JP2005128197A - 閃光制御装置 - Google Patents

閃光制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005128197A
JP2005128197A JP2003362726A JP2003362726A JP2005128197A JP 2005128197 A JP2005128197 A JP 2005128197A JP 2003362726 A JP2003362726 A JP 2003362726A JP 2003362726 A JP2003362726 A JP 2003362726A JP 2005128197 A JP2005128197 A JP 2005128197A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light emission
light
flash
master
emitter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003362726A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4635427B2 (ja
Inventor
Hiroyuki Iwasaki
宏之 岩崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP2003362726A priority Critical patent/JP4635427B2/ja
Publication of JP2005128197A publication Critical patent/JP2005128197A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4635427B2 publication Critical patent/JP4635427B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Stroboscope Apparatuses (AREA)

Abstract

【課題】閃光発光器をどのような組み合わせで使用する場合であっても、設定の自由度が高く、操作性もよく、さらに、増灯撮影、一灯撮影に関わらず、無駄のない最適な閃光制御を行うことができる閃光制御装置を提供する。
【解決手段】増灯モードで撮影を行う場合であっても、マスタ閃光発光器17のみしか発光しない設定とすることができるようにする。また、そのような設定となっている場合には、一灯モードの場合と同様な発光制御動作を行うこととする。
【選択図】図2

Description

本発明は、複数のストロボを制御する閃光制御装置に関するものである。
複数の閃光発光器(以下、SBと呼ぶ)を制御する装置としては、例えば、特許文献1に示すようなものがある。この特許文献1には、マスタSBと複数グループのリモートSBとを組み合わせて使用するときに、マスタSBにより他のリモートSBを集中管理することができるシステムが記載されている。
しかし、特許文献1に記載されているシステムを含め、従来から知られている閃光制御装置では、以下に示すような点において、操作性が悪いという問題があった。
図11は、増灯撮影を行っている状況の一例を示す図である。
図11には、カメラに直接取り付けられたマスタSB(M)、3つのグループからなるリモートSB(グループA〜C)の計4グループを使用する例を示している。なお、リモートSBのグループBについては、2台のSBを使用している図となっている。このような撮影を行う場合、撮影者は、SBの配置や発光の有無等、多くの撮影条件を試す場合が多い。そして、増灯撮影の準備をしている場合であっても、リモートSBを発光させないで、マスタSBのみを発光させて撮影を行いたい場合もある。
しかし、従来の閃光制御装置では、増灯撮影を行う設定(増灯モード)となっている場合には、リモートSBを少なくとも1台だけは発光させる設定しか選択できなかった。したがって、マスタSBのみを発光させて撮影を行いたい場合には、増灯モードを解除し、通常の一灯の撮影を行う設定(一灯モード)とする必要があり、操作性が悪いという問題があった。
また、一灯モードで撮影を行った後、再度増灯撮影を行いたい場合には、もう一度増灯モードとした上で、発光させるグループの指定をする必要があり、作業が煩雑であるという問題があった。
図12は、発光時における動作の概要を増灯モードと一灯モードとを比較して示した図である。図12(a)は、増灯モードの場合を示し、図12(b)は、一灯モードの場合を示している。
増灯モードでは、リモートSBに発光モードの設定や本発光量の設定を行うために、カメラからマスタSBを経由したパルス発光通信を行っている。
一方、一灯モードでは、リモートSBに対するパルス発光通信を行う必要がなく、制御内容がより簡単であり、必要な時間も短くなっている。
増灯モードにおいてマスタSBのみを発光させようとすると、図12(a)に示した制御を実行することとなり、リモートSBを制御するための複雑な処理が無駄になってしまう。この無駄な処理を行うことにより、レリーズタイムラグが多くなるという問題があった。また、通信発光に使用するエネルギも無駄に使用してしまうという問題があった。
特開2000−89306号公報
本発明の課題は、閃光発光器をどのような組み合わせで使用する場合であっても、設定の自由度が高く、操作性もよく、さらに、増灯撮影、一灯撮影に関わらず、無駄のない最適な閃光制御を行うことができる閃光制御装置を提供することである。
本発明は、以下のような解決手段により、前記課題を解決する。なお、理解を容易にするために、本発明の実施例に対応する符号を付して説明するが、これに限定されるものではない。
請求項1の発明は、1台のマスタ閃光発光器(17)と1台以上のリモート閃光発光器(19)とを含む複数の閃光発光器を制御可能な第1の発光制御モード、及び、1台の閃光発光器のみを制御する第2の発光制御モードを実行可能な制御部(31,51,61)と、前記第1の発光制御モードと前記第2の発光制御モードのどちらを実行するかを指定する発光制御モード指定部(52)と、前記発光制御モード指定部により前記第1の発光制御モードが指定されている場合にいずれの閃光発光器を発光させるのかを指定する閃光発光器指定部(53)と、を備え、前記閃光発光器指定部は、前記第1の発光制御モードが指定されている場合であっても前記マスタ閃光発光器のみが発光するように指定できること、を特徴とする閃光制御装置である。
請求項2の発明は、請求項1に記載の閃光制御装置において、前記第1の発光制御モードが指定されている場合であっても、前記マスタ閃光発光器(17)のみが発光するように前記閃光発光器指定部(53)により指定した場合には、前記制御部(31,51,61)は、前記発光制御モード指定部(52)の指定内容に関わらず前記第2の発光制御モードを実行すること、を特徴とする閃光制御装置である。
請求項3の発明は、請求項1に記載の閃光制御装置において、前記制御部(31,51,61)は、前記第1の発光制御モードを実行する場合に、前記マスタ閃光発光器(17)から前記リモート閃光発光器(19)に対して前記リモート閃光発光器の発光制御に必要な通信を行うようになっており、前記制御部は、前記第1の発光制御モードが指定されている場合であっても、前記マスタ閃光発光器のみが発光するように前記閃光発光器指定部(53)により指定した場合には、前記マスタ閃光発光器から前記リモート閃光発光器に対して前記リモート閃光発光器の発光制御に必要な通信(P10−2,P10−17)を行わないこと、を特徴とする閃光制御装置である。
請求項4の発明は、請求項3に記載の閃光制御装置において、前記発光制御に必要な通信には、その初期に行われ、前記リモート閃光発光器に対して発光制御動作の内容を設定する設定通信(P10−2)が含まれていること、を特徴とする閃光制御装置である。
請求項5の発明は、請求項1に記載の閃光制御装置において、前記制御部(31,51,61)は、前記第1の発光制御モードを実行する場合には、撮影時の発光直前に少なくとも前記マスタ閃光発光器(17)及び前記リモート閃光発光器(19)の発光量を前記マスタ閃光発光器に伝える第1の発光量設定通信(P10−16)を行い、前記第2の発光制御モードを実行する場合には、撮影時の発光直前に少なくとも前記マスタ閃光発光器の発光量を前記マスタ閃光発光器に伝える第2の発光量設定通信(P8−7,P9−9)を行うようになっており、前記第1の発光制御モードが指定されている場合であっても、前記マスタ閃光発光器のみが発光するように前記閃光発光器指定部(53)により指定した場合には、前記第2の発光量設定通信を行うこと、を特徴とする閃光制御装置である。
本発明によれば、以下の効果を奏することができる。
(1)閃光発光器指定部は、第1の発光制御モードが指定されている場合であってもマスタ閃光発光器のみが発光するように指定できるので、閃光発光器をどのような組み合わせで使用する場合であっても、設定の自由度が高く、操作性もよくすることができる。
(2)第1の発光制御モードが指定されている場合であっても、マスタ閃光発光器のみが発光するように閃光発光器指定部により指定した場合には、制御部は、発光制御モード指定部の指定内容に関わらず第2の発光制御モードを実行するので、発光制御モードに関わらず、無駄のない最適な閃光制御を行うことができる。
(3)制御部は、第1の発光制御モードが指定されている場合であっても、マスタ閃光発光器のみが発光するように閃光発光器指定部により指定した場合には、マスタ閃光発光器からリモート閃光発光器に対してリモート閃光発光器の発光制御に必要な通信を行わないので、エネルギの節約になるとともに、無駄な発光が観察されることを防止することができる。
(4)第1の発光制御モードが指定されている場合であっても、マスタ閃光発光器のみが発光するように閃光発光器指定部により指定した場合には、第2の発光量設定通信を行うので、リモート閃光発光器の設定をすることないので処理が早くなり、また、1灯用の制御コマンドを使用するので通信及びその処理も早くなり、さらに、その後にリモート閃光発光器に対する通信発光を行わないので、無駄な発光をすることなく、エネルギの節約と、無駄な発光が観察されることを防止することができる。
閃光発光器をどのような組み合わせで使用する場合であっても、設定の自由度が高く、操作性もよく、さらに、増灯撮影、一灯撮影に関わらず、無駄のない最適な閃光制御を行うことができるようにするという目的を、発光する閃光発光器に応じて増灯撮影時の制御動作を変更することにより、コストアップすることなく実現した。
以下、図面等を参照しながら、本発明の実施例について、さらに詳しく説明する。
図1は、本発明の実施例の光学系を示した図である。
本実施例における閃光制御システムは、撮影レンズ本体40を交換可能なカメラ本体30及びマスタSB本体50からなる閃光制御装置と、リモートSB本体60を有している。
撮影時以外のメインミラー2が下がった状態では、被写界光は、撮影レンズ1を通過し、メインミラー2によって上方に反射され拡散スクリーン3上に一旦結像する。その後、コンデンサレンズ4、ペンタプリズム5、接眼レンズ6を通って撮影者の目に到達する。一方、拡散スクリーン3によって拡散された光束の一部は、コンデンサレンズ4、ペンタプリズム5、測光用プリズム7、測光用レンズ8を通してファインダ測光用の測光素子9上へ再結像される。測光素子9は、例えばCCD(チャージ・カップルド・デバイス)等の受光素子が用いられており、被写界を複数の測光領域に分割して測光し、それぞれの測光値を出力可能な構造になっている。また、それぞれの領域は、R(赤)G(緑)B(青)の3色の測光セルを持ち、それぞれの色に分解して測光可能になっている。
周囲光の輝度を測光する場合や、SB撮影時でもFVロック(モニタ発光だけを予め実行して本発光量を決定、記憶しておき、その後フレーミングを変えても記憶された本発光量で制御を行う閃光制御の一方法)又は増灯設定時のモニタ測光を行う場合では、測光素子9を用いた上述の経路で測光が行われる。この場合、絞り10は開放、メインミラー2は下がったままでマスタ閃光発光器17によるモニタ発光が行われる。SBの反射光は、測光素子9で測光されるが、その測光タイミングは、モニタ発光と同期させている。その後、撮影時になって初めて絞り10が所定値まで絞られると同時にメインミラー2が跳ね上げられる。シャッタ11が開き切ったところで予め算出された光量で本発光が行われ、例えばCCD(チャージ・カップルド・デバイス)等によって構成される撮像素子12によって撮影が行われる。
調光素子15を用いた予備測光を行う場合には、まず絞り10が所定値まで絞られると同時にメインミラー2が跳ね上げられる。その後、モニタ発光としてマスタ閃光発光器17から発した光束は、被写体によって反射され、撮影レンズ1によってシャッタ11上に略結像される。シャッタ11で反射、拡散された一部の光束を調光用レンズ14を通して調光素子15へ再結像させ閃光測光(予備測光)を行う。
本発光時は、シャッタ11を開き、撮像素子12によって撮影が行われる。調光素子15は、SPDと、SPDからの光電流を蓄積するコンデンサ、増幅アンプ等によって構成され、測光素子9の測光領域に対応するように、複数の調光領域に分割されている。
また、メインミラー2は、一部の光を透過するハーフミラーになっており、透過した光束の一部は、サブミラー13によって下へ折り曲げられ、例えばCCD等によって構成される焦点検出部16へ導かれる。焦点検出部16では、被写界に複数設けられた焦点検出領域についての焦点状態を検出し、そのいずれかの領域の焦点が合焦状態になるまで撮影レンズ1を駆動する。どの焦点検出領域を合焦させるかは、撮影者による手動選択、至近選択等がある。
マスタSB本体50は、マスタ閃光発光器17と、自身の発光量をモニタするマスタ発光モニタ部18を有している。
また、リモートSB本体60は、リモート閃光発光器19と、自身の発光量をモニタするリモート発光モニタ部20、マスタSB本体50からのパルス発光を受光するリモート受光部21を有している。
図2は、本実施例におけるカメラ本体30,レンズ本体40,マスタSB本体50,リモートSB本体60の構成を示すブロック図である。
カメラ本体30内の制御は、全てマイクロプロセッサであるカメラマイコン31によって制御される。同様に、レンズ本体40内の制御は、レンズマイコン41、マスタSB本体50内の制御は、マスタSBマイコン51、リモートSB本体60内の制御は、リモートSBマイコン61によって制御される。
また、本実施例では、カメラマイコン31,マスタSBマイコン51,リモートSBマイコン61が閃光発光制御に関する制御部として機能している。
(ファインダ測光と露出関連)
ファインダ測光部32は、被写界を複数の測光領域に分割して測光する回路であり、測光用プリズム7,測光用レンズ8,測光素子9等を有し、その測光出力は、カメラマイコン31へ出力される。カメラマイコン31では、定常光測光部32からの出力と、撮影レンズ40に設けられたレンズマイコン41内に格納された撮影レンズの開放F値、焦点距離、射出瞳位置、距離情報などのレンズ情報、感度設定部36からの撮像素子12の感度情報等に基づいて定常光露出に関する適正露出値を算出し、それを絞り値とシャッタ値とに分解して絞り制御部35やシャッタ11へ出力する。絞り制御部35は、レリーズスイッチ37からのレリーズ信号に応じて絞り10の絞り込み/復帰の制御を行う。
(オートフォーカス関連)
焦点検出部16は、被写界の焦点検出領域についての焦点状態を検出する。その情報は、カメラマイコン31で処理されレンズ駆動量となってレンズ駆動部34へ出力され、さらにレンズ本体40内のレンズ光学系1を合焦状態まで駆動する。
(FVロック)
FVロックスイッチ39が押されたことを検出すると、カメラマイコン31は、マスタSBマイコン51を通じてマスタ閃光発光器17をモニタ発光させる。一方、そのモニタ発光に同期させてファインダ測光部32によって反射光を測光し、その結果を基に本発光量指示値を算出しカメラマイコン31内のメモリに格納する。その後、レリーズスイッチ37の全押しを検出すると、メモリ内の本発光量指示値をマスタSB本体50へ通信した後に撮影動作を行う。マスタSBマイコン51は、その本発光量指示値と自らマスタ発光モニタ部18によって測光したモニタ発光値とから本発光量を算出し、撮影時の発光トリガ信号(X信号)によって発光し発光量を適正光量に制御する。
(ダイレクト測光部33でのSB制御)
カメラマイコン31は、測光値、絞り値、感度値、距離値、閃光発光部のバウンス状態などに基づいてダイレクト測光部33(調光用レンズ14,調光素子15)の設定ゲインを算出しゲイン設定を行う。その後、カメラマイコン31からマスタSBマイコン51を通じてマスタ閃光発光器17をモニタ発光させ、ダイレクト測光部33は、その被写体反射光量に応じた光電流を積分する。その積分値を基に本発光量指示値を算出し、再びマスタSBマイコン51へ本発光指示値を出力する。マスタSBマイコン51は、その本発光量指示値と自らマスタ発光モニタ部18によって測光したモニタ発光値とから本発光量を算出し、撮影時の発光トリガ信号(X信号)によって発光し発光量を適正光量に制御する。なお、ダイレクト測光部33を用いたSB制御は、1灯非FVロック時のみであるが、その場合にもダイレクト測光部33を用いるかファインダ測光部32を用いるかをカスタム設定部38によって選択可能である。仮に、カスタム設定によりファインダ測光部32を用いる設定になっていた場合には、全ての予備測光がファインダ測光部32にて行われ、ダイレクト測光部33は用いない。
(ファインダ測光部32でのSB制御)
カメラマイコン31は、マスタSBマイコン51を通じてマスタ閃光発光器17をモニタ発光させ、ファインダ測光部32によってその被写体反射光量に応じた光電流を積分する。その積分値を基に本発光量指示値を算出し、マスタSBマイコン51へ本発光指示値を出力する。マスタSBマイコン51は、その本発光量指示値と自らマスタ発光モニタ部18によって測光したモニタ発光値とから本発光量を算出し、撮影時の発光トリガ信号(X信号)によって発光し発光量を適正光量に制御する。なお、測光素子9を用いたSB制御を行うか否かはカスタム設定部38によって選択可能である。
(カスタム設定関連)
カスタム設定部38では、モニタ測光に関して以下の設定が可能になっている。
(1)全てファインダ測光部32によって行う。
(2)1灯非FVロック時はダイレクト測光部33によって行う。
(発光モード設定関連)
発光制御モード指定部52は、マスタSB本体50内に設けられ、発光制御モードを指定する部分である。本実施例において発光制御モードは、マスタ閃光発光器17と1台以上のリモート閃光発光器19とを含む複数の閃光発光器を制御可能な第1の発光制御モードである増灯モードと、1台の閃光発光器のみを制御する第2の発光制御モードである1灯モードの2種類がある。
閃光発光器指定部53は、マスタSB本体50内に設けられており、発光制御モード指定部52により増灯モードが指定されている場合に、いずれの閃光発光器を発光させるのかを指定する部分である。
図3は、マスタSB本体50の表示部を示す図である。図3(a)は、1灯モードの場合のマスタSB本体50の表示状態を示しており、図3(b)及び(c)は、増灯モードの場合の表示を示している。
図3に示すように、1灯モードの場合には、マスタSB本体50のみを制御するので、調光モードや調光補正量の表示は、それぞれ1つずつしか表示されない。増灯モードの場合には、閃光発光器指定部53によりマスタ(M)、Aグループ(A)、Bグループ(B)、Cグループ(C)の4種類について、調光モードをTTL、外部調光(AA)、マニュアル(M)、非発光(OFF)の中から独立に選択可能になっている。また、それぞれのグループについて調光補正量(マニュアルの場合には発光量)も独立に設定可能になっている。
図3(b)は、マスタ(M),Aグループ(A)、Bグループ(B)、Cグループ(C)の各グループが全てTTLかつ調光補正量が0である場合を示しており、図3(c)では、マスタ(M)がTTLで補正0、その他のグループは非発光である場合を示している。
(リモートSB関連)
増灯モードの場合は、リモートSBをA,B,Cの3グループに分けてそれぞれを独立に制御可能になっている。グループ設定部62は、リモートSBをA,B,Cのどのグループにするかを設定する。リモート受光部21は、マスタSBからのパルス発光通信を受光し、その信号をリモートSBマイコン61へ出力する。リモートSBマイコン61は、マスタSBからのパルス通信をデコードして調光モードの設定、モニタ発光、本発光の動作をそれぞれ制御する。モニタ発光と本発光は、共に予め発光量がマスタSBを経由して指定されており、その発光量になるようリモート発光モニタ部20によりモニタしながらリモート閃光発光部19の発光量を最適に制御する。
図4は、ダイレクト測光部33を用いた1灯ダイレクト測光によるTTL調光の動作を示したタイミングチャートである。
レリーズ信号が入力されてミラーアップと絞り込みが完了すると、フェーズ(以下、Pとする)8−1において、調光素子15のゲイン設定(ゲイン設定1)が行われる。
次に、P8−2において、通信端子1〜3によるカメラ・SB間通信によりカメラからモニタ発光コマンドが出力されモニタ発光が行われる。測光積分値が適当なレベルに達したか、発光量が予め定められた最大値(GN8程度)になったところでモニタ発光が終了し、積分値の読み出し(読み出し1)が行われた後にIS端子を立ち上げ積分値のリセットを行う。
P8−3では、通信によりモニタ発光時のガイドナンバーをSBから読み出す。
また、モニタ発光時の積分値には、SB光の反射光の他に定常光成分も含まれているため、モニタ発光終了後に定常光のみの積分を行い後の演算処理において定常光成分をモニタ発光積分値から差し引く演算を行う。
P8−4では、定常光積分のためのゲイン設定を行う。
P8−5では、モニタ発光の時と同様にIS端子を立ち下げ定常光積分を行う。定常光積分のゲイン設定と積分時間については後述する。定常光積分が終了したら積分値を読み出した後、IS端子を立ち上げて積分値をリセットする。
P8−6では、調光エリアと補正量を算出し、本発光量を算出する。
P8−7では、演算した本発光量を通信によって本発光量伝達コマンドと発光倍数データとしてSB側へ伝える。
P8−8では、撮影開始のシャッタ全開に同期してシンクロ信号(X信号)を出力してSBの発光を行わせる。発光量の制御は、直前に送られたデータによりSB側において制御が行われ撮影が完了する。
図5は、ファインダ測光部32を用いた1灯TTL調光の動作を示したタイミングチャートである。
レリーズ信号が入力されると、ミラーアップと絞り込みを行う前に、まず、P9−1において、通信端子1〜3によるカメラ・SB間通信によりカメラ側からモニタ発光(小)を指示するコマンドを送信する。
P9−2では、カメラが通信端子1をLに下げている間にSBが通信端子2のLとほぼ同期して所定光量のモニタ発光を行う。カメラは、通信端子2のLを発光同期信号としてこれに同期させて測光素子9のφint端子を立ち下げてデータの蓄積(積分)を行う。モニタ発光が終了したタイミングを見計らって測光データの読み出しを行なう。
P9−3では、このときの予備測光値のレベルが演算に必要な大きさに達しているか否かを判定する。
P9−3における判定により、もし測光値が必要レベルに達していなかった場合には、P9−4に進み、2回目のゲイン設定(SBへの指定GNの算出)を行い、今度は、モニタ発光(大)とその発光量(GN)を指示するコマンドを送信する。
P9−5では、P9−2と同様にモニタ発光(大)とデータの蓄積(積分)を行い、データの読み出しを行う。
P9−5の後、又は、P9−3において2回目のモニタ発光が不要と判断された後、P9−6では、調光エリアと補正量、及び、本発光量を算出する。
ここで、FVロック時の動作の場合には、P9−7においてレリーズ待ちとなり、レリーズ信号が入力されると、P9−8へ進む。FVロック以外のときには、このフェーズは行われず、P9−8へ進む。
P9−8では、ミラーアップと絞り込みが行われる。
P9−9では、算出した本発光量を通信によって本発光量伝達コマンドと発光倍数データとしてSB側へ伝える。
P9−10では、図4のP8−8と同様に撮影時には、SB側において本発光制御をして、適正光量の制御を行い撮影が完了する。
図6は、マスタSB本体50とAグループのリモートSB本体60による増灯モードにおける2灯発光TTL調光の動作を示したタイミングチャートである。
レリーズ信号が入力されると、ミラーアップと絞り込みを行う前に、まず、P10−1において、カメラ本体30からマスタSB本体50へグループ設定の要求に関するコマンド伝達が行われる。
P10−2では、マスタSB本体50からリモートSB本体60へパルス発光による通信発光により、グループ設定情報を送る。本実施形態における撮影システムでは、リモートSBとしてA〜Cの3つのグループの制御を独立して行うことができ、ここで送るグループ設定情報では、どのグループを使用するか否かに関する情報を送る。なお、図6に示す例は、Aグループのみを使用し、他のグループは使用しないものとして説明を行う。したがって、ここでは、AグループをTTL、B,CグループをOFFとする通信発光を行う。
図7は、本実施例において、マスタSB本体50からリモートSB本体60へ送られるパルス発光による通信の一例を示す図である。図7(a)は、P10−2において送信されるリモート設定(グループ設定情報)に関する通信を示している。
また、図7(b),(c),(d)は、それぞれグループA,B,Cに対するモニタ発光コマンド(グループAに対して後述のP10−9において送信)に関する通信を示し、図7(e)は、モニタ発光(大)を実行するときに送信されるモニタ発光(大)コマンドに関する通信を示し、図7(f)は、P10−17において送信される本発光量を伝える通信を示している。
図6に戻って、P10−3では、マスタSB本体50のモニタ発光(小)の実行を指示するコマンドがカメラ本体30からマスタSB本体50へ通信端子1〜3を用いた通信により行われる。
P10−4では、マスタ閃光発光器17によるモニタ発光(小)が行われてその反射光が測光素子9により蓄積され、これに対応するデータがカメラ本体30により読み出される。
P10−5では、このときの予備測光値のレベルが演算に必要な大きさに達しているか否かを判定する。
P10−5における判定により、もし測光値が必要レベルに達していなかった場合には、P10−6に進み、今度は、モニタ発光(大)とその発光量(GN)を指示するコマンドを送信する。
P10−7では、P10−4と同様にモニタ発光(大)とデータの蓄積を行い、データの読み出しを行う。
P10−8では、リモートSB本体60のモニタ発光(小)の実行を指示するコマンドがカメラ本体30からマスタSB本体50へ通信端子1〜3を用いた通信により行われる。
P10−9では、マスタ閃光発光器17がパルス発光による通信発光を行い、リモートSB本体60に対してモニタ発光の実行指示と、モニタ発光(小)のトリガを与える。この通信発光を受けて、リモート閃光発光器19によるモニタ発光(小)が行われてその反射光が測光素子9により蓄積され、そのデータがカメラ本体30により読み出される。
P10−10では、このときの予備測光値のレベルが演算に必要な大きさに達しているか否かを判定する。
P10−10における判定により、もし測光値が必要レベルに達していなかった場合には、P10−11に進み、今度は、モニタ発光(大)とその発光量(GN)を指示するコマンドを送信する。
P10−12では、P10−9と同様にリモート閃光発光器19によるモニタ発光(大)とデータの蓄積を行い、データの読み出しを行う。
P10−12後、又は、P10−10において2回目のモニタ発光が不要と判断された後、P10−13では、調光エリアと補正量、及び、マスタ閃光発光器17及びリモート閃光発光器19それぞれの本発光量を算出する。
ここで、FVロック時の動作の場合には、P10−14においてレリーズ待ちとなり、レリーズ信号が入力されると、P10−15へ進む。FVロック以外のときには、このフェーズは行われず、P10−15へ進む。
P10−15では、ミラーアップと絞り込みが行われる。
P10−16では、算出したマスタ閃光発光器17及びリモート閃光発光器19それぞれの本発光量を通信によって本発光量伝達コマンドとしてマスタSB本体50側へ伝える。なお、グループB,Cも使用する場合には、ここで、グループB,Cの本発光量がグループAの本発光量に続いて伝えられる。
P10−17では、マスタ閃光発光器17がパルス発光による通信発光を行い、P10−16で得た本発光量をリモートSB本体60に対して伝える。具体的には、まず、本発光量をこれから伝える旨の信号である本発光量一括送信コマンドを発光し、それに続いて、Aグループの本発光量に関するデータを発光する。また、グループB,Cも使用する場合には、グループB,Cの本発光量がグループAの本発光量に続いて伝えられる。
P10−18では、シャッタの先幕が開ききったと同時にマスタ閃光発光器17が本発光を行い、リモート閃光発光器19は、マスタ閃光発光器17の本発光を受光すると同時に本発光を行う。その後、シャッタ後幕が閉じ、ミラーダウン、絞り開放が行われ、撮影が終了する。
図8は、カメラマイコン31のプログラムを示したフローチャートである。
カメラのレリーズスイッチ37が半押しされることによってカメラの電源が入り、本プログラムが実行される。以下に、ステップ(以下、Sとする)毎に説明する。
S101では、撮影前サブルーチン処理を行う。ここでは、カスタム設定の読み込み、カメラ設定の読み込み、レンズ及びSBとの通信、定常光測光、絞り、シャッタ値算出、焦点検出、レンズ駆動、被写体距離の検出などが行われる。
S102では、FVロックスイッチ39が押されているか否かを判定する。FVロックスイッチ39が押されている場合には、S103に進み、FVロックスイッチ39が押されていない場合には、S105に進む。
S103では、FVロックスイッチ39が押されていた場合のサブルーチン処理(モニタ発光1:図9において説明)を行う。
S104では、FVロック実行中であることを示すフラグFVLに1を代入する。
S105では、レリーズスイッチ37が全押しされたか否かを判定する。レリーズスイッチ37が全押しされた場合には、S106に進み、レリーズスイッチ37が全押しされていない場合には、S117へ進む。
S106では、FVL=1であるか否かを判断する。FVL=1の場合には、S117へ進み、FVL=1ではない場合には、S107へ進む。
S107では、1灯制御であるか否かを判断する。1灯制御である場合には、S108へ進み、増灯制御の場合には、S110へ進む。
S108では、ミラーアップ、絞り込みを行う。
S109では、モニタ発光2を実行する。これは、ミラーアップ後のモニタ発光時に、ダイレクト測光部33によって実行されるものである。
S110では、サブルーチン処理(モニタ発光1:図9において説明)を行う。
S111では、ミラーアップ、絞り込みを行う。
S112では、アルゴリズム演算のサブルーチン処理を行う。このアルゴリズム演算処理では、被写体の反射率を推定し、この被写体の反射率を考慮してマスタ閃光発光器17,リモート閃光発光器19の本発光量倍数を演算する。
S113では、カメラからSBへ本発光量データ(マスタSBの本発光量倍数,リモートSBの本発光量倍数)の通信を行う(本発光コマンド)。なお、このステップの動作については、図10において説明する。
S114では、シャッタを開き、計時を開始する(撮影露光開始)。
S115では、シンクロ出力を行う。ここで、シンクロ出力とは、本発光を指示する信号を出力することである。
S116では、シャッタを閉じ(撮影露光終了)、ミラー、絞りを復帰させる。
S117では、FVロック解除条件(FVロック中にFVロックスイッチ39が再び押される)を満たしているか否かの判断を行う。FVロック解除条件を満たしている場合には、S118へ進み、FVロック解除条件を満たしていない場合には、S119へ進む。
S118では、FVロックの状態を識別するフラグFVLを0にクリアする(非FVロック状態とする)。
S119では、半押しタイマが起動後所定時間経過したかどうかを判別し、所定時間内であればS101へ戻って処理を繰り返し、タイマ切れであれば処理を終了する。
図9は、モニタ発光1の制御内容を示したサブルーチンフローチャートである。このフローは、図8のS103又はS110が実行されると本サブルーチンが呼び出されて実行される。
以下、ステップ毎に説明する。
S301では、リモートA,B,Cのどれか1つでも発光する設定になっているかどうかを判定する。1灯モード、又は、増灯モードであってもマスタ閃光発光器17のみが発光する設定になっている場合はS303へジャンプし、以下に示すS302における動作を省略する。すなわち、増灯モードであってもマスタ閃光発光器17のみが発光する設定になっている場合はリモートSB本体への発光モードの設定を行わないようにして、無駄なパルス発光通信を行わないようにしている。
S302では、各リモートSB本体への発光モードの設定を行う。具体的には、マスタSB本体50のパルス発光通信により、図7に示す「リモート設定」のコマンドを送信する。
S303では、マスタ閃光発光器17が発光するか否かを判断し、マスタ閃光発光器17が発光する場合にはS304へ進み、マスタ閃光発光器17が発光しない場合にはS313へ進む。
S304では、測光素子9の蓄積時間のタイマを、予めマスタSB本体50との通信で読み出してあるマスタモニタ発光(小)の発光時間にセットする。
S305では、マスタモニタ発光(小)を指示するコマンドを送信し、マスタ閃光発光器17がマスタモニタ発光(小)を行う。ここで、1回目のマスタモニタ発光(小)の光量は、予め規格により定めてある(例えばISO100のガイドナンバーで2など)のでSB側に指定する必要はない。
S306では、マスタSB本体50のマスタモニタ発光(小)に同期して測光素子9のデータ蓄積を開始し、S304でセットした時間で蓄積を終了し測光データを読み出す。
S307では、測光データが演算に使用可能か否かを判定する。具体的には、測光領域のB,G,Rの各データの最大値が所定レベル以上であるか否かを判定し、所定レベル以上あれば使用可能とする。使用可能な場合には、2回目のモニタ発光は行わずにS312へジャンプする。
S308では、最大値が所定レベルに達していなかった場合、次回の発光量を算出する。
S309では、測光素子9の蓄積時間のタイマを、予めマスタSB本体50との通信で読み出してあるマスタモニタ発光(大)の発光時間にセットする。
S310では、モニタ発光(大)を指示するコマンドと光量を指定するデータを送信する。ここで、光量の指定方法は、ガイドナンバーを直接指定、前回の光量との相対値で指定、発光可能な数値を数パターンSB側から通信により開示しカメラ側で最も適当な光量を選択して指定、などが考えられる。いずれの方法でも通信規格によって予め規定しておけば良い。
S311では、SBのモニタ発光に同期して測光素子9のデータ蓄積を開始し、S309でセットした時間で蓄積を終了し測光データを読み出す。
S312では、予備測光結果より、マスタ閃光発光器17のGV値を算出する。なお、GV値とは、標準反射率被写体に対して基準露光量を与えるガイドナンバーを単位EVに変換したものである。
S313では、リモートA,B,Cのどれか1つでも発光する設定になっているかどうかを判定する。リモートA,B,Cのいずれかが発光する場合には、S314へ進み、リモートA,B,Cのいずれも発光しない場合には、リターンする。
S314では、リモート閃光発光器19によるモニタ発光を行い、リターンする。
図10は、本発光コマンドの制御を示したサブルーチンフローチャートである。図8のS113が実行されると本サブルーチンが呼び出されて実行される。
S701では、増灯モードであるか否かの判断を行う。増灯モードである場合には、S702へ進み、増灯モードではない場合には、S703へ進む。
S702では、リモート閃光発光器19が1つでも発光するように設定されているか否かの判断を行う。リモート閃光発光器19が1つでも発光する場合には、S704へ進み、リモート閃光発光器19が全く発光しない場合には、S703へ進む。
S703では、1灯モード時、又は、増灯モード時でもA,B,CのリモートSBが何れも非発光の設定の時には、1灯レリーズコマンドを送信する。この1灯レリーズコマンドとは、図4のP8−7、又は、図5のP9−9において送信されるものと同様なものである。すなわち、増灯モードであっても、マスタ閃光発光器17のみが発光する場合には、一灯用のコマンドが発信され、増灯用の複雑な信号を発信する必要が無く、また、その直後にリモート閃光発光器19へ通信発光を行うことも無くなる。
S704では、増灯モードで、A,B,CのリモートSBのうちどれか一つでも発光する設定の場合であるので、図6のP10−16において行う増灯レリーズコマンドの送信を行う。
本実施例によれば、増灯モードであっても、リモート閃光発光器19が1つも発光しないように設定することができ、操作の自由度が高まり、使い勝手をよくすることができる。
また、増灯モードであっても、マスタ閃光発光器17のみが発光するように設定されている場合には、1灯モードの場合と同様な制御を行うこととしたので、増灯モードの設定であってもリモートSBを使用しない場合には制御が簡単になり、処理を早くすることができる。
さらに、マスタSB本体50からリモートSB本体60へのパルス発光通信なども省略されるのでエネルギの節約になり、同時に撮影者にも無駄な発光が見えなくなるので撮影時の不快感を解消することができる。
(変形例)
以上説明した実施例に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の均等の範囲内である。
例えば、本実施例において、CCD等の撮像素子を用いた電子スチルカメラを例にして説明したが、これに限らず、例えば、銀塩フィルムを露光するカメラにも同様に適用することができる。
本発明の実施例の光学系を示した図である。 本実施例におけるカメラ本体30,レンズ本体40,マスタSB本体50,リモートSB本体60の構成を示すブロック図である。 マスタSB本体50の表示部を示す図である。 ダイレクト測光部33を用いた1灯ダイレクト測光によるTTL調光の動作を示したタイミングチャートである。 ファインダ測光部32を用いた1灯TTL調光の動作を示したタイミングチャートである。 マスタSB本体50とAグループのリモートSB本体60による増灯モードにおける2灯発光TTL調光の動作を示したタイミングチャートである。 本実施例において、マスタSB本体50からリモートSB本体60へ送られるパルス発光による通信の一例を示す図である。 カメラマイコン31のプログラムを示したフローチャートである。 モニタ発光1の制御内容を示したサブルーチンフローチャートである。 本発光コマンドの制御を示したサブルーチンフローチャートである。 増灯撮影を行っている状況の一例を示す図である。 発光時における動作の概要を増灯モードと一灯モードとを比較して示した図である。
符号の説明
1 撮影レンズ
2 メインミラー
3 拡散スクリーン
4 コンデンサレンズ
5 ペンタプリズム
6 接眼レンズ
7 測光用プリズム
8 測光用レンズ
9 測光素子
10 絞り
11 シャッタ
12 撮像素子
13 サブミラー
14 調光用レンズ
15 調光素子
16 焦点検出部
17 マスタ閃光発光器
18 マスタ発光モニタ部
19 リモート閃光発光器
20 リモート発光モニタ部
21 リモート受光部
30 カメラ本体
31 カメラマイコン
32 ファインダ測光部
33 ダイレクト測光部
34 レンズ駆動部
35 絞り制御部
36 感度設定部
37 レリーズスイッチ
38 カスタム設定部
39 FVロックスイッチ
40 撮影レンズ本体
41 レンズマイコン
42 距離エンコーダ
50 マスタSB本体
51 マスタSBマイコン
52 発光制御モード指定部
53 閃光発光器指定部
60 リモートSB本体
61 リモートSBマイコン
62 グループ設定部

Claims (5)

  1. 1台のマスタ閃光発光器と1台以上のリモート閃光発光器とを含む複数の閃光発光器を制御可能な第1の発光制御モード、及び、1台の閃光発光器のみを制御する第2の発光制御モードを実行可能な制御部と、
    前記第1の発光制御モードと前記第2の発光制御モードのどちらを実行するかを指定する発光制御モード指定部と、
    前記発光制御モード指定部により前記第1の発光制御モードが指定されている場合にいずれの閃光発光器を発光させるのかを指定する閃光発光器指定部と、
    を備え、
    前記閃光発光器指定部は、前記第1の発光制御モードが指定されている場合であっても前記マスタ閃光発光器のみが発光するように指定できること、
    を特徴とする閃光制御装置。
  2. 請求項1に記載の閃光制御装置において、
    前記第1の発光制御モードが指定されている場合であっても、前記マスタ閃光発光器のみが発光するように前記閃光発光器指定部により指定した場合には、前記制御部は、前記発光制御モード指定部の指定内容に関わらず前記第2の発光制御モードを実行すること、
    を特徴とする閃光制御装置。
  3. 請求項1に記載の閃光制御装置において、
    前記制御部は、前記第1の発光制御モードを実行する場合に、前記マスタ閃光発光器から前記リモート閃光発光器に対して前記リモート閃光発光器の発光制御に必要な通信を行うようになっており、
    前記制御部は、前記第1の発光制御モードが指定されている場合であっても、前記マスタ閃光発光器のみが発光するように前記閃光発光器指定部により指定した場合には、前記マスタ閃光発光器から前記リモート閃光発光器に対して前記リモート閃光発光器の発光制御に必要な通信を行わないこと、
    を特徴とする閃光制御装置。
  4. 請求項3に記載の閃光制御装置において、
    前記発光制御に必要な通信には、その初期に行われ、前記リモート閃光発光器に対して発光制御動作の内容を設定する設定通信が含まれていること、
    を特徴とする閃光制御装置。
  5. 請求項1に記載の閃光制御装置において、
    前記制御部は、前記第1の発光制御モードを実行する場合には、撮影時の発光直前に少なくとも前記マスタ閃光発光器及び前記リモート閃光発光器の発光量を前記マスタ閃光発光器に伝える第1の発光量設定通信を行い、前記第2の発光制御モードを実行する場合には、撮影時の発光直前に少なくとも前記マスタ閃光発光器の発光量を前記マスタ閃光発光器に伝える第2の発光量設定通信を行うようになっており、
    前記第1の発光制御モードが指定されている場合であっても、前記マスタ閃光発光器のみが発光するように前記閃光発光器指定部により指定した場合には、前記第2の発光量設定通信を行うこと、
    を特徴とする閃光制御装置。
JP2003362726A 2003-10-23 2003-10-23 マスタ閃光装置 Expired - Fee Related JP4635427B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003362726A JP4635427B2 (ja) 2003-10-23 2003-10-23 マスタ閃光装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003362726A JP4635427B2 (ja) 2003-10-23 2003-10-23 マスタ閃光装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010124153A Division JP5182323B2 (ja) 2010-05-31 2010-05-31 マスタ閃光装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005128197A true JP2005128197A (ja) 2005-05-19
JP4635427B2 JP4635427B2 (ja) 2011-02-23

Family

ID=34642264

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003362726A Expired - Fee Related JP4635427B2 (ja) 2003-10-23 2003-10-23 マスタ閃光装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4635427B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102780839A (zh) * 2011-05-10 2012-11-14 佳能株式会社 摄像设备及其控制方法
JP2013160788A (ja) * 2012-02-01 2013-08-19 Canon Inc 発光制御装置、その制御方法、制御プログラム、および撮像装置、並びに撮像装置システム
JP2020003582A (ja) * 2018-06-26 2020-01-09 キヤノン株式会社 撮像システム、撮像装置、照明装置および制御方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01314229A (ja) * 1988-06-14 1989-12-19 Canon Inc 多灯閃光撮影装置
JPH03100633A (ja) * 1989-09-14 1991-04-25 Canon Inc ワイヤレス多灯撮影システム及び閃光装置
JPH0734439U (ja) * 1993-12-06 1995-06-23 株式会社ニコン 電子閃光装置
JP2000089308A (ja) * 1998-09-07 2000-03-31 Canon Inc ストロボシステム
JP2003186088A (ja) * 2001-12-14 2003-07-03 Nikon Corp 多灯閃光制御システム及びスレーブ閃光器

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01314229A (ja) * 1988-06-14 1989-12-19 Canon Inc 多灯閃光撮影装置
JPH03100633A (ja) * 1989-09-14 1991-04-25 Canon Inc ワイヤレス多灯撮影システム及び閃光装置
JPH0734439U (ja) * 1993-12-06 1995-06-23 株式会社ニコン 電子閃光装置
JP2000089308A (ja) * 1998-09-07 2000-03-31 Canon Inc ストロボシステム
JP2003186088A (ja) * 2001-12-14 2003-07-03 Nikon Corp 多灯閃光制御システム及びスレーブ閃光器

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102780839A (zh) * 2011-05-10 2012-11-14 佳能株式会社 摄像设备及其控制方法
JP2013160788A (ja) * 2012-02-01 2013-08-19 Canon Inc 発光制御装置、その制御方法、制御プログラム、および撮像装置、並びに撮像装置システム
JP2020003582A (ja) * 2018-06-26 2020-01-09 キヤノン株式会社 撮像システム、撮像装置、照明装置および制御方法
JP7071228B2 (ja) 2018-06-26 2022-05-18 キヤノン株式会社 撮像システム、撮像装置、照明装置および制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4635427B2 (ja) 2011-02-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5071233B2 (ja) カメラおよびカメラシステム
JP4622211B2 (ja) 閃光制御装置及び閃光制御システム
JP2004126493A (ja) 閃光制御装置及び閃光制御システム
JP5464154B2 (ja) 閃光制御装置及び閃光制御システム
CN109327688B (zh) 摄像设备及其控制方法和发光控制设备
JP4124874B2 (ja) カメラ
JP4635427B2 (ja) マスタ閃光装置
JP2002311479A (ja) 閃光制御装置
JP5182323B2 (ja) マスタ閃光装置
JP6544941B2 (ja) 光学機器の制御方法、レンズ装置、撮像装置および撮影システム
JP4461523B2 (ja) 閃光制御装置
JP2009260927A (ja) カメラシステム
JP4196051B2 (ja) 多灯閃光制御システム及びスレーブ閃光器、閃光器
JP5169500B2 (ja) 閃光制御装置
JPH0943670A (ja) カメラシステム
JP2604913B2 (ja) ストロボ内蔵カメラ
JP3831422B2 (ja) 調光装置を備えたカメラ
JP4021067B2 (ja) カメラの制御装置
JPH0915490A (ja) 自動焦点調節装置及びカメラ
JPH06222259A (ja) 自動焦点カメラ
JP2011059406A (ja) 撮影システム、及び撮像装置
JP2907289B2 (ja) カメラ
JP2002072070A (ja) 自動焦点カメラ
JP2562197B2 (ja) カメラの制御装置
JP2006091108A (ja) カメラ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061002

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100304

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100330

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100531

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100706

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100903

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101026

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101108

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131203

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4635427

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131203

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees