JP2629718B2 - 伴奏転回パターン発生装置 - Google Patents

伴奏転回パターン発生装置

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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] この発明は、電子楽器の自動伴奏装置などで使用され
る伴奏ラインの自動生成技術に関し、具体的には、種々
の転回形の伴奏パターンを発生可能な伴奏転回パターン
発生装置に関する。
[発明の背景] メロディの伴奏として、ベースやアルペジオ、コード
などの伴奏ラインを自動演奏する技術は既に知られてい
る。この種の自動伴奏技術は電子楽器の分野において発
展してきた、本来的に自由な伴奏ラインを自動生成する
ことは困難であるため、実時間型の自動伴奏装置は、一
般に、パターン化された情報、すなわち、伴奏パターン
を記憶するメモリを内蔵している。伴奏パターンは決め
られた長さ、例えば1小節から数小節といった比較的短
い長さをもっており、発音時刻を規定するタイミング情
報と、各タイミングにおける音高ないし音名情報を表現
している。音色情報が付くこともある。動作の際、伴奏
パターンメモリの内容は、読み出し手段によりくり返し
読み出される。最終的に出力される伴奏パターンは、メ
ロディの背景にある和音に依存する。すなわち、現メロ
ディラインに適合するコードタイプとその根音とに依存
する。実時間ベースで入力されるメロディ情報からコー
ドタイプとその根音(あるいは、コードを構成する各音
の音高)を連想することは困難であるため、実時間型の
自動伴奏装置は、和音のソース情報を演奏者から受け取
る必要がある。このため、代表的な従来技術では、鍵盤
のある鍵域を伴奏鍵域ないしコード入力鍵域として割り
当て、この鍵域より入力されてくる伴奏鍵情報を使っ
て、コードタイプと根音の判別を行う。根音・コード判
別の目的のため、伴奏鍵情報はコード構成音メモリの内
容と照合される。一般に、コード構成音メモリには、各
コードの構成音が音名形式あるいは根音に対する音程の
形式で表現されており、判別手段により伴奏鍵情報と一
致する構成音をもつコードが捜し出される。根音・コー
ド判別手段の判別結果から、最終的な伴奏パターンが決
定される。伴奏パターンメモリ上に、すべての根音、コ
ード組合せのそれぞれに対応するパターンを用意すれ
ば、判別された根音とコードに対応するパターンを選択
して読み出すことにより、最終的な伴奏パターンが直接
的に得られる。原理的にはこれで問題ないが、非常に大
きな記憶容量が必要となる。このため、ある種の従来技
術では、伴奏パターンメモリ上のパターンとして、特定
の根音(例えばC)と特定のコードタイプ(例えばメジ
ャー)を仮定した伴奏パターンを用意する。この特定の
コードタイプとその他のコードタイプとの間には、構成
音の構造上、所定の関係がある。例えば、メジャーコー
ドからマイナスコードへの変換は、3度の音を半音下げ
ることにより得られる。また、特定の根音で記述された
パターンとその他の根音で表現されるパターンとの間に
は、根音の「差」の関係がある。すなわち、ある特定の
根音を仮定したパターンから、別の根音によるパターン
への変換は、元のパターンの各音に根音の「差」を加え
ることにより達成される。したがって、各コードタイプ
への変換論理と各根音への変換論理とを用意しておき、
動作の際、根音・コード判別手段が判別したコードタイ
プと根音の情報を使って、対応する変換論理手段を起動
することにより、伴奏パターンメモリ上のオリジナルパ
ターンを、判別された根音とコードタイプに従う最終的
な伴奏パターンに変換することができる。この技術は、
プリセットされる伴奏パターンの所要情報量を節約する
のに有効である。しかし、最終的に得られる伴奏パター
ンの自由度については、他の従来技術と同様に節約され
ている。
すなわち、従来の伴奏パターン生成技術にあっては、
最終的な伴奏パターン、つまり、メロディラインの伴奏
情報とし出力される伴奏ラインは次の性質をもってい
る。それは、いったん、コードタイプとコード根音が決
まってしまえば、伴奏パターンメモリ上のオリジナルパ
ターンのデータ表現形式の如何にかかわらず、最終的な
伴奏パターンが一義的に決定されるというとである。例
えばAマイナー(Aが根音でマイナーがコードタイプ)
が与えられたとすると、これに対する最終的な伴奏パタ
ーンは1つしかない。結局のところ、従来の自動伴奏ラ
イン生成装置で生成される伴奏ラインは、コードの種類
とコードの根音の種類との組合せの半域内でしか変化し
ない(もちろん、伴奏パターンメモリ上には、通常、リ
ズムやジャンル別に伴奏パターンが用意されており、演
奏に先立って所望の伴奏パターンを選ぶことができる
が、このことは現在、考慮していることとは関係な
い)。
作曲家や演奏家などによりつくられる伴奏ラインは、
より微妙であり、音楽性に富む。従来の伴奏ライン生成
アプローチは、音楽家が考慮すると数多くの点を無視し
ている。
専門家に匹敵する伴奏ラインの作成能力を装置に具現
化することは現時点では不可能である。現時点における
技術的課題は、この大きな課題の達成に向けて、有効な
試金石となり得るような伴奏パターン生成技術を提供す
ることにあると考えられる。
[発明の目的] したがって、本発明の目的は、従来技術では生成する
ことのできない伴奏パターンを、新しいコンセプトの導
入により生成可能にした装置を提供することであり、特
にコードタイプとコード根音が決まると、最終的な伴奏
パターンが一義的に制約されるという制限を打破し、か
つ音楽的状況ないし音楽的流れに合った転回形の伴奏パ
ターンを自動的に決定し、発生することができるような
伴奏パターンの発生装置を提供することである。
[発明の要点] 本発明の主たる特徴は、入力手段から音楽進行情報
(例えばコード進行、あるいはコード進行とメロディ)
を入力させ、転回回数決定手段にて、この音楽進行情報
を分析して、コード進行における各コードの音楽区間に
対する転回回数(伴奏パターン転回回数)を自動的に決
定し、もって、この決定した転回回数に従う転回形の伴
奏パターン(伴奏転回パターン)が発生、出力されるよ
うにしたことである。「伴奏転回パターン発生装置」と
いう本発明の名称はこの特徴を象徴的に表わしている。
なお、特許請求の範囲に記載の各発明は、いずれもこ
の特徴を含んで成るものである。
[発明の作用、展開] 一例として、Cメジャーのコードを考えてみよう。こ
のコードの構成音はC(ド)とE(ミ)とG(ソ)であ
る。Cを最下音として、C、E、Gを同時に鳴らしてみ
る。次に、Eを最下音としてE、G、1オクターブ上の を鳴らしてみる。さらに、Gを最下音としてG、 を鳴らしてみる。いずれもCメジャーの和音であるが、
微妙に違うことは容易に認識できよう。根音であるCを
最下音とする場合を基準形と呼べば、Eを最下音とする
場合は第1転回、Gを最下音とする場合は第2転回であ
る。一般に、根音を最下音とする基準形はその他のコー
ド構成音を最下音とする転回形よりも安定した響きをも
っており、転回形は不安定で別の安定した音構造に移向
する性質をもっている。
上記のCメジャーを例にとると、従来のコード自動伴
奏装置では、Cメジャーの基準形しか生成しない。すな
わち、根音であるCとコードタイプであるメジャーコー
ドの情報に対して生成されるパターンは1つである。こ
のことは、コードの自動伴奏だけでなく、その他の伴奏
ライン、例えばベース、アルペジオ、オブリガードの場
合でも同じである。要するに、従来の伴奏パターン生成
装置は「転回形」のコンセプトを欠いている。
本発明は、正に、この転回形の伴奏パターン生成能力
を装置に組み込んだものである。
すなわち、本発明にあっては、動作の際、可変の転回
回数指示手段が転回回数を指示する。これに対し、パタ
ーン転回実行手段が、規定手段により規定されている基
準伴奏パターンを、指示される転回回数だけ転回して伴
奏回転パターンを生成する。したがって、同一のコード
タイプと根音に対しても、最終的に生成される伴奏パタ
ーンは1つに制限されなくなり、種々の転回形のパター
ンを選択的に出力することが可能になる。
一構成例において、基準伴奏パターン規定手段は、発
音制御の時間情報と、各制御時刻における音としてのコ
ード構成音の番号ないし種類(根音、第1転回音、第2
転回音といった種類)とを解読可能な形式で記憶するパ
ターン記憶手段を有する。アルペジオパターンを例にと
ると、時刻tiにおけるコード構成音の種類をLiで表わす
と、アルペジオ基準パターンはLiの列として表現され
る。例えば列の長さを4とし、L1=“根音”、L2=“第
1転回音”、L3=“第2転回音”、L4=“第1転回音”
であるとしてみる。この表現例の場合、パターン転回実
行手段は、各Liの内用を指示された転回回数だけシフト
する垂直シフト手段で実現できる。例えば、指示転回回
数が1であれば、垂直シフト手段の実行結果のパターン
を{MLi}で表わすと、ML1=“第1転回音”、ML2
“第2転回音”、ML3=“第3転回音”、ML4=“第2転
回音”となる。つまり、パターン{ML1}は基準のアル
ペジパターン{Li}を1回転回したパターンになってい
る。例えば“根音”を“0"、“第1転回音”を“1"、
“第2転回音”を“2"、“第3転回音”を“3"で表わ
し、x回の転回回数を“x"で表わすと、x=1のとき、 {Li}=(0、1、2、1) {MLi}=(1、2、3、2) であり、この変換は、MLi=−Li+xにおいて、xに1
を代入することで得られる。いま、コードがGセブンス
で、その構成音の音高をソ(=根音)、シ、 としてみる。転回回数がゼロのときは{Li}は変更され
ずに{MLi}に移される、すなわち、{MLi}=(0、
1、2、1)である。MLiの“0"は根音記号であるの
で、t1の音高TL1はソとなる。ML2の“1"は第1転回記号
であるので、t2の音高TL2はシとなる。以下、同様に、 TL4=シとなる。まとめると、音高変換された最終パタ
ーン{TL1}は、転回回数ゼロのとき、 一方、転回回数1のときは、 従来技術では、転回回数ゼロのときの{TLi}しか生
成することはできない。本発明では、転回回数に従って
変化する転回パターンを生成し得る。
ところで、コードの構成音数はコードの種類により異
なり、例えば3和音のCメジャーは3つの音から成るの
に対し、Gセブンスなどは4つの音から成る。5つ以上
の独立音をもつコードもある。このことは、音高変換の
際に、基準伴奏パターン{Li}の各Liの内容が、コード
構成音数により異なる意味で解釈され得ることを示唆し
ている。例えば、上記の例{Li}=(0、1、2、1)
では転回回数が1のとき、{MLi}は、 {MLi}=(1、2、3、2)となる。
3つの構成音を独立声とするCメジャーのような場
合、ML3の“3"は1オクターブ上の根音を意味する。こ
れは、“3"とCメジャーの構成音数3との比の整数値が
1になることにより、1オクターブ上の音であると評価
でき、3MOD3の値が“0"になることから根音と評価で
き、両方の結果から、ML3=“3"は、1オクターブ上の
根音と解読できる。同じ{MLi}=(1、2、3、2)
に対し、4つの構成音を独立声とするコード、例えばG
セブンスのような場合、ML3=“3"は、整数値INT(3/4
(4はコードGセブンスの構成音数))がゼロであるの
で、Gセブンスの4番目の音 と解読される。上記の例では、コード構成音を番号形式
ないしコード構成音の種類で表現する基準パターンメモ
リの内容を転回回数の数だけシフトすることにより、別
のコード構成音の種類で表現された転回パターンに変換
し、しかる後、転回パターンの各コード構成音番号をコ
ード構成音数に従ってオクターブ数と正規化されたコー
ド構成音の種類とで評価し、オクターブ数を音高に変換
し、正規化されたコード構成音の種類に割り当てられた
音高ないし音名をコード構成音メモリを参照して読み出
し、両音高成分を加算することにより、音高形式で表現
された転回パターン(最終的な伴奏パターン)を得てい
る。
これとは、逆の変換順序でもよい。例えば、コード構
成音メモリの各コードエリアの一番目には、そのコード
の根音の音高が入り、二番目にはそのコードの第1転回
音の音高が入り、三番目にはそのコードの第2転回音の
音高が入っているとする(3和音コードの場合)。転回
回数とコードが与えられると、シフト実行手段が、構成
音メモリより、そのコードの各構成音の音高データを読
み出し適当なレジスタにセットする。与えられた転回回
数とコード構成音数とに従って、シフト実行手段はレジ
スタの内容の変更する。例えば、転回回数が1であれ
ば、根音が入っていた第1レジスタの内容を第1転回音
(第2レジスタに入っていたデータ)に変更し、第2レ
ジスタの内容を第2転回音(第3レジスタに入っていた
音高データ)に変更し、第3レジスタの内容を根音より
1オクターブ高い音(第1レジスタに入っていた内容に
1オクターブを加えた音高データ)に変換する。転回回
数が2であれば、同様のシフト操作をもう1度くり返せ
ばよい。独立4声のコードの場合には、最初に、第1レ
ジスタにコード構成音の根音が、第2レジスタに第1転
回音が、第3レジスタに第2転回音が、第4レジスタに
第3転回音がセットされ、1回のシフト操作において、
第1レジスタの内容をセーブした後で、第1レジスタに
第2レジスタの内容を移し、第2レジスタに第3レジス
タの内容を写し、第3レジスタに第4レジスタの内容を
移し、第4レジスタにセーブしていた第1レジスタの内
容に1オクターブを加えたデータを入れる。独立3声の
コードの場合にも、4つのレジスタを使用し、第1レジ
スタと第4レジスタに、1オクターブ差のデータが入る
ようにしてもよい。いずれにしても、複数のレジスタ上
に指示される転回回数を反映する音高構造のデータが完
成する。次に、パターン化のために、基準パターンメモ
リを参照する。基準パターン{Li}の各Liの値は転回ず
みの高さをもつレジスタの番号に対応づけられる。すな
わち、Li=0は第1レジスタの内容にLi=1は第2レジ
スタの内容に、Li=2は第3レジスタの内容、Li=3は
第4レジスタの内容の変換される。この結果、基準パタ
ーン{Li}は、指示された転回回数をもつ音高パターン
{TLi}すなわち、最終的な伴奏パターンに変換され
る。
以上の説明では、転回回数は正を想定しているが、負
の転回回数にも容易な変形で拡張できる。この場合、最
上音が1オクターブ下がって最下音となる。
また、コード構成音メモリ上に、各種の転回形のコー
ド構成音の音高セットを用意してもよい。この場合、転
回の意味を、上述の意味(最下音を1オクターブ上にシ
フトするの意)とは異なる仕方で容易に定義することが
できる。
また、記憶容量を問題にしないのであれば、すべての
種類の伴奏転回パターンを記憶するパターンセット記憶
手段を用意し、指示された転回回数に対応する転回形の
伴奏パターンをこのパターンセット記憶手段より選び出
すようにしてもよい。中間的な形態として、パネルスイ
ッチ等により演奏曲で使用する伴奏基準パターンが選択
されたときに、その伴奏基準パターンのすべての転回形
パターンを自動生成しておくようにしてもよい。
その他、種々の構成が可能であるが、基準伴奏パター
ンの概念と転回形伴奏パターンの概念は存在し、最終的
な伴奏転回パターン、すなわち音高列で表現されるパタ
ーンを得るまでのどこかで、転回回数指示手段の指示す
る転回回数を反映した情報ないしパターン、すなわち、
伴奏転回パターンが生成ないし選択される。この転回機
能は、従来におけるあるコードタイプのパターンから列
のコードタイプのパターンへの変換機能や、ある根音を
仮定したパターンから別の根音によるパターンへの変換
機能とは、基本的に独立した機能である。
この発明によれば、可変の転回回数指示手段は、音楽
進行情報(コード進行あるいはコード進行とメロディ)
を入力する入力手段と、この入力された音楽進行情報を
分析してコードの音楽区間に対する転回回数を自動的に
決定する転回回数決定手段で構成される。後述する実施
例に示す基音生成部はその一例である。この基音生成部
は伴奏ラインの基本となる情報(基音)を決定する。実
施例の場合、基音は、いったん絶対音高の形式で生成さ
れる。その後、コード構成音メモリを参照することによ
り、その音高が何オクターブ目の何番目の構成音に相当
するかが解読される。基音が示す構成音番号は、基準パ
ターンメモリに置かれる基準伴奏パターンに対する転回
回数を規定する。正確には、 基音の構成音番号=転回回数+1 を表わすようになっている。この転回回数が、基準パタ
ーンに含まれるコード構成音番号に加えられる。
後述する実施例では、基音の決定を含め、伴奏転回パ
ターンは実時間ベースで作成されるが、本発明は非実時
間型の伴奏転回パターン発生装置としても構成できる。
非実時間型の伴奏ライン基音決定装置は本件出願人に
係る同日付の特許出願に示されている。
[実施例] 以下、図面を参照して、本発明の実施例について説明
する。本実施例は本発明の特徴を電子楽器における自動
伴奏機能に組み込んだものである。転回回数を指示する
手段として実時間型の基音生成部が使用される。基音生
成部は、演奏入力装置よりリアルタイムで入力される伴
奏鍵情報を評価するコード判別・根音検出部から入手し
た判別コードと判別根音の情報を考慮するとともに、演
奏入力装置により入力されるメロディ鍵情報を考慮しな
がら所望の基音の推定を行う。基音生成部の生成結果
は、伴奏データ形成装置に渡され、ここでパターンメモ
リ上のパターンが、本発明に従って基音情報の示す転回
回数だけ転回される。転回された伴奏パターンは楽音形
成装置を通って楽音信号に変換される。
全体構成 第1図に本実施例に係る電子楽器の全体構成を示す。
図中、31はメロディ鍵盤、32はその押鍵を検出する押鍵
検出装置、33は伴奏鍵盤、34はその押鍵を検出する押鍵
検出装置であり、これらにより、鍵盤タイプの演奏入力
装置が構成される。35は伴奏鍵情報から、コードと根音
を判別するコード判別・根音検出部である。36は装置に
用意されたコードのセットの各コードの構成に関する情
報を記憶するコード構成音メモリであり、コード判別・
根音検出部35において、伴奏鍵情報と照合するのに使用
されるとともに、ベース基音生成部37においてベースの
基音を決定するプロセスにおいて使用される。コード判
別・根音検出部35は該当するコードがないときなどは、
伴奏鍵情報をそのままのかたちで伴奏データ形成装置39
に渡す。
基音生成部37は転回回数指示手段の一構成例であり、
ここで伴奏ラインの基本となる情報(基音)が決定され
る。基音決定のため、基音生成部37はメロディ鍵盤31を
情報ソースとするメロディノート、現在及び過去のコー
ド情報、過去の基音情報などを参照する。ワークメモリ
38には、これらの情報が一時的に記憶される。基音を決
定するタイミングを知るため、基音生成部37にはクロッ
ク発生部40からのクロックが入力される。基音生成部37
の決定した基音情報は伴奏データ形成装置39に渡され
る。伴奏データ形成装置39はパターンメモリ41の内容で
ある基準伴奏パターンをクロック発生器40からのパター
ン分解能に相当するクロックの間隔で読み出し、読み出
した基準データを、基音生成部37より渡された基音情報
に従って転回する。転回されたデータ(伴奏データ)は
楽音形成装置43に入力される。楽音形成装置42はメロデ
ィ鍵盤31をソースとする情報、すなわちメロディ鍵情報
を受け、メロディラインの楽音を生成する。
楽音形成装置42からのメロディ音情報と、楽音形成装
置43からの伴奏音情報はサウンドシステム42に送られ、
ここで増幅された後、音に変換される。
後述するように、基音生成部37は、曲の冒頭の基音と
して根音を選択する論理(第1基音推定手段)、曲の途
中において、前回基音と隣接するモード構成音を今回の
基音と推定する論理(第2基音推定手段)、経過音をつ
くるため、前々回の基音から、前回の基音への進行があ
る方向で順次進行する場合に、このある方向と同方向に
順次進行する音が現コードの構成音のなかに含まれると
き、その音を今回の基音と推定する論理(第3基音推定
手段)、仮定現基音がメロディノートと完全8度の関係
にあるとき(同音名のとき)、その音以外のコード構成
音のなかで前回基音に一番近い音を現基音と推定する論
理(第4基音推定手段)、現コードがマイナーであり、
現仮定基音が根音か第1転回音のとき、その音以外の構
成音のなかで前回基音に一番近い音を現基音と推定する
論理(第5基音推定手段)、及び、これらの基音推定手
段間の優先順位を制御する論理を備えている。
予備事項 本実施例で使用する主変数は次の通りである。
KION(I):区間Iの基音 CHORD(I):区間Iのコードタイプ CHORDR(CHORD(I)):区間Iのコード根音 CHORDN(CHORD(I)):区間Iのコード構成音数 COHRDK(CHORD(I)、J):区間IのコードのJ番目
の構成音 IN(1、SS):メロディノート MKCmax:メロディ鍵情報の最高音 BC:小節カウンタ CHECK:基音を決定すべきか否かを指示するフラグ CH:コード判別・根音検出部35により判別されたコード
タイプ 音高に関するデータ、コードに関するデータは、例え
ば、次のように表現される。すなわち、音高データは半
音階の半音ごとに1インクリメントする整数値で表現さ
れ、コード構成音メモリ36には、各コード構成音数とコ
ード構成音の音高データが表現される。
メインフロー 本実施例を組み込んだ電子楽器の全体フローを第2図
に例示する。押鍵検出装置34の検出した伴奏鍵情報が読
みとられ(22−1)、コード判別・根音検出部35におい
て、コード構成音メモリ36をサーチすることにより、何
を根音とするコードであるかが調べられる(22−2)、
該当するコードが見つかれば、ワークメモリ38上の歴時
情報(コード情報、基音情報)が更新される。該当する
コードがないときは、ノンコード処理22−5(周知の処
理)が実行される。
インターラプトルーチン 本例では、基音の決定は分解能と関係する時間間隔で
実行されるインターラプトルーチンのなかで行われる。
このフローを第3図に例示する。チェック23−1におい
て、基音を決定すべきか否かを判別し、決定すべきとき
には、基音決定処理23−2を実行し、23−3の伴奏形成
1の処理を行ってから、23−4に示す伴奏形成2の処理
を実行し、基音を決める必要がないときはただちに23−
4の伴奏形成2の処理に進む。いつ基音を決定すべきか
は次の項で述べる。伴奏形成1は、絶対音高で表現され
る基音を、伴奏形成2の処理を容易にするためオクター
ブ番号と、コード構成音番号の表現にフォーマット変換
する処理である。一方、伴奏形成2は、変換された基音
情報を使って、基準パターンのデータを転回する処理で
ある。
ワークメモリ管理 メインフロー(第2図)のワークメモリ管理22−4の
詳細フローを第4図に例示する。
このフローでは、チェックフラグのCheckの処理とコ
ード、基音の歴時情報の更新を行っている。フラグChec
kは1のとき、次に述べるチェックルーチンで基音を決
定すべきときと判別される。すなわち、Check=1は基
音の決定を求める要求を表わす。
Checkは次の条件で“1"になる。
(A)小節の頭(BC=0)、または (B)3拍目(BC=8)で(4拍子/小節を想定してい
る)、判別コードCHが、それまでのコードCHORD(I)
と異なること これらの条件判別とチェックフラグCheckの更新を行
っているところが、24−2、24−3、24−4、24−7で
ある。24−5と24−6は、コードの来歴情報の更新、24
−6は基音の来歴情報の更新である。例えば、いままで
区間Iの基音であった情報KION(I)は前区間(I−
1)の基音KION(I−1)となる。ここの処理24−5、
24−6で2つの過去まで記憶しているのは、後述する経
過音の推定手段(第3基音推定手段)でその情報を使用
するためである。
さらに、小節の頭(BC=0)のときには、24−9にて
メロディ鍵情報のうち最高音のデータMKCmaxがIN(1、
SS)にセットされる。IN(1、SS)は完全8度を禁止す
る基音推定手段(基音生成部37内)で使用される。
チェック 第3図のチェック23−1の詳細を第5図に例示する。
25−1から25−3は小節カウンタBCとパターンメモリ41
のポインタPの更新処理である。1小節を“16"とみて
おり、伴奏パターン長は1小節を想定している。25−4
でフラグCheckを参照し、 Check=1なら基音決定ルー
チンに進み、そうでなければ伴奏形成2のルーチン(メ
ーク)に進む。
以下、基音生成部37の個々の基本推定手段とこれらの
間の優先順位について述べることにする。
第1基音推定手段 第6図に第1基音推定手段の詳細フローを例示する。
第1基音決定手段は曲の冒頭のときに、コード根音を基
音と推定する(26−2参照)。ここでは、伴奏鍵盤33に
より入力された鍵情報から、最初のコードが判別された
ことが曲の冒頭の条件である。ここでは、CHORD(I)
(当初、他のレジスタと同様にクリアされている)には
コードが入っているが、CHORD(I−1)はまだクリア
状態にあることを調べている。
26−1は第1基音推定手段の条件検査部の動作であ
り、26−2は推定基音生成部の動作である。26−2の後
はメークのルーチンに進む。したがって、最初の基音は
根音に確定する。
第2基音推定手段 第2基音推定手段の詳細フローを第7図に例示する。
第2基音推定手段は、第2区間以降で動作する。その
目的は、前回基音に一番近いコード構成音(すなわち最
隣接音)を基音と推定することである。27−2、27−3
は、前回基音KION(I−1)と同音名のコード構成音を
隣接音サーチの対象から除外するための処理である。こ
こでは「音高」比較を行っているが「音名」比較でもよ
い。
A=(KION(I−1)MOD12) B=(CHORDK(CHORD(I)、J)MOD12) を演算し、A=Bが成立すれば同音名である。
27−4では前回基音とJ番目の構成音との音高差を算
出している。この差が半オクターブより大きいとき、27
−5でD(J)>=7が成立する。(D(J)のとり得
る範囲は1D(J)11であると想定している。これ
は、ラインの音域を制限する)。大きいときは、27−6
でD(J)の12の補数をとり、オクターブ調整用のフラ
グFLを“1"にする。
27−7でMIN>D(J)が成立するのは、それまでで
一番近いコード構成音の場合である。そこで、D(J)
をMINにとり、J番目のコード構成音の音高をKION
(I)に入れる(27−8)。27−9から27−12は現基音
KION(I)のオクターブ調整処理である。この結果、現
基音は前回基音の音高KION(I−1)に対し半オクター
ブより狭い音程となる。
27−4から27−12の処理の代りに、求める基音を前回
の基音に対する音程で評価した後、音高に変換してもよ
い。例えば、上述したJ番目のコード構成音の音名Bと
前回基音の音名Aとの差 U(J)=B−A を演算し、さらに、 DN(J)=−(U(J)の12の補数) を演算し(例えばU(J)=5ならDN(J)=−7、U
(J)=−5ならDN(J)=+7)、U(J)とDN
(J)の絶対値を比較し、 ABSU(J)ABSDN(J) ならば、 D(J)=SBSDN(J)、 d(J)=DN(J) を実行し、 ABSU(J)<ABSDN(J) ならば、 D(J)=ABSU(J)、 d(J)=U(J) を実行する。この結果、D(J)にはBを基準として上
側のAとの音高差と、Bに対する下側のAの音高差(絶
対値)の小さい方が入り、d(J)には前回に基音に対
する今回の推定基音候補の音程が入る。
そして、最小値(MIN)のサーチにおいて、 MIN>D(J) が成立したら、 MIN=D(J) V=d(J) を実行する。
最後の音高変換において、 KION(I)=KION(I−1)+V を実行して、現基音の音高を求める。
あるいは、隣接音として、前回基音と上向で最も隣接
する音名と、下向で最も隣接する音名とを見つけ出し、
音名/音高変換のプロセスにおいて、音域制限の条件を
行い、音域制限外のとき、例えば上限(アッパーリミッ
ト)を越える音になる場合には、下向で最も隣接する音
をつくるようにしてもよい。
要するに、27−7から27−13は例示にすぎない。
27−13でJ=CHORDN(CHORD(I))が成立すれば、
全てのコード構成音について検査したことになるので第
1基音推定手段の仕事は完了する。このときKION(I)
には、前回の基音KION(I−1)と最も隣接する音が入
っている。
第3基音推定手段 第3基音推定手段の詳細フローを第8図に示す。この
手段の目的は経過音の構成音をつくることである。その
ロジックとして、前々回の確定基音と前回の基音を参照
し、前回の基音がこの前々回の基音からある方向(上向
か下向)に順次進行した音である場合において、今回の
コード構成音のなかに、前回の基音を経過音とさせる
音、すなわち、上記ある方向と同方向に順次進行する音
があるとき、その音を現基音と推定する。
28−2は、前々回の基音KION(I−2)から前回の基
音への進行が下向順次進行かどうかのチェックであり、
28−3は、前回の基音から今回のJ番目のコード構成音
への進行が下向順次進行であるかどうかのチェックであ
る。同様に、28−4は前々回から前回への基音進行が上
向順次進行かどうかのチェックであり、28−5は前回か
らJ番目の現コード構成音への進行が上向順次進行かど
うかのチェックである。28−2の条件と28−3の条件が
成立するとき、あるいは28−4の条件と28−5の条件が
成立するとき、経過音条件は成立し、J番目のコード構
成音が現基音KION(I)と推定される(28−6)。経過
音条件が成立しないときは、Jをインクリメントして次
のコード構成音について経過音条件の検査を行う。Jが
コード構成音数に達したら終了である。
なお、28−3と28−5の音高による順次進行のチェッ
クの代りに音名によるチェックを行ってもよい。
例えば、前回の基音の高さKION(I−1)の音名X
と、J番目のコード構成音CHORDK(CHORD(I)、J)
の音名Yを算出し(X=0〜11、Y=0〜11)構成音の
音名Yと基音の音名Xとの差C1 C1=X−Y(−11C111) を演算し、さらに C2=−(C1の12の補数) (ここに、C1が正のときC2は負であり、C1が負のときC2
は正をとるとする。例えばC1=11のときC2=−1、C1
−11のときC2=+1)を演算し、C1とC2のうち絶対値の
小さい方をみつけ、それをVに入れ V=1、2 をチェックを28−3に相当するところで行い、 V=−1、−2 のチェックを28−5に相当するところで行う。
同様に28−6の処理の代りに、 KION(I)=KION(I−1)+V を演算する。Vは前回基音からの上または下向の順次進
行のステップ幅である。
上記第3基音推定手段は、本例の場合、第2基音推定
手段の次に起動され、経過音条件が成立しておれば、新
しい基音(すなわち、前音を経過音とする音)を作成す
る。成立しなければ、第2基音推定手段の推定基音が依
然として有効である。ここで述べた第3基音推定手段は
2つ以上の経過音の連続発生を許容するように働く。前
回の基音だけでなく、前々回の基音を使用する点がユニ
ークである。より一般的にいえば、連続する2区間以上
の過去情報に依存する性質をもっている。
第4演算手段 第9図に第4基音推定手段の詳細フローを例示する。
本例では、第4基音推定手段は第3基音推定手段の次に
起動される。ここに示される第4基音推定手段自体の目
的は、現メロディノートと仮定現基音とが完全8度(同
音名)の関係にあるとき、この仮定現基音を除いた現コ
ード構成音のうちで前回基音に最も近い音を現基音と推
定することである。第4基音推定手段は第3基音推定手
段より下流にあるため、ここでの仮定現基音とは、第3
基音推定手段以前で推定された基音である。
第9図において、29−1に示すIN(1、SS)はメロデ
ィノートである。より詳しく述べられると、IN(1、S
S)は、基音決定ルーチンの動作時(ここでは小節の頭
のタイミング)にアクティブになっているメロディ鍵情
報の最高音である。この音がOHに入れられる。25−2で
このOHが仮定現基音KION(I)と完全8度の関係になっ
ているかどうかみている。すなわち、25−1、25−2は
第4条件検査部の動作を表わしている。完全8度の関係
が成立するときは、29−3以下に示すように第4推定基
音生成部が動作する。不成立のときは、仮定現基音は依
然として有効である。
29−4でJ番目のコード構成音を仮定現基音と一致す
るかどうかみており、不一致ならJをインクリメントし
て(29−17)、次の構成音と再度比較する。一致したコ
ード構成音は29−5に示すように、JJにセーブされる。
そして、29−6では、K番目の構成音が、このJJ番目の
構成音でなく、また、前回基音とも同音名でないことを
条件として、29−7以下の隣接音サーチに進む。なお、
29−4、29−6は音高比較で表現されているが1オクタ
ーブ(=12)のモデュロをとることで音名比較にするこ
とができる。
29−7で前回基音とK番目の構成音の差をとり、29−
8、29−10でオクターブを検査して、適宜、オクターブ
シフトフラグFLをセットし、29−10で、差D(K)がよ
り隣接した音であれば、29−11でK番目のコードをKION
(I)と推定する。29−12から29−13はフラグFL参照に
よるオクターブシフトである。この結果、推定基音KION
(I)は前回基音KION(I−1)と半オクターブ内で連
結される。ここの処理29−7〜29−15も、まず、音名で
一番近い音を推定した後、その音名を音高に変換するし
かたに変更できる。
29−14でK=CHORDN(CHORD(I))が成立すると
き、KION(I)には、メロディノートOHとは同名の仮定
現基音を除くコード構成音のうちで、前回基音KION(I
−1)に最も近い音が入っていることになる。
以上のように、第4基音推定手段は、仮定現基音を使
用し、この仮定現基音がメロディノートと所定の関係を
もつとき、別の現基音を推定するロジックをもってい
る。
第5基音推定手段 第10図に第5基音推定手段の詳細フローを例示する。
本例では、第5基音推定手段は第4基音推定手段の次に
起動される。ここに示される第5基音推定手段の目的
は、現コードがマイナーであり、かつ、仮定現基音が根
音か第1転回音でない場合に、仮定現基音以外のコード
構成音のうちで、前回基音に一番近い値を現基音と推定
することである。
第5基音推定手段の条件検査部の動作は30−1と30−
2に示され、30−3から30−17は推定基音生成部の動作
を表わしている。30−3から30−17までは第29図の29−
3から29−17と同様のオペレーションなので説明は省略
する。
本例では第4基音推定手段の下流に第5基音推定手段
を設けた構成になっているが、この2つのフローは一体
化可能である。例えば、2つの条件検査部をORで結合
し、隣接音サーチを含む推定基音生成部において、メロ
ディノートと完全8度の音を除いたコード構成音につい
て、さらにコードがマイナーのときには根音と第1転回
音のコード構成音について、隣接音サーチを実行するこ
とができる。つまり、コードがマイナーのときは、根音
と第1転回音のうちで(両方ともメロディノートに対し
完全8度でないとする)近い方の音が現基音と推定され
る。第5基音推定手段の仕事が完了すると、伴奏形成1
のルーチンに進む。
以上のように、基音生成部37は、与えられたコード進
行に対し、コード進行における各コードの音楽区間に対
する基音を決定する。後述するように、この基音は、伴
奏データ形成装置39において、当該音楽区間について
の、記憶伴奏パターンの転回回数として利用される。こ
の意味で基音生成部37は転回回数決定手段として機能す
るものである。
第6図〜第10図に示す基音生成部37(転回回数決定手
段)の具体的構成例は単に例示であり、当業者には所望
の変形が自明であろう。
具体的構成例(第6図〜第10図)に係る基音生成部37
(転回回数決定手段)は、全体としてコード進行だけで
なく(第4基音推定手段により)メロディをも考慮して
各コード区間における基音(転回回数)を決定している
が、メロディを考慮する基音推定手段等を除去し得るこ
とは当業者には自然自明である。その場合基音生成部37
はメロディを考慮することなくコード進行を分析して各
コード区間における基音(転回回数)を決定する。ま
た、具体的構成例(第6図〜第10図)そのままの場合で
あっても、メロディの内容によっては、第4基音推定手
段は結果(基音の判定結果)に関与せず、ないとした場
合と同じであり、結果としていえば、そのようなメロデ
ィに対しては、基音生成部37はコード進行を分析して各
コード区間における基音(転回回数)を決定した、とい
うことになる。
伴奏形成1 伴奏形成1は、決定された基音のフォーマット変更に
すぎない。単に、パターンメモリ41上のデータ表現の関
係で、伴奏形成2における転回処理を容易にするための
処理である。ここでのフォーマット変換は、絶対音高表
現の基音をオクターブ番号とコード構成音番号に変換す
る処理である。コード構成音番号から1を減じた値がパ
ターンの転回回数を示す。このようなフォーマット変換
を行う伴奏形成1の詳細フローを第11図に例示する。
KION(I)で示す基音情報のうちオクターブ成分がV1
にセットされ、(転回回数+1)の成分がV2にセットさ
れる(31−6)。フローの記載からその内容は明確であ
るので詳しい説明は省略する。簡単に述べると、KION
(I)は、現コードの構成音の1つであるから、 KION(I)=CHORDK(CHORD(I)、i)+(12×j) を満足する整数iとjが依存する。ここに、CHODK(CHO
RD(I)、i)はコード構成音メモリ36上における現コ
ードのi番目の構成音の音高を表わし、(12×j)はj
オクターブを表わす。図示のフローは、このiとjを求
め、それぞれをレジスタV1とV2にセットしている。な
お、31−8でj>所定値が成立するときは、KION(I)
が現コードの構成音でないことを意味し、これは正常で
は起こり得ない結果である。この場合、適当なエラー処
理(図示せず)を実行することになる。
伴奏形成2 伴奏形成2の目的は、フォーマット変換された基音情
報V1とV2を使って、パターンメモリ41にある基準パター
ンデータを転回することである。ここの処理で、絶対音
高表現の転回パターン、すなわち最終的な伴奏パターン
が生成され、楽音形成装置43に渡される。
伴奏形成2の詳細なフローを第12図に例示する。ま
た、第13図には、パターンメモリ41に置かれる基準パタ
ーンデータを例示する。このパターンデータは1小節の
長さであり、1小節の1/16のタイミングごとにポインタ
PPが進められ、ポインタPPの指すパターンメモリデータ
が読み出される。データは1桁目が何番目の構成音を意
味し、2桁目はオクターブ番号を示している。クリアな
いしnullのデータは、そのタイミングに発音すべきデー
タが存在しないか、発音すべきデータの読み出しが完了
したことを意味する。
後述するように、各データのオクターブ番号と構成音
番号は、基音情報のオクターブ番号と転回回数に加算さ
れる。つまり、各データのオクターブ番号は、基音より
何オクターブ上の音であるかを示し、構成音番号は転回
回数と組み合わされて、転回後の構成音番号を示すこと
になる。図示のパターンデータは、同一タイミングに複
数の音が同時発音される場合があることを示している
が、同一タイミングに高々1つの音した発音されないよ
うにパターンを表現することは容易である。また、パタ
ーンデータのオクターブ番号情報は必ずしもなくてもよ
い。
第13図のパターンデータ例の下方には、コードがCメ
ジャーで転回回数がゼロのときのパターンデータの解読
結果を譜面で示してある。
さて、第12図において、32−1でポインタの指すパタ
ーンアドレスの内容が読み出され、32−2でそれがnull
かどうかチェックされる。nullであれば、そのタイミン
グで鳴らす音はないので(あるいはもはや残っていない
ので)、伴奏形成の仕事は完了する。nullでなければ音
データであるので、32−4以下のパターン転回処理を実
行する。32−4ではコード構成音の総数CHORDN(CHORD
(I))をレジスタa1に入れ、パターンデータの構成音
信号Pd1に基音が指す転回回数(V1−1)を加えた情
報、すなわち転回回数の構成音番号をレジスタa2にセッ
トする。32−5では、基音の示すオクターブ番号V2に基
準パターンデータの示すオクターブ上乗せ分Pd2を加え
て絶対オクターブ番号b2を得ている。転回後の構成音番
号a2は、コード構成音メモリ36に表現されている構成音
の数を超えることがあり得る。例えば、Cメジャーのコ
ードに対し、根音のド(構成音番号1)と、第1転回の
ミ(構成音番号2)と第2転回のソ(構成音番号3)の
3つしか用意されていないとすると、転回後の構成音番
号a2が、用意されている構成音数a1を超えるときには、
絶対オクターブ番号の変換をした上で構成音数a1以下の
構成音番号、すなわち、コード構成音メモリ上の構成音
の音高にアクセスするのに必要な情報に変換する必要が
ある。32−6から32−9までの処理は、このためのオペ
レーションである。32−5から32−9と等価な処理とし
て、 b1={(a2−1)mod a1}+1 を実行してもよい。ここにおいて、転回後の音は、b2
クターブ目のb1番目のコード構成音であることを意味し
ている。連続整数表現の絶対音高データにフォーマット
変換するため、32−10において、 Fr=(b2×12)+CHORDK(CHORD(I)、b1) を実行する。(b2×12)はb2オクターブの音高成分を、
CHORDK(CHORD(I)、b1)はコード構成音メモリ36に
あるb1番目の構成音の音高を表わしている。このように
して、基準パターンデータPDを基音情報V(=V1、V2
で転回したデータの絶対音高表現Frが得られる。このデ
ータFrは32−11において楽音形成装置43に送出される。
楽音形成装置43では、このデータFrが示す音高情報を周
波数変換し、楽音波形データを生成する。32−12でポイ
ンタをインクリメントし、次のパターンデータの転回処
理に移る。
この伴奏形成2は、基音生成部37と協働して次の作用
を営む。いま、パターンデータとして第13図に示すデー
タが使用されるとし、コードとして、Cメジャーが、基
音として転回数ゼロが与えられたとする。この場合、伴
奏データ形成装置39は、第13図のパターンデータ例の下
方の譜面で示すような結果を出力する。すなわち、Cメ
ジャーの根音ドを最下音とするコード伴奏パターンを出
力する。一方、基音生成部37が、同じCメジャーのコー
ドに対し、音楽的状況のために、転回数1を示す基音を
決定したとする。この場合、伴奏データ形成装置39は、
Cメジャーの第1転回音ミを最下音とし、その上にソが
乗り、その上にオクターブ上の が乗るパターンを出力する。
要するに、伴奏データ形成装置39は、基音生成部37よ
り与えられる可変の転回回数の分だけ、基音パターンを
転回したパターンを生成する。
<まとめと変形例> 以上の説明から実施例の特徴は明らかである。そのい
くつかを下記に挙げる。
(イ)基音生成部37により、現在の音楽的状況に応じた
基音情報ないし転回回数の情報が実時間ベースで得られ
る。
(ロ)番頭データ形成装置39により、基準パターンが、
基音生成部37が指示する転回回数だけ転回される。した
がって、同一のコードタイプ、同一の根音であっても、
転回回数を変えることにより、微妙に異なる伴奏パター
ンを出力することができる。基音生成部37により、伴奏
ラインの基本となる音ないし転回回数の進行がきめ細か
く制御され、この転回回数の進行に従って、可変に転回
された伴奏パターンの列が形成される。従来技術ではコ
ード進行が決まれば、伴奏パターンの列も一義的に制約
を受ける。実施例はこの制約を解き放ち、好ましい転回
進行が内在する玄妙な伴奏パターンの時系列を自動的
に、しかも実時間ベースで生成することが可能である。
数多くの利点を備える実施例ではあるが、本発明はこ
れには限定されず、種々の変形、変更、改良が可能であ
る。例えば、実時間ベースで転回回数の進行を自動生成
する代りに、非実時間ベースで自動生成してもよい。こ
の場合、事前に、コード進行やメロディライン以外にも
任意の音楽的情報、例えば、曲の楽式情報、ジャンル情
報などを用意することができ、転回進行の推論をより広
い視野から行うことができる。
本発明の目的達成の上からは、転回回数の進行を自動
的に決定する手段(決音決定手段)は必ずしも必要でな
い。例えば、使用者が直接的に各区間の転回回数を指示
入力する構成でもよい。あるいは、基音決定手段により
いったん自動生成された基音の進行、あるいは伴奏デー
タ形式装置等を通じて出力された伴奏パターンの列のう
ち、変更を希望する区間を指定して、その区間の転回回
数を修正入力するエディット機能を設けてよい。
[発明の効果] 以上、詳細に説明したように、本発明によれば、コー
ドの根音とコードのタイプが決まれば、最終的な伴奏パ
ターンが一義的に決まってしまうという、従来技術の制
約を打破することができ、しかも、音楽的な流れに合っ
た伴奏パターンを自動的に決定し、生成することができ
る。すなわち、入力手段から与えられる音楽進行情報
(コード進行、あるいはコード進行とメロディ)を分析
してコード進行における各コードの音楽区間に対する転
回回数(転回回数=0の場合も含み得る)を自動的に決
定し、この決定した転回回数に従う転回形(転回回数=
0に対応する基準形も含み得る)の伴奏パターンを生成
し(基準伴奏パターンのみを規定ないし記憶する構成の
場合には、決定転回回数に従って基準伴奏パターンを転
回することによって生成し、一方、すべての転回形の伴
奏パターンを記憶する構成では決定転回回数に対応する
伴奏パターンを選択することによって生成し)ているの
で、音楽的状況やその流れに合った。各種の転回形の伴
奏パターンを選択的に生成することができる。転回回数
が相違する伴奏パターン同士は、同一の根音とコードタ
イプに従うパターンであっても微妙に異なる。音楽性の
1つの重要な側面は玄妙さに存在しており、微妙な音響
的変化をもたらす可変転回形の伴奏パターンを発生する
本発明は、音楽性に富む伴奏ラインがもつこの種の資質
を深く考慮したものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を組み込んだ電子楽器の全体構
成図、第2図は実施例の全体の動作を示すフローチャー
ト、第3図は基音決定に関するフローチャート、第4図
はワークメモリ管理のフローチャート、第5図はチェッ
クのフローチャート、第6図は第1基音推定手段の動作
を示すフローチャート、第7図は第2基音推定手段の動
作を示すフローチャート、第8図は第3基音推定手段の
動作を示すフローチャート、第9図は第4基音推定手段
の動作を示すフローチャート、第10図は第5基音推定手
段の動作を示すフローチャート、第11図は基音のフォー
マット変換を行う伴奏形成1のフローチャート、第12図
は基準パターンを基音情報が示す転回回数に従って転回
する伴奏形成2のフローチャート、第13図はパターンメ
モリに置かれる基準パターンデータの一例を示す図であ
る。 37……基音生成部、39……伴奏データ形成装置、41……
パターンメモリ。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基準伴奏パターンを規定する基準伴奏パタ
    ーン規定手段と、 可変の転回回数を指示する転回回数指示手段と、 上記転回回数指示手段により指示された転回回数だけ、
    上記基準伴奏パターンを転回して伴奏転回パターンを生
    成するパターン転回実行手段と、 を有し、 上記転回回数指示手段は、コード進行を音楽進行情報と
    して入力するコード進行入力手段と、 上記コード進行を分析して各コードの音楽区間に対する
    転回回数を自動的に決定する転回回数決定手段と、 からなり、 上記パターン転回実行手段は、各コードの音楽区間毎に
    決定された転回回数に従って上記基準伴奏パターンを当
    該音楽区間毎に転回して伴奏転回パターンを生成する、 ことを特徴とする伴奏転回パターン発生装置。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項記載の伴奏転回パタ
    ーン発生装置において、 上記基準伴奏パターン規定手段は、基準伴奏パターンを
    規定する情報源として、発音制御の時間情報とそれに関
    連する音のコード構成音番号とを解読可能に記憶するパ
    ターン記憶手段を有し、 上記パターン転回実行手段は、上記転回回数の数だけ、
    上記パターン記憶手段より解読したコード構成音番号を
    シフトする垂直シフト手段を有することを特徴とする伴
    奏転回パターン発生装置。
  3. 【請求項3】基準伴奏パターンを規定する基準伴奏パタ
    ーン規定手段と、 可変の転回回数を指示する転回回数指示手段と、 上記転回回数指示手段により指示された転回回数だけ、
    上記基準伴奏パターンを転回して伴奏転回パターンを生
    成するパターン転回実行手段と、 を有し、 上記転回回数指示手段は、コード進行とメロディを音楽
    進行情報として入力するコード進行・メロディ入力手段
    と、 上記コード進行とメロディを分析してコード進行におけ
    る各コードの音楽区間に対する転回回数を自動的に決定
    する転回回数決定手段と、 からなり、 上記回転パターン転回実行手段は、各コードの音楽区間
    毎に決定された転回回数に従って上記基準伴奏パターン
    を当該音楽区間毎に転回して伴奏転回パターンを生成す
    る、 ことを特徴とする伴奏転回パターン発生装置。
  4. 【請求項4】特許請求の範囲第3項記載の伴奏転回パタ
    ーン発生装置において、 上記基準伴奏パターン規定手段は、基準伴奏パターンを
    規定する情報源として、発音制御の時間情報とそれに関
    連する音のコード構成音番号とを解読可能に記憶するパ
    ターン記憶手段を有し、 上記パターン転回実行手段は、上記転回回数の数だけ、
    上記パターン記憶手段より解読したコード構成音番号を
    シフトする垂直シフト手段を有することを特徴とする伴
    奏転回パターン発生装置。
  5. 【請求項5】すべての種類の伴奏転回パターンを記憶す
    るパターンセット記憶手段と、 可変の転回回数を音楽区間毎に指示する転回回数指示手
    段と、 上記転回回数指示手段により指示された転回回数に対応
    する伴奏転回パターンを上記パターンセット記憶手段よ
    り選択する伴奏転回パターン選択手段と、 を有し、 上記転回回数指示手段は、コード進行を音楽進行情報と
    して入力するコード進行入力手段と、 上記コード進行を分析して各コードの音楽区間に対する
    転回回数を自動的に決定する転回回数決定手段とからな
    る、 ことを特徴とする伴奏転回パターン発生装置。
  6. 【請求項6】すべての種類の伴奏転回パターンを記憶す
    るパターンセット記憶手段と、 可変の転回回数を音楽区間毎に指示する転回回数指示手
    段と、 上記転回回数指示手段により指示された転回回数に対応
    する伴奏転回パターンを上記パターンセット記憶手段よ
    り選択する伴奏転回パターン選択手段と、 を有し、 上記転回回数指示手段は、コード進行とメロディを音楽
    進行情報として入力するコード進行・メロディ入力手段
    と、 上記コード進行とメロディを分析してコード進行におけ
    る各コードの音楽区間に対する転回回数を自動的に決定
    する転回回数決定手段とからなる、 ことを特徴とする伴奏転回パターン発生装置。
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