JPH08218376A - 山留壁の支持装置 - Google Patents

山留壁の支持装置

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JPH08218376A
JPH08218376A JP3054395A JP3054395A JPH08218376A JP H08218376 A JPH08218376 A JP H08218376A JP 3054395 A JP3054395 A JP 3054395A JP 3054395 A JP3054395 A JP 3054395A JP H08218376 A JPH08218376 A JP H08218376A
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JP
Japan
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retaining wall
mountain retaining
support
washer
nut
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Pending
Application number
JP3054395A
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English (en)
Inventor
Tadao Nishida
忠雄 西田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な作業で山留壁の土圧を支持することが
できる支持装置を提供する。 【構成】 山留壁1の内側にH型鋼を用いた腹起材2を
配置し、この腹起材2のフランジ14にフック部材7を
係止し、このフック部材7の孔に挿通したボルト8にナ
ット9を螺合し、該ナット9の先端と山留壁1の間に座
金10を介在させ、山留壁1の土圧を座金10とボルト
8及びナット9で腹起材2に伝達して支持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、地中掘削部分の土圧
を受ける山留壁の支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7に示すように、地中掘削部分の崩壊
を防ぐため、地中に山留壁1を構築し、この山留壁1に
かかる土圧を、山留壁1に沿って配置した腹起材2と、
腹起材2間に配置した切梁材3等によって支持するよう
にしている。
【0003】上記山留壁1を支持する腹起材2に土圧を
支持させるため、山留壁1と腹起材2の間に裏込め4を
施す必要があり、従来の裏込め4は、図7で示したよう
に、山留壁1と腹起材2の間にモルタルを充填すること
により形成していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、裏込め4を
モルタルで形成する方法は、施工に手間と時間がかか
り、硬化するまで土圧の伝達が行なえないと共に、解体
時には不要物となり、処分が困難である。
【0005】そこで、この発明の課題は、山留壁の支持
が簡単に能率よく確実に行なえ、解体時にも全く支障を
与えることがないと共に、腹起材の強度的に安定した位
置や条件で該腹起材に土圧を伝達することができる山留
壁の支持装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するため、この発明は、山留壁と腹起材の対向面間に緊
張状態で配置する支持部材と、腹起材のフランジ部分に
取付けるフック部材とからなり、フック部材に支持部材
を挿通する孔を設けた構成を採用したものである。
【0007】
【作用】フック部材に設けた孔に支持部材を挿通し、こ
のフック部材を腹起材のフランジに係止し、山留壁と腹
起材の対向面間に配置した支持部材を緊張させれば、山
留壁の土圧を腹起材に伝えて支持することができ、フッ
ク部材で保持した支持部材を、腹起材のウエブの芯に位
置合せすることができ、腹起材の荷重支持の最も安定し
た部分で土圧を支持することができる。
【0008】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面の図1乃
至図6に基づいて説明する。
【0009】図1(A)、(B)において、地中に構築
した山留壁1の内面側に配置した腹起材3は、H型鋼を
用い、山留壁1に取付けたブラケット5で水平に支持さ
れ、腹起材2は、図7で示したように、対向面間に配置
した切梁材によって支持されることになる。
【0010】前記山留壁1の土圧を腹起材2に伝達する
支持装置は、山留壁1の親杭1aと腹起材2の対向面間
に緊張状態で配置する支持部材6と、腹起材2のフラン
ジ部分に吊下げ状となるよう係止するフック部材7とか
らなり、フック部材7は支持部材6を保持し、腹起材2
に対する配置位置を設定することになる。
【0011】前記支持部材6は、図1乃至図3に示す例
では、ボルト8と、このボルト8に螺合したロングナッ
ト9と、このロングナット9の端部と山留壁1の親杭1
aの間に介在させる座金10とからなり、ボルト8とロ
ングナット9を親杭1aと腹起材2の間で緊張させるこ
とにより、山留壁1の土圧を支持して腹起材2に伝達す
ることになる。なお、ボルト8には弛み止用のナット1
3を螺合しておいてもよい。
【0012】前記座金10は、図6(A)乃至(C)に
示すように、矩形状で厚みのあるブロック状に形成さ
れ、山留壁1に当接する裏面はフラットであり、ロング
ナット9の先端が当接する表面側の中央部には、該ナッ
ト9の先端が納まる弧状の凹部12が設けられている。
ナット9の先端は凹部12に対応する円弧状突部になっ
ている。
【0013】上記座金10の凹部12を弧状にすること
により、ロングナット9の軸線に対する座金10の方向
性が自在となり、山留壁1と腹起材2のフランジ14が
平行していなくても、ナット9は座金10を山留壁1に
圧接させることができ、ボルト8及びナット9の軸方向
に荷重をかけることが可能となる。
【0014】図6(D)は横長に形成した座金10を示
し、表面の両端部寄りの位置に凹部12、12を設ける
ことにより、二本のボルトで山留壁に圧接させるように
したものであり、山留壁の支持力が増大することにな
る。
【0015】なお、座金10の形状は図示の矩形状に限
定されることなく、円形等他の形状を採用できると共
に、その材質は金属だけでなく硬質プラスチックを用い
ることができる。
【0016】前記フック部材7は、図5のように、平板
15の上端にフック16を設け、腹起材2のフランジ1
4にフック16を係止することにより、平板15を吊下
げ状とするものであり、平板15には、支持部材6のボ
ルト8を挿通する孔17が複数個設けられている。
【0017】前記腹起材2の形成に用いるH型鋼には、
断面寸法の異なるものが使用されることがあり、また、
支持部材6は、腹起材2のウエブ18と同芯状に配置す
るか、ウエブ18の上下等しい位置に配置するのが、荷
重支持の点から好ましい。
【0018】そこで、フック部材7に設ける孔17は、
腹起材2の断面寸法の種類に合せ、各種腹起材のウエブ
の芯と対応する位置に一致するように、上下及び両側に
並べて配置してある。なお、上下に位置する孔17にそ
れぞれ、支持部材6を装着すれば、図2で示すように、
ウエブ18の上下等しい位置に支持部材6、6を配置す
ることができる。
【0019】図4は支持部材6の他の例を示し、ボルト
8と所要数の継足し部材19の組合せからなり、継足し
部材19は、多角形軸部20の一端側にねじれ21と他
端側に螺軸22を設けた構造を有し、ねじ孔21と螺軸
22の結合によって接続数を増減することによって長さ
の選択が自由に行なえるようにしたものである。
【0020】なお、前記した座金10は、山留壁1の親
杭1aに対し、磁石で吸着させるようにしたり、前面に
ナットを溶接し、例えば螺軸22を螺合するようにして
もよい。
【0021】また、この座金10を省き、ロングナット
9又は螺軸22の端部を親杭1aに直接当接させるよう
にしてもよい。
【0022】この発明の支持装置は上記のような構成で
あり、山留壁1を支持するには、図1に示すように、腹
起材2の大きさの条件に合わせ、フック部材7の必要と
する孔17に支持部材6を取付けておく。
【0023】孔17に対する支持部材6の取付けは、ボ
ルト8を孔17に挿通し、このボルト8にロングナット
9を螺合すればよい。
【0024】上記フック部材7を腹起材2のフランジ1
4に係止し、ボルト8とロングナット9を山留壁1と腹
起材2の間に配置した状態で、ロングナット9と山留壁
1の間に座金10を介在させ、ボルト8とロングナット
9を相対的に回動させて伸長させると、座金10が山留
壁1に圧接すると共に、ボルト8の頭部が腹起材2に圧
接し、山留壁1の土圧が緊張したロングナット9とボル
ト8を介して腹起材2に伝達されて支持される。
【0025】前記支持部材6は、フック部材7への取付
けにより、山留壁1と腹起材2の間への配置が簡単に行
なえ、落下等の事態の発生がないと共に、腹起材2のウ
エブ18と同軸芯状の配置を簡単に得ることができ、腹
起材2による土圧の支持が、強度的に最も優れた部分で
行なえることになる。
【0026】また、腹起材2の解体時は、ボルト8とナ
ット9を緩め、腹起材2と山留壁1の間から座金10と
フック部材7を取り外せばよく、フック部材7、ボルト
8とナット9及び座金10は回収して再使用することが
できる。
【0027】
【発明の効果】以上のように、この発明によると、山留
壁の内側に配置した腹起材のフランジにフック部材を取
り付け、このフック部材に設けた孔で支持部材を保持す
るようにしたので、山留壁と腹起材の間に支持部材を配
置するとき、支持部材が落下するというようなことがな
く、支持部材の緊張及び収縮作業が円滑に行なえると共
に、フック部材に設ける孔の位置を選ぶことにより、支
持部材を、腹起材のウエブと同軸芯状又は、ウエブの上
下均等位置に配置することが容易に行なえ、腹起材によ
る土圧の支持が強度的に安定して行なえる。
【0028】更に、支持部材とフック部材は、解体時に
腹起材から取り外せばよく、再使用も可能であるので、
処理物の発生がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)はこの発明に係る支持装置の使用状態を
示す縦断面図、(B)は同平面図
【図2】同上において、支持部材を上下二段に配置した
使用状態の縦断面図
【図3】支持部材を拡大した一部切欠正面図
【図4】支持部材の他の例を示す縦断正面図
【図5】フック部材の斜視図
【図6】(A)は座金の正面図、(B)は同側面図、
(C)は同一部切欠斜視図、(D)は座金の他の例を示
す正面図
【図7】従来の山留壁における支持装置を示す斜視図
【符号の説明】
1 山留壁 2 腹起材 6 支持部材 7 フック部材 8 ボルト 9 ロングナット 10 座金 17 孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 山留壁と腹起材の対向面間に緊張状態で
    配置する支持部材と、腹起材のフランジ部分に取付ける
    フック部材とからなり、フック部材に支持部材を挿通す
    る孔を設けた山留壁の支持装置。
JP3054395A 1995-02-20 1995-02-20 山留壁の支持装置 Pending JPH08218376A (ja)

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JP3054395A JPH08218376A (ja) 1995-02-20 1995-02-20 山留壁の支持装置

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JP3054395A Pending JPH08218376A (ja) 1995-02-20 1995-02-20 山留壁の支持装置

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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100851062B1 (ko) * 2007-05-29 2008-08-12 화엄토건(주) 자성체가 부착된 잭 스티프너
KR100910987B1 (ko) * 2007-01-24 2009-08-05 (주)써포텍 띠장용 홈메우기 장치
KR101110743B1 (ko) * 2009-08-17 2012-02-24 (주)한미글로벌건축사사무소 띠장용 마그네틱 홈메움재의 설치구조
KR101420374B1 (ko) * 2013-06-26 2014-07-16 부산교통공사 에이치빔 띠장 지지용 브라켓
WO2020130565A1 (ko) * 2018-12-18 2020-06-25 임세춘 흙막이 벽체용 필러
JP2020111981A (ja) * 2019-01-15 2020-07-27 株式会社トクエー 山留用ブラケット装置、山留用腹起固定装置および山留用固定装置

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