JP3050657B2 - フラッシュ発光制御機能を有するカメラ - Google Patents

フラッシュ発光制御機能を有するカメラ

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JP3050657B2
JP3050657B2 JP3218135A JP21813591A JP3050657B2 JP 3050657 B2 JP3050657 B2 JP 3050657B2 JP 3218135 A JP3218135 A JP 3218135A JP 21813591 A JP21813591 A JP 21813591A JP 3050657 B2 JP3050657 B2 JP 3050657B2
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勇 橋本
秀明 辻
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旭光学工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、フラッシュ発光制御機能を有す
るカメラに関する。
【0002】
【従来技術およびその問題点】従来、内蔵フラッシュを
有するカメラで、外部フラッシュの装着も可能なもので
は、これらの内蔵フラッシュと外部フラッシュとを同時
に発光させる場合、次のような不都合を生じていた。つ
まり、外部フラッシュでマイコンを有するものは、カメ
ラから発光信号を受けたときに直ちに発光せず、発光信
号を受けた後さらにマイコン処理を行なってから発光さ
せるため、発光信号の出力と同時に発光できる内蔵フラ
ッシュに比ベて発光が遅れる。
【0003】このため、TTL調光の場合、先に発光し
た内蔵フラッシュの発光だけで適正露出が得られること
になり、外部フラッシュが発光されず、多灯撮影等の効
果を出せない不都合が生じる。
【0004】
【発明の目的】本発明は、マイコンを有する外部フラッ
シュを装着した場合でも、内蔵フラッシュと外部フラッ
シュを略同時に発光させることができるカメラを得るこ
とを目的とする。
【0005】
【発明の概要】本発明は、カメラボディに内蔵された内
蔵フラッシュ;マイコンを有する外部フラッシュが装着
されたことを検出する外部フラッシュ検出手段;シャッ
タの全開を検出して全開信号を出力するシャッタ全開検
出手段;およびこのシャッタ全開検出手段の全開信号に
基づいて内蔵フラッシュと外部フラッシュに発光信号を
出力する発光信号出力手段を有するカメラにおいて、発
光信号出力手段が、外部フラッシュ検出手段により、マ
イコンを有する外部フラッシュが装着されたことが検出
された場合、内蔵フラッシュへの発光信号を、外部フラ
ッシュへの発光信号出力から一定時間遅延させて出力す
る発光信号遅延手段を有することを特徴とする。
【0006】
【発明の実施例】以下図示実施例に基づいて本発明を説
明する。図1は、本カメラの制御装置を示すブロック図
である。本実施例では、カメラを一眼レフカメラとして
説明するが、本発明は、この一眼レフカメラだけでなく
他のタイプのカメラにも適用可能であることは勿論であ
る。カメラ側マイクロコンピュータ(以後マイコンとい
う)11は、レリーズスイッチ28がONされてから一定
時間をカウントするタイマカウンタ(タイマカウント手
段)32、制御部33および演算部34を有している。
カメラ側マイコン11には、通信ラインを介して露出制
御回路12、測光回路13、 A/D変換器14、コンパ
レータ内蔵のTTL積分回路17、D/A変換回路1
8、フィルム感度設定装置20、カメラ側マイコン11
に電源を供給するDC/DCコンバータ21、トランジ
スタ35、および表示用LCD22が接続されている。
この表示用LCD22は、通信実行手段(図示せず)に
よるレンズ側マイコン19等とのデジタル通信の結果、
現在装着されている撮影レンズでは内蔵フラッシュ50
の発光による撮影は不適であると判断されたとき、警告
を表示する。
【0007】カメラ側マイコン11にはさらに、内蔵フ
ラッシュ回路23とキセノン管24を有する内蔵フラッ
シュ50、測光スイッチ27、レリーズスイッチ28、
セルフタイマモード撮影が選択されたことを検出するセ
ルフタイマモードスイッチ29、ポップアップスイッチ
30、メインスイッチ31、および先幕の走行完了(X
接点のON)を検出して全開信号を出力するシャッタ検
出スイッチ(シャッタ全開検出手段)26が接続されて
いる。
【0008】カメラのボディマウントBMには、レンズ
側マイコン19を有する撮影レンズ36のレンズマウン
トLMが接合されている。レンズ側マイコン19は、こ
のレンズマウントLMに備えられた接点を介してカメラ
側マイコン11とデジタル通信を行なう。このデジタル
通信を通して種々のレンズデータ、例えば撮影レンズの
焦点距離に関するデータや、内蔵フラッシュ撮影が可能
なレンズであるか否かのデータを、カメラ側マイコン1
1に伝える。カメラのアクセサリシュー37には、外部
フラッシュ38が装着され、カメラ側マイコン11とフ
ラッシュ側マイコン42 とでデジタル通信が行なわれ、
外部フラッシュの装着状態、充電状態、 ガイドナンバー
等のフラッシュ情報がカメラ側マイコン11に送られ
この外部フラッシュ38とカメラ側マイコン11の
間に外部フラッシュ発光トリガ回路(発光信号出力手
段)40(図2)が介在されている。この外部フラッシ
ュ発光トリガ回路40は、シャッタ検出スイッチ26の
全開信号に基づいて外部フラッシュ38に発光信号を出
力する。
【0009】カメラ側マイコン11の内部又は該マイコ
ン11のポートには、図示しない充電開始手段、内蔵側
充電完了検出手段、外部側充電完了検出手段、通信実行
手段、撮影可否判断手段、警告手段、フラッシュ撮影検
出手段、レリーズ禁止手段、レリーズ禁止解除手段、フ
ラッシュモード撮影検出手段、セルフタイマモード撮影
検出手段、タイマ延長手段、および外部フラッシュ検出
手段が内蔵又は接続されている。
【0010】充電開始手段は、内蔵フラッシュ50と外
部フラッシュ38の充電を開始させる。内蔵側充電完了
検出手段は、内蔵フラッシュ50の充電完了を検出す
る。外部側充電完了検出手段は、外部フラッシュ38の
充電完了を検出する。通信実行手段は、内蔵側充電完了
検出手段による内蔵フラッシュ50の充電完了検出の有
無に拘わらず、カメラ側マイコン11と、レンズ側マイ
コン19やフラッシュ側マイコン42との間のデジタル
通信を実行させる。撮影可否判断手段は、通信実行手段
によるデジタル通信の結果、内蔵フラッシュ50の発光
による撮影が適当かどうかを判断する。警告手段は、撮
影可否判断手段により内蔵フラッシュ50による撮影が
不適当であると判断されたとき、この結果を表示用LC
D22に表示させる。
【0011】フラッシュ撮影検出手段は、フラッシュ撮
影が選択されたことを検出する。レリーズ禁止手段は、
内蔵側充電完了検出手段が内蔵フラッシュ50の充電完
了を検出しない間、レリーズを禁止する。レリーズ禁止
解除手段は、フラッシュ撮影検出手段がフラッシュ撮影
の選択を検出し、かつ外部側充電完了検出手段が充電完
了を検出したとき、内蔵側充電完了検出手段の検出結果
に拘わらずレリーズ禁止手段によるレリーズ禁止を解除
する。またレリーズ禁止手段は、タイマ延長手段により
設定された充電延長時間の経過後に、内蔵側充電完了検
出手段が内蔵フラッシュ50の充電完了を検出したと
き、レリーズ禁止手段によるレリーズ禁止を解除する。
【0012】フラッシュモード撮影検出手段は、フラッ
シュモード撮影が選択されたことを検出する。タイマ延
長手段は、セルフタイマモード撮影検出手段が、セルフ
タイマモード撮影の選択を検出し、かつ内蔵側充電完了
検出手段が内蔵フラッシュの充電完了を検出しない状態
においてレリーズスイッチがONされたとき、タイマカ
ウンタ32に充電延長時間を設定する。外部フラッシュ
検出手段は、マイコンを有する外部フラッシュが装着さ
れたことを検出する。
【0013】内蔵フラッシュ回路23とカメラ側マイコ
ン11との間に、内蔵フラッシュ発光トリガ回路(発光
信号出力手段)41(図2)が介在されている。この内
蔵フラッシュ発光トリガ回路41は、シャッタ検出スイ
ッチ26の全開信号に基づいて内蔵フラッシュ50に発
光信号を出力する。内蔵フラッシュ発光トリガ回路41
は、外部フラッシュ検出手段により、マイコンを有する
外部フラッシュが装着されたことが検出された場合、内
蔵フラッシュ50への発光信号を、外部フラッシュへの
発光信号の出力から所定時間遅延させて出力する発光信
号遅延手段を有している。
【0014】図中15は受光素子、16はTTL受光素
子、P6 はフラッシュトリガ信号用のポート、P7 は充
電信号用のポート、P8 はチェック電圧切替(CHK
子)用のポート、P9 は充完信号(RIF端子)用のポ
ート、P11はTTLコンパレータ信号用のポートであ
る。外部フラッシュ38は、外部フラッシュ回路51、
およびこの外部フラッシュ回路51に接続された外部フ
ラッシュ電源32aとキセノン管33aを有している。
外部フラッシュ回路51は、図2に示すように、フラッ
シュ側マイコン42、発光トリガ回路43、および外部
フラッシュ発光回路45を有している。図示はしていな
いが、内蔵フラッシュ回路23と外部フラッシュ回路5
1は、それぞれ上記内蔵側充電完了検出手段と外部側充
電完了検出手段を有している。
【0015】次に、図4〜図15に示すフローチャート
により本実施例の動作を説明する。図4はメインスイッ
チ31がONされるまでの間に行なわれるVDDOFF
ループを示すフローチャートである。まず“RESE
T”のラベルで始まるルーチンでは、ステップS1にお
いて、スタックポインタの初期設定を行なう。S2で
は、RAM内のすべてのデータクリア、ポートの入出力
の設定、特殊レジスタの設定等のリセット処理を実行す
る。
【0016】“SW1CHK”のラベルで始まるルーチ
ンでは、スタックポインタの初期設定を実行し、スイッ
チ処理を実行する(S3、S4)。S5では、表示用L
CD22にフラッシュ関係の表示を行なうLCD表示処
理を実行する。S6では、測光スイッチ27がONされ
たか否かを判断し、ONされればS7に進み、そうでな
ければS8に進む。S8では、レリーズスイッチ28が
ONされたか否かを判断し、ONされればS7に進み、
そうでなければS9に進む。
【0017】S9では、“CHRGSUB(チャージサ
ブ)”のラベルで始まるサブルーチンをコールして充電
チェック処理を実行する。S10では、内蔵フラッシュ
50と外部フラッシュ38は充電中か否かを判断し、充
電中であれば“SW1CHK”のラべルに戻り、そうで
なければS11に進んでパワーホールドをOFF(VD
D OFF)する。S12では、タイマ割り込みを許可
し、S13では、パワーダウン処理を実行し、S14で
は、タイマの割込処理を実行する。S13では、高速ク
ロックを止めてパワーをダウンさせ、S14で高速クロ
ックを再発振させ、S15では、タイマの割り込みを禁
止する。
【0018】S7では、パワーホールド(VDD )がONさ
れているか否かを判断し、ONされていればS19にジャ
ンプし、そうでなければS16に進んでパワーホールド
をONする(VDD を投入)。S17では、VDD の投入(D
C/DCコンバータ21の電源供給)後、周辺回路がリ
セットされて安定するまでウエイトする。S18では
ッテリの蓄電量等をチェックするバッテリチェック処
理を行なう。S19では、Tv値、Av値を演算するた
めのAE演算用データ、およびシーケンス制御用のデー
タを、カメラ側マイコン11に接続されたEEPROM
(図示せず)から入力する。S20では、マウントピン
情報や、撮影レンズ36のレンズ側マイコン19のレン
ズROMに格納されたLROM情報等を入力し、S21
では、フィルム枚数、フィルム感度等のパトローネ情報
を入力する。
【0019】図6によりメインルーチンを説明する。ま
ずS22では、パワーホールドタイマを10秒にセット
し、S113では、再チェックフラグをセットし、S2
3では、インターバルタイマを128mS程度に初期設
定し、“VDD LP”のラベルで始まるルーチンに進
む。S24では、シャッタ検出スイッチ26、測光スイ
ッチ27、レリーズスイッチ28、セルフタイマモード
スイッチ29、ポップアップスイッチ30、およびメイ
ンスイッチ31等の状態をチェックし、S25では、撮
影レンズ36のデータ、つまり焦点距離データや、内蔵
フラッシュ撮影が可能なレンズであるかどうかのデータ
等を取り込んで、撮影可否判断手段により、現在装着さ
れている撮影レンズのままで内蔵フラッシュ撮影が可能
か否かを判断する。S26では、内蔵フラッシュ50、
外部フラッシュ38からフラッシュデータを入力する。
S27では、“CHRGSUB”のラベルで始まるサブ
ルーチンをコールして、充電チェック処理を実行する。
【0020】S28では、内蔵フラッシュ50、外部フ
ラッシュ38への充電がまだ行なわれているか否かを判
断し、内蔵側充電完了検出手段又は外部側充電完了検出
手段により、内蔵フラッシュ50、外部フラッシュ38
の充電完了が検出されればS29に進み、Bv値をA/
D変換する処理を実行する。S28においてまだ充電中
であれば、S30にジャンプする。
【0021】S30では、フィルムの有無および感度等
のパトローネ情報を入力する処理を実行し、S31で
は、Av値、Tv値を演算するAE演算処理を実行し、
S32では、フラッシュ関係等の情報を表示用LCD2
2に表示するLCD表示処理を実行する。つまりカメラ
側マイコン11とレンズマイコン19との間でデジタル
通信を行なった結果、S25において、装着されたのは
望遠カメラ等の、内蔵フラッシュ50によってカバーで
きる照射角外の撮影レンズであると撮影可否判断手段が
判断した場合は、警告手段によりその警告表示を表示用
LCD22に表示するのである。したがって、撮影者
は、この表示をみることにより、現在、装着しているレ
ンズでは、期待するような写真を得ることができないと
知ることができるから、撮影レンズを他のものと交換す
るか、そのままレリーズする等を適宜判断することがで
きる。表示用LCD22への警告表示は、本実施例のカ
メラが、内蔵フラッシュ50の充電中も、カメラ側マイ
コン11とレンズマイコン19との間のデジタル通信を
通信実行手段によって実行させているからである。
【0022】S33では、S26において入力したフラ
ッシュデータを基に、カメラ側で演算を加え、そのデー
タを出力する。S34では、“RLZCH K”のラベル
で始まるルーチン(図7)をコールしてレリーズチェッ
ク処理を実行し、S35では、インターバルを判断し、
インターバルであればS36に進み、そうでなければS
34に戻る。S36では、パワーホールドタイマのカウ
ント処理を実行し、S37では、カウント処理が終了さ
れたか否かを判断し、終了されていれば“VDD L
P”のラベルを繰り返し、そうでなければ“SW1CH
K”のラベルで始まるルーチンへ進む。
【0023】S27でコールされるサブルーチン“CH
RGSUB”を、図11〜図13に示す。S72におい
て、バッテリが消耗等によりロック電圧(カメラ動作を
ロックさせるべき電圧)になったか否かを判断する。ロ
ック電圧以下であれば、レリーズをロックさせなければ
ならない電圧レベルとして“CHRGEND(チャージ
エンド)”のラベルで始まるルーチンに進み、充電処理
を行なわない。ロック電圧を超えていればS73に進
む。
【0024】S73では、ポップアップスイッチ30が
ONされているか否かを判断し、ONされていない場
合、内蔵フラッシュ50はポップアップされてないとい
うことであるから、S74に進み、ポップアップ中フラ
グをクリアし、充電NGフラグをクリアし、充電完了フ
ラグをクリアして、“CHRGEND”のラベルで始ま
るルーチンに進む。S73において、ポップアップスイ
ッチ30がONされればS75に進んで、ポップアップ
中フラグを判断する。ここでは、内蔵フラッシュ50
が、初めて上がったか、既に上がっていて充電中なのか
をチェックする。
【0025】S76では、充電中フラグが立っているか
否かを判断し、“1”に立っていれば充電中としてS7
7に進み、充電開始手段により内蔵フラッシュ50への
充電を開始させる。S88では、“RIFCHK”のラ
ベルで始まるサブルーチンをコールして、充電が完了さ
れたかどうかチェックする。S89では、充電時間をオ
ーバーしたか否かを判断し、タイムオーバーでなければ
リターンし、タイムオーバーされればS90に進んで、
充電完了フラグを判断する。270Vモードで充電が完
了されていれば充電完了フラグは“1”に立っているか
ら“CHRGEND”で始まるルーチンにジャンプす
る。S90で充電完了フラグが“0”とされれば、充電
が完了されていないとしてS91において充電NGフラ
グをセットする。
【0026】S92では、“充電中フラグ”を判断し、
“0”とされて充電完了されていればS94にジャンプ
し、“1”とされて充電中であれば、S93に進む。S
93では、充電をOFFし、充電でかなりバッテリを使
っているので、充電OFF後に直に別の処理を始めると
誤動作を招く等の理由から、100mS間ウエイトし、
充電終了後、直にDC/DCコンバータ21が切れるよ
うにパワーホールドタイマを0秒にセットする。S94
では、330Vチェックモードを実行し、S95では、
充電中フラグをクリアして、リターンする。
【0027】S76において充電中フラグが“0”であ
れば、S78に進んで再チェックを要求する再チェック
フラグを判断する。再チェックフラグが“0”であれば
“CHRGEND”のラベルで始まるルーチンに飛び、
“1”であればS79に進んで、ポップアップ中フラグ
をクリアし、再チェックフラグをクリアする。S80で
は、充電NGフラグを判断し、充電NGフラグが“1”
であれば“CHRGEND”のラベルで始まるルーチン
に進み、“0”であればS81に進んで、270Vのチ
ェックモードを実行する。このモードは、フラッシュ
は、表示上270V以上であれば充電完了ということ
で、レリーズ禁止を解除してレリーズ可能とする。ガイ
ドNO. として規定された330Vまであればそれ以上の
充電はしない。S82では、“RIFCHK”のサブル
ーチンをコールして充電チェック処理を実行し、S83
では、充電完フラグをクリアし 85では、バッテリ
のチェック処理を実行し、S86では、充電中フラグを
セットし、S87では、最大充電時間を8秒にセットし
てリターンする。
【0028】図7および図8により、“RLZCHK
(レリーズチェック)”のラベルで始まるルーチンを説
明する。S38では、レリーズスイッチ28がONされ
たか否かを判断し、ONされていればS39に進み、そ
うでなければリターンする。S39では、フラッシュ撮
影モードが選択されているか否かをフラッシュ撮影検出
手段によって判断すべく、ポップアップスイッチ30の
ON、OFFをチェックする。ONされていればS40
に進み、そうでなければ“レリーズ処理”のラベルで始
まるルーチンにジャンプする。
【0029】S40では、外部フラッシュ38の充電が
完了されたか否かを判断し、外部側充電完了検出手段に
より外部フラッシュ38の充電完了が検出されればS4
3にジャンプし、内蔵フラッシュ50に対する充電
止させる。ここで、内蔵フラッシュ50の充完のために
レリーズを禁止していたレリーズ禁止手段をレリーズ禁
止解除手段により解除させて、“レリーズ処理”のラベ
ルで始まるルーチンに進む。
【0030】またS40において、外部側充電完了検出
手段により外部フラッシュ38の充電完了が検出されな
ければS41に進み、内蔵フラッシュ50の充電が完了
されたか否かを判断する。この結果、内蔵側充電完了検
出手段により内蔵フラッシュ50の充電完了が検出され
ればS43に進み、内蔵フラッシュ50に対する充電
停止させ、上記同様にレリーズ禁止を解除させて“レリ
ーズ処理”のラベルで始まるルーチンに進む。つまり、
外部フラッシュ38を装着した状態では、外部フラッシ
ュ38と内蔵フラッシュ50のうちいずれか一方が充完
された時点で、内蔵フラ ッシュ50の充電を終了させ
て、フラッシュ撮影可能として処理する。
【0031】S41において、内蔵側充電完了検出手段
により内蔵フラッシュ50の充電完了が検出されない場
合は、内蔵フラッシュ50と外部フラッシュ38のいず
れも充完されないのであるからS42に進んで、再充電
を要求して、リターンする。
【0032】S44では、レリーズ直前のBv値をA/
D変換させる処理を実行し、S114では、AE演算を
実行し、可動ミラーをアップさせ、絞り制御を開始さ
せ、さらにシャッタ先幕をスタートさせて、シャッタス
ピードのカウントを開始させる(S44〜S47)。S
48では、外部フラッシュ38、内蔵フラッシュ50の
発光チェックを実行し、S49では、設定されたシャッ
タ時間が経過されたか否かを判断し、経過されなければ
S48を繰り返し、経過されればS50に進んでシャッ
タ後幕をスタートさせ、S51では、後幕が走行する時
間ウエイトする。S52では、可動ミラーとフィルムの
巻上処理を実行し、S53では、バッテリチェック処理
を実行する。
【0033】図9と図10により、“SELF”のラベ
ルで始まるルーチンを説明する。このルーチンは、レリ
ーズスイッチ28がONされてセルフタイマ撮影が開始
された場合の制御に関する。イニシャライズ処理とし
て、セルフタイマの延長回数をセットし、タイマの初期
値を例えば12秒とセットする(S54、S55)。S
56では、タイマカウンタ32によるカウントをスター
トさせる。S57では、セルフタイマモードのキャンセ
ルがあるか否かをみるために、必要なスイッチデータを
入力する。S58では、撮影レンズ36のレンズマイコ
ン19に格納されているレンズデータを、通信実行手段
により実行されるデジタル通信により入力し、S59で
は、外部フラッシュ38のフラッシュ側マイコン42に
格納されている外部フラッシュデータを、デジタル通信
により入力する。S60では、内蔵フラッシュ50と外
部フラッシュ38との充電状況をチェックする。
【0034】S61では、内蔵フラッシュ50と外部フ
ラッシュ38は充電中であるか否かを判断する。充電中
であれば、アナログ処理を実行させないようにするた
め、S62の“Bv A/D変換”をジャンプしてS6
3に進む。充電中でなければS62に進んで“Bv A
/D変換”を実行する。S63では、演算部34におい
てAE演算処理を実行し、S64に進む。
【0035】S64では、セルフタイマモードが設定中
か否かを判断し、設定中であればS65に進み、そうで
なければリターンする。S65では、S55でセットさ
れた時間、例えば12秒が経過されたか否かを判断し、
経過されていればS66に進み、そうでなければS57
に戻って処理を繰り返す。S66では、内蔵フラッシュ
撮影モードにされているか否かをみるために、フラッシ
ュモード撮影検出手段がポップアップスイッチ30のO
N、OFFをチェックして、内蔵フラッシュ50がポッ
プアップされたかどうかを判断する。内蔵フラッシュ5
0がポップアップされていればS67に進み、そうでな
ければ“レリーズ処理”のラベルで始まるルーチンに進
む。
【0036】S67では、内蔵フラッシュ50が充完さ
れたか否かを判断し、充完されれば“レリーズ処理”に
進み、そうでなければS68に進む。S68では、外部
フラッシュ38が充完されたか否かを判断し、充完され
れば“レリーズ処理”に進み、そうでなければS69に
進む。S69では、S54でタイマ延長手段により設定
された延長時間の延長回数が、回数リミットに達してい
るか否かを判断し、回数リミットに達していれば“レリ
ーズ処理”に進み、そうでなければS70で、延長回数
を+1としてカウントし、S71でタイマ延長時間を設
定し、S56からのループを繰り返す。
【0037】図14により、充電完了チェック時の制御
ルーチンについて説明する。“RIFCHK”のラベル
で始まるルーチンは、S96で、95mSのループタイム
(ウエイトタイム)をタイマカウンタ32にセットし、
S97では、5mSウエイトする。S98では、 RIF=0 か否かを判断し、RIFが“0”であればS99に進
み、そうでなければS102にジャンプする。RIFと
はRIF端子、つまり図1のP 9 端子のことであり、そ
の“H(ハイ)”、“L(ロー)”の電位を検出 するこ
とで、充電状態を把握する。充完時の“270Vモー
ド”と“3 30Vモード”は、ポートP 8 のCHK端子
の“H(ハイ)”、“L( ロー)”を切り替えることで
切り替えられる。S99では、330Vモードになって
いるか否かを判断し、330Vモードで充完したのであ
ればS100に進んで、ネスティング1レベルカットを
実行し、“CHRGEND”に抜ける。S99におい
て、330Vモードではなく270Vモードだと判断さ
れれば、S101に進んで、330Vモードに切り替え
て、充電完了フラグをセットする。95mSのループが終
了されたか否かを判断し、ループが終了されていなけれ
ばS97からループを繰り返し、ループが終了されてい
れば充電(チャージ)時間をカウントダウンしてリター
ンする(S103)。
【0038】図15により、フラッシュ撮影時の制御ル
ーチンを説明する。“TRIGCHK(トリガチェッ
ク)”のラベルで始まるルーチンは、発光 チェック処理
(図8)においてコールされ、S104で、シャッタ検
出スイッチ26によるX接点のONが1回目なのか否かを
判断する。1回目であればS105に進み、そうでなけ
ればリターンする。S105では、TTL積分回路17
によるTTL積分をスタートさせ、S106において、
外部フラッシュ発光トリガ回路40が、シャッタ検出ス
イッチ26の全開信号に基づいて外部フラッシュ38に
発光信号(トリガ信号)を出力する。内蔵フラッシュ発
光トリガ回路41は、その発光信号遅延手段により、内
蔵フラッシュ50への発光信号を、外部フラッシュ38
への発光信号の出力から一定時間遅延させる。
【0039】S108では、内蔵フラッシュ50を発光
させるタイミングか否かを判断し、NOであればリター
ンし、YESであれば、内蔵フラッシュ発光トリガ回路
41から発光信号(トリガ信号)を出力して内蔵フラッ
シュ50を発光させ、S110ではクェンチを許可し、
S111では、内蔵フラッシュ50の充電完フラグをク
リアする。したがって、図3のAに示されるように、マ
イコンを有する外部フラッシュの発光波形(イ)が、内
蔵フラッシュによる発光波形(ロ)に比して遅れること
により、TTL調光により(ハ)のタイミングでクェン
チがかかった場合、外部フラッシュは発光できなかった
が、本実施例によれば、これを図3のBのように、外部
フラッシュの発光波形(イ)と内蔵フラッシュによる発
光波形(ロ)を揃えること、つまり外部フラッシュ38
と内蔵フラッシュ50の発光を略同時に行なわせること
ができる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のフラッシ
ュ発光制御機能を有するカメラによれば、マイコンを有
する外部フラッシュを装着した場合でも、内蔵フラッシ
ュの発光タイミングを遅らせ、外部フラッシュと略同時
に発光させることができるから、外部フラッシュが発光
しない不具合がなくなり、多灯撮影等の効果を十分に発
揮させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の制御ブロックを概略的に示す図であ
る。
【図2】同実施例のフラッシュ発光回路を示す図であ
る。
【図3】同実施例、および同実施例の基礎となる、外部
フラッシュと内蔵フラッシュの発光波形を示した図であ
る。
【図4、図5】同実施例の“RESET”のラベルで始
まるルーチンを示すフローチャートである。
【図6】同実施例の“RESTART”のレベルで始ま
るルーチンを示すフローチャートである。
【図7、図8】同実施例の“RLZCHK”のレベルで
始まるルーチンを示すフローチャートである。
【図9、図10】同実施例の“SELF”のレベルで始
まるルーチンを示すフローチャートである。
【図11〜図13】同実施例の“CHRGSUB”のレ
ベルで始まるルーチンを示すフローチャートである。
【図14】同実施例の“RIFCHK”のレべルで始ま
るルーチンを示すフローチャートである。
【図15】同実施例の“TRIGCHK”のレベルで始
まるルーチンを示すフローチャートである。
【符号の説明】
11 カメラ側マイコン 12 露出制御回路 13 測光回路 14 A/D変換器 15 受光素子 16 TTL受光素子 17 TTL積分回路 18 D/A変換回路 19 レンズ側マイコン 20 フィルム感度設定装置 21 DC/DCコンバータ 22 表示用LCD 23 内蔵フラッシュ回路 24 キセノン管 25 トランジスタ 26 シャッタ検出スイッチ 27 測光スイッチ 28 レリーズスイッチ 29 セルフタイマモードスイッチ 30 ポップアップスイッチ 31 メインスイッチ 32 タイマカウンタ 32a 外部フラッシュ電源 33 制御部 33a キセノン管 34 演算部 36 撮影レンズ 37 アクセサリシュー 38 外部フラッシュ 40 外部フラッシュ発光トリガ回路 41 内蔵フラッシュ発光トリガ回路 42 フラッシュ側マイコン 43 発光トリガ回路 45 外部フラッシュ発光回路 50 内蔵フラッシュ 51 外部フラッシュ回路 BM ボディマウント LM レンズマウント
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 15/04 - 15/05

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラボディに内蔵された内蔵フラッシ
    ュ;マイコンを有する外部フラッシュが装着されたこと
    を検出する外部フラッシュ検出手段;シャッタの全開を
    検出して全開信号を出力するシャッタ全開検出手段;お
    よびこのシャッタ全開検出手段の全開信号に基づいて内
    蔵フラッシュと外部フラッシュに発光信号を出力する発
    光信号出力手段;を有するカメラにおいて、上記発光信
    号出力手段が、上記外部フラッシュ検出手段により、マ
    イコンを有する外部フラッシュが装着されたことが検出
    された場合、内蔵フラッシュへの発光信号を、外部フラ
    ッシュへの発光信号出力から一定時間遅延させて出力す
    る発光信号遅延手段を有することを特徴とするフラッシ
    ュ発光制御機能を有するカメラ。
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