JP6194703B2 - 発光制御装置および発光制御方法、ならびに撮像装置 - Google Patents
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Description
なお、ここに記載された効果は必ずしも限定されるものではなく、本開示中に記載されたいずれかの効果であってもよい。
1.第1の実施の形態(露出制御の第1の例)
1.1 構成
1.2 動作
1.3 効果
1.4 第1の実施の形態の変形例
2.第2の実施の形態(露出制御の第2の例)
2.1 絞りの制御動作
2.2 露光タイミングの制御動作
2.3 効果
3.第3の実施の形態(発光制御の例)
3.1 発光制御の動作
3.2 効果
4.その他の実施の形態
[1.1 撮像装置の構成]
(撮像装置の全体構成)
図1は、本開示の第1の実施の形態に係る撮像装置1の全体構成の一例を示している。
この撮像装置1は、撮像部11と、A/D(アナログ/デジタル)変換部12と、検波部13と、画像処理部14と、記録デバイス15と、表示部16と、制御部17とを備えている。撮像装置1はまた、操作部18と、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)19と、プログラムROM(Read Only Memory)20と、RAM(Random Access Memory)21と、ストロボ22とを備えている。
図2は、撮像装置1における露出系の駆動制御部の一構成例を示している。図2は、撮像装置1がレンズ交換式カメラである場合の構成例を示している。図2に示したように、撮像装置1は、カメラ本体側にボディマイコン30を有し、レンズ部40側にレンズマイコン50を有していてもよい。ボディマイコン30は、I/F(インタフェース)コントローラ31と、露出制御部としての露出コントローラ32およびシャッタコントローラ33とを含んでもよい。レンズマイコン50は、I/Fコントローラ51と、絞り制御部としての絞りコントローラ52とを含んでもよい。
(撮像装置全体の動作)
図1に示した撮像装置1において、レンズ部40に入射した被写体からの光は撮像素子44の撮像面上に結像する。撮像素子44によって光から変換された電気信号は、A/D変換部12および検波部13を介して画像信号として画像処理部14に入力される。画像処理部14は、画像信号に階調や色調の調節、ノイズ低減処理、およびサイズ変換などの処理を行った上でJPEGに代表されるような圧縮画像ファイルに変換した後、記録デバイス15に画像データとして保存する。また、画像処理部14から出力された画像データは、図示しない表示処理部で操作アイコンや撮影情報などと合成された上で表示部16上に表示される。また、撮像制御部61が、操作部18にあるレリーズボタンや操作スイッチなどによるユーザ操作に応じて適宜、必要な指示信号を撮像部11、発光制御部62、および記録制御部64等に出力する。
次に、図4〜図6をさらに参照しつつ、露出制御に関する動作を説明する。
図4は、本実施の形態における開口絞り42の制御の第1の例を示している。図5は、開口絞り42の制御の第2の例を示している。図6は、開口絞り42の制御の流れの一例を示している。
以上のように、本実施の形態によれば、連写撮影を行う際に、1コマごとに開口絞り42の絞り位置の状態を、第1の変化状態と第2の変化状態とに交互に変化させる制御を行うようにしたので、アポダイゼーション効果を得る際の開口絞り42の予備動作を高速化することができる。これにより、連写速度を向上させることができる。また、撮影中にアポタイゼーション効果を得るために開口絞り42が動かなければいけない区間のうち、撮影直前の絞り位置から近い方の位置を絞り駆動開始位置とすることができるため、レリーズタイムラグを最小にすることができる。
次に、図7〜図11をさらに参照しつつ、露出制御に関して、第1の実施の形態の変形例を説明する。図7は、変形例における開口絞り42の制御の第1の例を示している。図8は、変形例における開口絞り42の制御の第2の例を示している。図9は、変形例における開口絞り42の制御の第3の例を示している。図10は、変形例における開口絞り42の制御の第4の例を示している。図11は、変形例における開口絞り42の制御の流れの一例を示している。
[2.1 絞りの制御動作]
図12〜図15を参照して、本実施の形態における絞りの制御動作を説明する。なお、本実施の形態における撮像装置全体および露出系の駆動制御部の基本構成は、上記第1の実施の形態(図1〜図3)と略同様であってもよい。
次に、図16および図17を参照して、本実施の形態における露光タイミングの制御動作を説明する。図16は、本実施の形態におけるボディマイコン30とレンズマイコン50との間の通信の一例を示している。図17は、本実施の形態における露光タイミングの制御の一例を示している。
以上のように、本実施の形態によれば、露光開始タイミングTaよりも前に、開口絞り42の絞り位置を加速移動させて、露光区間内における初期の絞り位置に近づけるようにしたので、シャッタ速度を高速化してもアポダイゼーション効果を得ることができる。加速区間を設けない場合に比べ、同一アポダイゼーション効果を得るために必要なシャッタ速度を高速化できる。
[3.1 発光制御の動作]
本実施の形態は、ストロボ22の発光制御に関する。図18および図19を参照して、本実施の形態におけるストロボ22の発光制御の動作を説明する。なお、本実施の形態における撮像装置全体および露出系の駆動制御部の基本構成は、上記第1の実施の形態(図1〜図3)と略同様であってもよい。
以上のように、本実施の形態によれば、第1の絞り位置と第1の絞り位置よりも絞り込まれた第2の絞り位置との間で開口絞り42を可変制御すると共に、露光区間内で、開口絞り42が第2の絞り位置にまで絞り込まれた第1のタイミングでストロボ発光を行うようにしたので、アポダイゼーション効果を得ることができると共に、最適なタイミングでストロボ発光を行うことができる。また、撮影条件に応じてストロボ発光のタイミングを変調させるようにしたので、撮影条件に応じた最適なタイミングでストロボ発光を行うことができる。
本開示による技術は、上記実施の形態の説明に限定されず種々の変形実施が可能である。
(1)
撮像装置に用いられるストロボの発光タイミングを制御する発光制御部を備え、
前記撮像装置は、露光中に、第1の絞り位置と前記第1の絞り位置よりも絞り込まれた第2の絞り位置との間で開口絞りを可変制御する機能を有し、
前記発光制御部は、露光区間内で、前記開口絞りが前記第2の絞り位置にまで絞り込まれた第1のタイミングで前記ストロボに発光を行わせる
発光制御装置。
(2)
前記発光制御部は、被写体に対する撮影条件が第1の条件を満たすか否かを判断し、前記第1の条件を満たす場合には、前記第2の絞り位置よりも前記開口絞りが開いている第2のタイミングで前記ストロボに発光を行わせる
上記(1)に記載の発光制御装置。
(3)
前記発光制御部は、前記第1の条件として、前記被写体と背景との距離が第1の距離以下となっているかを判断する
上記(2)に記載の発光制御装置。
(4)
前記発光制御部は、前記第1の条件として、前記被写体の距離が第2の距離以上となっているかを判断する
上記(2)に記載の発光制御装置。
(5)
前記発光制御部は、前記第1の条件を満たす場合にさらに、前記被写体に対する撮影条件が第2の条件を満たすか否かを判断し、前記第2の条件を満たす場合には、前記第2のタイミングよりも前記開口絞りが絞り込まれた第3のタイミングで前記ストロボに発光を行わせる
上記(2)または(3)に記載の発光制御装置。
(6)
前記発光制御部は、前記第2の条件として、前記被写体の奥行きが第2の距離以上となっているかを判断する
上記(5)に記載の発光制御装置。
(7)
前記発光制御部は、前記第2の条件として、前記被写体の移動量が所定の移動量以上となっているかを判断する
上記(5)に記載の発光制御装置。
(8)
前記発光制御部は、前記ストロボに対して、前記第2のタイミングで発光を行わせる場合には前記第1のタイミングで発光を行わせる場合に比べて、発光量が小さくなるように発光を行わせる
上記(2)ないし(4)のいずれか1つに記載の発光制御装置。
(9)
撮像装置に用いられるストロボの発光タイミングを発光制御部が制御する際に、
前記撮像装置が、露光中に、第1の絞り位置と前記第1の絞り位置よりも絞り込まれた第2の絞り位置との間で開口絞りを可変制御し、
前記発光制御部が、露光区間内で、前記開口絞りが前記第2の絞り位置にまで絞り込まれた第1のタイミングで前記ストロボに発光を行わせる
発光制御方法。
(10)
ストロボの発光タイミングを制御する発光制御部と、
露光中に、第1の絞り位置と前記第1の絞り位置よりも絞り込まれた第2の絞り位置との間で開口絞りを可変制御する絞り制御部と
を備え、
前記発光制御部は、露光区間内で、前記開口絞りが前記第2の絞り位置にまで絞り込まれた第1のタイミングで前記ストロボに発光を行わせる
撮像装置。
Claims (8)
- 撮像装置に用いられるストロボの発光タイミングを制御する発光制御部を備え、
前記撮像装置は、露光中に、第1の絞り位置と前記第1の絞り位置よりも絞り込まれた第2の絞り位置との間で開口絞りを可変制御する機能を有し、
前記発光制御部は、露光区間内で、前記開口絞りが前記第2の絞り位置にまで絞り込まれた第1のタイミングで前記ストロボに発光を行わせることを初期設定とし、
被写体に対する撮影条件を、少なくとも前記被写体と背景との距離に関する条件、前記被写体の奥行きに関する条件、前記被写体の移動量に関する条件の順に判断し、その判断順に、その判断結果に応じて、前記露光区間内における前記発光タイミングを前記第1のタイミングから変調させる
発光制御装置。 - 前記発光制御部は、前記被写体と背景との距離が第1の距離以下となっているか否かを判断し、前記第1の距離以下となっている場合には、前記第2の絞り位置よりも前記開口絞りが開いている第2のタイミングへと前記発光タイミングを変調させる
請求項1に記載の発光制御装置。 - 前記発光制御部は、前記被写体の奥行きが第2の距離以上となっているか否かを判断し、前記第2の距離以上となっている場合には、前記被写体と背景との距離に関する条件を判断した後に変調させた前記発光タイミングよりも前記開口絞りが絞り込まれたタイミングへと前記発光タイミングを変調させる
請求項2に記載の発光制御装置。 - 前記発光制御部は、前記被写体の移動量に関する条件を判断した後、さらに、ストロボ光が前記被写体に届く状態であるか否かを判断する
請求項1に記載の発光制御装置。 - 前記発光制御部は、前記ストロボ光が前記被写体に届く状態ではないと判断した場合には、前記被写体の移動量に関する条件を判断した後に変調させた前記発光タイミングよりも前記開口絞りが開いているタイミングへと前記発光タイミングを変調させる
請求項4に記載の発光制御装置。 - 前記発光制御部は、前記ストロボに対して、前記第2のタイミングで発光を行わせる場合には前記第1のタイミングで発光を行わせる場合に比べて、発光量が小さくなるように発光を行わせる
請求項2に記載の発光制御装置。 - 撮像装置に用いられるストロボの発光タイミングを発光制御部が制御する際に、
前記撮像装置が、露光中に、第1の絞り位置と前記第1の絞り位置よりも絞り込まれた第2の絞り位置との間で開口絞りを可変制御し、
前記発光制御部が、露光区間内で、前記開口絞りが前記第2の絞り位置にまで絞り込まれた第1のタイミングで前記ストロボに発光を行わせることを初期設定とし、
被写体に対する撮影条件を、少なくとも前記被写体と背景との距離に関する条件、前記被写体の奥行きに関する条件、前記被写体の移動量に関する条件の順に判断し、その判断順に、その判断結果に応じて、前記露光区間内における前記発光タイミングを前記第1のタイミングから変調させる
発光制御方法。 - ストロボの発光タイミングを制御する発光制御部と、
露光中に、第1の絞り位置と前記第1の絞り位置よりも絞り込まれた第2の絞り位置との間で開口絞りを可変制御する絞り制御部と
を備え、
前記発光制御部は、露光区間内で、前記開口絞りが前記第2の絞り位置にまで絞り込まれた第1のタイミングで前記ストロボに発光を行わせることを初期設定とし、
被写体に対する撮影条件を、少なくとも前記被写体と背景との距離に関する条件、前記被写体の奥行きに関する条件、前記被写体の移動量に関する条件の順に判断し、その判断順に、その判断結果に応じて、前記露光区間内における前記発光タイミングを前記第1のタイミングから変調させる
撮像装置。
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