JP2003021858A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JP2003021858A
JP2003021858A JP2001207855A JP2001207855A JP2003021858A JP 2003021858 A JP2003021858 A JP 2003021858A JP 2001207855 A JP2001207855 A JP 2001207855A JP 2001207855 A JP2001207855 A JP 2001207855A JP 2003021858 A JP2003021858 A JP 2003021858A
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Mitsuhiro Uchida
充洋 内田
Yuji Kume
裕二 久米
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  • Stroboscope Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 色温度がストロボ光と異なる照明光で照明さ
れた撮影環境下でストロボ撮影を行なっても適切なカラ
ーバランスで露光する。 【解決手段】 シャッタ羽根で形成される絞り開口が所
定の絞り値となったときに、ストロボ発光を行なってス
トロボ光による露光を行なう。絞り開口の径が漸増して
設定された絞り値の開口径となると、撮影光路上に色温
度変換フィルタが挿入され、照明光による露光が色温度
変換フィルタを通して行なわれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ストロボ装置を備
えた撮像装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近では、写真(銀塩)フイルムを用い
る写真カメラや、CCDイメージセンサ等を用いたデジ
タルスチルカメラ等の撮像装置が広く利用され、室内の
ような光量が不足する環境下での撮像を可能にするため
に、ストロボ装置を内蔵した撮像装置が多い。また、写
真カメラでは、写真フイルムとして日中屋外での撮影を
想定したデーライト(昼光)タイプのカラーネガフイル
ムが最も多く利用され、入手も容易である。さらに、近
年、カラーネガフイルムが画質を落とさずに高感度化さ
れ、例えばISO1600等の高感度の写真フイルムが
日常的に利用されつつある。
【0003】室内等の暗い撮影環境下において、例えば
写真カメラを用いてストロボ光に頼る撮影を行うと、比
較的に近距離の主要被写体についてはストロボ光によっ
て適当な露光量が得られるものの、ストロボ光の効果が
ない背景については真っ暗となってしまうという問題が
あった。しかし、近年では上記のように高感度の写真フ
イルムの使用が可能になったこと、F値が小さく明るい
撮影レンズが手軽に使用可能になったこと等により、背
景についても適当な露光量とすることができるようにな
ってきた。
【0004】ところで、ストロボ光を利用する撮影環境
では、人工光源で照明されている場合が多く、その光源
の種類としては色温度が低いタングステン光源や電球色
の蛍光灯等が利用されていることが多い。一方、写真カ
メラのストロボ装置は、デーライトタイプの写真フイル
ムを用いてストロボ撮影を行なったときに、適切なカラ
ーバランスが得られるように、そのストロボ光の色温度
が設定されている。
【0005】このため、室内等の撮影環境下において、
ストロボ撮影を行なうと、比較的に近距離の主要被写体
については、ストロボ光の照明効果があり、このストロ
ボ光を主として露光が行なわれるためカラーバランスは
適切なものとなるが、ストロボ光の照明効果がない背景
部分についは、色温度が低いアベイラブル光である照明
光のもとで露光が行なわれるためカラーバランスが崩れ
て露光されることが多い。
【0006】上記のように撮影された写真フイルムから
作成されたプリント写真上で主要被写体がその物体色に
忠実に色再現されている場合では、背景部分には照明光
の光源色が強く残るため強いオレンジ色がかかってしま
う。また、プリント処理時に、背景部分がその物体色に
忠実に色再現されるように補正を加えると、主要被写体
にシアン味がかかってしまう。すなわち、撮影画像全体
としてカラーバランスが良好なプリント写真を得ること
はできない。
【0007】上記のような撮影環境下でストロボ撮影を
行なって、撮影画像全体のカラーバランスを良好にする
には、照明光とストロボ光の色温度の差を小さくするし
かない。プロの写真家は、色温度変換フィルタをストロ
ボ装置の発光面に装着することにより、ストロボ光の色
温度を下げている。また、ストロボ装置の発光面に色温
度変換フィルタを装着するのと実質的に同じことを自動
的に行うストロボ装置が知られている(例えば、特開平
6−308586号公報,特開平7−120816号公
報)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようにストロボ装置に色温度変換フィルタを装着する手
法は、ストロボ光量を低下させ、ストロボ光の有効な照
射距離を短くしてしまうという欠点があった。また、こ
の手法は、ストロボ光の色温度を下げるため、写真フイ
ルムとしてタングステンタイプのものを用いる必要もあ
り、一般のアチュア写真家や素人が手軽に行えるもので
はなかった。
【0009】色温度変換フィルタをストロボ装置に装着
し、デーライトタイプの写真フイルムを用いた場合で
は、撮影画像全体のカラーバランスが適切ではないもの
の統一されるため、プリント処理時に色補正を調節する
ことでほぼ満足のいくカラーバランスのプリント写真を
得ることができる。しかし、このように撮影された写真
フイルムからプリント写真を作成する際に、色補正を自
動で行うと撮影画像全体が黄色味がかったプリント写真
となってしまう。これは、プリンタが人物等の主要被写
体を自動的に特定して適正なカラーバランスとなるよう
に色補正できないからである。したがって、このように
撮影された撮影画像は、手動で色補正を調節しない限り
満足のいくカラーバランスのプリント写真を得ることは
できない。
【0010】デーライトタイプの写真フイルムを用い
て、適切なカラーバランスの撮影画像を得る手法とし
て、色温度変換フィルタをストロボ装置に装着するのに
加え、タングステン光源の色温度を昼光の色温度に変換
する色温度変換フィルタを撮影光学系に装着するという
ものがある。これによれば、主要被写体についても、背
景部分についても適正なカラーバランスで写真フイルム
に露光されるから、見た印象に近い適切な色味で主要被
写体および背景が再現されたプリント写真を作成でき
る。しかしながら、この手法では、ストロボ光は、実質
的に2枚の色温度変換フィルタを透過することになるた
め、例えば1〜2絞り分程度の光量の損失があり、スト
ロボ光の有効な照射距離を著しく短くしてしまうという
欠点があった。
【0011】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
ので、ストロボ装置の発光量を増大させることなく、人
工光源で照明された撮影環境下でストロボ光撮影を行っ
た場合でも、適正なカラーバランスの画像が得られる撮
像装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明では、撮像光路内に挿入された
挿入位置と、撮像光路外に退避した退避位置との間で移
動自在な色温度変換フィルタと、1画面分の露光期間中
に、前記色温度変換フィルタを退避位置に移動させてス
トロボ発光のもとで露光を行なう第1の露光と、前記色
温度変換フィルタを挿入位置に移動させてストロボ非発
光のもとで露光を行なう第2の露光とを行なう露光制御
手段とを備えたものである。
【0013】請求項2記載の発明では、撮像光路を開閉
するシャッタ装置を備え、露光制御手段は、前記シャッ
タ装置が1回の開閉を行なう間に第1と第2の露光をそ
れぞれ行なうものである。
【0014】請求項3記載の発明では、シャッタ装置
を、レンズシャッタとしたものである。
【0015】請求項4記載の発明では、露光制御手段
は、第1の露光を行なった後に、第2の露光を行なうも
のである。
【0016】請求項5記載の発明では、色温度変換フィ
ルタを、色温度を上昇させるものとし、色温度変換能力
をTb[ミレッド]としたときに、「−130≧Tb」
の条件を満たすものである。
【0017】請求項6記載の発明では、アベイラブル光
の色温度を測定する色温度測定手段と、この色温度測定
手段で測定された色温度に応じて、第2の露光時におけ
る色温度変換フィルタの挿入位置への移動を禁止するフ
ィルタ制御手段とを備えたものである。
【0018】請求項7記載の発明では、アベイラブル光
の色温度を測定する色温度測定手段と、この色温度測定
手段で測定された色温度に応じて、第2の露光時におけ
る色温度変換フィルタの挿入位置への移動タイミングを
変化させるフィルタ制御手段とを備えたものである。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明を実施した写真カメラ(以
下、カメラという)の外観を図1に示す。このカメラ
は、タングステン光源等の色温度が低い照明光の下で、
デーライトタイプの写真フイルムを用いてストロボ撮影
を行っても、主要被写体,背景のいずれもが適切なカラ
ーバランスで露光されるようにしたものである。
【0020】カメラボディ2の前面には、撮影レンズ3
を保持した鏡胴4、測距用の投・受光窓5,6、ファイ
ンダ7、ストロボ発光部8,調光窓9が設けられてい
る。また、鏡胴4の前面には測光窓10が設けられてい
る。鏡胴4は、カメラのメインスイッチをオンとすると
図示した沈胴位置から撮影位置に繰り出される。
【0021】カメラボディ2の上面には、レリーズボタ
ン11,液晶表示パネル12,操作部13が設けられて
いる。液晶表示パネル12には、撮影可能な残りのコマ
数やストロボ発光に関する設定情報等の撮影情報が表示
される。また、操作部13を操作することにより、メイ
ンスイッチやセルフタイマのオン/オフの切り換え、ス
トロボの発光モードの選択等を行なうことができる。ス
トロボの発光モードとしては、被写体輝度が低いときに
自動的にストロボ発光させる自動発光モード,被写体輝
度にかかわらずストロボ発光させる強制発光モード,ス
トロボ発光を禁止した発光禁止モード等を選択すること
ができる。
【0022】このカメラは、ストロボ発光を行なうスト
ロボ撮影では、例えば暗い背景にほぼ適正な露光量が得
られるように露出値、すなわち絞り値とシャッタ秒時の
組み合わせが設定されるとともに、比較的に近距離の主
要被写体についてはストロボ発光を行って適正な露光量
となるように制御される。
【0023】また、ストロボ撮影時では、レリーズボタ
ンを1回押圧操作して撮影される1つの撮影画面に対し
て、後述する色温度変換フィルタを撮影光路内に挿入し
た状態でのストロボ光による露光と、色温度変換フィル
タを撮影光路外に退避させた状態で、ストロボ非発光で
の露光すなわち照明光等のアベイラブル光による露光と
を行うことにより、ストロボ光で照明された主要被写体
と、色温度の低い照明光で照明された背景部分との両方
を適切なカラーバランスで写真フイルムに露光する。
【0024】測距用の投光窓5の奥には、被写体に向け
て測距光を投光する投光器が配され、受光窓6の奥には
被写体で反射された測距光を受光する受光器が配されて
いる。また、調光窓9の奥には,ストロボ反射光を受光
する調光センサ14(図2参照)が、測光窓10の奥に
は、被写体輝度を測定するための受光素子としてSPD
(シリコンフォトダイオード)15(図2参照)が配さ
れている。
【0025】レリーズボタン11を半押しすると、測距
用の投光器からの測距光が投光窓5から被写体に向けて
投光され、その反射光を受光窓6を通して受光器で受光
することによって、例えば撮影画面中央の被写体までの
撮影距離が測定される。また、測光窓10を通してSP
D15で被写体輝度が例えば平均測光によって測定され
る。引き続きレリーズボタン10を全押しすると、測定
された撮影距離に対応して撮影レンズ3のピント合わせ
が行われた後に、測定された被写体輝度とフイルム感度
とに基づいた絞り値とシャッタ秒時で撮影が行われる。
なお、ストロボ撮影時では、絞り値としては所定の絞り
値F1 が固定的に用いられ、シャッタ秒時がフイルム感
度と被写体輝度とに応じて調節される。
【0026】ストロボ発光部8は、ストロボ光を所定の
照射パターンに拡散する拡散板8aや、この拡散板8a
の奥に配され、ストロボ光を放出するストロボ放電管
(Xe管)16(図2参照)等からなる。ストロボ発光
時には、被写体で反射されたストロボ反射光を調光セン
サ14で受光して光量積分を行い、この積分量が所定の
停止レベルに達したときにストロボ発光を停止させる。
これにより、ストロボ光による主要被写体の露光量が適
正なものとなるように制御される。
【0027】このストロボ発光部8から照射されるスト
ロボ光は、デーライトタイプの写真フイルムに対して適
切なカラーバランスで撮影画像を露光できるように分光
特性が決められており、その色温度は例えば5500K
となっている。
【0028】カメラボディ2の底面には、装填蓋(図示
省略)が開閉自在に組み付けられている。この装填蓋を
開放することにより、フイルムカートリッジを装填する
ことができる。このカメラに使用されるフイルムカート
リッジは、例えばアドバンスト・フォト・システム(A
PS)のIX240型式のものが用いられる。IX24
0型式のフイルムカートリッジを構成するカートリッジ
には、フイルム感度情報等がバーコードで記されたデー
タディスクが設けられている。フイルムカートリッジを
装填して装填蓋を閉じると、カメラ側の機構でデータデ
ィスク上のバーコードが読み取られ、装填された写真フ
イルムのフイルム感度がカメラに自動的に設定される。
【0029】図2に上記カメラの要部構成を示す。マイ
クロコンピュータ20は、各種の演算や制御を行うため
にCPUや、各種インタフェース回路,撮影シーケンス
を行うためのプログラムが記憶されたROM,ワークメ
モリとして用いられるRAMなどを1チップにまとめた
ものであり、ROMに記憶されたプログラムにしたがっ
てカメラの各部を制御する。このマイクロコンピュータ
20は、1コマ(画面)分の露光期間中に、色温度変換
フィルタを退避位置とした状態でストロボ光による露光
と、色温度変換フィルタを挿入位置とした状態でアベイ
ラブル光による露光とを行うように各部を制御する露光
制御手段となっている。
【0030】レリーズボタン11が半押しされると、マ
イクロコンピュータ20は、測距部22,測光部23を
作動させる。測距部22は、前述の測距用の投光器,受
光器や、測距用投光器を駆動する駆動回路,測距用受光
器から得られる信号を撮影距離に応じたデジタルの撮影
距離情報に変換するA/D変換器等から構成されてい
る。この測距部22は、測定して得られる撮影距離情報
をマイクロコンピュータ20に送る。
【0031】測光部23は、SPD15,A/D変換器
23a,SPD15の前面に配された可視光だけを透過
させるフィルタ23bとから構成されている。SPD1
5は、フィルタ23bを介して被写体からの光を受光
し、その強さ、すなわち被写体輝度に応じた光電流を流
す。A/D変換器23aは、SPD15からの光電流を
デジタル変換し、これを被写体輝度情報としてマイクロ
コンピュータ20に送る。
【0032】フォーカシング機構24は、撮影レンズ3
を繰り出すためのモータやその駆動回路から構成されて
いる。このフォーカシング機構24は、マイクロコンピ
ュータ20の制御の下、撮影距離情報に基づいて被写体
にピントが合致するように撮影レンズ3の繰り出し量を
調節する。
【0033】撮影レンズ3の背後には、この撮影レンズ
3からの撮影光を写真フイルム25に導くためのシャッ
タ開口26が設けられている。このシャッタ開口26と
撮影レンズ3との間には、シャッタ装置27と、フィル
タ装置28とが配されている。
【0034】シャッタ装置27は、シャッタ開口26を
開閉し、絞り羽根としても兼用される複数枚のシャッタ
羽根,シャッタ羽根を駆動するための駆動機構,シャッ
タ羽根の開閉状態に応じた各種信号を出力する回路等か
ら構成されたレンズシャッタとなっている。なお、レン
ズシャッタとしては、ビトウィン・ザ・シャッタ、ビハ
インド・ザ・シャッタ、ビフォア・ザ・シャッタのいず
れでもよい。また、この例では、シャッタ羽根が絞り羽
根を兼ねているが、絞り装置を別に設けてもよい。
【0035】シャッタ装置27は、通常はシャッタ羽根
でシャッタ開口26を光密に閉じている。レリーズボタ
ン11の全押しに応答してマイクロコンピュータ20か
らシャッタ駆動信号が入力されると、シャッタ装置27
は、各シャッタ羽根をそれぞれ開き方向に移動すること
でシャッタ開口26の前面に絞り開口を形成し、その開
口径を漸増させる。絞り開口が設定された絞り値に対応
した開口径に達すると、その開口径を設定されたシャッ
タ秒時に応じた時間だけ維持した後に、各シャッタ羽根
を開き方向とは逆方向の閉じ方向に移動して絞り開口の
径を漸減させて、シャッタ開口26を閉じる。
【0036】撮影レンズ3からの撮影光は、シャッタ装
置27によって形成される絞り開口,シャッタ開口2
6,写真フイルム25上で露光エリアを画定するアパー
チャ29を通して、写真フイルム25に露光を与える。
【0037】絞り値及びシャッタ秒時は、被写体輝度,
写真フイルム25のフイルム感度に基づいてマイクロコ
ンピュータ20によって決定され、シャッタ装置27に
設定される。ストロボ撮影時では、前述のように絞り値
としては絞り値F1 が固定的に用いられ、フイルム感度
と被写体(背景)の輝度とに基づいてシャッタ秒時が決
められる。
【0038】シャッタ装置27は、シャッタ羽根を開き
方向に移動している途中で、絞り開口が予め決められた
絞り値F2 に対応する開口径になったときに、ストロボ
発光用のシンクロ信号を発生する。また、絞り値F1
対応する開口径になったときに、フィルタ装置28を作
動させるためのタイミング信号を発生する。シンクロ信
号,タイミング信号はマイクロコンピュータ20に送ら
れる。なお、絞り値F 1 は絞り値F2 よりもF値が小さ
く設定されており、例えば絞り値F1 は「F4」,絞り
値F2 は「F8」とされている。
【0039】フィルタ装置28は、マイクロコンピュー
タ20で制御されるフィルタ駆動回路30によって駆動
される。マイクロコンピュータ20は、ストロボ発光を
行なう場合にシャッタ装置27からのタイミング信号を
フィルタ駆動回路30に送る。フィルタ駆動回路30
は、タイミング信号を受けるとフィルタ装置28を駆動
して、撮影光の光路上に色温度変換フィルタを挿入す
る。
【0040】ストロボ装置は、調光窓9の奥に配された
調光センサ14,ストロボ発光部8内に配されたストロ
ボ放電管16の他、充放電回路33,調光回路34から
構成されている。充放電回路33は、カメラのメインス
イッチがオンのときにメインコンデンサ(図示省略)を
所定のレベルまで充電する。この充放電回路33には、
ストロボ発光を行なう場合にシャッタ装置27からのシ
ンクロ信号がマイクロコンピュータ20を介して入力さ
れる。シンクロ信号が入力されると、充放電回路33
は、ストロボ放電管32にトリガ電圧を印加することに
より、メインコンデンサの電荷をストロボ放電管32で
放電させてストロボ発光を開始する。
【0041】調光センサ14は、ストロボ発光中に被写
体から反射されてくるストロボ反射光を受光して、受光
量に応じた光電流を流す。調光回路34は、調光センサ
14からの光電流に基づいて、調光センサ14が受光し
たストロボ反射光の光量積分を行い、この積分量が所定
の停止レベルに達したときに、充放電回路33を制御し
てストロボ発光を停止させる。ストロボ発光を停止させ
るための停止レベルは、絞り値F2 とフイルム感度に基
づいて、ストロボ光による主要被写体の露光量が適切と
なるように設定される。
【0042】なお、上記のストロボ装置は、ストロボ光
による露光時の被写界深度を高めるために、絞り開口が
開放の絞り値F1 よりも絞り込まれた絞り値F2 に対応
する開口径になったときにストロボ発光させているが、
ストロボ光の有効な照射距離を大きくする場合には、開
放の絞り値F1 のタイミングでストロボ発光させてもよ
い。
【0043】図3及び図4は、フィルタ装置28の一例
を示している。なお、図3は、色温度変換フィルタを撮
影光路上に挿入していない状態を、図4は色温度変換フ
ィイルタを撮影光路上に挿入した状態をそれぞれ示して
いる。フィルタ装置28は、色温度変換フィルタ41を
保持した回転部材42,ロックレバー43,アクチュエ
ータ44,戻し機構45等から構成されている。
【0044】回転部材42は、図3に示されるように色
温度変換フィルタ41をシャッタ開口26の前面から退
避、すなわち撮影光路外に退避させた退避位置と、図4
に示されるように色温度変換フィルタ41を撮影光路内
に挿入した挿入位置との間で回動自在にされている。な
お、回転部材42が退避位置のときに色温度変換フィル
タ41が退避位置となり、回転部材42が挿入位置のと
きに色温度変換フィルタ41が挿入位置となる。
【0045】ロックレバー43は、図3に示されるよう
にその一端43aが回転部材42の回動軌跡内に入り込
んで、退避位置の回転部材42の端部と係合するロック
位置と、図4に示されるように一端43aが回転部材4
2の回動軌跡から外れて、回転部材42との係合を解除
する解除位置との間で回動自在にされている。このロッ
クレバ−43は、ロック位置に向けてバネ47によって
付勢されている。
【0046】アクチュエータ44は、フィルタ駆動信号
が入力されると、そのロッド44aでロックレバー43
の他端43bをバネ47の付勢に抗して押圧し、ロック
レバー43をロック位置から解除位置に向け回動する。
フィルタ駆動信号は、タイミング信号が入力された瞬間
にフィルタ駆動回路30からアクチュエータ44に与え
られる。
【0047】通常では、回転部材42は、ロックバレバ
ー43によって退避位置に保持されている。回転部材4
2が退避位置のときに、アクチュエータ44によってロ
ックレバー43が解除位置に回動すると、回転部材42
とロックレバー43との係合が解除される。したがっ
て、シャッタ装置27によって形成される絞り開口が絞
り値F1 に対応する開口径となった瞬間に、回転部材4
2のロックが解除されて、この回転部材42がバネ46
の付勢により退避位置から挿入位置に瞬時に回動し、撮
影光路内に色温度変換フィルタ41が挿入される。
【0048】戻し機構45は、1コマ分の撮影完了後に
フィルタ駆動回路30によって作動される。この戻し機
構45は、回転部材42を挿入位置から退避位置に回動
する。この戻し機構45によって、回転部材42が退避
位置まで回動すると、アクチュエータ44によるロック
レバー43の押圧が解除されることにより、回転部材4
2が退避位置に保持される。
【0049】なお、この例では、シャッタ開口26の前
面で色温度変換フィルタ41の挿脱を行っているが、色
温度変換フィルタ41の挿脱を行う位置は撮影レンズ3
の前面から撮像面としての写真フイルム25までの撮影
光路内であればいずれの位置でもよいが、色温度変換フ
ィルタ41のサイズや挿脱に要する時間等を考慮する
と、撮影光の光束が小さく絞られている位置で行うのが
好ましい。
【0050】ストロボ撮影時におけるシャッタ装置2
7,フィルタ装置28,ストロボ装置の動作タイミング
を図5にグラフで示す。シャッタ装置27は、レリーズ
ボタン11の全押しに応答してシャッタ羽根を開き方向
に移動することにより、絞り開口の開口径を絞り値F1
に対応する開口径まで漸増する。このように絞り開口の
開口径が漸増していく過程で、絞り開口が絞り値F2
対応する開口径となったときに、ストロボ発光が行われ
る。したがって、このときには、色温度変換フィルタ4
1が撮影光路上に挿入されていない状態でストロボ光に
よる露光が行われる。
【0051】ストロボ発光の完了後で、絞り開口が絞り
値F1 に対応する開口径となると、回転部材42が退避
位置から挿入位置に向けて回動することにより、撮影光
路に色温度変換フィルタ41が挿入される。シャッタ装
置27は、シャッタ秒時に応じた時間が経過した後に、
絞り開口の径を漸減してシャッタ開口26を閉じる。こ
のようにして、ストロボ光による露光の後には、色温度
変換フィルタ41が撮影光路内に挿入した状態でストロ
ボ非発光のもとでアベイラブル光による露光が行なわれ
る。
【0052】なお、この例では、絞り開口が絞り値F1
に対応する開口径となることに応答して、色温度変換フ
ィルタ41を撮影光路に挿入しているが、例えば、スト
ロボ発光している時間に比べて、回転部材42が回動を
開始する際の応答時間は非常に長いから、ストロボ発光
させるシンクロ信号に応答して色温度変換フィルタ41
が撮影光路に挿入するための動作を行い、ストロボ発光
の完了直後に色温度変換フィルタ41が撮影光路上に挿
入されるようにしてもよい。
【0053】色温度変換フィルタ41は、色温度が低い
照明光(厳密には色温度が低い光源)を色温度の高いも
のに変換する色温度変換能力Tbを有するものを用いる
必要がある。具体的には色温度変換フィルタ41として
は「−130」ミレッド以下(Tb≦−130)のもの
を用いることが好ましい。
【0054】ところで、図5に示されるようにシャッタ
羽根の開閉と色温度変換フィルタ41の挿入を行う場合
では、写真フイルム25に対する全露光量は、図5中で
絞り開口径の変化を示す実線と、説明のために描かれた
破線とに囲まれた領域の面積に相当し、色温度変換フィ
ルタ41を通しての露光量は図中のハッチングで示され
る領域の面積に相当する。そして、色温度変換フィルタ
41が挿入されていない状態でも、照明光による露光は
行なわれている。
【0055】したがって、背景部分の撮影光の全てが色
温度変換フィルタ41を通して写真フイルム25に露光
を与えるわけではなく、その一部は色温度変換フィルタ
41を通さずに露光を与えるから、写真フイルム25か
ら見て、背景を照明する照明光に対する色温度変換フィ
ルタ41の実際の変換能力は、色温度変換フィルタ41
の公称のものより小さくなる。これは、色温度変換能力
Tbが公称で「−130」ミレッドの色温度変換フィル
タであっても、動作が低速なレンズシャッタでは、実際
には例えば「−100」ミレッド程度の色温度変換能力
Tbとなってしまう場合があるということである。この
ため、このようなレンズシャッタを用いる場合は、変換
能力が小さくなることを考慮してミレッド値を決定する
のがより好ましい。
【0056】なお、上記のような問題は、シャッタ羽根
がシャッタ開口を完全に閉じた位置から全開した絞り値
1 の位置にまで5msec以下で到達するよう高速な
シャッタ装置では、ほとんど発生せず、色温度変換フィ
ルタ自信の色温度変換能力を発現できると考えてよい。
この実施例で用いたシャッタ装置27は、シャッタ羽根
がシャッタ開口を完全に閉じた位置から全開した絞り値
1 の位置に到達する時間が4msecであり、ほぼ色
温度変換フィルタ41の公称の変換能力と実際の変換能
力とはほぼ同じになる。
【0057】図5のようにフィルタを挿入する場合で
は、色温度変換能力Tbが「−160」〜「−200」
ミレッドのものを用いるのがより好ましい。図6には、
好ましい色温度変換能力を持つ色温度変換フィルタ41
の分光特性の一例を示す。この図6に示される色温度変
換フィルタ41の色温度変換能力Tbは、「−170」
ミレッドであり、例えば色温度2850K(約350ミ
レッド)を色温度5500K(約180ミレッド)に変
換するものである。
【0058】次に上記構成の作用について説明する。例
えば、タングステン光源が照明装置として用いられた比
較的に暗い室内等で撮影を行う場合でも、カメラにはデ
ーライトタイプの写真フイルムを装填しておく。また、
必要に応じてストロボの発光モードを選択するが、ここ
では、強制発光モードが選択され,ストロボ発光が行な
われるものとする。
【0059】撮影者は、ファインダ7を覗いてフレーミ
ングを決定してから、レリーズボタン11を押圧操作す
る。例えば、比較的に近距離の主要被写体を撮影画面の
中央としてフレーミングを行いレリーズボタン11を押
圧操作する。レリーズボタン11が半押しとされると、
測距部22,測光部23が作動され、撮影画面中央の主
要被写体までの撮影距離と、撮影画面全体の被写体輝度
が測定される。そして、これらの撮影距離及び被写体輝
度の情報がマイクロコンピュータ20に送られる。
【0060】マイクロコンピュータ20は、測定された
被写体輝度と、フイルム感度とから露出値を求める。続
いて、マイクロコンピュータ20は、強制発光モードが
選択されているから、絞り値F1 とシャッタ秒時との組
み合わせが求めた露出値となるようにシャッタ秒時を決
める。そして、このシャッタ秒時と絞り値F1 とがシャ
ッタ装置27に設定される。なお、色温度変換フィルタ
41を挿入することにより写真フイルム25に達する光
量が多少なりとも減衰するから、この分を考慮して露出
値を補正してもよい。
【0061】シャッタ装置27に絞り値とシャッタ秒時
とを設定した後、マイクロコンピュータ20は、レリー
ズボタン11が全押しされるのを待つ。レリーズボタン
11が全押しとされると、マイクロコンピュータ20
は、撮影距離の情報に基づいて、フォーカシング機構2
4を駆動して主要被写体に撮影レンズ3のピントを合致
させてから、シャッタ装置27にシャッタ駆動信号を送
る。このシャッタ駆動信号に応答して、シャッタ装置2
7は、シャッタ羽根を開き方向に移動させる。
【0062】シャッタ羽根が開き方向に移動して、絞り
開口が絞り値F2 に相当する開口径に達した瞬間に、シ
ャッタ装置27からのシンクロ信号がマイクロコンピュ
ータ20を介してストロボ装置の充放電回路33に送ら
れる。これにより、ストロボ放電管32が発光を開始
し、ストロボ発光部8から被写体に向けて色温度550
0Kのストロボ光が照射される。
【0063】ストロボ発光中では、主要被写体で反射さ
れたストロボ反射光の一部が撮影レンズ3から絞り開
口,シャッタ開口26,アパーチャ29を介して写真フ
イルム25に入射して露光を与える。したがって、この
ときのストロボ光による主要被写体の露光は適切なカラ
ーバランスとなるように行われる。
【0064】また、ストロボ反射光の一部は、調光窓9
を通して調光センサ14によって受光され、この調光セ
ンサ14からの光電流によって調光回路34で光量積分
が行われる。そして、この積分量がフイルム感度と絞り
値F2 に基づいて決められた停止レベルに達した瞬間
に、ストロボ発光が停止される。なお、このときにスト
ロボ発光時間は極めて短いため、ストロボ発光中の絞り
開口の開口径はほとんど変わらない。また、主要被写体
については、ストロボ光の他に照明光によっても写真フ
イルム25に露光が与えられるから、この照明光による
露光を考慮してストロボ発光量を調節してもよい。
【0065】ストロボ発光後もシャッタ羽根は開き方向
に移動を続け、そして絞り開口が絞り値F1 に対応した
開口径に達すると、シャッタ羽根の開き方向への移動が
停止され、絞りが絞り値F1 に維持される。
【0066】一方、絞り開口がの絞り値F1 に対応した
開口径に達した瞬間に、シャッタ装置27からタイミン
グ信号がマイクロコンピュータ20を介してフィルタ駆
動回路30に送られる。すると、フィルタ駆動回路30
は、フィルタ装置28のアクチュエータ44を駆動し
て、ロックレバー43を解除位置に回動する。これによ
り、ロックレバー43による回転部材42の係合が解除
され、回転部材42がバネ46の付勢によって退避位置
から瞬時に挿入位置に回動する。
【0067】回転部材42が挿入位置に回動することに
より、撮影光路内に色温度変換フィルタ41が挿入され
た状態となる。したがって、これ以降は、照明光が被写
体で反射して撮影レンズ3に入射した撮影光は、色温度
変換フィルタ41を通して写真フイルム25に露光を与
える。
【0068】設定されたシャッタ秒時に応じた時間が経
過すると、シャッタ羽根は閉じ方向に移動を開始して、
シャッタ開口26を閉じる。これにより1コマ分の露光
が完了する。シャッタ開口26が閉じられた後に、戻し
機構45によって回転部材42が挿入位置から退避位置
に戻され、アクチュエータ44によるロックレバー43
の押圧が解除されることで、回転部材42が退避位置に
保持される。
【0069】このようにして、ストロボ光による主要被
写体の露光は、色温度変換フィルタ41を通さずに行わ
れ、色温度が低い照明光による背景の露光の大部分は色
温度変換フィルタ41を通して行われる。結果として、
あたかも背景の照明光の色温度をストロボ光の色温度と
同じに色温度変換して撮影したのと同じになるから、ス
トロボ光の照明効果がある主要被写体と、色温度の低い
照明光で照明された背景部分のいずれもがデーライトタ
イプの写真フイルム25に適切なカラーバランスで露光
される。もちろん、写真フイルム25上で撮影画像が適
切なカラーバランスで露光されている、適切なカラーバ
ランスのプリント写真を得ることができる。
【0070】上記実施形態では、シャッタ羽根が絞り開
口の開口径を漸増させている途中でストロボ発光を行
い、この後に色温度変換フィルタ41を撮影光路内に挿
入しているが、図7に示すように、絞り開口の開口径を
漸減させている間にストロボ発光を行うこともできる。
この場合では、図7に示されるように、初期状態として
回転部材42を挿入位置、すなわち色温度変換フィルタ
41をシャッタ開口26の前面に配した状態で露光を開
始し、絞り開口の開口径を漸減する直前に回転部材42
を挿入位置から退避位置に向けて回動させ、絞り開口の
開口径が漸減している間で、色温度変換フィルタ41が
撮影光路から完全に退避した状態でストロボ発光を行
う。
【0071】上記各実施形態では、1画面分の露光期間
では、シャッタ装置によって撮影光路の開閉が1回行な
われ、この1回の開閉中に、色温度変換フィルタ41を
撮影光路上に挿入しない状態でストロボ発光のもとでの
露光を行なうとともに、色温度変換フィルタ41を撮影
光路上に挿入した状態でストロボ非発光のもとでの露光
を行っているが、図8に示す例のように各露光を行なっ
てもよい。
【0072】図8に示す例では、1つの撮影画面に対し
て、2回のシャッタ羽根の開閉を行い、1回目の開閉中
に色温度変換フィルタ41を撮影光路上に挿入しない状
態でのストロボ発光による露光を行い、2回目の開閉中
に色温度変換フィルタ41を撮影光路上に挿入した状態
でのアベイラブル光による露光、すなわちストロボ非発
光のもとでの露光を行っている。各露光の順番は、どち
らが先でもかまわない。
【0073】なお、図8に示される例のように、2回の
シャッタ羽根の開閉を行う手法は、撮影が完了するまで
の時間が長くなるため、手ブレや被写体ブレが発生する
確率が高くなるので注意する必要がある。手ブレや被写
体ブレの発生を防止することを考慮すると、最初の実施
形態や図7に示される例のように、1回のシャッタ羽根
の開閉中に2種類の露光を行なうのが好ましい。
【0074】また、図7に示される例のように、色温度
変換フィルタ41を挿入した状態で露光を行なってか
ら、色温度変換フィルタ41を退避させてストロボ発光
させる場合では、シャッタ羽根が開き始めてから色温度
変換フィルタ41を退避させるまでの時間が長くなるこ
とや、色温度変換フィルタ41を退避させるための基準
ポイントが設定しずらく、露光制御の精度を上げるのが
困難であるため、最初の実施形態に示されるように色温
度変換フィルタ41の挿脱を行なうのがより好ましい。
【0075】上記各実施形態では、ストロボ撮影の際に
は色温度変換フィルタを挿入した状態での露光を必ず行
なっているが、ストロボ撮影を行うのは、タングステン
光源やこれに相当する色温度の光源で照明された環境下
であるとは限らず、白色蛍光灯や水銀灯によって照明さ
れている環境下や日中屋外で撮影する場合もあり、この
ような場合には、色温度変換フィルタを用いないで撮影
を行なった方が好まし結果が得られる場合もある。した
がって、タングステン光源やこれに相当する色温度の光
源で照明された環境下では、色温度変換フィルタを挿入
しての露光を行い、そうでない環境下では色温度変換フ
ィルタを挿入せずに露光を行うように切り換えるのがよ
い。
【0076】図9は、色温度変換フィルタを挿入の有無
を切り換える一例を示すものであり、被写体輝度に応じ
て色温度変換フィルタを挿入の有無を決定するものであ
る。なお、以下に説明する他は、最初の実施形態と同様
であり、同じ構成部材には同一の符号を付してその詳細
な説明を省略する。
【0077】この例では、SPD15によって測定され
た被写体輝度をAPEX値でBVとして表したときに、
被写体輝度BVが「−2<BV<3」の範囲の場合だ
け、ストロボ発光後に色温度変換フィルタ41を撮影光
路中に挿入して露光を行い、被写体輝度が上記の範囲外
であるときには、色温度変換フィルタ41を撮影光路へ
の挿入を禁止し、ストロボ発光後にも色温度変換フィル
タ41を通さずにアベイラブル光での露光を行う。
【0078】発明者らの調査によれば、タングステン光
源が用いられる照度域は比較的に狭い範囲に限定されて
おり、被写体輝度BVが「−2<BV<3」の範囲であ
る場合が99%以上であるという結果が得られた。した
がって、上記のように被写体輝度BVに応じて色温度変
換フィルタ41の挿入の有無を切り換えても、ほとんど
の撮影環境下において、主要被写体及ぶ背景をそれぞれ
適切なカラーバランスでデーライトタイプの写真フイル
ム25に露光することができる。なお、被写体輝度BV
が「−2<BV<3」の範囲である場合で照明に蛍光灯
が使われている場合では、背景がややシアンブルーがか
ったカラーバランスとなる。
【0079】色温度変換フィルタの挿入の有無を決定す
るのに最も好ましい手法は、背景を照明する光源の色温
度を測定して、その結果に基づくことである。すなわ
ち、背景を照明する光源の色温度が所定の色温度よりも
低いときにだけ色温度変換フィルタの挿入を行い、高い
ときには色温度変換フィルタの挿入しないように制御す
ることである。
【0080】図10及び図11は、背景を照明する光源
の色温度を測定して、その結果に基づいて色温度変換フ
ィルタの挿入の有無を決定する例を示すものである。な
お、以下に説明する他は、最初の実施形態と同様であ
り、同じ構成部材には同一の符号を付してその詳細な説
明を省略する。
【0081】図10に示すように、背景を照明する光源
の色温度を測定するために、赤外線受光部50が設けら
れている。赤外線受光部50は、赤外線の波長域に受光
感度を有した受光素子、例えばSPD50aと、赤外線
だけを透過させる赤外線フィルタ50bと、A/D変換
器50cとから構成されている。SPD50aは、赤外
線フィルタ50bを介して被写体光のうちの赤外線の波
長域の強さに応じた光電流を流し、これがA/D変換器
50cによってデジタル変換されて、赤外線強度情報と
してマイクロコンピュータ20に送られる。
【0082】測光部23からの被写体輝度情報と赤外線
強度情報とに基づいて、マイクロコンピュータ20が所
定の演算を行うことで背景を照明する光源の色温度を特
定する。すなわち、マイクロコンピュータ20は、測光
部23から得られる可視光領域の光の強さと、赤外線受
光部50から得られ、可視光領域よりも長波長側の赤外
線の強さとから背景を照明する光源の色温度を特定す
る。
【0083】マイクロコンピュータ20は、特定した色
温度が3500K未満のときにだけ、ストロボ発光後に
色温度変換フィルタ41を挿入する。したがって、この
例では色温度測定手段は、測光部23と赤外線受光部5
0とマイクロコンピュータ20とから構成され、またマ
イクロコンピュータ20は、フィルタ制御手段にもなっ
ている。
【0084】上記構成によれば、図11にストロボ撮影
時に手順を示すように、背景を照明する光源の色温度が
3500K未満のときには、色温度変換フィルタ41を
撮影光路上に挿入しない状態でのストロボ発光による露
光と、色温度変換フィルタ41を撮影光路上に挿入した
状態でのアベイラブル光による露光とが行なわれるが、
背景を照明する光源の色温度が3500K以上のときに
は、ストロボ発光後の色温度変換フィルタ41の挿入が
禁止され、色温度変換フィルタ41を挿入していない状
態でアベイラブル光による露光が行われる。これによ
り、背景を照明する光源の色温度にかかわらず、ほぼ最
適なカラーバランスで撮影を行なうことができる。
【0085】なお、色温度測定する際には、異なる波長
の光を受光する受光素子、例えば赤色光だけを透過する
赤フィルタを装着した受光素子と、青色光だけ透過する
青フィルタを装着した受光素子をそれぞれ設け、これら
の受光素子で測定された各色の光の強度の比率から色温
度を特定してもよい。また、色温度を測定する手法は、
上記のものに限らず種々のものを採用できるが、色温度
の測定精度は必ずしも高い必要はなく、実用上問題のな
いレベルで色温度変換フィルタ41の挿入の有無を判断
できれる程度であればよい。
【0086】図12は、測定した色温度に応じて色温度
変換フィルタの挿入タイミングを変化させる例を示すも
のである。なお、以下に説明する他は、図10の例と同
様でであり、同じ構成部材には同じ符号を付してその説
明を省略する。
【0087】マイクロコンピュータ20は、測光部23
からの被写体輝度情報と、赤外線受光部50からの赤外
線強度情報とに基づいて、背景を照明する光源の色温度
を特定し、この特定した色温度に基づいた遅延時間Tを
決定する。マイクロコンピュータ20には、レリーズボ
タン11の全押しに応答してリセットされ、シャッタ装
置27からのタイミング信号の入力に応答して計時を開
始するタイマ(図示省略)が内蔵されている。マイクロ
コンピュータ20は、タイマで計時されているタイマ値
が遅延時間Tに達したときに、フィルタ駆動回路30を
介してフィルタ装置28を駆動するようにされている。
【0088】これにより、図13に示すように、シャッ
タ羽根が形成する絞り開口が絞り値F1 に達した時点か
ら遅延時間Tだけ遅延させて色温度変換フィルタ41が
撮影光路に挿入される。なお、背景を照明する光源の色
温度が5500K以上の場合には、色温度変換フィルタ
41の挿入が行われないように制御される。
【0089】図14に、シャッタ秒時が「1/30se
c」の場合で、図6に示される色温度変換能力Tbが
「−170」ミレッドの色温度変換フィルタ41を用い
た場合の遅延時間Tの一例を示す。このように、遅延時
間Tは、背景を照明する光源の色温度が低いほど撮影光
路中に挿入されるタイミングが早くなるように、すなわ
ち、色温度変換フィルタ41による実質的な変換能力が
高くなるように決められる。
【0090】なお、遅延時間Tは、背景を照明する光源
の色温度が同じ場合でも、撮影時に使用されるシャッタ
秒時ごとに異なる。また、図14では、背景を照明する
光源の色温度をミレッド値で表したものを横軸としてい
る。
【0091】上記の構成によれば、例えば背景を照明す
る光源の色温度が2850K(約350ミレッド)のと
きでは、遅延時間Tが「0」とされ、最初の実施形態と
同じく図5に示されるように、シャッタ羽根で形成され
るシャッタ開口が絞り値F1に対応する開口径となった
直後に色温度変換フィルタ41を撮影光路中に挿入する
ことにより、光源の色温度を2850Kから5500K
に変換する。
【0092】また、例えば背景を照明する光源の色温度
が3500K(約285ミレッド)のときでは、遅延時
間Tが約10msecとされ、撮影光路中に色温度変換
フィルタ41を挿入している時間が光源の色温度が28
50Kの場合と比べて短くされる。これにより、色温度
変換フィルタ41による色温度の実質的な変換能力を小
さくして光源の色温度を3500Kから5500Kに変
換する。すなわち、過剰な色温度の補正を防止し、適切
なカラーバランスとなるように色温度変換を行う。
【0093】なお、背景を照明する光源の色温度が55
00K(約180ミレッド)の場合では、色温度変換フ
ィルタ41を挿入するとカラーバランスを崩してしま
い、また色温度が5500Kよりも高い(約180ミレ
ッドよりも低い)場合では、色温度変換フィルタ41を
挿入しても、適切なカラーバランスとする補正効果は得
られない。このため背景を照明する光源の色温度が55
00K以上(約180ミレッド以下)の場合には、前述
のように色温度変換フィルタ41の挿入を行わない。
【0094】また、背景を照明する光源の色温度が28
50K未満の場合では、遅延時間Tを「0」とすること
により、光源の色温度を可能な限り5500Kに近づけ
るように色温度変換が行われる。
【0095】このようにして、測定した光源の色温度に
応じて遅延時間T、すなわち色温度変換フィルタ41の
挿入タイミングを変化させることにより、所定の範囲の
色温度の光源に対して、この例では2850〜5500
Kの光源に対してほぼ完全に適正なカラーバランスとす
ることができるとともに、撮影シーンの依存性が少なく
することができる。
【0096】上記各実施形態では、ストロボ反射光の受
光量に応じてストロボ発光を制御するいわゆるオートス
トロボと呼ばれるストロボ装置を用いた例について説明
したが、ストロボ光による露光量をストロボ発光する際
の絞り開口のサイズで調節するいわゆるフラッシュマチ
ックであってもよい。
【0097】また、撮像装置として写真フイルムを用い
たカメラについて説明したが、本発明は、CCDイメー
ジセンサ等のイメージセンサを用いたデジタルスチルカ
メラにも利用できる。デジタルスチルカメラにおいて
は、シャッタ装置としては、イメージセンサに入射する
光を制御する機械シャッタ、イメージセンサの各受光素
子の電荷蓄積時間を調節する電子シャッタのどちらでも
よい。
【0098】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、撮像光路内から色温度変換フィルタを退避させて
ストロボ発光のもとで露光を行う第1の露光と、色温度
変換フィルタを撮像光路内に挿入してストロボ非発光の
もとで露光を行なう第2の露光とを1画面分の露光期間
中に行なうようにしたから、色温度がストロボ光と異な
る照明光で照明された撮影環境下でストロボ撮影を行な
っても、主要被写体,背景のいずれもを適切なカラーバ
ランスで露光することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したカメラの外観を示す斜視図で
ある。
【図2】カメラの要部構成を示すブロック図である。
【図3】色温度変換フィルタを撮影光路から退避させた
状態を示す説明図である。
【図4】色温度変換フィルタを撮影光路に挿入した状態
を示す説明図である。
【図5】シャッタ装置,フィルタ装置,ストロボ装置の
動作タイミングを示すグラフである。
【図6】好ましい色温度変換フィルタの分光特性の一例
を示すグラフである。
【図7】ストロボ発光よりも前に色温度変換フィルタを
挿入した状態で露光を行う例を示すものである。
【図8】2回のシャッタ開閉を行なう例を示すものであ
る。
【図9】被写体輝度に応じて色温度変換フィルタを挿入
有無を切り換える例を示すものである。
【図10】測定した色温度に応じて色温度変換フィルタ
を挿入有無を切り換える例を示すものである。
【図11】図11の例におけるストロボ撮影時の手順を
示すフローチャートである。
【図12】測定した色温度に応じて色温度変換フィルタ
の挿入タイミングを切り換える例を示すものである。
【図13】図12の例における遅延時間を説明したグラ
フである。
【図14】図12の例における色温度に応じた遅延時間
の例を示すグラフである。
【符号の説明】
3 撮影レンズ 8 ストロボ発光部 20 マイクロコンピュータ 25 写真フイルム 27 シャッタ装置 28 フィルタ装置 23 測光部 41 色温度変換フィルタ 50 赤外線受光部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 15/05 G03B 15/05 Fターム(参考) 2H002 DB17 2H053 CA41 2H080 AA31 CC04 CC05 2H081 AA51 DD01 2H083 AA03 AA31

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ストロボ装置を備えた撮像装置におい
    て、撮像光路内に挿入された挿入位置と、撮像光路外に
    退避した退避位置との間で移動自在な色温度変換フィル
    タと、1画面分の露光期間中に、前記色温度変換フィル
    タを退避位置に移動させてストロボ発光のもとで露光を
    行なう第1の露光と、前記色温度変換フィルタを挿入位
    置に移動させてストロボ非発光のもとで露光を行なう第
    2の露光とを行なう露光制御手段とを備えたことを特徴
    とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 撮像光路を開閉するシャッタ装置を備
    え、前記露光制御手段は、前記シャッタ装置が1回の開
    閉を行なう間に、前記第1と第2の露光をそれぞれ行な
    うことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記シャッタ装置は、レンズシャッタで
    あることを特徴とする請求項2記載の撮像装置
  4. 【請求項4】 前記露光制御手段は、前記第1の露光を
    行なった後に、前記第2の露光を行なうことを特徴とす
    る請求項2または3記載の撮像装置。
  5. 【請求項5】 前記色温度変換フィルタは、色温度を上
    昇させるものであり、色温度変換能力をTb[ミレッ
    ド]としたときに、「−130≧Tb」の条件を満たす
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記
    載の撮像装置。
  6. 【請求項6】 アベイラブル光の色温度を測定する色温
    度測定手段と、この色温度測定手段で測定された色温度
    に応じて、前記第2の露光時における色温度変換フィル
    タの挿入位置への移動を禁止するフィルタ制御手段とを
    備えたことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1
    項に記載の撮像装置。
  7. 【請求項7】 アベイラブル光の色温度を測定する色温
    度測定手段と、この色温度測定手段で測定された色温度
    に応じて、前記第2の露光時における色温度変換フィル
    タの挿入位置への移動タイミングを変化させるフィルタ
    制御手段とを備えたことを特徴とする請求項1ないし6
    のいずれか1項に記載の撮像装置。
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