JP2001081732A - 遮音壁 - Google Patents

遮音壁

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JP2001081732A
JP2001081732A JP26078199A JP26078199A JP2001081732A JP 2001081732 A JP2001081732 A JP 2001081732A JP 26078199 A JP26078199 A JP 26078199A JP 26078199 A JP26078199 A JP 26078199A JP 2001081732 A JP2001081732 A JP 2001081732A
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JP
Japan
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sound insulation
sound insulating
sound
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plates
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JP26078199A
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Hirohiko Nogawa
宏彦 野川
Yutaka Tazaki
豊 田崎
Takashi Mikami
貴 三神
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Nitto Boseki Co Ltd
Original Assignee
Nitto Boseki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 道路からの景観を向上することができる遮音
壁を提供すること。 【解決手段】 道路3等に沿って延設される遮音壁1で
あって、上下方向に並べられる複数の遮音板20a,2
0bと、各遮音板20a,20bを連結する連結部材3
0と、を備え、遮音板20a,20bおよび連結部材3
0は、透光性を有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遮音を目的として
高速道路や線路等に沿って延設される遮音壁に関し、特
に、透光性の遮音板を備えた遮音壁に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、道路を走行する車両等による
騒音を防止するために、道路に沿って遮音壁が設けられ
ている。この遮音壁には、金属やコンクリート等によっ
て形成された遮音板を備えるタイプや、ポリカーボネー
ト樹脂、アクリル樹脂等によって形成された透光性の遮
音板を備えるタイプのものがある。
【0003】そして、後者の透光性の遮音板を備える遮
音壁には、前者の金属製の不透光性の遮音板を備える遮
音壁と比較して、道路を走行する車両の乗員の視界を広
げることができ、また、走行中に遮音壁から受ける圧迫
感を減少できるという長所がある。このため、透光性の
遮音板を備える遮音壁を道路沿いに構築すれば、たとえ
遮音効果を向上させるために遮音壁の背を高くしても、
乗員の視界はさほど狭まらず、運転の妨げには殆どなら
ない。また、道路近傍の建築物が日影にならず、日照権
の問題も回避することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年、
道路を走行する車両の乗員の視界をより広くし、景観を
高めることが望まれており、このような要望に応えるに
は従来の遮音壁では不十分となってきた。この理由を、
図7を参照して説明する。図7は、従来の遮音壁の一部
を示す斜視図である。同図に示すように、遮音壁101
には、遮音壁の耐風性を高めるために、上下方向に二枚
の透光性の遮音板103a,103bが備えられてい
る。そして、この遮音板103aと遮音板103bと
は、金属製の連結部材105によって連結されている。
このため、遮音板103a,103bを透光性のものに
しても、この連結部材105によって乗員の視界が部分
的に妨げられていた。
【0005】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、道路からの景観を向上することができる遮音
壁を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、上下方向に並べられる複数の遮音板と、
各遮音板を連結する連結部材と、を備え、遮音板および
連結部材は、透光性を有することを特徴とする。
【0007】本発明に係る遮音壁によれば、遮音板が透
光性を有しているため、不透光性の遮音板を用いる場合
と比較して、道路からの景観を高めることができる。さ
らに、本発明においては、上下方向に並べられる各遮音
板を連結する連結部材も透光性を有しているため、乗員
の視界を広げ、道路からの景観を一層向上させることが
できる。
【0008】また、本発明の遮音壁において、連結部材
は、上側の遮音板の下端部が挿入される第1の挿入溝
と、下側の遮音板の上端部が挿入される第2の挿入溝
と、を有することが好ましい。
【0009】このような構成を採用した場合、上側の遮
音板の下端部を第1の挿入溝に挿入し、下側の遮音板の
上端部を第2の挿入溝に挿入するだけで、上側の遮音板
と下側の遮音板とを連結することができる。すなわち、
簡易な構成で、各遮音板を上下方向に並べることができ
る。
【0010】さらに、連結部材は、透光性のある樹脂に
よって形成されていれば良いが、特に、アクリル樹脂又
はポリカーボネート樹脂からなることが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明に係る遮音壁の好適な実施形態について詳細に説明す
る。尚、同一要素には同一符号を用いるものとし、重複
する説明は省略する。
【0012】図1は、本実施形態の遮音壁1を示す斜視
図であり、図2は、遮音壁1の正面図であり、図3は、
図2に示す遮音壁1の側面図である。図1に示すよう
に、遮音壁1は、高速道路3に沿って延設され、高速道
路3を走行する自動車による騒音を防止する役割を果た
している。遮音壁1は、高速道路3沿いの土台5に支持
された複数の支柱10、各支柱10の間に上下方向に並
べられた遮音板20a,20b、及び、上側の遮音板2
0aと下側の遮音板20bとを連結する連結部材30、
から構成されている。
【0013】支柱10にはいわゆるH型鋼を使用してお
り、その底面には鋼製の支持板13が溶着され、当該支
持板13に穿設された挿入孔へ土台5に埋め込まれたボ
ルト15が挿入されている。そして、このボルト15と
ナット17とを締結させることで、支柱10が土台5に
支持されている。
【0014】遮音板20a,20bはアクリル樹脂から
なり、透光性を有している。このため、不透光性の遮音
板を用いる場合と比較して、高速道路3からの景観を高
めることができる。なお、遮音板20a,20bは、ア
クリル樹脂の他、透光性を有するポリカーボネート樹脂
等によって形成してもよい。また、遮音板20a,20
bは、図示を省略する金属製の留め具によって、その両
端部が支柱10に接続されている。
【0015】次に、図3および図4を参照して、連結部
材30について説明する。図4は、遮音板20aと遮音
板20bとが連結部材30によって連結された状態を示
す斜視図である。図3および図4に示すように、連結部
材30は、断面が略正方形の角柱形状をなしており、上
側の遮音板20aの下端部が挿入される第1の挿入溝3
2aと、下側の遮音板20bの上端部が挿入される第2
の挿入溝32bと、が形成されている。また、第1の挿
入溝32aおよび第2の挿入溝32bは、角柱の長手方
向に延びている。これにより、遮音板20aの下端部を
第1の挿入溝32aに挿入し、遮音板20bの上端部を
第2の挿入溝32bに挿入するだけで、遮音板20aと
遮音板20bとを連結することができる。すなわち、本
実施形態によれば、従来の複数の金属製の連結部材を用
いる場合(図7参照)と比較して、各遮音板20a,2
0bと連結部材30とを容易に組み立てることができ
る。さらに、本実施形態の連結部材30は、従来の連結
部材とは異なり、一体形成でき、簡易な構成にすること
ができる。
【0016】さらに、挿入溝32a,32bの溝幅を遮
音板20a,20bの厚さよりも多少広くすれば、連結
部材30による遮音板20a,20bの固定力を多少弱
めることができ、風によって遮音板20a,20bが大
きく撓んだ場合でも、遮音板20a,20b内に発生す
る内部応力は小さくなる。このため、遮音板20a,2
0bは弾性力によって元の形状に戻ることができ、遮音
板20a,20bの破損を防止することができる。な
お、遮音板20a,20bと連結部材30とは、遮音板
20a,20bを連結部材30に対して強固に固定しな
い程度の少量の接着剤によって軽く接着してもよい。
【0017】また、連結部材30はアクリルからなり、
透光性を有している。このため、不透光性の連結部材を
用いる場合と比較して、乗員の視界を広げ、高速道路3
からの景観を向上させることができる。なお、アクリル
樹脂ではなく、透光性を有するポリカーボネート樹脂や
ガラス等によって連結部材30を形成しても、高速道路
3からの景観を向上させることができる。但し、遮音板
の一枚当たりの面積を大きくできる点を考慮すると、ア
クリル樹脂によって遮音板を形成することが好ましい。
また、遮音板20a,20b及び連結部材30を同一の
材料で形成すれば、遮音壁1の上下方向で透光性が均一
になり、景観を一層向上させることができる。
【0018】また、図5に示すように、連結部材30の
第1の挿入溝32aおよび第2の挿入溝32bの内壁面
に、樹脂製の緩衝部材35を接着することが好ましい。
この場合、各挿入溝32a,32bに、ゴミが溜まる事
態を防止でき、さらに、各遮音板20a,20bと連結
部材30とにガビが発生する事態を防止することができ
る。なお、緩衝部材35を透光性のものにすれば、道路
からの景観向上を図ることができる。また、緩衝部材3
5の代わりに、液状の透明体を各挿入溝32a,32b
と各遮音板20a,20bとの間に充填させても、同様
の効果を得ることができる。さらに、同図に示すよう
に、各挿入溝32a,32bの各角37及び各遮音板2
0a,20bの各角39にRを持たせることが好まし
い。これにより、各遮音板20a,20bと連結部材3
0との連結時や輸送時に、角37と角39が衝突して遮
音板20a,20bや連結部材30が破損するという事
態を防止することができる。
【0019】図6(a)〜図6(d)は、本実施形態の
遮音壁に備えられた連結部材30の他の実施形態を示す
断面図である。図6(a)の連結部材30は、断面が略
円形であり、その上下に第1の挿入溝32a及び第2の
挿入溝32bが形成されている。図6(b)の連結部材
30は、断面が略正方形であり、対向する二つの角に第
1の挿入溝32a及び第2の挿入溝32bが形成されて
いる。図6(c)の連結部材30は、断面が略H形状で
あり、上面30aおよび下面30bにそれぞれ第1の挿
入溝32a及び第2の挿入溝32bが形成されている。
図6(d)の連結部材30は、断面が略楕円形であり、
その上下に第1の挿入溝32a及び第2の挿入溝32b
が形成されている。これらの連結部材30を用いても、
上記実施形態の遮音壁1と同様の効果を得ることができ
る。
【0020】以上、本発明者によってなされた発明を実
施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施
形態に限定されるものではない。例えば、上下方向に並
べられる遮音板は2枚に限られず、3枚以上並べても良
い。また、連結部材の形状は図4および図6に示したも
のに限られず、その他、種々の形状を採用することがで
きる。さらに、遮音壁は、高速道路沿いに延設されるも
のに限られず、一般道路や鉄道の線路に沿って延設され
るものでもよい。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
遮音板が透光性を有しているため、不透光性の遮音板を
用いる場合と比較して、道路からの景観を高めることが
できる。さらに、本発明においては、上下方向に並べら
れる各遮音板を連結する連結部材も透光性を有している
ため、乗員の視界を広げ、道路からの景観を一層向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の遮音壁を示す斜視図である。
【図2】本発明の遮音壁の正面図である。
【図3】図2に示す遮音壁の側面図である。
【図4】上下の遮音板が連結部材によって連結された状
態を示す斜視図である。
【図5】連結部材を示す拡大断面図である
【図6】本発明の遮音壁に備えられた連結部材の変形例
を示す断面図である。
【図7】従来の遮音壁の一部を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…遮音壁、2…遮音板、3…高速道路、5…土台、1
0…支柱、13…支持板、20a,20b…遮音板、3
0…連結部材、32a…第1の挿入溝,32b…第2の
挿入溝。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三神 貴 東京都中央区日本橋浜町1−2−1 日東 紡績株式会社内 Fターム(参考) 2D001 AA01 BA02 CA01 CB01 CC02 DA04

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下方向に並べられる複数の遮音板と、 前記各遮音板を連結する連結部材と、を備え、 前記遮音板および前記連結部材は、透光性を有すること
    を特徴とする遮音壁。
  2. 【請求項2】 前記連結部材は、上側の前記遮音板の下
    端部が挿入される第1の挿入溝と、下側の前記遮音板の
    上端部が挿入される第2の挿入溝と、を有することを特
    徴とする請求項1記載の遮音壁。
  3. 【請求項3】 前記連結部材は、アクリル樹脂又はポリ
    カーボネート樹脂からなることを特徴とする請求項1又
    は請求項2記載の遮音壁。
JP26078199A 1999-09-14 1999-09-14 遮音壁 Pending JP2001081732A (ja)

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KR100511682B1 (ko) * 2002-09-09 2005-08-31 매크로드 주식회사 방음벽을 이루는 방음판 고정용 아답터
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WO2009149366A2 (en) * 2008-06-06 2009-12-10 Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America, Inc. Adjustable sound panel
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