JP2713691B2 - 開き扉の下枠構造 - Google Patents
開き扉の下枠構造Info
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- JP2713691B2 JP2713691B2 JP6152450A JP15245094A JP2713691B2 JP 2713691 B2 JP2713691 B2 JP 2713691B2 JP 6152450 A JP6152450 A JP 6152450A JP 15245094 A JP15245094 A JP 15245094A JP 2713691 B2 JP2713691 B2 JP 2713691B2
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- Door And Window Frames Mounted To Openings (AREA)
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、歩行が困難な高齢者お
よび身体障害者などが車椅子で通過する建物の出入口に
好適に実施することができる開き扉の下枠構造に関す
る。
よび身体障害者などが車椅子で通過する建物の出入口に
好適に実施することができる開き扉の下枠構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】病院および養護施設などの建物の出入口
には開き扉が設けられる。この開き扉は、建物の外壁に
固定される扉枠に、たとえば室外側で開閉自在に取付け
られる。扉枠は、左右2本の縦枠と、各縦枠の上端部を
相互に連結する上枠と、各縦枠の下端部を相互に連結す
る下枠とによって構成される。これらの各縦枠、上枠お
よび下枠は、たとえばアルミニウム合金製形材から成
る。下枠は、この下枠の両側の室外および室内の各床面
を含んで一平面を成す通行面よりも下方に埋設される下
枠本体と、前記通行面よりも上方に突出する水返し部と
が一体的ないしは固定的に形成されている。
には開き扉が設けられる。この開き扉は、建物の外壁に
固定される扉枠に、たとえば室外側で開閉自在に取付け
られる。扉枠は、左右2本の縦枠と、各縦枠の上端部を
相互に連結する上枠と、各縦枠の下端部を相互に連結す
る下枠とによって構成される。これらの各縦枠、上枠お
よび下枠は、たとえばアルミニウム合金製形材から成
る。下枠は、この下枠の両側の室外および室内の各床面
を含んで一平面を成す通行面よりも下方に埋設される下
枠本体と、前記通行面よりも上方に突出する水返し部と
が一体的ないしは固定的に形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の技術
では、下枠に前記通行面よりも上方に突出して水返し部
が形成されているため、歩行障害者が単独で前記開き戸
を開けて下枠上を通過する際に、水返し部につまずきや
すく、通行の妨げになってしまう。また車椅子で通過す
る際にも、前記水返し部を乗り越えなければならず、歩
行障害者にとって大きな負担になってしまう。しかしな
がら前記水返し部がなければ、室外から室内へ雨水が容
易に侵入してしまい、水返し機能を達成することができ
ないという相反する問題がある。
では、下枠に前記通行面よりも上方に突出して水返し部
が形成されているため、歩行障害者が単独で前記開き戸
を開けて下枠上を通過する際に、水返し部につまずきや
すく、通行の妨げになってしまう。また車椅子で通過す
る際にも、前記水返し部を乗り越えなければならず、歩
行障害者にとって大きな負担になってしまう。しかしな
がら前記水返し部がなければ、室外から室内へ雨水が容
易に侵入してしまい、水返し機能を達成することができ
ないという相反する問題がある。
【0004】したがって本発明の目的は、室外から室内
へ雨水が侵入することを防ぎ、水返し部が通行の妨げと
ならないようにして、円滑な通行を可能とすることがで
きるようにした開き扉の下枠構造を提供することであ
る。
へ雨水が侵入することを防ぎ、水返し部が通行の妨げと
ならないようにして、円滑な通行を可能とすることがで
きるようにした開き扉の下枠構造を提供することであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、開き扉6を丁
番21によって開閉自在に支持する扉枠5の下枠14の
室内外方向の略中央部に、下枠14の長手方向に変位自
在に作動部材29が設けられ、作動部材29には、開き
扉6の丁番21を取付けた一方の縦枠11寄りで下枠1
4の上方に突出した軸45が固着され、作動部材29に
は、前記一方の縦枠11とは反対側の他方の縦枠12側
に、ばね56によって引張り力が与えられ、この軸45
は、開き扉6の開閉方向の動きに連動して下枠14の長
手方向に移動可能であり、下枠14の室内側には、水返
し部材30が設けられ、この水返し部材30は、下枠1
4の通行面と平坦な一平面を成す退避位置と、前記一平
面から上方に突出する突出位置との間で、下枠14の長
手方向に平行な軸線まわりに揺動可能に設けられ、室内
外方向の略中央部の室内側で、水返し部材30に隣接し
て前記通行面を形成する案内枠28が設けられ、水返し
部材30の下端部は、下枠14の長手方向に間隔をあけ
て配置された複数の支持軸51によって支持され、前記
各支持軸51は、複数の揺動片50に、固着され、各揺
動片50は、案内枠28に、下枠14の長手方向に垂直
に取付けた枢軸49によって角変位自在にそれぞれ設け
られ、作動部材29には、揺動片50に個別的に対応す
る駆動軸47が固着され、駆動軸47は、揺動片50に
形成されたL字状の案内長孔52に嵌まり込み、案内長
孔52は、開き扉6が閉じた状態では、作動部材29に
固定された前記軸に連動し、支持軸51が水返し部材3
0を前記突出位置になるように押し上げ、開き扉6が開
いた状態では、支持軸51が水返し部材30を退避位置
になるように下降する前記L字状に形成されることを特
徴とする開き扉の下枠構造である。また本発明は、水返
し部材30は、退避位置で通行面と平坦な前記一平面を
成す上蓋部61と、上蓋部61にその上蓋部61の幅方
向一端部に屈曲して連なる室外側垂下部62と、上蓋部
61にその上蓋部61の前記一端部よりも開き扉6から
遠去かった幅方向他端部に屈曲して連なる室内側垂下部
63とを有し、上蓋部61と室内側垂下部63とが交差
する部分には、下枠14の長手方向に延びる凹状面70
が形成され、下枠14の室内側には、開き扉6に臨み前
記凹状面70に当接して水返し部材30の揺動中心であ
る接触点72を形成する突部71と、突部71よりも下
方で室内側垂下部63を収納する空間を形成し、室内側
垂下部63の下端部を支持して案内する円弧状の案内片
73と、案内片73の先端に形成され、上蓋部61の抜
止めとなる突起74とが形成され、案内枠28の室内側
の上面水平突出部31aは、水返し部材30が突出位置
にある状態で、室外側垂下部62の先端部分65に当接
してその先端部分65の上方への変位を制限することを
特徴とする。
番21によって開閉自在に支持する扉枠5の下枠14の
室内外方向の略中央部に、下枠14の長手方向に変位自
在に作動部材29が設けられ、作動部材29には、開き
扉6の丁番21を取付けた一方の縦枠11寄りで下枠1
4の上方に突出した軸45が固着され、作動部材29に
は、前記一方の縦枠11とは反対側の他方の縦枠12側
に、ばね56によって引張り力が与えられ、この軸45
は、開き扉6の開閉方向の動きに連動して下枠14の長
手方向に移動可能であり、下枠14の室内側には、水返
し部材30が設けられ、この水返し部材30は、下枠1
4の通行面と平坦な一平面を成す退避位置と、前記一平
面から上方に突出する突出位置との間で、下枠14の長
手方向に平行な軸線まわりに揺動可能に設けられ、室内
外方向の略中央部の室内側で、水返し部材30に隣接し
て前記通行面を形成する案内枠28が設けられ、水返し
部材30の下端部は、下枠14の長手方向に間隔をあけ
て配置された複数の支持軸51によって支持され、前記
各支持軸51は、複数の揺動片50に、固着され、各揺
動片50は、案内枠28に、下枠14の長手方向に垂直
に取付けた枢軸49によって角変位自在にそれぞれ設け
られ、作動部材29には、揺動片50に個別的に対応す
る駆動軸47が固着され、駆動軸47は、揺動片50に
形成されたL字状の案内長孔52に嵌まり込み、案内長
孔52は、開き扉6が閉じた状態では、作動部材29に
固定された前記軸に連動し、支持軸51が水返し部材3
0を前記突出位置になるように押し上げ、開き扉6が開
いた状態では、支持軸51が水返し部材30を退避位置
になるように下降する前記L字状に形成されることを特
徴とする開き扉の下枠構造である。また本発明は、水返
し部材30は、退避位置で通行面と平坦な前記一平面を
成す上蓋部61と、上蓋部61にその上蓋部61の幅方
向一端部に屈曲して連なる室外側垂下部62と、上蓋部
61にその上蓋部61の前記一端部よりも開き扉6から
遠去かった幅方向他端部に屈曲して連なる室内側垂下部
63とを有し、上蓋部61と室内側垂下部63とが交差
する部分には、下枠14の長手方向に延びる凹状面70
が形成され、下枠14の室内側には、開き扉6に臨み前
記凹状面70に当接して水返し部材30の揺動中心であ
る接触点72を形成する突部71と、突部71よりも下
方で室内側垂下部63を収納する空間を形成し、室内側
垂下部63の下端部を支持して案内する円弧状の案内片
73と、案内片73の先端に形成され、上蓋部61の抜
止めとなる突起74とが形成され、案内枠28の室内側
の上面水平突出部31aは、水返し部材30が突出位置
にある状態で、室外側垂下部62の先端部分65に当接
してその先端部分65の上方への変位を制限することを
特徴とする。
【0006】
【作用】請求項1の本発明に従えば、扉枠には扉がその
幅方向一側部を回転中心にして開閉可能に設けられる。
扉枠は下枠を有し、この下枠には水返し部材が設けられ
る。この水返し部材は、扉が開かれたときには上面が下
枠の通行面と平坦な一平面を成す下枠内の退避位置に角
変位し、また扉が閉じられたときには、前記一平面から
上方に突出する突出位置に角変位するように構成され
る。水返し部材30が上述のように退避位置と突出位置
との間で角変位するために、支持軸51、案内枠28、
揺動片50、枢軸49、作動部材29、駆動軸47など
が設けられ、開き扉6に連動するために、作動部材29
には軸45が固着されており、この作動部材29はばね
56によって前記他方の縦枠12側に引張り力が与えら
れる構成となっている。
幅方向一側部を回転中心にして開閉可能に設けられる。
扉枠は下枠を有し、この下枠には水返し部材が設けられ
る。この水返し部材は、扉が開かれたときには上面が下
枠の通行面と平坦な一平面を成す下枠内の退避位置に角
変位し、また扉が閉じられたときには、前記一平面から
上方に突出する突出位置に角変位するように構成され
る。水返し部材30が上述のように退避位置と突出位置
との間で角変位するために、支持軸51、案内枠28、
揺動片50、枢軸49、作動部材29、駆動軸47など
が設けられ、開き扉6に連動するために、作動部材29
には軸45が固着されており、この作動部材29はばね
56によって前記他方の縦枠12側に引張り力が与えら
れる構成となっている。
【0007】したがって歩行障害者が歩いて、または車
椅子で下枠上を通過するときには、前記扉が開かれて水
返し部材は退避位置に退避しているので、前記歩行障害
者がつまずくおそれはない。また車椅子が通過する際に
も、水返し部材を車椅子で乗り越える必要がなく、円滑
に通過することができる。請求項2の本発明に従えば、
扉6が開いた状態では、下枠14の突部71の接触点7
2で水返し部材30の上蓋部61と室内側垂下部63と
の交差する部分に形成された凹状面70に当接して下枠
14の長手方向に平行な軸線まわりに揺動して退避位置
となり、室内側垂下部63の下端部は下枠14の案内片
73で支持され、上蓋部61上で車椅子が円滑に通過す
ることができるとともに、扉6が閉じた状態では、前記
接触点72を中心に水返し部材30が揺動して突出位置
になり、水返し部材30の室外側垂下部62の先端部分
65が下枠14に着脱自在に設けられる案内枠28の下
面である室内側の上面水平突出部31aに当接してその
先端部分65の上方への変位が制限されて水返し部材3
0が抜出すことが防がれる。清掃時には、凹状面70
を、接触点72を形成する突部71から室外側(図3の
左方)に変位し、水返し部材30の凹状面70付近と室
内側垂下部63とを、下枠14の突部71と突起74と
の間の開口76(図3参照)から図3の上方に取出して
水返し部材30を下枠14から取外すことができる。こ
のことによって、下枠14の突部71から水返し部材3
0の凹状面70を外して、その水返し部材30を下枠1
4から上述のように取外すことができ、したがって下枠
14の内部の清掃を行うことができる。
椅子で下枠上を通過するときには、前記扉が開かれて水
返し部材は退避位置に退避しているので、前記歩行障害
者がつまずくおそれはない。また車椅子が通過する際に
も、水返し部材を車椅子で乗り越える必要がなく、円滑
に通過することができる。請求項2の本発明に従えば、
扉6が開いた状態では、下枠14の突部71の接触点7
2で水返し部材30の上蓋部61と室内側垂下部63と
の交差する部分に形成された凹状面70に当接して下枠
14の長手方向に平行な軸線まわりに揺動して退避位置
となり、室内側垂下部63の下端部は下枠14の案内片
73で支持され、上蓋部61上で車椅子が円滑に通過す
ることができるとともに、扉6が閉じた状態では、前記
接触点72を中心に水返し部材30が揺動して突出位置
になり、水返し部材30の室外側垂下部62の先端部分
65が下枠14に着脱自在に設けられる案内枠28の下
面である室内側の上面水平突出部31aに当接してその
先端部分65の上方への変位が制限されて水返し部材3
0が抜出すことが防がれる。清掃時には、凹状面70
を、接触点72を形成する突部71から室外側(図3の
左方)に変位し、水返し部材30の凹状面70付近と室
内側垂下部63とを、下枠14の突部71と突起74と
の間の開口76(図3参照)から図3の上方に取出して
水返し部材30を下枠14から取外すことができる。こ
のことによって、下枠14の突部71から水返し部材3
0の凹状面70を外して、その水返し部材30を下枠1
4から上述のように取外すことができ、したがって下枠
14の内部の清掃を行うことができる。
【0008】
【実施例】図1は本発明の一実施例の開き扉の下枠構造
を示す鉛直断面図であり、図2は図1の上方から見た水
平断面図である。病院および養護施設などの建物の外壁
1には、室外2と室内3とを仕切る出入口4が設けら
れ、この出入口4は外壁1に固定される扉枠5と開き扉
6とによって構成される。
を示す鉛直断面図であり、図2は図1の上方から見た水
平断面図である。病院および養護施設などの建物の外壁
1には、室外2と室内3とを仕切る出入口4が設けら
れ、この出入口4は外壁1に固定される扉枠5と開き扉
6とによって構成される。
【0009】室外2には排水溝7が設けられ、この排水
溝7は格子状のステンレス鋼製グレーチング8によって
覆われている。グレーチング8の上方に臨む表面9は、
室内3の床面10と共通な一平面を成す。
溝7は格子状のステンレス鋼製グレーチング8によって
覆われている。グレーチング8の上方に臨む表面9は、
室内3の床面10と共通な一平面を成す。
【0010】前記扉枠5は、2本の縦枠11,12と、
各縦枠11,12の上端部を相互に連結する上枠13
と、各縦枠11,12の下端部を相互に連結する下枠1
4とを有する。これらの縦枠11,12、上枠13およ
び下枠14は、アルミニウム合金から成る押出型材であ
る。開き扉6は、2本の縦框15,16と、各縦框1
5,16の上端部を相互に連結する上框17と、各縦框
15,16の下端部を相互に連結する下框18と、各縦
框15,16、上框17および下框18によって周縁部
が保持される板状のガラス19とを有する。
各縦枠11,12の上端部を相互に連結する上枠13
と、各縦枠11,12の下端部を相互に連結する下枠1
4とを有する。これらの縦枠11,12、上枠13およ
び下枠14は、アルミニウム合金から成る押出型材であ
る。開き扉6は、2本の縦框15,16と、各縦框1
5,16の上端部を相互に連結する上框17と、各縦框
15,16の下端部を相互に連結する下框18と、各縦
框15,16、上框17および下框18によって周縁部
が保持される板状のガラス19とを有する。
【0011】一方の縦枠11には、丁番21によって開
き扉6の幅方向(図2の上下方向)一側部である一方の
縦框15が連結される。このような丁番21によって、
開き扉6は、丁番21の軸線22を回転中心にして矢符
A1,A2方向に開閉自在である。
き扉6の幅方向(図2の上下方向)一側部である一方の
縦框15が連結される。このような丁番21によって、
開き扉6は、丁番21の軸線22を回転中心にして矢符
A1,A2方向に開閉自在である。
【0012】前記下枠14は、グレーチング8の開き扉
6寄りの一側部を支持する支持部材23と、アンカー体
24によって床25に固定される下枠本体26と、下枠
本体26に支持された状態でビス27によって支持部材
23に着脱自在に取付けられる案内枠28とを有する。
下枠14の室内外方向の略中央部には、案内枠28内で
長手方向(図1の紙面に直角方向)に変位自在に嵌まり
込む作動部材29が設けられる。これらの支持部材2
3、下枠本体26、案内枠28および作動部材29は、
たとえばアルミニウム合金から成る押出型材である。
6寄りの一側部を支持する支持部材23と、アンカー体
24によって床25に固定される下枠本体26と、下枠
本体26に支持された状態でビス27によって支持部材
23に着脱自在に取付けられる案内枠28とを有する。
下枠14の室内外方向の略中央部には、案内枠28内で
長手方向(図1の紙面に直角方向)に変位自在に嵌まり
込む作動部材29が設けられる。これらの支持部材2
3、下枠本体26、案内枠28および作動部材29は、
たとえばアルミニウム合金から成る押出型材である。
【0013】このような下枠14には、閉じられた状態
における開き扉6に関して、室内3側で開き扉6の矢符
A1,A2方向への開閉動作に連動して、矢符B1,B
2方向に出没自在な水返し部材30が設けられる。この
水返し部材30もまた、アルミニウム合金から成る押出
型材である。
における開き扉6に関して、室内3側で開き扉6の矢符
A1,A2方向への開閉動作に連動して、矢符B1,B
2方向に出没自在な水返し部材30が設けられる。この
水返し部材30もまた、アルミニウム合金から成る押出
型材である。
【0014】図3は下枠14付近の拡大断面図であり、
図4は水返し部材30および開き扉6の開閉動作に連動
して駆動するための具体的構成を示す分解斜視図であ
る。前記案内枠28は、平坦な上板31と、上板31の
下面に一体的に形成される室外側脚部32と、上板31
に一体的に形成される室内側脚部33とを有する。作動
部材29は、大略的にT字状に形成され、作動部材29
の長手方向に一直線状に延びる凹溝34が形成される案
内レール35と、案内レール35に直角に連なる垂下部
36とを有する。案内レール35の幅方向(図3の左右
方向)両端部37a,37bは相互に平行に延び、案内
枠28の案内溝38a,38bに矢符C1,C2方向に
摺動自在に嵌まり込んで案内される。
図4は水返し部材30および開き扉6の開閉動作に連動
して駆動するための具体的構成を示す分解斜視図であ
る。前記案内枠28は、平坦な上板31と、上板31の
下面に一体的に形成される室外側脚部32と、上板31
に一体的に形成される室内側脚部33とを有する。作動
部材29は、大略的にT字状に形成され、作動部材29
の長手方向に一直線状に延びる凹溝34が形成される案
内レール35と、案内レール35に直角に連なる垂下部
36とを有する。案内レール35の幅方向(図3の左右
方向)両端部37a,37bは相互に平行に延び、案内
枠28の案内溝38a,38bに矢符C1,C2方向に
摺動自在に嵌まり込んで案内される。
【0015】作動部材29の長手方向一端部には、L字
状のばね係止片41がビス42によって固定される。ま
た作動部材29の長手方向他端部には、取付片43にビ
ス44によって固定された第1軸45が設けられる。取
付片43は凹溝34に嵌まり込み、ビス46によって作
動部材29に固定される。垂下部36には、その長手方
向に間隔をあけて複数(本実施例では2)の第2軸47
が固定される。これらの第2軸47は、作動部材29の
長手方向に対して直角を成す。
状のばね係止片41がビス42によって固定される。ま
た作動部材29の長手方向他端部には、取付片43にビ
ス44によって固定された第1軸45が設けられる。取
付片43は凹溝34に嵌まり込み、ビス46によって作
動部材29に固定される。垂下部36には、その長手方
向に間隔をあけて複数(本実施例では2)の第2軸47
が固定される。これらの第2軸47は、作動部材29の
長手方向に対して直角を成す。
【0016】また案内枠28の前記室内側脚部33に
は、複数(本実施例では2)の案内長孔48が長手方向
に延びて形成される。これらの案内長孔48には前記第
2軸47が嵌まり込む。室内側脚部33にはまた、各案
内長孔48の下方でビス49によって複数(本実施例で
は2)の揺動片50が矢符D1,D2方向に角変位自在
に枢支される。各揺動片50には、第3軸51と、L字
状に屈曲した第2の案内長孔52とが形成される。これ
らの第2の案内長孔52には、前記第1の案内長孔48
から突出する第2軸47が嵌まり込み、作動部材29が
案内枠28内で矢符C1,C2方向に変位することによ
って、各揺動片50が矢符D1,D2方向に角変位され
る。
は、複数(本実施例では2)の案内長孔48が長手方向
に延びて形成される。これらの案内長孔48には前記第
2軸47が嵌まり込む。室内側脚部33にはまた、各案
内長孔48の下方でビス49によって複数(本実施例で
は2)の揺動片50が矢符D1,D2方向に角変位自在
に枢支される。各揺動片50には、第3軸51と、L字
状に屈曲した第2の案内長孔52とが形成される。これ
らの第2の案内長孔52には、前記第1の案内長孔48
から突出する第2軸47が嵌まり込み、作動部材29が
案内枠28内で矢符C1,C2方向に変位することによ
って、各揺動片50が矢符D1,D2方向に角変位され
る。
【0017】前記作動部材29の長手方向他端部に設け
られる第1軸45は、案内枠28の上板31の長手方向
他端部に形成されるU字状の切欠き53を介して上方に
突出しており、前述の図2に示されるように、開き扉6
の一方の縦框15と扉枠5の縦枠11との間に介在され
る。案内枠28の長手方向他端部には、L字状のもう1
つのばね係止片54がビス55によって固定される。こ
のばね係止片54には引張コイルばね56の一端部が係
止され、引張コイルばね56の他端部は、前記ばね係止
片41に係止される。このような引張コイルばね56に
よって、作動部材29は案内枠28に対して矢符C1方
向にばね付勢される。したがって前記第1軸45は開き
扉6の縦框15の前記縦枠11に臨む表面57(図2参
照)に弾発的に当接している。
られる第1軸45は、案内枠28の上板31の長手方向
他端部に形成されるU字状の切欠き53を介して上方に
突出しており、前述の図2に示されるように、開き扉6
の一方の縦框15と扉枠5の縦枠11との間に介在され
る。案内枠28の長手方向他端部には、L字状のもう1
つのばね係止片54がビス55によって固定される。こ
のばね係止片54には引張コイルばね56の一端部が係
止され、引張コイルばね56の他端部は、前記ばね係止
片41に係止される。このような引張コイルばね56に
よって、作動部材29は案内枠28に対して矢符C1方
向にばね付勢される。したがって前記第1軸45は開き
扉6の縦框15の前記縦枠11に臨む表面57(図2参
照)に弾発的に当接している。
【0018】前記水返し部材30は、図5に示されるよ
うに、偏平な上蓋部61と、上蓋部61の幅方向一端部
に屈曲して連なる室外側垂下部62と、上蓋部61の幅
方向他端部に屈曲して連なる室内側垂下部63とを有す
る。室外側垂下部62には戸当りパッキン64が嵌着さ
れる。この室外側垂下部62の先端部分65は、水返し
部材30が矢符B1方向に角変位して上方に突出した状
態では、前記案内枠28の上板31の下面31aに当接
し、これによって水返し部材30の矢符B1方向への角
変位が阻止される。この前記先端部分65は、揺動片5
0の第3軸51によって支持される。したがって揺動片
50が矢符D1方向に角変位すると、水返し部材30は
矢符B2方向に角変位して、その上面66が、図3の仮
想線で示されるように、前記表面9および床面10なら
びに案内枠18の上表面67および支持部材23の上表
面68を含む平坦な一平面を成す通行面R内にあり、通
行時のつまずきが防がれる。
うに、偏平な上蓋部61と、上蓋部61の幅方向一端部
に屈曲して連なる室外側垂下部62と、上蓋部61の幅
方向他端部に屈曲して連なる室内側垂下部63とを有す
る。室外側垂下部62には戸当りパッキン64が嵌着さ
れる。この室外側垂下部62の先端部分65は、水返し
部材30が矢符B1方向に角変位して上方に突出した状
態では、前記案内枠28の上板31の下面31aに当接
し、これによって水返し部材30の矢符B1方向への角
変位が阻止される。この前記先端部分65は、揺動片5
0の第3軸51によって支持される。したがって揺動片
50が矢符D1方向に角変位すると、水返し部材30は
矢符B2方向に角変位して、その上面66が、図3の仮
想線で示されるように、前記表面9および床面10なら
びに案内枠18の上表面67および支持部材23の上表
面68を含む平坦な一平面を成す通行面R内にあり、通
行時のつまずきが防がれる。
【0019】水返し部材30の前記上蓋部61と室内側
垂下部63とが交差する部分には、凹状面70が形成さ
れ、この凹状面70には下枠本体26の突部71が当接
する。したがって水返し部材30は凹状面70と突部7
1との接触点72を中心にして角変位する。
垂下部63とが交差する部分には、凹状面70が形成さ
れ、この凹状面70には下枠本体26の突部71が当接
する。したがって水返し部材30は凹状面70と突部7
1との接触点72を中心にして角変位する。
【0020】下枠本体26には、前記突部71よりも下
方で下枠本体26内の空間に突出して円弧状の案内片7
3が形成され、この案内片73の先端部には前記突部7
1に対向する方向に突出した抜止め突起74が一体的に
形成される。この抜止め突起74に室内側垂下部63の
先端部分75が当接して、水返し部材30が抜止めされ
る。水返し部材30の凹状面70には、下枠本体26の
室内側の突部71が当接しており、下枠本体26の突部
71と抜止め突起74との間には、図3の紙面に垂直方
向に延びる細長い開口76が形成されているので、水返
し部材30を図3の左方に変位し、その凹状面70付
近、室内側垂下部63およびその先端部分75を、突部
71と抜止め突起74との間の開口76を通過させて図
3の上方に取出すことができる。これによって水返し部
材30を下枠本体26から離脱させることができる。
方で下枠本体26内の空間に突出して円弧状の案内片7
3が形成され、この案内片73の先端部には前記突部7
1に対向する方向に突出した抜止め突起74が一体的に
形成される。この抜止め突起74に室内側垂下部63の
先端部分75が当接して、水返し部材30が抜止めされ
る。水返し部材30の凹状面70には、下枠本体26の
室内側の突部71が当接しており、下枠本体26の突部
71と抜止め突起74との間には、図3の紙面に垂直方
向に延びる細長い開口76が形成されているので、水返
し部材30を図3の左方に変位し、その凹状面70付
近、室内側垂下部63およびその先端部分75を、突部
71と抜止め突起74との間の開口76を通過させて図
3の上方に取出すことができる。これによって水返し部
材30を下枠本体26から離脱させることができる。
【0021】ビス27を抜くことによって、案内枠28
を作動部材29とともに下枠本体26から取外しておく
ことができる。案内枠28を作動部材29とともに上述
のように下枠本体26から取外すことによって、水返し
部材30は、下枠本体26から離脱することがさらに一
層、容易になる。こうして下枠本体26から水返し部材
30だけでなく、案内枠28および作動部材29をも取
外すことができる。したがって下枠本体26内を容易に
開放して、下枠本体26内のごみなどを除去することが
でき、清掃をさらに容易に行うことが可能である。下枠
本体26および前記支持部材23には水抜き孔77,7
8,79,80がそれぞれ形成されており、下枠本体2
6内に溜まった水は、排水溝7内に導いて排出すること
ができる。
を作動部材29とともに下枠本体26から取外しておく
ことができる。案内枠28を作動部材29とともに上述
のように下枠本体26から取外すことによって、水返し
部材30は、下枠本体26から離脱することがさらに一
層、容易になる。こうして下枠本体26から水返し部材
30だけでなく、案内枠28および作動部材29をも取
外すことができる。したがって下枠本体26内を容易に
開放して、下枠本体26内のごみなどを除去することが
でき、清掃をさらに容易に行うことが可能である。下枠
本体26および前記支持部材23には水抜き孔77,7
8,79,80がそれぞれ形成されており、下枠本体2
6内に溜まった水は、排水溝7内に導いて排出すること
ができる。
【0022】前記下枠本体26と支持部材23とはビス
81によって相互に固定されており、その間にはパッキ
ン82が介在される。このような構成によって、下枠本
体26と支持部材23との間の隙間から下方へ水がしみ
込んでしまうことが防がれ、水密性が達成されている。
81によって相互に固定されており、その間にはパッキ
ン82が介在される。このような構成によって、下枠本
体26と支持部材23との間の隙間から下方へ水がしみ
込んでしまうことが防がれ、水密性が達成されている。
【0023】以上のような構成によって、開き扉6を矢
符A1方向に開いたときには、引張コイルばね56によ
って作動部材29が案内枠28内で矢符C1方向に変位
移動し、この移動に伴う第2軸部47の同一方向への移
動によって、揺動片50が矢符D1方向に角変位し、こ
の揺動片50の第3軸51によって支持されていた水返
し部材30は矢符B2方向に角変位して下枠本体26内
へ埋没した退避位置へ変位する。
符A1方向に開いたときには、引張コイルばね56によ
って作動部材29が案内枠28内で矢符C1方向に変位
移動し、この移動に伴う第2軸部47の同一方向への移
動によって、揺動片50が矢符D1方向に角変位し、こ
の揺動片50の第3軸51によって支持されていた水返
し部材30は矢符B2方向に角変位して下枠本体26内
へ埋没した退避位置へ変位する。
【0024】このような状態で、前述したように水返し
部材30の上面66は左右に連なる通行面と一平面を成
し、突出していない。これによって歩行障害者の通行を
妨げることなしに、図1の仮想線83a,83b,83
cで示されるように車椅子の車輪を円滑に移動させて通
行することができる。
部材30の上面66は左右に連なる通行面と一平面を成
し、突出していない。これによって歩行障害者の通行を
妨げることなしに、図1の仮想線83a,83b,83
cで示されるように車椅子の車輪を円滑に移動させて通
行することができる。
【0025】また開き扉6を矢符A2方向に閉じると、
その扉6の縦框15によって第1軸45が引張コイルば
ね56のばね力に抗して押圧され、これによって作動部
材29は案内枠28内で矢符C2方向に移動する。この
ような移動に伴う第2軸部47の同一方向への変位によ
って、揺動片50は矢符D2方向に角変位し、この揺動
片50の第3軸51に支持されている水返し部材30は
矢符B1方向に角変位して、下枠本体26から上方に突
出した戸当り位置へ変位する。この状態で開き扉6の下
框8の室内30に臨む表面が戸当りパッキン64に当接
して、水密性が達成され、室外2側からの雨水が室内3
内に侵入することが防がれる。下枠本体26内に流れ込
んだ一部の雨水は、前述したように水抜き孔77〜80
を介して排水溝7内に排出される。このようにして開き
扉6の矢符A1,A2方向への開閉動作に連動して、水
返し部材30を出没させ、雨水を室内3側に侵入させる
ことなしに通行の妨げとなることを防ぎ、しかも下枠本
体26内の清掃を容易に行うことができる。
その扉6の縦框15によって第1軸45が引張コイルば
ね56のばね力に抗して押圧され、これによって作動部
材29は案内枠28内で矢符C2方向に移動する。この
ような移動に伴う第2軸部47の同一方向への変位によ
って、揺動片50は矢符D2方向に角変位し、この揺動
片50の第3軸51に支持されている水返し部材30は
矢符B1方向に角変位して、下枠本体26から上方に突
出した戸当り位置へ変位する。この状態で開き扉6の下
框8の室内30に臨む表面が戸当りパッキン64に当接
して、水密性が達成され、室外2側からの雨水が室内3
内に侵入することが防がれる。下枠本体26内に流れ込
んだ一部の雨水は、前述したように水抜き孔77〜80
を介して排水溝7内に排出される。このようにして開き
扉6の矢符A1,A2方向への開閉動作に連動して、水
返し部材30を出没させ、雨水を室内3側に侵入させる
ことなしに通行の妨げとなることを防ぎ、しかも下枠本
体26内の清掃を容易に行うことができる。
【0026】前記水返し部材30の長手方向両端部に
は、たとえば発泡シリコンの成型品から成る水漏れ防止
片85が設けられる。このような水漏れ防止片85によ
って水返し部材30の矢符B1,B2方向への角変位に
かかわらず、隙間の発生を防ぐことができる。この隙間
というのは、(a)図5の参照符E1で示されるよう
に、水返し部材30の長手方向の端部89と一方の縦枠
11の端面との間の隙間であり、(b)また縦枠11と
一体的に形成された支持部86の下端部87に生じ得る
隙間などである。水漏れ防止片85は、このような隙間
の発生を上述のように防ぐ。
は、たとえば発泡シリコンの成型品から成る水漏れ防止
片85が設けられる。このような水漏れ防止片85によ
って水返し部材30の矢符B1,B2方向への角変位に
かかわらず、隙間の発生を防ぐことができる。この隙間
というのは、(a)図5の参照符E1で示されるよう
に、水返し部材30の長手方向の端部89と一方の縦枠
11の端面との間の隙間であり、(b)また縦枠11と
一体的に形成された支持部86の下端部87に生じ得る
隙間などである。水漏れ防止片85は、このような隙間
の発生を上述のように防ぐ。
【0027】
【発明の効果】以上のように請求項1の本発明によれ
ば、開き扉6の開閉動作に連動して水返し部材30を出
没させることができるので、室外から室内への雨水の侵
入が防がれ、出入口における円滑な通行を実現すること
ができる。請求項2の本発明によれば、下枠14から水
返し部材30の凹状面70と下枠14の突部71とを外
して水返し部材30を下枠14から取出すことができる
ので、下枠14の内部の清掃が容易となる。
ば、開き扉6の開閉動作に連動して水返し部材30を出
没させることができるので、室外から室内への雨水の侵
入が防がれ、出入口における円滑な通行を実現すること
ができる。請求項2の本発明によれば、下枠14から水
返し部材30の凹状面70と下枠14の突部71とを外
して水返し部材30を下枠14から取出すことができる
ので、下枠14の内部の清掃が容易となる。
【図1】本発明の一実施例の開き扉の下枠構造を示す鉛
直断面図である。
直断面図である。
【図2】図1の上方から見た水平断面図である。
【図3】下枠14付近の拡大断面図である。
【図4】水返し部材30を駆動するための具体的構成を
示す分解斜視図である。
示す分解斜視図である。
【図5】水返し部材30の長手方向一端部付近を示す一
部の斜視図である。
部の斜視図である。
2 室外 3 室内 4 出入口 5 扉枠 6 開き扉 7 排水溝 8 グレーチング 23 支持部材 26 下枠本体 28 案内枠 29 作動部材 30 水返し部材 35 案内レール 38a,38b 案内溝 45 第1軸 47 第2軸 50 揺動片 51 第3軸 56 引張コイルばね 66 上面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−26278(JP,A) 実開 平5−52172(JP,U) 実開 平4−111893(JP,U)
Claims (2)
- 【請求項1】 開き扉6を丁番21によって開閉自在に
支持する扉枠5の下枠14の室内外方向の略中央部に、
下枠14の長手方向に変位自在に作動部材29が設けら
れ、 作動部材29には、開き扉6の丁番21を取付けた一方
の縦枠11寄りで下枠14の上方に突出した軸45が固
着され、 作動部材29には、前記一方の縦枠11とは反対側の他
方の縦枠12側に、ばね56によって引張り力が与えら
れ、 この軸45は、開き扉6の開閉方向の動きに連動して下
枠14の長手方向に移動可能であり、 下枠14の室内側には、水返し部材30が設けられ、 この水返し部材30は、下枠14の通行面と平坦な一平
面を成す退避位置と、前記一平面から上方に突出する突
出位置との間で、下枠14の長手方向に平行な軸線まわ
りに揺動可能に設けられ、 室内外方向の略中央部の室内側で、水返し部材30に隣
接して前記通行面を形成する案内枠28が設けられ、 水返し部材30の下端部は、下枠14の長手方向に間隔
をあけて配置された複数の支持軸51によって支持さ
れ、 前記各支持軸51は、複数の揺動片50に、固着され、 各揺動片50は、案内枠28に、下枠14の長手方向に
垂直に取付けた枢軸49によって角変位自在にそれぞれ
設けられ、 作動部材29には、揺動片50に個別的に対応する駆動
軸47が固着され、 駆動軸47は、揺動片50に形成されたL字状の案内長
孔52に嵌まり込み、 案内長孔52は、 開き扉6が閉じた状態では、作動部材29に固定された
前記軸に連動し、支持軸51が水返し部材30を前記突
出位置になるように押し上げ、 開き扉6が開いた状態では、支持軸51が水返し部材3
0を退避位置になるように下降する前記L字状に形成さ
れることを特徴とする開き扉の下枠構造。 - 【請求項2】 水返し部材30は、 退避位置で通行面と平坦な前記一平面を成す上蓋部61
と、 上蓋部61にその上蓋部61の幅方向一端部に屈曲して
連なる室外側垂下部62と、 上蓋部61にその上蓋部61の前記一端部よりも開き扉
6から遠去かった幅方向他端部に屈曲して連なる室内側
垂下部63とを有し、 上蓋部61と室内側垂下部63とが交差する部分には、
下枠14の長手方向に延びる凹状面70が形成され、 下枠14の室内側には、 開き扉6に臨み前記凹状面70に当接して水返し部材3
0の揺動中心である接触点72を形成する突部71と、 突部71よりも下方で室内側垂下部63を収納する空間
を形成し、室内側垂下部63の下端部を支持して案内す
る円弧状の案内片73と、 案内片73の先端に形成され、上蓋部61の抜止めとな
る突起74とが形成され、 案内枠28の室内側の上面水平突出部31aは、水返し
部材30が突出位置にある状態で、室外側垂下部62の
先端部分65に当接してその先端部分65の上方への変
位を制限することを特徴とする請求項1記載の開き扉の
下枠構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6152450A JP2713691B2 (ja) | 1994-07-04 | 1994-07-04 | 開き扉の下枠構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6152450A JP2713691B2 (ja) | 1994-07-04 | 1994-07-04 | 開き扉の下枠構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0813926A JPH0813926A (ja) | 1996-01-16 |
JP2713691B2 true JP2713691B2 (ja) | 1998-02-16 |
Family
ID=15540791
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6152450A Expired - Fee Related JP2713691B2 (ja) | 1994-07-04 | 1994-07-04 | 開き扉の下枠構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2713691B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4562273B2 (ja) * | 2000-11-07 | 2010-10-13 | 三協立山アルミ株式会社 | ドア付出入り部の止水装置 |
JP6832074B2 (ja) * | 2016-03-30 | 2021-02-24 | 積水化学工業株式会社 | 建物の排水構造及び建物 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2554295Y2 (ja) * | 1991-03-14 | 1997-11-17 | 三和シヤッター工業株式会社 | 可動沓摺装置 |
JP2566356Y2 (ja) * | 1991-03-14 | 1998-03-25 | 株式会社日本アルミ | 出入口の下枠構造 |
JP3125197B2 (ja) * | 1992-06-27 | 2001-01-15 | 大和ハウス工業株式会社 | 床付けドア底隙間封鎖装置 |
-
1994
- 1994-07-04 JP JP6152450A patent/JP2713691B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0813926A (ja) | 1996-01-16 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |