JP2009182832A - 撮影装置およびスルー画表示方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】逆光や夜間であっても内部の信号処理により撮影に適したスルー画を表示画面上に表示することができる撮影装置およびその撮影装置におけるスルー画表示方法を提供する。
【解決手段】1フレーム目に顔検出手段13101で顔の位置を検出しその顔位置周辺を主要被写体であるとして顔位置周辺が最適露出になる第1の表示用画像を撮像手段1301で生成する。2フレーム目に顔検出手段13101で検出された顔位置周辺を除く領域が最適露出になる第2の表示用画像を撮像手段で生成する。第1の表示用画像と第2の表示用画像とを2フレームごとに顔領域合成手段1305で合成して表示制御手段1306の制御の下にLCD117のLCDパネル上に表示する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、撮像素子を備え、その撮像素子上に被写体像を形成して画像信号を生成する撮影装置およびその撮影装置におけるスルー画表示方法に関する。
最近のデジタルカメラにおいては、表示画面にファインダの役割を担わせるものが多く、撮影者によってその表示画面上の画像が視認されながらシャッタチャンスに撮影が行なわれる。このため表示画面上には、デジタルカメラが備える撮影レンズが捉えている被写体がスルー画としてそのまま表示されるようにデジタルカメラ内部で処理が行なわれている。しかしこのように撮影レンズが捉えている被写体がそのまま表示画面上に表示されると、逆光撮影環境にあるときや夜間撮影環境にあるときには見難い画像が表示画面上に表示されてしまうという問題がある。
ところで、最近のデジタルカメラにおいては、内部の信号処理部で信号処理を行なうことによりスルー画を見易く表示することが可能である。特許文献1には主要被写体が人物である場合に撮影装置内部の信号処理部でその人物の顔の拡大処理を行ってスルー画中の主要被写体となる人物の顔を見易く表示する技術が提案されている。
しかしこの特許文献1の技術を使って逆光撮影環境や夜間撮影環境にあるときの表示画面上のスルー画を見難いまま拡大表示してもスルー画中の主要被写体は決して見易くはならない。また、撮影画像がスルー画とは異なる画像になってしまう恐れが出てくる。これを回避するために特許文献2の技術を使ってスルー画全体の輝度を上げて明るくすることが考えられるが、そうすると今度はスルー画全体が明るくなりすぎて見難くなってしまう。撮影済みの画像であれば特許文献3の技術を使って主要被写体と背景との双方を撮影に適した明るさに調整して表示画面上に表示することができるが、この特許文献3の技術はスルー画に関するものではない。
特開2005−318515号公報 特開2006−154964号公報 特開2005−316743号公報
本発明は、上記欠点を解決し、逆光や夜間の撮影環境にあっても内部の信号処理により撮影に適したスルー画を表示画面上に表示することができる撮影装置およびその撮影装置におけるスルー画表示方法を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成する本発明の撮像素子上に被写体を結像させ撮影操作に応じて撮影画像を生成する撮影装置において、
上記撮像素子により撮影に先立って生成された複数フレームの表示用画像に基づいてスルー画を生成させるスルー画生成手段と、
上記スルー画生成手段で生成されたスルー画を表示するスルー画表示手段とを備え、
上記スルー画生成手段が、
上記表示用画像上の主要被写体を認識する被写体認識手段と、
上記被写体認識手段で認識された主要被写体が適正露出に調整された第1の表示用画像とその主要被写体を除く領域が最適露出に調整された第2の表示用画像が繰り返し配置されてなる、複数フレームの表示用画像を生成する露出調整手段と、
上記第1の表示用画像の主要被写体と、上記第2の表示用画像とを合成した第3の表示用画像が複数のフレームにわたって繰り返すスルー画を生成する画像合成手段とを有することを特徴とする。
上記本発明の撮影装置によれば、上記スルー画生成手段を構成する各構成要素のうちの上記露出調整手段が、上記被写体認識手段で認識された主要被写体が適正露出に調整された第1の表示用画像とその主要被写体を除く領域が最適露出に調整された第2の表示用画像が繰り返し配置されてなる、複数フレームの表示用画像を生成し、上記画像合成手段が、その第1の表示用画像とその第2の表示用画像とを合成した第3の表示用画像が上記複数フレームに渡って繰り返すスルー画を生成することとなる。
話をより具体的にするために上記複数フレームを例えば2フレームとすると、上記スルー画生成手段が1フレーム目に第1の表示用画像を生成し、2フレーム目に第2の表示用画像を生成して2フレームごとにその第1の表示用画像とその第2の表示用画像とを合成し、上記スルー画表示手段が、その第1の表示用画像と第2の表示用画像とを合成した第3の表示用画像が2フレームごとに繰り返すスルー画を表示画面上に表示するということになる。
そうすると、上記被写体認識手段で認識された主要被写体と背景との双方が適正露出に調整されたスルー画が2フレームごとに更新されながら表示画面上に表示されることになるため、逆光や夜間であっても、撮影者は撮影に適した露出に調整されたスルー画を表示画面で確認しながら簡単に撮影を行なうことができるようになる。なお2フレームは一例であって複数フレームは3フレーム以上であっても良い。
また上記表示用画像中の顔を認識する顔認識手段を備え上記被写体認識手段は、上記顔認識手段で認識された顔を主要被写体として認識するものであることが好ましい。
そうすると人物を撮影するときに、撮影者は逆光撮影環境や夜間撮影環境であっても主要被写体である人物の顔の表情をはっきりと確認することができるようになる。つまり、撮影者は、逆光や夜間であっても表示画面上で主要被写体の人物の顔の表情を確認しながら好適な撮影を行なうことができるということになる。
また上記露出調整手段は、上記第1の表示用画像と上記第2の表示用画像とが交互に並ぶように露出を調整するものであることが好ましい。
上記露出調整手段が、上記第1の表示用画像と上記第2の表示用画像とが交互に並ぶように露出を調整すると、例えば1フレームごとに主要被写体とその主要被写体を除く領域とを適正露出に調整することで2フレームに渡って主要被写体とその主要被写体を除く領域との双方が撮影に適した露出に調整された合成画像である第3の表示用画像を得ることができる。
このときには、上記画像合成手段は、互いに隣接する第1の表示用画像と第2の表示用画像を合成することにより第3の表示用画像を表示するものであると良い。
そうすると、2フレームごとに第3の表示用画像を表示画面上に表示することができる。例えば1フレームを1/60秒とすると1/30秒ごとに第3の表示用画像がスルー画として表示画面上に表示される。
上記目的を達成する本発明のスルー画表示方法は、撮像素子上に被写体を結像させ撮影操作に応じて撮影画像を生成する撮影装置における撮影前のスルー画を表示するスルー画表示方法であって、
上記撮像素子により撮影に先立って生成された複数フレームの表示用画像に基づくスルー画増を生成させるスルー画生成ステップと、
上記スルー画生成手段で生成されたスルー画を表示するスルー画表示ステップとを有し、
上記スルー画生成ステップが、
上記表示用画像上の主要被写体を認識する被写体認識ステップと、
上記被写体認識手段で認識された主要被写体が適正露出に調整された第1の表示用画像とその主要被写体を除く領域が最適露出に調整された第2の表示用画像が繰り返し配置されてなる、複数フレームの表示用画像を生成する露出調整ステップと、
上記第1の表示用画像の主要被写体と、上記第2の表示用画像とを合成した第3の表示用画像が複数フレームに渡って繰り返すスルー画を生成する画像合成ステップとを有し、
上記スルー画表示ステップは、上記画像合成ステップで得られた第3の表示用画像が繰り返すスルー画を表示するステップであることを特徴とする。
例えば上記本発明の撮影方法を実現する手順が示されたプログラムが撮影装置内部に配備されると、そのプログラムの手順にしたがって、撮影装置は、上記スルー画生成ステップ中の被写体認識ステップで主要被写体を認識し、露出調整ステップで主要被写体と主要被写体を除く領域との各々を適正露出に調整し、画像合成ステップで主要被写体と主要被写体を除く領域とのそれぞれを合成して第3の表示用画像を得た後、スルー画表示ステップでその第3の表示用画像をスルー画として表示することとなる。
このため、撮影者は、逆光撮影環境や夜間撮影環境にあっても表示画面上に表示される撮影に適したスルー画を見ながら撮影を容易に行なうことができるようになる。
以上、説明したように、逆光や夜間の撮影環境にあっても内部の信号処理により撮影に適したスルー画を表示画面上に表示することができる撮影装置およびその撮影装置におけるスルー画表示方法が実現する。
以下、図を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の撮影装置の第1実施形態であるデジタルカメラを斜め上前方から見た外観斜視図である。
図1に示すデジタルカメラ100は、被写体光を捉えて画像データを生成するものであり、このデジタルカメラ100の前面には、光学ズームレンズを内蔵したズーム鏡胴111と、撮影に同期してフラッシュ光を発するフラッシュ発光窓112と、暗所など低コントラスト時のオートフォーカス(AF)精度を向上させるためのAF補助光ランプ113等が備えられている。
また、このデジタルカメラ100の上面には、電源スイッチ114と、レリーズボタン115と、レリーズボタン115の周囲に回転式のモードダイヤル116が備えられている。モードダイヤル116はそのダイヤルを回すことにより静止画モードと動画モードとを交互に切り換えることができるようになっている。また、詳細は後述するが、本実施形態のデジタルカメラ100は、ホワイトバランス(以降WBという)やTONE(画像のトーン)やCOLOR(画像の色調)やISO感度等の画像パラメータの設定を行なうことができる構成になっている。これらの画像パラメータの設定は、背面側のメニュー/OKボタン(後述する)の操作によりWB,TONE,COLOR,ISOそれぞれについての設定画面が表示画面上に表示された後、その表示画面上の設定画面中の複数の選択項目のうちのいずれかが十字キーのキー操作によって選択され、さらにOKボタンが操作されることにより行なわれる構成になっている。
図2は、図1に示すデジタルカメラの背面を示す外観図である。
図2に示すデジタルカメラ100の背面には、LCDパネル117A、ファインダ124、MENU/OKボタン118、DISP/BACKボタン119、フォトモードボタン120、再生ボタン121、十字キー122、ズームボタン123などが備えられている。
LCD117Aは、撮影レンズにより被写体光を捉えて生成された画像データからなる画像、および種々の設定時における情報を表示するものである。
MENU/OKボタン118は、撮影時や再生時における各種のメニューをLCDパネル117A上に表示させたり、表示されたメニューの中から所望のメニューを選択し決定するためのボタンである。ここで前述した様に、本実施形態のデジタルカメラには画像パラメータの設定画面が配備されており、MENU/OKボタン118と後述する十字キー122の操作によってWB、TONE、COLOR、ISO等の画像パラメータが設定されるとそれらの画像パラメータが内部設定されて撮影が行なわれる。
DISP/BACKボタン119は、LCDパネル117A上に表示された画面の状態を切り換えたり、MENU/OKボタン118等による操作を1つ前の状態に戻したり操作を取り消したりするためのボタンである。
フォトモードボタン120は、ピクセル数,感度,色味,プリント枚数等を設定するためのボタンである。
再生ボタン121は、メモリカードなどの記録媒体に記録された撮影画像を、LCD117に再生表示するためのボタンである。
十字キー122は、様々なモードでその役割が変化し、例えば静止画モードではマクロボタンやフラッシュキーであったり、再生モードではLCDパネル117Aに表示したサムネイルの選択キーであったりする。マクロキーは、マクロ撮影を行なうか否かを切り換えるためのスイッチキーであり、一度押下するとマクロ撮影モードとなり、再度押下するとマクロ撮影モードが解除される。フラッシュキーは、押下する毎に、オートフラッシュ、赤目低減フラッシュ、強制フラッシュ、フラッシュ禁止、スローシャッタでのフラッシュ、およびオートフラッシュというようにフラッシュの状態を順繰りに切り換えるためのスイッチキーである。
ズームボタン123は、右方に向けて押下することにより望遠側(テレ側)にズームインするとともに左方に向けて押下することにより広角側(ワイド側)にズームアウトするためのボタンである。
図3は、図1、図2のデジタルカメラの内部構成を示す構成ブロック図である。
図3には、スルー画の生成に関与する部分のみを抜粋して示してある。レンズと撮像手段(撮像素子と撮像素子駆動部とアナログフロントエンドとA/Dとを備える)とLCD以外は、マイクロコンピュータで構成されているとする。
まず、図3を参照して簡単に内部構成を説明する。
図3には、プログラムによりマイクロコンピュータ内の各手段が構成されている例が示されている。この図3中には、図3の左側のレンズ1110が捉えたスルー画を、図3の右側のLCD117のLCDパネル117A上に表示するための本発明にいうスルー画生成手段とスルー画表示手段とが示されている。
つまり本実施形態では本発明にいうスルー画生成手段の一例がレンズ1110と撮像手段1301とマイクロコンピュータ(表示制御手段を除く)130で構成され、本発明にいうスルー画表示手段の一例が、マイクロコンピュータ(表示制御手段のみ)130とLCD117とで構成されている。マイクロコンピュータ130と撮像手段1301、マイクロコンピュータ130とLCD117とはバスで接続されており、マイクロコンピュータ130はバスを介して書き換え自在に複数ビットからなる制御情報を双方に供給することにより双方を自在に制御することが可能な構成になっている。
図1で説明した様に、ズーム鏡胴111内には光学ズームレンズであるレンズ1110が備えられており、そのレンズ1110によって撮像手段1301に被写体像が結像される。
この撮像手段1301には、撮像素子とその撮像素子から出力された画像信号を増幅する増幅回路とが備えられており、その増幅回路によって画像信号の増幅が行なわれることにより感度の調整が行なわれる。この増幅回路には外部からの制御信号に応じたゲインで入力された画像信号を増幅することが可能なものを採用しているので、本実施形態では、上記課題を達成するために、マイクロコンピュータ130の内部に顔検出手段13101を設けて被写体が人物である認識したときにはマイクロコンピュータ130がその顔検出手段13101で検出された顔周辺を主要被写体としその主要被写体を除く領域を背景として、上記増幅回路のゲインをフレームごとに変更することにより主要被写体とその主要被写体を除く領域との露出を2フレームに渡って各々適正露出に調整することができるようにする構成を採用している。
このため、そのゲイン調整手段1307には、撮像手段1301から出力された画像信号が表わす画像中に顔があるかどうかを検出する顔検出手段13101と顔部測光手段13102と顔部ゲイン算出手段13103と、その顔検出手段13101で検出された顔部を除く背景部の測光を行なう背景部測光手段13201と背景部ゲイン算出手段13202とが接続されている。
なお以降の説明においては、説明を簡略にするために、顔検出手段13101と顔部測光手段13102と顔部ゲイン算出手段13103とで構成される主要被写体の輝度を検出する部分を顔用輝度検出部1310と記載し、背景部測光手段13201と背景部ゲイン算出手段13202とで構成される背景の輝度を検出する部分を背景用輝度検出部1320と記載することがある。
こうして顔用輝度検出部1301と背景用輝度検出部1320とでそれぞれ顔部と背景部との輝度が検出されて顔部と背景部との輝度を撮影に適した適正露出にするためのゲインが算出されると、ゲイン調整手段1307は、それぞれのゲインを表わす制御情報をバスを経由して撮像手段1301内のレジスタに1フレームごとに交互にセットして1フレームごとに画像信号の増幅を異なるゲインで増幅回路に行なわせる。
この1フレームごとに交互に制御情報をセットすることができるようにするために撮像手段1301の後段にはフレーム制御手段1302が設けられており、そのフレーム制御手段1302からの切替信号に応じてゲイン調整手段1307から撮像手段1301内の増幅回路に供給するゲインを表わす制御情報を1フレームごとに切り替えることができるようにしている。
また、このフレーム制御手段1302では、ゲイン調整手段1307から撮像手段1301に供給されるゲインを表す制御信号を1フレームごとに切り替えるとともに、異なるゲインで増幅された1フレームごとの画像信号を顔用フレームバッファ1303と背景用フレームバッファ1304とにそれぞれ振り分けて記憶することが行なわれる。
そして、フレーム制御手段1302の制御により1フレームごとに顔用と背景用との画像信号が各々のフレームバッファに記憶された後、2フレームごとに顔領域合成手段1305で2つの画像信号の合成が行なわれる。
このときには、顔検出手段13101から供給されている顔座標部分の領域の画像信号については顔用フレームバッファ1303からの画像信号が割り当てられるとともに、その顔座標部分を除く領域については背景用フレームバッファ1304からの画像信号が割り当てられることにより画像信号が合成される。
つまり本実施形態では、この顔用フレームバッファ1303に記憶される画像信号が表わす画像により本発明にいう第1の表示用画像の一例が構成され、背景フレームバッファ1304に記憶される画像信号が表わす画像により本発明にいう第2の表示用画像の一例が構成されることになる。
また、本実施形態においては、顔検出手段13101で本発明にいう被写体認識手段の一例が構成され、顔用輝度検出部1310と背景用輝度検出部1320とゲイン調整手段1307と撮像手段1301とフレーム制御手段1302とで本発明にいう露出調整手段の一例が構成される。さらに顔領域合成手段1305で本発明にいう合成手段の一例が構成される。
こうして、顔用フレームバッファ1303に記憶されていた画像信号が表わす第1の表示用画像と背景用フレームバッファ1304に記憶されていた画像信号が表わす第2の表示用画像とが合成された第3の表示用画像が表示制御手段1306に供給され、その表示制御手段1306の制御の下にLCD117が備えるLCDパネル117A上に2フレームごとに絵柄が更新される第3の表示用画像がスルー画として表示される。
この顔と背景との双方が撮影に適した露出に調整されたスルー画がLCDパネル117A上に表示されると、撮影者は、夜間であっても逆光であってもそのスルー画を見ながら簡単に撮影を行なうことができる。
図4は、マイクロコンピュータ130が実行する、本発明にいう撮影方法を示す手順が示されたプログラムのフローチャートである。
ステップS401で撮像手段1301等の各部の初期化を実行する。ステップS402で奇数フレームであるかどうかを判定する。ステップS402で奇数フレームであると判定したときにはYes側へ進んでステップS403で奇数フレームを顔用フレームとして顔用輝度検出部1310で算出されたゲインを設定する。なお最初のフレームにおいては顔用輝度検出部1310でゲインがまだ算出されていないので、顔用のゲインとして標準的なゲインを設定する。ステップS404で撮像手段1301にスルー画用の画像信号の撮像を行なわせる。ステップS405でそのスルー画用の画像信号が表わす第1の表示用画像中に顔があるかどうかを顔検出手段13101で検出する。ステップS406で顔検出手段13101で顔が検出されて顔があると判定したときには、次のステップS407で顔画像の座標位置を保持してステップS408で顔の輪郭内および輪郭周辺の測光を顔部測光手段13102で実施する。次のステップS409でその顔の輪郭周辺および輪郭内の測光値に基づいて次のフレームでは同じ被写体がまだ捉えられているとして次の奇数フレームのゲインを算出する。次のステップS410で、奇数フレームであるか、偶数フレームであるかを判定して奇数フレームであると判定したときにはステップS402に戻ってステップS402からの処理を実行する。ステップS402で偶数フレームであると判定したときには、今度はNo側へ進んでステップS411で背景フレームであるとして前の偶数フレームの測光により算出された背景用輝度検出部1320で算出されたゲインを設定する。なお最初のフレームにおいては背景用輝度検出部1320でゲインがまだ算出されていないので、背景用のゲインとして標準的なゲインを設定する。ステップS412で撮像手段にスルー画用の画像信号の撮像を行なわせる。ステップS413で顔検出手段で検出された顔部を除く背景部の輝度の測光を行なって次のステップS414で次の偶数フレームのゲインを算出する。
次のステップS410で偶数フレームであると判定したときにはYes側へ進んでステップS415で顔画像と背景とを合成する。ステップS416で表示制御手段1306の制御の下にLCD117のLCDパネル117A上に被写体を表示する。
なお、ステップS406で顔が検出されないときにはNo側へ進んでステップS413で被写体全体の測光を行なってステップS414でゲイン算出を行なってステップS410以降の処理を繰り返す。つまりステップS406で顔が検出されないときには、顔用フレームが必要なくなるのですべてを背景用フレームとしてステップS413とステップS413の処理がフレームごとに繰り返し行なわれるということになる。
以上説明した様に撮影装置内のマイクローコンピュータ130が図4のフローの処理を実行すると、2フレームごとに主要被写体と背景とが適正露出に調整されたスルー画がLCDパネル117A上に表示される。そのスルー画を見て撮影者によって撮影が行なわれると、そのスルー画どおりの画像が得られる。つまり逆光撮影環境や夜間撮影環境にあっても撮影者は表示画面上の表示を見て被写体の撮影を簡単に行なうことができるようになる。
なお、本実施形態では、複数フレームを2フレームとして奇数フレームを顔用とし、偶数フレームを背景用としているが、偶数フレームを顔用として奇数フレームを背景用としても良い。また、複数フレームを3フレームとして中間のフレームを顔用とし1フレーム目と3フレーム目を背景用としても良く、また3つ以上の数のフレームを用いて顔用、背景用の表示用画像を生成しても良い。
本発明の撮影装置の第1実施形態であるデジタルカメラを斜め上前方から見た外観斜視図である。 図1に示すデジタルカメラの背面を示す外観図である。 図1、図2のデジタルカメラの内部構成を示す構成ブロック図である。 マイクロコンピュータ130が実行する、本発明にいう撮影方法を示す手順が示されたプログラムのフローチャートである。
符号の説明
100 デジタルカメラ
111 ズーム鏡胴
1110 レンズ
112 フラッシュ発光窓
113 AF補助光ランプ
114 電源スイッチ
115 レリーズボタン
116 撮影モードダイヤル
117 LCD
117A LCDパネル
118 MENU/OKボタン
119 DISP/BACKボタン
120 フォトモードボタン
122 十字キー
123 ズームボタン
124 ファインダ124
130 マイクロコンピュータ
1301 撮像手段
1302 フレーム制御手段
1303 顔用フレームバッファ
1304 背景用フレームバッファ
1305 顔領域合成手段
1306 表示制御手段
1307 ゲイン調整手段
1310 顔用輝度検出部
1320 背景用輝度検出部

Claims (5)

  1. 撮像素子上に被写体を結像させ撮影操作に応じて撮影画像を生成する撮影装置において、
    前記撮像素子により撮影に先立って生成された複数フレームの表示用画像に基づいてスルー画を生成させるスルー画生成手段と、
    前記スルー画生成手段で生成されたスルー画を表示するスルー画表示手段とを備え、
    前記スルー画生成手段が、
    前記表示用画像上の主要被写体を認識する被写体認識手段と、
    前記被写体認識手段で認識された主要被写体が適正露出に調整された第1の表示用画像と該主要被写体を除く領域が最適露出に調整された第2の表示用画像が繰り返し配置されてなる、複数フレームの表示用画像を生成する露出調整手段と、
    前記第1の表示用画像の主要被写体と、前記第2の表示用画像とを合成した第3の表示用画像が複数フレームに渡って繰り返すスルー画を生成する画像合成手段とを有することを特徴とする撮影装置。
  2. 前記表示用画像中の顔を認識する顔認識手段を備え、前記被写体認識手段は、前記顔認識手段で認識された顔を主要被写体として認識するものであることを特徴とする請求項1記載の撮影装置。
  3. 前記露出調整手段は、前記第1の表示用画像と前記第2の表示用画像とが交互に並ぶように露出を調整するものであることを特徴とする請求項1又は2記載の撮影装置。
  4. 前記画像合成手段は、互いに隣接する第1の表示用画像と第2の表示用画像を合成することにより第3の表示用画像を表示するものであることを特徴とする請求項3記載の撮影装置。
  5. 撮像素子上に被写体を結像させ撮影操作に応じて撮影画像を生成する撮影装置における撮影前のスルー画を表示するスルー画表示方法であって、
    前記撮像素子により撮影に先立って生成された複数フレームの表示用画像に基づいてスルー画像を生成させるスルー画生成ステップと、
    前記スルー画生成手段で生成されたスルー画を表示するスルー画表示ステップとを有し、
    前記スルー画生成ステップが、
    前記表示用画像上の主要被写体を認識する被写体認識ステップと、
    前記被写体認識手段で認識された主要被写体が適正露出に調整された第1の表示用画像と該主要被写体を除く領域が最適露出に調整された第2の表示用画像が繰り返し配置されてなる、複数フレームの表示用画像を生成する露出調整ステップと、
    前記第1の表示用画像の主要被写体と、前記第1の表示用画像とを合成した第3の表示用画像が複数のフレームに渡って繰り返すスルー画を生成する画像合成ステップとを有し、
    前記スルー画表示ステップは、前記画像合成ステップで得られた第3の表示用画像が複数フレームに渡って繰り返すスルー画を表示するステップであることを特徴とするスルー画表示方法。
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