JPH04118401U - 携帯用押花器 - Google Patents

携帯用押花器

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JPH04118401U
JPH04118401U JP2271791U JP2271791U JPH04118401U JP H04118401 U JPH04118401 U JP H04118401U JP 2271791 U JP2271791 U JP 2271791U JP 2271791 U JP2271791 U JP 2271791U JP H04118401 U JPH04118401 U JP H04118401U
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JP
Japan
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sheet
flowers
chemical heating
heating element
moisture
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JP2271791U
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Inventor
澄子 加藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 短時間できれいに押花のできる携帯用の押花
器を提供する。 【構成】 シート状の化学発熱体と剛性板状断熱材と
で、草花、透湿性クッション材及びシート状吸湿体を挟
持する構造からなる。シート状の化学発熱体としては、
化学発熱剤を基布内に均一に分散固定したものが好まし
い。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、化学発熱体を加熱源とした携帯用押花器に関する。
【0002】
【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】
従来、携帯用の押花器として、化学的発熱体を加熱源としたものが知られてい る(例えば、実開昭63−135901号)。
【0003】 しかしながら、この押花器は、化学的発熱体として化学発熱剤を内包した袋を 用いているため、携帯(移動)時に傾斜・震動等により化学発熱剤が偏り、押花 にしようとする草花を均一に加熱することが困難である。このように熱にむらが あると、乾燥に長時間を要するだけでなく、でき上がった押花も美観に劣る。
【0004】 本考案の課題は、短時間できれいに押花のできる携帯用の押花器を提供する処 にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案の携帯用押花器は、全面にわたって均一に発熱するシート状の化学発熱 体と剛性板状断熱材とで、草花、透湿性クッション材及びシート状吸湿体を挟持 する構造からなる。
【0006】 シート状の化学発熱体は、化学発熱剤を基布内に均一に分散固定したものであ ることが好ましい。
【0007】
【作用】
本考案に用いるシート状の化学発熱体はその全面にわたって均一に発熱して熱 むらがなく、草花全体が均一に加熱されるため、草花からの水分の蒸発が均一か つ速かである。蒸発した水分はシート状の吸湿体にむらなく速かに吸収されるた め、乾燥がより一層促進され、短時間できれいな押花ができる。
【0008】 シート状の化学発熱体が、例えば化学発熱剤を基布内に均一に分散固定したも のであれば、携帯(移動)時に傾斜・震動等があっても化学発熱剤が偏ることが ない。
【0009】
【実施例】
図1は、本考案の携帯用押花器の1実施例を示す縦断面図である。
【0010】 中央にシート状の化学発熱体11が設けられており、このシート状の化学発熱 体11と最上層及び最下層の剛性板状断熱材12との間に、押花とされる草花1 3、透湿性クッション材14及びシート状吸湿体15が、シ−ト状の化学発熱体 11を中心に上下対称に挟持されている。更に、草花13は、その上下両面を保 護用シート16で被覆されている。
【0011】 シート状の化学発熱体11は、化学発熱剤を基布内に均一に分散固定したもの であり、その全面にわたって均一に発熱する。このようなシート状の化学発熱体 11としては、例えば、鉄粉、水、塩類の混合物に更にパーミキュライト、ゼオ ライト、木粉、ヒル石、あるいは活性炭等を加えた混合物からなる化学発熱剤を 、各種繊維からなる基布内に、分散固定させたものを用いることができる。
【0012】 透湿性クッション材14は、透湿性を有するとともに、やわらかく弾力性を有 し、草花とのなじみがよい。このような透湿性クッション材として発泡ウレタン スポンジを用いると、適度の断熱効果も呈して草花が過度に加熱されることが防 止される。
【0013】 シート状吸湿体15は、加熱によって草花13から蒸発した水分を速かに吸収 するため、草花からの水分の蒸発が更に促進される。シート状吸湿体としては、 その全面に均一に水分を吸収するものが好ましく、そのようなシート状吸湿体は 前述の全面にわたって均一に発熱するシート状の化学発熱体11と組合さって草 花13からの水分の蒸発を相乗的に促進する。シート状吸湿体としては、例えば 、吸湿剤を各種繊維からなる基布内に均一に分散固定したものを用いることがで きる。
【0014】 このような吸湿剤としては、シリカゲル、マグネシウム誘導体、塩化カルシウ ム等が挙げられるが、温度に関係なく吸湿性に優れている点からマグネシウム誘 導体が好ましい。このようなマグネシウム誘導体としては、酸化マグネシウムと ゼオライトとの混合物を微粉砕したものが挙げられる。
【0015】 剛性板状断熱材12は、木質板17に硬質発泡体18を貼り付けたものである 。木質板17は締め付けに耐える強度を有する材質・厚さのものを用いる。硬質 発泡体18は熱の発散を防ぐためのものであり、高密度発泡ポリエチレンが好ま しい。これらの木質板17及び硬質発泡体18には、酸素供給用の連通孔19が 全面にわたって設けられている。
【0016】 保護用シート16は、草花13を傷付けないようにするやわらかなものであり 、ティッシュペーパーやガーゼ等を用いることができる。
【0017】 このような構成からなる多層体を図示しない締付け具で強く緊縛して静圧をか けることにより、短時間できれいな押花を作ることができる。
【0018】 草花13を加熱する温度としては、55〜70℃が好ましい。シート状の化学 発熱体11によって加熱された草花13からは水分が蒸発し、それがシート状吸 湿体15に吸収されるが、その間に表裏両面から静圧がかけられているので、短 時間できれいな乾燥押花が製作される。
【0019】 その際に、無駄な放熱を避けるため、図示はしないが、押花器全体を保温用の 外袋に入れておくことが好ましい。保温用の外袋としては、通気性があり、保温 効果を有するものが好ましく、ファイバー入りの紙封筒やキルト布でできた袋を 用いることができる。
【0020】 図1においては、発熱を効率よく利用するために、中心に熱源(シート状の化 学発熱体11)を1個設け、その上下に草花13とシート状吸湿体15をそれぞ れセットしたが、洋ランやガーベラのように大型で水分の多い花を押花にする場 合には、シート状の化学発熱体11の片面側のみに草花をセットし、シート状吸 湿体15を2枚重ねて用いることが好ましい。その際には、シート状の化学発熱 体11の他面側には、断熱材を設けて放熱を防ぐことが必要である。
【0021】 図1に示す携帯用押花器を用いて各種の草花を乾燥させて押花を製作したとこ ろ、それぞれ以下に示す時間できれいな押花を得ることができた。
【0022】 2時間〜2時間30分 イヌフグリ、ヨモギ、シダ、スズメノカタビラ 3〜4時間 房咲き水仙、芝桜、金魚草、ボケ、プリムラ、都忘れ、シンビジュウム、デ ージー、カラスノエンドウ、マーガレット、カーネーション花びら、ペチュ ニア、シクラメン 5〜6時間 カーネーション茎つき 8時間 カランコエの花、カランコエの葉。
【0023】 なお、短時間で草花の乾燥が終了し、シート状の化学発熱体に発熱能力が残っ ている場合には、一たん、シート状の化学発熱体をガス不透過性の袋等に入れて 、酸素を遮断して保存し、再び押花を製作する際に袋から取り出して用いればよ い。
【0024】
【考案の効果】
本考案の携帯用押花器は、シート状の化学発熱体を用いているので、草花全体 が均一に加熱され、草花からの水分の蒸発が均一かつ速かである。蒸発した水分 はシート状の吸湿体にむらなく速かに吸収されるため、乾燥がより一層促進され 、短時間できれいな押花ができる。
【0025】 また、シート状の化学発熱体が、化学発熱剤を基布内に均一に分散固定したも のであれば、携帯(移動)時に傾斜・震動等があっても化学発熱剤が偏ることが なく、均一な発熱に支障がない。
【0026】 以上のように、本考案の携帯用押花器は、草花の乾燥能力に優れ、かつ携帯に 便利な、実用価値の高いものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の携帯用押花器の1実施例を示す縦断面
図である。
【符号の説明】
11 シート状の化学発熱体 12 剛性板状断熱材 13 草花 14 透湿性クッション材 15 シート状吸湿体

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状の化学発熱体と剛性板状断熱材
    とで、草花、透湿性クッション材及びシート状吸湿体を
    挟持する構造からなる携帯用押花器。
  2. 【請求項2】 シート状の化学発熱体が、化学発熱剤を
    基布内に均一に分散固定したものであることを特徴とす
    る請求項1記載の携帯用押花器。
JP2271791U 1991-04-08 1991-04-08 携帯用押花器 Pending JPH04118401U (ja)

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JP2271791U JPH04118401U (ja) 1991-04-08 1991-04-08 携帯用押花器

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ID=31908161

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JP2271791U Pending JPH04118401U (ja) 1991-04-08 1991-04-08 携帯用押花器

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019019078A (ja) * 2017-07-18 2019-02-07 杉野 宣雄 植物乾燥マット及び乾燥植物の製造方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS624220A (ja) * 1985-06-28 1987-01-10 Lion Corp 透明歯磨
JPH01227385A (ja) * 1988-03-07 1989-09-11 Takashi Seike 発熱性シート及びその製造方法
JPH02142561A (ja) * 1988-11-25 1990-05-31 Takashi Seike 発熱性シートおよびその製造方法

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