 【図6】(a)は本発明の実施例のアクティプマトリク
スパネルの構造を示す平面図、(b)、(C)はその断
面図。 【符号の説明】 2,62,82・・・ポリシリコンまたはアモルファス
シリコン薄膜 3,63,83・・・ゲート絶縁膜 4,64,84・・・走査線

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.一対の基板間に液晶が封入されてなり、該一対の基
    板の一方の基板上には、複数のゲート線と、該複数のゲ
    ート線に交差する複数のデータ線と、該各ゲート線とデ
    ータ線に接続された薄膜トランジスタと、該薄膜トラン
    ジスタに接続された画素電極とを有してなる液晶装置に
    おいて、 該薄膜トランジスタのソース・ドレイン領域を構成する
    シリコン層と同一層で、且つ当該薄膜トランジスタの接
    続されるゲート線に対して隣りのゲート線に沿って島状
    に形成されてなる第1電極と、当該薄膜トランジスタに
    接続されるゲート線に対して隣りのゲート線からなる第
    2電極と、該第1電極と第2電極との間に該薄膜トラン
    ジスタのゲート絶縁膜と同一層で形成された第1絶縁膜
    とが形成され、 該第1絶縁膜を介して該第1電極が該第2電極とが重な
    るように形成されることにより容量が形成されてなり、
    該第1及び第2電極上には第2絶縁膜を介して該画素電
    極が形成されてなり、該第1電極は該第1及び第2絶縁
    膜に形成されたコンタクトホールを介して該画素電極に
    接続されてなることを特徴とする液晶装置。
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