JP2722141B2 - 自動伴奏装置 - Google Patents

自動伴奏装置

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JP2722141B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子楽器等における自動
伴奏装置に関する。
【0002】
【従来の技術】公知の電子楽器における自動伴奏装置で
は、押鍵操作の情報から和音の種類(Chord ty
pe)及び根音名(Chord root)を検出し、
これらのデータと予め記憶されている伴奏パターンのデ
ータ(例えば、Cメジャーを基準にして作成されてい
る)とから、伴奏に必要なコードデータ(和音発音デー
タ)を発生させている。
【0003】伴奏パターンのデータは、和音を構成する
各音符の音程(キーナンバ)、発音タイミング、発音持
続時間、音量等を示す数バイトのノートデータの配列で
ある。この伴奏パターンデータは、リズム種類ごとに用
意され、選択したリズムに対応して指定したテンポでR
OMから繰り返し読出される。
【0004】一方、ROM内には、基準の和音(例えば
Cメジャー)に対する各和音種類(メジャー、マイナ
ー、セブンス)ごとの音程差分値(オフセット値)が記
憶されている。
【0005】演奏者の鍵操作情報からは和音の種類及び
根音名が検出される。上記ROMからは和音の種類に対
応した音程差分値が読出される。ROMから読出された
伴奏パターンの各音符を示すキーナンバに、上記差分値
及び根音値が加算され、発音すべき和音キーナンバデー
タが得られる。音源部は、この修正されたキーナンバ及
びROMから読出された対応和音発音持続時間及び音量
のデータに基いて伴奏音の発音を行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来の自動伴奏
装置では、基準和音から各コードタイプの構成音への展
開方法が予め記憶された参照テーブルに基く1種類のみ
であった。このためコード変化時に伴奏音の音程が急に
跳躍してしまい、不自然な演奏が行われることがあっ
た。
【0007】例えば、C7からG7へのコード変更の際
には、(C、E、G、B♭)が(G、B、D、F)とい
きなり全ての音が完全5度高くなってしまう。本発明は
この問題にかんがみ、自然な和音展開の自動伴奏が得ら
れるようにするとを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の自動伴奏装置
は、自動コード伴奏を行うためのノートデータ列を基準
コードをベースに記憶した演奏パターン記憶手段と、上
記ノートデータについての上記基準コードに対する音程
オフセット値を、コードタイプ情報と根音(コードルー
ト)情報を含むコード名の構成音ごとに複数のコード転
回形に対応して記憶したオフセット記憶手段と、コード
進行情報を記憶したコード進行記憶手段と、上記コード
進行記憶手段から順次読出されるコード名情報に基い
て、コード転回形に対応した複数の上記オフセット値を
上記オフセット記憶手段から読出し、そのうちの現在発
音中のコードに近いオフセット値を選択する選択手段
と、選択したオフセット値でもって上記演奏パターン記
憶手段からのノートデータを修正し、演奏情報として音
源手段に導出する修正手段とを備え、上記オフセット記
憶手段は、異なるコードタイプごとに複数のコード転回
形に対応して音程オフセット値を記憶したコードタイプ
・オフセット記憶手段と、異なる根音ごとに基準コード
の根音に対する高音側及び低音側の音程オフセット値を
記憶したコードルート・オフセット記憶手段とを含み、
上記選択手段は、上記コードタイプによる各転回形のオ
フセット値と上記コードルートによる高音側及び低音側
のオフセット値に基づいて、現在発音中のコードに近い
オフセット値を選択することを特徴とする。
【0009】また本発明の別の特徴による自動伴奏装置
は、自動コード伴奏を行うためのノートデータ列を基準
コードをベースに記憶した演奏パターン記憶手段と、上
記ノートデータについての上記基準コードに対応する音
程オフセット値を、コードタイプ情報と根音(コードル
ート)情報を含むコード名の構成音ごとに複数のコード
転回形に対応して記憶したオフセット記憶手段と、演奏
時のコード名を鍵操作情報から検出するコード名検出手
段と、上記コード名検出手段から順次検出されるコード
名情報に基いて、コード転回形に対応した複数の上記オ
フセット値を上記オフセット記憶手段から読出し、その
うちの現在発音中のコードに近いオフセット値を選択す
る選択手段と、選択したオフセット値でもって上記演奏
パターン記憶手段からのノートデータを修正し、演奏情
報として音源手段に導出する修正手段とを備え、上記オ
フセット記憶手段は、異なるコードタイプごとに複数の
コード転回形に対応して音程オフセット値を記憶したコ
ードタイプ・オフセット記憶手段と、異なる根音ごとに
基準コードの根音に対する高音側及び低音側の音程オフ
セット値を記憶したコードルート・オフセット記憶手段
とを含み、上記選択手段は、上記コードタイプによる各
転回形のオフセット値と上記コードルートによる高音側
及び低音側のオフセット値に基づいて、現在発音中のコ
ードに近いオフセット値を選択することを特徴とする。
【0010】
【作用】基準のコードをベースとして予めプログラムさ
れた自動伴奏のノートデータが、演奏によるコード情報
又は予めプログラムされたコード進行パターンにより自
動展開され、伴奏発音が行われる。コード展開法は予め
プログラムされた固定の1種でなく、高音側及び低音側
の2系統の複数のコード転回形の中から、現在発音中の
コードに対して自然なつながりが得られる転回形が自動
選択される。従ってコード進行に伴うコード変化の前後
で音程が跳躍することがなく、自然な自動伴奏が行われ
る。
【0011】
【実施例】図1に本発明の一実施例自動伴奏装置の基本
構成を示し、図2に実施例の自動伴奏装置が組込まれる
電子楽器の全体構成を示す。
【0012】この実施例の電子楽器では、旋律、和音、
リズム等の伴奏音発生がマイクロコンピュータによって
なされる。
【0013】バス10には、鍵盤スイッチ12、パネル
スイッチ14、楽音発生回路16、CPU18、プログ
ラム及びデータ用のROM20、RAM22が接続され
ている。演奏者が鍵盤スイッチ12を操作すると、RO
M20に書かれたキースキャンプログラムに基づいてC
PU18がキーナンバ、押鍵タイミング、押鍵速度等を
検出し、対応の楽音制御データを楽音発生回路16に導
出する。楽音発生回路16は、鍵盤スイッチで指定した
キーナンバ及びパネルスイッチ14で設定した楽器種
類、リズム種類等に基づいて、音源データを波形ROM
(図示せず)から読み出し、上記楽音制御データによ
り、波形のエンベロープ、接続時間等の加工を行ってか
らアナログ信号に変換し、アンプ24に出力する。アン
プ24の出力の音声信号はスピーカ26に与えられ、旋
律用の演奏音が形成される。
【0014】CPU18は、ROM20に書込まれてい
る自動伴奏パターンのデータ(例えばCメジャー・セブ
ンスで書かれている)を与えられたテンポ速度で読出し
ながら、ROMに書込まれているリズムごとのコード進
行パターンデータに基いて伴奏パターンのコード展開を
行う。展開されたコード情報は楽音発生回路16に供給
され、ここで対応の伴奏音信号が波形ROM内の音源デ
ータに基いて形成され、アンプ24からスピーカ26に
与えられる。
【0015】なお、ROM20内のコード進行パターン
データを使用する代りに、鍵盤スイッチ12から得られ
る演奏情報に基いてコード展開に必要なコードタイプ
(メジャー、マイナー、セブンス等)及び根音名(C、
D、E・・・等)を検出し、自動伴奏パターンデータの
修飾を行ってもよい。
【0016】鍵の演奏情報から伴奏用のコードタイプ名
及び根音名の検出を行う技術は、例えば特公平1─37
758号公報、特開昭63─80299号公報等に示さ
れている。ROM20には、コードタイプ及び根音名を
検出するプログラム、伴奏パターンデータをコードタイ
プ及び根音名で修飾して伴奏用和音データを生成するプ
ログラム及びその修飾用データとが書き込まれている。
【0017】第1図の基本構成において、基本演奏パタ
ーン記憶部1はドラム音、ベース音、コード音の3つの
パートから構成されている2小節の演奏情報(各音の音
程・音量・音長・発音タイミングからなるノートデー
タ)を記憶しており、コード音はCmaj7(Cメジャ
ー・セブンス)の構成音(C・E・G・B)のみによっ
てプログラムされている。なお、これらの演奏情報はリ
ズム種類ごとに記憶されている。
【0018】コード進行記憶部2は、単純な基本演奏パ
ターンの繰り返しを曲として確立する為のコード進行情
報(C→Am→F→G7 →Cのような一連のコード名の
配列及びそのコード・チェンジのタイミング)および演
奏の制御情報(演奏のストップ、繰り返し及びそのタイ
ミング)を記録している部分である。なお、コード進行
情報記憶部2は、鍵盤スイッチ12に結合されたコード
検出手段6へ置き換えることも可能である。コードタイ
プ・オフセット記憶部3は、各コードタイプごとにメジ
ャー・セブンス・コードの構成音、メジャー・セブンス
・コードにて使用可能な音階スケールの構成音に対する
オフセット値を記憶している部分であり、1つのコード
・タイプに対して、コード・パートについての4種の転
回形のオフセット値およびベース・パートについてのオ
フセット値を記憶している。例としてコード・パートに
おけるセブンス・コードについてのオフセット値を表1
に示す。
【0019】 〔表1〕セブンス・コードのオフセット値(かっこ内はルートがCの場合) Maj7 (1) (2) (2) (3) (C) 0(C) +7(G) −2(B♭) +4(E) (E) 0(E) +6(B♭) −4(C) +3(G) (G) 0(G) +5(C) −3(E) +3(B♭) (B) −1(B♭) +5(E) −4(G) +1(C)
【0020】制御装置4はタイミングを管理し、コード
進行記憶部2のコード・チェンジのタイミングおよび基
本演奏パターン記憶部1の発音タイミングをチェックす
る。
【0021】コードルート・オフセット記憶部5は、コ
ードルート(根音)ごとに基準コードの根音に対する音
程差をオフセット値として記憶している。
【0022】図3、4、5は、図2の制御装置4におけ
る処理データの流れを示すフロー図である。なお図3、
4、5において2重線のブロックはCPU18における
演算処理やROM20及びRAM22の書込みまたは読
み出しの処理を示し、単線のブロックは処理されるデー
タ内容を示す。
【0023】図3において、一連のコード名データが選
択したリズムに合ったテンポ速度でROM20内のコー
ド進行記憶部2からコードチェンジのタイミングごとに
順次読出される。コード名データは、コードタイプ(メ
ジャー、マイナー、セブンス等)及びコードルート(根
音)の情報から成る。
【0024】コードタイプは、ROM20のコードタイ
プオフセット記憶部3にアドレス情報として与えられ、
表1に示したような4種の転回形のボトム音(最低音)
のオフセット値がコードタイプに対応して全て読み出さ
れる。
【0025】一方、コードルートはROM20内のコー
ドルート・オフセット記憶部5にアドレス情報として与
えられ、コードの根音に対応したオフセット値が読出さ
れる。なお、基本演奏パターンがCmaj7にて作られ
ている場合には、ルートに対応したオフセット値は表2
のようになる。
【0026】
【0027】表2に示すように、ルートオフセット値と
して加算値及び減算値の2系統が用意される。加算値は
高音側オフセットで減算値は低音側オフセットを示し、
両者の差は1オクターブである。
【0028】コードタイプ及びコードルートに対応して
読出された転回形(1)〜(4)のボトム音のオフセッ
ト値及びルートオフセット値(加算値及び減算値)は、
加算処理のステップ30で互いに加算され、加算系の4
種のオフセット値〔ボトム音(1)〜(4)〕+〔ルー
トオフセット加算値〕及び減算系の4種のオフセット値
〔ボトム音(1)〜(4)〕+〔ルートオフセット減算
値〕が夫々生成される。
【0029】次にステップ31にて、加算系及び減算系
のオフセット値から現在発音中のコードのオフセット値
に最も近い(最も差が少ない)オフセット値が選択され
る。選択結果として4種の転回形の1つを指定する情報
i及び加算/減算の一方を指定する情報+/−が夫々得
られる。なお、計算したオフセット値のうち、ボトム音
として取り得る範囲の最低音より低いもの、最高音より
高いものは、選択対象から除外される。
【0030】図4は、ステップ31における選択アルゴ
リズムの詳細を示すフロー図であって、まずステップ4
0で、現在のオフセット値に対する加算系及び減算系の
8つのオフセット値の差が計算される。次にステップ4
1の判定で、差が最も小さいオフセット値が1つであっ
た場合には、そのオフセット値に対応する転回形及び加
減算の情報i、+/−を次のコード展開のために出力す
る。
【0031】またステップ41で差が最も小さいオフセ
ット値が2つあった場合には、ステップ42、43で何
れか一方を選択する。即ち、現在発音中のコードのオフ
セット値に対し、高音側で最も近いオフセット値と、低
音側で最も近いオフセット値とが同じ音程差を有してい
る場合が生じる。この場合には、現在のオフセット値が
0より大きいとき、ステップ42で低音側の最も近いオ
フセット値を選択し、現在のオフセット値が0以下のと
き、ステップ43で高音側の最も近いオフセット値を選
択する。これらの選択結果により、転回形及び加減算の
情報i、+/−を得る。
【0032】図5は、コード展開の手順を示す。図3の
ステップ31において選択されたオフセット値に対応す
る転回形の情報i及びコード進行記憶部2から読出され
た次のコードタイプ情報は、コードタイプオフセット記
憶部3に再びアドレス情報として与えられ、ベース音及
びコード音についてのオフセット値が夫々読出される。
【0033】一方、コード進行記憶部2から読出された
コードルートの情報及びステップ31の選択で得られた
加減算の情報+/−はルート・オフセット記憶部5にア
ドレス情報として与えられ、コードルートに対応した加
算オフセット値又は減算オフセット値の一方が読み出さ
れる。
【0034】コードタイプオフセット記憶部3及びコー
ドルートオフセット変換テーブル5から夫々読出された
各オフセット値は、加算のステップ50、51で加算さ
れ、次の伴奏発音のためのベース音オフセット値及びコ
ード音のオフセット記憶値として夫々ステップ52、5
3でレジスタに記憶される。
【0035】一方、図1の制御装置4は、基本演奏パタ
ーン記憶部1の発音ノートデータを監視し、発音タイミ
ングが来るごとに伴奏発音の各ノートデータを導出す
る。このノートデータがドラム音であった場合には、そ
のノートデータ中の音程値をそのまま楽音発生回路16
に発音パラメータとして書込む。
【0036】また読出されたノートデータがベース音又
はコード音であった場合には、レジスタに記憶されてい
る各音のオフセット値をノートデータの音程値(キーコ
ード)に加算して(ステップ54、55)、展開された
コードの音程値として楽音発生回路16に発音パラメー
タとして書込む。
【0037】なお基本演奏パターン記憶部1から読出さ
れた各ノートデータの音色、音量、音長の値はそのまま
発音パラメータとして楽音発生回路16に書込まれる。
楽音発生回路16は、セットされた発音パラメータに基
いて波形ROMからPCM波形データを読出し、音量、
音長等の加工を行ってから発音のための楽音信号を出力
する。
【0038】以上説明したように、コード進行の情報に
よりコード間のつながりを意識した形でのより自然なコ
ード・チェンジが自動的に行われる。通常の音楽演奏で
は、演奏の音程が跳躍して進行することは音楽的に好ま
しいものではなく、演奏のつながりの面で異和感を感じ
させてしまう。そのため、一般的に演奏者は、音程の動
きの小さい転回形を用いて変化がなめらかなるコード進
行をより自然に作り出すものである。上記オフセットの
取捨選択はこの一般的な演奏者の考えかたを、自動演奏
装置に応用し制御装置4のプログラミングにてシミュレ
ーションしたものである。
【0039】例えば、従来ではC7からG7へのコード
チェンジの際には、(C、E、G、B♭)が(G、B、
D、F)といきなり全ての音が完全5度高くなってしま
っていたが、上述のコード自動展開によると、(C、
E、G、B♭)から(B、D、F、G)と音程差の小さ
いコードチェンジが実現される。
【0040】なお、ROMにプログラムされた自動演奏
曲については、自動的に転回形を選択することなく、転
回形を指定できるようにすることで、2つのコード間の
つながりのみを考えるだけでなく、全体を通したさらに
自然なコード進行を作りだすことができる。また、逆に
わざと演奏者の音程を跳躍させ、コード・チェンジをき
わだたせることも可能となる。この場合には、最も近い
オフセット値の選択を行うステップ31において、所望
の音程差以上のオフセット値を選択するように構成す
る。
【0041】
【発明の効果】本発明によると、基準のコードをベース
として予めプログラムされた自動伴奏のノートデータ
が、演奏によるコード名又は予めプログラムされたコー
ド進行パターンにより展開される際に、高音側及び低音
側の2系統の複数の転回形のコードの中から、現在発音
中のコードに対して自然なつながりが得られるコードが
選択して生成される。従って、現在発音中のコードに対
して、次に発音されるコードが高音側又は低音側で滑ら
かにつながるため、コード進行に伴うコード変化の前後
で音程が不自然に跳躍することがなく、自然な自動伴奏
音が得られる。また、現在発音中のコードに対して自然
なつながりが得られるコードを選択する際に、現在発音
中のコードに対し、高音側で最も近いコードと、低音側
で最も近いコードとが存在する場合でも、現在発音中の
コードに対して最適なコードを選択することができるた
め、より自然な自動伴奏音を確実に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の自動伴奏装置の要素的特徴を示す要部
ブロック図である。
【図2】図1の自動伴奏装置が組込まれる電子楽器の全
体構成を示すブロック図である。
【図3】コード展開のデータ処理手順を示すフロー図で
ある。
【図4】コード展開のデータ処理手順を示すフロー図で
ある。
【図5】コード展開のデータ処理手順を示すフロー図で
ある。
【符号の説明】
1 基本演奏パターン記憶部 2 コード進行記憶部 3 コードタイプ・オフセット記憶部 4 制御装置 5 コードルート・オフセット記憶部 6 コード検出手段 12 鍵盤スイッチ 14 パネルスイッチ 16 楽音発生回路 18 CPU 20 ROM 22 RAM 24 アンプ 26 スピーカ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動コード伴奏を行うためのノートデー
    タ列を基準コードをベースに記憶した演奏パターン記憶
    手段と、 上記ノートデータについての上記基準コードに対する音
    程オフセット値を、コードタイプ情報と根音(コードル
    ート)情報を含むコード名の構成音ごとに複数のコード
    転回形に対応して記憶したオフセット記憶手段と、 コード進行情報を記憶したコード進行記憶手段と、 上記コード進行記憶手段から順次読出されるコード名情
    報に基いて、コード転回形に対応した複数の上記オフセ
    ット値を上記オフセット記憶手段から読出し、そのうち
    の現在発音中のコードに近いオフセット値を選択する選
    択手段と、 選択したオフセット値でもって上記演奏パターン記憶手
    段からのノートデータを修正し、演奏情報として音源手
    段に導出する修正手段とを備え、 上記オフセット記憶手段は、異なるコードタイプごとに
    複数のコード転回形に対応して音程オフセット値を記憶
    したコードタイプ・オフセット記憶手段と、異なる根音
    ごとに基準コードの根音に対する高音側及び低音側の音
    程オフセット値を記憶したコードルート・オフセット記
    憶手段とを含み、 上記選択手段は、上記コードタイプによる各転回形のオ
    フセット値と上記コードルートによる高音側及び低音側
    のオフセット値に基づいて、現在発音中のコードに近い
    オフセット値を選択することを特徴とする 自動伴奏装
    置。
  2. 【請求項2】 自動コード伴奏を行うためのノートデー
    タ列を基準コードをベースに記憶した演奏パターン記憶
    手段と、 上記ノートデータについての上記基準コードに対応する
    音程オフセット値を、コードタイプ情報と根音(コード
    ルート)情報を含むコード名の構成音ごとに複数のコー
    ド転回形に対応して記憶したオフセット記憶手段と、 演奏時のコード名を鍵操作情報から検出するコード名検
    出手段と、 上記コード名検出手段から順次検出されるコード名情報
    に基いて、コード転回形に対応した複数の上記オフセッ
    ト値を上記オフセット記憶手段から読出し、そのうちの
    現在発音中のコードに近いオフセット値を選択する選択
    手段と、 選択したオフセット値でもって上記演奏パターン記憶手
    段からのノートデータを修正し、演奏情報として音源手
    段に導出する修正手段とを備え、 上記オフセット記憶手段は、異なるコードタイプごとに
    複数のコード転回形に対応して音程オフセット値を記憶
    したコードタイプ・オフセット記憶手段と、異なる根音
    ごとに基準コードの根音に対する高音側及び低音側の音
    程オフセット値を記憶したコードルート・オフセット記
    憶手段とを含み、 上記選択手段は、上記コードタイプによる各転回形のオ
    フセット値と上記コードルートによる高音側及び低音側
    のオフセット値に基づいて、現在発音中のコードに近い
    オフセット値を選択することを特徴とする 自動伴奏装
    置。
  3. 【請求項3】 上記選択手段が、 現在発音中のコードを展開するために用いた現在のオフ
    セット値に対し、音程差が等しい高音側オフセット値及
    び低音側オフセット値が選択すべきオフセット値の中に
    存在する場合に、 現在のオフセット値が正のとき、上記低音側オフセット
    値を選択し、 現在のオフセット値が負のとき、上記高音側オフセット
    値を選択することを特徴とする請求項1又は2に記載の
    自動伴奏装置。
JP3215797A 1991-08-01 1991-08-01 自動伴奏装置 Expired - Fee Related JP2722141B2 (ja)

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