JP2004125865A - 検出装置および撮影装置 - Google Patents

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Yasunori Hatakeyama
畠山 康紀
Takashi Yano
矢野 孝
Takeshi Ota
太田 毅
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Abstract

【課題】可視光および赤外光に基づく光を検出する検出装置または撮影装置を、簡易かつ安価にする。
【解決手段】可視光および赤外光を検知するシリコンフォトダイオード(SPD)の受光センサーは、装置本体11の検知窓22に対応して配置している。フィルタ26は、モータなどで構成されるフィルタ駆動部を介して、受光センサーの検知領域内に位置する第1位置(破線で示す位置)と,受光センサーの検知領域外に位置する第2位置(2点鎖線で示す位置)との間を選択的にスライドする。フィルタ駆動部がフィルタ26を第1位置および第2位置にスライドさせることにより、1個の受光センサーによって可視光および赤外光をそれぞれ検知し得る。即ち、1個の受光センサーが従来の測光センサーおよび赤外線センサーを兼用するので、部品点数が減り、構成が簡易になると共に、安価となる。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、オートストロボモードおよびリモートコントロールモードを有するスチルカメラなどの撮影装置および検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的に、ストロボモードを有するスチルカメラなどはオートストロボモードを備えており、そのため装置本体には可視光を受光し得る測光センサー(受光素子)が配置されている。即ち、オートストロボ制御は、ストロボ発光部のキセノン管などの光源から被写体に照射されかつ反射した被写体光(可視光)を受光素子で受光し、この受光量が予め設定された基準値に達した時に光源からの発光を停止させるものである。
【0003】
また、スチルカメラなどには、シャッタ操作などを遠隔制御し得るようにした、リモートコントロールモードを備えるものがあり、そのため装置本体には赤外光を受光し得る赤外線センサー(受信部)が配置されている。即ち、遠隔制御は、リモートコントローラ(リモコン)を用いることにより、リモコンの送信部から赤外線が出力され受信部へ入力することによってシャッタ処理などが行われる。
【0004】
一方、リモコン対応装置を搭載したカメラの中には、測距・測角用受光センサー,測光・測角用受光センサーを備えたものである(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に係る技術は、リモコンによる遠隔操作に基づく上記各受光センサーの受光出力により、被写体距離,被写体画角,または被写体に対応する測光値を検出し得るものである。また、上記特許文献1に係る技術では、上記遠隔操作に基づき、撮影動作などをも処理し得るように設定されている。
【0005】
【特許文献1】
特開2000−217006公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、スチルカメラなどでは、オートストロボモードおよびリモートコントロールモードの両者を備えたものがある。上記タイプのカメラでは、可視光を受光し得る測光センサーおよび赤外光を受光し得る赤外線センサーの2種類のセンサーが必要となり、そのため部品点数が増えるので、構成が複雑になると共に高価になるという問題が生じる。
【0007】
一方、特許文献1に係る技術は、リモコンから投光された赤外光を、測距・測角用受光センサー(または測光・測角用受光センサー)が受光することにより、測距処理および撮影処理を行うものである。即ち、上記特許文献1に係る技術でも、オートストロボ制御を行うために、可視光を受光し得る別体の測光センサーを、装置本体に設ける必要があった。
【0008】
本発明の目的は、上記事実を考慮して、可視光および赤外光に基づく光を検出する検出装置または撮影装置を、簡易かつ安価にする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の検出装置では、可視光および赤外光を検知する検知手段と、可視光を遮光するフィルタと、前記フィルタが前記検知手段の検知領域内に位置する第1位置と、前記フィルタが前記検知手段の検知領域外に位置する第2位置との間を選択的に移動させる移動手段と、を備えることを特徴とする。
【0010】
移動手段は、フィルタを第1位置または第2位置に選択的に移動させる。そして、フィルタが第1位置に位置する場合には、フィルタが検知手段の検知領域内に位置するので、フィルタが可視光を遮光する。そのため、検知手段は、赤外光のみを検知する。一方、フィルタが第2位置に位置する場合には、フィルタが検知手段の検知領域外に位置するので、検知手段は可視光を検知する。
【0011】
即ち、請求項1記載に係る発明においては、移動手段がフィルタを第1位置または第2位置に移動させることにより、1個の検知手段によって可視光および赤外光をそれぞれ検知し得る。従って、請求項1記載に係る発明によれば、1個の検知手段が従来の測光センサーおよび赤外線センサーを兼用するので、部品点数が減り、構成が簡易になると共に、安価となる。
【0012】
請求項2記載の撮影装置では、請求項1記載の検出装置と、撮影を実行するときに操作される操作手段と、必要に応じて被写体に対し光を照射する発光手段と、 前記操作手段が操作された場合には前記フィルタが前記第2位置に位置されるように前記移動手段を制御し、前記操作手段の操作による撮影が終了した場合には前記フィルタが前記第1位置に位置されるように前記移動手段を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする。
【0013】
制御手段は、操作手段が操作された場合に、フィルタが第2位置に位置されるように移動手段を制御する。即ち、制御手段は、移動手段を介してフィルタを検知手段の検知領域外に位置させる。そして、発光手段が発光される条件下の場合にはストロボ発光部から被写体へ可視光が照射されるので、検知手段は被写体に反射した被写体光(可視光)を検知し得る。
【0014】
一方、制御手段は、操作手段の操作による撮影が終了した場合に、フィルタが第1位置に位置されるように移動手段を制御する。即ち、撮影が終了した後は、リモートコントロールモードに対応できるように、フィルタを検知手段の検知領域内に位置させる。そして、フィルタが可視光を遮光するので、検知手段は赤外光を検知し、この赤外光に基づきシャッタ処理などを行うことが可能な待機状態となる。
【0015】
請求項2記載に係る発明によれば、オートストロボモードおよびリモートコントロールモードの両者を備えたデジタルスチルカメラなどの撮影装置においては、1個の検知手段が従来の測光センサーおよび赤外線センサーを兼用するので、部品点数が減り、構成が簡易になると共に、安価となる。
【0016】
請求項3記載の撮影装置では、可視光および赤外光を検知する検知手段と、光を射出する発光部が装置本体に対して開放されまたは閉鎖されるように設けられた発光手段と、前記発光部に配置された、可視光を遮光するフィルタと、前記発光手段が発光される条件下において前記フィルタが前記検知手段の検知領域外へ位置するように前記発光部を前記装置本体に対し開放させる開放位置に位置させ、前記発光手段の発光が停止した後において前記フィルタが前記検知手段の検知領域内へ位置するように前記発光部を前記装置本体内に収納する閉鎖位置に位置させる移動手段と、を備えるを備えることを特徴とする。
【0017】
移動手段は、発光手段が発光される条件下において、フィルタが検知手段の検知領域外へ位置するように、発光部を開放位置に位置させる。そして、ストロボ発光部は被写体へ可視光を照射するので、検知手段は被写体に反射した被写体光を検知し得る。
【0018】
一方、発光手段の発光が停止した後においてはリモートコントロールモードに対応できるように、移動手段は発光部を閉鎖位置に位置させる。即ち、フィルタが検知手段の検知領域内へ位置されるので、検知手段は赤外光を検知し、この赤外光に基づきシャッタ処理などを行うことが可能な待機状態となる。
【0019】
請求項3記載に係る発明によれば、オートストロボモードおよびリモートコントロールモードの両者を備えたデジタルスチルカメラなどの撮影装置においては、フィルタを発光部の移動に連動させる構成としたので、さらに構成が簡易になると共に、安価となる。
【0020】
なお、本発明に係る撮影装置は、フィルムカメラ,デジタルカメラ,撮像機能を備えた携帯電話,パーソナル・コンピュータ,PDA(Personal  Digital Assistance)などを含む概念である。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、図1乃至図4に基づいて、本実施形態に係る検出装置および撮影装置であるデジタルスチルカメラ(以下、単に「カメラ」という)について説明する。なお、図1は本実施形態に係るカメラの正面図、図2は図1に示すカメラの一部破断した側面図、図3は図1に示すカメラのブロック図である。
【0022】
図1に示すように、カメラ10には、被写体像を結像させるための撮影レンズ12、撮影する被写体の構図を決めるために用いられる光学ファインダ14、撮影を実行する際にユーザによって操作される操作手段のレリーズボタン16、露光に際して適正な露光光量が得られない低照度の場合に発光される発光手段のストロボ点灯装置18、透明または半透明な合成樹脂などで形成された検知窓22などが配置されている。
ストロボ点灯装置18のストロボ発光窓19内には、光源であるキセノン管,リフレクタなどを備えるストロボ発光部20が配置されている。ストロボ発光部20は、カメラ10の正面に常に開放された状態において、位置決めされているタイプである。なお、ストロボ発光部20は、図示しない電源としての電池,昇圧コイル,メインコンデンサなどで構成される充電部を備える。
【0023】
図2に示すように、カメラ10の装置本体11内には、可視光および赤外光を検知するシリコンフォトダイオード(SPD)の受光センサー24が、検知窓22に対応するように配置されている。検知手段である受光センサー24は、図示しない回路(プリント)基板上に位置決めされた状態において、接続されている。
【0024】
また、カメラ10の装置本体11内には、可視光を遮光する赤外フィルタ(以下、単に「フィルタ」という)26が、移動可能に配置されている。即ち、フィルタ26は、図示しないモータなどで構成される移動手段のフィルタ駆動部28(図3参照)を介して、受光センサー24の検知領域内に位置する第1位置(図1の破線で示す位置)と,受光センサー24の検知領域外に位置する第2位置(図1の2点鎖線で示す位置)との間を選択的にスライドする。
【0025】
そして、フィルタ26が第1位置に位置する状態は、フィルタ26によって可視光が遮光され受光センサー24に入力されない状態であり、図2に示すリモートコントローラ(以下、単に「リモコン」という)60の発光ダイオードなどで構成される送信部61から出力された赤外線のみの入力が可能なリモコン受信モードである。
【0026】
リモコン受信モードにおいて、リモコン60からの赤外線が、受光センサー24に入力されることによってシャッタ処理などが行われる。なお、リモコン60には操作ボタン62が配置されており、操作ボタン62が押圧されることによって送信部61から赤外線が出力される。
【0027】
一方、フィルタ26が第2位置に位置する状態は、可視光が受光センサー24に入力される状態であり、図1に示すストロボ発光部20から被写体に照射されかつ反射した被写体光(可視光)を受光センサー24で受光が可能なオートストロボモードである。オートストロボモードでは、受光センサー24で受光された受光量が、予め設定された基準値に達した時にストロボ発光部20の発光を停止させる。
【0028】
次に、図3に基づき、カメラ10の制御系に関する構成について概略する。カメラ10は、撮影レンズ12と、撮影レンズ12を通り抜ける光の量を調整する絞り30と、撮影レンズ12の光軸後方に配設されたCCD32と、を含んで構成されている。CCD32の出力端には、相関2重サンプリング回路(CDS)34,ゲインコントローラ(GC)35,およびA/Dコンバータ36を順に介し、図示しないホワイトバランス調整回路,ガンマ補正回路,およびYC信号作成回路などから構成されるデジタル信号処理部38が接続されている。
【0029】
カメラ10の全体的な動作を司る制御手段としての中央演算処理装置(CPU)40には、レリーズボタン16、フィルタ駆動部28、デジタル信号処理部38、撮影レンズ12を合焦位置などに移動させる駆動部42、絞り30を被写体輝度(撮影EV)で設定された絞り値に基づいて駆動させる駆動部44、タイミング信号を生成するタイミングジェネレータ(TG)46が接続されている。
【0030】
即ち、CPU40は、CCD32による撮像によって得られた画像のコントラストが最大となるように、撮影レンズ12の駆動部42を駆動制御することによって合焦制御を行う。本実施形態に係るカメラ10は、合焦制御として、読み取られた画像のコントラストが最大となるようにレンズの位置を設定する、いわゆるTTL(Through The Lens)測光方式を採用している。そして、カメラ10では、オートフォーカス・フレームによって示される撮影位置に被写体が位置した状態において、シャッターボタン(図1および図2参照)が半押されることにより、自動的に合焦制御が行われる。
【0031】
TG46にはCCD32を駆動するCCD駆動部48が接続されており、そしてCCD駆動部48すなわちCCD32,CDS34,GC35,及びA/Dコンバータ36はTG46から加えられるタイミング信号によって同期して駆動される。また、撮影レンズ12または絞り30は、CPU40の制御信号に基づいて駆動される駆動部42または44を介し、移動または駆動する。
【0032】
GC35はCCD32におけるR(赤),G(緑),B(青)毎の感度調整を行う。また、デジタル信号処理部38にはメモリ39が接続されており、このメモリ39はA/Dコンバータ36から出力された各々12ビットのR、G、B信号(以下、単に「デジタル画像データ」という。)を一旦格納する。
【0033】
そして、CPU40はメモリ39に格納されたデジタル画像データを読出し、読出されたデジタル画像データをデジタル信号処理部38において光源種に応じたデジタルゲインをかけることでホワイトバランス調整を行なうと共に、ガンマ処理及びシャープネス処理を行なって8ビットのデジタル画像データを生成し、更にYC信号処理して輝度信号Yとクロマ信号Cr、Cb(以下、「YC信号」という。)を生成し、YC信号を再びメモリ39に格納する。
【0034】
なお、デジタル信号処理部38には、CCD32による撮像によって得られた被写体像や各種情報を表示するLCDなどの表示部50と、主としてCCD32による撮像によって得られたデジタル画像データを記録するICカード,CD−R,CD−RW等の記録部52が接続されている。また、カメラ10には、CPU40などに対して電源電力を供給する図示しない電源部(電池などで構成される)が配置されている。
【0035】
また、ストロボ発光部20とCPU40との間には、発光駆動部,発光スイッチなどで構成されるストロボ制御部54が接続されている。また、受光センサー24とCPU40との間にはA/Dコンバータ56が接続されていると共に、受光センサー24とA/Dコンバータ56との間には調光回路58が接続されている。さらに、積分回路などで構成される調光回路58は、ストロボ制御部54に接続されている。
【0036】
引続き、図4に基づき、本実施形態に係るリモコン受信モードおよびストロボ調光モードに関する作用について説明する。図4はカメラ10の電源スイッチ(図示省略)がオンされた際にCPU40によって実行される処理ルーチンを示すフローチャートであり、このプログラムは図示しない記憶部(メモリ)の所定領域に予め記憶されている。なお、図4に示す処理は、カメラ10の電源スイッチがオフされるまで続けられる。
【0037】
ステップ100では図1に示すフィルタ26が第1位置に位置(図1の破線で示す位置)するか否かを判断し、ステップ100が否定の場合(フィルタ26が第1位置しない場合)にはステップ102でフィルタ26をフィルタ駆動部28によってリモコン受信モードである第1位置に移動させる。
【0038】
フィルタ26が受光センサー24の検知領域内に位置するリモコン受信モードでは、可視光が遮光され受光センサー24に入力されないので、リモコン60からの赤外光が受光センサー24に入力されることによってシャッタ処理などが行われる。
【0039】
即ち、受光センサー24に入力された赤外光は、A/Dコンバータ56によってデジタル信号に変換され、CPU40は上記デジタル信号に基づいた処理を行う。なお、本実施形態のリモコン受信モードでは、フィルタ26が受光センサー24の検知領域内に位置しているので、赤外光のみが受光され、赤外光の受光精度が向上する。
【0040】
ステップ102の処理が終了した後またはステップ100が肯定の場合(フィルタ26が第1位置に位置する場合)には、ステップ104でレリーズボタン16が半押されたか否かを判断する。ステップ104が肯定の場合(レリーズボタン16が半押された場合)には、フィルタ26をフィルタ駆動部28によってストロボ調光モードである第2位置(図1の2点鎖線で示す位置)に移動させる。なお、ステップ104の処理は、レリーズボタン16が半押されるまで続けられる。
【0041】
ステップ106の処理が終了した後は、ステップ108において、自動合焦(AF)処理および自動露出(AE)処理を行い、撮影時の絞り値とシャッタスピードなどを最終的に決定する。ステップ110ではレリーズボタン16が全押されたか否かを判断し、ステップ110が肯定の場合(レリーズボタン16が全押された場合)にはステップ112でストロボ発光条件を具備しているか否かを判断する。
【0042】
ステップ112のストロボ発光条件は、上述したTTL測光に基づき、露光に際して適正な露光光量が得られない低照度か否かを判断する。なお、ステップ104および110において、レリーズボタン16が押圧操作された場合に、ステップ106,108,および112の処理が行われる。
【0043】
ステップ110が否定の場合(レリーズボタン16が全押されない場合)には、ステップ114において、レリーズボタン16が所定時間内でオフされた(レリーズボタン16の全押し操作を途中で解除した)か否かを判断する。即ち、ステップ114の処理は、所定時間が経過するまで続けられる。また、ステップ114が肯定の場合(レリーズボタン16がオフされた場合)には、ステップ100に戻り、ステップ100以降の処理が続けられる。
【0044】
ステップ112が肯定の場合(ストロボ発光条件が具備している場合)には、ステップ116において、調光処理および撮影処理を並行して行う。即ち、ストロボ発光部20は、CPU40から出力された駆動(トリガー)信号に基づき、制御されたストロボ制御部54を介して発光する。
【0045】
ストロボ発光部20の発光と同時に、ストロボ発光部20から被写体に照射されかつ反射した被写体光を受光センサー24で受光し、この受光によって得られた光電電流が調光回路58で積分される。そして、積分量が予め設定された基準値に達した時に、ストロボ制御部54によってストロボ発光部20の発光を停止させる。
【0046】
なお、オートストロボモードでは露光に際して適正な露光光量が得られない低照度である(即ち、撮影環境として撮影の周囲が暗い状況となっている)ので、フィルタ26を受光センサー24の検知領域外に位置する第2位置に位置させても、受光センサー24は可視光である上記被写体光を適正に受光し得る。
【0047】
また、ステップ116では、CCD32に結像された被写体像を、デジタル信号処理部38などによって所定の画像処理を施したデジタル画像データとして、記録部52に記録などをする撮影処理が行われる。なお、この撮影処理は、周知の処理と同様である。
【0048】
ステップ112が否定の場合(ストロボ発光条件が具備していない場合)には、ステップ118において、上述した撮影処理のみを行う。即ち、ステップ118では、ストロボ発光部20が発光しないので、ステップ116の調光処理を行わない。なお、ステップ116またはステップ118が終了した後は、ステップ100に戻り、ステップ100以降の処理が続けられる。また、上記処理は、電源スイッチがオフされることによって終了する。
【0049】
本実施形態においては、フィルタ駆動部28がフィルタ26を第1位置および第2位置にスライドさせることにより、1個の受光センサー24によって可視光および赤外光をそれぞれ検知し得る。即ち、本実施形態によれば、1個の受光センサー24が従来の測光センサーおよび赤外線センサーを兼用するので、部品点数が減り、構成が簡易になると共に、安価となる。
【0050】
なお、上記本実施形態では、可視域カット用(赤外)フィルタ26のみを移動可能とした例であるが、可視光を検出する際(オートストロボモード時)には赤外光が誤差の原因となる場合もあるので、赤外光カットフィルタをさらに移動可能に設け、可視域カットフィルタ26および赤外光カットフィルタをオートストロボモードまたはリモートコントロールモードに応じて入れ換えるよう構成しても良い。
【0051】
(第2実施形態)
以下、図5乃至図8に基づき、本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態は、ストロボ発光部がいわゆるポップアップまたはダウンするタイプの例である。図5は本実施形態に係るポップアップ式ストロボを備えるカメラの正面図、図6は図5に示すカメラの一部破断した側面図、図7はストロボ発光部がポップアップした状態におけるカメラの正面図、図8は図7に示すカメラの一部破断した側面図である。なお、図5および図6において、図1および図2と対応する部分には同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
【0052】
図5乃至図8に示すように、ストロボ発光部70は、装置本体11の上面11A中央に対し、開放(ポップアップ)または閉鎖(ダウン)するよう配置されている。そして、図5および図6に示すように、ストロボ発光部70が装置本体11内に収納(閉鎖)される状態においては、ストロボ発光部70の上面70Aと装置本体11の上面11Aとが面一となる。
【0053】
ストロボ発光部70は、図示しない支軸,モータ,ガイド部材などで構成されるポップアップ機構を介してポップアップまたはダウンする。なお、このポップアップ機構は、周知のポップアップ機構と同様である。本実施形態では、上述したTTL測光に基づき、露光に際して適正な露光光量が得られない低照度と判断手段であるCPUが判断した場合に、CPUが上記モータを自動的に駆動させ、ストロボ発光部70を図7および図8に示すようにポップアップさせる。
【0054】
なお、本実施形態では、ストロボ発光部70を手動スイッチによって移動可能としても良く、またストロボ発光部をスライドなどさせることによって開閉可能としても良い。
【0055】
ストロボ発光部70には、可視光を遮光する赤外フィルタ(以下、単に「フィルタ」という)72が設けられている。図6に示すように、フィルタ72は、ストロボ発光部70の収納時において、検知窓22および受光センサー24の間に位置するよう配置されている。
【0056】
一方、図8に示すように、フィルタ72は、ストロボ発光部70のポップアップ(露出)時において、検知窓22および受光センサー24の間から離間する状態となる。即ち、フィルタ72は、受光センサー24の検知領域内に位置する第1位置(図5および図6に示す位置)と,受光センサー24の検知領域外に位置する第2位置(図7および図8に示す位置)との間を移動(回転)する。
【0057】
引続き、本実施形態に係るストロボ発光部70およびフィルタ72に関する作用について説明する。電源オン時におけるTTL測光に基づき、露光に際して適正な露光光量が得られない低照度とCPUが判断した場合には、CPUが図示しないモータを駆動させ、ストロボ発光部70をポップアップさせる(図7および図8参照)。
【0058】
即ち、フィルタ72が第2位置に位置する状態は、図7および図8に示すストロボ発光部70から被写体に照射されかつ反射した被写体光(可視光)を受光センサー24で受光が可能なオートストロボモードである。オートストロボモードでは、受光センサー24で受光された受光量が、予め設定された基準値に達した時にストロボ発光部70の発光を停止させる。
【0059】
そして、上述した調光処理および撮影処理が並行して行われた後は、CPUがモータ(図示省略)を駆動させ、ストロボ発光部70を装置本体11内に収納させる(図5および図6参照)。これにより、フィルタ72は、第1位置に位置する状態となる。即ち、フィルタ26によって可視光が遮光され受光センサー24に入力されない状態となるので、図6に示すリモコン60の送信部61から出力された赤外線のみが受光センサー24に入力され、シャッタ処理などが行われる。
【0060】
本実施形態によれば、オートストロボモードおよびリモートコントロールモードの両者を備えたカメラ10において、フィルタ72をストロボ発光部70に設けると共にストロボ発光部70に連動させて第1位置および第2位置に移動可能としたので、第1実施形態の構成よりもさらに簡易になると共に、安価となる。また、その他の構成および作用効果は、第1実施形態と同様であるので、説明は省略する。
【0061】
なお、本発明では、第1実施形態および第2実施形態を組合わせるような構成としても良く、例えば第1実施形態のストロボ発光窓19に移動可能なシャッタ部材をさらに設けると共に、フィルタ26を上記シャッタ部材に一体形成させる。この場合、センサー24を、第1位置に位置するフィルタ26に対応させる必要がある。また、本発明は、別体のストロボ発光装置をカメラに対して着脱可能とした撮影装置にも、同様に適用し得る。
【0062】
上記各実施形態ではストロボ発光条件の有無をTTL測光に基づいて行うタイプの例であるが、本発明ではセンサー24を用いて測光処理を行うように構成しても良い。この場合には、被写体光(可視光)を受光センサー24で受光し、この受光量が基準値以下の場合にストロボ発光部20を発光させる。
【0063】
上記各実施形態では受光センサー24として光起電素子であるシリコンフォトダイオードを使用した例であるが、本発明に係る検知手段は例えばフォトトランジスタなどを適用しても良い。また、第1実施形態において説明したプログラムの処理の流れ(図4参照)は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において適宜変更可能であることは言うまでもない。
【0064】
上記各実施形態では撮影装置をデジタルスチルカメラとした例であるが、本発明に係る撮影装置はフィルムカメラ,デジタルビデオカメラ,撮像機能を備えた携帯電話,パーソナル・コンピュータ,PDA(Personal  Digital Assistance)などを含む概念である。また、本発明に係る検出装置は、上記撮影装置以外の電子機器にも、同様に適用し得る。
【0065】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、移動手段がフィルタを第1位置または第2位置に移動させることにより、1個の検知手段によって可視光および赤外光をそれぞれ検知し得るので、1個の検知手段が従来の測光センサーおよび赤外線センサーを兼用でき、そのため部品点数が減り構成が簡易になると共に安価となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るカメラの正面図である。
【図2】図1に示すカメラの一部破断した側面図である。
【図3】図1に示すカメラのブロック図である。
【図4】図1に示すフィルタの移動に関する処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】本発明の第2実施形態に係るポップアップ式ストロボを備えるカメラの正面図である。
【図6】図5に示すカメラの一部破断した側面図である。
【図7】図5に示すストロボ発光部がポップアップした状態におけるカメラの正面図である。
【図8】図7に示すカメラの一部破断した側面図である。
【符号の説明】
10  デジタルスチルカメラ(撮像装置)
11A 装置本体
16  レリーズボタン(操作手段)
18  ストロボ点灯装置(発光手段)
20  ストロボ発光部
24  受光センサー(検知手段)
26  赤外フィルタ
28  フィルタ駆動部(移動手段)
40  CPU(制御手段)
70  ストロボ発光部
72  赤外フィルタ

Claims (3)

  1. 可視光および赤外光を検知する検知手段と、
    可視光を遮光するフィルタと、
    前記フィルタが前記検知手段の検知領域内に位置する第1位置と、前記フィルタが前記検知手段の検知領域外に位置する第2位置との間を選択的に移動させる移動手段と、
    を備える検出装置。
  2. 請求項1記載の検出装置と、
    撮影を実行するときに操作される操作手段と、
    必要に応じて被写体に対し光を照射する発光手段と、
    前記操作手段が操作された場合には前記フィルタが前記第2位置に位置されるように前記移動手段を制御し、前記操作手段の操作による撮影が終了した場合には前記フィルタが前記第1位置に位置されるように前記移動手段を制御する制御手段と、
    を備える撮影装置。
  3. 可視光および赤外光を検知する検知手段と、
    光を射出する発光部が装置本体に対して開放されまたは閉鎖されるように設けられた発光手段と、
    前記発光部に配置された、可視光を遮光するフィルタと、
    前記発光手段が発光される条件下において前記フィルタが前記検知手段の検知領域外へ位置するように前記発光部を前記装置本体に対し開放させる開放位置に位置させ、前記発光手段の発光が停止した後において前記フィルタが前記検知手段の検知領域内へ位置するように前記発光部を前記装置本体内に収納する閉鎖位置に位置させる移動手段と、
    を備える撮影装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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TWI422053B (zh) * 2006-12-12 2014-01-01 Intersil Inc 具紅外線抑制之光感測器及用於背光控制之感測器用法
CN107222593A (zh) * 2017-05-31 2017-09-29 广东欧珀移动通信有限公司 电子设备的摄像头组件及电子设备

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