JPH0133176B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0133176B2 JPH0133176B2 JP54136130A JP13613079A JPH0133176B2 JP H0133176 B2 JPH0133176 B2 JP H0133176B2 JP 54136130 A JP54136130 A JP 54136130A JP 13613079 A JP13613079 A JP 13613079A JP H0133176 B2 JPH0133176 B2 JP H0133176B2
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- JP
- Japan
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- water
- pulp
- cellulose
- insoluble
- laminate
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- Expired
Links
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、経血、尿等の排泄物を吸収処理する
ための衛生用品の製造方法に関する。
ための衛生用品の製造方法に関する。
従来、この衛生用品は、生理用ナプキン、使い
捨ておむつ、失禁マツト、産褥パツド等と称され
て各種実用に供されているが、形態上概ね２種類
に大別される。一つは、防水シートに吸収体を積
層しその全体を不織布で包括してなる形態のも
の、たとえば、生理用ナプキン、使い捨ておむつ
等であり、もう一つは、紙、不織布にプラスチツ
クフイルムをラミネートした形態のもの、たとえ
ば、失禁マツト、産褥パツド等である。前者の形
態に属するものは、充分な吸収性が得られるが嵩
張り、かつコスト高となり、後者の形態に属する
ものは、嵩張らずコストも低いが、吸収性が低い
という欠点がある。
捨ておむつ、失禁マツト、産褥パツド等と称され
て各種実用に供されているが、形態上概ね２種類
に大別される。一つは、防水シートに吸収体を積
層しその全体を不織布で包括してなる形態のも
の、たとえば、生理用ナプキン、使い捨ておむつ
等であり、もう一つは、紙、不織布にプラスチツ
クフイルムをラミネートした形態のもの、たとえ
ば、失禁マツト、産褥パツド等である。前者の形
態に属するものは、充分な吸収性が得られるが嵩
張り、かつコスト高となり、後者の形態に属する
ものは、嵩張らずコストも低いが、吸収性が低い
という欠点がある。
本発明の目的は、形態が嵩張らず、極めて高い
吸水保持性を有する衛生用品を簡易かつ安価に得
ることのできる製造方法を提供することにあり、
図面を参照しながら、本発明の実施態様を説明す
ると、以下のとおりである。
吸水保持性を有する衛生用品を簡易かつ安価に得
ることのできる製造方法を提供することにあり、
図面を参照しながら、本発明の実施態様を説明す
ると、以下のとおりである。
ロール１，２から繰出される10〜30ｇ／m2の木
材パルプシート３，４間に、ロール１，２間に配
置したホツパー５から水不溶性にして吸水膨潤性
を有する粉末状高分子物質６又はこれに木材解繊
パルプ（図示せず）を混合してこれらが10〜45
ｇ／m2になるようにこれらを実質的に均一に散布
介在させ、シート４の上面にロール７から繰出さ
れる10〜35ｇ／m2のセルロース系スパンボンド不
織布８（たとえば、「商品名TCF 二村化学(株)
製」、「商品名ベンリーゼ旭化成(株)製」）を積層し
ながら、加湿装置９に導き、ここで、その積層体
１０に10〜50重量％の水分を散布して吸収させ
る。しかる後、積層体１０を圧着乾燥装置１１に
導き、ここで、圧着乾燥し、最後に積層体１０を
巻取る。
材パルプシート３，４間に、ロール１，２間に配
置したホツパー５から水不溶性にして吸水膨潤性
を有する粉末状高分子物質６又はこれに木材解繊
パルプ（図示せず）を混合してこれらが10〜45
ｇ／m2になるようにこれらを実質的に均一に散布
介在させ、シート４の上面にロール７から繰出さ
れる10〜35ｇ／m2のセルロース系スパンボンド不
織布８（たとえば、「商品名TCF 二村化学(株)
製」、「商品名ベンリーゼ旭化成(株)製」）を積層し
ながら、加湿装置９に導き、ここで、その積層体
１０に10〜50重量％の水分を散布して吸収させ
る。しかる後、積層体１０を圧着乾燥装置１１に
導き、ここで、圧着乾燥し、最後に積層体１０を
巻取る。
このように積層体１０を処理することにより、
その各層が特別のバインダーを用いることなく密
着一体化される。すなわち、物質６は、吸水する
とゲル化し若干を粘着性を生じる物質を有するも
のであるから、装置９で吸水すると、バインダー
機能を奏して、シート３，４と物質６、これらと
解繊パルプとを結合するとともに、互に接するシ
ート４と不織布８は、共にセルロース系であるか
ら、吸水状態において装置１１で圧着乾燥する
と、互に密着一体化する。
その各層が特別のバインダーを用いることなく密
着一体化される。すなわち、物質６は、吸水する
とゲル化し若干を粘着性を生じる物質を有するも
のであるから、装置９で吸水すると、バインダー
機能を奏して、シート３，４と物質６、これらと
解繊パルプとを結合するとともに、互に接するシ
ート４と不織布８は、共にセルロース系であるか
ら、吸水状態において装置１１で圧着乾燥する
と、互に密着一体化する。
なお、粉末高分子物質６は、この種物品に吸収
材として従来用いられている公知のものと同効の
もので、自重の少なくとも20倍から70倍の経血を
吸収保持し、一旦吸収した後は、加圧されても吸
収液を放出しないという特性を有する。
材として従来用いられている公知のものと同効の
もので、自重の少なくとも20倍から70倍の経血を
吸収保持し、一旦吸収した後は、加圧されても吸
収液を放出しないという特性を有する。
本発明は、以上のように構成されており、した
がつて、パルプシート３，４間に水不溶性にして
吸水膨潤性を有する粉末状高分子物質６またはこ
れに解繊パルプを混合したものを散布介在させ、
かつその最上面にセルロース系スパンボンド不織
布８を積層してなり、形態が嵩張らず、極めて高
い吸収保持性を有する衛生用品を簡易かつ安価に
製造することができる。
がつて、パルプシート３，４間に水不溶性にして
吸水膨潤性を有する粉末状高分子物質６またはこ
れに解繊パルプを混合したものを散布介在させ、
かつその最上面にセルロース系スパンボンド不織
布８を積層してなり、形態が嵩張らず、極めて高
い吸収保持性を有する衛生用品を簡易かつ安価に
製造することができる。
しかも本発明の方法によつて得られた衛生用品
は、積層体１０の各層が特別のバインダーを用い
ることなく密着一体化されているものであるが、
使用時に体液で不織布８の一部域が濡れると、そ
の濡れた一部域における不織布８とシート４との
密着一体性が離解してその下面の吸収体の上面か
ら浮き上がり、吸液したその吸収体から遊離する
ことになり、その結果、一旦は濡れた前記一部域
が乾いた状態となり、使用者に不快感を与えるこ
とがないという効果も生じる。
は、積層体１０の各層が特別のバインダーを用い
ることなく密着一体化されているものであるが、
使用時に体液で不織布８の一部域が濡れると、そ
の濡れた一部域における不織布８とシート４との
密着一体性が離解してその下面の吸収体の上面か
ら浮き上がり、吸液したその吸収体から遊離する
ことになり、その結果、一旦は濡れた前記一部域
が乾いた状態となり、使用者に不快感を与えるこ
とがないという効果も生じる。
第１図は本発明方法によつて得られた衛生用品
の一部切欠断面図。第２図は、本発明方法の各工
程および装置配置状態を示す概略図。 ３，４……パルプシート、６……粉末状高分子
物質、８……スパンボンド不織布、９……加湿装
置、１０……積層体、１１……圧着乾燥装置。
の一部切欠断面図。第２図は、本発明方法の各工
程および装置配置状態を示す概略図。 ３，４……パルプシート、６……粉末状高分子
物質、８……スパンボンド不織布、９……加湿装
置、１０……積層体、１１……圧着乾燥装置。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 少なくとも二枚のパルプシート間に、水不溶
性にして吸水膨潤性を有する粉末状高分子物質を
実質的に均一に散布介在させるとともに、そのパ
ルプシートの最上面にセルロース系スパンボンド
不織布を積層し、この積層体に水分を吸収させた
後、この積層体を圧着乾燥させることにより、そ
の各層を一体化することを特徴とする衛生用品の
製造方法。 ２ 少なくとも二枚のパルプシート間に、水不溶
性にして吸水膨潤性を有する粉末状高分子物質と
解繊パルプの混合物を実質的に均一に散布介在さ
せるとともに、そのパルプシートの最上面にセル
ロース系スパンボンド不織布を積層し、この積層
体を圧着乾燥させることにより、その各層を一体
化することを特徴とする衛生用品の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13613079A JPS5660555A (en) | 1979-10-21 | 1979-10-21 | Manufacture of sanitary good |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13613079A JPS5660555A (en) | 1979-10-21 | 1979-10-21 | Manufacture of sanitary good |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5660555A JPS5660555A (en) | 1981-05-25 |
| JPH0133176B2 true JPH0133176B2 (ja) | 1989-07-12 |
Family
ID=15168002
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13613079A Granted JPS5660555A (en) | 1979-10-21 | 1979-10-21 | Manufacture of sanitary good |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5660555A (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6323078Y2 (ja) * | 1985-06-28 | 1988-06-24 | ||
| JPS63197457A (ja) * | 1987-02-12 | 1988-08-16 | 東亜機工株式会社 | 衛生用品の整型装置 |
| JP2549433Y2 (ja) * | 1990-11-29 | 1997-09-30 | 株式会社資生堂 | 体液吸収シート |
| JP4606664B2 (ja) * | 2001-08-20 | 2011-01-05 | 旭化成せんい株式会社 | 体液吸収体 |
| ITUB20154187A1 (it) | 2015-10-06 | 2016-01-06 | Fameccanica Data Spa | Procedimento ed apparecchiatura per la produzione di una struttura assorbente |
-
1979
- 1979-10-21 JP JP13613079A patent/JPS5660555A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5660555A (en) | 1981-05-25 |
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