JP3911300B2 - 押し花乾燥シートおよび押し花乾燥マット - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は押し花を作る場合に使用する押し花乾燥シートおよび押し花乾燥マットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、押し花を作る場合、パルプ繊維で形成した画用紙状の用紙あるいはワラ半紙に乾燥剤としての塩化カルシウムを塗布あるいは含浸させた乾燥マットを使用している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の乾燥マットはパルプ繊維で形成した画用紙状の用紙あるいはワラ半紙に乾燥剤を塗布あるいは含浸させているので、乾燥剤によって乾燥マットが硬化し柔軟性がなく、水分を吸収すると変形し、きれいな押し花を作ることができないとともに、乾燥させて再使用する場合、変形がそのまま残り、きれいな押し花を作ることができず、再使用が難しいという欠点があった。
【0004】
本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、乾燥剤を塗布あるいは含浸させても柔軟性が損なわれることなく、水分を吸収しても変形するのを効率よく防止することができる押し花乾燥シートおよび押し花乾燥マットを提供することを目的としている。
【0005】
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照し合せて読むと、より完全に明らかになるであろう。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の範囲を限定するものではない。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明はパルプ繊維と化学繊維とを用いて形成された柔軟性を有するとともに、水分を含んでも変形しずらいシート状の乾燥シート本体と、この乾燥シート本体に含浸あるいは塗布された塩化カルシウム、塩化リチウム等の乾燥剤とで押し花乾燥シートを構成している。
【0007】
本発明はパルプ繊維と化学繊維とを用いて形成された柔軟性を有するとともに、水分を含んでも変形しずらいシート状の乾燥シート本体、この乾燥シート本体に含浸あるいは塗布された塩化カルシウム、塩化リチウム等の乾燥剤とからなる少なくとも1枚以上の押し花乾燥シートと、この1枚以上の押し花乾燥シートの表面および裏面を覆うように取付けられたクッションシートとで押し花乾燥マットを構成している。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示す実施の形態により、本発明を詳細に説明する。
【0009】
図1ないし図5の本発明の第1の実施の形態において、1は本発明の押し花乾燥マットで、この押し花乾燥マット1は数枚、本実施の形態では3枚の押し花乾燥シート2と、この重ねられた押し花乾燥シート2の表面と裏面とをくるんで覆うように取付けられたクッョンシート3とで構成されている。
【0010】
前記押し花乾燥シート2は、パルプ繊維と化学繊維とを用いて形成された柔軟性を有するとともに、水分を含んでも変形しずらいシート状の乾燥シート本体4と、この乾燥シート本体4に含浸あるいは塗布された塩化カルシウム、塩化リチウム等の乾燥剤5とから構成されている。
【0011】
なお、前記乾燥シート本体4はオイコス(商品名)やKP(商品名)等の市販品やパルプ繊維が20〜60パーセント、化学繊維が80〜40パーセントに配合して形成したものが使用される。
【0012】
前記クッションシート3はポリウレタンフォーム、テトロン綿、ちりめん紙、フェルト、不織布等のクッション性を有する材質で、重ねられた前記押し花乾燥シート2をくるむようにして覆い、端部を接着剤等で固定して筒状に形成されたものが使用される。
【0013】
上記構成の押し花乾燥シート2は乾燥シート本体4に乾燥剤5を塗布あるいは含浸されると、乾燥剤5は乾燥シート本体4を構成するパルプ繊維に吸収され内部まで入り込み硬化するが、化学繊維には吸収されることなく、表面に付着する状態となる。
【0014】
このため、乾燥シート本体4の化学繊維は乾燥剤5によって硬化されないので柔軟性が保たれるとともに、化学繊維は水分を吸収しないため、水分を吸収しての該部分の変形が阻止され、押し花乾燥シート2の変形が防止される。
【0015】
上記構成の押し花乾燥マット1は開口部6をチャック7で密封することができる防湿袋8内に複数個収納するとともに、これらの複数個の押し花乾燥マット1に押し花にする草花を挟んだ後、上下面に位置させる合成樹脂板あるいは発泡樹脂板で形成された一対のプレス板9、9と、このプレス板9、9と前記複数個の押し花乾燥マット1を押し圧固定する2個の輪ゴム10、10とが収納され販売される。
【0016】
使用する場合には、防湿袋8より複数個の押し花乾燥マット1、プレス板9、9および輪ゴム10、10を取出し、押し花にする草花11を押し花乾燥マット1、1間に挟み、該押し花乾燥マット1、1の上下面部位にプレス板9、9を位置させ、輪ゴム10、10でプレス板9、9および押し花にする草花11を挟んだ押し花乾燥マット1、1を押し圧固定し、この状態で防湿袋8内に収納し、内部の空気を押し出し、チャック7を閉じて開口部6を密封し、2、3日放置することにより押し花乾燥マット1、1に挟まれた押し花にする草花11の水分が該押し花乾燥マット1、1の押し花乾燥シート2の乾燥剤5によって乾燥されるとともに、クッションシート3、3によって押し圧される押し花にする草花11の変形や損傷を効率よく防止することができる。
【0017】
【発明の異なる実施の形態】
次に図6ないし図14に示す本発明の異なる実施の形態につき説明する。なお、これらの本発明の異なる実施の形態の説明に当って、前記本発明の第1の実施の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0018】
図6ないし図8の本発明の第2の実施の形態において、前記本発明の第1の実施の形態と主に異なる点は、多数枚の押し花乾燥シート2の一端部を糊付け12し、メモ帳状に開閉あるいは取り外して使用できるようにするとともに、該押し花乾燥シート2とほぼ同じ大きさのシート状にしたクッションシート3Aを複数枚防湿袋8に収納した点で、このように構成した押し花乾燥マット1Aにしても、前記本発明の第1の実施の形態と同様な作用効果が得られる。
【0019】
図9ないし図11の本発明の第3の実施の形態において、前記本発明の第1の実施の形態と主に異なる点は、化学繊維の含有量が多い厚手の押し花乾燥シート2Aにした点で、このように形成された押し花乾燥シート2Aを用いることにより、押し花にする草花を直接押し花乾燥シート2A、2Aに挟んでプレス板9、9や輪ゴム10、10を用いて押し圧することにより、押し花を作ることができる押し花乾燥マット1Bにすることができる。
【0020】
図12ないし図14の本発明の第4の実施の形態において、前記本発明の第1の実施の形態と主に異なる点は、化学繊維、パルプ繊維、ウール繊維等のいずれか1個あるいはこれらを複数個混合した繊維を接着剤でシート状に固定した不織布で形成した乾燥シート本体4Aを用いて押し花乾燥シート2Bにした点で、このように形成された押し花乾燥シート2Bを用いて構成した押し花乾燥マット1Cにしても、前記本発明の第1の実施の形態と同様な作用効果が得られる。
【0021】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
【0022】
(1)パルプ繊維と化学繊維とを用いて形成された柔軟性を有するとともに、水分を含んでも変形しずらいシート状の乾燥シート本体と、この乾燥シート本体に含浸あるいは塗布された塩化カルシウム、塩化リチウム等の乾燥剤とで構成されているので、乾燥剤によって乾燥シート本体の柔軟性がなくなったり、水分を含んで変形したりするのを阻止することができる。
したがって、従来のように乾燥剤によって硬化し、損傷しやすくなるのを防止できる。
【0023】
(2)前記(1)によって、柔軟性を有しているので、押し花にする草花を挟んだ場合に、押し花にする草花の損傷を効率よく防止できるとともに、該押し花にする草花に密着あるいは密接し、効率よく押し花にする草花より水分を吸収、乾燥させることができる。
【0024】
(3)前記(1)によって、乾燥シート本体に化学繊維を混合させているので、該化学繊維は水分を含んで変形することがない。
このため、押し花にする草花から水分を吸収しても変形するのを効率よく阻止できる。
したがって、電子レンジ等で乾燥させることにより何度でも初めの使用状態と同様に再使用することができる。
【0025】
(4)請求項2も前記(1)〜(3)と同様な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す一部破断斜視図。
【図2】本発明の第1の実施の形態の押し花乾燥マットの一部破断斜視図。
【図3】本発明の第1の実施の形態の押し花乾燥シートの拡大断面図。
【図4】本発明の第1の実施の形態の使用状態の説明図。
【図5】本発明の第1の実施の形態の押し花を押圧保存する状態の説明図。
【図6】本発明の第2の実施の形態を示す一部破断斜視図。
【図7】本発明の第2の実施の形態の押し花乾燥シートの説明図。
【図8】本発明の第2の実施の形態のクッションシートの斜視図。
【図9】本発明の第3の実施の形態を示す一部破断斜視図。
【図10】本発明の第3の実施の形態の押し花乾燥シートの斜視図。
【図11】本発明の第3の実施の形態の使用状態の説明図。
【図12】本発明の第4の実施の形態を示す一部破断斜視図。
【図13】本発明の第4の実施の形態の押し花乾燥マットの一部破断斜視図。
【図14】本発明の第4の実施の形態の押し花乾燥シートの拡大断面図。
【符号の説明】
1、1A、1B、1C:押し花乾燥マット、
2、2A、2B:押し花乾燥シート、
3、3A:クッションシート、
4、4A:乾燥シート本体、
5:乾燥剤、 6:開口部、
7:チャック、 8:防湿袋、
9:プレス板、 10:輪ゴム、
11:押し花にする草花、12:糊付け。
Claims (2)
- パルプ繊維と化学繊維とを用いて形成された柔軟性を有するとともに、水分を含んでも変形しずらいシート状の乾燥シート本体と、この乾燥シート本体に含浸あるいは塗布された塩化カルシウム、塩化リチウム等の乾燥剤とからなることを特徴とする押し花乾燥シート。
- パルプ繊維と化学繊維とを用いて形成された柔軟性を有するとともに、水分を含んでも変形しずらいシート状の乾燥シート本体、この乾燥シート本体に含浸あるいは塗布された塩化カルシウム、塩化リチウム等の乾燥剤とからなる少なくとも1枚以上の押し花乾燥シートと、この1枚以上の押し花乾燥シートの表面および裏面を覆うように取付けられたクッションシートとからなることを特徴とする押し花乾燥マット。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP24383595A JP3911300B2 (ja) | 1995-08-29 | 1995-08-29 | 押し花乾燥シートおよび押し花乾燥マット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP24383595A JP3911300B2 (ja) | 1995-08-29 | 1995-08-29 | 押し花乾燥シートおよび押し花乾燥マット |
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JPH0967203A JPH0967203A (ja) | 1997-03-11 |
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ID=17109656
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP24383595A Expired - Lifetime JP3911300B2 (ja) | 1995-08-29 | 1995-08-29 | 押し花乾燥シートおよび押し花乾燥マット |
Country Status (1)
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Families Citing this family (2)
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1995
- 1995-08-29 JP JP24383595A patent/JP3911300B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
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