JP2726490B2 - 口腔用組成物 - Google Patents
口腔用組成物Info
- Publication number
- JP2726490B2 JP2726490B2 JP11655989A JP11655989A JP2726490B2 JP 2726490 B2 JP2726490 B2 JP 2726490B2 JP 11655989 A JP11655989 A JP 11655989A JP 11655989 A JP11655989 A JP 11655989A JP 2726490 B2 JP2726490 B2 JP 2726490B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plaque
- weight
- nicotinic acid
- protease
- sodium chloride
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Cosmetics (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は健常人の歯垢を除去するのに有益なプロテ
アーゼと、歯肉の血行促進に有益な塩化ナトリウム、ニ
コチン酸エステルの一種以上を活性成分として含むこと
を特徴とする口腔用組成物に関するものである。
アーゼと、歯肉の血行促進に有益な塩化ナトリウム、ニ
コチン酸エステルの一種以上を活性成分として含むこと
を特徴とする口腔用組成物に関するものである。
人間の歯垢は、う蝕、歯石、歯周病(歯肉炎、歯周
炎)の進行において重要な役割を演じている。歯垢は、
歯及び歯周組織に付着し、多糖結合、レクチン結合、イ
オン結合、疎水結合等の働きでその形を保っている。こ
れら多糖の一つ、グルカンは、デキストラナーゼにより
酵素的に加水分解されることが、従来の方法では認めら
れてきた。口腔用衛生材料における、デキストラナーゼ
の使用は、ウッドルフ(Woodruff)等により、アメリカ
合衆国特許出願10983号において提唱された。
炎)の進行において重要な役割を演じている。歯垢は、
歯及び歯周組織に付着し、多糖結合、レクチン結合、イ
オン結合、疎水結合等の働きでその形を保っている。こ
れら多糖の一つ、グルカンは、デキストラナーゼにより
酵素的に加水分解されることが、従来の方法では認めら
れてきた。口腔用衛生材料における、デキストラナーゼ
の使用は、ウッドルフ(Woodruff)等により、アメリカ
合衆国特許出願10983号において提唱された。
しかしながら、ストレプトコッカス・ミュータンス
(Streptococcus mutans)の砂糖を含む培地で培養した
時に形成される人工的な歯垢の分解において、デキスト
ラナーゼの有効性が認められているが、人間、特に健常
人の歯垢に対しては無効であることがカルドウェル(Ca
ldwell)等により、ジャーナル・オブ・アメリカン・デ
ンタル・アソシエーション(J.Am.Dent.Assos.)82,124
(1971)及びナイマン(Nyman)等により、オドントル
・レビー(Odontol.Revy)23,243(1972)で提示され
た。
(Streptococcus mutans)の砂糖を含む培地で培養した
時に形成される人工的な歯垢の分解において、デキスト
ラナーゼの有効性が認められているが、人間、特に健常
人の歯垢に対しては無効であることがカルドウェル(Ca
ldwell)等により、ジャーナル・オブ・アメリカン・デ
ンタル・アソシエーション(J.Am.Dent.Assos.)82,124
(1971)及びナイマン(Nyman)等により、オドントル
・レビー(Odontol.Revy)23,243(1972)で提示され
た。
一方、歯垢には多くの蛋白が含有されており、歯垢除
去におけるプロテアーゼの有効性が、モール(Molle)
により、ジャーナル・オブ・ソサイティー・カリフォル
ニア・デンタル・アソシエーション(J.So.Calf.Ass)3
5,391(1967)において、及びシェーバー(Shaver)等
により、ジャーナル・オブ・ペリオドントロジー(J.Pe
riodontology)41,33(1970)において提唱された。
去におけるプロテアーゼの有効性が、モール(Molle)
により、ジャーナル・オブ・ソサイティー・カリフォル
ニア・デンタル・アソシエーション(J.So.Calf.Ass)3
5,391(1967)において、及びシェーバー(Shaver)等
により、ジャーナル・オブ・ペリオドントロジー(J.Pe
riodontology)41,33(1970)において提唱された。
ところで、歯垢の有する為害性は、詳しく研究されて
おり、歯周病(歯肉炎、歯周炎)の進行には口腔内の歯
垢、特に歯肉縁下の歯垢による影響が大きいと言われて
いる。こうした部分の歯垢の除去が上記疾患の予防に有
効であると広く認められている。
おり、歯周病(歯肉炎、歯周炎)の進行には口腔内の歯
垢、特に歯肉縁下の歯垢による影響が大きいと言われて
いる。こうした部分の歯垢の除去が上記疾患の予防に有
効であると広く認められている。
一方、生体側からみた歯肉の健常化の手段としては、
歯肉の血行促進が有効であることが認められており、種
々の方法が提案されている。例えば、歯周病の予防に塩
化ナトリウムが有効であることは周知であり、その作用
は歯肉の血行促進によるものであると辻田等により、日
歯周誌30,(3),868(1988)で提示された。
歯肉の血行促進が有効であることが認められており、種
々の方法が提案されている。例えば、歯周病の予防に塩
化ナトリウムが有効であることは周知であり、その作用
は歯肉の血行促進によるものであると辻田等により、日
歯周誌30,(3),868(1988)で提示された。
同様に歯肉の血行促進にニコチン酸エステルが有効で
あり、口腔衛生のため用いることは、辻田等により特開
昭61-293909で提唱された。
あり、口腔衛生のため用いることは、辻田等により特開
昭61-293909で提唱された。
歯周病(歯肉炎、歯周炎)の進行を予防する為には、
その原因となる歯垢を除去し、同時に歯肉の抵抗性を高
める為に局所の血行促進が有効であることは上述した通
りである。しかし、歯垢除去に有効で、しかも歯肉の十
分な血行促進能を有する口腔用組成物は存在していな
い。そこで、これら歯周病の原因となる歯垢を除去し、
更に歯肉の顕著な血行促進能を有するものが望まれてい
る。
その原因となる歯垢を除去し、同時に歯肉の抵抗性を高
める為に局所の血行促進が有効であることは上述した通
りである。しかし、歯垢除去に有効で、しかも歯肉の十
分な血行促進能を有する口腔用組成物は存在していな
い。そこで、これら歯周病の原因となる歯垢を除去し、
更に歯肉の顕著な血行促進能を有するものが望まれてい
る。
かかる問題を克服するため、本発明者らは更に鋭意研
究を行った結果、健常人の歯垢を除去するのにプロテア
ーゼが極めて有効であることを確認すると共に、更に、
プロテアーゼと塩化ナトリウム、ニコチン酸エステルの
一種以上を同時に使用することが、歯肉の血行促進に極
めて有効であることを発見して本発明に到ったものであ
る。
究を行った結果、健常人の歯垢を除去するのにプロテア
ーゼが極めて有効であることを確認すると共に、更に、
プロテアーゼと塩化ナトリウム、ニコチン酸エステルの
一種以上を同時に使用することが、歯肉の血行促進に極
めて有効であることを発見して本発明に到ったものであ
る。
従って、本発明は、プロテアーゼと、塩化ナトリウ
ム、ニコチン酸エステルの一種以上とを含有する口腔用
組成物を提供するものである。
ム、ニコチン酸エステルの一種以上とを含有する口腔用
組成物を提供するものである。
以下、本発明につき更に詳しく説明する。
本発明の口腔用組成物は、上述したようにプロテアー
ゼと、塩化ナトリウム、ニコチン酸エステルの一種以上
の組み合わせを使用するものである。
ゼと、塩化ナトリウム、ニコチン酸エステルの一種以上
の組み合わせを使用するものである。
ここで用いるプロテアーゼは、例えばバチルス(Baci
llus)属細菌の生産するスブチリシン(ノヴォ社製)、
アルカラーゼ(ノヴォ社製)、エスペラーゼ(ノヴォ社
製)、サビナーゼ(ノヴォ社製)、ナガーゼ(長瀬生化
学工業社製)、API-21(昭和電工社製)、アスペルギル
ス(Aspergillus)属糸状菌の生産するプロザイム(天
野製薬社製)、セラチア(Serratia)属細菌の生産する
セラチオペプチダーゼ等が挙げられる。また、例えば果
実由来のパパイン、ブロメライン等が挙げられる。ま
た、例えば土壌等より分離したプロテアーゼ生産菌株の
培養液も使用し得る。
llus)属細菌の生産するスブチリシン(ノヴォ社製)、
アルカラーゼ(ノヴォ社製)、エスペラーゼ(ノヴォ社
製)、サビナーゼ(ノヴォ社製)、ナガーゼ(長瀬生化
学工業社製)、API-21(昭和電工社製)、アスペルギル
ス(Aspergillus)属糸状菌の生産するプロザイム(天
野製薬社製)、セラチア(Serratia)属細菌の生産する
セラチオペプチダーゼ等が挙げられる。また、例えば果
実由来のパパイン、ブロメライン等が挙げられる。ま
た、例えば土壌等より分離したプロテアーゼ生産菌株の
培養液も使用し得る。
ここで用いる塩化ナトリウムは、食用塩が好適であ
り、溶解状態でも更に結晶塩が含まれても使用し得る。
り、溶解状態でも更に結晶塩が含まれても使用し得る。
ここで用いるニコチン酸エステルとしては、例えばニ
コチン酸メチルエステル、ニコチン酸エチルエステル、
ニコチン酸ベンジルエステル等が挙げられる。
コチン酸メチルエステル、ニコチン酸エチルエステル、
ニコチン酸ベンジルエステル等が挙げられる。
本発明に係わる口腔用組成物は、練歯磨、粉歯磨、液
状歯磨等の歯磨類、マウスウォッシュ、口腔用パスタ、
歯肉マッサージクリーム、うがい用錠剤、トローチ、チ
ューインガム、アイスクリーム、ホイップクリームなど
口腔内に適用される種々の態様に調製され、使用され
る。
状歯磨等の歯磨類、マウスウォッシュ、口腔用パスタ、
歯肉マッサージクリーム、うがい用錠剤、トローチ、チ
ューインガム、アイスクリーム、ホイップクリームなど
口腔内に適用される種々の態様に調製され、使用され
る。
この場合、前記のプロテアーゼと、塩化ナトリウム及
び/又はニコチン酸エステルとは、混合してマイクロカ
プセル化しても、そのまま所定の剤型に調製してもよ
く、或いは、それぞれ別個の剤型に調製し、使用時に併
用するようにしてもよい。
び/又はニコチン酸エステルとは、混合してマイクロカ
プセル化しても、そのまま所定の剤型に調製してもよ
く、或いは、それぞれ別個の剤型に調製し、使用時に併
用するようにしてもよい。
前記プロテアーゼは、剤型全体の0.0001〜10重量%、
特に0.001〜5重量%、塩化ナトリウムは、剤型全体の
0.01〜30重量%、特に0.1〜10重量%、ニコチン酸エス
テルは、剤型全体の0.0001〜10重量%、特に0.001〜1
重量%の配合量とし、口腔内適用することが望ましい。
特に0.001〜5重量%、塩化ナトリウムは、剤型全体の
0.01〜30重量%、特に0.1〜10重量%、ニコチン酸エス
テルは、剤型全体の0.0001〜10重量%、特に0.001〜1
重量%の配合量とし、口腔内適用することが望ましい。
なお、本発明の口腔用組成物の他の成分としては、使
用目的、使用態様等に応じた適宜な成分が用いられる。
例えは練歯磨の場合であれば、第二リン酸カルシウム、
炭酸カルシウム、ピロリン酸カルシウム、不溶性メタリ
ン酸ナトリウム、非晶質シリカ、結晶質シリカ、アルミ
ノシリケート、酸化アルミニウム、水酸化アルミニウ
ム、レジン等の研磨剤、カルボキシメチルセルロース、
ヒドロキシエチルセルロース、アルギン酸塩、カラゲナ
ン、アラビアゴム、ポリビニルアルコール等の粘結剤、
ポリエチレングリコール、ソルビトール、グリセリン、
プロピレングリコール等の粘稠剤、ラウリル硫酸ナトリ
ウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、N−ラ
ウロイルザルコシン酸ナトリウム、N−アシルグルタミ
ン酸塩、ショ糖脂肪酸エステル等の発泡剤、それにペパ
ーミント、スペアミント等の精油、1−メントール、カ
ルボン、オイゲノール、アネトール等の香料素材などの
香料、サッカリンナトリウム、ステビオサイド、ネオヘ
スペリジルジヒドロカルコン、グリチルリチン、ベルラ
ルチン、p−メトキシシンナミックアルデヒドなどの甘
味剤、防腐剤などの成分を水と混和し、常法に従って製
造する。また、マウスウォッシュ等の口腔洗浄剤その他
においても、製品の性状に応じた成分が適宜配合され
る。
用目的、使用態様等に応じた適宜な成分が用いられる。
例えは練歯磨の場合であれば、第二リン酸カルシウム、
炭酸カルシウム、ピロリン酸カルシウム、不溶性メタリ
ン酸ナトリウム、非晶質シリカ、結晶質シリカ、アルミ
ノシリケート、酸化アルミニウム、水酸化アルミニウ
ム、レジン等の研磨剤、カルボキシメチルセルロース、
ヒドロキシエチルセルロース、アルギン酸塩、カラゲナ
ン、アラビアゴム、ポリビニルアルコール等の粘結剤、
ポリエチレングリコール、ソルビトール、グリセリン、
プロピレングリコール等の粘稠剤、ラウリル硫酸ナトリ
ウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、N−ラ
ウロイルザルコシン酸ナトリウム、N−アシルグルタミ
ン酸塩、ショ糖脂肪酸エステル等の発泡剤、それにペパ
ーミント、スペアミント等の精油、1−メントール、カ
ルボン、オイゲノール、アネトール等の香料素材などの
香料、サッカリンナトリウム、ステビオサイド、ネオヘ
スペリジルジヒドロカルコン、グリチルリチン、ベルラ
ルチン、p−メトキシシンナミックアルデヒドなどの甘
味剤、防腐剤などの成分を水と混和し、常法に従って製
造する。また、マウスウォッシュ等の口腔洗浄剤その他
においても、製品の性状に応じた成分が適宜配合され
る。
なお、本発明においては、ビタミンC、ビタミンE、
アラントインクロルヒドロキシアルミニウム、アズレ
ン、水溶性第一もしくは第二リン酸塩、第四級アンモニ
ウム化合物、フッ化化合物、塩化リゾチーム、ゼオライ
ト、ヒノキチオール、生薬抽出物などの有効成分を配合
することもできる。
アラントインクロルヒドロキシアルミニウム、アズレ
ン、水溶性第一もしくは第二リン酸塩、第四級アンモニ
ウム化合物、フッ化化合物、塩化リゾチーム、ゼオライ
ト、ヒノキチオール、生薬抽出物などの有効成分を配合
することもできる。
本発明に係わる口腔用組成物は、前記プロテアーゼ
と、塩化ナトリウム、ニコチン酸エステルの一種以上と
を含有することにより、健常人の歯垢を有効に除去し、
更に歯肉の顕著な血行促進をすることで、歯周病の予防
をすることができる。
と、塩化ナトリウム、ニコチン酸エステルの一種以上と
を含有することにより、健常人の歯垢を有効に除去し、
更に歯肉の顕著な血行促進をすることで、歯周病の予防
をすることができる。
次に実施例を示し、本発明の効果を具体的に示す。
1)歯垢除去実験 下記評価系を作成し、歯垢除去能を検討した。
ヒトの口腔内より採取した歯垢20mgをヒトより採取し
た唾液上清30mlに接種し、嫌気状態で37度、24時間培養
した。この時、歯のモデルとしてヒドロキシアパタイト
片(10×10×2mm、旭光学社製)を上記培養液中に浸漬
し、歯垢を形成させた。その後、試料を添加し、37度、
1時間反応後、プロスペック染色液 (而至歯科工業社
製)を用いて染色した。乾燥後、色差形1001DP(日本電
色工業社製)で除去度を測定し、コントロールに対する
相対値を計算した。表1に結果を示す。
た唾液上清30mlに接種し、嫌気状態で37度、24時間培養
した。この時、歯のモデルとしてヒドロキシアパタイト
片(10×10×2mm、旭光学社製)を上記培養液中に浸漬
し、歯垢を形成させた。その後、試料を添加し、37度、
1時間反応後、プロスペック染色液 (而至歯科工業社
製)を用いて染色した。乾燥後、色差形1001DP(日本電
色工業社製)で除去度を測定し、コントロールに対する
相対値を計算した。表1に結果を示す。
2)血行促進作用実験 体重2.5〜3.0kgの雌性家兎の背位を固定し、気管カニ
ューレを挿入した後、人工呼吸を行いながら筋弛緩剤
(デイアルフエリン )を体重1kgあたり1mgになる様に
静脈注射して身体を麻痺させた。続いて、糸で下顎口唇
を引き下げ、切歯部歯肉を露出させた。
ューレを挿入した後、人工呼吸を行いながら筋弛緩剤
(デイアルフエリン )を体重1kgあたり1mgになる様に
静脈注射して身体を麻痺させた。続いて、糸で下顎口唇
を引き下げ、切歯部歯肉を露出させた。
一方、塩化ナトリウムあるいはニコチン酸エステルを
2重量%カルボキシメチルセルロース水溶液に所定濃度
を分散させた。
2重量%カルボキシメチルセルロース水溶液に所定濃度
を分散させた。
分散液をピペットで採取し、兎の切歯部歯肉に2〜3
滴落とし、その血流量をレーザードップラー血流計(PE
RIFLUX )で測定した。次いで、この分散液を生理食塩
水で洗い流し、また同様の操作を行った。薬剤の濃度は
低い方から順に行い、血流量は、コントロールに対する
相対値を計算した。薬剤の濃度と血流量の測定結果を表
2に示す。
滴落とし、その血流量をレーザードップラー血流計(PE
RIFLUX )で測定した。次いで、この分散液を生理食塩
水で洗い流し、また同様の操作を行った。薬剤の濃度は
低い方から順に行い、血流量は、コントロールに対する
相対値を計算した。薬剤の濃度と血流量の測定結果を表
2に示す。
この結果から明らかなように、プロテアーゼが、塩化
ナトリウム、ニコチン酸エステル等が持つ血行促進効果
を顕著に増大させることがわかった。
ナトリウム、ニコチン酸エステル等が持つ血行促進効果
を顕著に増大させることがわかった。
〔実施例〕 次に本発明の実施例を示し、本発明を更に詳細に説明
する。
する。
実施例1 次の各成分を脱気混合し、ペースト状歯磨剤とした。
プロテアーゼ・ナガーゼ 0.10重量% 塩化ナトリウム 15.00 歯磨用リン酸カルシウム 30.00 無水ケイ酸 2.0 カルボキシメチルセルロース 2.00 ラウリル硫酸ナトリウム 1.50 サッカリンナトリウム 0.10 グリセリン 10.00 70%ソルビット液 15.00 香料 0.80 精製水 適量 計 100.00重量% 実施例2 次の各成分を脱気混合し、透明な歯磨剤を得た。
ニコチン酸エチルエステル 0.05重量% 無水ケイ酸 35.00 カルボキシメチルセルロース 1.20 プロテアーゼ・ナガーゼ 0.05 精製水 適量 計 100.00重量% 実施例3 次の各成分を脱気乳化し、クリーム状の歯肉塗布剤と
した。
した。
プロテアーゼ・ナガーゼ 0.50重量% ニコチン酸メチルエステル 0.10 モノエタノールアミン 0.10 流動パラフィン 7.00 ポリビニルアルコール 5.00 脂肪酸モノグリセライド 3.00 グリセリン 15.00 香料 0.10 香料 微量 粉末ショ糖 適量 計 100.00重量% 実施例4 次の成分を混合し、水を少量加えてペースト状にした
後円板状に成型し、乾燥させてトローチを得た。
後円板状に成型し、乾燥させてトローチを得た。
プロテアーゼ・ナガーゼ 0.10重量% ニコチン酸エチルエステル 1.00 クエン酸 0.10重量% アスパルテーム 0.10 デキストリン 10.00 アラビアゴム 3.00 香料 微量 乳糖 適量 計 100.00重量% 実施例5 次の成分を加熱練合(パパインのみ加熱後に添加)
し、成型してチューインガムとした。
し、成型してチューインガムとした。
ニコチン酸エチルエステル 0.10重量% ガム基剤 20.00 コーンシロップ 20.00 パパイン 0.10 ラウロイルグルタミン酸モノナトリウム 0.50 ショ糖脂肪酸エステル 2.00 サッカリンナトリウム 0.10 グリセリン 20.00 70%ソルビット液 35.00 香料 0.80重量% 着色剤 微量 精製水 適量 計 100.00重量% 実施例6 次の成分を混合して、液状の含嗽剤を得た。本品は、
水で20倍程度に希釈して使用される。
水で20倍程度に希釈して使用される。
ニコチン酸メチルエステル 0.50重量% パパイン 0.10 エタノール 10.00 サッカリンナトリウム 0.50 モノエタノールアミン 0.10 グルコン酸クロルヘキシジン 0.10 ブルロニック形界面活性剤 0.50 香料 0.20 精製水 適量 計 100.00重量%
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−293909(JP,A) 特開 昭53−26334(JP,A) 特公 昭52−31418(JP,B1)
Claims (1)
- 【請求項1】歯垢除去能を有するプロテアーゼと、歯肉
の血行を促進する塩化ナトリウム及びニコチン酸エステ
ルから選ばれた一種以上とを含有することを特徴とする
口腔用組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11655989A JP2726490B2 (ja) | 1989-05-10 | 1989-05-10 | 口腔用組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11655989A JP2726490B2 (ja) | 1989-05-10 | 1989-05-10 | 口腔用組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02295915A JPH02295915A (ja) | 1990-12-06 |
JP2726490B2 true JP2726490B2 (ja) | 1998-03-11 |
Family
ID=14690111
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11655989A Expired - Lifetime JP2726490B2 (ja) | 1989-05-10 | 1989-05-10 | 口腔用組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2726490B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4545271B2 (ja) * | 2000-03-30 | 2010-09-15 | 花王株式会社 | 歯磨剤組成物 |
JP4375664B2 (ja) * | 2002-04-23 | 2009-12-02 | 江崎グリコ株式会社 | 舌苔除去効果を有する食品 |
RU2293551C1 (ru) * | 2005-05-23 | 2007-02-20 | Ооо "Вдс" | Состав для профилактики заболеваний полости рта |
WO2007013175A1 (ja) * | 2005-07-29 | 2007-02-01 | Takeshi Tanaka | 歯用漂白剤 |
CN101370475A (zh) * | 2005-11-25 | 2009-02-18 | “Wds”公司 | 用于口腔护理的治疗和预防制剂 |
-
1989
- 1989-05-10 JP JP11655989A patent/JP2726490B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02295915A (ja) | 1990-12-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20070098650A1 (en) | Dental formulation | |
US5185153A (en) | Agents effecting the lysis of oral bacteria | |
JP4852223B2 (ja) | 口腔細菌の共凝集抑制剤 | |
JP2000154127A (ja) | 口腔用組成物 | |
US9023323B2 (en) | Oral compositions for prevention and reduction of bacterial adhesion to oral surfaces | |
RU2388455C2 (ru) | Композиции для обработки ротовой полости, содержащие антиадгезионный агент, противобактериальное средство и несовместимое соединение | |
JPH09295924A (ja) | 歯垢の酸中和剤及び口腔用組成物 | |
JP2726490B2 (ja) | 口腔用組成物 | |
JP3060238B2 (ja) | 口腔用組成物 | |
JP3783762B2 (ja) | ステイン除去用口腔用組成物 | |
JP2548265B2 (ja) | 口腔衛生用医薬 | |
JP3336688B2 (ja) | 口腔用組成物 | |
KR100564231B1 (ko) | 소프트 비드를 함유하는 치약 조성물 | |
JPS5811927B2 (ja) | 口腔組成物 | |
JP3491027B2 (ja) | 口腔用組成物 | |
JP2854114B2 (ja) | 口腔用組成物 | |
JP4709735B2 (ja) | 口腔細菌の共凝集抑制剤 | |
JP2002255773A (ja) | 口腔用組成物 | |
JPH02250816A (ja) | 口腔用組成物 | |
Pader | Dental products | |
KR0170108B1 (ko) | 유창목 수지 및 발색 조성물을 함유한 치약 조성물 | |
JP2000229823A (ja) | 口腔用組成物 | |
JP2001002542A (ja) | 口腔用組成物 | |
JPH0331210A (ja) | 口腔用組成物 | |
JP3065947B2 (ja) | 口腔用組成物 |