JP2709790B2 - アースアンカー固定装置 - Google Patents
アースアンカー固定装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、山留め工事現場で用い
るアースアンカー固定装置に関し、特に2種類のアンカ
ー取付角度に対応することができる使い勝手のよいアー
スアンカー固定装置に係わる。
るアースアンカー固定装置に関し、特に2種類のアンカ
ー取付角度に対応することができる使い勝手のよいアー
スアンカー固定装置に係わる。
【0002】
【従来の技術】山留め工事の現場が傾斜地である場合
や、当該工事が大規模である場合には、周囲の地盤の崩
壊を防止するために矢板を打ち込み、この矢板に腹起し
をあてがい、アースアンカーで腹起しを支持するように
している。ところで当該アースアンカーは定着地層、引
抜き力、敷地条件及び障害物の有無等により各現場毎に
異なった適切な角度で打設するものであって、この打設
角度は、概ね30度〜45度の範囲内で設定されるのが
通常である。
や、当該工事が大規模である場合には、周囲の地盤の崩
壊を防止するために矢板を打ち込み、この矢板に腹起し
をあてがい、アースアンカーで腹起しを支持するように
している。ところで当該アースアンカーは定着地層、引
抜き力、敷地条件及び障害物の有無等により各現場毎に
異なった適切な角度で打設するものであって、この打設
角度は、概ね30度〜45度の範囲内で設定されるのが
通常である。
【0003】従来、このようなアースアンカーの各打設
角度に対応するために、その角度に対応したアンカー固
定用傾斜角を有する定着金物を幾種類も用意しておくの
が通例であった。従来型のアースアンカー固定装置を図
示すると、図4に示すとおりで、この装置21は腹起し
27にとりつけられ、かつアースアンカーaを挿通する
空間28と各打設角度に対応するアンカー固定面26を
有する定着金物22と、さらにずれ止めプレート25に
より構成され、前記空間28を通じてアースアンカーa
を引通させるための貫通孔24を形成した支圧板23が
前記したアンカー固定面26に装着される。そしてアー
スアンカーaを固定するときは、ジャッキ(図示せず)
によりアンカーaを引張り、アンカーヘッドb内に装着
された楔等の適宜の固定手段を介して支圧板23上にア
ンカーaを固定するものであった。
角度に対応するために、その角度に対応したアンカー固
定用傾斜角を有する定着金物を幾種類も用意しておくの
が通例であった。従来型のアースアンカー固定装置を図
示すると、図4に示すとおりで、この装置21は腹起し
27にとりつけられ、かつアースアンカーaを挿通する
空間28と各打設角度に対応するアンカー固定面26を
有する定着金物22と、さらにずれ止めプレート25に
より構成され、前記空間28を通じてアースアンカーa
を引通させるための貫通孔24を形成した支圧板23が
前記したアンカー固定面26に装着される。そしてアー
スアンカーaを固定するときは、ジャッキ(図示せず)
によりアンカーaを引張り、アンカーヘッドb内に装着
された楔等の適宜の固定手段を介して支圧板23上にア
ンカーaを固定するものであった。
【0004】周知のように定着金物21におけるアンカ
ー固定面26の角度は、該アンカーに対して直角に保持
されていなければならず、一方、アンカーaの打設角度
は当該アンカーの分担荷重や現場の状況に応じて許容範
囲において最適角度に設定されるものであるから、定着
金物におけるアンカー固定面の角度はアンカーの打設角
に応じた傾斜面を有する、幾種類もの定着金物を用意す
る必要があった。
ー固定面26の角度は、該アンカーに対して直角に保持
されていなければならず、一方、アンカーaの打設角度
は当該アンカーの分担荷重や現場の状況に応じて許容範
囲において最適角度に設定されるものであるから、定着
金物におけるアンカー固定面の角度はアンカーの打設角
に応じた傾斜面を有する、幾種類もの定着金物を用意す
る必要があった。
【0005】ところで、前記のような問題点に関連した
説明がなされている下記考案が存在するので、以下念の
ため言及しておく。実開平3-111628号の考案によれば、
定着金物それ自体を鋳造品で構成させ、かつそのものに
アースアンカーを引通するための長孔を形成させると共
に、当該長孔の開口面に、一方を薄く、他方を厚くした
テーパつきの支圧板を配設するようになせば、それによ
って前記不具合が解消されるかのような説明が見受けら
れる。しかし同明細書にも明示されているように、前記
提案は腹起しサイズの違いおよびアンカーの打設角度の
違いによって、最低でも4種類の定着金物を必要とし、
一方、支圧板に関しても互いに形状の異なる4種類の部
材を用意しておかなければ、対応しきれないという問題
がある。それだけでなく、定着金物本体が鋳造品である
ため大型のものは製造し難く、したがってアンカーの引
張力が大きくなった場合には、到底対応することができ
ないという難点がある。
説明がなされている下記考案が存在するので、以下念の
ため言及しておく。実開平3-111628号の考案によれば、
定着金物それ自体を鋳造品で構成させ、かつそのものに
アースアンカーを引通するための長孔を形成させると共
に、当該長孔の開口面に、一方を薄く、他方を厚くした
テーパつきの支圧板を配設するようになせば、それによ
って前記不具合が解消されるかのような説明が見受けら
れる。しかし同明細書にも明示されているように、前記
提案は腹起しサイズの違いおよびアンカーの打設角度の
違いによって、最低でも4種類の定着金物を必要とし、
一方、支圧板に関しても互いに形状の異なる4種類の部
材を用意しておかなければ、対応しきれないという問題
がある。それだけでなく、定着金物本体が鋳造品である
ため大型のものは製造し難く、したがってアンカーの引
張力が大きくなった場合には、到底対応することができ
ないという難点がある。
【0006】そこで本発明は、打設角度やアンカーの引
張力が大きくなったときでも、容易に、かつ経済的に設
計することのできる定着金物、すなわち従来から汎用さ
れているプレート構造タイプの定着金物(図4参照)を
活用した上で、前記のような問題点、すなわち幾種類も
の定着金物や支圧板を保有しなければならないという負
担を軽減させるために鋭意研究を行った。その結果、支
圧板1枚で互いに異なる2種類のアンカー打設角度に対
応することができるアースアンカー固定装置を提供し得
るに至った。
張力が大きくなったときでも、容易に、かつ経済的に設
計することのできる定着金物、すなわち従来から汎用さ
れているプレート構造タイプの定着金物(図4参照)を
活用した上で、前記のような問題点、すなわち幾種類も
の定着金物や支圧板を保有しなければならないという負
担を軽減させるために鋭意研究を行った。その結果、支
圧板1枚で互いに異なる2種類のアンカー打設角度に対
応することができるアースアンカー固定装置を提供し得
るに至った。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明におけるアースアンカー固定装置は、2種類
のアンカー取付角度の中間角度に設定されたアンカー固
定面を有する定着金物と、アンカーヘッド側の支圧板面
は、他の支圧板面に対し、前記2種類のアンカー取付角
度の差に相当する角度の半分の角度の傾斜を有し、か
つ、アースアンカーを貫通する貫通孔は前記アンカーヘ
ッド側の支圧板面に対し垂直に穿孔されている支圧板を
有することを特徴とする。
に、本発明におけるアースアンカー固定装置は、2種類
のアンカー取付角度の中間角度に設定されたアンカー固
定面を有する定着金物と、アンカーヘッド側の支圧板面
は、他の支圧板面に対し、前記2種類のアンカー取付角
度の差に相当する角度の半分の角度の傾斜を有し、か
つ、アースアンカーを貫通する貫通孔は前記アンカーヘ
ッド側の支圧板面に対し垂直に穿孔されている支圧板を
有することを特徴とする。
【0008】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例に基づいて具体
的に説明する。図1は本発明の一実施例の使用状態を示
した側面図であり、図2は前記実施例における支圧板の
正面図、図3は当該支圧板の一部を切欠いて示した側面
図である。なお、この実施例にあっては、水平面に対し
40度または45度の2種類のアンカー打設角度に対応
する支圧板を例示したもので、符号1がアースアンカー
固定装置の全体を示し、同2が定着金物、同3は支圧板
を示す。
的に説明する。図1は本発明の一実施例の使用状態を示
した側面図であり、図2は前記実施例における支圧板の
正面図、図3は当該支圧板の一部を切欠いて示した側面
図である。なお、この実施例にあっては、水平面に対し
40度または45度の2種類のアンカー打設角度に対応
する支圧板を例示したもので、符号1がアースアンカー
固定装置の全体を示し、同2が定着金物、同3は支圧板
を示す。
【0009】定着金物2は根切りされた側壁面に打ち込
まれた矢板16に調整コンクリート15を介して固定さ
れた腹起し13、14にとりつけられる。即ち、定着金
物2の上端部10に設けられたフック11により上段腹
起し13に係止され、一方、定着金物2の段部12を下
段腹起し14の上面に載置することで、定着金物2を腹
起し13、14に固定する。
まれた矢板16に調整コンクリート15を介して固定さ
れた腹起し13、14にとりつけられる。即ち、定着金
物2の上端部10に設けられたフック11により上段腹
起し13に係止され、一方、定着金物2の段部12を下
段腹起し14の上面に載置することで、定着金物2を腹
起し13、14に固定する。
【0010】水平面9に対し40度または45度の2種
類のアンカー打設角度(取付角度としてもよい)に対応
するために、定着金物2におけるアンカー固定面6の傾
斜角、即ち水平面9に対する角度θは、前記2種類のア
ンカー取付角度の中間角度である47.5度の角度に設
定する。また、アンカー固定面6に対しては、支圧板3
を固定する手段として切欠き5を設け、この切欠き内に
支圧板3が嵌合するようになす。
類のアンカー打設角度(取付角度としてもよい)に対応
するために、定着金物2におけるアンカー固定面6の傾
斜角、即ち水平面9に対する角度θは、前記2種類のア
ンカー取付角度の中間角度である47.5度の角度に設
定する。また、アンカー固定面6に対しては、支圧板3
を固定する手段として切欠き5を設け、この切欠き内に
支圧板3が嵌合するようになす。
【0011】前記のようにしてアンカー固定面6に対し
支圧板3を固定するものであるが、本発明においては、
この支圧板を次のような構成としたものである。即ち、
図1において支圧板3のアンカーヘッド側18に対向す
る面8に対しては、前記2種類のアンカー打設角度の差
に相当する角度の半分の角度の傾斜をもたせる。換言す
れば、図3に示すように一方の支圧板面8は、他方の支
圧板面7に対し2度30分の傾斜角度α(図3参照)を
もって対向している。
支圧板3を固定するものであるが、本発明においては、
この支圧板を次のような構成としたものである。即ち、
図1において支圧板3のアンカーヘッド側18に対向す
る面8に対しては、前記2種類のアンカー打設角度の差
に相当する角度の半分の角度の傾斜をもたせる。換言す
れば、図3に示すように一方の支圧板面8は、他方の支
圧板面7に対し2度30分の傾斜角度α(図3参照)を
もって対向している。
【0012】支圧板3のほぼ中央に、アースアンカー1
7を挿通するための貫通孔4を穿設する。この貫通孔4
はアンカーヘッド側の支圧板面8に対し垂直に穿孔する
のを可とする。従って支圧板3が図2に示すように「4
5゜」の表示に従い正立状態にあるときは支圧板面8か
ら見ると、貫通孔4は2.5度の角度で下方に向かって
斜めに穿孔していることになる。逆に、支圧板3を「4
0゜」の表示に従い倒立状態にすると、貫通孔4は2.
5度の角度で上方に向かって斜め穿孔されていることに
なる。
7を挿通するための貫通孔4を穿設する。この貫通孔4
はアンカーヘッド側の支圧板面8に対し垂直に穿孔する
のを可とする。従って支圧板3が図2に示すように「4
5゜」の表示に従い正立状態にあるときは支圧板面8か
ら見ると、貫通孔4は2.5度の角度で下方に向かって
斜めに穿孔していることになる。逆に、支圧板3を「4
0゜」の表示に従い倒立状態にすると、貫通孔4は2.
5度の角度で上方に向かって斜め穿孔されていることに
なる。
【0013】次に、前記構成を有するアンカー定着金物
の使用方法について説明する。アンカー17の打設角度
を45度とする場合には、該アンカーを貫通孔4に挿通
した上で、その支圧板3を図1の実線で示すように腹起
し13、14にとりつけられた定着金物2のアンカー固
定面6に正立状態で固定する。この場合、貫通孔4の穿
孔角度は、下方に向かって2.5度傾斜しているためア
ンカー固定面6の42.5度の傾斜角と合わせて45度
のアンカー取付角度を得ることができる。
の使用方法について説明する。アンカー17の打設角度
を45度とする場合には、該アンカーを貫通孔4に挿通
した上で、その支圧板3を図1の実線で示すように腹起
し13、14にとりつけられた定着金物2のアンカー固
定面6に正立状態で固定する。この場合、貫通孔4の穿
孔角度は、下方に向かって2.5度傾斜しているためア
ンカー固定面6の42.5度の傾斜角と合わせて45度
のアンカー取付角度を得ることができる。
【0014】一方、アンカー取付角度を40度とする場
合には、前記アンカー17を貫通孔4に引通した上で支
圧板3を図1の破線で示すように腹起し13、14に固
定された定着金物2のアンカー固定面6に倒立状態で固
定する。この場合、貫通孔4の穿孔角度は上方に向かっ
て2.5度傾斜しているため、アンカー固定面6の4
2.5度の傾斜角から2.5度の角度を差し引き40度
のアンカー取付角度を得ることができる。
合には、前記アンカー17を貫通孔4に引通した上で支
圧板3を図1の破線で示すように腹起し13、14に固
定された定着金物2のアンカー固定面6に倒立状態で固
定する。この場合、貫通孔4の穿孔角度は上方に向かっ
て2.5度傾斜しているため、アンカー固定面6の4
2.5度の傾斜角から2.5度の角度を差し引き40度
のアンカー取付角度を得ることができる。
【0015】支圧板3をアンカー固定面6に固定した
後、ジャッキ(図示せず)によりアンカーを引張り、次
いでアンカーヘッド18を介して該アンカー17を緊張
状態のまま支圧板3上に固定する。このとき支圧板3に
剪断応力が加えられても、該支圧板は切欠き5に嵌合さ
れているので位置ズレを起こすようなことはない。
後、ジャッキ(図示せず)によりアンカーを引張り、次
いでアンカーヘッド18を介して該アンカー17を緊張
状態のまま支圧板3上に固定する。このとき支圧板3に
剪断応力が加えられても、該支圧板は切欠き5に嵌合さ
れているので位置ズレを起こすようなことはない。
【0016】上記実施例は水平面に対し40度または4
5度の2種類のアンカー打設角度を得る場合に対応する
ものであったが、30度または35度の2種類のアンカ
ー打設角度を得んとした場合は、傾斜角を32.5度に
設定したアンカー固定面を有する定着金物を用意すれば
よい。
5度の2種類のアンカー打設角度を得る場合に対応する
ものであったが、30度または35度の2種類のアンカ
ー打設角度を得んとした場合は、傾斜角を32.5度に
設定したアンカー固定面を有する定着金物を用意すれば
よい。
【0017】即ち、上記実施例の支圧板を正立状態で使
用すると、貫通孔の穿孔角度は下方に向かって2.5度
傾斜しているため、アンカー固定面の32.5度の傾斜
角と合わせて35度のアンカー取付角度を得ることがで
きる。また、支圧板を倒立状態で使用すると、貫通孔の
穿孔角度は上方に向かって2.5度傾斜しているため、
アンカー固定面の32.5度の傾斜角から2.5度の角
度を差し引き30度のアンカー打設角度を得ることがで
きる。
用すると、貫通孔の穿孔角度は下方に向かって2.5度
傾斜しているため、アンカー固定面の32.5度の傾斜
角と合わせて35度のアンカー取付角度を得ることがで
きる。また、支圧板を倒立状態で使用すると、貫通孔の
穿孔角度は上方に向かって2.5度傾斜しているため、
アンカー固定面の32.5度の傾斜角から2.5度の角
度を差し引き30度のアンカー打設角度を得ることがで
きる。
【0018】上記のように本発明によれば山留め工事の
現場において通常必要とされる30度、35度、40
度、45度の4種類のアンカー打設角度を僅か2種類の
定着金物と1種類の支圧板でまかなうことができる。
現場において通常必要とされる30度、35度、40
度、45度の4種類のアンカー打設角度を僅か2種類の
定着金物と1種類の支圧板でまかなうことができる。
【0019】なお、上記実施例では定着金物2における
アンカー固定面に、支圧板3を固定するための一手段と
して切欠き5を設けた例を示したが、それに限られるも
のではない。即ち剪断応力により支圧板がずれることを
防ぐことができれば、固定手段として溶接、ボルト止め
あるいは図4に示すような係止プレート等をとりつける
等、任意の手段をとることができる。
アンカー固定面に、支圧板3を固定するための一手段と
して切欠き5を設けた例を示したが、それに限られるも
のではない。即ち剪断応力により支圧板がずれることを
防ぐことができれば、固定手段として溶接、ボルト止め
あるいは図4に示すような係止プレート等をとりつける
等、任意の手段をとることができる。
【0020】
【発明の効果】本発明によるアースアンカー固定装置に
よれば、従来はアンカーの各打設角度に対応する幾種類
もの定着金物を現場で保有しなければならなかったが、
本発明によれば1種類の定着金物で2種類のアンカー打
設角度に対応することができるため、定着金物の種類を
大幅に減らすことができる。従って現場における使い勝
手が向上すると共に、その構造も極めてシンプルである
ため生産コスト等の低減にも寄与する。さらに、通常の
山留め工事において必要とされる30度、35度、40
度、45度の4種類のアンカー取付角度乃至は打設角度
を得たいときにも2種類の定着金物と1種類の支圧板で
まかなうことできるという利点を発揮する。
よれば、従来はアンカーの各打設角度に対応する幾種類
もの定着金物を現場で保有しなければならなかったが、
本発明によれば1種類の定着金物で2種類のアンカー打
設角度に対応することができるため、定着金物の種類を
大幅に減らすことができる。従って現場における使い勝
手が向上すると共に、その構造も極めてシンプルである
ため生産コスト等の低減にも寄与する。さらに、通常の
山留め工事において必要とされる30度、35度、40
度、45度の4種類のアンカー取付角度乃至は打設角度
を得たいときにも2種類の定着金物と1種類の支圧板で
まかなうことできるという利点を発揮する。
【図1】本発明の一実施例であるアンカー定着金物と支
圧板とを用いて40度および45度の打設角度でアンカ
ーを打設したときの側面図である。
圧板とを用いて40度および45度の打設角度でアンカ
ーを打設したときの側面図である。
【図2】図1における支圧板の正面図である。
【図3】同上支圧板の一部を切欠いて示した側面図であ
る。
る。
【図4】従来のアースアンカー固定装置を示す側面図で
ある。
ある。
1 アースアンカー固定装置 2 定着金物 3 支圧板 4 貫通孔 5 切欠き 6 アンカー固定面 7 支圧板面 8 支圧板面 9 水平面 10 定着金物の上端部 11 フック 12 段部 13 上段腹起し 14 下段腹起し 15 調整コンクリート 16 矢板 21 アースアンカー固定装置 22 定着金物 23 支圧板 24 貫通孔 25 ずれ止めプレート 26 アンカー固定面 27 腹起し 28 空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 寺田 俊二 東京都中央区日本橋本町1−6−5 丸 藤シートパイル株式会社内 (72)発明者 佐々木 玲 東京都中央区日本橋本町1−6−5 丸 藤シートパイル株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 2種類のアンカー打設角度の中間角度に
設定されたアンカー固定面を有する定着金物に対し、一
方の支圧板面が他方の支圧板面に対し、前記2種類のア
ンカー打設角度の差に相当する角度の半分の傾斜角を有
し、かつ前記支圧板面にアースアンカーを挿通するため
の貫通孔を設けた支圧板を組合わせたことを特徴とする
アースアンカー固定装置。 - 【請求項2】 アースアンカーを挿通する貫通孔(4)
が前記アンカーヘッド側の支圧板面(8)に対し垂直に
穿孔された支圧板(3)を用いて成る請求項1記載のア
ースアンカー固定装置。 - 【請求項3】 前記支圧板(3)を定着金物におけるア
ンカー固定面に設けた切欠き(5)により固定するよう
にした請求項1または2記載のアースアンカー固定装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34095793A JP2709790B2 (ja) | 1993-12-10 | 1993-12-10 | アースアンカー固定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34095793A JP2709790B2 (ja) | 1993-12-10 | 1993-12-10 | アースアンカー固定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07158065A JPH07158065A (ja) | 1995-06-20 |
JP2709790B2 true JP2709790B2 (ja) | 1998-02-04 |
Family
ID=18341874
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34095793A Expired - Fee Related JP2709790B2 (ja) | 1993-12-10 | 1993-12-10 | アースアンカー固定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2709790B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103452103A (zh) * | 2013-01-18 | 2013-12-18 | 苏州市能工基础工程有限责任公司 | 一种可方便拆芯的握裹式锚具及其芯材回收方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6933520B2 (ja) * | 2017-07-25 | 2021-09-08 | 積水化学工業株式会社 | 補強アンカー |
-
1993
- 1993-12-10 JP JP34095793A patent/JP2709790B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103452103A (zh) * | 2013-01-18 | 2013-12-18 | 苏州市能工基础工程有限责任公司 | 一种可方便拆芯的握裹式锚具及其芯材回收方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07158065A (ja) | 1995-06-20 |
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