JP2708754B2 - 押し花用乾燥方法 - Google Patents

押し花用乾燥方法

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、押し花を作る際の草花乾燥方法に関する。 (従来の技術) 従来、押し花用の草花乾燥方法としては、例えば、第
5図に示すようなものが知られている。 この従来方法は、弾性及び通気性を有するシート100,
100で草花101を挾み、この上に乾燥剤を含浸させた乾燥
紙102,102を配置したのち、その上に硬質の板材103,103
を置き、更にこれを密封袋104の中に入れて、重し105等
で加圧するようにしたものであった。 従って、この従来方法は、密封状態の中で草花101を
乾燥剤によって乾燥すると共に、乾燥に伴う草花101の
収縮を防止するために、草花101をシート100,100で挾ん
で重し105により加圧し、これにより草花101を扁平な状
態に乾燥するものであった。 (発明が解決しようとする問題点) しかしながら、従来の方法では、乾燥手法として乾燥
剤が必ず必要であるし、密封状態を作るための密封袋や
密封容器が必ず必要となり、それだけ使用材料が多くな
って費用が嵩むことになるし、作業工数も多くなり、更
には乾燥剤の再生等に手間がかかるといった問題があっ
た。 又、乾燥剤により乾燥させるため、その乾燥時間が通
常で2〜3日間程かかり、生産性が非常に悪いばかり
か、その間に草花が変色して草花の原色が残りにくいと
いう問題があった。 (問題点を解決するための手段) 本発明は、弾性及び通気性を有するシートで草花の両
面を挾み、草花の両面を挾んだ両シートの各外側に金網
を重ねると共に、両金網の外側をゴムバンドにて加圧挾
持し、この状態で電子レンジ内又は電気乾燥器内に収納
して両金網の外側を含む全体を加熱することを特徴とす
る押し花用乾燥方法を提供せんとするものである。 (作用) 本発明では、乾燥手段として加熱を用い、この加熱に
よる草花の発生蒸気を逃すために、シート及び板部材に
通気性を持たせた。 又、乾燥を伴う草花の収縮は、弾性を有するシートで
草花を挾み、この上から加圧することで防止される。 従って、本発明方法では、乾燥剤を必要とせずに、加
熱によって草花を押し花用として乾燥処理することがで
きる。 特に、電子レンジ、電気乾燥器等の中に収納して加熱
・乾燥することにより、金網の伝熱効率の良好性と相俟
って一定の空間中で全体が加熱され、草花の水分は弾性
及び通気性のシートに吸収され、金網の網目を介して外
部に蒸散されていき、金網の外側をゴムバンドにて加圧
挾持したことにより、草花の姿、形を損なうことなく、
また適度の圧着とシートの柔軟性により、草花の表面の
凹凸に万遍なくシート表面を密着させて吸水機能を向上
し、草花の収縮を防止し、脱水乾燥処理時間も短縮する
ものである。 (実施例) 以下、本発明の実施例を図面により説明する。 本実施例の草花乾燥方法は、第1図に示すように、弾
性及び通気性を有するシート1,1で草花2の両面を挾
み、その両面を通気性を有する板部材3,3で挾んだ上か
らゴム体としてのゴムバンド4,4を掛けて加圧挾持し、
この状態で63〜68℃に温度調節した電気乾燥器5内に入
れて乾燥処理した。 ここで、シート1としては、天然繊維製のフエルト状
タオルペーパーを2枚重ねて用い、又、板部材3として
は厚手の金網を用いている。 次に、第2図は本実施例の乾燥処理状態を、経時的に
測定したときのグラフ図で、草花の乾燥状態は、草花の
重量減少度合で測った。 尚、第2図において、曲線(イ)は、本実施例の乾燥
状態を示し、曲線(ロ)(ハ)は比較例を示している。
ここで曲線(ロ)は、第3図に示すように、実施例で用
いた板部材3の代わりに通気性のない板部材6(硬質発
泡プラスチック)を用いると共に、この板部材6とシー
ト1との間に、乾燥剤を紙に含浸した乾燥シート7を介
在させた場合の例で、又、曲線(ハ)は、本実施例で用
いた板部材3の代わりに、通気性のない板部材(硬質発
泡プラスチック板)6を用いた場合の例である。 即ち、第2図のグラフ図で示すように、草花の乾燥に
際しては、電気乾燥器5内で草花を所定の温度で加熱す
れば、乾燥剤を使用することなく、しかも短時間で乾燥
処理できることが判る。 又、乾燥に伴う草花の収縮に対しては、草花2を挾む
シート1が弾性を有することから、草花2が全面的に挾
圧されることになり、収縮が抑えられる。 尚、本発明は上記した実施例に限定されることはな
く、例えば、弾性及び通気性を有するシートとしては、
スポンジシートやフエルト布そのほか合成樹脂不織布や
柔らかい紙を重ねたもの等を使用できる。 又、加熱手段としては、電気乾燥器以外に、調理用の
電子レンジ等を用いてもよいし、その加熱温度も大気圧
下では50〜80℃が適当と考えるが、減圧下では、それ以
下でもよい。 (発明の効果) 以上説明したように、本発明の草花乾燥方法では、乾
燥手段として加熱を用いたので、従来のように、乾燥剤
を使用する必要がなくなり、押し花用としての草花乾燥
処理が簡単に、しかも一度に多量にできるし、乾燥時間
も従来と比較して大幅に短縮できるという効果が得られ
る。 特に、金網の外側をゴム体にて加圧挾持するために、
弾性シートは草花の表面の凹凸になじみやすく、吸水機
能が向上し、また、ゴムバンドによる挾持のために草花
に損傷を与えることもない。 更には、シート、金網をゴムバンドで挾持し、電子レ
ンジ内又は電気乾燥器内に収納して両金網の外側を含む
全体を加熱するために、熱も直接に草花に接することな
く、シート、金網を介して間接的に伝熱することにな
り、特に金網の金属としての伝熱効率が良好であるため
に、万遍なく草花全体に伝熱することができると共に、
草花の急激な吸水による収縮を防止し、ゴムバンドによ
る加圧挾持のために、シートと草花のなじみがよく、密
着性も良好となり吸水しやすいのにもかかわらず、収縮
による型くずれを防止しうる効果がある。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の実施例の草花乾燥方法を示す説明図、
第2図は本実施例方法を用いた場合の乾燥処理状態を示
すグラフ図、第3図及び第4図は比較例の説明図、第5
図は従来技術の説明図である。 1:シート 2:草花 3:板部材 4:ゴムバンド 5:電気乾燥器

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.弾性及び通気性を有するシート(1)で草花(2)
    の両面を挾み、草花(2)の両面の挾んだ両シート
    (1)の各外側に金網を重ねると共に、両金網の外側を
    ゴムバンドにて加圧挾持し、この状態で電子レンズ内又
    は電気乾燥器内に収納して両金網の外側を含む全体を加
    熱することを特徴とする押し花用乾燥方法。
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JPH077282Y2 (ja) * 1987-11-05 1995-02-22 アロン化成株式会社 高周波加熱用押花器
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