JP2725705B2 - 燃料電池用セルセパレーター - Google Patents

燃料電池用セルセパレーター

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JP2725705B2 JP63304003A JP30400388A JP2725705B2 JP 2725705 B2 JP2725705 B2 JP 2725705B2 JP 63304003 A JP63304003 A JP 63304003A JP 30400388 A JP30400388 A JP 30400388A JP 2725705 B2 JP2725705 B2 JP 2725705B2
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、ガス不透過性、機械的強度等の諸特性にす
ぐれた燃料電池セルセパレーターに関する。
<従来技術> 燃料電池として代表的なものにリン酸型燃料電池があ
る。
燃料電池セルセパレーターは燃料電池においてきわめ
て重要な構成部品であり、ガス不透過性、電気伝導性、
機械的強度、耐熱性、耐薬品性等の各種物性が要求され
る。
従来この種セパレーターとしては炭素粉末を樹脂結着
したもの、高密度黒鉛にフエノール樹脂を含浸したも
の、フエノール樹脂又はフラン樹脂を炭化焼成したも
の、これらの樹脂に黒鉛末、炭素繊維等を加えて炭化焼
成したもの等がある。しかし、セパレーターとして特に
電気伝導性の観点からセパレーターの板厚は薄い程好ま
しいのであるが、従来のものでは0.2〜1.5mm程度に薄板
化した場合、機械的強度及びガス不透過性が低下すると
いう問題があった。
<構成> 本発明者らはこの問題点を解決する為に、薄板成形性
にすぐれ、焼成炭化後の炭素含量が高く且つ収率も高い
ポリカルボジイミド樹脂に着目して鋭意研究の結果本発
明に至ったものである。
しかして本発明の構成はポリカルボジイミド樹脂を薄
板に成形し焼成炭化してなる燃料電池セパレーター及び
ポリカルボジイミド樹脂とポリカルボジイミド繊維の混
合物を薄板に成形し、焼成炭化してなる燃料電池よりな
る。
以下本発明について更に詳しく述べる。
本発明において使用されるポリカルボジイミド樹脂は
それ自体既知のものであり或いは既知のものと同様にし
て製造することができるものであって[米国特許第2,94
1,966号明細書;特公昭47−33279号公報;J.Org.Chem.2
8,2069〜2075(1963);Chemical Review,1981,Vol.81,N
o.4,619〜621等参照]、例えば、有機ジイソシアネート
の脱二酸化炭素を伴う縮合反応により容易に製造するこ
とができる。ポリカルボジイミド樹脂の製造に使用され
る有機ジイソシアネートは脂肪族系、脂環式系、芳香族
系、芳香−脂肪族系等いずれのタイプのものであっても
よく、これらは単独で用いてもよく或いは2種以上組合
わせて用いて共重合体としてもよい。
しかして、本発明の方法において使用されるポリカル
ボジイミド樹脂には下記式 −R−N=C=N− 式中、Rは有機ジイソシアネート残基を表わす、 で示される少なくとも1種の繰返し単位からなる単独重
合体又は共重合体が包含される。上記式(I)における
有機ジイソシアネート残基Rとしては中でも芳香族ジイ
ソシアネート残基が好適である[ここで有機ジイソシア
ネート残基とは有機ジイソシアネート分子から2つのイ
ソシアネート基(NCO)を除いた残りの部分である]。
そのようなポリカルボジイミド樹脂の具体例としては次
のものを挙げることができる。
上記各式中において、nは10〜10,000の範囲内、好ま
しくは50〜5,000の範囲である。
ここでポリカルボジイミド樹脂の末端はモノイソシア
ネート等を用いて封止されていてもよい。
以上述べたポリカルボジイミド樹脂は溶液のまま、あ
るいは溶液から沈殿させた粉末として得ることができ
る。このようにして得られたポリカルボジイミド樹脂は
次に薄板に成形される。薄板に成形するにはポリカルボ
ジイミド樹脂を重合終了後の溶液のまま、あるいはいっ
たん粉末として得て後、溶媒に溶解した溶液とし、この
溶液を例えば平滑なガラス板上等にキヤストして後溶媒
を除去することによる。溶媒としてはテトラクロロエチ
レン、トリクロロエチレン、テトラヒドロフラン、ジオ
キサン、モノクロロベンゼン、ジクロロベンゼン、ジメ
チルホルムアミド、N−メチル−2−ピロリドン、ジメ
チルアセトアミド、ジメチルスルフオキシド等が使用で
きる。又粉末の場合は圧縮成形、ロール成形、射出成
形、トランスフアー成形等によってもよい。これらによ
り薄板の厚みとしては0.1mm〜3mm程度のものを容易に得
ることができる。
この薄板を焼成炭化するのであるが、焼成は真空中又
は不活性気体中の非酸化性雰囲気下で室温付近〜200℃
付近から600℃〜3,000℃、好しくは900℃〜2,000℃まで
昇温して行う。昇温は徐々に行うことが好しく、好しく
は30℃/min以下で行う。600℃以上に焼成すればほぼ目
的の最終物性のものが得られるが、好しくは900℃〜2,0
00℃においてより良好な物性が得られる。
最終温度が600℃以下では電気伝導性が低下してしま
い、又、3000℃以上では収率が低下してしまう。
又上記焼成条件においては最終温度に達した時点でほ
ぼ最終物性を得ることができるので最終温度に達した後
更にその温度で焼成する必要はない。
又本発明者らは上述のセルセパレーターの機械的強度
を更に強化するにはポリカルボジイミド樹脂をポリカル
ボジイミド繊維との混合物として使用することが特に有
効であることを見い出し第2の発明に至った。本発明に
用いられるポリカルボジイミド繊維は前述の方法によっ
て得られるポリカルボジイミド樹脂を繊維化することに
よって得られる。すなわち分子量10,000〜数十万のポリ
カルボジイミド樹脂を従来既知の乾式法、湿式法又は溶
融紡糸することによって得られる。ポリカルボジイミド
樹脂と、ポリカルボジイミド繊維との混合は互いに均質
になるように行うが、混合は樹脂が粉末であればボール
ミル等を用いて、又溶液中に添加して混合する場合はミ
キサー等で撹拌混合する。ポリカルボジイミド繊維のポ
リカルボジイミド樹脂に対する配合量は該繊維と該樹脂
との混合物の10〜60重量%が、好しい。10%未満では繊
維強化としての効果は顕著ではなく又60%を超えるとガ
ス不透過性が低下する。
このようにポリカルボジイミド繊維を添加した場合補
強効果が著しいがこれはポリカルボジイミド繊維が炭化
処理後も繊維の形状を維持し、かつマトリツクス樹脂と
同一の素材で熱収縮率に差がない為であると考えられ
る。
このように本発明によれば燃料電池セルセパレーター
は従来のものに比較して薄くかつしかも機械的強度にす
ぐれるとともに他の諸物性も良好なものとして得ること
ができる。又ポリカルボジイミド繊維を添加すれば更に
機械的強度を向上させることができる。
以下実施例について述べる。
実施例 1 2,4−トリレンジイソシアネート/2,6−トリレンジイ
ソシアネート(80/20)混合物(TDI)54gをテトラクロ
ロエチレン500ml中で、カルボジイミド化触媒(1−フ
エニル3−メチルホスフオレンオキサイド)0.12gと共
に120℃で4時間反応させ、ポリカルボジイミド溶液を
得た。この溶液より乾式法により厚さ200μmのポリカ
ルボジイミド薄板を作成した。
作成した薄板を不活性気流中室温から昇温速度10℃/m
inで1000℃まで焼成炭化し、直ちに室温まで放冷して厚
さ180μmの炭素薄板を得た。
得られた炭素薄板の物性値を表−1に示す。
実施例 2 メチレンジフエニルジイソシアネート(MDI)50gをテ
トラヒドロフラン880ml中で、カルボジイミド化触媒0.1
3g(1−フエニル3−メチルホスフオレンオキサイド)
と共に、68℃で12時間反応させ、ポリカルボジイミド溶
液を得た。この溶液を、ガラス板上に展開し、乾式法に
より、200μmのポリカルボジイミドフイルムを得た。
このフイルムを、N2中、室温から、昇温速度10℃/minで
1000℃まで昇温し、ただちに放冷することで、180μm
の炭素薄板を得た。得られたフイルム薄板の物性値を表
−1に示す。
実施例 3 ジフエニルエーテルジイソシアネート50gをテトラヒ
ドロフラン850ml中で、カルボジイミド化触媒(1−フ
エニル3−メチルホスフオレンオキサイド)0.13gと共
に、68℃で12時間反応させ、ポリカルボジイミド溶液を
得た。この溶液を、ガラス板上に展開し、乾式法によ
り、200μmのポリカルボジイミドフイルムを得た。こ
のフイルムを、N2中、室温から、昇温速度10℃/minで10
00℃まで昇温し、ただちに放冷することで、180μmの
炭素薄板を得た。得られたフイルム薄板の物性値を表−
1に示す。
実施例 4 o−トリジンジイソシアネート50gを、クロロベンゼ
ン−THF(1:1)混合溶媒800ml中で、カルボジイミド化
触媒(1−フエニル3−メチルホスフオレンオキサイ
ド)0.13gと共に、85℃で10時間反応させ、ポリカルボ
ジイミド溶液を得た。この溶液を、ガラス板上に展開
し、乾式法により、200μmのポリカルボジイミドフイ
ルムを得た。このフイルムを、N2中で、室温から、昇温
速度10℃/minで1000℃まで昇温し、ただちに放冷するこ
とで、180μmの炭素薄板を得た。この薄板の物性値を
表−1に示す。
実施例 5 1−メトキシ−2,4−フエニレンジイソシアネート50g
を、テトラクロロエチレン−ジオキサン(1:1)混合溶
媒850ml中で、カルボジイミド化触媒(1−フエニル3
−メチルホスフオレンオキサイド)0.13gと共に、120℃
で4時間反応させ、ポリカルボジイミド溶液を得た。こ
の溶液を、ガラス板上に展開し、乾式法により、200μ
mのポリカルボジイミドフイルムを得た。このフイルム
を、N2中で、室温から、昇温速度10℃/minで1000℃まで
昇温し、ただちに放冷することで、180μmの炭素薄板
を得た。この薄板の物性値を表−1に示す。
実施例 6 パラフエニレンジイソシアネート50gを、テトラヒド
ロフラン880ml中で、カルボジイミド化触媒(1−フエ
ニル3−メチルホスフオレンオキサイド)0.13gと共
に、68℃で5時間反応させた。この溶液を室温に冷却す
ることで、ポリカルボジイミドが沈殿した。この沈殿物
を、ろ過し、100℃で2時間乾燥し、ポリカルボジイミ
ド粉末を得た。この粉末を、プレス温度180℃、プレス
圧80kg/cm2でプレス成形し、厚さ、500μmの薄板を得
た。この薄板を、N2中で室温から、5℃/minで1000℃ま
で昇温し、ただちに放冷することで、420μmの炭素薄
板を得た。この薄板の物性値を表−1に示す。
実施例 7 ナフチレンジイソシアネート50gを、テトラヒドロフ
ラン880ml中で、カルボジイミド化触媒(1−フエニル
3−メチルホスフオレンオキサイド)0.13gと共に、70
℃で8時間反応させ、実施例6と同様な方法で、ポリカ
ルボジイミド粉末を得た。さらに、プレス温度180℃、
プレス圧80kg/cm2でプレス成形し、厚さ、500μmの薄
板を得た。この薄板を、N2中で室温から、5℃/minで10
00℃まで昇温し、420μmの炭素薄板を得た。この薄板
の物性値を表−1に示す。
実施例 8 MDI50gを、テトラクロロエチレン820ml中で、カルボ
ジイミド化触媒(1−フエニル3−メチルホスフオレン
オキサイド)0.13gと共に、120℃、6時間反応させ、実
施例6と同様な方法で、ポリカルボジイミド粉末を得
た。この粉末を、プレス温度160℃、プレス圧80kg/cm2
でプレス成形し、厚さ、500μmの薄板を得た。この薄
板を、N2中で室温から、5℃/minで1000℃まで昇温し、
420μmの炭素薄板を得た。この薄板の物性値を表−1
に示す。
実施例 9 実施例8で得られたポリカルボジイミド粉末から、プ
レス温度160℃、プレス圧80kg/cm2でプレス成形し、厚
さ、1mmの薄板を得た。この薄板を、N2中、室温から、
昇温速度5℃/minで1000℃まで昇温し、840μmの炭素
薄板を得た。この薄板の物性値を表−1に示す。
実施例 10 MDI50gと、末端封止剤(フエニルイソシアネート)5g
を、テトラヒドロフラン880ml中で、カルボジイミド化
触媒(1−フエニル3−メチルホスフオレンオキサイ
ド)0.13gと共に、68℃、12時間反応させ、ポリカルボ
ジイミド溶液を得た。この溶液を、ガラス板上に展開
し、乾式法により、200μmのポリカルボジイミドフイ
ルムを得た。このフイルムを、N2中、室温から、昇温速
度10℃/minで1000℃まで昇温し、ただちに放冷すること
で、180μmの炭素薄板を得た。物性値を表−1に示
す。
実施例 11 実施例1で得られたポリカルボジイミド溶液から、乾
式法により、厚さ500μmのフイルムを得た。このフイ
ルムを、N2中、室温から、昇温速度10℃/minで1500℃ま
で昇温し、ただちに放冷することで、450μmの炭素薄
板を得た。得られた薄板の物性値を表−1に示す。
実施例 12 実施例1で得られたポリカルボジイミド溶液から、乾
式法により、厚さ2mmの薄板を得た。このフイルムを、
真空中、室温から、昇温速度1℃/minで1000℃まで昇温
し、ただちに放冷することで、1.8mmの炭素薄板を得
た。得られた薄板の物性値を表−1に示す。
比較例 1 市販の神戸製鋼燃料電池セパレーターGCコンポジツト
1mm厚のデータを表−1に示す。
実施例 13 メチレンジフエニルジイソシアネート(MDI)50gを、
テトラクロロエチレン820ml中で、カルボジイミド化触
媒(1−フエニル3−メチルホスフオレンオキサイド)
0.13gと共に、120℃、6時間反応させた。この溶液を室
温に冷却することで、ポリカルボジイミドが沈殿した。
この沈殿物を、ろ過し、100℃で2時間乾燥し、ポリカ
ルボジイミド粉末を得た。
この粉末を、120℃で溶融紡糸を行ない、直径、10μ
mのポリカルボジイミド繊維を得た。さらに、この繊維
を、繊維長、10mm(I)、5mm(II)、1mm(III)に切
断した。
上記ポリカルボジイミド粉末を、70重量%、(I)繊
維を30重量%を混合し、プレス温度160℃、プレス圧80k
g/cm2でプレス成形し、厚さ800μmの薄板を得た。次い
でこの薄板を、N2中、室温から、昇温速度1℃/mmで100
0℃まで昇温し、ただちに放冷することで、720μmの炭
素薄板を得た。得られた薄板の物性値を表−2に示す。
実施例 14 実施例13で作成した、粉末70重量%、(II)繊維を30
重量%を混合し、実施例13と同様な方法で得られた720
μm厚炭素薄板の物性を表−2に示す。
実施例 15 実施例13で作成した、粉末70重量%、(III)繊維を3
0重量%を混合し、実施例13と同様な方法で得られた720
μm厚の炭素薄板の物性を表−2に示す。
実施例 16 実施例13で作成した、粉末40重量%、(III)繊維を6
0重量%を混合し、実施例13と同様な方法で得られた720
μm厚炭素薄板の物性を表−2に示す。
実施例 17 実施例13で作成した、粉末50重量%、(III)繊維50
重量%を混合し、実施例13と同様な方法で成形し、プレ
ス成形し、1mm厚の薄板を得た。次いで、N2中、室温か
ら、昇温速度1℃/mmで1500℃まで昇温し、ただちに放
冷することで、800μm厚の炭素薄板を得た。得られた
薄板の物性値を表−2に示す。
実施例 18 パラフエニレンジイソシアネート50gを、テトラヒド
ロフラン880μm中で、カルボジイミド化触媒(1−フ
エニル3−メチルホスフオレンオキサイド)0.13gと共
に、68℃で5時間反応させ、実施例1と同様な方法によ
り、ポリカルボジイミド粉末を得た。この粉末を、60重
量%(III)繊維40重量%を混合し、プレス温度180℃、
プレス圧80kg/cm2でプレス成形し、厚さ、800μmの薄
板を得た。この薄板を、実施例13と同様な方法で炭素化
し、720μm厚の炭素薄板を得た。物性値を表−2に示
す。
実施例 19 ナフチレンジイソシアネート50gを、テトラヒドロフ
ラン880ml中で、カルボジイミド化触媒(1−フエニル
3−メチルホスフオレンオキサイド)0.13gと共に、70
℃で8時間反応させ、実施例13と同様な方法で、ポリカ
ルボジイミド粉末を得た。この粉末60重量%、(III)
繊維40重量%を混合し、実施例13と同様な方法で、720
μm厚の炭素博板を得た。物性値を表−2に示す。
実施例 20 2,4−トリレンジイソシアネート/2,6−トリレンジイ
ソシアネート(80/20)混合物(TDI)54gを、テトラク
ロロエチレン500ml中で、カルボジイミド化触媒(1−
フエニル3−メチルホスフオレンオキサイド)0.12gと
共に、120℃で4時間反応させ、ポリカルボジイミド溶
液を得た。
この溶液から、乾式紡糸法により、繊維径、20μmの
ポリカルボジイミド繊維を作成した。この繊維を、1mm
の長さで切断し、(IV)ポリカルボジイミド繊維を得
た。
上記したポリカルボジイミド溶液(樹脂量60重量部)
に(IV)繊維40重量部を混合し、乾式法により500μm
の薄板を作成した。この薄板を、実施例13と同様に炭素
化し、450μmの炭素薄板を得た。物性値を表−2に示
す。
実施例 21 実施例13で作成した、粉末50重量%と実施例20で作成
した(IV)繊維とを混合し、実施例13と同様な方法で、
720μm厚の炭素薄板を得た。物性値を表−2に示す。
実施例 22 ジフエニルエーテルジイソシアネート50gを、テトラ
ヒドロフラン850ml中で、カルボジイミド化触媒(1−
フエニル3−メチルホスフオレンオキサイド)0.13gと
共に、68℃で12時間反応させ、ポリカルボジイミド溶液
を得た。
この溶液(樹脂分、60重量%)と、実施例13の(II
I)繊維40重量%とを混合し、実施例20と同様な方法に
より、450μmの炭素薄板を得た。物性値を表−2に示
す。
実施例 23 MDI50gを、テトラヒドロフラン880ml中で、カルボジ
イミド化触媒0.13g(1−フエニル3−メチルホスフオ
レンオキサイド)と共に、68℃で12時間反応させ、ポリ
カルボジイミド溶液を得た。
この溶液(樹脂分、60重量%)と、実施例13の(II
I)繊維40重量%とを混合し、実施例20と同様な方法に
より、450μmの炭素薄板を得た。物性値を表−2に示
す。
実施例 24 MDI50gと末端封止剤(フエニルイソシアネート)5g
を、テトラクロロエチレン800μm中で、ポリカルボジ
イミド化触媒(1−フエニル3−メチルホスフオレンオ
キサイド)0.13gと共に、120℃、8時間反応させ、実施
例13と同様な方法で、ポリカルボジイミド粉末を得た。
物性値を表−2に示す。
この粉末50重量%(III)繊維50重量%を混合し、実
施例13と同様な方法で720μmの炭素薄板を得た。物性
値を表−2に示す。
比較例 2 実施例13の粉末10重量%(I)繊維90重量%を混合
し、実施例13と同様な方法により得られた720μm厚の
炭素薄板の特性を表に示す。物性値を表−2に示す。
比較例 3 実施例13の粉末60重量%、PAN系炭素繊維40重量%
(径7μm、長さ1mm)40重量%を混合し、実施例13と
同様な方法により、炭素薄板を作成した。物性値を表−
2に示す。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリカルボジイミド樹脂を薄板状に成形し
    焼成炭化してなることを特徴とする燃料電池セルセパレ
    ーター。
  2. 【請求項2】ポリカルボジイミド樹脂が式 −R−N=C=N− 式中、Rは有機ジイソシアネート残基を表わす、 で示される少なくとも1種の繰返し単位からなる単独重
    合体又は共重合体である特許請求の範囲第1項記載の燃
    料電池セルセパレーター。
  3. 【請求項3】ポリカルボジイミド樹脂及びポリカルボジ
    イミド繊維の混合物を薄板状に成形し焼成炭化してなる
    ことを特徴とする燃料電池セルセパレーター。
  4. 【請求項4】ポリカルボジイミド樹脂及びポリカルボジ
    イミド繊維が式 −R−N=C=N− 式中、Rは有機ジイソシアネート残基を表わす、 で示される少なくとも1種の繰返し単位からなる単独重
    合体又は共重合体である特許請求の範囲第3項記載の燃
    料電池セルセパレーター。
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