JP2638324B2 - パネル取付構造 - Google Patents

パネル取付構造

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JP2638324B2
JP2638324B2 JP6363191A JP6363191A JP2638324B2 JP 2638324 B2 JP2638324 B2 JP 2638324B2 JP 6363191 A JP6363191 A JP 6363191A JP 6363191 A JP6363191 A JP 6363191A JP 2638324 B2 JP2638324 B2 JP 2638324B2
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panel
panel mounting
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frame
mounting structure
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芳文 栗田
仁 小林
佐佶 長沢
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、一般道路や高
速道路の側辺に立設することで、外観の改善、防音等の
ために用いられる塀における弾性のあるパネルの取付構
造に関し、詳しくは弾性のあるパネルの周部を、パネル
取付フレームに取付けてあるパネル取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】冒記のパネル取付構造においては、従
来、パネル取付フレームからパネルが容易に脱落しない
ために前記パネルの周縁全範囲に亘って、そのパネルに
貫通する取付具、例えばボルトやリベットを介して前記
パネル取付フレームにパネルをしっかりと固定してい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
のパネル取付構造を例えば上述のしたような道路の側壁
に利用したものでは、周部の全てをそのパネルに貫通す
るボルト等で固定しているので、道路を走行する車等の
接触や衝突による衝撃力が作用した場合、その衝撃力に
よるパネルの弾性変形がボルト等で拘束される結果、衝
撃力がボルト貫通孔の周壁に集中して掛かることとな
り、パネルが破壊され易い。そうすると、破壊された複
数のパネル先が道路外方へ飛び散るので、飛散した複数
のパネル片が周辺物に衝突してそれらを損傷する等、周
辺に多大な悪影響を及ぼしてしまう虞があった。本発明
は上記実情を鑑み為したもので、大きな衝撃力を受けた
パネルが複数片に破壊されて周辺に飛散する虞の少ない
パネル取付構造を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為の
冒記パネル取付構造における本発明の特徴構成は、前記
パネルの周部のうち、一辺をそのパネルに貫通する取付
具を介して前記パネル取付フレームに固定するととも
に、残りの辺を挾持部材によって前記パネル取付フレー
ムに固定してある点にある。また前記パネル取付構造に
前記パネルと前記パネル取付フレームとの間に遮音性ク
ッション材を介在させてある点を付加することも後記す
る点で有用となる。
【0005】
【作用】弾性のあるパネルに衝撃力が作用した場合、そ
のパネルの弾性で変形するが、パネルの周部のうち、挟
持部材によってパネル取付フレームに固定してある辺に
おいては、該挟持部材の拘束はパネルを両側から挾み込
むものであってパネルを貫通するものではないので、パ
ネルは該挾持部材に対して滑り出して開放されるから、
衝撃力がパネルの一部に集中して掛かることを回避でき
る。しかも、パネルの周縁のうちの1つの辺はパネルに
貫通する取付具を介してパネル取付フレームに固定され
ているから、パネルの一部がパネル取付フレームから外
れても、一辺だけパネル取付フレームに固定された状態
となるから衝撃力を直接に受け止めず、他方へ逃がす構
成でありながらも、衝撃を受けてパネル取付フレームか
ら外れたパネルが落下することがない。また前記パネル
取付構造において、請求項2に示すように前記パネルと
前記パネル取付フレームとの間に遮音性クッション材を
介在させてあるとした場合には、衝撃力が作用していな
い通常の取付状態で、パネルとパネル取付フレームとの
間からの音の漏れを防止できる。
【0006】
【発明の効果】よって前記パネルに作用する衝撃力に対
して、一辺のみをパネル取付フレームに固定したままと
する一方、残りの辺をパネル取付フレームから外れ易い
構成にすることで、衝撃力を他方に逃し、このことで、
パネルが破壊されることを防止でき、しかも外れたパネ
ルが落下することもないから、周辺物及び周辺の人を損
傷する危険性を少なくできた。また前記パネル取付構造
に請求項2に示すようにパネルとパネル取付フレームと
の間に遮音性クッション材を介在した場合には、パネル
として遮音性能の優れたものを用いて例えば防音壁を構
成する場合において、パネル取付フレームとパネルとの
間が遮音性の劣化に繋がる弱点となることを防止できて
有用である。
【0007】
【実施例】以下、本発明のパネル取付構造の実施例を図
面に基づいて説明する。図5に高速道路の側辺に立設し
てある塀Wを示している。この塀Wは、等ピッチで且つ
隣接する凹部が互いに対向する姿勢に立設したH型鋼か
らなるパネル取付支柱1に、複数の枠組パネルPを、そ
れぞれそのパネル2に取付けてあるパネル取付フレーム
3のパネル取付支柱1の凹部への嵌入保持で、上下に積
み重ねた状態に取付けて構成してある。
【0008】前記パネル2は図3に示すように、ポリカ
ーボネイト製の弾性のある透光板であり、このパネル2
を、1対の縦フレーム3A及び1対の横フレーム3Bを
枠組形状に組付けて構成してある前記パネル取付フレー
ム3の枠組内に、保持してある。
【0009】前記縦フレーム3A及び横フレーム3Bの
夫々の断面形状は、図1及び図2に示すように、枠組内
方側を段違い形状に形成した中空の角柱である。そし
て、前記段違いの2つの面をつなぐ繋ぎ面Sに前記パネ
ル2の周部の一方の面を、当接するとともに、その面と
は反対側の面に、当接して前記繋ぎ面Sとの間でパネル
2を挟持する挟持部材としての役目を果す押縁4を、前
記枠組内方側の面にボルト結合してある。従って、図4
に示すようにパネル2の四周部を、前記繋ぎ面Sと押縁
Aとの間で挟持固定し、全体として、パネル2をパネル
取付フレーム3の枠組ない嵌め込んでいる状態に固定保
持している。
【0010】図1及び図4に示すように一対の前記横フ
レーム3Bのうち、上方側に位置するものの繋ぎ面S
に、その横フレーム3Bの長手方向全長に亘る範囲で等
ピッチに、パネル2の周部を、そのパネル2を貫通する
取付具であるリベット5によって固定してある。
【0011】よって、高速道路を通過する車輌が衝突す
ることでこの塀Wに衝撃力が作用した場合、そのパネル
2の弾性で変形するが、パネルの周部のうち、一対の縦
フレーム3A及び、一対のうちの下側にある横フレーム
3Bに固定してある辺においては、その拘束はパネル2
を両側から挟み込むものであって、パネル2を貫通する
ものではないので、パネル2は押縁材4に対して滑り出
して開放されるから、衝撃力がパネル2の一部に集中し
て掛かることで回避できる。しかも、パネル2の周部の
うちの1つの辺は、パネル2に貫通するリベット5を介
してパネル取付フレーム3(詳しくは、一対のうちで、
上側にある横フレーム3B)に固定されているから、パ
ネル2の一部がパネル取付フレーム3から外れても、一
辺だけがパネル取付フレーム3に固定された状態となる
から、衝撃力を直接に受け止めず、他方へ逃がす構成で
ありながらも、衝撃を受けてパネル取付フレーム3から
外れたパネル2が落下することがない。また、図1及び
図2に示すように、パネル2の周部全域に亘ってパネル
2の周部の一面と、この一面に当接している前記押縁4
の一面との間に遮音性クッション材である遮音性のシー
ル材6を隙間なく介在させてあり、このことで、衝撃力
が作用していない通常の取付状態で、パネル2とパネル
取付フレーム3との間からの音の漏れを防止している。
尚、図2に示すように、前記パネル取付フレーム3の一
方である一対の前記縦フレーム3Aには、上下方向に組
立ててある複数のパネルの崩れ落ちを防止する安全ワイ
ヤを貫通案内するバーリング孔7を、この縦フレーム2
の内方を通って上下に貫通するよう配設してある。ま
た、パネル2にポリカーボネイトを用いたことは、単な
る一例を示すにすぎず、これ以外の樹脂性で弾性のある
材料を用いることも可能である。
【0012】〔別実施例〕パネル2の周部の一辺の取付
具としては、上記実施例に示すような、リベット5だけ
とは限らず、例えばボルトや単なるロッドでもよく、そ
れらをパネルを貫通する状態で、パネルをパネル取付フ
レームに固定できるものであればよい。また、この取付
具が貫通するパネルの貫通孔の開口としては、上記実施
例に示すようなリベットの径とほぼ同径のもの以外に、
左右方向に拡げた長孔として、パネル2に衝撃が作用し
た場合や外温が変化してパネル2が伸縮した場合等に伴
うパネルのリベット5に対する横ズレを許容できるもの
でもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】枠組パネルの縦断側面図
【図2】枠組パネルの横断平面図
【図3】枠組パネルの正面図
【図4】枠組パネルの分解斜視図
【図5】本発明のパネル取付構造を適用している枠組パ
ネルより構成してある塀の正面図
【符号の説明】
1 パネル取付支柱 2 パネル 3 パネル取付フレーム 4 挟持部材 5 取付具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 仁 千葉県浦安市富岡3―3 D―906 (72)発明者 長沢 佐佶 神奈川県相模原市上鶴間8―7―14 (56)参考文献 特開 昭63−217007(JP,A) 実公 昭52−38038(JP,Y2)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弾性のあるパネル(2)の周部を、パネ
    ル取付フレーム(3)に取付けてあるパネル取付構造に
    おいて、前記パネル(2)の周部のうち、一辺をそのパ
    ネル(2)に貫通する取付具(5)を介して前記パネル
    取付フレーム(3)に固定するとともに、残りの辺を挾
    持部材(4)によって前記パネル取付フレーム(3)に
    固定してあるパネル取付構造。
  2. 【請求項2】 前記パネル(2)と前記パネル取付フレ
    ーム(3)との間に遮音性クッション材(6)を介在さ
    せてある請求項1記載のパネル取付構造。
JP6363191A 1991-03-28 1991-03-28 パネル取付構造 Expired - Lifetime JP2638324B2 (ja)

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JPH04302608A JPH04302608A (ja) 1992-10-26
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JP6723102B2 (ja) * 2016-07-19 2020-07-15 Jfe建材株式会社 パネル及び壁体

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