JP2887229B2 - 組立家屋の転倒防止具 - Google Patents
組立家屋の転倒防止具Info
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Description
製作された一式の構成部材を現場へ搬入し、物置や勉強
部屋などの独立した家屋として組み立てされる組立家屋
に対し、風圧や地震などで転倒しないように固定させる
ための転倒防止具に関する。
すように、設置場所の四方に配設したコンクリートブロ
ック1上に組立家屋2が載置され、このコンクリートブ
ロック1に隣接した地面に埋設穴3を掘り、上端側を組
立家屋2の土台枠板4に設けたねじ孔4aにボルト7で
ねじ固着したL字状のアンカープレート5の下端側を埋
設穴3内へ埋設させ、この埋設穴3にコンクリート6を
打設して固定支持させている。
ト面や岩盤などのように掘削困難な地盤の場合には、上
記アンカープレート5の下端側をコンクリート面などの
地盤上に載置させ、このアンカープレート5に頭部を係
合させたロックボルトを地盤中に打ち込んで固定支持さ
せることも可能ではあるが、設置面から上記土台枠板4
の埋設穴3までの高さ寸法が標準装備のアンカープレー
トと一致していないと使用できないので、現実には実施
されていなかった。
家屋2の設置場所の条件によって固定支持手段が異なる
ので、それぞれに適合するアンカープレートの高さ寸法
は異なると共に、同様の設置面上に設置する場合でも、
使用するコンクリートブロックの種類によって高さ寸法
が相違したり、設置場所が傾斜面であったり、地盤の性
状に硬軟の相違があって同じ高さのコンクリートブロッ
ク上に載置した際に高低差ができてしまう場合など、設
置面から組立家屋2の土台枠板4までの高さ寸法は相違
してくるので、一定の高さ寸法に設定された1種類のア
ンカープレートでは対応することができなかった。
る組立家屋の設置条件は、一般的には設置面上の少なく
とも四隅にコンクリートブロックを配設し、このコンク
リートブロック上に組立家屋を載置するものであるが、
コンクリートブロックを介さずに設置面上へ直接に載置
する場合や、設置面が傾斜していて局部的にコンクリー
トブロックを載置する場合も実施対象に含むものであ
る。
に鑑みなされたものであり、その主な目的は、組立家屋
を設置する設置場所の条件に適合させて高さ調整が可能
で且つ取付が容易な転倒防止具を安価に提供することに
ある。
ために本発明による組立家屋の転倒防止具では、下端側
にフック状の係止突起が形成され、上端側が組立家屋の
土台側へ着脱可能に取り付けられる上部アンカープレー
トと、縦長方向に沿って所定間隔で複数の差込孔が穿設
され、下端側を設置面上または設置面下に固定させる下
部アンカープレートとで構成され、上記上部アンカープ
レートの係止突起を上記下部アンカープレートの何れか
の差込孔へ選択的に装着し、当該上部アンカープレート
と下部アンカープレートを高さ調整可能に連結させる構
成とした。
ートは、上端側にボルトを介して土台側へ螺着させるた
めの取付孔が、その下方にはボルトを介して上記下部ア
ンカープレートと螺着させるために選択的に使用される
複数の取付ねじ孔が、縦長方向に沿って所定間隔で穿設
されると共に、当該上部アンカープレートの下端側には
フック状の係止突起が形成され、上記構成における下部
アンカープレートは、上端側に上記上部アンカープレー
トの取付ねじ孔のいずれかに整合させるボルト用の取付
孔を穿設すると共に、その下方には上記係止突起が選択
的に挿入されて上記上部アンカープレートを重合状態に
回動させると嵌合係止する複数の差込孔が、縦長方向に
沿って所定間隔で穿設された垂直片と、この垂直片の下
端側からL字状に折り曲げ形成されてロックボルト用の
取付孔が穿設された水平片とで構成されていることが望
ましい。
ープレートを土台側へ螺着させるボルト用の取付孔は、
上下に配設されて選択的に使用される複数の取付孔で形
成され、当該取付孔の少なくとも1つは縦長孔で形成さ
れると共に、上記下部アンカープレートを上記上部アン
カープレートへ螺着させるボルト用の取付孔は縦長孔で
形成されていることがより望ましい。
いての好適な実施の形態を添付した図2〜5の実施例図
に基づいて詳細に説明するが、先に実施対象並びに従来
技術として図1で説明したものと同様の部材に付いて
は、同一の符号を付して説明する。
うに、十分な強度を備えた例えば金属材や合成樹脂材で
形成された上部アンカープレート11と下部アンカープ
レート12で構成されている。
状をした平板状の板面に、円形孔によるボルト用の取付
ねじ孔13,14,15と、長円孔によるボルト用の取
付孔16が所定の間隔でそれぞれ穿設されていると共
に、下端側の中央にはフック状をした係止突起17が形
成されており、この係止突起17は内面に下部アンカー
プレート12を挿入し得る空隙が確保される状態で略直
角に起立された後に、当該上部アンカープレート11の
延長線上と平行する態様で下方へ垂設されている。
と当該垂直片18の下端側から直角に折り曲げされた水
平片19によってL字状に形成され、垂直片18は下端
側の幅を次第に広くした平板状の板面に、長円形孔によ
るボルト用の取付孔20と、横長の方形孔による差込孔
21,22,23が所定の間隔でそれぞれ穿設され、水
平片19は先端側の幅を次第に狭くした平板状の板面
に、円形孔によるロックボルト用の取付孔24が穿設さ
れている。
プレート12とは、上部アンカープレート11を垂直片
18の背面側即ち水平片19のない面板側と直交させた
状態にして、図3(a)で示すように係止突起17を差
込孔21,22,23のいずれかに差し込んだ後に矢印
の方向へ90度回動させると、図3(b)で示すように
上部アンカープレート11は先端側の係止突起17が垂
直片18の正面側に重合されると共に、他の部分は垂直
片18の背面側に重合された状態で両者は嵌合状態で係
止され、その際に差込孔21,22,23を選択するこ
とによって高さ寸法を可変させることができる。
屋2を固定保持させる際に、例えば組立家屋2の設置場
所が掘削可能な地盤の場合には図4で示すように、組立
家屋2を載置しているコンクリートブロック1に隣接し
ている地盤中に埋設穴3を掘ると共に、上部アンカープ
レート11の取付孔13または取付孔16のいずれかを
選択して土台枠板4に穿設されているねじ孔4aにボル
ト25で上部アンカープレート11を取り付ける。
に対して、図2で説明したようにして下部アンカープレ
ート12を嵌合係止した状態で連結させるが、この場合
には地盤中に埋設する部分をできるだけ多くするために
全長を長くする必要があるので、係止突起17を上端側
の差込孔21に差し込んだ状態で連結させている。
アンカープレート12の間を、取付孔20から挿通させ
たボルト26を取付ねじ孔15に螺着させることで連結
状態を固定保持させた後に、埋設穴3にコンクリート6
を流し込んで当該埋設穴3内に水平片19を含む下部ア
ンカープレート12の下端側を埋設させた状態で地盤に
固着させ、これにより組立家屋2を設置地盤に固定させ
て風圧や地震などの外力に対して転倒防止を計ることが
できる。
下部アンカープレート12の水平片19は抜け止め防止
機能を発揮して強固な固着が得られると共に、仮に地盤
が軟弱な場合には当該水平片19の取付孔24を介して
下層側の地盤へロックボルトを打ち込むようにする事も
できる。
コンクリート面や岩盤などの場合には、図5で示すよう
に、上部アンカープレート11の下端側に対して、図2
で説明したようにして予め下部アンカープレート12を
嵌合係止状態で連結させておくが、この場合には全長を
短くして水平片19が地盤上に載置されるようする必要
があるので、連結に際しては下端側の差込孔22または
差込孔23のいずれかを選択して係止突起17を差し込
んだ状態で使用される。
ク1の高さなどによって変動する地面から土台枠板4に
穿設されているねじ孔4a間での高さ寸法に応じて行わ
れるが、当該差込孔の選択で調整できない分は取付孔1
3または取付孔16のいずれかを選択使用することによ
って高さ調整を行うことができる。
用する際には、係止突起17を差込孔23に差し込んだ
状態で連結し、土台枠板4のねじ孔4aを長孔による取
付孔16の下端側と一致させた状態で使用すれば良く、
逆に高さ寸法を最も高くした状態で使用する際には、係
止突起17を差込孔22に差し込んだ状態で連結し、土
台枠板4のねじ孔4aを円孔による取付孔13と一致さ
せた状態で使用すれば良い。
介して取付ねじ孔14にボルト26を螺着させること
で、上部アンカープレート11と下部アンカープレート
12の垂直片18の嵌合係止状態を固定保持させると共
に、取付孔13を介して取付ねじ孔4aにボルト25を
螺着させることで、上部アンカープレート11の上端側
を組立家屋2の土台枠板4に固定させる。
載置させた下部アンカープレート12の水平片19は、
必要に応じて取付孔24の直下に予め掘削した下孔27
にロックボルト28を打ち込んだ後に、当該ロックボル
ト28の上部側に形成されたねじ部28aにナット29
を螺着させることで地盤に固定させ、これにより組立家
屋2を設置地盤に固定させて風圧や地震などの外力に対
して転倒防止を計ることができる。
ープレート11と下部アンカープレート12を連結して
使用したが、設置面から土台枠板4のねじ孔4aまでの
高さ寸法が短い場合には、上部アンカープレート11を
取り外して下部アンカープレート12を単独で使用する
ことによって適合させることもできる。
本発明による組立家屋の転倒防止具では、次のような作
用効果を期待することができる。
プレートの単独使用または上部アンカープレートと下部
アンカープレートとを連結させてその連結位置を変更さ
せることにより、組立家屋の設置状態で異なる各種の高
さ寸法に適合させて容易に高さ調整をすることができる
と共に、高さの異なる複数種類のアンカープレートを用
意する必要がないので経済的であり、しかも設置場所の
地盤に硬軟の差があったり、傾斜面である場合にも容易
に適合させることができる。
げ加工と穴あけ加工された一対の上部アンカープレート
と下部アンカープレートによって構成され、取付作業が
容易で且つ安価に提供することができる。
高さ調整およびその組付けをさらに容易にすることがで
きる。
倒防止具の取付説明図。
図。
を説明する要部拡大断面図。
を説明する斜視図。
状態を説明する斜視図。
Claims (3)
- 【請求項1】 下端側にフック状の係止突起が形成さ
れ、上端側が組立家屋の土台側へ着脱可能に取り付けら
れる上部アンカープレートと、縦長方向に沿って所定間
隔で複数の差込孔が穿設され、下端側を設置面上または
設置面下に固定させる下部アンカープレートとで構成さ
れ、上記上部アンカープレートの係止突起を上記下部ア
ンカープレートの何れかの差込孔へ選択的に装着し、当
該上部アンカープレートと下部アンカープレートを高さ
調整可能に連結させることを特徴とした組立家屋の転倒
防止具。 - 【請求項2】 上記上部アンカープレートは、上端側に
ボルトを介して土台側へ螺着させるための取付孔が、そ
の下方にはボルトを介して上記下部アンカープレートと
螺着させるために選択的に使用される複数の取付ねじ孔
が、縦長方向に沿って所定間隔で穿設されると共に、当
該上部アンカープレートの下端側にはフック状の係止突
起が形成され、 上記下部アンカープレートは、上端側に上記上部アンカ
ープレートの取付ねじ孔のいずれかに整合させるボルト
用の取付孔を穿設すると共に、その下方には上記係止突
起が選択的に挿入されて上記上部アンカープレートを重
合状態に回動させると嵌合係止する複数の差込孔が、縦
長方向に沿って所定間隔で穿設された垂直片と、この垂
直片の下端側からL字状に折り曲げ形成されてロックボ
ルト用の取付孔が穿設された水平片とで構成されている
請求項1に記載した組立家屋の転倒防止具。 - 【請求項3】 上記上部アンカープレートを土台側へ螺
着させるボルト用の取付孔は、上下に配設されて選択的
に使用される複数の取付孔で形成され、当該取付孔の少
なくとも1つは縦長孔で形成されると共に、上記下部ア
ンカープレートを上記上部アンカープレートへ螺着させ
るボルト用の取付孔は縦長孔で形成されている請求項2
に記載した組立家屋の転倒防止具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26344295A JP2887229B2 (ja) | 1995-09-18 | 1995-09-18 | 組立家屋の転倒防止具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26344295A JP2887229B2 (ja) | 1995-09-18 | 1995-09-18 | 組立家屋の転倒防止具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0978858A JPH0978858A (ja) | 1997-03-25 |
JP2887229B2 true JP2887229B2 (ja) | 1999-04-26 |
Family
ID=17389569
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26344295A Expired - Lifetime JP2887229B2 (ja) | 1995-09-18 | 1995-09-18 | 組立家屋の転倒防止具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2887229B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4085677B2 (ja) | 2002-04-04 | 2008-05-14 | ソニー株式会社 | 撮影装置 |
-
1995
- 1995-09-18 JP JP26344295A patent/JP2887229B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0978858A (ja) | 1997-03-25 |
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