JP7282349B2 - 植物乾燥マット及び乾燥植物の製造方法 - Google Patents

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本発明は生花等を乾燥させ押し花等の乾燥植物にする植物乾燥マット及び乾燥植物の製造方法に関する。
特許文献1の図8には、植物乾燥マットの第2実施形態が記載されている。この実施形態の植物乾燥マット1Aは、略矩形状の押し葉乾燥シート2と、この押し葉乾燥シート2の上面全体にフラット状に重ねられる通気性のフィルターシート3と、前記押し葉乾燥シート2を覆うように固定された柔軟性のクッションシートとから構成されている(符号は特許文献1のもの)。
この植物乾燥マット1Aは、押し葉にする草花を変形させることなく、短期間に乾燥させることができるとともに、再使用することもできることを発明の課題としている。
そこで、所望の押し葉を作る際、例えば特許文献1の図4で示すように、1番目の植物乾燥マット1Aのクッションシート4の一側上面にヒマワリ、マーガレット等の押し葉10を適宜に並べ、次に二番面の植物乾燥マット1Aのクッションシートの一側下面が押し葉10の表面に接触するようにして重ね、次に前記二番面の植物乾燥マット1Aのクッションシートの一側上面に押し葉10を適宜に並べた後、三番目の植物乾燥マット1Aをフラット状に重ね、以下、この積層態様を順次繰り返し、しかる後に、例えば、積層状態の植物乾燥マット1Aを上下1対のプレス板11でサンドイッチ状に挟み、かつ、複数の輪ゴム12を用いて一体的に押圧固定していた。そして、乾燥時、押圧固定された植物乾燥マット1Aの一方の側面から他方の側面に向かって熱風等を通過させるものである。
上記構成にあっては、植物乾燥マット1Aが乾燥剤(吸湿性)を有する、スポンジの如く柔軟性を有する、通気性を有する等の優れた特質を有するので、この特質により、「草花の変形や変色を防止する」及び「植物乾燥マット1Aを反復して使用することができる」という発明の効果をそれなりに達成することができる。
しかしながら、特許文献1の押し葉乾燥マットでは、「草花の変形や変色を防止する」及び「植物乾燥マット1Aを反復して使用することができる」という発明の効果をそれなりに達成することができるというものの、前者の効果は必ずしも十分ではなかった。
すなわち、特許文献1の植物乾燥マット1Aを、特許文献1の図4の如く上方方向に積層状態に使用して、錘、プレス板、輪ゴム等を利用して植物を押圧すると、前述したように草花の水分を吸収することにより、十分に乾燥させることは可能であるものの、上方に対して下方に位置する植物乾燥マット1Aの一側上面に、植物乾燥マット1Aは変形防止等のために単数又は複数枚の乾燥シート2を束ねると共に、柔軟性のある素材で扁平筒状に形成されたクッションシート4を用いる必要性があるが、乾燥植物の製造過程では、前記乾燥シート2が草花10の水分を吸収した後(乾燥シート2の乾燥工程の後)、乾燥シート自体にシワが生じ、例えば草花の表面側(被受け面)を下向きに載せていると、そのシワ等が植物の表面にうつるという問題点があった。
また、乾燥シートに生じたシワだけではなく、植物乾燥マット1Aの薄いクッションシート4の素材の筋模様が当該草花の表面に付き、該素材の筋模様が視覚上「デコボコ(凸凹)、或いはシワ」感に見えるその結果、植物乾燥マット1Aの薄いクッションシート4の素材の一側上面(受け面)が、下向きの草花の被受け面(表面)にうつり、草花の表面にシワや凹凸が残ってしまうという問題点もあった。
また特許文献1の植物乾燥マット1Aは、乾燥剤を含む乾燥シート2の特質を利用して「吸湿性」の効果を発揮されるものではあるが、乾燥シートが乾燥した後にシワ等が生じないように乾燥シートが水分を多量に吸わないようにした場合、ヒマワリやマーガレット等の肉厚のある生花では、吸湿性は必ずしも十分に発揮させることができず、そめたに「変色」するという問題点もあった。
そこで、現在、乾燥植物の表面にシワや凹凸を生じさせないと共に、好ましくは、同時に肉厚のある生花が変色しない植物乾燥マット及び乾燥植物の製造方法の出現が要望されている。
特開平11-279001号公報
本発明の主たる発明の課題は、「植物乾燥マットの乾燥シートに生じたシワ等が薄いクッションシートを介して、乾燥植物(押し葉)表面にうつり、乾燥植物(押し葉)の表面にシワや凹凸が残ってしまうことを防止すること」である。また本発明の二次的な発明の課題は、「乾燥植物の表面にクッションシートの素材が有する微細な凹凸や筋模様がうつることを防止すると共に、好ましくは、同時に肉厚のある生花が変色しない植物乾燥マット及び乾燥植物の製造方法を提供すること」である。
本発明の植物乾燥マットは、通気性及び柔軟性を有するフィルターシートと、該フィルターシートの上面に重ねられ、かつ、乾燥剤を含む乾燥シートと、通気性を有し、かつ、両端が開口した状態で前記フィルターシート及び乾燥シートを束ね、かつ、乾燥させる植物に対してクッション作用が働くように設けられたクッションシートと、前記乾燥シートの上面に前記クッションシートを介して又は前記乾燥シートの上面の大部分が直接重なるように配設され、かつ、乾燥対象の植物の表面に当接する植物変形防止用の剛性を有し、前記乾燥シートよりも吸湿率が低い植物保護シートとから成ることを特徴とする。
また本発明の乾燥植物の製造方法は、植物乾燥マットが、通気性及び柔軟性を有するフィルターシートと、該フィルターシートの上面に重ねられ、かつ、乾燥剤を含む乾燥シートと、通気性を有し、かつ、両端が開口した状態で前記フィルターシート及び乾燥シートを束ね、かつ、乾燥させる植物に対してクッション作用が働くように設けられたクッションシートと、前記乾燥シートの上面に前記クッションシートを介して又は前記乾燥シートの上面の大部分が直接重なるように配設され、かつ、乾燥対象の植物の表面に当接する植物変形防止用の剛性を有し、前記乾燥シートよりも吸湿率が低い植物保護シートとから構成され、複数個の植物乾燥マットの間に植物を配置する植物配置工程と、複数個の植物乾燥マットの間に配置した植物を押圧するとともに乾燥させる植物乾燥工程とから成り、前記植物は、その表面が前記植物保護シートに当接するように配置されるとともに、植物の裏面には前記植物乾燥マットの底面が当接することを特徴とする。
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
(1)請求項1及び請求項5に記載の各発明は、本発明の主たる発明の課題の、「植物乾燥マットの乾燥シートに生じたシワ等が薄いクッションシートを介して、乾燥植物(押し葉)表面にうつり、乾燥植物(押し葉)の表面にシワや凹凸が残ってしまうことを防止すること」、という効果を得ることができる。
(2)請求項2に記載の発明について、植物保護シートは、乾燥シートを基準にすると、該乾燥シートの吸湿率よりも低い吸湿性を有する紙であり、乾燥植物の表面にクッションシートの素材が有する微細な凹凸や筋模様がうつることを防止すると共に、好ましくは、同時に肉厚のある生花が変色しないこと、という本発明の二次的な発明の課題を達成することができる。
(3)請求項3に記載の発明は、クッションシートは、不織布であり、この不織布の内部にフィルターシート及び乾燥シートが収納され、乾燥シート側の不織布の上部の平な受け面に植物保護シートが一体的に設けられているので、前記(1)と同様な効果が得られる。
(4)請求項4に記載の発明は、柔軟シートが植物の裏面に当接するので、柔軟シートが植物の裏面の形状に適合し、裏面側にもフィルターシート等の跡がつくことを確実に防止することができる。
図1乃至図5は本発明の第1の実施形態を示す説明図である。
図6及び図7は本発明の第2の実施形態示す説明図である。
図8及び図9は本発明の第3の実施形態示す説明図である。
図10乃至図12は本発明の第4の実施形態示す説明図である。
第1の実施形態の植物乾燥マットの斜視図。 図1の2-2線断面図。 第1の実施形態の植物乾燥マットを用いた乾燥植物の製造方法の工程図。 第1、第2植物乾燥マットの定置工程及び植物配置工程の説明図。 植物乾燥工程の説明図。 第2の実施形態の植物乾燥マットの斜視図。 図6の7-7線断面図。 第3の実施形態の植物乾燥マットの斜視図。 図8の9-9線断面図。 第4の実施形態の植物乾燥マットの斜視図。 図10の11-11線断面図。 植物保護シートを固定する状態を示す説明図。
以下、図面に示す本発明を実施するための形態により、本発明を詳細に説明する。
図1乃至図5に示す本発明を実施するための第1の形態において、1は生花や葉等の植物2を乾燥させる植物乾燥マットである。
通気性及び柔軟性を有するフィルターシート3と、該フィルターシート3の一側面(本実施形態では上面)に重ねられて設けられ、かつ、乾燥剤を含浸した単数又は複数の乾燥シート4と、通気性及び柔軟性を有し、両側面が開口した状態でフィルターシート3及び乾燥シート4を束ねるクッションシート5と、植物2の表面に当接するように、前記クッションシート5の前記乾燥シート4の側の一側面に設けられた植物保護シート6とで構成されている。
フィルターシート3は、平面視方形状で、植物2の形状にそって変形できる厚み及び柔軟性を有するとともに、通気性を有するシートで、多孔性樹脂シートが用いられる。例えば、株式会社ブリヂストン製のエバーライト(登録商標)SF(発泡膜を除去したウレタンフォーム)等が用いられる。このウレタンフォームの孔数は17~45個/25mm程度であることが望ましい。
厚みがある植物2を乾燥させる場合には、フィルターシート3も厚いものを用いる。
乾燥シート4は、本実施形態では 塩化リチウムや塩化カルシウム等の乾燥剤を含浸又は塗布した方形状で、平面視においてフィルターシート3と略同じ大きさの紙(例えば奉書紙や薄い和紙等)が用いられている。本実施形態では塩化カルシウム二水塩あるいは塩化リチウム一水塩の20~30重量パーセントの水溶液を含浸又は塗布して乾燥させたものを用いている。
この乾燥シート4はフィルターシート3の上方に複数枚重ねて用いられている。乾燥シート4を何枚用いるかは、乾燥させる植物2の種類や大きさ、水分量等により適宜変更して用いることができるものである。
なお、本実施形態では乾燥シート4を複数枚(例えば10枚程度)重ねて用いているが、1枚のみ用いてもよく、その形状は円形や多角形でもよい。
クッションシート5は、本実施形態では、通気性及び柔軟性を有する部材として2枚の不織布を用いており、この不織布を重ねて、その両側面を接着したものをクッションシート5として用いている。すなわち、不織布を両端が開口する筒状に形成したものをクッションシート5として用いている。
フィルターシート3及び複数枚の乾燥シート4は、このクッションシート5の内部に収納され束ねられるような形で固定(拘束)される。
なお、通気性とは、植物保護シート6に移った植物2の水分が蒸気(気体)又は液体状態で乾燥シート3へ通過できるという意味で用いている。
このクッションシート5の内部に、前記フィルターシート3及び乾燥シート4を挿入し、これらの位置関係等がずれないように固定状態にする。
このクッションシート5の上部の平な受け面(乾燥シート4の上方)には、ある程度の吸湿性を有し、表面が滑らかで薄い植物保護シート6が配設されている。この植物保護シート6は、本実施形態では、接着固定され、一体的に設けられている。
この植物保護シート6は、その表面が乾燥植物の表面にシワや凹凸を生じさせない滑らかなものを用いることにより、植物保護シート6自体の凹凸が植物2にうつることを防止することができる。
この植物保護シート6は、植物の表面が変形することを防止できるものでなければならないため、ある程度の剛性、例えば、乾燥シート4が乾燥により波打った(ヨレやシワ等が生じた)場合に、この波打ちに追従して変形しない程度の剛性を有する材質が用いられており、本実施形態では紙が用いられている。その素材自体は、前記乾燥シート4に用いられる紙と同様の物である。また、その形状は、乾燥シート4と略同じ形状となっている。
この植物保護シート6は、乾燥剤を含浸等していないため、乾燥シート4よりも吸湿率が低く、この植物保護シート6に移った植物2の水分は、素早く乾燥シート4に吸収され、常時略乾いた状態となる。
そのため、植物保護シート6が膨張するほど多量の水分を保持することがなく、その後の乾燥によるヨレやシワが生じず、このシワ等が植物2の表面にうつることがない。
また、植物保護シート6は剛性も有するため、乾燥シート4が乾燥により波打った場合にも植物保護シート6は略変形しないため、乾燥シート4の波打ちが植物2にうつることを効率よく防止することができ、また、クッションシート5の表面の微細な凹凸等がうつることを防止できる。
なお、本願明細書において剛性とは、クッションシート5やフィルターシート3等の細かい凹凸に追従しない程度の伸縮性や柔軟性、張りをいうものである。
この植物保護シート6は、本実施形態では紙を用いているが、紙以外にも前記乾燥シート4よりも吸湿率が低く、通気性を備え、かつ、紙と同程度の剛性を有するシート状のものであればよい。また、より好ましくは、表面が滑らかあることが望ましい。表面が滑らかな植物保護シート6を用いることにより、植物保護シート6自体の微細な凹凸等が植物2にうつることを防止できる。
乾燥シート4よりも吸湿率が低いものを用いることにより、植物保護シート6に植物2の水分が長く留まることを防止し、乾燥シート4が素早く植物保護シート6の水分を吸収することができる。
また、前述の剛性を備えるものを用いることにより、植物2の表面にクッションシート5やフィルターシート3等の細かい凹凸を付けることを防止することができる。
クッションシート5の底面には、柔軟シート7を固定している。この柔軟シート7は、通気性及び柔軟性を有する薄いシート状の部材で、本実施形態では、目の細かいメッシュ状のシートを用いている。この柔軟シート7を用いることにより、植物2の裏面側に柔軟シート7をピッタリと密着させることができ、押し花等を作る際に植物2に効率よく圧力が加わるため、従来よりも低い圧力で押し花等を作製することができる。また、柔軟シート7を用いることにより、繰り返し使用しても同様の効果を得ることができる。
本願発明の乾燥植物の製造方法8は、図3に示すように、複数個の植物乾燥マット1の間に植物2を配置する植物配置工程9と、複数個の植物乾燥マット1の間に配置した植物2を押圧するとともに乾燥させる植物乾燥工程10とで構成されている。
植物配置工程9では、図4に示すように、植物保護シート6が上面に位置するように複数個の植物乾燥マット1を用い、この植物乾燥マット1の植物保護シート6の表面に植物2の表面が当接するようにサンドイッチ状に積載する。この時、植物2の裏面には、フィルターシート側の側面に設けられた柔軟シート7が当接する。
植物乾燥工程10では、図5に示すように、植物2をサンドイッチ状に挟み込んだ複数個の植物乾燥マット1に錘、プレス板、輪ゴム等を利用して押圧し、荷重をかけるとともに、ドライヤー等を用いて植物2を乾燥させる。通気性のあるフィルターシート3を用いることにより、ドライヤー等の乾燥機の風がフィルターシート3を通過するので、植物2の水分を吸収した乾燥シート3を効率よく乾燥させることができ、植物2も効率よく乾燥させることができる。
また、柔軟性を有するフィルターシート3や柔軟シート7は、植物2の裏面の形状にそって変形し、ピッタリと密着するので、荷重が効率よく植物2にかかり、小さい荷重(圧力)で押し花等を作成することができる。
なお、複数個の植物乾燥マット1に圧力をかける際に、複数個の植物乾燥マット1の最上面と底面を板材で挟み込み、ゴム等でこの板材を圧縮するような力を加えて、植物2に圧力を加えてもよい。
[発明を実施するための異なる形態]
次に、図6乃至図12に示す本発明を実施するための異なる形態につき説明する。なお、これらの本発明を実施するための異なる形態の説明に当って、前記本発明を実施するための第1の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
図6及び図7に示す本発明を実施するための第2の形態において、前記本発明を実施するための第1の形態と主に異なる点は、クッションシート5の底面に柔軟シートを備えない植物乾燥マット1Aにした点で、このような植物乾燥マット1A及び植物乾燥マット1Aを用いた乾燥植物の製造方法9や植物乾燥マット構造11にしても、前記本発明を実施するための第1の形態と同様な作用効果が得られる。
図8及び図9に示す本発明を実施するための第3の形態において、前記本発明を実施するための第1の形態と主に異なる点は、1枚の不織布をフィルターシート3及びこのフィルターシート3の上面に載置した単数又は複数枚の乾燥シート4に巻き付け、その端部を接着により固定したクッションシート5Aにした点で、このような植物乾燥マット1B及び植物乾燥マット1Bを用いた乾燥植物の製造方法9や植物乾燥マット構造11にしても、前記本発明を実施するための第1の形態と同様な作用効果が得られる。
なお、この不織布を接着する部位は、植物乾燥マット1Bの側面側(フィルターシート3の下面)に形成することが望ましい。
図10乃至図12に示す本発明を実施するための第4の形態において、前記本発明を実施するための第1の形態と主に異なる点は、1枚の目の細かいオーガンジーをフィルターシート3及びこのフィルターシート3の上面に載置した単数又は複数枚の乾燥シート4を束ねるように固定するとともに、最上部に位置する乾燥シート4の上面の略中央部が開口するように固定したクッションシート5Bにし、このクッションシート5Bの乾燥シート側の部位に植物保護シート6を接着剤11で固定し、柔軟シート7を用いない点で、このような植物乾燥マット1C及び植物乾燥マット1Cを用いた乾燥植物の製造方法9や植物乾燥マット構造11にしても、前記本発明を実施するための第1の形態と同様な作用効果が得られる。
本実施形態では、目の細かいオーガンジーをクッションシート5Bとして用いているので、柔軟シートを用いなくても、植物2の裏面にクッションシート5Bがピッタリと密着し、また、素材自体の凹凸等が植物2にうつることを防止できる。
本発明は植物乾燥マットを製造する産業や乾燥植物等を製造する産業で利用される。
1、1A、1B、1C:植物乾燥マット、
2:植物、 3:フィルターシート、
4:乾燥シート、 5、5A、5B:クッションシート、
6:植物保護シート、 7:柔軟シート、
8:乾燥植物の製造方法、 9:植物配置工程、
10:植物乾燥工程、 11:接着剤。

Claims (5)

  1. 通気性及び柔軟性を有するフィルターシートと、該フィルターシートの上面に重ねられ、かつ、乾燥剤を含む乾燥シートと、通気性を有し、かつ、両端が開口した状態で前記フィルターシート及び乾燥シートを束ね、かつ、乾燥させる植物に対してクッション作用が働くように設けられたクッションシートと、前記乾燥シートの上面に前記クッションシートを介して又は前記乾燥シートの上面の大部分が直接重なるように配設され、かつ、乾燥対象の植物の表面に当接する植物変形防止用の剛性を有し、前記乾燥シートよりも吸湿率が低い植物保護シートとから成る植物乾燥マット。
  2. 前記植物保護シートは、紙であり、該紙は乾燥植物の表面にシワや凹凸を生じさせないものであることを特徴とする請求項1に記載の植物乾燥マット。
  3. 前記クッションシートは、不織布又はオーガンジーであり、この不織布又はオーガンジーの内部にフィルターシート及び乾燥シートが収納され、乾燥シートの上面に当接する不織布又はオーガンジーの上部の平な受け面に植物保護シートが設けられていることを特徴とする請求項1に記載の植物乾燥マット。
  4. 前記クッションシートの底面に柔軟性を有する柔軟シートを更に備えることを特徴とする請求項3に記載の植物乾燥マット。
  5. 植物乾燥マットが、通気性及び柔軟性を有するフィルターシートと、該フィルターシートの上面に重ねられ、かつ、乾燥剤を含む乾燥シートと、通気性を有し、かつ、両端が開口した状態で前記フィルターシート及び乾燥シートを束ね、かつ、乾燥させる植物に対してクッション作用が働くように設けられたクッションシートと、前記乾燥シートの上面に前記クッションシートを介して又は前記乾燥シートの上面の大部分が直接重なるように配設され、かつ、乾燥対象の植物の表面に当接する植物変形防止用の剛性を有し、前記乾燥シートよりも吸湿率が低い植物保護シートとから構成され、複数個の植物乾燥マットの間に植物を配置する植物配置工程と、複数個の植物乾燥マットの間に配置した植物を押圧するとともに乾燥させる植物乾燥工程とから成り、
    前記植物は、その表面が前記植物保護シートに当接するように配置されるとともに、植物の裏面には前記植物乾燥マットの底面が当接する乾燥植物の製造方法。
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