JP2005250433A - カメラ - Google Patents
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Abstract
【課題】フラッシュ光などの補助光を用いずに、雰囲気のある写真を自動で撮影できるカメラを提供すること。
【解決手段】露光条件を自動で設定する機能を有するフィルム装填式カメラにおいて、下の式(1)でLsとして定義されるシステム感度が特定の値以下となる感度のフィルムが装填された場合のみ、測光値に対して+1.5EV以上の露出補正を行う露光制御機能を有することを特徴とするカメラである。
式(1):Ls=5−log2(S/3.125)−log2T0+2・log2F0
この式(1)にて、Sは、装填されたフィルムのISO感度の算数表現、F0は、前記カメラの開放絞りのFナンバー、T0は、前記カメラのシャッター開口時間に上限値が設けられている場合にはその上限時間[s]、上限値が設けられていない場合には1/30[s]。
【選択図】図9
【解決手段】露光条件を自動で設定する機能を有するフィルム装填式カメラにおいて、下の式(1)でLsとして定義されるシステム感度が特定の値以下となる感度のフィルムが装填された場合のみ、測光値に対して+1.5EV以上の露出補正を行う露光制御機能を有することを特徴とするカメラである。
式(1):Ls=5−log2(S/3.125)−log2T0+2・log2F0
この式(1)にて、Sは、装填されたフィルムのISO感度の算数表現、F0は、前記カメラの開放絞りのFナンバー、T0は、前記カメラのシャッター開口時間に上限値が設けられている場合にはその上限時間[s]、上限値が設けられていない場合には1/30[s]。
【選択図】図9
Description
本発明は、自動で露光条件を設定する機能を有するフィルム装填式のカメラに関するものである。
フィルムを装填するだけで、自動で露光条件を設定し、シャッターを押すだけで適切な写真が撮影できる、全自動のコンパクトカメラが普及している。このタイプのカメラは、露光制御だけでなく、フォーカス制御や補助光の制御も自動で行い、誰でも電源を入れてシャッターを切るだけで撮影が可能である。室内、夜間等、被写体が暗いシーンにおいても、内蔵フラッシュの自動発光により、主要被写体に対しては適切な露光が行われるような機能を有している。
特開平5−34754号公報
フラッシュ光はこのように、環境を選ばずに撮影できる利便性を有しているが、
・背景までフラッシュ光が届かず、主要被写体に対して暗く沈んだ描写となってしまう。
・主要被写体は、その場には存在しない光で撮影されており、人工的な印象を与える。
等の理由により、その場の雰囲気が感じられない写真となってしまっている。
・背景までフラッシュ光が届かず、主要被写体に対して暗く沈んだ描写となってしまう。
・主要被写体は、その場には存在しない光で撮影されており、人工的な印象を与える。
等の理由により、その場の雰囲気が感じられない写真となってしまっている。
フラッシュを光らせずに撮影可能なモードを有するカメラも存在するが、そのような撮影を行うと、
・感度不足により、長時間露光となり、手ぶれが発生する。
・人物がアンダーになってしまう。
・電球下で撮影すると写真の色味が黄色っぽくなる。
・電源を入れるたびにフラッシュ非発光の設定が必要。
などの欠点を有していた。
・感度不足により、長時間露光となり、手ぶれが発生する。
・人物がアンダーになってしまう。
・電球下で撮影すると写真の色味が黄色っぽくなる。
・電源を入れるたびにフラッシュ非発光の設定が必要。
などの欠点を有していた。
特開平5−34754号公報(特許文献1)には、被写体が特定輝度値以下の場合にフィルム感度の設定を低感度にするという発明が開示されているが、低感度のフィルムを装填するとシステム感度が低くなり手ブレの発生頻度が高くなるという問題があり、手軽に撮影を楽しみたいコンパクトカメラのユーザに対しては不便を強いていた。
そこで本発明は、フラッシュ光などの補助光を用いずに、前述のような欠点が発生せず、雰囲気のある写真を自動で撮影できるカメラを提供することが目的である。
すなわち、本発明に係るカメラは、露光条件を自動で設定する機能を有するフィルム装填式カメラにおいて、下の式(1)でLsとして定義されるシステム感度が特定の値以下となる感度のフィルムが装填された場合のみ、測光値に対して+1.5EV以上の露出補正を行う露光制御機能を有することを特徴とする。
式(1):Ls=5−log2(S/3.125)−log2T0+2・log2F0
この式(1)にて、Sは、装填されたフィルムのISO感度の算数表現、F0は、前記カメラの開放絞りのFナンバー、T0は、前記カメラのシャッター開口時間に上限値が設けられている場合にはその上限時間[s]、上限値が設けられていない場合には1/30[s]。
この式(1)にて、Sは、装填されたフィルムのISO感度の算数表現、F0は、前記カメラの開放絞りのFナンバー、T0は、前記カメラのシャッター開口時間に上限値が設けられている場合にはその上限時間[s]、上限値が設けられていない場合には1/30[s]。
また本発明に係るカメラは、前記システム感度Lsが4以下となる感度のフィルムが装填された場合のみ、前記露出補正を行う露光制御機構を有することを特徴とする。
また本発明に係るカメラは、前記露光制御においてシャッターの開口時間がある値以上とならないような上限値を設けたことを特徴とする。
また本発明に係るカメラは、露光条件を自動で設定する機能を有するフィルム装填式カメラにおいて、下の式(2)でLsとして定義されるシステム感度が特定の値以下となる感度のフィルムが装填され、かつ、測光値が特定の値以下である場合のみ、測光値に対して+1.5EV以上の露出補正を行う露光制御機能を有することを特徴とする。
式(2):Ls=5−log2(S/3.125)−log2T0+2・log2F0
この式(2)にて、Sは、装填されたフィルムのISO感度の算数表現、F0は、前記カメラの開放絞りのFナンバー、T0は、前記カメラのシャッター開口時間に上限値が設けられている場合にはその上限時間[s]、上限値が設けられていない場合には1/30[s]。
この式(2)にて、Sは、装填されたフィルムのISO感度の算数表現、F0は、前記カメラの開放絞りのFナンバー、T0は、前記カメラのシャッター開口時間に上限値が設けられている場合にはその上限時間[s]、上限値が設けられていない場合には1/30[s]。
また本発明に係るカメラは、前記システム感度Lsが4以下を実現できるフィルムが装填された場合のみ、前記露出補正を行う露光制御機構を有することを特徴とする。
また本発明に係るカメラは、前記露光制御においてシャッターの開口時間がある値以上とならないような上限値を設けたことを特徴とする。
また本発明に係るカメラは、前記露光制御を行った場合、補助光が発光しないことを特徴とする。
本発明によれば、特に知識のない撮影者でも、フラッシュ光などの補助光を用いずに、室内や夕夜景においても雰囲気のある写真を撮影できるカメラを提供することができる。
以下、添付図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、本発明はこの実施形態に限定されるものではない。
(第一実施形態)
図1は本発明の第一実施形態に係るカメラの正面側の外観を示す斜視図であり、図2は実施形態に係るカメラの背面側の外観を示す斜視図である。
(第一実施形態)
図1は本発明の第一実施形態に係るカメラの正面側の外観を示す斜視図であり、図2は実施形態に係るカメラの背面側の外観を示す斜視図である。
図1に示すように、本実施形態に係るカメラは、135フィルムフォーマットのパトローネを装填するレンズシャッターカメラに適用したものである。このカメラは、カメラボディ10の上端にレリーズボタン11が設けられている。カメラボディ10の前面の中央部には、撮影レンズ12を組み込んだ鏡胴13が取り付けられている。この鏡胴13としては、例えば焦点距離24mm・開放絞りF2.0の単焦点レンズおよびシャッターからなるオートフォーカス動作が可能な撮影レンズ鏡胴が用いられる。カメラボディ10の上部には投光部14、ファインダ15、受光部16及びストロボ17が設けられている。投光部14及び受光部16は、例えば三角測量の原理に基づいて被写体までの距離を測定する測距部を構成している。
また、カメラボディ10には、測光部18が設けられている。測光部18は、撮影視野内の外光輝度を測定する測光手段として機能する。この測光部18は、例えば中央重点平均測光センサとして一つのSPDデバイス(赤外カットフィルタを光路上に内蔵したもの)を備えたものが用いられる。このSPDデバイスは近似的に撮影レンズ光学系の光軸上に向けられている。
カメラボディ10の内部の撮影レンズ12の光軸上には、シャッター19が組み込まれている。シャッター19は、フィルムに必要な露光量を与える絞りばね兼用セクターを備えて構成されている。このシャッター19としては、例えば、開放時F2.0のF値を有し、かつ、制御範囲Ev 2〜16[EV]の2枚羽根のレンズシャッターが用いられる。
図2に示すように、カメラボディ10の背面側の上部には、ファインダ接眼窓41及び警告発光部42が設けられている。警告発光部42は、例えば赤緑の2色式発光素子を有するものが用いられる。また、ファインダ接眼窓41及び警告発光部42の下方には、裏蓋43が設けられている。裏蓋43を開くことにより、カメラボディ10内にフィルムの装填が行われる。裏蓋43の側方には、電池蓋44が設けられている。電池蓋44を開くことにより、カメラボディ10内にバッテリの装填が行われる。
裏蓋43には、メインスイッチ45、モードスイッチ46、デートスイッチ47及び表示部50が設けられている。メインスイッチ45は、カメラ全体のオンオフを切り替えるスイッチである。モードスイッチ46は、カメラの撮影モードを切り替えるスイッチである。デートスイッチ47は、日付等の設定、修正などに用いられるスイッチである。表示部50は、カメラの撮影モード、日付、フィルム残りコマ数などを表示する表示手段である。この表示部50としては、例えばLCDが用いられる。
図3に表示部50の拡大図を示す。
図3に示すように、表示部50には、例えば、撮影モード表示部51、デート表示部52及び撮影枚数表示部53が設けられている。撮影モード表示部51は、撮影モードを表示するものであり、オート撮影マーク51a、ストロボ撮影マーク51b、ストロボ禁止マーク51c及びナチュラル撮影マーク51dが設定されている。デート表示部52は、日付などを表示するものである。撮影枚数表示部53は、フィルムの撮影残りコマ数を表するものである。
なお、図3は、表示部50におけるマーク等を全て表示状態とした場合を示したものである。カメラ使用時には、撮影モード、日付及びフィルム枚数などに応じた表示が行われる。
図4は、本実施形態に係るカメラの電気的構成の概略を示すブロック図である。
図4に示すように、本実施形態に係るカメラには、制御部20が設けられている。制御部20は、カメラ全体の制御を行うものであり、例えばCPU、ROM、RAM、入力信号回路、出力信号回路などを備えて構成されている。制御部20のROMには、制御処理及び演算処理のためのプログラムが記憶されている。また、制御部20のRAMには、制御処理及び演算処理の際に用いる各種データが記憶されている。
制御部20には、表示部50が接続されている。制御部20から出力される表示制御信号に従い、表示部50がカメラの撮影モード、日付、フィルム残りコマ数などを表示する。制御部20には、メインスイッチ45、モードスイッチ46及びデートスイッチ47が接続されている。制御部20は、メインスイッチ45の入力を受けてカメラの電源をオンオフさせる。制御部20は、モードスイッチ46の入力を受けて撮影モードを設定し又は変更する。また、制御部20は、デートスイッチ47の入力を受けて日付等の設定又は変更を行う。
制御部20には、投光部14及び受光部16が接続されている。制御部20は、投光部14に発光制御信号を出力して投光制御を行い、その投光された光の反射光を受光部16で受光させ、その受光信号に基づいて被写体までの距離を検出する。また、制御部20には、ストロボ17が接続されている。制御部20は、所定の条件下でストロボ17に発光制御信号を出力し、ストロボ発光させる。
制御部20には、測光部18が接続されている。制御部20は、測光部18の検出信号を入力し、外光輝度をAPEX(Additive System of Photographic Exposure)単位であるBV値に変換する。また、制御部20には、シャッター19が接続されている。制御部20は、レリーズボタン11が押された際に、露光制御に応じてシャッター19を開口動作させる。
制御部20には、バッテリ61が接続されている。バッテリ61は、カメラ各部に電力供給を行う電源である。制御部20は、バッテリ61が撮影動作などに必要な蓄電量を有しているか否かを判断する。制御部20には、外部メモリ62が接続されている。外部メモリ62は、各種の制御パラメータ等を記憶している。この外部メモリ62としては、例えばEEPROMが用いられる。
制御部20には、レリーズスイッチ63が接続されている。レリーズスイッチ63は、レリーズボタン11が押されることにより、切り替えられるスイッチである。レリーズスイッチ63の入力を受けて制御部20はレリーズボタン11が押されたと判断する。また、制御部20には、デート写し込み部64が接続されている。デート写し込み部64は、フィルムに日付等を写し込むための写し込み機構である。
さらに、制御部20には、フィルム感度検知部65が接続されている。フィルム感度検知部65は、カメラボディ10に装填されたフィルムのフィルム感度を検知するフィルム感度検出手段である。例えば、フィルム感度検知部65は、フィルムを収容するパトローネなどに表示されるCASコードを読み取ることにより、フィルム感度を検知する。すなわち、フィルム感度検知部65は、フィルムパトローネ側面に市松模様に印刷されたCASコードのうち1ステップ単位の感度値を表す上位3ビットを読み取る4本の導通端子(内1本はコモン端子)をフィルムパトローネ装填室内に有し、該端子からの導通信号により、カメラに内蔵されるCPUによってフィルム感度を認識・設定するフィルム感度設定機構を有する。CASコードが存在しないもしくは読み取りエラーの場合には、感度100として感度設定される。そして、フィルム感度は、ISO(International Organization for Standardization)感度として検知される。
次に、カメラのシステム感度について説明する。
本発明において、シーンの明るさを、APEX方式に準拠してL値にて表す。これは、ISO感度100の撮影用感光材料を用いたときに適正露光を与える開口時間値Tvとレンズの開口値Avを用いて下記のように定義される。
L=Tv+Av
ここで、開口時間値Tvは、Tv=−log2(シャッター開口時間[s])にて、開口値Avはレンズの絞りのFナンバーを用いてAv=2log2(Fナンバー)にてそれぞれ定義される。
ここで、開口時間値Tvは、Tv=−log2(シャッター開口時間[s])にて、開口値Avはレンズの絞りのFナンバーを用いてAv=2log2(Fナンバー)にてそれぞれ定義される。
また、システム感度Lsとは、手ぶれを発生させずに撮影可能な明るさの下限L値として定義しており、該カメラの上限シャッター開口時間値T0およびレンズの開放絞りのF値F0、装填された感光材料のISO感度(算数表現)Sを用いて、
Ls=5−log2(S/3.125)−log2T0+2・log2F0
で表される。
Ls=5−log2(S/3.125)−log2T0+2・log2F0
で表される。
ここで、F0はカメラレンズの開放絞りのFナンバーである。上限シャッター開口時間値T0はシャッターの開口時間がある値以上とならないような上限値が設けられている場合はその値(この時間を手ぶれ規制シャッター速度とも呼ぶ)を用い、手ぶれ規制シャッター速度が設けられていない場合には、この時間を1/30[s]とみなして計算するものとする。なお、上の式中の定数5は、ISO感度100値の感光材料に対応するSv値(APEX法による感度表現)である。
本実施形態に係るカメラにおいて、手ぶれ規制シャッター速度を設けることが好ましい。一般的には135フォーマット換算の(1/焦点距離[mm])[s]よりも短時間であれば手ぶれはほとんど発生しない、と言われており、それに準じるのも一つの方法である。シャッター開口時間は、短時間であるほど手ぶれ発生確率は下げられるので、必要なシステム感度を勘案してなるべく短時間なシャッター開口時間に設定することが好ましい。
この定義によれば、シーンの明るさがシステム感度以上であれば適正露光を行うことが可能であり、システム感度以下であれば適正露光を行うことはできず、露出アンダーとなってしまう。
フィルムの感度は、フィルムのパトローネに記載されている感度情報をカメラが読み取ることにより取得することができる。135フィルムフォーマットではCASコードと呼ばれるフィルム感度コードが、パトローネの電気接点の導通可否の5ビットで表示されており、カメラ側でその情報を読み取ることができる。
「特定のシステム感度が実現できる」とは、カメラで制御可能な開放絞り値、手ぶれ規制シャッター速度、装填されたフィルムの感度により計算されるシステム感度がある値以下であることを意味する。すなわち、カメラ側で閾値が用意されており、その値以下のシステム感度となった場合に、「特定のシステム感度が実現できる」ことになる。
本発明の露光制御を行うシステム感度Lsはいかなる値でも良いが、Ls≦4が好ましく、さらに好ましくはLs≦3であることである。
次に、カメラの露出補正について説明する。
本発明の目的の一つである室内の撮影においては、80%以上の場合、主要被写体は室内照明により照らされた人物である。このような環境において、カメラの測光、特にコンパクトカメラに多用されている中央重点平均測光の測光値により適正露光を行うと主要被写体がアンダーとなり、暗く沈んだ写真となってしまう。
ここで、測光値とは、シーンの明るさをカメラの測光手段によって測光したものであり、APEX法に従い輝度値Bvとして表す(L値はBv+5となる)。すなわち、「測光値により適正露光」とは、測光値をBv、フィルムの感度値をSvとしたときに、Ev(=Tv+Av)=Bv+Svを満たす条件で露光することを言う。
上述した問題が生ずる原因は、下記の要因によることを見出した。
1)カメラの測光値に対して、主要被写体の明るさは、1〜3EV程度暗い。
2)カメラで測光に用いた分光感度に対して、青色成分が1〜2EV程度少ない光源が存在する。
この1)については、室内照明は天井からの照明が中心であり、水平面照度および、壁際の照度を基準に設計されており、部屋の中心付近における鉛直面の照度はあまり考慮されていない。発明者らの調査によると、壁際の照度に対して、中心付近の鉛直面の照度は、1〜3EV程度暗くなっている。カメラの測光値、特に中央重点平均測光による測光値は、壁面の照度による影響が大きく、カメラの測光値のまま露光制御を行うと、主要被写体は1〜3EV程度アンダー(露出不足)となる。
また、2)については、タングステンや電球色の蛍光灯など、色温度の低い照明下で発生する。カメラの測光は、図5に示すように500〜600nm付近の分光感度を有する測光センサ(CdSまたは赤外カットフィルタ付きのシリコンフォトダイオード(SPD)等が広く用いられる)により行われるが、代表的なタングステン光であるCIE 標準光源A(相関色温度 約2850K)のエネルギー分布は図6の実線に示すように、波長に対して傾きを持っており、500〜600nmの領域に対して、400〜500nmの領域のエネルギーは少ない。カラーネガフィルムの代表的分光感度は図7の通りである。
∫Si(λ)R(λ)E(λ)dλ
ここで、λは波長[nm]、Si(λ)は波長λにおけるネガフィルムの分光感度(赤感層、緑感層、青感層それぞれをi=0、1、2とする)、R(λ)は波長λにおける物体の反射率、E(λ)は波長λの光源の分光エネルギーである。
ここで、λは波長[nm]、Si(λ)は波長λにおけるネガフィルムの分光感度(赤感層、緑感層、青感層それぞれをi=0、1、2とする)、R(λ)は波長λにおける物体の反射率、E(λ)は波長λの光源の分光エネルギーである。
この式で計算される積分値がカラーネガフィルムへの露光量となるが、一般的なデーライト(相関色温度 約5000K)においては測光センサの分光感度に近い緑感層と、青感層の露光量は同程度であるが、タングステン光の場合は、緑感層に対して青感層が1〜2EV少ない露光量になってしまう(一般的な測光センサは人間の目の分光感度、すなわち標準比視感度に準じた分光感度で設計されるが、このスペクトルは、実質的に緑光域であるため、このような現象が起こる)。
例えば、図6に示した2種の光源(CIE標準光源A及び標準光源C)を、図5に示した分光感度の測光センサで測光値が同じになるよう光源の強度(照度)を調整して図7に示した分光感度を有するデーライト用カラーネガフィルムに感光させたと仮定すると、理論上、デーライトバランスに近い分光分布を有するC光源に感光させた場合と比べ、色温度の低いA光源の場合は、緑感層はほとんど露光量が変わらない(△0.02EV減少)ものの、青感層の露光量は1.56EVも小さくなる(一方、赤感層は0.88EV露光量が大きくなる)。
以上のように、カメラの測光値に対して、主要被写体は暗い場合が多く、本発明では、測光値に対して+1.5EV以上の露出補正を行うことによりこの問題を解決している。ここで、「+ΔEv[EV]の露出補正」とは、Ev =Bv+Sv−ΔEvとなるような補正である。露出補正幅は、+1.5EVは必要な最低限の補正量であり、好ましくは+2EV以上、さらに好ましくは+3EV以上の露出補正が好ましい。
露出補正の大きさは、測光値以外の情報を用いてさらに補正を加えても良い。例えば、色温度を検知するセンサを使用できる場合は、測定された色温度により、露出補正幅に修正を行うことができる。例えば、3000Kであれば+3EV、5000Kであれば+2EV、とすることも好ましい方法の一つである。
露出補正の方法は、結果として露光量が増えるのであればいかなる方法でも良い。測光値に対して露出補正値を加えて、露光制御の演算回路に渡す方法でも良いし、予め、本露光制御用のプログラムを測光値に対するテーブルとして定義しておいても良い。また、所望の露出補正幅分、フィルム感度を減じたものを用いて計算する方法でも良い。
本発明の露出補正において、被写体の明るさにより、露出補正の有無、露出補正の程度を変更することが好ましい。露出補正の目的は、屋内などにおいて人工照明による影響を補正することであり、明らかに人工照明ではない環境下では露出補正は必要ない。明らかに日中屋外と判定される明るさでは露出補正を行わず、夜間または室内の可能性が高い明るさでは露出補正を行う、という方法は、好ましい露光制御法の一つである。例えばこの基準とする明るさをL値で10と置くことができる(この明るさは測光値ではBv=5に相当)。
また、露出制御をL値10で急激に切り替えるのでなく、明るさに対して露出補正量に傾斜を持たせる切り替え方でも良い。
ただし、日中屋外においても、シーンによっては逆光となり、主要被写体が相対的に暗くなる場合がある。日中屋外では、フラッシュ発光による雰囲気感の喪失の程度は少ないので、フラッシュを発光させて主要被写体を描写することが好ましい。
夜間または室内において、本発明の露出補正を行う領域では、フラッシュ光は自動では発光しないことが好ましい。フラッシュ光を発光させないことにより、その場の光源の雰囲気をそのまま記録することができ、より雰囲気が感じられる写真になるとともに、撮影者、被写体ともに、カメラを過度に意識することなく、自然な写真撮影が可能になる。
ただし、システム感度以下の領域においては、撮影者に露出不足の警告信号を発し、補助光の使用を促す、という機能の搭載が好ましい。
次に、本実施形態に係るカメラの動作について説明する。
図8は本実施形態に係るカメラの自動撮影モードにおける制御処理を示すフローチャートである。
本実施形態に係るカメラは、露出設定およびフラッシュの発光に関して以下に記すような特徴的な動作をおこなうものである。
使用者がフィルムを装填し、電源を投入すると、自動モードでの撮影を行うことができる。
自動モードは電源投入時の初期動作モードであり、表示部50には、「AUTO」のモード表示が行われる。この自動撮影モードの待機状態において、撮影者によってレリーズボタンが押下されると、装填されたフィルムの感度によって、図8に示す制御処理が行われる。
まず、S10にてバッテリ61の蓄電残量が所定値以上であるか否かが判断される。バッテリ61の蓄電残量が所定値以上でないときには、電池無し表示などが行われ(S12)、制御処理を終了する。一方、バッテリ61の蓄電残量が所定値以上であるときには、Bv値の演算が行われる(S14)。Bv値の演算処理は、測光部18の検出信号をBv値に変換することにより行われる。
そして、S16に移行し、システム感度Lsが3以下であるか否かが判断される。すなわち、フィルムの感度値Svが9以下であるか否かが判断される。例えば、装填されたフィルムのISO感度が1600(Sv9)であるとき、このカメラはシステム感度Lsが3を満たす。従って、ISO感度が1600以上のフィルムが装填されたときには、システム感度Lsが3以下であると判断される。ISO感度が1600未満のフィルムが装填されたときには、システム感度Lsが3以下でないと判断される。
S16にてシステム感度Lsが3以下でないと判断されたときには、測距演算が行われる(S20)。測距演算処理は、受光部16の出力信号に基づいて被写体までの距離を算出する処理である。そして、S22に移行し、露出演算が行われる。露出演算処理は、EV値を算出する処理であり、Ev=Bv+Svの演算式の実行により行われる。
そして、S24に移行し、Ev値が16以上であるか否かが判断される。Ev値が16以上であると判断されたときには、Ev値として16が設定され(S26)、S28に移行する。一方、S24にてEv値が16以上でないと判断されたときには、そのままS28に移行する。
S28では、Ev値に基づいてF値及びシャッタ開口時間が演算される。この演算処理は、例えば、制御部20又は外部メモリ62に記憶される露出プログラム線図に基づいて行われる。そして、S30に移行し、シャッタ開口時間が1/30[s]より長い時間であるか否かが判断される。シャッタ開口時間が1/30[s]より長い時間でない判断されたときには、S34に移行する。一方、シャッタ開口時間が1/30[s]より長い時間である判断されたときには、シャッタ開口時間が1/30[s]に設定され(S32)、S34に移行する。
S34では、AF駆動処理が行われる。AF駆動処理は、被写体までの距離に応じてフォーカスレンズを移動させる処理である。例えば、制御部20からフォーカス駆動部(図示なし)に駆動制御信号が出力され、被写体までの距離にピントが合うようにフォーカスレンズが移動され、焦点調整が行われる。
そして、S36に移行し、シャッター開口動作が行われ、所定条件下でストロボ発光(フラッシュ発光)が行われる。そして、S58に移行する。
このように、所定のシステム感度を満たさないフィルムが装填されているときには、シャッターの制御範囲においてはシャッター開口時間が手ぶれ規制シャッター速度である1/30[s]以下となる条件で露出が適正となるような露光制御が行われる。すなわちEv(=Av+Tv)=Bv+Svである。フラッシュ(ストロボ)は、測光輝度値がBv 5 (=L値10)以上かつ測距の結果が10m以遠である場合を除き、フラッシュによる露光量が適正となる条件で発光する。このときの動作は公知のモードであり、例えば、富士写真光機株式会社製コンパクトカメラ「フジフイルム シルヴィF2.8」の「AUTO」モードに相当する。ISO800のフィルムが装填されたときの露出制御の例を図9のΔEv-Bv図において破線にて例示する。
ところで、S16にてシステム感度Lsが3以下であると判断されたときには、Bv値が5未満であるか否かが判断される(S18)。Bv値が5未満でないと判断されたときには、撮影環境が日中屋外であると認識され、S20に移行する。一方、S18にてBv値が5未満であると判断されたときには、撮影環境が室内又は夕夜の屋外であると認識され、S40に移行する。
S40では、測距演算が行われる。測距演算処理は、受光部16の出力信号に基づいて被写体までの距離を算出する処理である。そして、S42に移行し、露出演算が行われる。露出演算処理は、Ev値を算出する処理であり、Ev=Bv+Sv−ΔEvの演算式の実行により行われる。ΔEvは、露出補正量であり、Bv値に基づいて設定される。例えば、図9の実線に示すように、Bv値とΔEvを対応付けた露出制御テーブルが予め設定され、この露出制御テーブルに基づいてΔEvが設定される。具体的には、Bv値が1〜5の場合、ΔEvは+3に設定される。そして、設定されたΔEvを用いてEv値が演算される。
そして、図8のS44に移行し、Ev値に基づいてF値及びシャッタ開口時間が演算される。この演算処理は、例えば、図10に示すような露出プログラム線図が制御部20又は外部メモリ62に予め記憶され、その露出プログラム線図に基づいて行われる。
そして、S46に移行し、Bv値がシステム感度より小さいか否かが判断される。Bv値がシステム感度より小さくないと判断されたときには、S50に移行する。一方、Bv値がシステム感度より小さいと判断されたときには、警告処理が行われる。警告処理は、露出アンダーを警告する処理であり、例えば、警告発光部42を点滅させ、表示部50の所定のマークを点滅させることにより行われる。
そして、S50に移行し、シャッタ開口時間が1/30[s]より長い時間であるか否かが判断される。シャッタ開口時間が1/30[s]より長い時間でない判断されたときには、S54に移行する。一方、シャッタ開口時間が1/30[s]より長い時間である判断されたときには、シャッタ開口時間が1/30[s]に設定され(S52)、S54に移行する。
S54では、AF駆動処理が行われる。AF駆動処理は、被写体までの距離に応じてフォーカスレンズを移動させる処理である。例えば、制御部20からフォーカス駆動部(図示なし)に駆動制御信号が出力され、被写体までの距離にピントが合うようにフォーカスレンズが移動され、焦点調整が行われる。そして、S56に移行し、ストロボ発光することなく、シャッター開口動作が行われる。
このように、所定のシステム感度を満たすフィルムが装填されているときには、測光値がBv5(=L値10)未満の場合、フラッシュは発光せず、+3EVの露出補正、すなわちEv=Bv+Sv−3の条件でアベイラブル光利用の撮影が行われる。ただし、シャッター開口時間が、手ブレ規制シャッター速度である1/30[s]より遅くならない露出値に設定される。従って、例えばISO1600のフィルムが装填されている状態で、測光値がBv 1(=L値6)以下である場合には、絞りがF2.0、シャッター開口時間が1/30[s]に固定される。また、測光値がシステム感度であるL値3未満(Bv<−2)である場合には、警告発光部42の点滅および表示部50の所定のアイコンの点滅により、フラッシュ発光モードにする操作を撮影者に促す。なお、この撮影モードにある時には、表示部50では、ナチュラル撮影マーク51dが表示される。
一方、Bv値が5以上のときには、シャッターの制御限界まで測光値に対して適正となる露出制御、すなわちEv(=Av+Tv)=Bv+Svとなる露出制御が行われる。ただし、シャッターの制御限界であるEv値を超える(この実施例のカメラではEv>16)となる場合には該制御限界のEv値として制御する。(本実施例のカメラではEv=16)
そして、図8のS58に移行し、レンズ戻し動作が行われる。このレンズ戻し動作は、フォーカスレンズを所定の待機位置に戻す処理である。例えば、制御部20からフォーカス駆動部(図示なし)に駆動制御信号を出力することにより行われる。そして、フィルムコマ送りが行われ(S60)、スタンバイ状態とされる(S62)。
そして、図8のS58に移行し、レンズ戻し動作が行われる。このレンズ戻し動作は、フォーカスレンズを所定の待機位置に戻す処理である。例えば、制御部20からフォーカス駆動部(図示なし)に駆動制御信号を出力することにより行われる。そして、フィルムコマ送りが行われ(S60)、スタンバイ状態とされる(S62)。
以上のように、システム感度が特定値以下となる感度のフィルムがカメラに装填された場合に、ストロボ発光せず、測光値に対して+3Evの露出補正を行うことにより、被写体を自然な感じで撮影でき、雰囲気のある写真を自動的に撮影することができる。
例えば、室内での撮影では、ストロボ発光することなく撮影するため、被写体が人工的な印象とならない。また、電球照明により被写体が黄色っぽく撮影されることを防止できる。夜景などの撮影では、背景までフラッシュ光が届かず主要被写体に対して暗く沈んだ描写となってしまうことを防止できる。また、背景の輝度が高い場合に、人物がアンダーとなってしまうことを防止できる。
なお、この場合、露出補正量は、+1.5Ev以上の露出補正であれば、+3Ev以外の露出補正量であってもよい。
また、その他の撮影モードの場合について説明する。
本実施形態に係るカメラにおいて、フラッシュ強制発光モードの場合、上述した自動撮影モードと同一の露光プログラムであるが、測距情報に応じた露光量となるよう制御されてフラッシュが発光する。従って、例えばISO感度1600以上のフィルムが装填された場合、Bv 2 (=LV7)と測光されると、自動モードのときと同じく露出は露出補正量=+3EVの露光のままで、かつフラッシュはISO1600で適正となる強度での露光となる。
赤目防止モードの場合、露出およびフラッシュ光量は、フラッシュ強制発光モードのままで、フラッシュ発光時の赤目防止のために、シャッター開口以前に撮影時よりも弱い発光量で複数回プレ発光するモードである。
人物夜景フラッシュ撮影モードの場合、露出プログラムは、手ブレ規制を解除した以外は赤目防止モードと同じである。フラッシュ禁止モードの場合、自動モードに対し、いかなる時もフラッシュが発光しないように撮影が行われる。
(第二実施形態)
上述した第一実施形態に係るカメラに対し、次の点を変更してもよい。
(第二実施形態)
上述した第一実施形態に係るカメラに対し、次の点を変更してもよい。
前面に公知の色温度検出センサユニットを追加し、ISO感度1600以上の感度を有するフィルムが装填された時の自動モードの動作において、色温度が3800K以上のときには露出補正量を+2EV、3800K未満である場合は同補正量を+3EVに設定することを特徴とする。
この態様においては、第一実施形態と比較すると、色温度が3800K以上の場合にシャッター開口時間を速くすることが可能となり、手ブレや動体ブレの頻度がさらに減少する効果がある。
10…カメラボディ、11…レリーズボタン、13…鏡胴、14…投光部、16…受光部、17…ストロボ、18…測光部、19…シャッタ、20…制御部、65…フィルム感度検知部。
Claims (7)
- 露光条件を自動で設定する機能を有するフィルム装填式カメラにおいて、
下の式(1)でLsとして定義されるシステム感度が特定の値以下となる感度のフィルムが装填された場合のみ、測光値に対して+1.5EV以上の露出補正を行う露光制御機能を有すること、
を特徴とするカメラ。
式(1):Ls=5−log2(S/3.125)−log2T0+2・log2F0
この式(1)にて、Sは、装填されたフィルムのISO感度の算数表現、F0は、前記カメラの開放絞りのFナンバー、T0は、前記カメラのシャッター開口時間に上限値が設けられている場合にはその上限時間[s]、上限値が設けられていない場合には1/30[s]。 - 前記システム感度Lsが4以下となる感度のフィルムが装填された場合のみ、前記露出補正を行う露光制御機構を有すること、
を特徴とする請求項1に記載のカメラ。 - 前記露光制御においてシャッターの開口時間がある値以上とならないような上限値を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載のカメラ。
- 露光条件を自動で設定する機能を有するフィルム装填式カメラにおいて、
下の式(2)でLsとして定義されるシステム感度が特定の値以下となる感度のフィルムが装填され、かつ、測光値が特定の値以下である場合のみ、測光値に対して+1.5EV以上の露出補正を行う露光制御機能を有すること、
を特徴とするカメラ。
式(2):Ls=5−log2(S/3.125)−log2T0+2・log2F0
この式(2)にて、Sは、装填されたフィルムのISO感度の算数表現、F0は、前記カメラの開放絞りのFナンバー、T0は、前記カメラのシャッター開口時間に上限値が設けられている場合にはその上限時間[s]、上限値が設けられていない場合には1/30[s]。 - 前記システム感度Lsが4以下を実現できるフィルムが装填された場合のみ、前記露出補正を行う露光制御機構を有すること、
を特徴とする請求項4に記載のカメラ。 - 前記露光制御においてシャッターの開口時間がある値以上とならないような上限値を設けたことを特徴とする請求項4又は5に記載のカメラ。
- 前記露光制御を行った場合、補助光が発光しないことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のカメラ。
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