JP2009231966A - 撮像装置及びそのプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】画像中の人物の顔領域を囲む顔検出枠が明滅するのを防止できる撮像装置及びそのプログラムを提供すること。
【解決手段】デジタルカメラは、顔検出機能を有する。つまり、モニタリング動作中、顔の個数、位置、および大きさを、顔関連情報として抽出する顔検出処理を繰り返し実行し、5つ顔関連情報を記憶可能なFIFOバッファに、顔検出処理で抽出される顔関連情報を順次入力し、FIFOバッファに記憶した顔関連情報のうち顔の個数が最大または最小であるものに基づいて、モニタリング画面に顔検出枠を表示させるとともに、所定のタイミングで、顔関連情報を更新する。
【選択図】図4

Description

本発明は、撮像装置及びそのプログラムに関する。詳しくは、顔検出機能を有する撮像装置及びそのプログラムに関する。
従来より、被写体をCCDやMOS型の固体撮像素子を用いて撮像するデジタルカメラやデジタルビデオカメラ等の撮像装置が知られている。
この撮像装置としては、スルー画像の表示中や動画像の撮影記録中に被写体である人物の顔を自動的に検出する顔検出機能を有するものがある。具体的には、この撮像装置は、画像から人物の顔の特徴を有する領域を抽出し、この抽出した領域の顔としての確からしさを顔評価値として評価する。そして、顔評価値が所定の閾値以上である領域を、顔部分の領域(以下、顔領域と呼ぶ)として顔検出枠で囲んで表示するとともに、この顔領域の画像情報に基づいて、自動合焦(AF)制御や自動露出調整(AE)制御を行う。
ところで、このような顔検出機能では、例えば、顔の向きが少し変わったり、髪が顔にかかったり、建物や他人の影が顔にかかったりすると、顔評価値が大きく変化し、顔検出枠が明滅してしまう、という問題がある。
この問題を解決するため、顔評価値の大小に応じて、枠線の濃淡、枠線の色相、枠線を構成する線分方向表示率、および枠線の幅などを変化させる手法が提案されている(特許文献1参照)。
特開2007−274207号公報
しかしながら、上述の手法では、顔評価値が所定値以上の場合に、顔評価値の大小に応じて顔検出枠の表示態様を変化させている。したがって、顔評価値が所定値未満の場合には、顔検出枠が消滅してしまうので、依然として、顔検出枠が明滅するという問題は解決されていない。
本発明は、画像中の人物の顔領域を囲む顔検出枠が明滅するのを防止できる撮像装置及びそのプログラムを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明に係る撮像装置は、顔検出機能を有する撮像装置であって、モニタリング動作中、顔の個数、顔の位置、および顔の大きさを、顔関連情報として抽出する顔検出処理を繰り返し実行する顔検出処理手段と、複数の顔関連情報を記憶可能なバッファメモリに、前記顔検出処理で抽出される顔関連情報を順次入力する記憶制御手段と、前記バッファメモリに記憶した複数の顔関連情報のうち顔の個数が最大または最小であるものに基づいてモニタリング画面に顔検出枠を表示させる顔検出枠表示処理を繰り返し実行する表示制御手段と、を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明に係る撮像装置は、モニタリング動作中、顔の個数、顔の位置、および顔の大きさを、顔関連情報として抽出する顔検出処理を繰り返し実行する顔検出処理手段と、複数の顔関連情報を記憶可能なバッファメモリに、前記顔検出処理で抽出される顔関連情報を順次入力する記憶制御手段と、前記バッファメモリに記憶した複数の顔関連情報を平均化し、当該平均化した顔関連情報に基づいて、モニタリング画面に顔検出枠を表示させる顔検出枠表示処理を繰り返し実行する表示制御手段と、を備えることを特徴とする。
請求項3に記載の発明に係る撮像装置は、請求項1または2に記載の撮像装置において、前記顔検出枠で囲まれた領域内の画像に基づく自動合焦および自動露出調整を行う撮影制御手段をさらに備えることを特徴とする。
請求項4に記載の発明に係る撮像装置は、請求項1から3のいずれかに記載の撮像装置において、前記表示制御手段は、前記記憶制御手段により前記バッファメモリに記憶された複数の顔関連情報の全てが新たな顔関連情報に入れ替わる毎に、前記顔検出枠表示処理を実行することを特徴とする。
請求項5に記載の発明に係る撮像装置は、請求項1から3のいずれかに記載の撮像装置において、前記表示制御手段は、前記記憶制御手段により前記バッファメモリに記憶された複数の顔関連情報のうちの1つが新たな顔関連情報に入れ替わる毎に、前記顔検出枠表示処理を実行することを特徴とする。
請求項6に記載の発明に係るプログラムは、顔検出機能を有する撮像装置が有するコンピュータに、モニタリング動作中、顔の個数、顔の位置、および顔の大きさを、顔関連情報として抽出する顔検出処理を繰り返し実行する処理と、複数の顔関連情報を記憶可能なバッファメモリに、前記顔検出処理で抽出される顔関連情報を順次入力する処理と、前記バッファメモリに記憶した複数の顔関連情報を平均化し、当該平均化した顔関連情報に基づいて、モニタリング画面に顔検出枠を表示させる顔検出枠表示処理を繰り返し実行する処理と、を実行させることを特徴とする。
請求項7に記載の発明に係るプログラムは、顔検出機能を有する撮像装置が有するコンピュータに、モニタリング動作中、顔の個数、顔の位置、および顔の大きさを、顔関連情報として抽出する顔検出処理を繰り返し実行する処理と、複数の顔関連情報を記憶可能なバッファメモリに、前記顔検出処理で抽出される顔関連情報を順次入力する処理と、前記バッファメモリに記憶した複数の顔関連情報を平均化し、当該平均化した顔関連情報に基づいて、モニタリング画面に顔検出枠を表示させる顔検出枠表示処理を繰り返し実行する処理と、を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、画像中の人物の顔領域を囲む顔検出枠が明滅するのを防止できる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の実施形態の説明にあたって、同一構成要件については同一符号を付し、その説明を省略もしくは簡略化する。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態に係る撮像装置としてのデジタルカメラ1の概略構成を示すブロック図である。
このデジタルカメラ1は、自動露出制御、自動焦点制御、自動顔検出の各機能を備えたものであり、主として以下の各部を備える。
すなわち、デジタルカメラは、光学系18、CCD2、タイミングジェネレータ(TG)3、CCD駆動回路4、A/D変換器5、画像処理部6、制御部7、レンズ駆動回路8、SDRAM9、表示部10、JPEG変換部11、外部メモリI/F12、外部メモリ13、キー入力ブロック14、顔認識処理部15、フラッシュメモリ16、および、バッファメモリとしてのFIFOバッファ17を備える。
光学系18は、被写体の光学像を結像する。この光学系18には、フォーカスレンズおよびこのフォーカスレンズを光軸に沿って移動させるレンズモータが含まれる。
レンズ駆動回路8は、制御部7の指令に従い、レンズモータを駆動し、これにより、フォーカスレンズの光軸上の位置が制御される。
タイミングジェネレータ3は、タイミング信号を生成し、CCD駆動回路4は、このタイミング信号に基づいて、駆動信号を生成する。
CCD2は、CCD駆動回路4から出力されるタイミング信号に基づいて、被写体の光学像を光電変換し撮像信号として出力する。
A/D変換器5は、CCD2から出力された撮像信号をデジタル信号に変換し、画像処理部6に出力する。
画像処理部6は、A/D変換後の撮像信号に対して、画素毎のR,G,Bの色成分データ(RGBデータ)を生成するRGB補間処理、RGBデータから輝度信号(Y)と色差信号(U、V)からなるYUVデータを画素毎に生成するYUV変換処理、さらにオートホワイトバランスや輪郭強調などの画品質向上のためのデジタル信号処理を行う。
画像処理部6は、生成したYUVデータを順次SDRAM9に格納する。
キー入力ブロック14は、電源キーや、デジタルカメラ1の基本の動作モードである記録モードと再生モードとの切り替えを行うモード切替キー、MENUキー、シャッターキー等の複数キーを含む。
シャッターキーは、ユーザが撮影予告を行うための半押し位置と、実際の撮影動作を指示するための全押し位置との2段階の操作が可能な所謂ハーフシャッター機能を有する。
以上のキー入力ブロック14の各キーの操作状態は、制御部7により随時スキャンされる。
表示部10は、液晶モニタおよびこの液晶モニタの駆動回路からなる。記録モードでは、SDRAM9に1フレーム分のYUVデータが格納される毎に、このYUVデータは、画像処理部6においてビデオ信号に変換されて、表示部10においてスルー画像として表示される。
そして、記録モードで撮影すると、SDRAM9に一時記憶された画像データがJPEG変換部11においてJPEG方式により圧縮符号化された後、外部メモリI/F12を介して、例えば各種のメモリカードにより構成される外部メモリ13に静止画ファイルとして記録される。
再生モードでは、上記外部メモリ13に記録された静止画ファイルは、ユーザの選択操作に応じて適宜読み出されて、JPEG変換部11において伸張されYUVデータとしてSDRAM9に展開され、表示部10において静止画像として表示される。
制御部7は、CPUおよびその周辺回路等から構成され、フラッシュメモリ16に記憶されたデータを読み出して、デジタルカメラ1の各部の制御、撮像信号に含まれる輝度情報に基づいたAE制御、位相差検出方式またはコントラスト検出方式によるAF制御、顔認識処理部15による顔検出処理などを行う。
フラッシュメモリ16は、記憶データの書き換えが可能な不揮発性メモリであり、制御部7で実行される各種のプログラムや、制御部7の制御に必要な各種データを記憶している。ここで、本発明の顔検出処理を制御部7に実行させるための顔検出制御プログラムをフラッシュメモリ16に記憶しておき、後述する顔認識処理部15により実行される顔検出処理を制御部7が実行するようにしてもよい。
なお、フラッシュメモリ16は、ユーザにより設定されたデジタルカメラ1の各種の機能に関する設定情報も記憶する。
顔認識処理部15は、顔検出処理を行うものであり、1フレーム分の画像(以下、フレーム画像と呼ぶ)を一時的に記憶するフレームメモリと、画像処理を行うための画像処理回路、顔検出処理に用いるパラメータを記憶する複数のレジスタ等で構成されている。
顔認識処理部15は、制御部7から出力されるフレーム画像に対して顔検出処理を実行し、顔の個数、顔の位置、および顔の大きさを、顔関連情報として抽出して、FIFOバッファ17に記憶させる。次に、制御部7は、FIFOバッファ17に記憶した顔関連情報に基づいて、顔部分の領域つまり顔領域の座標情報を取得する。
ここで、制御部7は、所定のフレームレートでフレーム画像を取得し、このフレーム画像を顔認識処理部15に出力する。顔認識処理部15は、このフレーム画像に対して顔検出処理をループ処理するが、フレームレートとは非同期で顔検出処理を実行する。すなわち、顔検出処理が完了する毎に、顔認識処理部15は、新たなフレーム画像を取得し、この新たなフレーム画像に対して次回の顔検出処理を行う。
FIFOバッファ17は、所定数ここでは5つの顔関連情報を記憶可能である。
このFIFOバッファ17は、先入れ先出し式のエンドレス記憶するバッファであり、顔関連情報を5つ記憶した状態で新たな顔関連情報が入力されると、記憶していた5つの顔関連情報のうち最も古いものを、新たな顔関連情報に更新する。
具体的には、図2に示すように、FIFOバッファ17に第1メモリ領域〜第5メモリ領域が設けられており、これらのメモリ領域に順番に顔関連情報を格納してゆく。
例えば、第1〜第3メモリ領域に3つの顔関連情報A〜Cが既に格納された状態で、新たに顔関連情報Dが入力されると、この顔関連情報Dは、空き領域である第4メモリ領域に格納される。
一方、図3に示すように、FIFOバッファ17に既に5つの顔関連情報A〜Eが格納された状態で、新たに顔関連情報Fが入力されると、最も古い顔関連情報Aの第1メモリ領域に、顔関連情報Fが上書きされる。
次に、以上のデジタルカメラ1の動作について、図4のフローチャートを参照しながら説明する。
まず、ユーザにより記録モードに設定され、かつ、顔検出機能がオンされると、ステップS1でモニタリング動作を開始する。つまり、毎秒30フレームの撮影が行われ、モニタリング画面としての表示部10の表示領域には、スルー画像が表示される。
ステップS2では、顔認識処理部15により顔検出処理を行う。具体的には、顔認識処理部15は、画像処理部6により生成されたフレーム画像を取得し、このフレーム画像について、予め記憶した人物の顔に関する輪郭や色のモデルパターンのマッチング処理を行う。これにより、画像から人物の顔部分を検出し、顔の個数、顔の位置、および顔の大きさを、顔関連情報として抽出する。
なお、顔検出処理により顔が検出されない場合、顔関連情報を顔未検出とする。
例えば、時系列で取得した3つの画像、つまり、図5〜図7に示す画像P、Q、Rについて、順番に顔検出処理を実行する。
すなわち、画像P、Q、Rでは、後列に大人である人物21〜24、前列に乳児である人物25の計5人が被写体である。これらの人物21〜25は、よそ見をしたり、視線をデジタルカメラ1から外したりしており、被写体の顔の位置や大きさは、画像中で変動している。
すると、顔検出処理により、画像P、Q、Rについて、以下のような顔関連情報が抽出される。
すなわち、画像Pについての顔関連情報では、顔の個数は「5」となり、顔の位置および大きさは、顔領域21P、22P、23P、24P、25Pとなる。
また、画像Qについての顔関連情報では、顔の個数は「5」となり、顔の位置および大きさは、顔領域21Q、22Q、23Q、24Q、25Qとなる。
また、画像Rについての顔関連情報では、顔の個数は「2」となり、顔の位置および大きさは、顔領域21R、23Rとなる。画像Rでは、人物22、24、25が横を向いているため、顔領域を検出できていない。
ステップS3では、顔検出処理で抽出した顔関連情報をFIFOバッファ17に記憶する。
ステップS4では、FIFOバッファ17に新たに5つ顔関連情報が記憶されたか否かを判定する。この判定がYESの場合には、ステップS5に移り、NOの場合には、ステップS8に移る。
すなわち、ステップS4の判定は、最初は、FIFOバッファ17で記憶した顔関連情報が5つに到達すると、YESとなり、その後は、5つの顔関連情報が全て更新されるたびに、YESとなる。
ステップS5では、FIFOバッファ17に記憶した顔関連情報の中から顔の個数が最大のものを抽出する。ここで、顔の個数が最大となる顔関連情報が複数ある場合には、最新のものを抽出する。
具体的には、上述の画像P〜Rについての顔関連情報の中では、画像Qについての顔関連情報が抽出される。
ステップS6では、この抽出した顔関連情報に基づいて、スルー画像上に顔検出枠の表示を開始する。既に顔検出枠がスルー画像上に表示されている場合には、顔検出枠の位置および大きさを更新する。つまり、顔検出枠は、次回に更新されるまでスルー画像上に保持されることになる。
なお、記憶した全ての顔関連情報が顔未検出である場合には、画角中央に顔検出枠を表示する。
例えば、図8に示すスルー画像S上には、顔領域21SA〜25SAを示す顔検出枠が表示される。ステップS5では、画像Qについての顔関連情報が抽出されているから、これら顔領域21SA〜25SAは、画像Qについての顔領域21Q〜25Qとなる。
ステップS7では、抽出した顔関連情報に基づいて、顔領域内の画像に基づく自動合焦(AF)処理および自動露出調整(AE)処理を開始する。なお、顔領域が更新された場合には、更新された顔領域内の画像に基づくAF処理およびAE処理を開始する。
ステップS8では、シャッタボタンが半押し操作されたか否かを判定する。この判定がNOの場合には、ステップS2に戻ってループ処理を行い、YESの場合には、ステップS9に移る。
ステップS9では、最新の顔関連情報に基づいて、AF処理およびAE処理を行う。
すなわち、顔検出枠を最新のものにロックし、この顔検出枠に囲まれた最新の顔領域内の画像に基づいて、ステップS7でのAF処理およびAE処理よりも高精度のAF処理およびAE処理を行う。
ステップS10では、シャッタボタンが全押し操作されたか否かを判定する。この判定がNOの場合には、ステップS10に戻り、YESの場合には、ステップS11に移る。
ステップS11では、CCD2及び画像処理部6に静止画撮影処理を行わせ、この静止画撮影処理により得られた静止画データをJPEG変換部11で圧縮処理した後、外部メモリ13に静止画ファイルとして記録して、ステップS1に戻る。
本実施形態によれば、以下のような効果がある。
(1)顔検出処理を繰り返し実行し、FIFOバッファ17に顔検出処理で抽出される顔関連情報を順次入力し、FIFOバッファ17に記憶した5つの顔関連情報のうち顔の個数が最大であるもの、ここでは、画像Qの顔関連情報に基づいて、スルー画像Sに対して顔領域21SA〜25SAを表示した。
特に、スルー画像Sのように被写体の人物22、25の顔がデジタルカメラ1側に向いていない場合、従来では、顔領域を検出できず、顔検出枠が明滅するおそれがあるが、本発明によれば、スルー画像Sについても、顔検出処理の結果に基づいて、顔領域22SA、25SAを示す顔検出枠を表示できるから、顔検出枠が明滅するのを防止できる。
〔第2実施形態〕
本実施形態では、デジタルカメラ1の動作が、第1実施形態と異なる。
本実施形態のデジタルカメラ1の動作について、図9のフローチャートを参照しながら説明する。
すなわち、本実施形態のステップS21〜ステップS24は、第1実施形態のステップS1〜ステップS3、ステップS5と同様である。
本実施形態では、第1実施形態のステップS4が省略されているため、ステップS24では、FIFOバッファ17に新たな顔関連情報が1つ記憶されるたびに、FIFOバッファ17に記憶した顔関連情報の中から顔の個数が最大のものを抽出することになる。
本実施形態のステップS25は、ステップS24で抽出した最大数の顔のそれぞれについて、FIFOバッファ17に記憶した顔関連情報に基づいてマッチング処理を行う。具体的には、顔の位置や大きさが近い顔領域同士を平均化することにより、抽出した最大数の顔領域のそれぞれについて、顔の位置および大きさを平均化する。したがって、抽出した最大数(複数)の顔領域のうち1つの顔関連情報にのみ含まれるものがある場合には、このような顔領域については、この1つの顔関連情報に基づいて位置および大きさを決定し、平均化を行わない。
例えば、第1実施形態と同様に、画像P、Q、Rについて順番に顔検出処理を実行すると、これら画像P、Q、Rについての顔関連情報より、顔の個数の最大値は、「5」となる。よって、これら5個の顔について顔領域の大きさおよび位置を求める。
まず、顔領域21P、21Q、21Rの平均値を求めて、顔領域21SBとする。また、顔領域23P、23Q、23Rの平均値を求めて、顔領域23SBとする。
また、顔領域22P、22Qの平均値を求めて、顔領域22SBとする。また、顔領域24P、24Qの平均値を求めて、顔領域24SBとする。また、顔領域25P、25Qの平均値を求めて、顔領域25SBとする。
なお、画像Rについては、人物22、24、25の顔について顔領域が検出されていないため、顔領域22SB、24SB、25SBの算出に際して、画像Rについての顔関連情報は算入されない。
ステップS26では、このマッチング処理した顔関連情報に基づいて、スルー画像上に顔検出枠の表示を開始する。
例えば、図10に示すスルー画像S上には、顔領域21SB〜25SBを示す顔検出枠が表示される。
また、本実施形態のステップS27〜ステップS31は、ステップS7〜ステップS11と同様である。
本実施形態によれば、以下のような効果がある。
(2)顔検出処理を繰り返し実行し、FIFOバッファ17に顔検出処理で抽出される顔関連情報を順次入力し、FIFOバッファ17に記憶した5つの顔関連情報のうち最大数の顔について、顔の位置および大きさを平均化した。具体的には、画像P、Q、Rの顔関連情報に基づいて、スルー画像Sに対して顔領域21SB〜25SBを表示した。よって、顔領域を検出できないスルー画像Sについても、顔検出処理の結果に基づいて、顔領域22SB、25SBを示す顔検出枠を表示できるから、顔検出枠が明滅するのを防止できる。
また、顔の位置および大きさを平均化したので、1つの顔関連情報に誤検出があっても、この誤検出の影響を緩和して、より正確に顔検出枠を表示できる。
(3)FIFOバッファ17に新たな顔関連情報が1つ記憶されるたびに、FIFOバッファ17に記憶した顔関連情報の中から顔の個数が最大のものを抽出した。よって、最新の顔関連情報に基づいて顔領域を示す顔検出枠を表示するので、画像中の被写体が激しく動作するような撮影状況でも、この被写体に追従して正確に顔検出枠を表示できる。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、上述の第1実施形態では、FIFOバッファ17に記憶した顔関連情報の中から顔の個数が最大のものを抽出したが、これに限らず、記憶した顔関連情報の中から顔の個数が最小のものを抽出してもよい。
このようにすれば、1つの顔関連情報で顔以外の部分を顔領域として検出した場合でも、その他の顔関連情報に基づいて、この誤検出の影響を除去して、顔以外の部分に顔検出枠が表示されるのを防止できる。
また、上述の第1実施形態では、ステップS4を設けて、FIFOバッファ17に新たに5つ顔関連情報が記憶される毎に、記憶した顔関連情報の中から顔の個数が最大のものを抽出したが、これに限らない。すなわち、このステップS4を省略し、FIFOバッファ17に新たな顔関連情報が1つ記憶されるたびに、FIFOバッファ17に記憶した顔関連情報の中から顔の個数が最大のものを抽出してもよい。
また、上述の第2実施形態では、FIFOバッファ17に新たな顔関連情報が1つ記憶されるたびに、FIFOバッファ17に記憶した顔関連情報の中から顔の個数が最大のものを抽出したが、これに限らない。すなわち、ステップS23とステップS24との間に第1実施形態のステップS4を設けて、FIFOバッファ17に新たに5つ顔関連情報が記憶される毎に、記憶した顔関連情報の中から顔の個数が最大のものを抽出してもよい。
また、上述の各実施形態では、静止画記録モードにおけるスルー画像表示中に本発明を実施する場合について説明したが、これに限らず、動画像の撮影記録中に本発明を実施するようにしてもよい。
本発明の第1実施形態に係る撮像装置の概略構成を示すブロック図である。 前記第1の実施形態に係る撮像装置のFIFOバッファの空き領域に顔関連情報を格納する手順を説明するための図である。 前記第1の実施形態に係る撮像装置のFIFOバッファに顔関連情報を上書きする手順を説明するための図である。 前記第1の実施形態に係る撮像装置の動作のフローチャートである。 前記第1の実施形態に係る撮像装置の顔検出処理を実行した第1の画像を示す図である。 前記第1の実施形態に係る撮像装置の顔検出処理を実行した第2の画像を示す図である。 前記第1の実施形態に係る撮像装置の顔検出処理を実行した第3の画像を示す図である。 前記第1の実施形態に係る撮像装置の顔検出処理結果に基づいて顔領域が表示された画像を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る撮像装置の動作のフローチャートである。 前記第2の実施形態に係る撮像装置の顔検出処理結果に基づいて顔領域が表示された画像を示す図である。
符号の説明
1 デジタルカメラ(撮像装置)
7 制御部(記憶制御手段、表示制御手段、撮影制御手段)
17 FIFOバッファ(バッファメモリ)
15 顔認識処理部(顔検出処理手段)

Claims (7)

  1. 顔検出機能を有する撮像装置であって、
    モニタリング動作中、顔の個数、顔の位置、および顔の大きさを、顔関連情報として抽出する顔検出処理を繰り返し実行する顔検出処理手段と、
    複数の顔関連情報を記憶可能なバッファメモリに、前記顔検出処理で抽出される顔関連情報を順次入力する記憶制御手段と、
    前記バッファメモリに記憶した複数の顔関連情報のうち顔の個数が最大または最小であるものに基づいてモニタリング画面に顔検出枠を表示させる顔検出枠表示処理を繰り返し実行する表示制御手段と、を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 顔検出機能を有する撮像装置であって、
    モニタリング動作中、顔の個数、顔の位置、および顔の大きさを、顔関連情報として抽出する顔検出処理を繰り返し実行する顔検出処理手段と、
    複数の顔関連情報を記憶可能なバッファメモリに、前記顔検出処理で抽出される顔関連情報を順次入力する記憶制御手段と、
    前記バッファメモリに記憶した複数の顔関連情報を平均化し、当該平均化した顔関連情報に基づいて、モニタリング画面に顔検出枠を表示させる顔検出枠表示処理を繰り返し実行する表示制御手段と、を備えることを特徴とする撮像装置。
  3. 前記顔検出枠で囲まれた領域内の画像に基づく自動合焦および自動露出調整を行う撮影制御手段をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記表示制御手段は、前記記憶制御手段により前記バッファメモリに記憶された複数の顔関連情報の全てが新たな顔関連情報に入れ替わる毎に、前記顔検出枠表示処理を実行することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の撮像装置。
  5. 前記表示制御手段は、前記記憶制御手段により前記バッファメモリに記憶された複数の顔関連情報のうちの1つが新たな顔関連情報に入れ替わる毎に、前記顔検出枠表示処理を実行することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の撮像装置。
  6. 顔検出機能を有する撮像装置が有するコンピュータに、
    モニタリング動作中、顔の個数、顔の位置、および顔の大きさを、顔関連情報として抽出する顔検出処理を繰り返し実行する処理と、
    複数の顔関連情報を記憶可能なバッファメモリに、前記顔検出処理で抽出される顔関連情報を順次入力する処理と、
    前記バッファメモリに記憶した複数の顔関連情報のうち顔の個数が最大または最小であるものに基づいてモニタリング画面に顔検出枠を表示させる顔検出枠表示処理を繰り返し実行する処理と、を実行させることを特徴とするプログラム。
  7. 顔検出機能を有する撮像装置が有するコンピュータに、
    モニタリング動作中、顔の個数、顔の位置、および顔の大きさを、顔関連情報として抽出する顔検出処理を繰り返し実行する処理と、
    複数の顔関連情報を記憶可能なバッファメモリに、前記顔検出処理で抽出される顔関連情報を順次入力する処理と、
    前記バッファメモリに記憶した複数の顔関連情報を平均化し、当該平均化した顔関連情報に基づいて、モニタリング画面に顔検出枠を表示させる顔検出枠表示処理を繰り返し実行する処理と、を実行させることを特徴とするプログラム。
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