JPH0726414Y2 - アースアンカー定着金物 - Google Patents

アースアンカー定着金物

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JPH0726414Y2
JPH0726414Y2 JP9359490U JP9359490U JPH0726414Y2 JP H0726414 Y2 JPH0726414 Y2 JP H0726414Y2 JP 9359490 U JP9359490 U JP 9359490U JP 9359490 U JP9359490 U JP 9359490U JP H0726414 Y2 JPH0726414 Y2 JP H0726414Y2
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靖久 掘場
和弘 東
喜久男 小島
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Marufuji Sheetpiling Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、山止め工事現場で用いるアースアンカーの定
着金物に関し、特に一定範囲の打込み角度に対応でき、
使い勝手のよい定着金物に係わる。
[従来技術] 周知のように山止め工事においては、根切りの規模にも
よるが、周囲の地盤の崩壊を防ぐため矢板を打込み、こ
の矢板に腹起しをあてがい、切梁、火打を用いて支持す
るようにしている。
ところで、傾斜地等の現場において、根切りをして矢板
を打込んだ場合、切梁等を用いて矢板を支持しえない場
合がある。
この場合には、アースアンカーを用いて矢板を支持しな
ければならない。このアースアンカーは、傾斜角度をも
って先端部を定着地層内に打込み、頭部を矢板に当てが
った腹起しに取付けた定着金物を用いて固定される。こ
の定着金物は、鉄製でアースアンカーの軸線に対し垂直
な固定面を有し、この固定面上面において、アースアン
カーをワッシャ、ナットを用いて引張り固定する。
ところで、アースアンカーは、定着地層、引抜力、敷地
条件及び障害物の有無により、各現場ごとに打設角度が
異なるのが通常である。
すなわち、定着地層が深い場合には打込み角度を大きく
とり、浅い場合には小さくし、かつアンカー先端を敷地
内におさめ、力学的に最適打設角度とされる30〜50度の
範囲内で各現場ごとに打設角度が異なってくるものであ
る。
そして、前記打設角度が異なれば当然定着金物も、打設
角度に応じて作成しなければならない。すなわち、従来
形の定着金物はアンカーの軸線に対し、垂直な固定面を
有し、この固定面上でワッシャ及びナットをを用いてア
ンカー頭部を引張り固定する構造となっており、アンカ
ーの打設角度が変われば、前記固定面はアンカー軸線と
垂直を保ちえず、適切なる引張り固定を行うことが出来
なくなるのである。
このため、定着金物は打設角度及びアンカーの引張力に
応じて各現場ごとに製作使用するのが一般的であり、あ
る現場で使用したものを他の現場で再使用することはほ
とんど不可能であった。
そこで、前記各現場での使い切り型の定着金物にかえ
て、アンカーの打設角度が力学的に最適とされている30
〜50度の範囲内であれば、いかなる角度にも対応しうる
アースアンカーの定着金物が提案されている。このアー
スアンカー定着金物は第6図に示すようにアースアンカ
ー1を固定する弧状の固定面2及びアースアンカーを挿
通する空間3と、腹起し取付け面4とを有している。
[考案が解決しようとする課題] ところで前記定着金物4は、第6図に示すように地中に
打ち込まれた矢板6に添設したH形鋼からなる上下一対
の腹起し7に当てがい、空間3内を引き通したアースア
ンカー8を固定面2上面で支圧板9を用いて固定する
が、その取付けあるいは取り外しに当たり以下のような
難点がある。
すなわち定着金物4は、まず腹起し取付け面4の下端側
に形成した段部4aを下段の腹起し6のフランジ6a上面に
載置し、フランジ上を移動させて位置決めを行い所定位
置で上段の腹起し6と定着金物6とを溶接Wによって固
定するものであるが、位置決めのために移動させる途中
で下段の腹起し6から落下することがある。また位置決
めが完了しても上段の腹起しとの溶接Wによる固定が済
むまで定着金物を支持しておく必要があり非常に使い勝
手が悪いという難点がある。また取り外し時には、溶接
箇所をガス切断しなければならず、定着金物にキズがつ
き再利用のさい、見栄えまた強度の点で問題がある。
本考案は、前記従来形の難点を解決すべくなされたもの
で、その目的は構造簡単にして使い勝手がよく、しかも
再利用の可能な定着金物を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 前記目的を達成するために、本考案の定着金物はアース
アンカー固定面と、腹起し取付面及びアースアンカー挿
通用空間を有するアースアンカー定着金物において、頂
部には少なくとも一個の吊りフックと、腹起し取付け面
の下端側には腹起しのフランジに掛け止める係止板を設
けたものである。
前記構成の定着金物は吊りフックを用いてクレーンその
他で吊り上げて所定の位置に配置し、係止板を下段の腹
起しのフランジ内側に掛け止めると共に、前記吊りフッ
クを上段の腹起しのフランジに掛け止めて装着するもの
で、係止板により定着金物が落下することを防止し、し
かも上部は吊りフックによって上段の腹起しに固定され
るので溶接などの必要がない。
[実施例] 以下図示の実施例に基づき本考案を具体的に説明する。
第1図は本考案定着金物の第1実施例を示す側面図、第
2図は同上正面図で、図中符号10が定着金物である。定
着金物10は、上下端を平行に僅かに切りおとしてなる変
形五角形の側板11一対を天板12、底板13及び複数の連結
部材14で連結して金物本体15とし、この側板11、11から
なる本体の内側にはアースアンカー挿通用の空間16が形
成されている。そしてこの定着金物本体15の長辺側は腹
起し取付け面16とし、この下端近くには、腹起しに取付
ける際のガイドとなる段部18が突出形成されると共に、
この段部18の下側には先端が段部18の下面から突出する
ようにして係止板19が取付けられている。また天板12の
中央部には透孔20が穿設され、この透孔には基端部に抜
け止め21が施された吊りフック22が遊嵌されている。ま
た本体15の短辺側はアースアンカー固定面23とし、中央
部にはなだらかな円弧状の受座24が形成されている。次
に前記構成を有する本実施例の定着金物の使用方法につ
いて説明する。
第3図に示すように、根切りされた側壁面に打込まれた
矢板6に穿設したアンカー打設孔6aから、常法に従って
アースアンカー8を所定角度で打設し、アンカー8の先
端部を定着地層に固定させる。そして上下一対の腹起し
7を矢板6に取付けたのち、定着金物10を前記腹起し7
に配設する。すなわちクレーン等により金物10の頂部に
設けた吊りフック22を用いて取付け箇所に配置し、空間
16から固定面23にアースアンカー8を引き通す。そして
定着金物10の腹起し取付け面17に設けた段部18を下段の
腹起し7の上に載置し、係止板19が腹起し7のフランジ
7aの内側に位置するようにセットして仮止めする。しか
るのち金物10の頂部に配置した吊りフック22を上段の腹
起し7のフランジ7aに掛け止めて定着金物10の取付けを
完了する。このようにして取付けた定着金物10は第3図
のように固定面23に支圧板9を配置し、ジャッキ(図示
省略)を用いてアースアンカー8を引っ張り、固定用ナ
ット25で固定面上で固定される。なお解体時には前記取
付けと逆の手順により腹起しから取り外すことができ
る。また取外した金物の吊りフック22は輸送、保管に支
障を来さない位置に回動させておくことが出来る。
次いで本考案の第2の実施例について述べる。
この実施例は全体の構成は前記第1実施例と同様である
が、腹起こし取付面17に腹起こしのフランジに当接する
受板26と補強リブ27を取付け、より高い支圧強度に耐
え、局部座屈が発生しないようにしたものである。なお
本実施例の説明に際しては、前記第1の実施例と同一の
部材については同一の符号を用いその構造、作用効果に
ついての詳細な説明についてはこれを省略する。
すなわち本実施例の定着金物30は、第4図に示すように
変形五角形の側板11を天板12、底板13及び複数の連結部
材14で連結して金物本体15とし、この側板11、11からな
る本体の内側にはアンカー挿通用の空間を形成したもの
である。そして本体の長辺側を腹起こし取付面17とし、
この下端近くには腹起こしに取付ける際のガイドとなる
段部18を形成すると共に、第5図に示すように前記段部
18の下面には腹起こしのフランジに当接する受板26を幅
方向に固着し、さらに前記段部18の内側には高さ方向に
補強リブ27を取付ける。また受板26を取付けた段部18の
下端には下向きに係止板19を取付けている。一方天板12
の中央部には透孔20を穿設して吊りフック22を遊嵌し、
さらに本体15の短辺側はアースアンカー固定面23とし、
中央部にはなだらかな円弧状の受座24が形成されてい
る。
本実施例の定着金物30は前記第1の実施例の金物10と同
様に腹起こし7に配設し、支圧板9を用いてアースアン
カー8を引っ張り固定するが、腹起こし7のフランジ7a
に当接する面に受板26を、またその上面に補強リブ27を
取付けたので、金物30のフランジ7a当接面にかかるセン
断荷重が分散され、当接面に発生する局部座屈を防止す
るという特有の効果を奏する。。
なお前記各実施例においては、定着金物の頂部に配置す
る吊りフックは一本としたが、これを二本としてもよ
く、この場合腹起しに取付けたとき、強度及び安定感が
増大する。
さらに本考案は前記各実施例に限定されるものではな
く、考案の主旨を変更しない限度において種々の修正、
設計変更が可能であることはいうまでもない。
[考案の効果] 本考案は前記構成としたので、以下のような効果を奏す
る。
吊りフックによって腹起しに固定するので、従来形
のように取付け、取外し時に溶接、溶断の必要がなく、
使い勝手がよいばかりか、定着金物にキズがつかず再利
用時の商品価値、強度に支障がない。
仮止め時に、下段腹起しのフランジに係止板が掛け
止められているので、位置決めなどで左右にスライドさ
せても落下の虞がない。
構造が簡単であらゆる大きさの定着金物に対応で
き、極めて実用的である。
さらに第2項記載によれば腹起こしのフランジ当接
面に受板を固定したので、強度があり局部座屈のおそれ
のない定着金物を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例を示す側面図、第2図は同
上正面図、第3図は使用状態を示す側面図、第4図は第
2実施例を示す図、第5図は第4図のA−A線における
断面図、第6図は従来形を示す図である。 10:定着金物、11:側板、12:天板、13:底板、14:連結部
材、15:金物本体、16:空間、17:腹起取付面、18:段部、
19:係止板、20:透孔、21:抜け止め、22:吊りフック、2
3:固定面、24:受座、25:ナット、26:受板、27:補強リブ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】アースアンカー固定面と、腹起し取付面及
    びアースアンカー挿通用空間を有するアースアンカー定
    着金物であって、頂部には少なくとも一個の吊りフック
    と、腹起し取付け面の下端側には腹起しのフランジに掛
    け止める係止板とを設けたことを特徴とするアースアン
    カー定着金物。
  2. 【請求項2】腹起こし取付け面には、腹起こしのフラン
    ジに当接する受板および補強リブを取付けてなる第1項
    記載のアースアンカー定着金物。
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JP4774502B2 (ja) * 2008-06-04 2011-09-14 テック大洋工業株式会社 簡易基礎
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