JP2725073B2 - カメラのストロボ制御装置 - Google Patents

カメラのストロボ制御装置

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はカメラのストロボ制御装置に関し、より詳し
くは、カメラに内蔵された内蔵ストロボと当該カメラに
着脱自在に取付けられた外付ストロボとを制御するため
のストロボ制御装置に関する。
[従来技術の説明] 内蔵ストロボを有するカメラに外付ストロボを取付け
た場合、従来においては、ストロボの光量アップとして
のみ用いられていた。すなわち、内蔵ストロボをマスタ
ー、外付ストロボをスレーブとして使用し、シャッタの
開動作の開始後FMタイマにより規制された時間経過で同
時発光させていた。
[発明が解決しようとする課題] 内蔵ストロボと外付ストロボとを制御する従来のスト
ロボ制御では、シャッタ開動作中の同時発光のみである
ため、人物被写体を撮影した場合に赤目現象が生ずるこ
とがあった。
本発明は上記観点に基づいてなされたもので、その目
的は、カメラに内蔵された内蔵ストロボと当該カメラに
着脱自在に取付けられた外付ストロボとを制御すること
によって赤目防止を図ることができ、しかも、赤目防止
のための制御と光量アップのための制御とを選択するこ
とのできるカメラのストロボ制御装置を提供することに
ある。
[課題を解決するための手段] 本発明においては、カメラに内蔵された内蔵ストロボ
と、電源をオフするオフ位置と電源をオンする第1およ
び第2のオン位置との三位置に操作可能な電源スイッチ
を有し、前記カメラに着脱自在に取付けられた外付スト
ロボと、前記カメラに設けられ、前記外付ストロボの電
源スイッチがオフ位置および第1のオン位置に操作され
た場合には操作されず、前記外付ストロボの電源スイッ
チが第2のオン位置に操作された場合に操作される外付
ストロボスイッチと、ストロボ撮影の必要/不必要を判
別する判別手段と、前記外付ストロボスイッチおよび前
記判別手段に応答し、ストロボ撮影が必要で且つ前記外
付ストロボの電源スイッチの第2のオン位置への操作に
よって前記外付ストロボスイッチが操作されている場合
に、シャッタの開動作に先立って前記内蔵または外付ス
トロボの一方をプレ発光させ、その後のシャッタ開動作
中に前記内蔵または外付ストロボの他方を本発光させる
第1の発光制御手段と、前記外付ストロボスイッチおよ
び前記判別手段に応答し、ストロボ撮影が必要で且つ前
記外付ストロボの電源スイッチの第1のオン位置への操
作によって前記外付ストロボスイッチが操作されていな
い場合に、前記シャッタの開動作中に前記内蔵および外
付ストロボの双方を同時に発光させる第2の発光制御手
段とを有するカメラのストロボ制御装置によって、上記
目的を達成する。
[作用] 外付ストロボの電源スイッチの第2のオン位置への操
作によってカメラの外付ストロボスイッチが操作され、
且つ、判別手段によってストロボ撮影が必要と判断され
ていると、第1の発光制御手段が、シャッタの開動作に
先立って内蔵または外付ストロボの一方をプレ発光さ
せ、その後のシャッタ開動作中に他方のストロボを本発
光させる。これにより、一方のストロボのプレ発光によ
り人物被写体の瞳孔が絞られ、この状態で撮影のための
本発光がなされるので、赤目現象が防止される。一方、
外付ストロボの電源スイッチの第1のオン位置への操作
によってカメラの外付ストロボスイッチが操作されてい
ない状態で、ストロボ撮影が必要と判断されると、第2
の発光制御手段が、シャッタ開動作中に内蔵および外付
ストロボの双方を同時に発光させ、光量アップを図るこ
とができる。従って、外付ストロボの電源スイッチを第
1のオン位置または第2のオン位置に操作することで、
赤目防止と光量アップとを容易に選択することができ
る。
[発明の実施例] 第1図は本発明の一実施例を示す構成図である。
図において、1はカメラ、2は外付ストロボ、3はカ
メラ1に内蔵された内蔵ストロボである。外付ストロボ
2はネジ止めなどによってカメラ1に着脱自在に取付け
られている。外付ストロボ2は、内蔵ストロボ3よりも
ガイドナンバーが大きく、より大きな光量を与える。
カメラ1はマイクロコンピュータ4を備えており、こ
のマイクロコンピュータ4によって、内蔵ストロボ3,焦
点調節部5,シャッタ制御部6,測距/測光部7およびフイ
ルム給送部8が制御されると共に、カメラ側インターフ
ェース9を介して外付ストロボ2が制御されるようにな
っている。内蔵ストロボ3は、マイクロコンピュータ4
からの充電開始信号を受けて充電を開始し、充電完了で
内蔵ストロボ充電完了信号をマイクロコンピュータ4に
与えると共に、マイクロコンピュータ4からの内蔵スト
ロボ発光信号に応答して発光する。焦点調節部5は、マ
イクロコンピュータ4からのオートフォーカス制御信号
に応答して、オートフォーカス制御信号に応じた位置に
撮影レンズ10を繰出すと共に、マイクロコンピュータ4
からのレンズ戻し信号に応答して、撮影レンズを所定位
置に戻す。シャッタ制御部6は、マイクロコンピュータ
4からのシャッタ開信号およびシャッタ閉信号に応答し
て、シャッタ11を開閉する。測距/測光部7は、マイク
ロコンピュータ4に、被写体までの測距情報与えると共
に外界の測光情報を与える。フイルム給送部8は、フイ
ルムがまだ有るか無いかを表わすフイルム有無信号をマ
イクロコンピュータ4に与えると共に、マイクロコンピ
ュータ4からのフイルム給送信号に応答してフイルムを
給送する。カメラ側インターフェース9は外付ストロボ
発光信号投光素子9a,外付ストロボ充電完了信号受光素
子9bおよび外付ストロボスイッチ9cを有している。外付
ストロボ発光信号投光素子9aは、マイクロコンピュータ
4からの外付ストロボ発光信号を投光し、外付ストロボ
2に外付ストロボ発光信号を与える。外付ストロボ充電
完了信号受光素子9bは、外付ストロボ2から投光された
外付ストロボ充電完了信号を受光し、これをマイクロコ
ンピュータ4に与える。外付ストロボスイッチ9cは、後
述の外付ストロボスイッチオン/オフ部材13cによって
操作され、操作されていない時にはオフになり、操作さ
れることでオンになるオン/オフスイッチで、マイクロ
コンピュータ4にオン信号またはオフ信号を与えるよう
になっている。12は2段構成のシャッタボタンで、第1
段SP1のオンでマイクロコンピュータ4にスタート信号
を与え、第2段SP2のオンでマイクロコンピュータ4に
レリーズ信号を与える。
外付ストロボ2は、外付ストロボ側インターフェース
13と、外付ストロボ側インターフェース13に外付ストロ
ボ充電完了信号を与えると共に外付ストロボ側インター
フェース13から外付ストロボ発光信号を受けて外付スト
ロボチューブ14を発光駆動する外付ストロボ回路15と、
外付ストロボ回路15と電源16との間に挿入された電源ス
イッチ17とを有している。外付ストロボ側インターフェ
ース13は外付ストロボ発光信号受光素子13a,外付ストロ
ボ充電完了信号投光素子13bおよび外付ストロボスイッ
チオン/オフ部材13cを有している。外付ストロボ発光
信号受光素子13aおよび外付ストロボ充電完了信号投光
素子13bは、外付ストロボ2がカメラ1に取付けられた
場合に、カメラ側インターフェース9の外付ストロボ発
光信号投光素子9aおよび外付ストロボ充電完了信号受光
素子9bと光学的に結合してフォトカプラを構成するよう
に、設けられている。外付ストロボ発光信号受光素子13
aは、カメラ側インターフェース9の外付ストロボ発光
信号投光素子9aから投光された外付ストロボ発光信号を
受光し、これを外付ストロボ回路15に与える。外付スト
ロボ充電完了信号投光素子13bは、外付ストロボ回路15
からの外付ストロボ充電完了信号をカメラ側インターフ
ェース9の外付ストロボ発光信号投光素子9aに投光す
る。外付ストロボスイッチオン/オフ部材13cは電源ス
イッチ17によって操作されるようになっている。電源ス
イッチ17はカメラ使用者によって操作される。
第2図は外付ストロボスイッチオン/オフ部材13cに
よって外付ストロボスイッチ9cを操作するための構成の
一例を示す図である。外付ストロボスイッチ9cは、カメ
ラ1の本体ケース20の操作孔20aを通して本体ケース20
の内部に挿入される外付ストロボスイッチオン/オフ部
材13cによって操作されるようになっている。外付スト
ロボスイッチオン/オフ部材13cは、棒状部材で、外付
ストロボ2のケース21の内部に設けられており、当該ケ
ース21の操作孔21aを通して下端が突出可能で、上端が
電源スイッチ17のカム面22にスプリング23の付勢によっ
て当接している。外付ストロボ2のケース21の操作孔21
aは、外付ストロボ2がカメラ1に取付けられた場合
に、カメラ1の本体ケース20の操作孔20aと合致するよ
うに、設けられている。電源スイッチ17はa,b,cの各位
置に操作されるようになっている。電源スイッチ17のカ
ム面22は、外付ストロボスイッチオン/オフ部材13cを
ケース21の外に突出しない状態にする第1段22aと、外
付ストロボスイッチオン/オフ部材13cをケース21の外
に突出させる第2段22bとの2段構成である。電源スイ
ッチ17がa位置およびb位置の場合には、外付ストロボ
スイッチオン/オフ部材13cはカム面22の第1段22aに当
接するようになっており、外付ストロボスイッチ9cは操
作されずにオフ状態におかれる。電源スイッチ17がc位
置の場合には、外付ストロボスイッチオン/オフ部材13
cはカム面22の第2段22bに当接するようになっており、
これにより、操作孔21aおよび20aを通して外付ストロボ
スイッチオン/オフ部材13cがカメラ1の本体ケース20
内に挿入され、外付ストロボスイッチ9cが操作されてオ
ン状態におかれるようになっている。
表1は電源スイッチ17のオン/オフと外付ストロボスイ
ッチ9cのオン/オフとの関係を示す。電源スイッチ17が
a位置の場合は、電源スイッチ17はオフ状態となり、電
源16の供給は行なわれず、また、外付ストロボスイッチ
オン/オフ部材13cは突出しないので、外付ストロボス
イッチ9cはオフ状態におかれる。電源スイッチ17がb位
置の場合は、電源スイッチ17はオン状態となり、電源16
の供給は行なわれるが、外付ストロボスイッチオン/オ
フ部材13cは突出しないので、外付ストロボスイッチ9c
はオフ状態におかれる。電源スイッチ17がc位置の場合
は、電源スイッチ17はオン状態で、且つ、外付ストロボ
スイッチオン/オフ部材13cが突出して外付ストロボス
イッチ9cがオン状態になる。
第3図(A)および第3図(B)は上記構成の制御フ
ローチャートで、以下これらを併用して上記構成の動作
を説明する。なお、第3図(A)の端子a,bは第3図
(B)の同一符号の端子a,bに接続されている。
今、外界がストロボ撮影を必要とする明るさで、且
つ、外付ストロボ2の電源スイッチ17がc位置に操作さ
れているものとする。電源スイッチ17がc位置に操作さ
れている場合には、外付ストロボ2に電源が供給され、
且つ、外付ストロボスイッチオン/オフ部材13cがカメ
ラ1の本体ケース20内に挿入され、外付ストロボスイッ
チ9cがオン状態になっている。
シャッタボタン2の第1段SP1がオン操作されること
で、マイクロコンピュータ4はスタンバイ状態からステ
ップ30の測光処理に入り、測距/測光部7の測光情報か
ら外界の明るさを認識した後、次のステップ31に入る。
ステップ31ではステップ30で得られた外界の明るさから
ストロボ撮影の必要/不必要を判断する。ここでは外界
がストロボ撮影を必要とする明るさであるので、ステッ
プ31からステップ32に入り、内蔵ストロボ3からの内蔵
ストロボ充電完了信号に基づいて内蔵ストロボ3が充電
完了か否かを判断する。ステップ32で内蔵ストロボ3が
充電完了と判断することで、ステップ33に入り、外付ス
トロボスイッチ9cのオン/オフを判断する。ここでは外
付ストロボスイッチ9cがオンであるので、ステップ33か
らステップ34に入り、外付ストロボ2からの外付ストロ
ボ充電完了信号に基づいて外付ストロボ2が充電完了か
否かを判断する。ステップ34で外付ストロボ2が充電完
了と判断することで、ステップ35の測距処理に入る。ス
テップ32で内蔵ストロボ3の充電が完了していないと判
断すると、ステップ32からステップ36に入り、ステップ
36の第1段SP1のオフ待ち、および、次のステップ37の
内蔵ストロボ3の充電処理を経てスタンバイ状態にな
る。ステップ37の内蔵ストロボ充電処理では、マイクロ
コンピュータ4が、内蔵ストロボ3に充電開始信号を与
え、充電完了で内蔵ストロボ3から充電完了信号を受け
ることで処理を終了し、内蔵ストロボ3が充電完了状態
におかれる。スタンバイ状態では、シャッタボタン12の
第1段SP1をオン操作することで再びステップ30に入る
こととなる。ステップ34で外付ストロボ2の充電が完了
していないと判断すると、ステップ36および37を経てス
タンバイ状態になる。外付ストロボ2はカメラ1から独
立しており、電源スイッチ17がオンの間は自動的に充電
を開始して、充電を完了したらその状態を保持してい
る。
ステップ35の測距処理では測距/測光部7の測距情報
から撮影レンズ10の合焦位置を認識して、次ぎのステッ
プ38にはいる。ステップ38ではシャッタボタン12の第2
段SP2がオン操作されたか否かを判断し、第2段SP2のオ
ンで次ぎのステップ39に入る。ステップ39ではステップ
35で認識した合焦位置に撮影レンズ10を繰出すためのオ
ートフォーカス制御信号を焦点調節部5に与え、焦点調
節部5によって撮影レンズ10が合焦位置に繰出される。
ステップ38で第2段SP2がオフであれば、ステップ38か
らステップ40の第1段SP1のオン/オフ判断に入る。ス
テップ40で、第1段SP1がオンであればステップ38に戻
り、第1段SP1がオフであればステップ37に入る。
ステップ39のレンズ繰出し処理の後ステップ41に入
り、ストロボ撮影の必要/不必要を判断する。外界はス
トロボ撮影を必要とする明るさであるので、ステップ41
からステップ42に入り、外付ストロボスイッチ9cのオン
/オフを判断する。外付ストロボスイッチ9cはオンであ
るので、ステップ42からステップ43に入り、内蔵ストロ
ボ3に内蔵ストロボ発光信号(プレ発光信号)を与え、
シャッタ11の開に先立って内蔵ストロボ3をプレ発光さ
せる。その後ステップ44に入り、一定時間の時間待ちを
行なった後、ステップ45に入ってシャッタ制御部6にシ
ャッタ開信号を与える。これにより、シャッタ11が開動
作を開始する。ステップ44の一定時間は0.5〜1.5秒程度
に設定されている。
次いでステップ46に入り、ストロボ撮影の必要/不必
要を判断する。外界はストロボ撮影を必要とする明るさ
なので、ステップ46からステップ47に入る。ステップ47
では外付ストロボスイッチ9cのオン/オフを判断する。
外付ストロボスイッチ9cはオンであるので、ステップ47
からステップ48に入り、外付ストロボ2に外付ストロボ
発光信号(本発光信号)を与え、シャッタ11の開動作中
に外付ストロボ2を本発光させる。次いでステップ49に
入り、シャッタ制御部6にシャッタ開信号を与え、これ
により、シャッタ11が閉成される。次ぎのステップ50で
レンズ戻し信号を焦点調節部5に与え、これにより、撮
影レンズ10が所定位置に戻される。次いでステップ51に
入り、フイルム給送部8からのフイルム有無信号に基づ
いて未撮影フイルムが残っているか否かを判断し、まだ
フイルムが残っていればステップ52でフイルム給送部8
にフイルム給送信号を与え、フイルムが全て撮影されて
残っていない場合にはステップ51からステップ36に入
る。
上述から明らかなように、外界がストロボ撮影を必要
とする明るさで、且つ、電源スイッチ17がc位置に操作
され、外付ストロボ2に電源が供給されていると共に、
外付ストロボスイッチオン/オフ部材13cが突出して外
付ストロボスイッチ9cがオンになっていると、内蔵スト
ロボ3がシャッタ11の開動作に先立ってプレ発光し、外
付ストロボ2がシャッタ11の開動作中に本発光する。そ
のため、被写体が人物である場合、内蔵ストロボ3のプ
レ発光により人物被写体の瞳孔が絞られ、この状態で撮
影のための外付ストロボ2による本発光がなされること
となり、赤目現象の発生が防止される。
次ぎに、外界がストロボ撮影を必要とする明るさで、
且つ、外付ストロボ2の電源スイッチ17がb位置に操作
されているものとする。電源スイッチ17がb位置に操作
されている場合には、外付ストロボ2には電源が供給さ
れているが、外付ストロボスイッチオン/オフ部材13c
は非突出状態で、外付ストロボスイッチ9cはオフになっ
ている。そのため、ステップ34の処理を行なうことなく
ステップ33からステップ35に入り、また、ステップ43お
よび44の処理を行なうことなくステップ42からステップ
45に入り、内蔵ストロボ3のプレ発光は行なわず、更
に、ステップ47からステップ53の内蔵ストロボ発光と外
付ストロボの同時発光処理を経てステップ49に入ること
となる。ステップ53では、内蔵ストロボ3および外付ス
トロボ2の双方に同時に発光信号が与えられる。従っ
て、シャッタ11の開動作中に内蔵ストロボ3と外付スト
ロボ2とが同時に発光し、光量アップを図ることができ
る。
次ぎに、外界がストロボ撮影を必要とする明るさで、
且つ、外付ストロボ2の電源スイッチ17がa位置に操作
されているものとする。電源スイッチ17がa位置に操作
されている場合には、外付ストロボ2に電源は供給され
ず、また、外付ストロボスイッチオン/オフ部材13cは
非突出状態で、外付ストロボスイッチ9cはオフになって
いる。そのため、ステップ53で、内蔵ストロボ3および
外付ストロボ2の双方に同時に発光信号が与えられて
も、外付ストロボ2の方は発光しない。
なお、外界がストロボ撮影を不必要とする明るさの場
合には、ステップ32,33および34の処理を行なうことな
くステップ31からステップ35に入り、また、ステップ4
2,43および44の処理を行なうことなくステップ41からス
テップ45に入り、更に、ステップ47の処理,ステップ48
または53の処理を行なうことなくステップ46からステッ
プ49に入ることとなる。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、外付ストロボの
電源スイッチの第2のオン位置への操作によってカメラ
の外付ストロボスイッチが操作され且つ判別手段によっ
てストロボ撮影が必要と判断されている場合に、シャッ
タの開動作に先立って内蔵または外付ストロボの一方を
プレ発光させ、その後のシャッタ開動作中に他方のスト
ロボを本発光させ、また、外付ストロボの電源スイッチ
の第1のオン位置への操作によってカメラの外付ストロ
ボスイッチが操作されていない状態で、ストロボ撮影が
必要と判断された場合に、シャッタ開動作中に内蔵およ
び外付ストロボの双方を同時に発光させるように構成し
たので、外付ストロボの電源スイッチを第2のオン位置
に操作することにより、一方のストロボのプレ発光によ
り人物被写体の瞳孔が絞られ、この状態で撮影のための
本発光がなされるため、赤目現象を防止することがで
き、また、外付ストロボの電源スイッチを第1のオン位
置に操作することにより、内蔵および外付ストロボの双
方の同時発光によって光量アップを図ることができる。
しかも、外付ストロボの電源スイッチの操作によって赤
目防止と光量アップの選択が行なわれるので、新たに操
作スイッチを設ける必要がないなどの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す構成図、第2図は外付
ストロボの電源スイッチによってカメラの外付ストロボ
スイッチを操作するための構成の一例を示す図、第3図
(A)および第3図(B)は第1図の構成の制御フロー
チャートである。 1……カメラ、2……外付ストロボ、3……内蔵ストロ
ボ、4……マイクロコンピュータ、9c……外付ストロボ
スイッチ、11……シャッタ、13c……外付ストロボスイ
ッチオン/オフ操作部材
フロントページの続き (72)発明者 吉田 豊 東京都港区西麻布2丁目26番30号 富士 写真フイルム株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−50142(JP,A) 特開 平2−53038(JP,A) 特開 平1−261624(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カメラに内蔵された内蔵ストロボと、 電源をオフするオフ位置と電源をオンする第1および第
    2のオン位置との三位置に操作可能な電源スイッチを有
    し、前記カメラに着脱自在に取付けられた外付ストロボ
    と、 前記カメラに設けられ、前記外付ストロボの電源スイッ
    チがオフ位置および第1のオン位置に操作された場合に
    は操作されず、前記外付ストロボの電源スイッチが第2
    のオン位置に操作された場合に操作される外付ストロボ
    スイッチと、 ストロボ撮影の必要/不必要を判別する判別手段と、 前記外付ストロボスイッチおよび前記判別手段に応答
    し、ストロボ撮影が必要で且つ前記外付ストロボの電源
    スイッチの第2のオン位置への操作によって前記外付ス
    トロボスイッチが操作されている場合に、シャッタの開
    動作に先立って前記内蔵または外付ストロボの一方をプ
    レ発光させ、その後のシャッタ開動作中に前記内蔵また
    は外付ストロボの他方を本発光させる第1の発光制御手
    段と、 前記外付ストロボスイッチおよび前記判別手段に応答
    し、ストロボ撮影が必要で且つ前記外付ストロボの電源
    スイッチの第1のオン位置への操作によって前記外付ス
    トロボスイッチが操作されていない場合に、前記シャッ
    タの開動作中に前記内蔵および外付ストロボの双方を同
    時に発光させる第2の発光制御手段とを有するカメラの
    ストロボ制御装置。
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