JP3075609U - アルミ枠パネル構造 - Google Patents

アルミ枠パネル構造

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JP3075609U
JP3075609U JP2000005809U JP2000005809U JP3075609U JP 3075609 U JP3075609 U JP 3075609U JP 2000005809 U JP2000005809 U JP 2000005809U JP 2000005809 U JP2000005809 U JP 2000005809U JP 3075609 U JP3075609 U JP 3075609U
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frame
horizontal frame
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俊雄 成瀬
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幸永産業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鉛直柱に対する固定作業を容易かつ確実に行
うことができ、打込み音や落下の危険性がなく、枠体が
振動によって緩むことのないアルミ枠パネル構造を提供
する。 【解決手段】 アルミニウム製で上下に配設された上横
枠2および下横枠3を左縦枠4および右縦枠5で連結し
た枠体1と、枠体に支持されるパネル10とから構成さ
れ、鉛直柱20間に嵌め込まれるアルミ枠パネル構造で
あって、左縦枠および右縦枠の前面に、鉛直柱の凹溝2
0a内面に強く弾接するバネ材6を固定し、上横枠と左
縦枠と下横枠とを、左縦枠を貫通する長ボルト11の上
下両端部をナット12で締付けて固定し、同様に、上横
枠と右縦枠5と下横枠とを固定し、上横枠と下横枠に形
成した挿入溝7に、ナットの外周面に当接してナットの
緩みを防止する廻止め板9を挿入する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】 本考案は、道路、線路あるいは工場等の騒音発 生源等に対する防音、遮蔽あるいは区切りを目的に設けられるアルミ枠パネル構 造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 道路、線路あるいは工場等から発生する騒音を防音する等 の目的で、H型鋼で形成され等間隔で立設された鉛直柱間にパネルを嵌込み、ボ ルトおよびナットで当該パネルを鉛直柱に直接固定したり、あるいはパネルと鉛 直柱との間にV形に曲げた板バネを打込んで固定するものがある。
【0003】 しかし、ボルトとナットによって固定する従来技術においては、鉛直柱にボル ト用の孔を開ける必要があり、固定作業が厄介であると共に、締め忘れによって ボルトが緩んでしまう可能性がある。また、V形の板バネを打込む従来技術にお いては、打込み音が大きく、人家の近くや夜間での作業が行い難いと言った問題 があると共に、当該板バネは鋭角であるため割れ易く、落下のおそれがあり危険 である。
【0004】 また、同様に防音等の目的で考えられたものに、アルミニウム製の枠体に、パ ネルを嵌め込んで構成したアルミ枠パネル構造がある。枠体は、上下に配設され た二つの横枠と、それらの左右両端部を連結する二つの縦枠とで構成されている 。また、このアルミ枠パネル構造は、H型鋼で形成され等間隔で立設された鉛直 柱間に嵌め込まれるものである。
【0005】 この従来のアルミ枠パネル構造は、図11に示すように、横枠30と縦枠31 の固定をネジ32によって行うものと、図12に示すように、縦枠31内に設け たアルミテーパー金具34内にボルト33を挿通し、そのボルト33をナット( 緩み止めナット35)で締め込むことによって当該アルミテーパー金具34を拡 げて固定するものとがある。
【0006】 しかし、ネジ32によって固定するものは、繰返して受ける振動には弱く、徐 々に緩んでしまい枠体が変形してしまうと言った問題がある。また、アルミテー パー金具34を使用したものは、大きな力が縦枠31の上下方向に作用すると横 枠30と縦枠31が外れてしまう危険性がある。
【0007】 また、ナットは一般的に使用されている緩み止めナット35を使用しているた め、通常のナットより緩み止め効果は高いものの、長期間にわたって振動を受け ると緩んでしまい易いといった問題がある。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】 本考案はこうした問題に鑑み創案された もので、鉛直柱に対する固定作業を容易かつ確実に行うことができると共に、打 込み音や落下の危険性がなく、さらに枠体が振動によって緩むことのないアルミ 枠パネル構造を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】 図1乃至図10を参照して説明する。本発 明は、アルミニウム製で上下に配設された上横枠2および下横枠3の両端部を左 縦枠4および右縦枠5で連結した枠体1と、枠体1に支持されるパネル10とか ら構成され,H形鋼で形成され等間隔で立設された鉛直柱20間に嵌め込まれる アルミ枠パネル構造であって、左縦枠4および右縦枠5の前面または後面に,鉛 直柱20の凹溝20a内面に強く弾接するバネ材6を固定し、上横枠2と左縦枠 4と下横枠3とを,左縦枠4を貫通し上端部が上横枠2に達すると共に下端部が 下横枠3に達する長ボルト11の上下両端部をナット12で締付けて固定し、上 横枠2と右縦枠5と下横枠3とを,右縦枠5を貫通し上端部が上横枠2に達する と共に下端部が下横枠3に達する長ボルト11の上下両端部をナット12で締付 けて固定し、さらに、上横枠2と下横枠3に形成した挿入溝7に,ナット12の 外周面に当接してナット12の緩みを防止する廻止め板9を挿入してなるもので ある。
【0010】
【考案の実施の形態】 本考案に係るアルミ枠パネル構造の実施形態を、図 1乃至図10に示す。これは、道路、線路あるいは工場等に隣接して設けられ、 防音、遮蔽あるいは区切りを目的に設けられるものである。その構成は、アルミ ニウム製の角材で上下に配設された上横枠2および下横枠3の両端部を左縦枠4 および右縦枠5で連結した枠体1と、枠体1に支持されるパネル10とからなり 、H形鋼で形成され等間隔で立設された鉛直柱20の凹溝20a間に嵌め込まれ るものである。なお、鉛直柱20の下端に連結する支持柱21は、地中に埋設さ れている。
【0011】 そして、左縦枠4および右縦枠5の前面に、鉛直柱20の凹溝20a内面に強 く弾接するバネ材6を、その上端部でタッピングスクリューによって固定してい る。
【0012】 また、上横枠2と左縦枠4と下横枠3とを、左縦枠4を貫通し上端部が上横枠 2に達すると共に下端部が下横枠3に達する長ボルト11の上下両端部をナット 12で締付けて固定している。同様に、上横枠2と右縦枠5と下横枠3とを、右 縦枠5を貫通し上端部が上横枠2に達すると共に下端部が下横枠3に達する長ボ ルト11の上下両端部をナット12で締付けて固定している。
【0013】 さらに、上横枠2と下横枠3に形成した挿入溝7に、それぞれのナット12の 外周面に当接してナット12の緩みを防止する廻止め板9を挿入している。
【0014】 図1は、本考案に係るアルミ枠パネル構造を、鉛直柱20間に設けた状態を示 すものである。これは、図2〜図4に示す順序で取付けたものである。この取付 け時においては、図5に示すように、右縦枠5および左縦枠4の前面に固定した バネ材6が弾性変形する。従って、アルミ枠パネル構造の取付けは、単に鉛直柱 20の凹溝20a間に嵌込むのみで達成することができるので、取付け作業がき わめて容易である。また、取付け完了時においては、バネ材6が凹溝20aの内 面に強く弾接するので、パネル枠構造は鉛直柱20に確実に固定される。また、 従来のように固定用のボルトとナットを締め忘れることもない。さらに、取付け 時における打込み音もなく、落下の危険性もないので安全性に優れる。
【0015】 なお、鉛直柱20を構成するH型鋼の大きさによって、バネ材6の形状を変え ることができる。例えば、図6に示すバネ材6は、いわゆる125H鋼までのも のであり、図7に示すものは150H鋼以上のものである。
【0016】 図8は、上横枠2と左縦枠4と下横枠3とを、長ボルト11で固定した状態を 示す。上横枠2および下横枠3には中間壁8が設けられており、この中間壁8に おいて長ボルト11の上下両端部をナット12で締付けて固定している。長ボル ト11はいわゆる一本物であるため、左縦枠4は上横枠2と下横枠3との間で強 固に固定され、長期にわたって連続的に振動を受けても緩み難い。なお、右縦枠 5も、同様に、長ボルト11およびナット12によって、上横枠2と下横枠3と の間で強固に固定される。
【0017】 図9は、長ボルト11のナット12の緩みを阻止する手段を示す。これは、上 横枠2と下横枠3に形成した挿入溝7に、それぞれのナット12の外周面に当接 してナット12の緩みを防止する廻止め板9を挿入することによって行っている 。本実施形態においては、廻止め板9の中央部分に凹部9aを形成し、当該凹部 9aの内周面をナット12の外周面に当接させることとしている。
【0018】 図10に、廻止め板9を挿入溝7に挿入した状態を示す。廻止め板9は、挿入 溝7によって回転不能に保持されているため、ナット12は回転せず、緩まない 。この廻止め板9を設けたことによって、ナット12の緩みを確実に防止するこ とができる。
【0019】
【考案の効果】 本発明に係るアルミ枠パネル構造は、その右縦枠5および 左縦枠4の前面または後面にバネ材6を固定したので、鉛直柱20間への取付け 作業がきわめて容易であると共に、鉛直柱20に確実に固定することができる。 また、固定用のボルトとナットを締め忘れてしまうといった事態も発生しない。 さらに、取付け時における打込み音もなく、落下の危険性もないので安全性に優 れる。
【0020】 また、上横枠2および下横枠3と左縦枠4および右縦枠5とを、左縦枠4およ び右縦枠5を貫通する長ボルト11で固定したので、これらを強固に組付けるこ とができ、振動による緩みが発生し難い。
【0021】 さらに、本発明は、図9は、長ボルト11のナット12の緩みを廻止め板9に よって達成しているので、振動によるナット12の緩みをさらに確実に防止する ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るアルミ枠パネル構造を鉛直柱間
に取付けた状態を示す斜視図である。
【図2】 図1に示すアルミ枠パネル構造を取付ける状
態を示す斜視図である。
【図3】 図1に示すアルミ枠パネル構造を取付ける状
態を示す斜視図である。
【図4】 図1に示すアルミ枠パネル構造を取付ける状
態を示す斜視図である。
【図5】 図1に示すアルミ枠パネル構造のバネ材のは
たらきを示す側面図である。
【図6】 本発明におけるバネ材の実施形態を示す正面
図(a)と、側面図(b)である。
【図7】 本発明におけるバネ材の他の実施形態を示す
正面図(a)と、側面図(b)である。
【図8】 本発明において、上横枠と左縦枠と下横枠と
を長ボルトによって固定した状態を示す側面図(a)、
正面図(b)、および平面図(c)である。
【図9】 本発明において、長ボルトのナットの緩みを
阻止する手段を示す正面図(a)および平面図(b)で
ある。
【図10】 本発明において、長ボルトのナットの緩み
を廻止め板で阻止した状態を示す側面図(a)、正面図
(b)および平面図(c)である。
【図11】 従来技術を示す側面図(a)と正面図
(b)である。
【図12】 他の従来技術を示す側面図(a)と正面図
(b)である。
【符号の説明】
1 枠体 2 上横枠 3 下横枠 4 左縦枠 5 右縦枠 6 バネ材 7 挿入溝 8 中間壁 9 廻止め板 9a 凹部 10 パネル 11 長ボルト 12 ナット 20 鉛直柱 20a 凹溝 21 支持柱 30 横枠 31 縦枠 32 ネジ 33 ボルト 34 アルミテーパー金具 35 緩み止めナット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルミニウム製で上下に配設された上横
    枠(2)および下横枠(3)の両端部を左縦枠(4)お
    よび右縦枠(5)で連結した枠体(1)と,枠体に支持
    されるパネル(10)とから構成され,H形鋼で形成さ
    れ等間隔で立設された鉛直柱(20)間に嵌め込まれる
    アルミ枠パネル構造であって、左縦枠および右縦枠の前
    面または後面に,鉛直柱の凹溝(20a)内面に強く弾
    接するバネ材(6)を固定し、上横枠と左縦枠と下横枠
    とを,左縦枠を貫通し上端部が上横枠に達すると共に下
    端部が下横枠に達する長ボルト(11)の上下両端部を
    ナット(12)で締付けて固定し、上横枠と右縦枠と下
    横枠とを,右縦枠を貫通し上端部が上横枠に達すると共
    に下端部が下横枠に達する長ボルトの上下両端部をナッ
    トで締付けて固定し、さらに、上横枠と下横枠に形成し
    た挿入溝(7)に,ナットの外周面に当接してナットの
    緩みを防止する廻止め板(9)を挿入してなるアルミ枠
    パネル構造。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015059337A (ja) * 2013-09-19 2015-03-30 積水樹脂株式会社 防音壁およびばね金具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2015059337A (ja) * 2013-09-19 2015-03-30 積水樹脂株式会社 防音壁およびばね金具

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