JP2730065B2 - テレビジョン受像機及び動き検出回路 - Google Patents
テレビジョン受像機及び動き検出回路Info
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- JP2730065B2 JP2730065B2 JP63183204A JP18320488A JP2730065B2 JP 2730065 B2 JP2730065 B2 JP 2730065B2 JP 63183204 A JP63183204 A JP 63183204A JP 18320488 A JP18320488 A JP 18320488A JP 2730065 B2 JP2730065 B2 JP 2730065B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、いわゆるIDTVのように動き適応形走査線
補間等の高画質化処理をするテレビジョン受像機で、動
き検出信号を得るのに使用して好適な動き検出回路に関
する。
補間等の高画質化処理をするテレビジョン受像機で、動
き検出信号を得るのに使用して好適な動き検出回路に関
する。
この発明は、垂直相関検出器の出力信号で、フィール
ド差分信号およびフレーム差分信号を切り換えるように
したことにより、何等不都合なく、速い動きも良好に検
出できるようにしたものである。
ド差分信号およびフレーム差分信号を切り換えるように
したことにより、何等不都合なく、速い動きも良好に検
出できるようにしたものである。
第４図は、テレビジョン受像機の一例の構成を示すも
のである。
のである。
同図において、入力端子（62）からの映像信号は、A/
D変換器（63）でディジタル信号に変換されたのち、Y/C
分離回路（64）に供給されて輝度信号Ｙおよび色信号Ｃ
に分離される。
D変換器（63）でディジタル信号に変換されたのち、Y/C
分離回路（64）に供給されて輝度信号Ｙおよび色信号Ｃ
に分離される。
Y/C分離回路（64）より出力される輝度信号Ｙは、走
査線補間回路（65Y）に供給される。Y/C分離回路（64）
より出力される色信号Ｃは、クロマデコーダ（66）に供
給されて色復調される。このクロマデコーダ（66）より
出力される赤色差信号Ｒ−Ｙ、青色差信号Ｂ−Ｙの時分
割信号Ｒ−Y/B−Ｙは、走査線補間回路（65C）に供給さ
れ、この走査線補間回路（65Y），（65C）からは、主走
査線信号Ym,Rm−Ym/Bm−Ymの他に、補間走査線信号Yc,R
c−Yc/Bc−Ycが同時に出力される。
査線補間回路（65Y）に供給される。Y/C分離回路（64）
より出力される色信号Ｃは、クロマデコーダ（66）に供
給されて色復調される。このクロマデコーダ（66）より
出力される赤色差信号Ｒ−Ｙ、青色差信号Ｂ−Ｙの時分
割信号Ｒ−Y/B−Ｙは、走査線補間回路（65C）に供給さ
れ、この走査線補間回路（65Y），（65C）からは、主走
査線信号Ym,Rm−Ym/Bm−Ymの他に、補間走査線信号Yc,R
c−Yc/Bc−Ycが同時に出力される。
また、Y/C分離回路（64）より出力される輝度信号Ｙ
は、動き検出回路（50）に供給され、この動き検出回路
（50）からの動き検出信号は係数発生器（51）に供給さ
れる。走査線補間回路（65Y），（65C）の係数器のＫ値
は、この係数発生器（51）で発生され、動き検出信号の
大きさに応じてその値が変えられる。例えば、静止画部
分ではＫ＝０とされ、このＫの最大値は１とされる。
は、動き検出回路（50）に供給され、この動き検出回路
（50）からの動き検出信号は係数発生器（51）に供給さ
れる。走査線補間回路（65Y），（65C）の係数器のＫ値
は、この係数発生器（51）で発生され、動き検出信号の
大きさに応じてその値が変えられる。例えば、静止画部
分ではＫ＝０とされ、このＫの最大値は１とされる。
動き検出回路（50）は、第５図に示すように構成され
る。同図において、Y/C分離回路（64）より供給される
輝度信号Ｙは、遅延線を構成するフィールドメモリ（40
1）および（402）の直列回路に供給される。フィールド
メモリ（401）および（402）の直列回路の遅延時間は、
１フレーム（263H＋262H）とされる。
る。同図において、Y/C分離回路（64）より供給される
輝度信号Ｙは、遅延線を構成するフィールドメモリ（40
1）および（402）の直列回路に供給される。フィールド
メモリ（401）および（402）の直列回路の遅延時間は、
１フレーム（263H＋262H）とされる。
フィールドメモリ（401）の入力信号およびフィール
ドメモリ（402）の出力信号は、減算器（403）に供給さ
れて減算される。この減算器（403）より出力されるフ
レーム差分信号は、ローパスフィルタ（404）で高域の
ノイズ成分およびドット妨害成分が除去されたのち絶対
値回路（405）で絶対値化される。この絶対値回路（40
5）の出力信号が動き検出信号とされる。
ドメモリ（402）の出力信号は、減算器（403）に供給さ
れて減算される。この減算器（403）より出力されるフ
レーム差分信号は、ローパスフィルタ（404）で高域の
ノイズ成分およびドット妨害成分が除去されたのち絶対
値回路（405）で絶対値化される。この絶対値回路（40
5）の出力信号が動き検出信号とされる。
なお、このようにフレーム差分信号より動きを検出す
ることは、例えば特開昭55−8124号公報に記載されてい
る。
ることは、例えば特開昭55−8124号公報に記載されてい
る。
走査線補間回路（65Y），（65C）より出力される主走
査線信号Ym,Rm−Ym/Bm−Ym、補間走査線信号Yc,Rc−Yc/
Bc−Ycがそれぞれ時間圧縮回路（67Y），（67C）に供給
される。この時間圧縮回路（67Y），（67C）では、主走
査線信号Ym,Rm−Ym/Bm−Ymと補間走査線信号Yc,Rc−Yc/
Bc−Ycとが、それぞれ1/2に時間軸圧縮されて連続して
出力される。この場合、時間圧縮回路（67C）からは、
赤色差信号と青色差信号とが別々に出力される。
査線信号Ym,Rm−Ym/Bm−Ym、補間走査線信号Yc,Rc−Yc/
Bc−Ycがそれぞれ時間圧縮回路（67Y），（67C）に供給
される。この時間圧縮回路（67Y），（67C）では、主走
査線信号Ym,Rm−Ym/Bm−Ymと補間走査線信号Yc,Rc−Yc/
Bc−Ycとが、それぞれ1/2に時間軸圧縮されて連続して
出力される。この場合、時間圧縮回路（67C）からは、
赤色差信号と青色差信号とが別々に出力される。
時間圧縮回路（67Y），（67C）より出力される倍速の
輝度信号、色差信号は、それぞれD/A変換器（68Y），
（68R），（68B）でアナログ信号とされる。
輝度信号、色差信号は、それぞれD/A変換器（68Y），
（68R），（68B）でアナログ信号とされる。
D/A変換器（68Y），（68R），（68B）より出力される
倍速の輝度信号、色差信号は、それぞれマトリクス回路
（73）に供給される。このマトリクス回路（73）より出
力される倍速の赤、緑、青色信号R,G,Bは、それぞれア
ンプ（74R），（74G），（74B）を介してカラー受像管
（75）に供給され、このカラー受像管（75）には，走査
線数が２倍とされたノンインターレース走査表示がされ
る。
倍速の輝度信号、色差信号は、それぞれマトリクス回路
（73）に供給される。このマトリクス回路（73）より出
力される倍速の赤、緑、青色信号R,G,Bは、それぞれア
ンプ（74R），（74G），（74B）を介してカラー受像管
（75）に供給され、このカラー受像管（75）には，走査
線数が２倍とされたノンインターレース走査表示がされ
る。
この第４図例のようなテレビジョン受像機は、例えば
NEC技報Vol.41 No.3/1988に記載されている。
NEC技報Vol.41 No.3/1988に記載されている。
第５図例に示す動き検出回路（50）においては、フレ
ーム差分信号を動き検出信号とするものであり、フレー
ム周波数（1/30sec）単位の動き検出が基本となるた
め、フィールド周波数（1/60sec）のように速い動きを
検出することができず、検出エラーを生じる不都合があ
った。
ーム差分信号を動き検出信号とするものであり、フレー
ム周波数（1/30sec）単位の動き検出が基本となるた
め、フィールド周波数（1/60sec）のように速い動きを
検出することができず、検出エラーを生じる不都合があ
った。
例えば、第６図A,B,Cは、それぞれ遅い動きのときの
２フィールド前、１フィールド前、現フィールドの輝度
信号Ｙの例である。この場合、減算器（403）の出力信
号は同図Ｄに示すようになるので、検出エラーを生じな
い。つぎに、第７図A,B,Cは、それぞれ速い動きのとき
の２フィールド前、１フィールド前、現フィールドの輝
度信号Ｙの例である。この場合、減算器（403）の出力
信号は同図Ｄに示すようになるので、Ｐの部分が静止画
部分と判断され、フィールド周波数単位の動きを検出で
きず、検出エラーを生じる。
２フィールド前、１フィールド前、現フィールドの輝度
信号Ｙの例である。この場合、減算器（403）の出力信
号は同図Ｄに示すようになるので、検出エラーを生じな
い。つぎに、第７図A,B,Cは、それぞれ速い動きのとき
の２フィールド前、１フィールド前、現フィールドの輝
度信号Ｙの例である。この場合、減算器（403）の出力
信号は同図Ｄに示すようになるので、Ｐの部分が静止画
部分と判断され、フィールド周波数単位の動きを検出で
きず、検出エラーを生じる。
このような速い動きに対して検出エラーを生じないよ
うにするため、フィールドメモリを３個以上使用して動
き検出を行なうことも考えられるが、メモリ容量が多く
なる不都合がある。
うにするため、フィールドメモリを３個以上使用して動
き検出を行なうことも考えられるが、メモリ容量が多く
なる不都合がある。
また、動き検出回路以降に時間軸フィルタ等を配して
検出エラーに対処することも考えられるが、さらにフィ
ールドメモリが必要となる等回路規模が大きくなる不都
合がある。
検出エラーに対処することも考えられるが、さらにフィ
ールドメモリが必要となる等回路規模が大きくなる不都
合がある。
４ そこで、この発明では、何等不都合なく、速い動き
も良好に検出できるようにすることを目的とするもので
ある。
も良好に検出できるようにすることを目的とするもので
ある。
この発明は、輝度信号よりフレーム差分を検出するフ
レーム差分検出回路（１）〜（３）と、輝度信号よりフ
ィールド差分を検出するフィールド差分検出回路（１）
（６）と、フレーム差分検出回路（１）〜（３）および
フィールド差分検出回路（１）（６）の出力信号のいず
れかを選択するスイッチ回路（５）と、輝度信号より垂
直相関を検出する垂直相関検出器（11A）（11B）とを備
えるものであって、スイッチ回路（５）は、垂直相関検
出器（11A）（11B）によって切換制御され、垂直相関部
ではフィールド差分検出回路（１）（６）の出力信号が
選択されると共に、垂直非相関部ではフレーム差分検出
回路（１）〜（３）の出力信号が選択されるものであ
る。
レーム差分検出回路（１）〜（３）と、輝度信号よりフ
ィールド差分を検出するフィールド差分検出回路（１）
（６）と、フレーム差分検出回路（１）〜（３）および
フィールド差分検出回路（１）（６）の出力信号のいず
れかを選択するスイッチ回路（５）と、輝度信号より垂
直相関を検出する垂直相関検出器（11A）（11B）とを備
えるものであって、スイッチ回路（５）は、垂直相関検
出器（11A）（11B）によって切換制御され、垂直相関部
ではフィールド差分検出回路（１）（６）の出力信号が
選択されると共に、垂直非相関部ではフレーム差分検出
回路（１）〜（３）の出力信号が選択されるものであ
る。
テレビジョン信号は垂直方向に相関が強いため、垂直
相関部ではフィールド差分でも動き検出をすることがで
きる。上記構成においては、このことを利用したもので
あり、垂直相関部ではフィールド差分信号を動き検出信
号とするので、フィールド周波数単位の速い動きも検出
できるようになる。
相関部ではフィールド差分でも動き検出をすることがで
きる。上記構成においては、このことを利用したもので
あり、垂直相関部ではフィールド差分信号を動き検出信
号とするので、フィールド周波数単位の速い動きも検出
できるようになる。
一方、垂直非相関部では、フィールド差分で動き検出
をすると検出エラーを生じるが、上述構成においては、
垂直非相関部ではフレーム差分信号を動き検出信号とす
るので、検出エラーを生じることはない。
をすると検出エラーを生じるが、上述構成においては、
垂直非相関部ではフレーム差分信号を動き検出信号とす
るので、検出エラーを生じることはない。
この発明は、テレビジョン信号は垂直方向に相関が強
く、垂直相関部ではフィールド差分でも動き検出をする
ことができることに着目したものである。以下、第１図
を参照しながら、この発明の一実施例について説明す
る。
く、垂直相関部ではフィールド差分でも動き検出をする
ことができることに着目したものである。以下、第１図
を参照しながら、この発明の一実施例について説明す
る。
同図において、図示せずもY/C分離回路で分離された
輝度信号Ｙは、遅延線を構成するフィールドメモリ
（１）に供給される。このフィールドメモリ（１）での
遅延時間は、263Hとされる。このフィールドメモリ
（１）の出力信号はフィールドメモリ（２）に供給され
る。このフィールドメモリ（２）での遅延時間は262Hと
され、フィールドメモリ（１）および（２）の直列回路
の遅延時間は、１フレーム（263H＋262H）とされる。
輝度信号Ｙは、遅延線を構成するフィールドメモリ
（１）に供給される。このフィールドメモリ（１）での
遅延時間は、263Hとされる。このフィールドメモリ
（１）の出力信号はフィールドメモリ（２）に供給され
る。このフィールドメモリ（２）での遅延時間は262Hと
され、フィールドメモリ（１）および（２）の直列回路
の遅延時間は、１フレーム（263H＋262H）とされる。
フィールドメモリ（１）の入力信号およびフィールド
メモリ（２）の出力信号は、減算器（３）に供給されて
減算される。この減算器（３）より出力されるフレーム
差分信号は、ローパスフィルタ（４）を介して切換スイ
ッチ（５）のａ側の固定端子に供給される。ローパスフ
ィルタ（４）は、高域のノイズ成分およびドット妨害成
分を除去するためのものである。
メモリ（２）の出力信号は、減算器（３）に供給されて
減算される。この減算器（３）より出力されるフレーム
差分信号は、ローパスフィルタ（４）を介して切換スイ
ッチ（５）のａ側の固定端子に供給される。ローパスフ
ィルタ（４）は、高域のノイズ成分およびドット妨害成
分を除去するためのものである。
フィールドメモリ（１）の入力信号および出力信号
は、減算器（６）に供給されて減算される。この減算器
（６）により出力されるフィールド差分信号は、ローパ
スフィルタ（７）を介して切換スイッチ（５）のｂ側の
固定端子に供給される。ローパスフィルタ（７）は、高
域のノイズ成分およびドット妨害成分を除去するための
ものである。
は、減算器（６）に供給されて減算される。この減算器
（６）により出力されるフィールド差分信号は、ローパ
スフィルタ（７）を介して切換スイッチ（５）のｂ側の
固定端子に供給される。ローパスフィルタ（７）は、高
域のノイズ成分およびドット妨害成分を除去するための
ものである。
切換スイッチ（５）の出力信号は絶対値回路（８）で
絶対値化され、この絶対値回路（８）の出力信号が動き
検出信号とされる。
絶対値化され、この絶対値回路（８）の出力信号が動き
検出信号とされる。
（11A）は垂直相関検出器であり、この垂直相関検出
器（11A）には、フィールドメモリ（１）の入力信号が
直接および遅延線を構成するラインメモリ（12A）を介
して供給される。この垂直相関検出器（11A）ではライ
ン差分信号より垂直相関の有無が検出される。そして、
この垂直相関検出器（11A）からは、例えば垂直相関部
に対応して低レベル“0"の信号が出力され、一方垂直非
相関部に対応して高レベル“1"の信号が出力される。
器（11A）には、フィールドメモリ（１）の入力信号が
直接および遅延線を構成するラインメモリ（12A）を介
して供給される。この垂直相関検出器（11A）ではライ
ン差分信号より垂直相関の有無が検出される。そして、
この垂直相関検出器（11A）からは、例えば垂直相関部
に対応して低レベル“0"の信号が出力され、一方垂直非
相関部に対応して高レベル“1"の信号が出力される。
（11B）も水直相関検出器であり、この垂直相関検出
器（11B）には、フィールドメモリ（１）の出力信号が
直接および遅延線を構成するラインメモリ（12B）を介
して供給される。この垂直相関検出器（11B）ではライ
ン差分信号より垂直相関の有無が検出される。そして、
この垂直相関検出器（11B）からは、例えば垂直相関部
に対応して低レベル“0"の信号が出力され、一方垂直非
相関部に対応して高レベル“1"の信号が出力される。
器（11B）には、フィールドメモリ（１）の出力信号が
直接および遅延線を構成するラインメモリ（12B）を介
して供給される。この垂直相関検出器（11B）ではライ
ン差分信号より垂直相関の有無が検出される。そして、
この垂直相関検出器（11B）からは、例えば垂直相関部
に対応して低レベル“0"の信号が出力され、一方垂直非
相関部に対応して高レベル“1"の信号が出力される。
垂直相関検出器（11A），（11B）の出力信号は論理回
路（13）に供給されて演算される。上述した切換スイッ
チ（５）は、この論理回路（13）の出力信号で切換制御
される。すなわち、垂直相関検出器（11A），（11B）の
いずれかで垂直非相関部が検出されるときにはａ側に接
続され、その他のときにはｂ側に接続される。
路（13）に供給されて演算される。上述した切換スイッ
チ（５）は、この論理回路（13）の出力信号で切換制御
される。すなわち、垂直相関検出器（11A），（11B）の
いずれかで垂直非相関部が検出されるときにはａ側に接
続され、その他のときにはｂ側に接続される。
このような構成の本例においては、垂直相関検出器
（11A），（11B）のいずれでも垂直非相関が検出されな
いとき、したがって垂直相関部では、切換スイッチ
（５）がｂ側に接続されるので、減算器（６）の出力信
号であるフィールド差分信号が、ローパスフィルタ
（７）、切換スイッチ（５）、絶対値回路（８）を介し
て動き検出信号として出力される。したがって、本例に
よればフィールド周波数単位の速い動きも検出すること
ができる。
（11A），（11B）のいずれでも垂直非相関が検出されな
いとき、したがって垂直相関部では、切換スイッチ
（５）がｂ側に接続されるので、減算器（６）の出力信
号であるフィールド差分信号が、ローパスフィルタ
（７）、切換スイッチ（５）、絶対値回路（８）を介し
て動き検出信号として出力される。したがって、本例に
よればフィールド周波数単位の速い動きも検出すること
ができる。
第２図および第３図は、それぞれ時間−垂直面の走査
線構造を示す図であり、○印および は、それぞれ白色および黒色の主走査線を示している。
第１図例のフィールドメモリ（１）の入力信号をａ、そ
の出力信号をｂ、フィールドメモリ（２）の出力信号を
ｃ、信号ｂより1Hだけ遅れた信号をｄとすると、これら
信号ａ〜ｄは、第２図、第３図に図示する位置関係とな
る。
線構造を示す図であり、○印および は、それぞれ白色および黒色の主走査線を示している。
第１図例のフィールドメモリ（１）の入力信号をａ、そ
の出力信号をｂ、フィールドメモリ（２）の出力信号を
ｃ、信号ｂより1Hだけ遅れた信号をｄとすると、これら
信号ａ〜ｄは、第２図、第３図に図示する位置関係とな
る。
第２図に示すように、フィールドメモリ（１）の出力
信号ｂが垂直エッジ部の信号である場合を考える。この
場合、フィールド差分信号を動き検出信号とするもので
は、動き検出信号は|a−b|≠０となって、動画モードと
なり、 の部分に補間される補間走査線の信号ｅは例えば1/2
（ｂ＋ｄ）となる。そのため、Ａ側から見ると、このラ
インにラインフリッカが発生する。
信号ｂが垂直エッジ部の信号である場合を考える。この
場合、フィールド差分信号を動き検出信号とするもので
は、動き検出信号は|a−b|≠０となって、動画モードと
なり、 の部分に補間される補間走査線の信号ｅは例えば1/2
（ｂ＋ｄ）となる。そのため、Ａ側から見ると、このラ
インにラインフリッカが発生する。
上述構成においては、垂直相関検出器（11B）で垂直
非相関部（垂直エッジ部）が検出されるときには、切換
スイッチ（５）がａ側に接続されるので、減算器（３）
の出力信号であるフレーム差分信号がローパスフィルタ
（４）、切換スイッチ（５）、絶対値回路（８）を介し
て動き検出信号として出力される。フレーム差分信号を
動き検出信号とするものでは、動き検出信号は|a−c|＝
０となって静止画モードとなる。したがって、 の部分に補間される補間走査線の信号ｅは、例えばａと
なり、ラインフリッカは発生しない。
非相関部（垂直エッジ部）が検出されるときには、切換
スイッチ（５）がａ側に接続されるので、減算器（３）
の出力信号であるフレーム差分信号がローパスフィルタ
（４）、切換スイッチ（５）、絶対値回路（８）を介し
て動き検出信号として出力される。フレーム差分信号を
動き検出信号とするものでは、動き検出信号は|a−c|＝
０となって静止画モードとなる。したがって、 の部分に補間される補間走査線の信号ｅは、例えばａと
なり、ラインフリッカは発生しない。
つぎに、第３図に示すように、フィールドメモリ
（１）の入力信号ａが垂直エッジ部の信号である場合を
考える。この場合、フィールド差分信号を動き検出信号
とするものでは、動き検出信号は|a−b|≠０となって、
動画モードとなり、 の部分に補間される補間走査線の信号ｅは例えば1/2
（ｂ＋ｄ）となる。そのため、Ａ側から見ると、このラ
インにラインフリッカが発生する。
（１）の入力信号ａが垂直エッジ部の信号である場合を
考える。この場合、フィールド差分信号を動き検出信号
とするものでは、動き検出信号は|a−b|≠０となって、
動画モードとなり、 の部分に補間される補間走査線の信号ｅは例えば1/2
（ｂ＋ｄ）となる。そのため、Ａ側から見ると、このラ
インにラインフリッカが発生する。
上述構成においては、垂直相関検出器（11A）で垂直
非相関部（垂直エッジ部）が検出されるときには、切換
スイッチ（５）がａ側に接続されるので、減算器（３）
の出力信号であるフレーム差分信号がローパスフィルタ
（４）、切換スイッチ（５）、絶対値回路（８）を介し
て動き検出信号として出力される。フレーム差分信号を
動き検出信号とするものでは、動き検出信号は|a−c|＝
０となって静止画モードとなる。したがって、 の部分に補間される補間走査線の信号ｅは、例えばａと
なり、ラインフリッカは発生しない。
非相関部（垂直エッジ部）が検出されるときには、切換
スイッチ（５）がａ側に接続されるので、減算器（３）
の出力信号であるフレーム差分信号がローパスフィルタ
（４）、切換スイッチ（５）、絶対値回路（８）を介し
て動き検出信号として出力される。フレーム差分信号を
動き検出信号とするものでは、動き検出信号は|a−c|＝
０となって静止画モードとなる。したがって、 の部分に補間される補間走査線の信号ｅは、例えばａと
なり、ラインフリッカは発生しない。
この発明によれば、垂直相関部ではフィールド差分信
号を動き検出信号とするので、フィールド周波数単位の
速い動きも検出することができる。しかも、垂直非相関
部ではフレーム差分信号を動き検出信号とするので、検
出エラーを生じることがなく、ラインフリッカ等は発生
しない。また、フィールドメモリを３枚以上使用した
り、時間軸フィルタ等を配して検出エラーに対処するも
のでもないので、回路規模が大きくなることはない。
号を動き検出信号とするので、フィールド周波数単位の
速い動きも検出することができる。しかも、垂直非相関
部ではフレーム差分信号を動き検出信号とするので、検
出エラーを生じることがなく、ラインフリッカ等は発生
しない。また、フィールドメモリを３枚以上使用した
り、時間軸フィルタ等を配して検出エラーに対処するも
のでもないので、回路規模が大きくなることはない。
第１図はこの発明の一実施例を示す構造図、第２図およ
び第３図は時間−垂直面の走査線構造を示す図、第４図
はテレビジョン受像機の一例の構成図、第５図は動き検
出回路の構成図、第６図および第７図はその説明のため
の図である。 （１），（２）はフィールドメモリ、（３），（６）は
減算器、（４），（７）はローパスフィルタ、（５）は
切換スイッチ、（８）は絶対値回路、（11A），（11B）
は垂直相関検出器、（12A），（12B）はラインメモリ、
（13）は論理回路である。
び第３図は時間−垂直面の走査線構造を示す図、第４図
はテレビジョン受像機の一例の構成図、第５図は動き検
出回路の構成図、第６図および第７図はその説明のため
の図である。 （１），（２）はフィールドメモリ、（３），（６）は
減算器、（４），（７）はローパスフィルタ、（５）は
切換スイッチ、（８）は絶対値回路、（11A），（11B）
は垂直相関検出器、（12A），（12B）はラインメモリ、
（13）は論理回路である。
Claims (2)
- 【請求項１】輝度信号よりフレーム差分を検出するフレ
ーム差分検出回路と、 上記輝度信号よりフィールド差分を検出するフィールド
差分検出回路と、 上記フレーム差分検出回路および上記フィールド差分検
出回路の出力信号のいずれかを選択するスイッチ回路
と、 上記輝度信号より垂直相関を検出する垂直相関検出器と
を備え、 上記スイッチ回路は、上記垂直相関検出器によって切換
制御され、垂直相関部では上記フィールド差分検出回路
の出力信号が選択されると共に、垂直非相関部では上記
フレーム差分検出回路の出力信号が選択されることを特
徴とするテレビジョン受像機。 - 【請求項２】輝度信号よりフレーム差分を検出するフレ
ーム差分検出回路と、 上記輝度信号よりフィールド差分を検出するフィールド
差分検出回路と、 上記フレーム差分検出回路および上記フィールド差分検
出回路の出力信号のいずれかを選択するスイッチ回路
と、 上記輝度信号より垂直相関を検出する垂直相関検出器と
を備え、 上記スイッチ回路は、上記垂直相関検出器によって切換
制御され、垂直相関部では上記フィールド差分検出回路
の出力信号が選択されると共に、垂直非相関部では上記
フレーム差分検出回路の出力信号が選択されることを特
徴とする動き検出回路。
Priority Applications (8)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63183204A JP2730065B2 (ja) | 1988-07-22 | 1988-07-22 | テレビジョン受像機及び動き検出回路 |
| CA000604330A CA1322241C (en) | 1988-07-22 | 1989-06-29 | Moving detection circuit |
| US07/379,054 US4972259A (en) | 1988-07-22 | 1989-07-13 | Adaptive comb filter circuit including a plurality of filters and a switching means which results in improved movement detection in television signals |
| KR1019890010010A KR930002146B1 (ko) | 1988-07-22 | 1989-07-14 | 움직임검출회로 |
| NL8901885A NL194936C (nl) | 1988-07-22 | 1989-07-20 | Bewegende detectiekring. |
| GB8916621A GB2221814B (en) | 1988-07-22 | 1989-07-20 | Motion detection circuits |
| DE3924249A DE3924249C2 (de) | 1988-07-22 | 1989-07-21 | Bewegungs-Erfassungsschaltung |
| FR8909899A FR2638044B1 (fr) | 1988-07-22 | 1989-07-21 | Circuit de detection de mouvement |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63183204A JP2730065B2 (ja) | 1988-07-22 | 1988-07-22 | テレビジョン受像機及び動き検出回路 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0233280A JPH0233280A (ja) | 1990-02-02 |
| JP2730065B2 true JP2730065B2 (ja) | 1998-03-25 |
Family
ID=16131597
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63183204A Expired - Lifetime JP2730065B2 (ja) | 1988-07-22 | 1988-07-22 | テレビジョン受像機及び動き検出回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2730065B2 (ja) |
-
1988
- 1988-07-22 JP JP63183204A patent/JP2730065B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0233280A (ja) | 1990-02-02 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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