JP6588664B2 - 撮影装置及びその制御方法並びに作動プログラム - Google Patents

撮影装置及びその制御方法並びに作動プログラム Download PDF

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Description

本発明は、撮影装置及びその制御方法並びに作動プログラムに関する。
デジタルカメラ等の撮影装置には、高品質な画像を撮影するために、様々な撮影条件を設定可能としているものがある。このような撮影装置では、複数の撮影条件において、同時に設定することができない、いわゆる排他的関係にある設定情報が存在することが一般的である。
特許文献1記載の撮影装置は、ダイナミックレンジ拡大撮影機能と露出調節機能とを有している。この撮影装置では、露出調節機能に関する撮影条件として複数のシャッタスピード、複数の絞り値、およびAUTO(自動設定)などの設定情報から設定可能であり、かつダイナミックレンジ拡大撮影機能に関する撮影条件としてオン/オフの設定情報から設定可能である。しかし、これらの設定情報は排他的関係にあり、シャッタスピード、絞り値のいずれか1つを選択した場合、ダイナミックレンジ拡大撮影機能をオンとすることができない。あるいは、ダイナミックレンジ拡大撮影機能をオンとした場合、露出調節機能をAUTO以外に設定することができない。
また、排他的関係にある設定情報としては、上記の他には、シャッタ方式の設定情報と、連写速度の設定情報とが上げられる。例えばシャッタ方式として、電子シャッタ、メカシャッタなどの設定情報から設定可能とし、連写速度として複数の設定値から設定可能とする。そして、電子シャッタよりも低速なメカシャッタを選択した場合、連写速度として高速な設定値を選択することができない。
一方、近年では、ユーザが操作に困惑している状態を検知する技術が知られている。特許文献2記載の情報処理装置では、ユーザの動きや様子を検知した検知信号を解析し、当該ユーザが操作を行っているときのユーザ操作状態を検出する。そして、検出したユーザ操作状態と、予め記憶された困惑状態情報とを照合し、ユーザが操作に困惑しているか否かを判定する。ユーザが困惑状態であると判定した場合には、ユーザに対して操作案内が提供される。
特開2013−219440号公報 特開2015−153325号公報
上述したように、排他的関係にある設定情報が存在する場合、ユーザが意図しない設定情報に制限されていることがある。例えば、撮影装置の電子シャッタが、順次読み出し方式のローリングシャッタである場合、高速な連写撮影を行うと、被写体像が歪むローリングシャッタ現象が発生することがある。そこで、ユーザが、シャッタ方式を電子シャッタからメカシャッタに変更した場合、上述したように、連写速度が低速な設定値に制限される。
ユーザは高速な連写撮影を行っているつもりが、連写速度が低速に制限されてしまっているため、操作に困惑してしまう。さらに、連写速度を高速に戻そうとしても、原因を特定することができず、撮影機会を逃してしまう可能性がある。
上記特許文献1記載の撮影装置では、ユーザの操作状態とは関係無く、排他的関係にある設定情報が設定された場合に警告を行う。なお、上記特許文献2記載の技術を上記特許文献1記載の撮影装置に適応し、ユーザの困惑状態を検知した場合に、排他的関係にある設定情報が設定されていることの警告を含む操作案内を提供することが考えられる。しかし、この場合においても、設定に不慣れなユーザは、提供された操作案内から、排他的関係にある設定情報を容易に特定することができず、撮影機会を逃してしまう可能性がある。
本発明は、ユーザが操作に困惑している状態を判定し、困惑状態を容易に解消する撮影装置及びその制御方法並びに作動プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の撮影装置は、撮影部と、撮影操作部と、設定操作部と、検出部と、操作履歴記憶部と、解析部と、判定部と、警告部とを備える。撮影部は、被写体像を撮影する。撮影操作部は、撮影部に撮影動作を行わせる。設定操作部は、撮影部の撮影条件に関する設定項目について、第1設定項目の設定情報と、第1設定項目の設定情報に対して排他的に選択可能な第2設定項目の設定情報とを設定する。検出部は、撮影操作部に対するユーザの撮影操作と、設定操作部に対するユーザの設定操作とをユーザ操作情報として検出する。操作履歴記憶部は、撮影操作に関する履歴である撮影操作履歴と、撮影操作前に行われた設定操作に関する履歴である設定操作履歴とを記憶する。解析部は、撮影操作履歴および設定操作履歴に基づき、撮影操作部および設定操作部に対する正常時のユーザの操作を解析して正常操作情報を取得する。判定部は、正常操作情報を取得した後、ユーザ操作情報と正常操作情報とが異なる場合に、ユーザが操作に困惑している困惑状態であると判定する。警告部は、判定部により困惑状態と判定された場合に警告を行う。
設定操作履歴は、第1設定項目および第2設定項目の少なくとも一方について、設定操作部によって設定された設定情報毎の設定回数であり、解析部は、操作履歴記憶部に記憶された設定情報毎の設定回数に基づき、ユーザが設定する頻度の高い高頻度設定情報を正常操作情報として取得し、判定部は、ユーザ操作情報に基づく設定情報が、高頻度設定情報と異なる場合、困惑状態であると判定することが好ましい。
設定操作履歴は、第1設定項目および第2設定項目の少なくとも一方についての設定操作が含まれる設定操作部による設定操作パターン毎の設定回数であり、解析部は、操作履歴記憶部に記憶された設定操作パターン毎の設定回数に基づき、ユーザが設定操作を行う頻度の高い高頻度設定操作パターンを正常操作情報として取得し、判定部は、ユーザ操作情報に基づく設定操作パターンが、高頻度設定操作パターンとは異なる場合、困惑状態であると判定することが好ましい。
撮影操作履歴には、撮影操作が行われた撮影時刻が含まれ、解析部は、操作履歴記憶部に記憶された撮影時刻に基づき、ユーザが撮影操作を行う基準撮影間隔を正常操作情報として取得し、判定部は、基準撮影間隔と、ユーザ操作情報に基づく撮影間隔とを比較して困惑状態か否かを判定することが好ましい。
判定部により困惑状態であると判定された場合には、判定の元となったユーザ操作情報を設定操作履歴または撮影操作履歴として操作履歴記憶部に記憶せず、判定部により困惑状態ではないと判定された場合には、判定の元となったユーザ操作情報を設定操作履歴または撮影操作履歴として操作履歴記憶部に記憶することが好ましい。
設定操作を行うための設定画面が表示される表示部を備え、警告部は、表示部に警告表示を行うことが好ましい。
本発明の撮影装置の制御方法は、被写体像を撮影する撮影部と、撮影部に撮影動作を行わせる撮影操作部と、撮影部の撮影条件に関する設定項目について、第1設定項目の設定情報と、第1設定項目の設定情報に対して排他的に選択可能な第2設定項目の設定情報とを設定する設定操作部と、撮影操作部に対するユーザの撮影操作と、設定操作部に対するユーザの設定操作とをユーザ操作情報として検出する検出部と、撮影操作に関する履歴である撮影操作履歴と、撮影操作前に行われた設定操作に関する履歴である設定操作履歴とを記憶する操作履歴記憶部と、を備えた撮影装置の制御方法において、撮影操作履歴および設定操作履歴に基づき、撮影操作部および設定操作部に対する正常時のユーザの操作を解析して正常操作情報を取得するステップと、正常操作情報を取得した後、ユーザ操作情報と正常操作情報とが異なる場合に、ユーザが操作に困惑している困惑状態であると判定するステップと、困惑状態と判定された場合に警告を行うステップとを含む。
本発明の撮影装置を作動させる作動プログラムは、被写体像を撮影する撮影部と、撮影部に撮影動作を行わせる撮影操作部と、撮影部の撮影条件に関する設定項目について、第1設定項目の設定情報と、第1設定項目の設定情報に対して排他的に選択可能な第2設定項目の設定情報とを設定する設定操作部と、撮影操作部に対するユーザの撮影操作と、設定操作部に対するユーザの設定操作とをユーザ操作情報として検出する検出部と、撮影操作に関する履歴である撮影操作履歴と、撮影操作前に行われた設定操作に関する履歴である設定操作履歴とを記憶する操作履歴記憶部と、を備えた撮影装置を作動させる作動プログラムにおいて、撮影操作履歴および設定操作履歴に基づき、撮影操作部および設定操作部に対する正常時のユーザの操作を解析して正常操作情報を取得するステップと、正常操作情報を取得した後、ユーザ操作情報と正常操作情報とが異なる場合に、ユーザが操作に困惑している困惑状態であると判定するステップと、困惑状態と判定された場合に警告を行うステップと、を制御部に実行させる。
本発明によれば、ユーザが操作に困惑している状態を判定し、困惑状態を容易に解消することができる。
デジタルカメラの外観を正面側から示す斜視図である。 デジタルカメラの外観を背面側から示す斜視図である。 デジタルカメラの構成を示すブロック図である。 設定メニューの一例を示す設定画面の説明図である。 設定メニューでシャッタ方式の設定情報が設定済みの状態の設定画面の説明図である。 設定メニューでフラッシュモードの設定情報が設定済みの状態の設定画面の説明図である。 シャッタ方式の設定情報が変更されるとともに、フラッシュモードの設定情報をシャッタ方式の設定情報に応じた設定情報に変更した場合の設定画面の一例を示す説明図である。 主制御部の構成を示すブロック図である。 起動操作から終了操作までの間に、検出部により検出される撮影操作及び設定操作の一例を示す説明図である。 操作履歴記憶部に記憶された撮影操作履歴の一例を示す説明図である。 操作履歴記憶部に記憶された設定操作履歴の一例を示す説明図である。 正常操作情報を取得する方法を説明する説明図である。 困惑状態を判定する方法を説明する説明図である。 困惑状態であると判定された場合に行われる警告の一例を示す説明図である。 デジタルカメラの作用を説明するフローチャートである。 困惑状態ではないと判定された場合に、その判定の元となったユーザ操作情報を撮影操作履歴又は設定操作履歴として記憶する方法を説明する説明図である。
[第1実施形態]
図1および図2において、撮影装置としてのデジタルカメラ11は、カメラ本体12と、レンズ鏡筒13と、背面表示部14と、ファインダ部15とを備える。
レンズ鏡筒13は、カメラ本体12の前面に設けられており、撮像光学系16を保持している。レンズ鏡筒13の外周には、フォーカスリング17及び絞りリング18を回転自在に設けられている。フォーカスリング17及び絞りリング18は、撮影者が手動で回転操作することにより、撮像光学系16のフォーカス調節及び絞り調節をそれぞれ可能とする。
背面表示部14は、カメラ本体12の背面に設けられており、ライブビュー画像の表示、撮影済み画像の再生、および設定メニューの表示などに用いられる。背面表示部14は、例えばLCDパネルで構成されている。この背面表示部14の表面には、タッチパネル27(図3参照)が取り付けられている。タッチパネル27からの入力指示は、主制御部41に送信される。タッチパネル27は、各種設定操作などに用いられる。
カメラ本体12の上面には、電源レバー19と、レリーズスイッチ20と、露出補正ダイヤル21と、シャッタスピードダイヤル22等が設けられている。カメラ本体12の前面には、ファインダ切替レバー23とフラッシュ発光部24等が設けられている。カメラ本体12の背面には、複数の操作ボタン26が設けられている。複数の操作ボタン26は、各種設定操作などに用いられる。
電源レバー19は、デジタルカメラ11の電源(図示せず)をオン/オフする際に操作される。レリーズスイッチ20は、撮影を実行する際に操作される。シャッタスピードダイヤル22は、デジタルカメラ11のシャッタ速度を切り替える際に操作される。
レリーズスイッチ20は、S1スイッチとS2スイッチとで構成された2段ストローク式のスイッチ(図示せず)を有する。レリーズスイッチ20が押下(半押し)され、S1スイッチがオン状態となると、後述する撮影部により自動露出調節等の撮影準備動作が行われる。この状態からさらにレリーズスイッチ20が押下(全押し)され、S2スイッチがオン状態となると、撮影部により撮影動作が行われる。このレリーズスイッチ20は、撮影部に撮影動作を行わせる撮影操作部として機能する。以下、レリーズスイッチ20に対するユーザの操作を撮影操作という。
また、カメラ本体12の底部には、後述する記録メディア51(図3参照)を装着するためのスロット(図示せず)と、このスロットの開口を開閉する装填蓋(図示せず)とが設けられている。
ファインダ部15は、光学ビューファインダ(以下、OVFという)モードと、電子ビューファインダ(以下、EVFという)モードとの切り替えが可能なハイブリッド型である。ファインダ切替レバー23は、ファインダ部15を、OVFモードとEVFモードとの間で切り替える際に操作される。
ファインダ部15は、被写体の光学像を取り込むファインダ対物窓15aと、撮影者の眼が接眼されるファインダ接眼部15bとを有している。ファインダ対物窓15aは、カメラ本体12の前面側に設けられている。ファインダ接眼部15bは、カメラ本体12の背面側に設けられている。
ファインダ部15は、ファインダ内表示部28(図3参照)と、ハーフミラー(図示せず)などを備えている。ファインダ内表示部28は、被写体の光学像を撮像素子34で撮像して得られた被写体の画像を表示する。ファインダ対物窓15aには、被写体の光学像が入射する。ハーフミラーは、ファインダ対物窓15aに入射した光学像を一部透過させてファインダ接眼部15bに導き、ファインダ内表示部28が表示した表示画像を一部反射させてファインダ接眼部15bに導く。
また、ファインダ部15は、ファインダ対物窓15aに入射する光学像を遮蔽するシャッタ(以下、OVFシャッタという)を有している。OVFモードでは、OVFシャッタを開状態とし、ファインダ内表示部28を非表示とさせることで、光学像をファインダ接眼部15bに導く。EVFモードでは、OVFシャッタを閉状態とし、ファインダ内表示部28を表示とさせることで、表示画像をファインダ接眼部15bに導く。
図3において、撮像光学系16は、フォーカスレンズ31を含む複数のレンズ、絞りユニット32などを備える。撮像光学系16の背後には、撮像光学系16の光軸LAに沿って、シャッタユニット33、撮像素子34が配される。撮像素子34は、カメラ本体12の内部に設けられている。
フォーカスレンズ31は、モータ36の駆動により光軸LAの方向に移動し、撮影距離を調節する。主制御部41は、図示しない検出部の信号に基づき検出したフォーカスリング17の回転方向及び回転量に応じてフォーカスレンズ31を移動させる制御信号をモータドライバ39に送信する。モータドライバ39は、制御信号に基づいてモータ36を駆動させる。
絞りユニット32は、モータ37の駆動により複数枚の絞り羽根32aを移動させ、撮像素子34への入射光量を変化させる。撮像素子34には、撮像光学系16を通過し、絞り30により光量が調整された被写体の光学像が入射する。主制御部41は、図示しないセンサの信号に基づき検出した絞りリング18の角度位置に応じて絞り羽根32aを移動させる制御信号をモータドライバ39に送信する。モータドライバ39は、制御信号に基づいてモータ37を駆動させる。
シャッタユニット33は、フォーカルプレーンシャッタなどのメカシャッタであり、絞りユニット32と撮像素子34との間に配置されている。シャッタユニット33は、撮像光学系16と撮像素子34との間の光路を遮断可能に設けられており、開口状態と閉口状態との間で変化する。
シャッタユニット33は、ライブビュー画像および動画撮影時に開口状態とされる。シャッタユニット33は、静止画撮影時には、開口状態から一時的に閉口状態になる。このシャッタユニット33は、モータ38により駆動される。主制御部41は、後述するシャッタ方式の設定情報に応じてシャッタユニット33を動作させる制御信号をモータドライバ39に送信する。モータドライバ39は、制御信号に基づいてモータ38を駆動させる。
撮像素子34は、主制御部41により駆動制御される。撮像素子34は、シャッタユニット33とデジタル信号処理部45などとともに撮影部を構成する。また、フラッシュ発光部24を用いるフラッシュ撮影の場合は、フラッシュ発光部24も撮影部を構成する。撮像素子34は、例えば、RGB方式のカラーフィルタを有する単板カラー撮像方式のCMOS型イメージセンサである。撮像素子34は、2次元マトリクス状に配列された複数の画素(図示せず)により構成された受光面を有している。各画素は、光電変換素子を含んでおり、撮像光学系16により受光面に結像された被写体像を光電変換により撮像して撮像信号を生成する。また、撮像素子34は、電子シャッタ機能を有しており、シャッタ速度(電荷蓄積時間)が調整可能である。本実施形態において、電子シャッタのシャッタ方式は、ローリングシャッタ方式である。ローリングシャッタ方式では、撮像素子34は、順次読み出し方式により信号読み出しが実行される。順次読み出し方式では、全画素について、先頭画素行から最終画素行まで、1画素行ずつ順に信号読み出しが行われる。
撮像素子34は、ノイズ除去回路と、オートゲインコントローラと、A/D変換回路等の信号処理回路(いずれも図示せず)とを備える。ノイズ除去回路は、撮像信号にノイズ除去処理を施す。オートゲインコントローラは、撮像信号のレベルを最適な値に増幅する。A/D変換回路は、撮像信号をデジタル信号に変換して撮像素子34から出力する。撮像素子34の出力信号は、画素ごとに1つの画素値を有する画像データ(いわゆるRAWデータ)である。
撮像素子34及び主制御部41は、バス42に接続されている。この他、バス42には、メモリ制御部44と、デジタル信号処理部45と、メディア制御部46と、表示制御部47と、レリーズスイッチ20と、操作ボタン26と、タッチパネル27などが接続されている。
メモリ制御部44には、SDRAM等の一時記憶用のメモリ49が接続されている。メモリ制御部44は、撮像素子34から出力された画像データをメモリ49に入力して記憶させる。また、メモリ制御部44は、メモリ49に記憶された画像データを、デジタル信号処理部45に出力する。
デジタル信号処理部45は、メモリ49から入力された画像データに対して、マトリクス演算、デモザイク処理、γ補正、輝度・色差変換、およびリサイズ処理などの公知の画像処理を施し、各画素の画素値に基づいて、被写体画像を生成する。
メディア制御部46は、記録メディア51への画像ファイルの記録及び読み出しを制御する。記録メディア51は、例えば、フラッシュメモリを内蔵したメモリカードである。メディア制御部46は、デジタル信号処理部45によって圧縮された画像データを記録メディア51に記録する。
表示制御部47は、背面表示部14およびファインダ内表示部28への画像表示を制御する。具体的には、表示制御部47は、デジタル信号処理部45により生成された画像データに基づいて、NTSC規格等に準拠した映像信号を生成して背面表示部14およびファインダ内表示部28に出力する。
操作ボタン26又はタッチパネル27の操作により設定モードが選択された場合、主制御部41は、表示制御部47を駆動制御して背面表示部14に設定メニューを表示させる。この設定メニューは、デジタルカメラ11の撮影部の撮影条件に関する設定項目を設定可能とする。設定メニューには、複数の設定項目が表示される。設定モードが選択された場合、操作ボタン26およびタッチパネル27は、撮影部の撮影条件に関する設定情報を設定する設定操作部として機能する。なお、この例ではタッチパネル27の操作により上記設定情報の設定が行われる。以下、タッチパネル27に対するユーザの操作を設定操作という。背面表示部14は、設定操作を行うための設定画面が表示される表示部として機能する。
図4は、背面表示部14に表示される設定メニューの一例である。この設定メニューMでは、画質モード、シャッタ方式、フラッシュモード、撮影モード、ISO感度、ダイナミックレンジ設定などの複数の設定項目が表示される。タッチパネル27が操作されることにより、複数の設定項目から1つの設定項目が選択される。
画質モードの設定項目では、例えば、「FINE」と「NORMAL」と「RAW」などの選択候補が一覧表示される。「FINE」は、「NORMAL」よりもデータの圧縮率が低い画像を取得する高画質のモードである。「RAW」は、データを圧縮せずに画像を記録するため、FINEよりもさらに高画質のモードである。画質モードの設定情報は、タッチパネル27が操作されることにより上記選択候補一覧から選択される。
シャッタ方式の設定項目では、例えば、「MS」と「ES」と「MS+ES」などの選択候補が一覧表示される。「MS」は、シャッタユニット33によるメカシャッタで撮影を行う。「ES」は、電子シャッタで撮影を行う。「MS+ES」は、メカシャッタと電子シャッタのうち、例えば、シャッタスピードに適した一方が自動的に選択された状態で撮影を行う。シャッタ方式の設定情報は、タッチパネル27が操作されることにより上記選択候補一覧から選択される。
フラッシュモードの設定項目では、例えば、「AUTO」と「強制発光」と「スローシンクロ」と「後幕シンクロ」と「発光禁止」などの選択候補が一覧表示される。「AUTO」は、図示しない測光センサにより被写体が暗いと判断した場合にフラッシュ発光部24が自動的に発光する。「強制発光」は、周囲の明るさに関わらず、強制的にフラッシュ発光部24が発光する。「スローシンクロ」は、シャッタスピードを遅く、且つシャッタにフラッシュ発光部24を同期させて発光する。「後幕シンクロ」は、シャッタが閉じる直前にフラッシュ発光部24を発光させる。「発光禁止」は、周囲の明るさに関わらず、フラッシュ発光部24を発光させない。フラッシュモードの設定情報は、タッチパネル27が操作されることにより上記選択候補一覧から選択される。
撮影モードの設定項目では、例えば、「1コマ撮影」と「連写撮影」と「ブラケット撮影」などの選択候補が一覧表示される。「1コマ撮影」は、レリーズスイッチ20を1回全押しする毎に、1フレーム分の撮影および記録を行う。「連写撮影」は、レリーズスイッチ20を全押しし続けている間、連写速度に応じたフレーム数で連続して撮影を行い、撮影された複数フレーム分の画像を記録する。「ブラケット撮影」は、レリーズスイッチ20を1回全押しする毎に、例えば露出値などの設定値を変えながら、複数フレーム分の撮影を行い、撮影された複数フレーム分の画像を記録する。撮影モードの設定情報は、タッチパネル27が操作されることにより上記選択候補一覧から選択される。
ISO感度の設定項目では、例えば、「AUTO」と「200」と「250」と「320」と「400」と「800」と「1600」と「3200」と「6400」と「12800」と「25600」などの選択候補が一覧表示される。「AUTO」は、所定のISO感度以下の範囲内で撮像素子34の感度が自動的に調節される。「AUTO」を除く、「200」〜「25600」の数値を選択すると、選択した数値に合わせて撮像素子34の感度が調節される。ISO感度の設定情報は、タッチパネル27が操作されることにより上記選択候補一覧から選択される。
ダイナミックレンジ設定の設定項目では、例えば、「AUTO」と「100」と「200」と「400」などの選択候補が一覧表示される。「AUTO」は、撮像素子34のサイズに応じた基準のダイナミックレンジの画像を取得する撮影と、基準のダイナミックレンジよりも拡大したダイナミックレンジの画像を取得する撮影とのいずれかを、被写体の明るさなどに応じて自動的に選択して撮影が行われる。「100」は、撮像素子34の基準のダイナミックレンジ、すなわち100%のダイナミックレンジの画像を取得する撮影が行われる。「200」は、撮像素子34の基準のダイナミックレンジの200%に拡大したダイナミックレンジの画像を取得する撮影が行われる。「400」は、撮像素子34の基準のダイナミックレンジの400%に拡大したダイナミックレンジの画像を取得する撮影が行われる。ダイナミックレンジ設定の設定情報は、タッチパネル27が操作されることにより上記選択候補一覧から選択される。なお、拡大したダイナミックレンジの画像は、例えば特開2013−31205号公報などに記載されている手法により取得することができる。具体的には、異なる露光条件で撮像を行なって、高輝度側の情報量が多い画像と低輝度側の情報量が多い画像等、輝度毎の情報量が異なる複数枚の画像データを取得してこれらを合成することにより、高輝度から低輝度まで広い範囲で良好な再現性を有するダイナミックレンジ拡大画像データを取得する。
なお、設定メニューMは、例えば複数ページから構成され、各ページに複数の設定項目が表示される。また、この場合、タッチパネル27により設定メニューMのページを切り換えることができる。
撮影部の撮影条件に関する複数の設定項目のなかには、第1設定項目の設定情報に対して排他的に選択可能な第2設定項目の設定情報がある場合がある。なお、排他的に選択可能とは、第1設定項目において1つの設定情報を選択した場合に、第2設定項目で選択可能な設定情報が制限されることをいう。
このような排他的関係にある設定情報の一例としては、シャッタ方式の設定情報とフラッシュモードの設定情報とがある。
シャッタ方式の設定情報とフラッシュモードの設定情報との排他的関係について、図5〜図7を参照しながら説明をする。図5は、図4に示す設定メニューMでシャッタ方式の設定情報が設定された後、すなわち設定済みの状態の設定画面の一例を示す。この例ではシャッタ方式が「MS」に設定されている。図5において、二重線で囲まれた表示は、設定済みの状態であることを示す。
図6に示すように、フラッシュモードでは、上記シャッタ方式の設定情報として「MS」が設定された場合には、「AUTO」と「強制発光」と「スローシンクロ」と「後幕シンクロ」と「発光禁止」とが設定情報として選択可能とされている。図6は、設定メニューMでフラッシュモードの設定情報が設定済みの状態の設定画面の一例を示しており、この例ではフラッシュモードが「AUTO」に設定されている。図6において、二重線で囲まれた表示は、設定済みの状態であることを示す。
図7に示すように、シャッタ方式の設定情報が「MS」から例えば「ES」に変更された場合、主制御部41は、フラッシュモードの選択候補のうち「AUTO」と「強制発光」と「スローシンクロ」と「後幕シンクロ」とを選択不可能とし、フラッシュモードの設定情報を「発光禁止」に変更する。これは、ローリングシャッタ方式の電子シャッタでは露光および信号読み出しのタイミングが画素行ごとにずれていることから、フラッシュ発光部24を用いてフラッシュ撮影を行った場合は、取得した画像の明るさが、画像内において部分的に異なってしまう(例えば、画像の上部が明るく、下部が暗くなる)ためである。
また、主制御部41は、選択不可能とする選択候補を特殊表示形態(図7において網掛け表示された部分)で表示させる。なお、図7に示す例では、図示の都合上、選択不可能とする選択候補を網掛け表示で表しているが、これに限るものではなく、選択不可能とする選択候補を、他の選択候補とは異なる色、例えばグレーで表示してもよい。
上記排他的関係にある設定情報は、上述したシャッタ方式の設定情報とフラッシュモードの設定情報との他にもあり、例えば、撮影モードの設定情報とフラッシュモードの設定情報とが該当する。具体的には、撮影モードの設定情報として「連写撮影」が選択された場合、フラッシュモードでは、設定情報として「発光禁止」のみが選択可能とされ、「AUTO」と「強制発光」と「スローシンクロ」と「後幕シンクロ」とはいずれも選択不可能とされる。これは、撮影モードが「連写撮影」に設定されている場合は、撮像素子34による1フレーム分の電荷蓄積時間が短く、フラッシュ発光部24の発光が間に合わない、すなわち、フラッシュ撮影を行うことが不可能なためである。
また、ISO感度の設定情報とダイナミックレンジ設定の設定情報も排他的関係にある。具体的には、ISO感度の設定情報として「200」と「250」と「320」とのうちいずれか1つが選択された場合、ダイナミックレンジ設定では、設定情報として「100」のみが選択可能とされ、「AUTO」と「200」と「400」とはいずれも選択不可能とされる。これは、ISO感度が「200」と「250」と「320」という低感度の設定とされている場合は、撮影部では、高輝度から低輝度まで広い範囲の情報量の画像を得ることができない、すなわち、拡大したダイナミックレンジの画像を取得することが不可能なためである。
上述したように、第1設定項目の設定情報に対して排他的に選択可能な第2設定項目の設定情報がある場合、第2設定項目の設定情報は、主制御部41により第1設定項目に応じた設定情報に変更されているため、ユーザが所望していない設定情報に変更されていることがある。主制御部41によりユーザが所望していない設定情報に変更されている場合、ユーザは何故このような設定情報に変更されたのかがわからず、困惑状態となる可能性が高い。困惑状態とは、どのように操作してよいのかわからない、操作がうろ覚え、あるいは、間違った操作を行うなど、操作がうまくいかず困っている状態をいう。そこで、主制御部41は、ユーザの困惑状態を判断し、その困惑状態を解消する操作支援を行う機能を有する。
図8に示すように、主制御部41は、検出部61と、操作履歴記憶部62と、解析部63と、判定部64と、警告部65とを有する。この主制御部41は、特許請求の範囲に記載の制御部に対応する。
検出部61は、撮影操作部に対するユーザの撮影操作と、設定操作部に対するユーザの設定操作とをユーザ操作情報として検出する。検出部61により検出される設定操作は、上記排他的関係にある設定情報を設定する操作とされている。例えば、上記のように、シャッタ方式の設定情報として「ES」を設定する操作と撮影モードの設定情報として「連写撮影」を設定する操作等である。検出部61は、デジタルカメラ11の電源をオンとする起動操作が行われてから電源をオフとする終了操作が行われるまでの間、ユーザ操作情報の検出を行う。
図9は、起動操作Eonが行われた時刻t0から終了操作Eoffが行われた時刻tnまでの間に、検出部61により検出される撮影操作及び設定操作の一例を示している。図9において、RAとRBとは撮影操作を示し、CA、CB、CC、CDは設定操作を示している。設定操作CA〜CDは、互いに異なる設定操作である。
この例では、時刻t0から撮影操作RAが検出された時刻t3までの期間において、時刻t1に設定操作CAが検出され、その後の時刻t2に設定操作CBが検出されている。時刻t3から撮影操作RBが検出された時刻t7までの期間において、時刻t4〜t6に、設定操作CA、CC、CDがこの順番でそれぞれ検出されている。また、検出部61は、時刻t7から時刻tnまでの期間に行われた撮影操作及び設定操作もユーザ操作情報として検出する。なお、検出部61により撮影操作が検出された時刻(撮影時刻)は、主制御部41の時計機能により求められる。
Aは、起動操作Eonから撮影操作RAまでの撮影間隔を示し、IBは、撮影操作RAから撮影操作RBまでの撮影間隔を示している。撮影間隔は、検出部61により撮影操作が検出される毎に、各撮影操作が行われた撮影時刻に基づき主制御部41により計測される。この例では、IA=t3−t0であり、IB=t7−t3である。主制御部41により計測された撮影間隔は、ユーザ操作情報に基づく撮影間隔として後述する判定部64に入力される。
A、SB、SC、SDは、設定操作CA、CB、CC、CDによってそれぞれ設定される設定情報を示している。設定情報は、検出部61により設定操作が検出される毎に、各設定操作に基づき主制御部41により取得される。主制御部41により取得された設定情報は、ユーザ操作情報に基づく設定情報として後述する判定部64に入力される。
A、PBは、撮影操作が行われる毎に主制御部41により求められる設定操作パターンを示している。パターンとは、現在の撮影操作と直前の撮影操作との間(以下、撮影操作間と称する)において、設定操作により設定された設定情報とその順番のことをいう。なお、現在の撮影操作が起動操作後の最初の撮影操作であった場合については、現在の撮影操作と起動操作との間を撮影操作間という。主制御部41により求められた設定操作パターンは、ユーザ操作情報に基づく設定操作パターンとして後述する判定部64に入力される。この例では、設定操作パターンPAは設定情報SA、SBの順番とされており、設定操作パターンPBは設定情報SA、SC、SDの順番とされている。
操作履歴記憶部62は、撮影操作に関する履歴である撮影操作履歴と、撮影操作前に行われた設定操作に関する履歴である設定操作履歴とを記憶する。本実施形態では、検出部61により撮影操作及び設定操作が検出される毎に、検出された撮影操作に関する撮影操作履歴と、検出された設定操作に関する設定操作履歴とを、主制御部41により記憶させる。操作履歴記憶部62は、撮影操作履歴を記憶する撮影操作履歴記憶領域67と、設定操作履歴を記憶する設定操作履歴記憶領域68とを有する(図8参照)。
図10は、撮影操作履歴記憶領域67に記憶された撮影操作履歴71の一例を示している。撮影操作履歴71には、撮影操作が行われた撮影時刻が含まれている。図10において、Rcは、時刻t7よりも後の時刻t9に検出された撮影操作を示しており、RDは、時刻t9よりも後の時刻t12に検出された撮影操作を示している。なお、この例では、時刻t7と時刻t9との間の時刻t8にいずれかの設定操作が行われ、時刻t9と時刻t12との間の時刻t10、t11にいずれかの設定操作がそれぞれ行われていることを示している。本実施形態では、検出部61により撮影操作が検出される毎に、検出された撮影操作の撮影時刻が撮影操作履歴として記憶される。
図11は、設定操作履歴記憶領域68に記憶された設定操作履歴の一例を示している。本実施形態では、設定操作履歴記憶領域68に、設定情報に関する設定情報履歴72と、設定操作パターンに関する設定操作パターン履歴73とが、設定操作履歴として記憶される。
設定操作履歴としての設定情報履歴72は、第1設定項目および第2設定項目の少なくとも一方について、設定操作部に対する設定操作によって設定された設定情報毎の設定回数である。各設定情報の設定回数は、検出部61により設定操作が検出される毎に加算される累積回数である。なお、図11では、各設定情報の設定回数を降順に示しており、設定情報SAの設定回数MAが最も多く、設定情報SB、SC、SDの順に、それぞれの設定回数MB、MC、MD、・・・、MXが少なくなることを示している。例えば、MAが「100」、MBが「80」、MCが「60」、MDが「50」、MXが「1」である。
設定操作履歴としての設定操作パターン履歴73は、第1設定項目および第2設定項目の少なくとも一方についての設定操作が含まれる設定操作部による設定操作パターン毎の設定回数である。各設定操作パターンの設定回数は、主制御部41により設定操作パターンが求められる毎に加算される累積回数である。なお、図11では、各設定操作パターンの設定回数を降順に示しており、設定操作パターンPAの設定回数NAが最も多く、以降は設定操作パターンPB、・・・、PXの順に、各設定操作パターンの設定回数NB、・・・、NXが少なくなることを示している。例えば、NAが「30」、NBが「20」、NXが「1」である。なお、設定操作パターンPxは、設定情報SD、SB、SA、SCの順番とされている。
解析部63は、操作履歴記憶部62に記憶された撮影操作履歴および設定操作履歴に基づき、撮影操作部および設定操作部に対する正常時のユーザの操作を解析して正常操作情報を取得する。以下、解析部63により正常操作情報を取得する方法について説明する。
図12に示すように、解析部63により正常操作情報を取得する方法は、操作履歴記憶部62から撮影操作履歴及び設定操作履歴を読み出すステップ(ステップS11)と、読み出した撮影操作履歴及び設定操作履歴に基づく解析を行うステップ(ステップS12)と、解析結果に基づき正常操作情報を取得するステップ(ステップS13)とを含む。
ステップS11では、解析部63は、撮影操作履歴記憶領域67から撮影操作毎の撮影時刻を撮影操作履歴として読み出し、設定操作履歴記憶領域68から設定情報毎の設定回数と設定操作パターン毎の設定回数とを設定操作履歴として読み出す。
ステップS12では、解析部63は、操作履歴記憶部62から読み出した履歴毎に解析を行う。例えば、解析部63は、設定情報毎の設定回数を読み出した場合、この設定情報毎の設定回数に基づき、ユーザが設定する頻度の高い高頻度設定情報を求める。高頻度とは、総計に占める設定回数の割合が所定の閾値以上であることを言う。例えば、各設定情報の設定回数の総計が「500」であり、所定の閾値が7%であり、設定回数MAが「100」、設定回数MBが「80」、設定回数MCが「60」、設定回数MDが「50」、設定回数MXが「1」であった場合は、解析部63により、上記総計に占める設定回数MB、MC、MDの各割合は7%以上であり、設定回数MXの割合は7%未満であると求められる。このため、解析部63は、設定情報SA、SB、SC、SDを高頻度設定情報とする。
また、解析部63は、設定操作パターン毎の設定回数を読み出した場合、この設定操作パターン毎の設定回数に基づき、ユーザが設定操作を行う頻度が高い高頻度設定操作パターンを求める。例えば、各設定操作パターンの設定回数の総計が「100」であり、所定の閾値が7%であり、設定回数NAが「30」、設定回数NBが「20」、設定回数NXが「1」であった場合は、解析部63により、上記総計に占める設定回数NA、NBの各割合は7%以上であり、設定回数NXの割合は7%未満であると求められる。このため、解析部63は、設定操作パターンPA、PBを高頻度設定操作パターンとする。
また、解析部63は、撮影操作毎の撮影時刻を読み出した場合、この撮影操作毎の撮影時刻に基づき、ユーザが撮影操作を行う基準撮影間隔を求める。基準撮影間隔は、例えば、撮影操作が行われる毎に主制御部41により計測される撮影間隔の平均値である。
ステップS13では、解析部63は、解析結果毎に正常操作情報の取得を行う。具体的には、解析部63は、上記解析により高頻度設定情報が求められた場合は、この高頻度設定情報を正常操作情報として取得する。また、解析部63は、上記解析により高頻度設定操作パターンが求められた場合は、この高頻度設定操作パターンを正常操作情報として取得する。また、上記解析により解析部63は、基準撮影間隔が求められた場合は、この基準撮影間隔を正常操作情報として取得する。
判定部64は、解析部63により正常操作情報が取得された後、ユーザ操作情報と正常操作情報とが異なる場合に、ユーザが操作に困惑している困惑状態であると判定する。以下、判定部64により困惑状態を判定する方法について説明する。
図13に示すように、判定部64により困惑状態を判定する方法は、検出部61からユーザ操作情報を取得するステップ(ステップS21)と、解析部63から正常操作情報を取得するステップ(ステップS22)と、ユーザ操作情報と正常操作情報とが異なるか否か比較するステップ(ステップS23)と、ユーザが操作に困惑している困惑状態を判定するステップ(ステップS24)とを含む。
ステップS21において、本実施形態では、判定部64は、ユーザ操作情報に基づく撮影間隔と、ユーザ操作情報に基づく設定情報と、ユーザ操作情報に基づく設定操作パターンとを、主制御部41からそれぞれ取得する。
ステップS22において、本実施形態では、判定部64は、正常操作情報として、高頻度設定情報と、高頻度設定操作パターンと、基準撮影間隔とを、解析部63からそれぞれ取得する。
ステップS23では、判定部64は、取得されたユーザ操作情報毎に比較を行う。例えば、ユーザ操作情報に基づく撮影間隔が取得された場合、判定部64は、このユーザ操作情報に基づく撮影間隔と、正常操作情報として取得された基準撮影間隔とを比較する。また、ユーザ操作情報に基づく設定情報が取得された場合、判定部64は、このユーザ操作情報に基づく設定情報と、正常操作情報として取得された高頻度設定情報とを比較する。また、ユーザ操作情報に基づく設定操作パターンが取得された場合、判定部64は、このユーザ操作情報に基づく設定操作パターンと、正常操作情報として取得された高頻度設定操作パターンとを比較する。
ステップS24では、判定部64は、取得されたユーザ操作情報毎に判定を行う。例えば、ユーザ操作情報に基づく撮影間隔が取得された場合、判定部64は、基準撮影間隔に対する、ユーザ操作情報に基づく撮影間隔の割合が、所定の閾値以上である場合に困惑状態であると判定する。この場合の閾値としては、例えば10%である。上記割合が閾値以上である場合は、ユーザにより撮影操作が行われない又はユーザが撮影操作を行うまでに時間がかかっている状況である。また、ユーザ操作情報に基づく設定情報が取得された場合、判定部64は、ユーザ操作情報に基づく設定情報が、高頻度設定情報と異なる場合に困惑状態であると判定する。また、ユーザ操作情報に基づく設定操作パターンが取得された場合、判定部64は、ユーザ操作情報に基づく設定操作パターンが、高頻度設定操作パターンと異なる場合も困惑状態であると判定する。判定部64は、困惑状態であると判定した場合に、ユーザが困惑状態であることを警告部64に通知する通知信号を生成し、警告部64に出力する。
警告部65は、判定部64により困惑状態と判定された場合に警告を行う。この警告は、例えば、困惑状態を解消するための操作をユーザに促す内容とされている。警告部65は、判定部64から通知信号が入力された場合に、例えば、表示部としての背面表示部14に警告表示を行う。図14は、設定メニューMでシャッタ方式の設定情報が「MS」から「ES」に変更された場合に行われる警告表示の一例を示している。図14では、設定画面の右下に警告表示領域75が表示されており、この警告表示領域75に「フラッシュを使用する場合はシャッタ方式を「MS」に変更して下さい。」という警告表示が行われている。なお、上記警告表示に限らず、音声の出力により警告を行っても良い。
以上のように構成されたデジタルカメラ11の作用について、図15に示すフローチャートに沿って説明する。デジタルカメラ11は、ユーザにより電源レバー19が操作され電源がオンとされ(ステップS41)、撮影操作と設定操作とが可能となり、検出部61により、ユーザ操作情報として撮影操作及び設定操作の検出が行われる(ステップS42)。
主制御部41は、検出部61により検出された撮影操作を撮影操作履歴とし、設定操作を設定操作履歴として、操作履歴記憶部62に記憶させる(ステップS43)。
解析部63は、操作履歴記憶部62に記憶された撮影操作履歴および設定操作履歴に基づき、正常操作情報を取得する(ステップS44)。具体的には、解析部63は、正常操作情報として、基準撮影間隔と、高頻度設定情報と、高頻度設定操作パターンとを取得する。
解析部63により正常操作情報が取得された後、判定部64は、ユーザが操作に困惑している困惑状態であるか否かの判定を行う。具体的には、判定部64は、まず、基準撮影間隔と、ユーザ操作情報に基づく撮影間隔とが異なるか否かの比較を行う(ステップS45)。
上記各撮影間隔が異なる場合(ステップS45でY)、判定部64は、ユーザ操作情報に基づく設定情報が高頻度設定情報と異なるか否かの比較を行う(ステップS46)。上記各設定情報が異なる場合(ステップS46でY)、普段とは異なる撮影間隔で撮影操作が行われ、かつ、使用頻度が少ない設定情報に設定されており、ユーザが操作に困惑している可能性がある。このため、判定部64は、上記各設定情報が異なる場合にユーザが困惑状態であると判定する(ステップS47)。
判定部64により困惑状態であると判定された場合、警告部65は、困惑状態を解消するための操作を促す等の警告を行う(ステップS48)。具体的には、警告部65は、背面表示部14に警告表示を行う。その後、電源がオフとされない場合は(ステップS50でN)上記ステップS42に戻る。
一方、ユーザ操作情報に基づく設定情報が高頻度設定情報と同じである場合(ステップS46でN)、判定部64は、ユーザが困惑状態ではないと判定する。この場合は、上記警告が行われず、ステップS50に進む。
また、ステップS45において、基準撮影間隔と、ユーザ操作情報に基づく撮影間隔とが同じである場合(ステップS45でN)、判定部64は、ユーザ操作情報に基づく設定操作パターンが高頻度設定操作パターンと異なるか否かの比較を行う(ステップS49)。上記各設定操作パターンが異なる場合(ステップS49でY)、普段通りの撮影間隔で撮影操作が行われているものの、使用頻度が少ない設定操作パターンで撮影が行われており、ユーザが操作に困惑している可能性がある。このため、判定部64は、ユーザが困惑状態であると判定する(ステップS47)。判定部64により困惑状態であると判定された場合は、ステップS48に進み警告が行われる。一方、判定部64によりユーザが困惑状態ではないと判定された場合は(ステップS49でN)、上記警告が行われず、ステップS50に進む。
以上のように、本実施形態では、操作履歴記憶部に記憶された撮影操作履歴及び設定操作履歴に基づき正常時のユーザの操作を解析して正常操作情報を取得し、ユーザにより行われた撮影操作及び設定操作が上記正常操作情報と異なる場合に、ユーザが操作に困惑している困惑状態であると判定し、警告を行うことにより困惑状態を容易に解消することができる。
なお、上記実施形態では、判定部64により、基準撮影間隔と高頻度設定情報と高頻度設定操作パターンとに基づき困惑状態の判定が行われているが、これに限らず、基準撮影間隔と高頻度設定情報と高頻度設定操作パターンとのうち、少なくともいずれか1つに基づき判定を行っても良い。例えば、基準撮影間隔と、ユーザ操作情報に基づく撮影間隔とが異なる場合は、ユーザにより撮影操作が行われない又はユーザが撮影操作を行うまでに時間がかかっている状況であるから、判定部64は困惑状態であると判定する。また、ユーザ操作情報に基づく設定情報が高頻度設定情報と異なる場合は、使用頻度が少ない設定情報に設定された状況であるから、判定部64は困惑状態であると判定する。ユーザ操作情報に基づく設定操作パターンが高頻度設定操作パターンと異なる場合は、使用頻度が少ない設定操作パターンに設定された状況であるから、判定部64は困惑状態であると判定する。なお、基準撮影間隔と高頻度設定情報と高頻度設定操作パターンとのうち、2つを組み合わせて判定を行っても良い。
[第2実施形態]
上記第1実施形態では、検出部61によりユーザ操作情報が検出される毎に、撮影操作履歴と設定操作履歴とを操作履歴記憶部62に記憶させる例を挙げているが、これに限るものではなく、以下に説明する第2実施形態では、判定部64により困惑状態ではないと判定された場合に、その判定の元となったユーザ操作情報を撮影操作履歴又は設定操作履歴として記憶させる。すなわち、主制御部41により、操作履歴記憶部62に記憶された撮影操作履歴と設定操作履歴とを更新する。
具体的には、図16に示すように、判定部64は、検出部61により検出されたユーザ操作情報、すなわち、判定の元となったユーザ操作情報が、解析部63により取得された正常操作情報と同じである場合(ステップS23でN)、ユーザが困惑状態ではないと判定する。主制御部41は、判定の元となったユーザ操作情報としての撮影操作及び設定操作に基づき、操作履歴記憶部62を更新する(ステップS51)。換言すると、主制御部41は、困惑状態ではないとの判定の元となったユーザ操作情報を設定操作履歴または撮影操作履歴として操作履歴記憶部62に記憶させる。
例えば、主制御部41は、上記撮影操作が行われた撮影時刻を計測し、計測した撮影時刻を撮影操作履歴記憶領域67に記憶済みの撮影操作履歴71に追加する。また、主制御部41は、設定操作履歴記憶領域68に記憶済みの設定情報履歴72に対し、上記設定操作により設定された設定情報の設定回数を加算する。また、主制御部41は、上記設定操作により設定された設定情報が含まれる設定操作パターンを求め、設定操作履歴記憶領域68に記憶済みの設定操作パターン履歴73に対し、求めた設定操作パターンの設定回数を加算する。
一方、判定部64により困惑状態であると判定された場合(ステップS24)、主制御部41は、操作履歴記憶部62を更新せずに、判定の元となったユーザ操作情報を消去する(ステップS52)。換言すると、主制御部41は、困惑状態であるとの判定の元となったユーザ操作情報を設定操作履歴または撮影操作履歴として操作履歴記憶部62に記憶させない。
以上のように、困惑状態であるとの判定の元となったユーザ操作情報を設定操作履歴または撮影操作履歴として操作履歴記憶部62に記憶させず、困惑状態ではないとの判定の元となったユーザ操作情報を設定操作履歴または撮影操作履歴として操作履歴記憶部62に記憶させることにより、操作履歴記憶部62には正常時のユーザの操作履歴が記憶されるため、困惑状態を判定する精度がより向上する。
上記各実施形態では、タッチパネル27の操作により各設定情報の設定が行われる例を挙げているが、これに限らず、操作ボタン26と露出補正ダイヤル21とシャッタスピードダイヤル22等の操作により各種設定情報の設定が行われるようにしても良い。
なお、上記各実施形態では、操作履歴記憶部62に記憶された撮影操作履歴および設定操作履歴は、タッチパネル27等の操作によってリセットされるようにしても良い。また、デジタルカメラ11の工場出荷時点で、製品試験等から得られた撮影操作および設定操作のサンプルデータを、撮影操作履歴および設定操作履歴として操作履歴記憶部62に予め記憶させておいても良い。
上記各実施形態では、撮像素子34は、CMOS型イメージセンサであるが、CCD型イメージセンサであってもよい。また、上記各実施形態では、ファインダ部をハイブリッドビューファインダとしているが、電子ビューファインダとしてもよい。また、上記各実施形態では、内蔵型のフラッシュ発光部を用いているが、外付けのフラッシュ装置を用いてもよい。
また、本発明は、レンズ鏡筒とカメラ本体とが一体化された一体型の撮影装置でも、レンズ鏡筒とカメラ本体とが着脱可能なレンズ交換型の撮影装置でも適用可能である。
また、解析部63と判定部64と警告部65との各機能を実行するためのコンピュータプログラム(作動プログラム)を主制御部41のROM(図示せず)に格納しておき、このコンピュータプログラムに基づき主制御部41に各機能を実行させるようにしても良い。
また、本発明は、デジタルカメラに限られず、その他、デジタルビデオカメラ、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末などに含まれる撮影装置にも適用可能である。
11 デジタルカメラ
12 カメラ本体
13 レンズ鏡筒
14 背面表示部
15 ファインダ部
15a ファインダ対物窓
15b ファインダ接眼部
16 撮像光学系
17 フォーカスリング
18 絞りリング
19 電源レバー
20 レリーズスイッチ
21 露出補正ダイヤル
22 シャッタスピードダイヤル
23 ファインダ切替レバー
24 フラッシュ発光部
26 操作ボタン
27 タッチパネル
28 ファインダ内表示部
31 フォーカスレンズ
32 絞りユニット
32a 絞り羽根
33 シャッタユニット
34 撮像素子
36,37,38 モータ
39 モータドライバ
41 主制御部
42 バス
44 メモリ制御部
45 デジタル信号処理部
46 メディア制御部
47 表示制御部
48 設定情報記憶部
49 メモリ
51 記録メディア
61 検出部
62 操作履歴記憶部
63 解析部
64 判定部
65 警告部
67 撮影操作履歴記憶領域
68 設定操作履歴記憶領域
71 撮影操作履歴
72 設定情報履歴
73 設定操作パターン履歴
75 警告表示領域

Claims (8)

  1. 被写体像を撮影する撮影部と、
    前記撮影部に撮影動作を行わせる撮影操作部と、
    前記撮影部の撮影条件に関する設定項目について、第1設定項目の設定情報と、前記第1設定項目の設定情報に対して排他的に選択可能な第2設定項目の設定情報とを設定する設定操作部と、
    前記撮影操作部に対するユーザの撮影操作と、前記設定操作部に対するユーザの設定操作とをユーザ操作情報として検出する検出部と、
    前記撮影操作に関する履歴である撮影操作履歴と、前記撮影操作前に行われた前記設定操作に関する履歴である設定操作履歴とを記憶する操作履歴記憶部と、
    前記撮影操作履歴および前記設定操作履歴に基づき、前記撮影操作部および前記設定操作部に対する正常時のユーザの操作を解析して正常操作情報を取得する解析部と、
    前記正常操作情報を取得した後、前記ユーザ操作情報と前記正常操作情報とが異なる場合に、ユーザが操作に困惑している困惑状態であると判定する判定部と、
    前記判定部により前記困惑状態と判定された場合に警告を行う警告部とを備える撮影装置。
  2. 前記設定操作履歴は、前記第1設定項目および前記第2設定項目の少なくとも一方について、前記設定操作部によって設定された前記設定情報毎の設定回数であり、
    前記解析部は、前記操作履歴記憶部に記憶された前記設定情報毎の設定回数に基づき、ユーザが設定する頻度の高い高頻度設定情報を前記正常操作情報として取得し、
    前記判定部は、前記ユーザ操作情報に基づく設定情報が、前記高頻度設定情報と異なる場合、前記困惑状態であると判定する請求項1記載の撮影装置。
  3. 前記設定操作履歴は、前記第1設定項目および前記第2設定項目の少なくとも一方についての設定操作が含まれる前記設定操作部による設定操作パターン毎の設定回数であり、
    前記解析部は、前記操作履歴記憶部に記憶された前記設定操作パターン毎の設定回数に基づき、ユーザが前記設定操作を行う頻度の高い高頻度設定操作パターンを前記正常操作情報として取得し、
    前記判定部は、前記ユーザ操作情報に基づく設定操作パターンが、高頻度設定操作パターンとは異なる場合、前記困惑状態であると判定する請求項1または2項記載の撮影装置。
  4. 前記撮影操作履歴には、前記撮影操作が行われた撮影時刻が含まれ、
    前記解析部は、前記操作履歴記憶部に記憶された前記撮影時刻に基づき、ユーザが撮影操作を行う基準撮影間隔を前記正常操作情報として取得し、
    前記判定部は、前記基準撮影間隔と、前記ユーザ操作情報に基づく撮影間隔とを比較して前記困惑状態か否かを判定する請求項1〜3のいずれか1記載の撮影装置。
  5. 前記判定部により前記困惑状態であると判定された場合には、判定の元となった前記ユーザ操作情報を前記設定操作履歴または前記撮影操作履歴として前記操作履歴記憶部に記憶せず、前記判定部により前記困惑状態ではないと判定された場合には、判定の元となった前記ユーザ操作情報を前記設定操作履歴または前記撮影操作履歴として前記操作履歴記憶部に記憶する請求項1〜4のいずれか1項記載の撮影装置。
  6. 前記設定操作を行うための設定画面が表示される表示部を備え、
    前記警告部は、前記表示部に警告表示を行う請求項1〜5のいずれか1項記載の撮影装置。
  7. 被写体像を撮影する撮影部と、
    前記撮影部に撮影動作を行わせる撮影操作部と、
    前記撮影部の撮影条件に関する設定項目について、第1設定項目の設定情報と、前記第1設定項目の設定情報に対して排他的に選択可能な第2設定項目の設定情報とを設定する設定操作部と、
    前記撮影操作部に対するユーザの撮影操作と、前記設定操作部に対するユーザの設定操作とをユーザ操作情報として検出する検出部と、
    前記撮影操作に関する履歴である撮影操作履歴と、前記撮影操作前に行われた前記設定操作に関する履歴である設定操作履歴とを記憶する操作履歴記憶部と、
    を備えた撮影装置の制御方法において、
    前記撮影操作履歴および前記設定操作履歴に基づき、前記撮影操作部および前記設定操作部に対する正常時のユーザの操作を解析して正常操作情報を取得するステップと、
    前記正常操作情報を取得した後、前記ユーザ操作情報と前記正常操作情報とが異なる場合に、ユーザが操作に困惑している困惑状態であると判定するステップと、
    前記困惑状態と判定された場合に警告を行うステップとを含む撮影装置の制御方法。
  8. 被写体像を撮影する撮影部と、
    前記撮影部に撮影動作を行わせる撮影操作部と、
    前記撮影部の撮影条件に関する設定項目について、第1設定項目の設定情報と、前記第1設定項目の設定情報に対して排他的に選択可能な第2設定項目の設定情報とを設定する設定操作部と、
    前記撮影操作部に対するユーザの撮影操作と、前記設定操作部に対するユーザの設定操作とをユーザ操作情報として検出する検出部と、
    前記撮影操作に関する履歴である撮影操作履歴と、前記撮影操作前に行われた前記設定操作に関する履歴である設定操作履歴とを記憶する操作履歴記憶部と、
    を備えた撮影装置を作動させる作動プログラムにおいて、
    前記撮影操作履歴および前記設定操作履歴に基づき、前記撮影操作部および前記設定操作部に対する正常時のユーザの操作を解析して正常操作情報を取得するステップと、
    前記正常操作情報を取得した後、前記ユーザ操作情報と前記正常操作情報とが異なる場合に、ユーザが操作に困惑している困惑状態であると判定するステップと、
    前記困惑状態と判定された場合に警告を行うステップと、
    を制御部に実行させる作動プログラム。
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