JPH0648042Y2 - 二重床構造 - Google Patents

二重床構造

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JPH0648042Y2
JPH0648042Y2 JP4603189U JP4603189U JPH0648042Y2 JP H0648042 Y2 JPH0648042 Y2 JP H0648042Y2 JP 4603189 U JP4603189 U JP 4603189U JP 4603189 U JP4603189 U JP 4603189U JP H0648042 Y2 JPH0648042 Y2 JP H0648042Y2
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JP
Japan
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floor panel
adjusting bolt
nut
floor
spring
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JP4603189U
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武利 畑中
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Shoden Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、コンピュータ室等に用いられる二重床構造に
かかり、詳しくは、下部にばね受けを設けた調整ボルト
に螺着される固定ナットと前記調整ボルトのばね受けと
の間に緩みを防止するばねを装着して構成した固定具
を、その設置場所で仕上りレベルに合わせてから前記床
パネルに挿入固定してなる二重床構造に関する。
(従来の技術) 従来この種の二重床構造は、種々のものが提供されてい
る。
第13図及び第14図は、上記従来の二重床構造の一例を示
す構成図である。
第13図に示す二重床構造は、床パネル50と床スラブ51と
の間に調整ボルト52を配置し、この調整ボルト52に固定
ナット53を螺着すると共に、床パネル50に設けた挿通孔
55に調整ボルト52の上部を挿入した後、接着剤54で接着
固定した構造となっている。
すなわち、この構造では調整ボルト52に取付けた固定ナ
ット53により床パネル50を支持しており、接着剤54は、
床パネル50に設けた挿通孔55から注入して調整ボルト52
を接着固定している。
一方、第14図に示す二重床構造は、床パネル50と床スラ
ブ51との間に調整ボルト52を配置し、この調整ボルト52
に固定ナット53,56を螺着してこれらを固定すると共
に、床パネル50に設けた挿通孔55に調整ボルト52の上部
を挿入した構造となっている。
この構造は、接着剤を用いることなく、床パネル50の裏
面からいわゆるダブルナットによって調整ボルト52を固
定したものである。
(考案が解決しようとする課題) 第13図に示す二重床構造の場合、床パネル50のレベルを
調整するべく調整ボルト52を再調整する際には、既に硬
化している接着剤54を溶かしたり削ったりする必要があ
るため、作業に多くの手間がかかるという問題がある。
また、このような二重床構造の場合、経年変化や繰返し
の使用により接着剤54の接着力が低下し、しかも床パネ
ル50と調整ボルト52とは接着剤54のみにより連結されて
いるため、地震等に対する水平耐力がほとんどないとい
う欠点があった。
一方、第14図に示す二重床構造の場合、いわゆるダブル
ナットで調整ボルト52を固定しているので緊締時に床パ
ネル50の裏面から作業を行う必要があるため、作業性が
悪く、大量の作業に適さないという問題があった。ま
た、かかる二重床構造の場合、床パネル50のレイアウト
時における調整ボルト52の微調整が難しく、加えて床パ
ネル50が単に固定ナット53,56に載設されているだけで
あるため、水平耐力に乏しいという問題があった。
本考案は、上記問題点を解決するために提案されたもの
であり、その目的とするところは、調整ボルトを何度で
も容易に再調整できるようにすると共に、作業性をよく
して一度に大量の作業を可能とし、かつ水平耐力の向上
を図った二重床構造を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本考案の二重床構造は、床パ
ネルと床スラブとの間に配置され、かつ下部にばね受け
を有すると共に上端部に進退用の操作部を備えた調整ボ
ルトと、前記調整ボルトに螺着され、かつ前記床パネル
の裏面に挿入固定される脱落・回転防止リブを備えた固
定ナットと、前記調整ボルトのばね受けと前記固定ナッ
トとの間に装着されて固定ナットの緩みを防止するばね
とから固定具を構成し、前記床パネルは、前記固定ナッ
トが挿入されるナット受けを備えると共に、このナット
受けは、前記調整ボルトの操作部が前記床パネルの表面
側に露出される通孔を備えたことを特徴とする。
(作用) 本考案によれば、床パネルのナット受けに脱落・回転防
止リブを設けた固定ナットを挿入固定することにより、
調整ボルトと床パネルとの水平方向のズレやガタツキ、
調整ボルト進退時の回転緩みを防止するように作用す
る。また、調整ボルトを進退させて床パネルのレベルを
調整した後に、調整ボルトに設けたばね受けと固定ナッ
トとの間に装着したばねの付勢力により調整ボルトが固
定状態になり、調整ボルトに加わる振動等で緩む心配が
なくなる。しかも、調整ボルトは床パネルに対して確実
にロックされ、両者間の垂直方向及び水平方向のガタツ
キを防止するように作用する。
更に、本考案によれば、床パネルの表面から通孔を介し
て調整ボルトを進退させ得るため、床パネルの表面側か
ら調整ボルトを再調整することができる。
(実施例) 以下、第1図ないし第12図を参照しつつ本考案の一実施
例を説明する。これらの図において、本考案にかかる二
重床構造は、固定具1を床パネル2に挿入固定して構成
されている。
固定具1は、第1図ないし第3図に示すように構成され
た調整ボルト10に第5図ないし第7図の固定ナット11を
螺着し、調整ボルト10に設けたばね受け12と固定ナット
11との間に、第4図に示すようなばね13を装着して構成
されている。
ここで、調整ボルト10は、第1図に示すごとく床パネル
2と床スラブ3との間に配置されるもので、調整ボルト
10の下部には円板状のばね受け12が設けられ、また上端
部には進退用の操作部14が形成されている。更に、固定
ナット11には、床パネル2の裏面に設けられたナット受
け20内に挿入固定される脱落・回転防止リブ15が形成さ
れており、前記ばね13は、ばね受け12と固定ナット11と
の間に装着されて固定ナット11の緩みを防止するように
なっている。
また、第1図に示すように、床パネル2のナット受け20
には、調整ボルト10の上端部の操作部14を床パネル2の
表面側に露出させる通孔21が形成されている。
次に、この二重床構造の使用方法を説明すると、まず、
第1図に示すように調整ボルト10にばね13を装着し、固
定ナット11を螺合して固定具1を構成する。次に、固定
具1の固定ナット11を床パネル2の裏面側からナット受
け20に当てがい、調整ボルト10の下端部をハンマー等に
よりたたき込むことにより、固定具1を第10図に示す如
く床パネル2に固定する。このように固定具1を一体化
してなる床パネル2を第12図に示すように床スラブ3上
に配置し、細かいレベルの高さ調整を通孔21を介してド
ライバ等を用いて行なう。これにより、床パネル2のレ
ベルを微調整することが可能になる。
なお、上述した調整ボルト10のばね受け12や固定ナット
11、ばね13等の形状、構造はあくまで例示的なものであ
り、この他にも種々の変形が可能である。
このように本実施例によれば、床パネル2に設けたナッ
ト受け20に、脱落・回転防止リブ15を設けた固定ナット
11を挿入固定することにより、調整ボルト10と床パネル
2との水平方向のズレやガタツキ、調整ボルト10の進退
時の回転緩みを防止することができる。また、調整ボル
ト10を進退させて床パネル2のレベルを調整した後に、
ばね受け12と固定ナット11との間に装着したばね13の付
勢力により調整ボルト10が固定状態になるため、調整ボ
ルト10に加わる振動等に起因して緩むおそれがなく、か
つ調整ボルト10を床パネル2に対して確実にロックし、
両者間の垂直方向及び水平方向のガタツキを防止するこ
とができる。
更に、床パネル2の表面側から通孔21を介して調整ボル
ト10を進退させることにより、床パネル2のレベル再調
整も容易に行なうことができる。
(考案の効果) 以上のように本考案によれば、床パネルに設けたナット
受けに、脱落・回転防止リブを有する固定ナットを挿入
したため、調整ボルトと床パネルとの水平方向のズレや
ガタツキ、調整ボルト進退時の回転緩み等を確実に防止
することができる。
また、調整ボルトを進退させて床パネルのレベルを調整
した後、ばね受けと固定ナットとの間に装着したばねの
付勢力により調整ボルトが固定状態になるので、調整ボ
ルトに加わる振動等によって緩みを生じる恐れが無く、
床パネル及び固定具相互間の垂直方向、水平方向のガタ
ツキを完全に防止することができる等の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第12図は本考案の一実施例を説明するため
のもので、第1図は二重床構造を示す分解側面図、第2
図は調整ボルトの側面図、第3図は同じく平面図、第4
図はばねの斜視図、第5図は固定ナットの側面図、第6
図は同じく平面図、第7図は同じく断面図、第8図は床
パネルの要部平面図、第9図はナット受けを示す床パネ
ルの要部断面図、第10図は床パネルに固定具を固定した
状態の断面図、第11図は床パネルの平面図、第12図は二
重床構造の施工状態を示す側面図、第13図及び第14図は
従来の二重床構造の一例を示す構成図である。 1…固定具、2…床パネル、3…床スラブ 10…調整ボルト、11…固定ナット 12…ばね受け、13…ばね、14…操作部 15…脱落・回転防止リブ、20…ナット受け 21…通孔

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】床パネルと床スラブとの間に配置され、か
    つ下部にばね受けを有すると共に上端部に進退用の操作
    部を備えた調整ボルトと、 前記調整ボルトに螺着され、かつ前記床パネルの裏面に
    挿入固定される脱落・回転防止リブを備えた固定ナット
    と、 前記調整ボルトのばね受けと前記固定ナットとの間に装
    着されて固定ナットの緩みを防止するばねとから固定具
    を構成し、 前記床パネルは、前記固定ナットが挿入されるナット受
    けを備えると共に、このナット受けは、前記調整ボルト
    の操作部が前記床パネルの表面側に露出される通孔を備
    えたことを特徴とする二重床構造。
JP4603189U 1989-04-19 1989-04-19 二重床構造 Expired - Lifetime JPH0648042Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP4603189U JPH0648042Y2 (ja) 1989-04-19 1989-04-19 二重床構造

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JP4603189U JPH0648042Y2 (ja) 1989-04-19 1989-04-19 二重床構造

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Publication Number Publication Date
JPH02137432U JPH02137432U (ja) 1990-11-16
JPH0648042Y2 true JPH0648042Y2 (ja) 1994-12-07

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ID=31560747

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JP4603189U Expired - Lifetime JPH0648042Y2 (ja) 1989-04-19 1989-04-19 二重床構造

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JPH02137432U (ja) 1990-11-16

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