JPH1017401A - 押葉の処理方法および押葉飾 - Google Patents

押葉の処理方法および押葉飾

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JPH1017401A
JPH1017401A JP18418896A JP18418896A JPH1017401A JP H1017401 A JPH1017401 A JP H1017401A JP 18418896 A JP18418896 A JP 18418896A JP 18418896 A JP18418896 A JP 18418896A JP H1017401 A JPH1017401 A JP H1017401A
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JP
Japan
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leaf
pressed
pressed leaf
leaves
heat treatment
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JP18418896A
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English (en)
Inventor
Yoshio Sugino
宣雄 杉野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は短期間に変色したり、退色したりす
ることなく封入することができるとともに、長期間現状
を維持することができる押葉の処理方法および押葉飾を
得るにある。 【解決手段】 押葉乾燥シートを用いて押葉を作る押葉
作成工程と、この押葉作成工程で作られた押葉を加熱し
て乾燥および酵素の不活性化を図る熱処理工程と、この
熱処理工程後ただちに透明材あるいは半透明材内に密封
状態に封入する密封工程とで押葉の処理方法を構成して
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は押葉を透明樹脂板内
に封入したり、樹脂材内に封入したりする場合の押葉の
処理方法および押葉飾に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、押葉を透明樹脂板内に封入したり
する場合、作成した押葉を密封容器や密封袋に収納され
ていたものをそのまま使用している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の密封容器や密封
袋に収納された押葉は、保存中に水分を吸収し湿気る状
態になりやすく、湿気た状態の押葉を透明樹脂板内に封
入した場合、短期間に変色や退色して汚くなってしまう
という欠点があった。
【0004】本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、
酵素の不活性化を図つて、短期間に変色したり、退色し
たりすることなく封入することができるとともに、長期
間現状を維持することができる押葉の処理方法および押
葉飾を提供することを目的としている。
【0005】本発明の前記ならびにそのほかの目的と新
規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読む
と、より完全に明らかになるであろう。ただし、図面は
もっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範
囲を限定するものではない。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は押葉乾燥シートを用いて押葉を作る押葉作
成工程と、この押葉作成工程で作られた押葉を加熱して
乾燥および酵素の不活性化を図る熱処理工程と、この熱
処理工程後ただちに透明材あるいは半透明材内に密封状
態に封入する密封工程とで押葉の処理方法を構成してい
る。
【0007】また、本発明は防湿材製の台紙と、この台
紙の表面に配置された加熱処理されて乾燥および酵素の
不活性化処理された押葉と、この押葉を覆うとともに、
前記台紙の外周部と密封状態に固定された透明板とで押
葉飾を構成している。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す実施の形態によ
り、本発明を詳細に説明する。
【0009】図1ないし図9の本発明の第1の実施の形
態において、1は押葉乾燥シート2を用いて押葉3を作
る押葉作成工程で、この押葉作成工程1は図2に示すよ
うに押葉乾燥シート2、2に押葉にする草花4を挟み、
押し圧して草花4が押葉3になるまで放置し、押葉3に
なったところで取り出し、図3に示すように密封の保存
袋5に収納保存する。
【0010】前記押葉作成工程1で用いる押葉乾燥シー
ト2は、図4に示すようにパルプ繊維と化学繊維とを用
いて形成された柔軟性を有するとともに、水分を含んで
も変形しずらいシート状の乾燥シート本体6と、この乾
燥シート本体6に含浸あるいは塗布された塩化カルシウ
ム、塩化リチウム等の乾燥剤7とで構成されたもの、図
5に示すように化学繊維、パルプ繊維、ウール繊維等の
いずれか1個あるいはこれらを複数個混合した繊維を接
着剤でシート状に固定した不織布で形成した乾燥シート
本体6Aと、この乾燥シート本体6Aに含浸あるいは塗
布された塩化カルシウム、塩化リチウム等の乾燥剤7と
で構成された押葉乾燥シート2、あるいは図6に示すよ
うにパルプ繊維と化学繊維とを用いて形成された柔軟性
を有するとともに、水分を含んでも変形しずらいシート
状の乾燥シート本体6と、この乾燥シート本体6に含浸
あるいは塗布された塩化カルシウム、塩化リチウム等の
乾燥剤7と、前記乾燥シート本体6を少なくとも1枚以
上重ねて外周部を覆うように取付けられたクッションシ
ート8とで構成された押葉乾燥シート2等が使用され
る。
【0011】なお、押葉乾燥シート2は従来から一般に
使用されている本を用いたり、通気性のあるスポンジ状
のシートを用いて押葉を作ってもよい。
【0012】9は前記押葉3を押葉飾10に用いるため
に、直前に図7に示すように加熱して乾燥および酵素の
不活性化を図る熱処理工程で、この熱処理工程9は不十
分な仕上がりの押葉や保存袋5に収納保存している間に
湿気る状態になった押葉を確実に乾燥させるもので、手
軽に行なうにはアイロン11を用いたり、電子レンジを
用いて行なう。なお、保存袋5の密封度が高いものを使
用する場合には押葉乾燥シート2より取り出した直後に
加熱して乾燥および酵素の不活性化を図る熱処理工程9
を行ってもよい。
【0013】前記熱処理工程9で処理された押葉3は、
ただちに図8に示すように防湿材製の台紙12の表面に
配置するとともに、該押葉3を透明板13で覆い、該透
明板13と台紙12の外周部を接着剤14や銀テープ1
5等で密封する密封工程16を行なって押葉飾10を作
成し、図9に示すように額縁17に収納して飾ることが
できる。
【0014】
【発明の異なる実施の形態】次に、図10ないし図15
に示す本発明の異なる実施の形態につき説明する。な
お、これらの本発明の異なる実施の形態の説明に当っ
て、前記本発明の第1の実施の形態と同一構成部分には
同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0015】図10ないし図12の本発明の第2の実施
の形態において、前記本発明の第1の実施の形態と主に
異なる点は、保存されていた押葉3を熱溶着樹脂8が塗
布された防湿材製の台紙19に配置し、アイロン11等
によって押葉3の加熱処理および押葉3と台紙19とを
溶着固定する熱処理工程9Aを行なうとともに、該押葉
3を覆うように台紙19上を熱溶着樹脂18を塗布した
防湿材製の透明あるいは半透明のシート材20で覆い、
アイロン11等によって該シート材20を加熱すること
によって台紙19、押葉3およびシート材24を密封状
態で固定する密封工程16Aを行ない、押葉飾10Aを
形成した点で、このようにして形成された押葉飾10A
にしても、前記本発明の第1の実施の形態と同様な作用
効果が得られる。
【0016】図13ないし図15の本発明の第3の実施
の形態において、前記本発明の第1の実施の形態と主に
異なる点は、熱処理された押葉3をただちに熱硬化樹脂
22が収納された容器21の熱硬化樹脂22内に埋設
し、熱を加えて硬化させる密封工程16Bを行なつた点
で、この様にして押葉3を容器21内で硬化させた熱硬
化樹脂22内に埋設した押葉飾10Bができ上がる。な
お、本実施の形態では熱硬化樹脂にかえ、紫外線硬化樹
脂等を用いて押葉3を埋設固定してもよい。
【0017】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
にあっては次に列挙する効果が得られる。
【0018】(1)押葉乾燥シートを用いて押葉を作る
押葉作成工程と、この押葉作成工程で作られた押葉を加
熱して乾燥および酵素の不活性化を図る熱処理工程と、
この熱処理工程後ただちに透明材あるいは半透明材内に
密封状態に封入する密封工程とからなるので、密封状態
に封入する押葉を確実に乾燥し、酵素の活性化を阻止す
ることができる。したがって、押葉を乾燥および酵素の
不活性化を図つているので、従来のように短期間に変色
したり退色したりして、汚くなるのを効率よく防止する
ことができ、長期間元の状態を保持することができる。
【0019】(2)前記(1)によって、熱処理工程を
アイロンや電子レンジで行なうことができるので、容易
に、誰でもが気軽に行なうことができる。
【0020】(3)前記(1)によって、密封袋等に保
存して湿気る状態の押葉も、密封状態に封入する直前に
熱処理を行なうことにより、乾燥し、酵素の不活性化が
図れた押葉にして使用できる。したがって、保存状態の
押葉も使用でき、種々の押葉飾を作ることができる。
【0021】(4)請求項2、3も前記(1)〜(3)
と同様な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の工程図。
【図2】本発明の第1の実施の形態の押葉作成工程の説
明図。
【図3】本発明の第1の実施の形態の押葉の保存状態の
説明図。
【図4】本発明の第1の実施の形態の押葉乾燥シートの
説明図。
【図5】本発明の第1の実施の形態の押葉乾燥シートの
説明図。
【図6】本発明の第1の実施の形態の押葉乾燥シートの
説明図。
【図7】本発明の第1の実施の形態の熱処理工程の説明
図。
【図8】本発明の第1の実施の形態の密封工程の説明
図。
【図9】本発明の第1の実施の形態の押葉飾の使用状態
の説明図。
【図10】本発明の第2の実施の形態の工程図。
【図11】本発明の第2の実施の形態の熱処理工程の説
明図。
【図12】本発明の第2の実施の形態の密封工程の説明
図。
【図13】本発明の第3の実施の形態の工程図。
【図14】本発明の第3の実施の形態の熱処理工程の説
明図。
【図15】本発明の第3の実施の形態の密封工程の説明
図。 1:押葉作成工程、 2:押葉乾燥シート、 3:押葉、 4:草花、 5:保存袋、 6、6A:乾燥シート本体、 7:乾燥剤、 8:クッションシート、 9、9A:熱処理工程、 10、10A、10B:押葉飾、 11:アイロン、 12:台紙、 13:透明板、 14:接着剤、 15:銀テープ、 16、16A、16B:密封工程、 17:額縁、 18:熱溶着樹脂、 19:台紙、 20:シート材、 21:容器、 22:熱硬化樹脂。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 押葉乾燥シートを用いて押葉を作る押葉
    作成工程と、この押葉作成工程で作られた押葉を加熱し
    て乾燥および酵素の不活性化を図る熱処理工程と、この
    熱処理工程後ただちに透明材あるいは半透明材内に密封
    状態に封入する密封工程とを含むことを特徴とする押葉
    の処理方法。
  2. 【請求項2】 防湿材製の台紙と、この台紙の表面に配
    置された加熱処理されて乾燥および酵素の不活性化処理
    された押葉と、この押葉を覆うとともに、前記台紙の外
    周部と密封状態に固定された透明板とからなることを特
    徴とする押葉飾。
  3. 【請求項3】 加熱処理されて乾燥および酵素の不活性
    化処理された押葉と、この押葉を透明あるいは半透明の
    熱硬化性樹脂あるいは紫外線硬化樹脂に埋設して硬化さ
    せた樹脂とからなることを特徴とする押葉飾。
JP18418896A 1996-06-25 1996-06-25 押葉の処理方法および押葉飾 Pending JPH1017401A (ja)

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