JP6778828B2 - 撮像制御装置、撮像装置、撮像制御方法、撮像制御プログラム - Google Patents

撮像制御装置、撮像装置、撮像制御方法、撮像制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、撮像制御装置、撮像装置、撮像制御方法、撮像制御プログラムに関する。
ピントの合っていない画像、いわゆるボケ像を良好にするための光学フィルタとしてアポダイゼーションフィルタ(apodization filter;APDフィルタ)が知られている。APDフィルタは、光軸に垂直な面内における光透過率が、光軸中心からの距離が大きくなるほど低下する光学フィルタであり、このAPDフィルタを用いるとボケ像の輪郭をなだらかにすることができる。
APDフィルタを搭載するレンズ装置はコストが高くなる。また、位相差AF(Auto Focus)を行う撮像装置においては、APDフィルタを通して被写体を撮像すると、AF性能に影響が出る可能性がある。
そこで、APDフィルタを用いることなく、APD効果を得るための提案がなされている(特許文献1及び特許文献2参照)。
特許文献1及び特許文献2には、撮像素子の露光中に絞り値を変更することにより、APD効果を得ることが記載されている。
また、APD効果を得ることを目的としていないが、撮像素子の露光中に絞り値を変更する技術が特許文献3に記載されている。
更に、APD効果を得ることを目的としていないが、絞り値を変えながら複数回の撮像を行い、この各撮像で得た撮像画像を合成する技術が特許文献4及び特許文献5に記載されている。
特開2015−049298号公報 特開平10−333221号公報 特開2016−173444号公報 特開2015−204470号公報 特開2011−114441号公報
特許文献1及び特許文献3に記載された撮像装置は、フォーカルプレーンシャッタによって撮像素子の露光時間を制御している。フォーカルプレーンシャッタは、先幕と後幕の間のスリットを移動させて撮像素子の露光を行う機構である。このため、撮像素子の撮像面の全体において、露光の開始タイミングを均一にすることはできない。
したがって、特許文献1及び特許文献3に記載されているように、フォーカルプレーンシャッタを用いて撮像を行い、且つ露光中に絞りを変える場合には、撮像によって得られる撮像画像の上下においてボケの度合いが変化することになる。
図11は、フォーカルプレーンシャッタを用いて撮像を行い、且つ露光中に絞りを変える場合の撮像素子の撮像面の露光状態を例示する図である。
図11には、撮像素子の撮像面の露光される期間が平行四辺形のブロックとして示されている。図11は、撮像素子の露光期間(フォーカルプレーンシャッタのスリットが撮像面の上端から下端まで移動する期間)に、絞りがF1.4からF2.5まで変化する例を示している。
図11に示す例では、撮像素子の撮像面の上端側においては、F1.4の絞り値にて露光される期間が十分に確保される一方、F2.5の絞り値にて露光される期間は十分に確保されない。したがって、図11に示す駆動によって得られる撮像画像は、上端側と下端側とでボケの具合が異なるものとなる。
特許文献2に記載された撮像装置は、絞りと同じ構成のレンズシャッタを絞りと兼用し、このレンズシャッタを開けてフイルムの露光を行っている期間において、このレンズシャッタの開口量を変化させることにより、APD効果を得るものである。
しかし、この撮像装置は、レンズシャッタの開閉制御によって露光時間を制御する必要がある。このため、露光時間の制御が難しい。また、特許文献2の段落0109−0112に記載されているように、露光時間の長さによってはAPD効果を得ることができない。
特許文献4,5に記載の撮像装置は、1度の露光中に絞りを変更すること及びAPD効果を得ることを想定しておらず、上述した課題の認識はない。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、APDフィルタを用いることなく最適なAPD効果を得ることのできる撮像制御装置、撮像装置、撮像制御方法、及び撮像制御プログラムを提供することを目的とする。
本発明の撮像制御装置は、複数の画素が二次元状に配列された撮像面を含み、上記撮像面の前方に絞りが配置された撮像素子を有する撮像装置に内蔵される撮像制御装置であって、上記撮像面に被写体からの光が入射されている状態において、上記撮像素子を駆動する撮像素子駆動部を制御することにより、上記撮像面全体において上記画素の露光を同時に開始させた後、上記画素の上記露光を同時に終了させる撮像制御部と、上記露光が開始されてから上記露光が終了されるまでの期間に、上記絞りの絞り値を複数の値に順次変化させる絞り制御部と、を備え、上記絞り制御部は、上記絞り値を上記複数の値の各々に維持する時間を、光軸中心からの距離が大きいほど光の透過率が低下する光学フィルタの上記距離と上記透過率との関係を示す関数に基づく時間に制御するものである。
本発明の撮像装置は、上記撮像制御装置と、上記撮像素子と、を備えるものである。
本発明の撮像制御方法は、複数の画素が二次元状に配列された撮像面を含み、上記撮像面の前方に絞りが配置された撮像素子を有する撮像装置の撮像制御方法であって、上記撮像面に被写体からの光が入射されている状態において、上記撮像素子を駆動する撮像素子駆動部を制御することにより、上記撮像面全体において上記画素の露光を同時に開始させた後、上記画素の上記露光を同時に終了させる撮像制御ステップと、上記露光が開始されてから上記露光が終了されるまでの期間に、上記絞りの絞り値を複数の値に順次変化させる絞り制御ステップと、を備え、上記絞り制御ステップでは、上記絞り値を上記複数の値の各々に維持する時間を、光軸中心からの距離が大きいほど光の透過率が低下する光学フィルタの上記距離と上記透過率との関係を示す関数に基づく時間に制御するものである。
本発明の撮像制御プログラムは、複数の画素が二次元状に配列された撮像面を含み、上記撮像面の前方に絞りが配置された撮像素子を有する撮像装置のプロセッサに、上記撮像面に被写体からの光が入射されている状態において、上記撮像素子を駆動する撮像素子駆動部を制御することにより、上記撮像面全体において上記画素の露光を同時に開始させた後、上記画素の上記露光を同時に終了させる撮像制御ステップと、上記露光が開始されてから上記露光が終了されるまでの期間に、上記絞りの絞り値を複数の値に順次変化させる絞り制御ステップと、を実行させるための撮像制御プログラムであって、上記絞り制御ステップでは、上記絞り値を上記複数の値の各々に維持する時間を、光軸中心からの距離が大きいほど光の透過率が低下する光学フィルタの上記距離と上記透過率との関係を示す関数に基づく時間に制御するものである。
本発明によれば、APDフィルタを用いることなく最適なAPD効果を得ることのできる撮像制御装置、撮像装置、撮像制御方法、及び撮像制御プログラムを提供することができる。
本発明の撮像装置の一実施形態であるデジタルカメラ100の概略構成を示す図である。 図1に示す撮像素子5の概略構成を示す平面模式図である。 図2に示す撮像素子5の画素61の概略構成を示す平面模式図である。 図3に示す画素61のA−A線の断面模式図である。 図1に示すデジタルカメラ100におけるシステム制御部11の機能ブロック図である。 絞り制御データに基づく絞り2のF値の可変制御の一例を示す図である。 APDフィルタの光透過率特性の一例を示す図である。 F値毎の維持時間の算出方法を説明するための模式図である。 本発明の撮像装置の一実施形態であるスマートフォン200の外観を示すものである。 図9に示すスマートフォン200の構成を示すブロック図である。 フォーカルプレーンシャッタを用いて撮像を行い、且つ露光中に絞りを変える場合の撮像素子の撮像面の露光状態を例示する図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の撮像装置の一実施形態であるデジタルカメラ100の概略構成を示す図である。
図1に示すデジタルカメラ100は、撮像レンズ1と、絞り2と、レンズ制御部4と、レンズ駆動部8と、絞り駆動部9と、を有するレンズ装置40を備える。
レンズ装置40は、デジタルカメラ100本体に着脱可能なものであってもよいし、デジタルカメラ100本体と一体化されたものであってもよい。
撮像レンズ1は、光軸方向に移動可能なフォーカスレンズ又はズームレンズ等を含む。
レンズ装置40のレンズ制御部4は、デジタルカメラ100のシステム制御部11と有線又は無線によって通信可能に構成される。
レンズ制御部4は、システム制御部11からの指令にしたがい、レンズ駆動部8を介して撮像レンズ1に含まれるフォーカスレンズを制御することによりフォーカスレンズの主点の位置を変更したり、レンズ駆動部8を介して撮像レンズ1に含まれるズームレンズを制御することによりズームレンズの位置(焦点距離)を変更したり、絞り駆動部9を介して絞り2の絞り値(以下、F値という)を制御したりする。
デジタルカメラ100は、更に、撮像レンズ1及び絞り2を含む撮像光学系を通して被写体を撮像するMOS型の撮像素子5を備える。
撮像素子5は、複数の画素が二次元状に配置された撮像面を有し、撮像光学系によってこの撮像面に結像される被写体像をこの複数の画素によって画素信号に変換して出力する。撮像素子5の各画素から出力される画素信号の集合を以下では撮像画像信号という。
撮像素子5は、フォーカルプレーンシャッタ、又は絞り2とは別体のレンズシャッタ等のメカニカルシャッタが撮像面の前方に非配置の状態にて、撮像光学系を通して被写体を撮像するものである。つまり、デジタルカメラ100は、所謂メカシャッタレスのカメラである。
デジタルカメラ100の電気制御系全体を統括制御するシステム制御部11は、撮像素子駆動部10を介して撮像素子5を駆動し、レンズ装置40の撮像光学系を通して撮像した被写体像を撮像画像信号として出力させる。
撮像素子駆動部10は、システム制御部11からの指令に基づいて駆動信号を生成してこの駆動信号を撮像素子5に供給することにより、撮像素子5を駆動する。撮像素子駆動部10は、ハードウェア的な構成は、半導体素子等の回路素子を組み合わせて構成された電気回路である。
システム制御部11には、操作部14を通して利用者からの指示信号が入力される。操作部14には、後述する表示面23と一体化されたタッチパネルと、各種ボタン等が含まれる。
システム制御部11は、デジタルカメラ100全体を統括制御するものであり、ハードウェア的な構造は、撮像制御プログラムを含むプログラムを実行して処理を行う各種のプロセッサである。
各種のプロセッサとしては、プログラムを実行して各種処理を行う汎用的なプロセッサであるCPU(Central Prosessing Unit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等の製造後に回路構成を変更可能なプロセッサであるプログラマブルロジックデバイス(Programmable Logic Device:PLD)、又はASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路等が含まれる。
これら各種のプロセッサの構造は、より具体的には、半導体素子等の回路素子を組み合わせた電気回路である。
システム制御部11は、各種のプロセッサのうちの1つで構成されてもよいし、同種又は異種の2つ以上のプロセッサの組み合わせ(例えば、複数のFPGAの組み合わせ又はCPUとFPGAの組み合わせ)で構成されてもよい。
更に、このデジタルカメラ100の電気制御系は、RAM(Random Accsess Memory)及びROM(Read only memory)を含むメモリ16と、メモリ16へのデータ記憶及びメモリ16からのデータ読み出しの制御を行うメモリ制御部15と、撮像素子5から出力される撮像画像信号に対しデジタル信号処理を行って、例えばJPEG(Joint Photographic Experts Group)形式等の各種フォーマットにしたがった撮像画像データを生成するデジタル信号処理部17と、記憶媒体21へのデータ記憶及び記憶媒体21からのデータ読み出しの制御を行う外部メモリ制御部20と、有機EL(electroluminescence)パネル又は液晶パネル等で構成される表示面23と、表示面23の表示を制御する表示コントローラ22と、を備える。
メモリ16に含まれるROMには、システム制御部11が実行する撮像制御プログラムを含むプログラムが記憶されている。
記憶媒体21は、デジタルカメラ100に内蔵されるフラッシュメモリ等の半導体メモリ又はデジタルカメラ100に着脱可能な可搬型の半導体メモリ等である。
メモリ制御部15、デジタル信号処理部17、外部メモリ制御部20、及び表示コントローラ22は、制御バス24及びデータバス25によって相互に接続され、システム制御部11からの指令によって制御される。
デジタル信号処理部17は、ハードウェア的な構造は、プログラムを実行して処理を行う上記に例示した各種のプロセッサである。
表示コントローラ22は、プログラムを実行して処理を行う上記に例示した各種のプロセッサと、表示面23に表示すべき画像のデータを保持するための表示メモリとを含む。
図2は、図1に示す撮像素子5の概略構成を示す平面模式図である。
撮像素子5は、第一の方向である行方向Lに配列された複数の画素61からなる画素行62が、行方向Lと直交する第二の方向である列方向Yに複数配列された撮像面60と、撮像面60に配列された画素61を駆動する駆動回路63と、撮像面60に配列された画素行62の各画素61から信号線に読み出される画素信号を処理する信号処理回路64と、を備える。
以下では、図2において撮像面60の列方向Yの一端側(図中の上側)の端部を上端といい、撮像面60の列方向Yの他端側(図中の下側)の端部を下端という。
図3は、図2に示す撮像素子5の画素61の概略構成を示す平面模式図である。
図3に示すように、画素61は、半導体基板に形成された光電変換素子61A、電荷保持部61B、電荷転送部61C、フローティングディフュージョン61D、及び読み出し回路61Eを備える。
光電変換素子61Aは、レンズ装置40の撮像光学系を通った光を受光し受光量に応じた電荷を発生して蓄積する。光電変換素子61Aは、例えば、半導体基板内に形成されたシリコンフォトダイオードによって構成される。
電荷転送部61Cは、光電変換素子61Aに蓄積された電荷を電荷保持部61Bに転送する。電荷転送部61Cは、半導体基板内の不純物領域と、この不純物領域の上方に形成された電極とで構成される。
電荷転送部61Cを構成する電極に印加される電圧が駆動回路63(図2参照)によって制御されることにより、光電変換素子61Aから電荷保持部61Bへの電荷の転送が行われる。
電荷保持部61Bは、光電変換素子61Aから電荷転送部61Cによって転送されてきた電荷を保持する。電荷保持部61Bは、半導体基板内の不純物領域により構成される。
フローティングディフュージョン61Dは、電荷を電圧信号に変換するためのものであり、電荷保持部61Bに保持された電荷が転送されてくる。
読み出し回路61Eは、フローティングディフュージョン61Dの電位に応じた電圧信号を画素信号として信号線65に読み出す回路である。読み出し回路61Eは、図2に示す駆動回路63によって駆動される。
図4は、図3に示す撮像素子5の画素61のA−A線の断面模式図である。
図4に示すように、N型基板70表面にはPウェル層71が形成され、Pウェル層71の表面部には光電変換素子61Aが形成されている。
光電変換素子61Aは、N型不純物層73とこの上に形成されたP型不純物層74とによって構成されている。N型基板70とPウェル層71によって半導体基板が構成される。
Pウェル層71の表面部には、光電変換素子61Aから少し離間して、N型不純物層からなる電荷保持部61Bが形成されている。
電荷保持部61Bと光電変換素子61Aとの間のPウェル層71の領域75の上方には、図示省略の酸化膜を介して、転送電極76が形成されている。
領域75と転送電極76とが図3の電荷転送部61Cを構成する。図4の例では、転送電極76が電荷保持部61Bの上方にまで形成されているが、転送電極76は少なくとも領域75上方に形成されていればよい。
転送電極76の電位を制御して領域75にチャネルを形成することにより、光電変換素子61Aに蓄積された電荷を電荷保持部61Bに転送することができる。転送電極76の電位は図2の駆動回路63によって制御される。
Pウェル層71の表面部には、電荷保持部61Bから少し離間して、N型不純物層からなるフローティングディフュージョン61Dが形成されている。
電荷保持部61Bとフローティングディフュージョン61Dとの間のPウェル層71の上方には、図示省略の酸化膜を介して、読み出し電極72が形成されている。
読み出し電極72の電位を制御して、電荷保持部61Bとフローティングディフュージョン61Dとの間の領域にチャネルを形成することにより、電荷保持部61Bに保持された電荷をフローティングディフュージョン61Dに転送することができる。読み出し電極72の電位は、図2の駆動回路63によって制御される。
図4に示す例では、読み出し回路61Eは、フローティングディフュージョン61Dの電位をリセットするためのリセットトランジスタ77と、フローティングディフュージョン61Dの電位を画素信号に変換して出力する出力トランジスタ78と、出力トランジスタ78から出力される画素信号を信号線65に選択的に読み出すための選択トランジスタ79とによって構成されている。読み出し回路の構成は一例であり、これに限るものではない。
なお、読み出し回路61Eは、複数の画素61で共用される場合もある。
光電変換素子61Aは、シリコンフォトダイオードにより構成されているが、半導体基板上方に形成された有機又は無機の光電変換材料の膜と、この膜で発生した電荷を蓄積するための半導体基板内部に形成された不純物領域と、によって構成されていてもよい。この場合には、この不純物領域に蓄積された電荷が、図4の電荷保持部61Bに転送される。
図2に示す駆動回路63は、各画素61の転送電極76、読み出し電極72、及び読み出し回路61Eを画素行62毎に独立に駆動して、画素行62に含まれる各光電変換素子61Aのリセット(光電変換素子61Aに蓄積されている電荷の排出)、この各光電変換素子61Aに蓄積された電荷に応じた画素信号の信号線65への読み出し等を行う。
また、駆動回路63は、全ての画素61の電荷転送部61Cを同時に駆動して、各画素61の光電変換素子61Aから電荷保持部61Bに電荷を同時に転送する。駆動回路63は、撮像素子駆動部10によって制御される。
光電変換素子61Aのリセットは、電荷転送部61Cを電荷が転送可能な状態とし、且つ読み出し電極72下方の半導体基板にチャネルを形成した状態で、リセットトランジスタ77によってフローティングディフュージョン61Dをリセットすることにより行われる。
なお、光電変換素子61Aに隣接させて電荷排出領域を別途設けておき、駆動回路63が、光電変換素子61Aに蓄積されている電荷をこの電荷排出領域に排出することにより、光電変換素子61Aのリセットが行われる構成であってもよい。
図2に示す信号処理回路64は、画素行62の各画素61から信号線65に読み出された画素信号に対し、相関二重サンプリング処理を行い、相関二重サンプリング処理後の画素信号をデジタル信号に変換してデータバス25に出力する。信号処理回路64は、撮像素子駆動部10によって制御される。
デジタル信号処理部17は、撮像素子5からデータバス25に出力された画素信号にデモザイク処理及びガンマ補正処理等の信号処理を施して撮像画像データを生成する。
図5は、図1に示すデジタルカメラ100におけるシステム制御部11の機能ブロック図である。
図1に示すデジタルカメラ100は、撮像モードとしてAPDモードを搭載している。このAPDモードは、撮像素子5の撮像面60を露光する露光期間中に、絞り2のF値を複数の値に順次変化させて、APDフィルタを用いた場合と同等のボケ具合を持つ撮像画像を得る撮像モードである。図5に示す機能ブロックは、このAPDモードが設定された場合のシステム制御部11の機能ブロックを示している。
図5に示すように、システム制御部11は、メモリ16のROMに記憶された撮像制御プログラムを含むプログラムを実行することにより、撮像制御部11A及び絞り制御部11Bを備える撮像制御装置として機能する。
撮像制御部11Aは、撮像素子駆動部10を制御して、撮像面60全体において全ての画素61の露光を同時に開始させた後、その露光を同時に終了させる。具体的には、撮像制御部11Aは、グローバルリセット駆動、グローバルシャッタ駆動、及びローリング読み出し駆動のセットからなる駆動を撮像素子駆動部10に実行させる。
グローバルリセット駆動は、撮像面60にある全ての画素61の各々の光電変換素子61Aを同時にリセットしてこの全ての画素61の露光を同時に開始する駆動である。
グローバルシャッタ駆動は、上記グローバルリセット駆動によって各画素61で開始された露光によりこの各画素61の光電変換素子61Aに蓄積された電荷を、その各画素61の電荷保持部61Bに転送して、その各画素61で同時に露光を終了する駆動である。
ローリング読み出し駆動は、上記グローバルシャッタ駆動によって電荷保持部61Bに電荷が保持された画素61を含む画素行62を、撮像面60の上端側から下端側に向かって順次選択し、選択した画素行62の電荷保持部61Bに保持された電荷に応じた画素信号を信号線65に読み出す駆動である。
絞り制御部11Bは、撮像制御部11Aの制御によって開始された上記の露光の開始からその露光が終了されるまでの期間(以下、露光期間という)に、絞り2のF値を複数の値に順次変化させる。
メモリ16のROMには、露光期間において設定すべき複数のF値と、この複数のF値の各々に制御した状態を維持すべき時間(以下、維持時間という)とを対応付けた絞り制御データが、撮像レンズ1の焦点距離、撮像感度、又は露出値等の撮像条件に対応して複数組記憶されている。
絞り制御部11Bは、上記の露光期間において決められた撮像条件に対応する上記の絞り制御データをROMから読み出し、読み出した絞り制御データに基づいて絞り2のF値の可変制御を行う。
図6は、絞り制御データに基づく絞り2のF値の可変制御の一例を示す図である。図6では、絞り制御データに含まれる複数のF値が、F1.4、F1.6、F1.8、F2、F2.2、F2.5、及びF2.8の合計7つの例を示している。これらF値の数又は各F値の値の一方又は両方は、上述した撮像条件によって変わる。
また、図6では、絞り制御データに含まれる上記7つのF値の各々に対応する維持時間の比(F1.4に対応する維持時間:F1.6に対応する維持時間:F1.8に対応する維持時間:F2に対応する維持時間:F2.2に対応する維持時間:F2.5に対応する維持時間:F2.8に対応する維持時間)が、1:1:3:6:10:8:3である例を示している。
図6に示すように、APDモードにおいてユーザにより撮像指示が行われると、撮像面60に被写体からの光が入射している状態にて、撮像制御部11Aの制御によって、時刻t1においてグローバルシャッタ駆動が行われる。このグローバルシャッタ駆動により、撮像面60の全体において画素61の露光が同時に開始される。
時刻t1から所定の時間が経過した時刻t8になると、撮像制御部11Aの制御によって、グローバルリセット駆動が行われる。このグローバルリセット駆動により、時刻t1で開始された画素61の露光が、撮像面60の全体において同時に終了される。図6に示すように、撮像面60は、上端から下端までのどの位置においても同時に露光が開始され、同時に露光が終了される。
このようにして行われる時刻t1と時刻t8の間の露光期間において、時刻t1では、絞り制御部11Bの制御によって絞り2のF値がF1.4に制御される。
時刻t1から所定の時間Tが経過した時刻t2では、絞り制御部11Bの制御によって、絞り2のF値がF1.6に制御される。時刻t2から所定の時間Tが経過した時刻t3では、絞り制御部11Bの制御によって、絞り2のF値がF1.8に制御される。
時刻t3から所定の時間Tの3倍の時間が経過した時刻t4では、絞り制御部11Bの制御によって、絞り2のF値がF2に制御される。
時刻t4から所定の時間Tの6倍の時間が経過した時刻t5では、絞り制御部11Bの制御によって、絞り2のF値がF2.2に制御される。
時刻t5から所定の時間Tの10倍の時間が経過した時刻t6では、絞り制御部11Bの制御によって、絞り2のF値がF2.5に制御される。
時刻t6から所定の時間Tの8倍の時間が経過した時刻t7では、絞り制御部11Bの制御によって、絞り2のF値がF2.8に制御される。
そして、時刻t7から所定の時間Tの3倍の時間が経過して時刻t8となり、露光期間が終了する。
このような絞り2の可変制御によって、撮像素子5の撮像面60の中央付近の画素61の受光量は、撮像素子5の撮像面60の周辺部にある画素61の受光量よりも多くなり、露光期間の露光によって得られる撮像画像は、APDフィルタを通して被写体を撮像した場合と同等のものを得ることを可能にしている。
図7は、APDフィルタの光透過率特性の一例を示す図である。
図7に示す横軸は、APDフィルタの光軸中心を通り、且つAPDフィルタの光軸に垂直な平面内における、この光軸中心からの距離Xを示している。
図7に示す縦軸は、光軸中心から距離Xの位置におけるAPDフィルタの光透過率を示している。図7に示す縦軸の光透過率は、距離X=0の位置(つまり光軸中心)における光透過率を最大値の“1”として正規化した値となっている。
このように、APDフィルタは、光軸中心からの距離が大きくなるにつれて光透過率が低下するという光学特性を有する。このようなAPDフィルタによれば、撮像面60に入射する光の周辺光量を低下させることができ、アウトフォーカスにより生じるボケ像の輪郭にグラデーションを与えることが可能となる。
図6に例示した絞り2の可変制御に用いられる絞り制御データは、図7に示すAPDフィルタの光透過率特性を示す予め決められた関数(具体的にはガウス関数)に基づいて作成されている。なお、この関数は、図7に示した曲線を示すものに限らず、必要とする撮像性能に応じて適当なものを用いればよい。
以下、絞り制御データの生成方法の一例を説明する。
絞り制御データを構成する複数のF値は、絞り2の設定可能な全てのF値としてもよいし、この全てのF値の中から任意に選択したF値としてもよい。以下では、F1.4、F1.6、F1.8、F2、F2.2、F2.5、及びF2.8の合計7つのF値が、絞り制御データを構成する複数のF値として決定された例を説明する。
このようにF値が決定されると、決定した各F値に絞り2が制御された状態での、絞り2の光軸中心から絞り2の開口部の端縁までの距離xが算出される。
絞り2のF値は、撮像レンズ1の焦点距離を“f”として、F値=f/(2*x) ・・・(1)で表される。この式(1)を距離xについて解くと、x=f/(2*F値) ・・・(2)となる。
したがって、この式(2)に、特定の焦点距離fと、上記の決定した各F値を代入することにより、決定したF値毎に、距離xを算出することができる。
ここで、F1.4について算出した距離xを“x1”とし、F1.6について算出した距離xを“x2”とし、F1.8について算出した距離xを“x3”とし、F2について算出した距離xを“x4”とし、F2.2について算出した距離xを“x5”とし、F2.5について算出した距離xを“x6”とし、F2.8について算出した距離xを“x7”とする。
図7に示すグラフにおいて、距離X=x1〜x7となる直線を追記したものが図8に示す図である。
図8において、ガウス関数で示される曲線と、X=x1の直線と、X=x2の直線と、横軸とで囲まれた領域の面積に相当する光量が、F1.4の状態にて絞り2を通過させるべき光量となる。焦点距離fが特定の値に制御され且つ絞り2が各F値に制御された状態での単位時間当たりに絞り2を通過する光量は既知である。このため、この面積に相当する光量をF1.4の状態にて得るのに必要な時間を、F1.4に対応する維持時間TF1.4として求めることができる。
図8において、ガウス関数で示される曲線と、X=x2の直線と、X=x3の直線と、横軸とで囲まれた領域の面積に相当する光量をF1.6の状態にて得るのに必要な時間から、維持時間TF1.4を減算して得られる時間を、F1.6に対応する維持時間TF1.6として求めることができる。
図8において、ガウス関数で示される曲線と、X=x3の直線と、X=x4の直線と、横軸とで囲まれた領域の面積に相当する光量をF1.8の状態にて得るのに必要な時間から、維持時間TF1.4と維持時間TF1.6を減算して得られる時間を、F1.8に対応する維持時間TF1.8として求めることができる。
図8において、ガウス関数で示される曲線と、X=x4の直線と、X=x5の直線と、横軸とで囲まれた領域の面積に相当する光量をF2の状態にて得るのに必要な時間から、維持時間TF1.4と維持時間TF1.6と維持時間TF1.8を減算して得られる時間を、F2に対応する維持時間TF2として求めることができる。
図8において、ガウス関数で示される曲線と、X=x5の直線と、X=x6の直線と、横軸とで囲まれた領域の面積に相当する光量をF2.2の状態にて得るのに必要な時間から、維持時間TF1.4と維持時間TF1.6と維持時間TF1.8と維持時間TF2を減算して得られる時間を、F2.2に対応する維持時間TF2.2として求めることができる。
図8において、ガウス関数で示される曲線と、X=x6の直線と、X=x7の直線と、横軸とで囲まれた領域の面積に相当する光量をF2.5の状態にて得るのに必要な時間から、維持時間TF1.4と維持時間TF1.6と維持時間TF1.8と維持時間TF2と維持時間TF2.2を減算して得られる時間を、F2.5に対応する維持時間TF2.5として求めることができる。
図8において、ガウス関数で示される曲線と、X=x7の直線と、縦軸と、横軸とで囲まれた領域の面積に相当する光量をF2.8の状態にて得るのに必要な時間から、維持時間TF1.4と維持時間TF1.6と維持時間TF1.8と維持時間TF2と維持時間TF2.2と維持時間TF2.5を減算して得られる時間を、F2.8に対応する維持時間TF2.8として求めることができる。
図8では、F1.4の状態を維持時間TF1.4維持した場合に絞り2を通過する光量が、“F1.4”の隣の矩形ブロックの高さにて模式的に示されている。
また、F1.6の状態を維持時間TF1.6維持した場合に絞り2を通過する光量が、“F1.6” の隣の矩形ブロックの高さにて模式的に示されている。
また、F1.8の状態を維持時間TF1.8維持した場合に絞り2を通過する光量が、“F1.8” の隣の矩形ブロックの高さにて模式的に示されている。
また、F2の状態を維持時間TF2維持した場合に絞り2を通過する光量が、“F2”の隣の矩形ブロックの高さにて模式的に示されている。
また、F2.2の状態を維持時間TF2.2維持した場合に絞り2を通過する光量が、“F2.2”の隣の矩形ブロックの高さにて模式的に示されている。
また、F2.5の状態を維持時間TF2.5維持した場合に絞り2を通過する光量が、“F2.5”の隣の矩形ブロックの高さにて模式的に示されている。
また、F2.8の状態を維持時間TF2.8維持した場合に絞り2を通過する光量が、“F2.8”の隣の矩形ブロックの高さにて模式的に示されている。
図8の例では、F1.4が第一の値となり、F2.8が第二の値となり、F2.5、F2.2、又はF2が、第一の値と第二の値の間の第三の値となる。
以上のようにして特定の焦点距離fに対して1つの絞り制御データが生成される。この特定の焦点距離fを、デジタルカメラ100において設定可能な全ての値で順次変更して上述した処理を行うことにより、デジタルカメラ100で設定可能な全ての焦点距離毎に絞り制御データが生成される。また、撮像感度と露出値の組み合わせ毎に複数のF値の数又は各値を決定し、その決定したF値について、各焦点距離fに対して上記の処理を行うことにより、撮像条件毎に、絞り制御データが生成される。
このように、図1のデジタルカメラ100によれば、撮像制御部11Aの制御により、撮像面60の全体において画素61の露光期間が統一され、その状態にて、露光期間中に絞り2のF値の可変制御が行われる。このため、この露光期間によって得られる撮像画像は、上端側と下端側とでボケの状態に差が生じることはなく、良好なAPD効果を得ることができる。
また、図1のデジタルカメラ100では、撮像画像を得るための露光期間の開始タイミングと終了タイミングが、撮像制御部11Aの制御による撮像素子5の駆動によって決められている。つまり、絞り2の制御と、露光期間の制御とが独立して行われている。このため、露光期間の制御が容易になると共に、露光期間が短い場合でも、確実にAPD効果を得ることが可能となる。
また、図1のデジタルカメラ100では、絞り制御部11Bが、撮像時に設定された撮像条件に対応する絞り制御データに基づいて、絞り2のF値の可変制御を行っている。このため、撮像条件が変化した場合であってもAPD効果のある撮像画像を得ることができ、使い勝手を向上させることができる。
なお、デジタルカメラ100は、撮像レンズ1の焦点距離が可変な構成であるが、この焦点距離は固定であってもよい。または、撮像レンズ1の焦点距離を他の撮像モードにおいては可変とし、APDモードにおいては固定とする構成であってもよい。
以上の説明では、絞り制御データに含まれるF値の数が7つの例を示したが、このF値の数は少なくとも2つあれば、APDフィルタを用いた場合に近い撮像画像を得ることは可能である。このF値の数を3つ以上、好ましくは5つ以上にすることにより、APDフィルタを用いた場合により近い撮像画像を得ることができる。
デジタルカメラ100の撮像素子5は、メカニカルシャッタを用いることなく、全ての画素において同時に露光を開始し且つその露光を同時に終了させる駆動が可能なものであればよく、例えばCCD(Charge Coupled Device)イメージセンサであってもよい。
また、デジタルカメラ100は、メカニカルシャッタを搭載しないものとしているが、メカニカルシャッタを搭載するものであってもよい。
この場合には、APDモードにおいては、このメカニカルシャッタを不使用とし、メカニカルシャッタが開いていて撮像面60に被写体からの光が入射されている状態において、撮像制御部11Aが全ての画素61の露光を同時に開始してから同時に終了させる制御を行えばよい。
次に、本発明の撮像装置の実施形態としてスマートフォンの構成について説明する。
図9は、本発明の撮像装置の一実施形態であるスマートフォン200の外観を示すものである。
図9に示すスマートフォン200は、平板状の筐体201を有し、筐体201の一方の面に表示面としての表示パネル202と、入力部としての操作パネル203とが一体となった表示入力部204を備えている。
また、この様な筐体201は、スピーカ205と、マイクロホン206と、操作部207と、カメラ部208とを備えている。なお、筐体201の構成はこれに限定されず、例えば、表示面と入力部とが独立した構成を採用したり、折り畳み構造又はスライド機構を有する構成を採用したりすることもできる。
図10は、図9に示すスマートフォン200の構成を示すブロック図である。
図10に示すように、スマートフォンの主たる構成要素として、無線通信部210と、表示入力部204と、通話部211と、操作部207と、カメラ部208と、記憶部212と、外部入出力部213と、GPS(Global Positioning System)受信部214と、モーションセンサ部215と、電源部216と、主制御部220とを備える。
また、スマートフォン200の主たる機能として、図示省略の基地局装置BSと図示省略の移動通信網NWとを介した移動無線通信を行う無線通信機能を備える。
無線通信部210は、主制御部220の指示にしたがって、移動通信網NWに収容された基地局装置BSに対し無線通信を行うものである。この無線通信を使用して、音声データ、画像データ等の各種ファイルデータ、電子メールデータ等の送受信、ウェブデータ又はストリーミングデータ等の受信を行う。
表示入力部204は、主制御部220の制御により、画像(静止画像及び動画像)又は文字情報等を表示して視覚的に利用者に情報を伝達するとともに、表示した情報に対する利用者操作を検出する、いわゆるタッチパネルであって、表示パネル202と、操作パネル203と、を備える。
表示パネル202は、LCD(Liquid Crystal Display)、OELD(Organic Electro−Luminescence Display)等を表示デバイスとして用いたものである。
操作パネル203は、表示パネル202の表示面上に表示される画像を視認可能に載置され、利用者の指又は尖筆によって操作される一又は複数の座標を検出するデバイスである。このデバイスを利用者の指又は尖筆によって操作すると、操作に起因して発生する検出信号を主制御部220に出力する。次いで、主制御部220は、受信した検出信号に基づいて、表示パネル202上の操作位置(座標)を検出する。
図10に示すように、本発明の撮影装置の一実施形態として例示しているスマートフォン200の表示パネル202と操作パネル203とは一体となって表示入力部204を構成しているが、操作パネル203が表示パネル202を完全に覆うような配置となっている。
係る配置を採用した場合、操作パネル203は、表示パネル202外の領域についても、利用者操作を検出する機能を備えてもよい。換言すると、操作パネル203は、表示パネル202に重なる重畳部分についての検出領域(以下、表示領域と称する)と、それ以外の表示パネル202に重ならない外縁部分についての検出領域(以下、非表示領域と称する)とを備えていてもよい。
なお、表示領域の大きさと表示パネル202の大きさとを完全に一致させても良いが、両者を必ずしも一致させる必要は無い。また、操作パネル203が、外縁部分と、それ以外の内側部分の2つの感応領域を備えていてもよい。さらに、外縁部分の幅は、筐体201の大きさ等に応じて適宜設計されるものである。
さらにまた、操作パネル203で採用される位置検出方式としては、マトリクススイッチ方式、抵抗膜方式、表面弾性波方式、赤外線方式、電磁誘導方式、静電容量方式等が挙げられ、いずれの方式を採用することもできる。
通話部211は、スピーカ205又はマイクロホン206を備え、マイクロホン206を通じて入力された利用者の音声を主制御部220にて処理可能な音声データに変換して主制御部220に出力したり、無線通信部210あるいは外部入出力部213により受信された音声データを復号してスピーカ205から出力させたりするものである。
また、図9に示すように、例えば、スピーカ205を表示入力部204が設けられた面と同じ面に搭載し、マイクロホン206を筐体201の側面に搭載することができる。
操作部207は、キースイッチ等を用いたハードウェアキーであって、利用者からの指示を受け付けるものである。例えば、図9に示すように、操作部207は、スマートフォン200の筐体201の側面に搭載され、指等で押下されるとオンとなり、指を離すとバネ等の復元力によってオフ状態となる押しボタン式のスイッチである。
記憶部212は、主制御部220の制御プログラム及び制御データ、アプリケーションソフトウェア、通信相手の名称又は電話番号等を対応づけたアドレスデータ、送受信した電子メールのデータ、WebブラウジングによりダウンロードしたWebデータ、ダウンロードしたコンテンツデータを記憶し、またストリーミングデータ等を一時的に記憶するものである。また、記憶部212は、スマートフォン内蔵の内部記憶部217と着脱自在な外部メモリスロットを有する外部記憶部218により構成される。
なお、記憶部212を構成するそれぞれの内部記憶部217と外部記憶部218は、フラッシュメモリタイプ(flash memory type)、ハードディスクタイプ(hard disk type)、マルチメディアカードマイクロタイプ(multimedia card micro type)、カードタイプのメモリ(例えば、MicroSD(登録商標)メモリ等)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)等の格納媒体を用いて実現される。
外部入出力部213は、スマートフォン200に連結される全ての外部機器とのインターフェースの役割を果たすものであり、他の外部機器に通信等(例えば、ユニバーサルシリアルバス(USB)、IEEE1394等)又はネットワーク(例えば、インターネット、無線LAN、ブルートゥース(Bluetooth)(登録商標)、RFID(Radio Frequency Identification)、赤外線通信(Infrared Data Association:IrDA)(登録商標)、UWB(Ultra Wideband)(登録商標)、ジグビー(ZigBee)(登録商標)等)により直接的又は間接的に接続するためのものである。
スマートフォン200に連結される外部機器としては、例えば、有/無線ヘッドセット、有/無線外部充電器、有/無線データポート、カードソケットを介して接続されるメモリカード(Memory card)、SIM(Subscriber Identity Module Card)/UIM(User Identity Module Card)カード、オーディオ・ビデオI/O(Input/Output)端子を介して接続される外部オーディオ・ビデオ機器、無線接続される外部オーディオ・ビデオ機器、有/無線接続されるスマートフォン、有/無線接続されるパーソナルコンピュータ、有/無線接続されるパーソナルコンピュータ、イヤホン等がある。
外部入出力部213は、このような外部機器から伝送を受けたデータをスマートフォン200の内部の各構成要素に伝達したり、スマートフォン200の内部のデータが外部機器に伝送されるようにしたりすることができる。
GPS受信部214は、主制御部220の指示にしたがって、GPS衛星ST1〜STnから送信されるGPS信号を受信し、受信した複数のGPS信号に基づく測位演算処理を実行し、スマートフォン200の緯度、経度、高度からなる位置を検出する。GPS受信部214は、無線通信部210又は外部入出力部213(例えば、無線LAN)から位置情報を取得できる時には、その位置情報を用いて位置を検出することもできる。
モーションセンサ部215は、例えば、3軸の加速度センサ等を備え、主制御部220の指示にしたがって、スマートフォン200の物理的な動きを検出する。スマートフォン200の物理的な動きを検出することにより、スマートフォン200の動く方向又は加速度が検出される。係る検出結果は、主制御部220に出力されるものである。
電源部216は、主制御部220の指示にしたがって、スマートフォン200の各部に、バッテリ(図示しない)に蓄えられる電力を供給するものである。
主制御部220は、マイクロプロセッサを備え、記憶部212が記憶する制御プログラム及び制御データにしたがって動作し、スマートフォン200の各部を統括して制御するものである。また、主制御部220は、無線通信部210を通じて、音声通信又はデータ通信を行うために、通信系の各部を制御する移動通信制御機能と、アプリケーション処理機能を備える。
アプリケーション処理機能は、記憶部212が記憶するアプリケーションソフトウェアにしたがって主制御部220が動作することにより実現するものである。アプリケーション処理機能としては、例えば、外部入出力部213を制御することにより対向機器とデータ通信を行う赤外線通信機能、電子メールの送受信を行う電子メール機能、又はウェブページを閲覧するウェブブラウジング機能等がある。
また、主制御部220は、受信データ又はダウンロードしたストリーミングデータ等の画像データ(静止画像又は動画像のデータ)に基づいて、映像を表示入力部204に表示する等の画像処理機能を備える。
画像処理機能とは、主制御部220が、上記画像データを復号し、この復号結果に画像処理を施して、画像を表示入力部204に表示する機能のことをいう。
さらに、主制御部220は、表示パネル202に対する表示制御と、操作部207、操作パネル203を通じた利用者操作を検出する操作検出制御を実行する。
表示制御の実行により、主制御部220は、アプリケーションソフトウェアを起動するためのアイコン又はスクロールバー等のソフトウェアキーを表示したり、あるいは電子メールを作成したりするためのウィンドウを表示する。
なお、スクロールバーとは、表示パネル202の表示領域に収まりきれない大きな画像等について、画像の表示部分を移動する指示を受け付けるためのソフトウェアキーのことをいう。
また、操作検出制御の実行により、主制御部220は、操作部207を通じた利用者操作を検出したり、操作パネル203を通じて、上記アイコンに対する操作と上記ウィンドウの入力欄に対する文字列の入力を受け付けたり、あるいは、スクロールバーを通じた表示画像のスクロール要求を受け付けたりする。
さらに、操作検出制御の実行により主制御部220は、操作パネル203に対する操作位置が、表示パネル202に重なる重畳部分(表示領域)か、それ以外の表示パネル202に重ならない外縁部分(非表示領域)かを判定し、操作パネル203の感応領域又はソフトウェアキーの表示位置を制御するタッチパネル制御機能を備える。
また、主制御部220は、操作パネル203に対するジェスチャ操作を検出し、検出したジェスチャ操作に応じて、予め設定された機能を実行することもできる。
ジェスチャ操作とは、従来の単純なタッチ操作ではなく、指等によって軌跡を描いたり、複数の位置を同時に指定したり、あるいはこれらを組み合わせて、複数の位置から少なくとも1つについて軌跡を描く操作を意味する。
カメラ部208は、図1に示したデジタルカメラ100における外部メモリ制御部20、記憶媒体21、表示コントローラ22、表示面23、及び操作部14以外の構成を含む。
カメラ部208によって生成された撮像画像データは、記憶部212に記憶したり、外部入出力部213又は無線通信部210を通じて出力したりすることができる。
図9に示すスマートフォン200において、カメラ部208は表示入力部204と同じ面に搭載されているが、カメラ部208の搭載位置はこれに限らず、表示入力部204の背面に搭載されてもよい。
また、カメラ部208はスマートフォン200の各種機能に利用することができる。例えば、表示パネル202にカメラ部208で取得した画像を表示したり、操作パネル203の操作入力のひとつとして、カメラ部208の画像を利用したりすることができる。
また、GPS受信部214が位置を検出する際に、カメラ部208からの画像を参照して位置を検出することもできる。さらには、カメラ部208からの画像を参照して、3軸の加速度センサを用いずに、或いは、3軸の加速度センサと併用して、スマートフォン200のカメラ部208の光軸方向を判断したり、現在の使用環境を判断したりすることもできる。勿論、カメラ部208からの画像をアプリケーションソフトウェア内で利用することもできる。
その他、静止画又は動画の画像データにGPS受信部214により取得した位置情報、マイクロホン206により取得した音声情報(主制御部等により、音声テキスト変換を行ってテキスト情報となっていてもよい)、モーションセンサ部215により取得した姿勢情報等を付加して記憶部212に記憶したり、外部入出力部213又は無線通信部210を通じて出力したりすることもできる。
以上のような構成のスマートフォン200においても、APDフィルタを用いることなく、APD効果のある撮像画像を得ることができる。
以上説明してきたように、本明細書には以下の事項が開示されている。
(1) 複数の画素が二次元状に配列された撮像面を含み、上記撮像面の前方に絞りが配置された撮像素子を有する撮像装置に内蔵される撮像制御装置であって、上記撮像面に被写体からの光が入射されている状態において、上記撮像素子を駆動する撮像素子駆動部を制御することにより、上記撮像面全体において上記画素の露光を同時に開始させた後、上記画素の上記露光を同時に終了させる撮像制御部と、上記露光が開始されてから上記露光が終了されるまでの期間に、上記絞りの絞り値を複数の値に順次変化させる絞り制御部と、を備え、上記絞り制御部は、上記絞り値を上記複数の値の各々に維持する時間を、光軸中心からの距離が大きいほど光の透過率が低下する光学フィルタの上記距離と上記透過率との関係を示す関数に基づく時間に制御する撮像制御装置。
(2) (1)記載の撮像制御装置であって、上記複数の値は、最小の第一の値と、最大の第二の値と、上記第一の値と上記第二の値の間の第三の値と、を含み、上記絞り値が上記第三の値に維持される時間は、上記絞り値が上記第一の値に維持される時間及び上記絞り値が上記第二の値に維持される時間の各々よりも長くなっている撮像制御装置。
(3) (1)又は(2)記載の撮像制御装置であって、上記絞り制御部は、上記絞り値の上記複数の値を撮像条件に基づいて決定する撮像制御装置。
(4) (1)〜(3)のいずれか1つに記載の撮像制御装置と、上記撮像素子と、を備える撮像装置。
(5) 複数の画素が二次元状に配列された撮像面を含み、上記撮像面の前方に絞りが配置された撮像素子を有する撮像装置の撮像制御方法であって、上記撮像面に被写体からの光が入射されている状態において、上記撮像素子を駆動する撮像素子駆動部を制御することにより、上記撮像面全体において上記画素の露光を同時に開始させた後、上記画素の上記露光を同時に終了させる撮像制御ステップと、上記露光が開始されてから上記露光が終了されるまでの期間に、上記絞りの絞り値を複数の値に順次変化させる絞り制御ステップと、を備え、上記絞り制御ステップでは、上記絞り値を上記複数の値の各々に維持する時間を、光軸中心からの距離が大きいほど光の透過率が低下する光学フィルタの上記距離と上記透過率との関係を示す関数に基づく時間に制御する撮像制御方法。
(6) (5)記載の撮像制御方法であって、上記複数の値は、最小の第一の値と、最大の第二の値と、上記第一の値と上記第二の値の間の第三の値と、を含み、上記絞り値が上記第三の値に維持される時間は、上記絞り値が上記第一の値に維持される時間及び上記絞り値が上記第二の値に維持される時間の各々よりも長くなっている撮像制御方法。
(7) (5)又は(6)記載の撮像制御方法であって、上記絞り制御ステップでは、上記絞り値の上記複数の値を撮像条件に基づいて決定する撮像制御方法。
(8) 複数の画素が二次元状に配列された撮像面を含み、上記撮像面の前方に絞りが配置された撮像素子を有する撮像装置のプロセッサに、上記撮像面に被写体からの光が入射されている状態において、上記撮像素子を駆動する撮像素子駆動部を制御することにより、上記撮像面全体において上記画素の露光を同時に開始させた後、上記画素の上記露光を同時に終了させる撮像制御ステップと、上記露光が開始されてから上記露光が終了されるまでの期間に、上記絞りの絞り値を複数の値に順次変化させる絞り制御ステップと、を実行させるための撮像制御プログラムであって、上記絞り制御ステップでは、上記絞り値を上記複数の値の各々に維持する時間を、光軸中心からの距離が大きいほど光の透過率が低下する光学フィルタの上記距離と上記透過率との関係を示す関数に基づく時間に制御する撮像制御プログラム。
本発明によれば、APDフィルタを用いることなく最適なAPD効果を得ることのできる撮像制御装置、撮像装置、撮像制御方法、及び撮像制御プログラムを提供することができる。
100 デジタルカメラ
1 撮像レンズ
2 絞り
4 レンズ制御部
5 撮像素子
60 撮像面
61 画素
61A 光電変換素子
61B 電荷保持部
61C 電荷転送部
61D フローティングディフュージョン
61E 読み出し回路
62 画素行
63 駆動回路
64 信号処理回路
65 信号線
70 N型基板
71 Pウェル層
72 読み出し電極
73 N型不純物層
74 P型不純物層
75 領域
76 転送電極
77 リセットトランジスタ
78 出力トランジスタ
79 選択トランジスタ
8 レンズ駆動部
9 絞り駆動部
10 撮像素子駆動部
11 システム制御部
11A 撮像制御部
11B 絞り制御部
14 操作部
15 メモリ制御部
16 メモリ
17 デジタル信号処理部
20 外部メモリ制御部
21 記憶媒体
22 表示コントローラ
23 表示面
24 制御バス
25 データバス
40 レンズ装置
200 スマートフォン
201 筐体
202 表示パネル
203 操作パネル
204 表示入力部
205 スピーカ
206 マイクロホン
207 操作部
208 カメラ部
210 無線通信部
211 通話部
212 記憶部
213 外部入出力部
214 GPS受信部
215 モーションセンサ部
216 電源部
217 内部記憶部
218 外部記憶部
220 主制御部
ST1〜STn GPS衛星

Claims (8)

  1. 複数の画素が二次元状に配列された撮像面を含み、前記撮像面の前方に絞りが配置された撮像素子を有する撮像装置に内蔵される撮像制御装置であって、
    前記撮像面に被写体からの光が入射されている状態において、前記撮像素子を駆動する撮像素子駆動部を制御することにより、前記撮像面全体において前記画素の露光を同時に開始させた後、前記画素の前記露光を同時に終了させる撮像制御部と、
    前記露光が開始されてから前記露光が終了されるまでの期間に、前記絞りの絞り値を複数の値に順次変化させる絞り制御部と、を備え、
    前記絞り制御部は、前記絞り値を前記複数の値の各々に維持する時間を、光軸中心からの距離が大きいほど光の透過率が低下する光学フィルタの前記距離と前記透過率との関係を示す関数に基づく時間に制御する撮像制御装置。
  2. 請求項1記載の撮像制御装置であって、
    前記複数の値は、最小の第一の値と、最大の第二の値と、前記第一の値と前記第二の値の間の第三の値と、を含み、
    前記絞り値が前記第三の値に維持される時間は、前記絞り値が前記第一の値に維持される時間及び前記絞り値が前記第二の値に維持される時間の各々よりも長くなっている撮像制御装置。
  3. 請求項1又は2記載の撮像制御装置であって、
    前記絞り制御部は、前記絞り値の前記複数の値を撮像条件に基づいて決定する撮像制御装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項記載の撮像制御装置と、
    前記撮像素子と、を備える撮像装置。
  5. 複数の画素が二次元状に配列された撮像面を含み、前記撮像面の前方に絞りが配置された撮像素子を有する撮像装置の撮像制御方法であって、
    前記撮像面に被写体からの光が入射されている状態において、前記撮像素子を駆動する撮像素子駆動部を制御することにより、前記撮像面全体において前記画素の露光を同時に開始させた後、前記画素の前記露光を同時に終了させる撮像制御ステップと、
    前記露光が開始されてから前記露光が終了されるまでの期間に、前記絞りの絞り値を複数の値に順次変化させる絞り制御ステップと、を備え、
    前記絞り制御ステップでは、前記絞り値を前記複数の値の各々に維持する時間を、光軸中心からの距離が大きいほど光の透過率が低下する光学フィルタの前記距離と前記透過率との関係を示す関数に基づく時間に制御する撮像制御方法。
  6. 請求項5記載の撮像制御方法であって、
    前記複数の値は、最小の第一の値と、最大の第二の値と、前記第一の値と前記第二の値の間の第三の値と、を含み、
    前記絞り値が前記第三の値に維持される時間は、前記絞り値が前記第一の値に維持される時間及び前記絞り値が前記第二の値に維持される時間の各々よりも長くなっている撮像制御方法。
  7. 請求項5又は6記載の撮像制御方法であって、
    前記絞り制御ステップでは、前記絞り値の前記複数の値を撮像条件に基づいて決定する撮像制御方法。
  8. 複数の画素が二次元状に配列された撮像面を含み、前記撮像面の前方に絞りが配置された撮像素子を有する撮像装置のプロセッサに、
    前記撮像面に被写体からの光が入射されている状態において、前記撮像素子を駆動する撮像素子駆動部を制御することにより、前記撮像面全体において前記画素の露光を同時に開始させた後、前記画素の前記露光を同時に終了させる撮像制御ステップと、
    前記露光が開始されてから前記露光が終了されるまでの期間に、前記絞りの絞り値を複数の値に順次変化させる絞り制御ステップと、を実行させるための撮像制御プログラムであって、
    前記絞り制御ステップでは、前記絞り値を前記複数の値の各々に維持する時間を、光軸中心からの距離が大きいほど光の透過率が低下する光学フィルタの前記距離と前記透過率との関係を示す関数に基づく時間に制御する撮像制御プログラム。
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