JP2014086871A - デジタルカメラ - Google Patents
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Abstract
【課題】表示装置に逐次表示されるライブビュー画像における画像効果を反映したベストショット画像を選択すること。
【解決手段】デジタルカメラ1は、撮像素子13と、撮像素子13で撮像された複数のフレーム画像を逐次記憶する記憶部18と、記憶部18に記憶された複数のフレーム画像から、所定の基準に基づく評価値に応じて所定数のフレーム画像を選択する選択部17と、記憶部18に記憶された画像を表示装置15に逐次表示させる表示制御部17と、表示装置15に画像が逐次表示されている状態で、画像に画像効果を施す画像処理部17と、画像に施す画像効果に応じて、選択部17による選択の基準を変更させる制御部17と、を備える。
【選択図】図1
【解決手段】デジタルカメラ1は、撮像素子13と、撮像素子13で撮像された複数のフレーム画像を逐次記憶する記憶部18と、記憶部18に記憶された複数のフレーム画像から、所定の基準に基づく評価値に応じて所定数のフレーム画像を選択する選択部17と、記憶部18に記憶された画像を表示装置15に逐次表示させる表示制御部17と、表示装置15に画像が逐次表示されている状態で、画像に画像効果を施す画像処理部17と、画像に施す画像効果に応じて、選択部17による選択の基準を変更させる制御部17と、を備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、デジタルカメラに関する。
ライブビュー表示と呼ばれ、所定の周期で撮像した画像を表示部に逐次表示させる機能が知られている(特許文献1参照)。例えば、ユーザーが絞り値を変更した場合は、変更後の画像効果として被写界深度をライブビュー画像から確認できる。
また、撮影指示の前後において取得した複数の静止画像の中から、数コマのベストショット画像を選ぶモードが知られている(特許文献2参照)。
従来技術では、ベストショット画像として、ライブビュー画像における画像効果を反映する画像を選ぶことができなかった。
本発明によるデジタルカメラは、撮像素子と、撮像素子で撮像された複数のフレーム画像を逐次記憶する記憶部と、記憶部に記憶された複数のフレーム画像から、所定の基準に基づく評価値に応じて所定数のフレーム画像を選択する選択部と、記憶部に記憶された画像を表示装置に逐次表示させる表示制御部と、表示装置に画像が逐次表示されている状態で、画像に画像効果を施す画像処理部と、画像に施す画像効果に応じて、選択部による選択の基準を変更させる制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明によるデジタルカメラでは、表示装置に逐次表示されるライブビュー画像における画像効果を反映したベストショット画像を選択できる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について説明する。本実施形態のデジタルカメラは、撮影指示の前後において取得した複数の静止画像の中から、数コマのベストショット画像を選んで記録する撮影モード(「ベストショット静止画モード」と呼ぶ)を備える。「ベストショット静止画モード」の設定/解除は、例えば、モードダイヤルによって行う。そして、上記ベストショット画像を選ぶ基準を、ライブビュー画像の表示画面において設定変更可能に構成する。
図1は、本発明の一実施の形態によるデジタルカメラ1の構成を例示するブロック図である。図1においてデジタルカメラ1は、撮像光学系11と、絞り12と、撮像素子13と、画像処理部14と、表示部15と、絞り駆動部16と、CPU17と、RAM18と、フラッシュメモリ19と、画像記録/再生部20と、操作部材21と、 を備える。
撮像光学系11は、撮像素子13の撮像面に被写体像を結像させる。撮像光学系11は、フォーカシングレンズを含む複数のレンズ群で構成される。絞り12は、撮像素子13に入射する被写体光束の量を調節する。絞り12の開口径は、絞り駆動部16によって駆動制御される。絞り駆動部16に対する駆動指示は、後述するコマンドダイヤルからの操作信号、またはAPEX演算結果に基づいてCPU17が行う。
撮像素子13は、CMOSイメージセンサなどによって構成される。撮像素子13は、撮像面上に結像された被写体像を撮像画素で光電変換し、画像信号を出力する。画像処理部14は、撮像素子13から読み出され、図示しないA/D変換部でデジタル信号に変換された画像信号に対して所定の画像処理を行う。画像処理部14はさらに、画像処理後の画像データに基づく再生画像を表示部15に表示させるためのリサイズ処理などを行う。
表示部15は液晶パネルによって構成される。表示部15は、ライブビュー画像や再生画像、メニュー画面などを表示する。CPU17は、RAM18を作業領域として制御プログラムを実行し、デジタルカメラ1の各部に対する種々の制御を行う。CPU17はさらに、画像信号から被写体の明るさを検出し、検出結果に基づいてAPEX演算により露出値を求め、上記ISO感度や絞り値、シャッター速度を算出する。また、画像データを格納した所定形式の画像ファイルを生成したり、圧縮処理を行ったりする。フラッシュメモリ19は、CPU17が実行するプログラムやデータを格納する。
画像記録/再生部20は、CPU17からの指示に基づいて画像ファイルを記録媒体30に記録したり、記録媒体30に記録されている画像ファイルを読出したりする。記録媒体30は、例えば、図示しないカードスロットに着脱自在に取り付けられるメモリカードによって構成される。
操作部材21は、電源スイッチ、シャッターボタン、十字スイッチ、LCボタン、モードダイヤル、およびコマンドダイヤルなどを含み、各操作に応じた操作信号をCPU17へ送出する。十字スイッチは、上下左右などの操作方向を示す信号を出力するスイッチである。LCボタンは、ライブビューモードおよび「ベストショット静止画モード」において、LCメニュー画面を表示部15に表示させるためのボタンである。LCメニューとは、表示部15へライブビュー画像を表示させながら、項目の変更を行うためのメニューである。
モードダイヤルは、ライブビュー画像を表示部15に逐次表示させながら撮影処理を行うライブビューモード、「ベストショット静止画モード」、画像ファイルに基づく再生画像を表示部15に表示させる再生処理モードなどを設定するためのダイヤルである。コマンドダイヤルは、絞り値やシャッター速度を設定するためのダイヤルである。ライブビューモードおよび「ベストショット静止画モード」では、コマンドダイヤルを用いて設定された絞り値やシャッター速度による画像効果が、ライブビュー画像にも反映され、表示部15に逐次表示される。
<ベストショット静止画の取得>
「ベストショット静止画モード」に切替えられたCPU17は、上記構成を有することにより、バッファメモリとして機能するRAM18に所定のフレームレート(例えば60fps)で記憶された、複数のフレーム画像(例えば20 枚)からベストショット画像を選ぶ。具体的には、所定の画像選択基準に基づいて各フレーム画像に対する評価値を算出し、評価値が高い方から所定枚数(例えば5枚)のフレーム画像を選び、そのうち評価値が最も高い1枚のフレーム画像をベストショット画像とする。なお、メニュー操作などによって、上記所定枚数を変更可能(例えば3枚、または10枚)に構成してもよい。
「ベストショット静止画モード」に切替えられたCPU17は、上記構成を有することにより、バッファメモリとして機能するRAM18に所定のフレームレート(例えば60fps)で記憶された、複数のフレーム画像(例えば20 枚)からベストショット画像を選ぶ。具体的には、所定の画像選択基準に基づいて各フレーム画像に対する評価値を算出し、評価値が高い方から所定枚数(例えば5枚)のフレーム画像を選び、そのうち評価値が最も高い1枚のフレーム画像をベストショット画像とする。なお、メニュー操作などによって、上記所定枚数を変更可能(例えば3枚、または10枚)に構成してもよい。
CPU17は、上記選択した画像に基づいて、上記所定枚数の静止画データを生成する。生成する静止画データは、RAW形式でもJPEG形式でもよい。そして、生成した静止画データを、互いに関連付けて記録媒体30に記録する。
上記ベストショット静止画データの生成、記録は、以下のように行われる。図2は、「ベストショット静止画モード」における画像の取得タイミングを説明する図である。「ベストショット静止画モード」において、シャッターボタンが半押し操作されると(S1オン)、CPU17が先撮り開始を指示する。先撮り開始指示により、RAM18に対して撮像素子13で取得された画像データの一時記憶(蓄積)が始まる。これにより、60fpsのフレームレートで得られたフレーム画像が、逐次RAM18に蓄積される。
先撮り撮影のために使用するRAM18のメモリ容量は、あらかじめ十分な容量が確保されている。CPU17は、RAM18内に蓄積したフレーム画像のフレーム数が所定枚数(例えば300枚(5秒分))に達した場合には、古いフレーム画像から順に上書き消去する。これにより、先撮り撮影のために使用するRAM18のメモリ容量を制限できる。
先撮り開始後、シャッターボタンが全押し操作されると(S2オン)、CPU17は、上記S2オンから所定枚数(例えば8枚)のフレーム画像が撮影されるまで、または所定時間(例えば0.1秒)が経過する まで、上記先撮りの場合と同様に、RAM18に対して画像データの一時記憶(蓄積)を行う(後撮り)。
CPU17は、デフォルト設定として、RAM18に蓄積されているフレーム画像のうち、例えばS2オン前0.2秒間分のフレーム画像(フレーム数は12)と、S2オン後0.1秒間分のフレーム画像(フレーム数は8)の計0.3秒間分のフレーム画像(フレーム数は20)に基づいて、あらかじめ設定されている画像選択基準に基づいて、上述したように5枚のフレーム画像を選ぶ。
<LCメニュー処理>
CPU17は、ライブビューモードまたは「ベストショット静止画モード」において操作部材21を構成するLCボタンが押下操作されると、図3に例示する「LCメニュー」画面を表示部15に表示させる。「LCメニュー」には、シャッター速度を変更するための「動きを表現する」項目101、絞り12の開口径を変更するための「背景をぼかす」項目102、露出補正のための「明るさを変える」項目103、およびハイライト部とシャドー部の輝度差の大きい場合に適度なコントラストを保つための「明暗差を変える」項目104が、上下に並べて表示される。
CPU17は、ライブビューモードまたは「ベストショット静止画モード」において操作部材21を構成するLCボタンが押下操作されると、図3に例示する「LCメニュー」画面を表示部15に表示させる。「LCメニュー」には、シャッター速度を変更するための「動きを表現する」項目101、絞り12の開口径を変更するための「背景をぼかす」項目102、露出補正のための「明るさを変える」項目103、およびハイライト部とシャドー部の輝度差の大きい場合に適度なコントラストを保つための「明暗差を変える」項目104が、上下に並べて表示される。
CPU17は、「LCメニュー」画面を表示中に、操作部材21を構成する十字スイッチが上下方向に押下操作されると、操作信号に応じて選択項目を上下に変更する。CPU17は、「LCメニュー」画面を表示中に、操作部材21を構成する「OK」スイッチが押下操作されると、「LCメニュー」画面の表示を終了し、「LCメニュー」画面を表示する前の元の表示画面(例えばライブビュー画像)に戻す。CPU17は、「動きを表現する」項目101を選択した状態で十字スイッチ22右方向に押下操作されると、図4に例示する「シャッター速度変更」画面を表示部15に表示させる。
<ライブビュー表示中に行う設定値変更>
図4において、「シャッター速度変更」画面は、ライブビュー画像に重ねてスライドバー111を表示したものである。CPU17は、「シャッター速度変更」画面を表示部15に表示させた状態で、シャッター速度(設定値)の変更操作を受け付ける。CPU17は、コマンドダイヤルの操作に応じてスライドバー111の上に表示されているノブ112を上下に移動させるとともに、ノブ112の位置に対応するシャッター速度となるように撮像素子13の蓄積時間を制御する。例えば、ノブ112が上に移動されるとシャッター速度を高速(蓄積時間が短い)にし、ノブ112が下に移動されるとシャッター速度を低速(蓄積時間が長い)にする。なお、「シャッター速度変更」画面を表示部15へ表示中は、操作部材21を構成する十字スイッチが上下に操作された場合にも、ノブ112の位置変更を行うように構成されている。
図4において、「シャッター速度変更」画面は、ライブビュー画像に重ねてスライドバー111を表示したものである。CPU17は、「シャッター速度変更」画面を表示部15に表示させた状態で、シャッター速度(設定値)の変更操作を受け付ける。CPU17は、コマンドダイヤルの操作に応じてスライドバー111の上に表示されているノブ112を上下に移動させるとともに、ノブ112の位置に対応するシャッター速度となるように撮像素子13の蓄積時間を制御する。例えば、ノブ112が上に移動されるとシャッター速度を高速(蓄積時間が短い)にし、ノブ112が下に移動されるとシャッター速度を低速(蓄積時間が長い)にする。なお、「シャッター速度変更」画面を表示部15へ表示中は、操作部材21を構成する十字スイッチが上下に操作された場合にも、ノブ112の位置変更を行うように構成されている。
CPU17は、シャッター速度変更後に取得された画像信号に基づいて測光処理を行い、被写体の明るさを測定する。CPU17は、変更後のシャッター速度、測定した被写体の明るさ(以後、「輝度情報」とする)を用いてAPEX演算により露出値を求め、ISO感度および絞り値を算出する。CPU17はさらに、算出したISO感度へ変更するとともに、絞り12を算出した絞り値へ駆動制御するように絞り駆動部16へ指示を送る。
デジタルカメラ1のCPU17は、上述したライブビュー表示中のシャッター速度変更の場合と同様に、「LCメニュー」における項目の変更を行い、スライドバー111の上に表示されているノブ112の上下移動に対応させて、当該設定値変更を反映させたライブビュー画像を表示部15に表示させる。
すなわち、「背景をぼかす」項目102が選択された場合のCPU17は、スライドバー111の上に表示されているノブ112の上下移動に対応させて絞り12を制御する。「明るさを変える」項目103が選択された場合のCPU17は、スライドバー111の上に表示されているノブ112の上下移動に対応させて露出補正量を制御する。なお、「背景をぼかす」項目102が選択されている場合のスライドバー111は絞り12の絞り値に対応し、「明るさを変える」項目103が選択されている場合のスライドバー111は露出補正量(設定値)に対応する。
また、CPU17は、「明暗差を変える」項目104が選択された場合はスライドバー111の上に表示されているノブ112の上下移動に対応させてコントラストを制御する。この場合のスライドバー111(または設定値)は、明暗差に対応する。
本実施形態は、上述したライブビューモードにおいて「LCメニュー」で各項目の設定変更を行うと、変更後の内容に応じてベストショット画像の選択基準を変更する点に特徴を有するので、以降の説明はこの点を中心に行う。図5は、ライブビューモードにおいてCPU17が実行する処理の流れを説明するフローチャートである。CPU17は、「ベストショット静止画モード」が設定された場合に図5による処理を起動させる 。図5によるプログラムは、フラッシュメモリ19に格納されている。
図5のステップS11において、CPU17はライブビュー画像の表示を開始させてステップS12へ進む。これにより、撮像素子13によって所定のフレームレート(例えば60fps)で撮像されたライブビュー画像が、表示部15に逐次表示される。
ステップS12において、CPU17は、ライブビュー画像の画像信号に基づいて測光処理を行い、「輝度情報」を測定してステップS13へ進む。ステップS13において、CPU17は、上記「輝度情報」に基づいて露出値を求め、ISO感度、絞り値、シャッター速度のうち、必要な制御量を制御してステップS14へ進む。
ステップS14において、CPU17は、LCボタンが操作されたか否かを判定する。CPU17は、操作部材21からLCボタン操作を示す操作信号が入力された場合にステップS14を肯定判定してステップS15へ進む。CPU17は、操作部材21からLCボタン操作を示す操作信号が入力されない場合には、ステップS14を否定判定してステップS18へ進む。
ステップS15において、CPU17は、図3に例示した「LCメニュー」画面を表示部15に表示させてステップS16へ進む。ステップS16において、CPU17は、選択された項目101〜104が前回設定された項目と異なるか否かを判定する。CPU17は、項目が異なる場合または項目が初めて設定される場合にステップS16を肯定判定してステップS17へ進む。CPU17は、項目が変更されていない場合、つまり項目が同じ項目である場合には、ステップS16を否定判定してステップS25へ進む。
ステップS17へ進んだCPU17は、ライブビュー画像に付加された画像効果を解除し、 項目設定を変更してステップS25へ進む 。ここでは、ステップS17にて項目101が選択された場合について説明する。ステップS25〜ステップS28は、上記「ライブビュー表示中に行うシャッター速度の設定変更」に対応する。CPU17は、ステップS25において、ライブビュー画像に重ねてスライドバー111を表示させてステップS26へ進む。
ステップS26において、CPU17は、スライドバー111上のノブ112が移動されたか否かを判定する。CPU17は、ノブ112が移動されるとステップS26を肯定判定してステップS27へ進み、ノブ112が移動されない場合には、ステップS26を否定判定してステップS18へ進む。
ステップS27において、CPU17は、移動後のノブ112の位置に応じて設定値(項目101の場合はシャッター速度)を変更してステップS28へ進む。CPU17は、ステップS28において、ベストショット画像の選択(ステップS22)用の評価値を得るための画像選択基準を変更する。設定項目と画像選択基準との関係については、後述する。CPU17は、ベストショット画像の選択(ステップS22)用の画像選択基準を変更すると、ステップS25へ戻る。
ステップS18において、CPU17は、シャッターボタンの半押し操作の有無を判定する。CPU17は、シャッターボタンが半押し操作されると(S1オン)、ステップS18を肯定判定してステップS19へ進み、シャッターボタンが半押し操作されない場合には、ステップS18を否定判定してステップS16へ戻る。
ステップS19において、CPU17は、上記「先撮り」を開始させてステップS20へ進む。ステップS20において、CPU17は、撮影指示操作の有無を判定する。CPU17は、シャッターボタンが全押し操作されると(S2オン)、ステップS20を肯定判定してステップS21へ進み、シャッターボタンが全押し操作されない場合には、ステップS20を否定判定してステップS24へ進む。
ステップS21において、CPU17は撮影処理を行う。例えば、S2オン以降の後撮りを開始してステップS22へ進む。ステップS22において、CPU17は、上述した「ベストショット静止画の取得」の通り、S2オン前後の20枚のフレーム画像の中からベストショット選択処理を行ってステップS23へ進む。ステップS23において、CPU17は、選択された5枚の画像に基づいて生成した5枚分の静止画データを記録媒体30に記録し、ステップS24へ進む。
ステップS24において、CPU17は、終了操作が行われたか否かを判定する。CPU17は、例えば「ベストショット静止画モード」が解除されライブビューモードまたは再生処理モードへ切替え操作が行われた場合に、ステップS24を肯定判定して図5による処理を終了する。CPU17は、「ベストショット静止画モード」が継続される場合には、ステップS24を否定判定してステップS12へ戻る。ステップS12へ戻る場合は上述した処理を繰り返す。
図6は、「ベストショット静止画モード」における設定項目と画像選択基準との関係を例示する図である。図6において「動きを表現する」、「背景をぼかす」、「明るさを変える」、および「明暗差を変える」は、それぞれ項目101〜104に対応する。また、図6において「尖鋭度」、「目つぶり」、「笑顔」、「構図」、および「輝度分布」は、それぞれベストショット画像の選択(ステップS22)用の評価値算出項目を表す。
CPU17は、ベストショット画像を選択(ステップS22)する際、全項目が「○」の場合に全ての評価値の合計を算出し、合計した評価値が高い方から順番にフレーム画像に序列をつけるように構成されている。CPU17は、「◎」の項目が存在する場合、当該評価値の重みを高くして評価値の合計を算出する。一方、CPU17は、「△」の項目が存在する場合、当該評価値の重みを低くして評価値の合計を算出する。なお、「×」の項目が存在する場合は、当該評価値を除外して評価値の合計を算出する。
CPU17は、ライブビュー表示中に行う設定変更であって、図5のステップS17において項目101が選択され、シャッター速度が所定速度(例えば1/125秒)以上に変更された場合は、図6の「動きを止める」欄に示すように画像選択基準を変更する。CPU17は、ライブビュー表示中に行う設定変更であって、シャッター速度が所定速度(例えば1/60秒)以下に変更された場合には、図6の「動きを強調する」欄に示すように画像選択基準を変更する。
CPU17は、ライブビュー表示中に行う設定変更であって、図5のステップS17において項目101以外の他の項目102〜104を選択した状態で、それぞれ絞り、露出補正、コントラストについて変更した後にも、変更内容に応じて画像選択基準を変更する。
具体的には、ライブビュー表示中に行うステップS17の項目変更処理において項目102が設定され、ステップ27の設定値変更処理において絞り12が所定絞り(例えばf8)より絞り込む側へ変更された場合に、図6の「背景をくっきりさせる」欄に示したように画像選択基準を変更する。CPU17は、ライブビュー表示中に行う項目変更処理において項目102が設定され、ステップS27の設定値変更処理において絞り12が所定絞り(例えばf5.6)より開放側へ変更された場合には、図6の「背景をぼかす」欄に示したように画像選択基準を変更する。
また、ライブビュー表示中に行うステップS17の項目変更処理において項目103が設定され、ステップS27の設定値変更処理において+側の露出補正へ変更された場合に、図6の「明るくする」欄に示したように画像選択基準を変更する。CPU17は、ライブビュー表示中に行う設定値変更処理において、−側の露出補正に変更された場合には、図6の「暗くする」欄に示したように画像選択基準を変更する。
さらにまた、ライブビュー表示中に行うステップS17の項目変更処理において項目104が設定され、ステップS27の設定値変更処理において適度なコントラストを保つように設定値が変更された場合に、図6の「バランスをとる」欄に示したように画像選択基準を変更する。CPU17は、ライブビュー表示中の設定値変更処理において、コントラスト変更がなされない場合には、図6の「そのまま」欄に示したような画像選択基準を用いる。
このように、ライブビュー表示中に行うステップS17の項目変更処理と設定値変更処理において行われる変更内容に応じて、ベストショット画像の選択(ステップS22)用の画像選択基準を変更する。
以上説明した実施形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)デジタルカメラ1は、撮像素子13と、撮像素子13で撮像された複数のフレーム画像を逐次記憶するRAM18と、RAM18に記憶された複数のフレーム画像から、所定の基準に基づく評価値に応じて所定数のフレーム画像を選択するCPU17と、RAM18に記憶された画像を表示部15に逐次表示させるCPU17と、表示部15にライブビュー画像が逐次表示されている状態でライブビュー画像に画像効果を施すCPU17と、ライブビュー画像に施す画像効果に応じて、CPU17による選択の基準を変更させるCPU17と、を備える。これにより、表示部15に逐次表示されるライブビュー画像における画像効果を反映したベストショット画像を選択し得る。
(1)デジタルカメラ1は、撮像素子13と、撮像素子13で撮像された複数のフレーム画像を逐次記憶するRAM18と、RAM18に記憶された複数のフレーム画像から、所定の基準に基づく評価値に応じて所定数のフレーム画像を選択するCPU17と、RAM18に記憶された画像を表示部15に逐次表示させるCPU17と、表示部15にライブビュー画像が逐次表示されている状態でライブビュー画像に画像効果を施すCPU17と、ライブビュー画像に施す画像効果に応じて、CPU17による選択の基準を変更させるCPU17と、を備える。これにより、表示部15に逐次表示されるライブビュー画像における画像効果を反映したベストショット画像を選択し得る。
(2)上記(1)のデジタルカメラにおいて、CPU17は、ライブビュー画像に施す画像効果の設定値に応じて、CPU17による選択の基準を変更させるので、画像効果を適切に反映したベストショット画像を選択し得る。
(3)上記(2)のデジタルカメラにおいて、CPU17は、シャッター速度が所定値より速く変更された場合に、画像の尖鋭度を示す評価値の重みを高めさせるので、被写体の動きを止めるという画像効果を反映したベストショット画像が選ばれる確率を高められる。
(4)上記(3)のデジタルカメラにおいて、CPU17は、シャッター速度が所定値より遅く変更された場合に、画像の尖鋭度を示す評価値、被写体の目つぶりを示す評価値、および被写体の笑顔を示す評価値のうち、少なくとも1つの評価値の重みを低くさせるので、被写体の動きを強調するという画像効果を反映したベストショット画像が選ばれる確率を高められる。
(5)上記(2)のデジタルカメラにおいて、CPU17は、絞り12が所定値より絞り込むように変更された場合に、画像の尖鋭度を示す評価値の重みを高めさせるので、背景をくっきりさせるという画像効果を反映したベストショット画像が選ばれる確率を高められる。
(6)上記(5)のデジタルカメラにおいて、CPU17は、絞り12が所定値より開放側へ変更された場合に、画像の尖鋭度を示す評価値の重みを低くさせるので、背景をぼかすという画像効果を反映したベストショット画像が選ばれる確率を高められる。
(7)上記(2)のデジタルカメラにおいて、CPU17は、露出補正が正側に変更された場合に、画像の構図を示す評価値の重みを高めさせるので、画像を明るくするという画像効果を反映したベストショット画像が選ばれる確率を高められる。
(8)上記(7)のデジタルカメラにおいて、CPU17は、露出補正が負側に変更された場合に、画像の尖鋭度を示す評価値、および画像の輝度分布を示す評価値に基づいて画像を選択させるので、画像を暗くするという画像効果を反映したベストショット画像が選ばれる確率を高められる。
(9)上記(2)のデジタルカメラにおいて、CPU17は、コントラスト補正を行うように変更された場合に、画像の輝度分布を示す評価値の重みを高めさせるので、画像の明暗差のバランスをとるという画像効果を反映したベストショット画像が選ばれる確率を高められる。
(10)上記(9)のデジタルカメラにおいて、CPU17は、コントラスト補正を行わないように変更された場合に、画像の輝度分布を示す評価値の重みを低くさせるので、画像の明暗差をそのまま保つという画像効果を反映したベストショット画像が選ばれる確率を高められる。
(変形例1)
上述した説明では、20枚のフレーム画像の中からベストショット画像1枚を含む5枚の画像を選ぶようにしたが、フレーム数20や、選択する画像の枚数は、上述した値に限ることなしに適宜変更して構わない。
上述した説明では、20枚のフレーム画像の中からベストショット画像1枚を含む5枚の画像を選ぶようにしたが、フレーム数20や、選択する画像の枚数は、上述した値に限ることなしに適宜変更して構わない。
(変形例2)
ベストショット画像の選択(ステップS22)に用いる評価値算出項目として、「尖鋭度」、「目つぶり」、「笑顔」、「構図」、および「輝度分布」を用いたが、これら以外にも、「被写体の大きさ」や「顔の大きさ」などを評価値算出項目に加えてもよい。
ベストショット画像の選択(ステップS22)に用いる評価値算出項目として、「尖鋭度」、「目つぶり」、「笑顔」、「構図」、および「輝度分布」を用いたが、これら以外にも、「被写体の大きさ」や「顔の大きさ」などを評価値算出項目に加えてもよい。
(変形例3)
図6において「×」の項目に対し、当該評価値の重みを低くした上で評価値の合計を算出してもよい。また、「×」の項目が複数存在する場合は、少なくとも1つの項目について、当該評価値の重みを低くした上で評価値の合計を算出してもよい。
図6において「×」の項目に対し、当該評価値の重みを低くした上で評価値の合計を算出してもよい。また、「×」の項目が複数存在する場合は、少なくとも1つの項目について、当該評価値の重みを低くした上で評価値の合計を算出してもよい。
(変形例4)
上述した説明では、図5のステップS17で項目設定を変更した場合に、ライブビュー画像に付加されている画像効果を一旦解除した上で、ステップS25以降において変更後の項目について画像効果を付加するように説明した。この代わりに、ライブビュー画像に付加されている画像効果を解除せずに、ステップS25以降において複数項目の画像効果を重ねて付加する構成にしてもよい。
上述した説明では、図5のステップS17で項目設定を変更した場合に、ライブビュー画像に付加されている画像効果を一旦解除した上で、ステップS25以降において変更後の項目について画像効果を付加するように説明した。この代わりに、ライブビュー画像に付加されている画像効果を解除せずに、ステップS25以降において複数項目の画像効果を重ねて付加する構成にしてもよい。
以上の説明はあくまで一例であり、上記の実施形態の構成に何ら限定されるものではない。
1…デジタルカメラ
11…撮像光学系
12…絞り
13…撮像素子
14…画像処理部
15…表示部
16…絞り駆動部
17…CPU
18…RAM
20…画像記録/再生部
21…操作部材
30…記録媒体
11…撮像光学系
12…絞り
13…撮像素子
14…画像処理部
15…表示部
16…絞り駆動部
17…CPU
18…RAM
20…画像記録/再生部
21…操作部材
30…記録媒体
Claims (10)
- 撮像素子と、
前記撮像素子で撮像された複数のフレーム画像を逐次記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶された前記複数のフレーム画像から、所定の基準に基づく評価値に応じて所定数のフレーム画像を選択する選択部と、
前記記憶部に記憶された画像を表示装置に逐次表示させる表示制御部と、
前記表示装置に前記画像が逐次表示されている状態で、前記画像に画像効果を施す画像処理部と、
前記画像に施す前記画像効果に応じて、前記選択部による選択の基準を変更させる制御部と、
を備えることを特徴とするデジタルカメラ。 - 請求項1に記載のデジタルカメラにおいて、
前記制御部は、前記画像に施す前記画像効果の設定値に応じて、前記選択部による選択の基準を変更させることを特徴とするデジタルカメラ。 - 請求項2に記載のデジタルカメラにおいて、
前記制御部は、シャッター速度が所定値より速く変更された場合に、画像の尖鋭度を示す評価値の重みを高めさせることを特徴とするデジタルカメラ。 - 請求項3に記載のデジタルカメラにおいて、
前記制御部は、前記シャッター速度が所定値より遅く変更された場合に、前記画像の尖鋭度を示す評価値、前記被写体の目つぶりを示す評価値、および前記被写体の笑顔を示す評価値のうち、少なくとも1つの評価値の重みを低くさせることを特徴とするデジタルカメラ。 - 請求項2に記載のデジタルカメラにおいて、
前記制御部は、絞りが所定値より絞り込むように変更された場合に、画像の尖鋭度を示す評価値の重みを高めさせることを特徴とするデジタルカメラ。 - 請求項5に記載のデジタルカメラにおいて、
前記制御部は、前記絞りが所定値より開放側へ変更された場合に、前記画像の尖鋭度を示す評価値の重みを低くさせることを特徴とするデジタルカメラ。 - 請求項2に記載のデジタルカメラにおいて、
前記制御部は、露出補正が正側に変更された場合に、画像の構図を示す評価値の重みを高めさせることを特徴とするデジタルカメラ。 - 請求項7に記載のデジタルカメラにおいて、
前記制御部は、前記露出補正が負側に変更された場合に、前記画像の尖鋭度を示す評価値、および前記画像の輝度分布を示す評価値に基づいて画像を選択させることを特徴とするデジタルカメラ。 - 請求項2に記載のデジタルカメラにおいて、
前記制御部は、コントラスト補正を行うように変更された場合に、画像の輝度分布を示す評価値の重みを高めさせることを特徴とするデジタルカメラ。 - 請求項9に記載のデジタルカメラにおいて、
前記制御部は、前記コントラスト補正を行わないように変更された場合に、前記画像の輝度分布を示す評価値の重みを低くさせることを特徴とするデジタルカメラ。
Priority Applications (1)
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JP2012234061A JP2014086871A (ja) | 2012-10-23 | 2012-10-23 | デジタルカメラ |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2018156353A (ja) * | 2017-03-17 | 2018-10-04 | キヤノン株式会社 | 情報処理装置、情報処理方法およびプログラム |
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2012
- 2012-10-23 JP JP2012234061A patent/JP2014086871A/ja active Pending
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