JP4980781B2 - アースアンカー固定台座 - Google Patents

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Description

本発明は、山留め工事現場などで用いるアースアンカーの固定台座に関するものである。
山留め工事では、図3に示すように側壁地盤に矢板を打ちこむなどの土留盛りを行い、この土留盛りに腹起し21をあてがい、側壁地盤に打設したPC鋼棒などによるアースアンカー1を固定台座22を介して緊張することによって腹起し21を支持するものである。
このアースアンカー1の固定台座22は、固定台座本体22aとアンカーヘッド受け22bとより構成され、従来、例えば図3に示すように固定台座本体22aは一対の略楔形の板体で形成され、この固定台座本体22aの上部に平板状のアンカーヘッド受け22bが取付けられている。
また、固定台座本体22aの背面に腹起し21に係止する板状のフック部23を一体に形成し、このフック部23を腹起し21に引掛けて位置決めされた状態で固定台座本体22aを腹起し21に取付けている。
ところで、アースアンカー1の打設の入射角度(打設角度)は現場の地質、引抜き負荷などによって異なり、一般的には水平線を規準として30〜45度の範囲の角度に傾けて設定される。
かかる異なる打設角度に対応するには、従来は各々の打設角度に対応したアンカー固定用傾斜角を有する固定台座本体とアンカーヘッド受けとを用意している。
かかる不都合を解消するものとして、例えば、一つの固定台座で、所定の異なるアンカー打設角度に対応できる固定台座がある(例えば特許文献1参照)。
これは、上端部にアンカーヘッドが取付けられ、側壁地盤に所定の打設角度に傾けて打設されるアンカーと、アンカー固定面を有し、側壁地盤に固定されるアンカー固定台座と、アンカー固定面に配設された状態でアンカーが貫通するとともに、貫通したアンカーを前記打設角度で固定する支圧板と、アンカー固定台座と支圧板との間に設けられており、前記支圧板をアンカー固定台座に押付けられることによりアンカーヘッドと密着するように支圧板の角度調整を行う調心機構とを備えたものである。
また、現場での地盤条件、山留め条件において設計荷重が異なるため、これに対応するにも使用鋼材の板厚を異ならせた固定台座を現場ごとに用意している。
そして、現場の使用条件に対させたこれら固定台座は、現場ごとに使用を終了するとスクラップとして廃棄処分している。
特開2002−294700号公報
前記特開2002−294700号公報に記載の発明は、支圧板を回動することで任意の打設角度にアンカーを傾斜させることができるが、支圧板が押付けられた状態ではじめて所定の打設角度に固定されるため、押付ける途中の段階において支圧板が動いてしまうと所定の打設角度に設定できないおそれがある。
また、現場ごとに異なる荷重設計に対応するために、異なる板厚の鋼材を使用することへの対応はなされておらず、使い捨ての状態であり、高騰する鋼材を無駄に消費している。
本発明は前記従来例の不都合を解消するものとして、任意の打設角度にアンカーを確実にセットでき、固定台座の使い捨てを防止でき、資材の有効利用が図れるアースアンカー固定台座を提供するものである。
請求項1記載の発明は、上端部にアンカーヘッドが取付けられ、側壁地盤に所定の打設角度で打設されるアースアンカーの固定台座において、アンカーヘッド受け板の背面から半月形の角度調整板を左右一対突設し、この角度調整板の最突出端に係止突起を設け、固定台座本体に前記角度調整板の係止突起が係止する複数の係止凹部を形成した半円形の切欠きを形成したことを要旨とするものである。
請求項1記載の発明によれば、半月形の角度調整板が固定台座本体に形成した半月形の切欠きに対して係合状態で自由に摺動する。よって、切欠きに形成してある複数の係止凹部から任意のものを選択してここに係止突起を係合することで、任意の角度でアンカーヘッド受け板が固定台座本体に取付けられ、これにより、アンカーヘッド受け板に固定されるアースアンカーは所定の打設角度で固定される。
請求項2記載の発明は、前記左右一対の角度調整板間で、この角度調整板より先端が突出するズレ防止用の防止板をそれぞれの角度調整板に接合したことを要旨とするものである。
請求項2記載の発明によれば、ズレ防止板を設けることで、左右一対の角度調整板が切欠きに係止した状態で、左右方向へ移動しようとしても角度調整板から突出する部分のズレ防止板が固定台座本体に当接して移動を阻止する。
また、このズレ防止板は、アンカーヘッド受けから突出する板状の角度調整板に接合することで、角度調整板の補強を図ることもできる。
請求項3記載の発明は、腹起しに係止する台座受け板を取付け高さ調整自在に固定台座本体に取付けたことを要旨とするものである。
請求項3記載の発明によれば、台座受け板は、固定台座本体に高さ調節自在に取付けられるから、現場の条件により腹起しの高さ方向の位置が変っても、一つの固定台座でこれに対処できる。
以上述べたように本発明のアースアンカー固定台座は、アンカーヘッド受け板に設けた角度調整板に形成した係止突起を、固定台座本体に形成した切欠きに設けた複数の係止凹部から任意のものを選択してこれに係合させるだけで、任意の打設角度にアンカーを確実にセットでき、一つの固定台座で複数種類のアースアンカー打設角度を設定できるから、固定台座の使い捨てを防止でき、資材の有効利用が図れる。
以下、図面について本発明の実施形態を詳細に説明する。図1は本発明のアースアンカー固定台座の実施形態を示す分解斜視図、図2は同上側面図で、アースアンカー固定台座2は、固定台座本体3とアンカーヘッド受け板4とで構成される。
固定台座本体3の全体形状は、略楔形の板体3aの一対を向い合せ、板体3aに形成される下方の傾斜部を結合板5aで、上方の水平部を結合板5bで結合したもので、上方の傾斜部に半月形の切欠き7を形成し、この切欠き7に適宜間隔、例えば5度刻みでアンカーヘッド受け板4を係止する係止凹部8を複数設けた。
また、板体3aの背面側から後方に向けて腹起し21に係止する台座受け板9を高さ調節自在に取付ける。高さ調節自在とするための手段としては、板体3aと台座受け板9とに縦方向に複数のボルト孔10a、10bをそれぞれ穿設しておき、いずれかの高さ位置のボルト孔10aを選択して、このボルト孔10aにボルト孔10bを合致させ、ボルト11で台座受け板9を板体3aに固定する。
アンカーヘッド受け板4は、固定台座本体3の上方の傾斜部に取付けられるもので、板体5aの背面から前記切欠き7に嵌る半月形の角度調整板12を一対突設し、この角度調整板12の最突出端に係止突起13を形成した。
また、左右一対の角度調整板12間で、この角度調整板12より先端が突出するように、ズレ防止用の防止板14をそれぞれの角度調整板12の内側又は外側に接合する。
次に使用法について説明する。アースアンカーを所定の打設角度で打設するには、固定台座本体3に形成してある複数の係止凹部8のうちから、この所定の打設角度に対応するものを選択し、この係止凹部8にアンカーヘッド受け板4に形成してある係止突起13を嵌合させて、角度調整板12を切欠き7に嵌めこみ、アンカーヘッド受け板4を固定台座本体3に結合する。
これにより、所定の打設角度でアンカーヘッド受け板4が固定台座本体3に取付けられ、アースアンカー1がこの打設角度で打設される。別の打設角度を選択する場合は、ともに半月形の角度調整板12を切欠き7内でスライドさせればよく、簡単に所定の打設角度に設定できる。
この状態でズレ防止用の防止板14が固定台座本体3の板体3aの内側に当接するから、アンカーヘッド受け板4の水平横移動が阻止され、角度調整板12が左右横方向に移動して切欠き7から外れることを防止でき、角度調整板12を切欠き7内に確実に係止できて所定の打設角度にアンカーヘッド受け板4を保持できる。
また、打設角度の値によって固定台座2に対しての腹起し21の位置が変化するが、これに対応するには、台座受け板9を上下にスライドさせ、腹起し21に合致する高さ位置で、板体3aに形成したボルト孔10aと台座受け板9に形成したボルト孔10bとを合致させボルト11で台座受け板9を板体3aに固定する。
なお、現場での地盤条件、山留条件において、設計荷重が異なり台座の使用鋼材の板厚を異ならせる必要があるが、これに対しては、設計荷重のある段階毎で区切り、少し厚みのある板厚で対処する。
本発明のアースアンカー固定台座の実施形態を示す分解斜視図である。 本発明のアースアンカー固定台座の実施形態を示す側面図である。 従来のアースアンカー固定台座を示す側面図である。
符号の説明
1 アースアンカー 2 固定台座
3 固定台座本体 3a 板体
4 アンカーヘッド受け板 5a、5b 結合板
7 切欠き 8 係止凹部
9 台座受け板 10a、10b ボルト孔
11 ボルト 12 角度調整板
13 係止突起 14 防止板
21 腹起し 22 固定台座
22a 固定台座本体 22b アンカーヘッド受け
23 フック部

Claims (3)

  1. 上端部にアンカーヘッドが取付けられ、側壁地盤に所定の打設角度で打設されるアースアンカーの固定台座において、アンカーヘッド受け板の背面から半月形の角度調整板を左右一対突設し、この角度調整板の最突出端に係止突起を設け、固定台座本体に前記角度調整板の係止突起が係止する複数の係止凹部を形成した半円形の切欠きを形成したことを特徴とするアースアンカー固定台座。
  2. 前記左右一対の角度調整板間で、この角度調整板より先端が突出するズレ防止用の防止板をそれぞれの角度調整板に接合した請求項1記載のアースアンカー固定台座。
  3. 腹起しに係止する台座受け板を取付け高さ調整自在に固定台座本体に取付けた請求項1または請求項2に記載のアースアンカー固定台座。
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