JP3025227U - 押し花・押し葉作製セット - Google Patents

押し花・押し葉作製セット

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JP3025227U
JP3025227U JP1995013488U JP1348895U JP3025227U JP 3025227 U JP3025227 U JP 3025227U JP 1995013488 U JP1995013488 U JP 1995013488U JP 1348895 U JP1348895 U JP 1348895U JP 3025227 U JP3025227 U JP 3025227U
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JP1995013488U
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Inventor
美穂子 黒岩
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有限会社アートプロジェクト
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案は、軽量で携帯に便利で、かつ、作製
の容易な押し花・押し葉作製セットを目的とする。 【解決手段】 下記の部材をそれぞれ1以上組み合わせ
て一のセットとしてプラスチックの袋体に密封してある
押し花・押し葉作製セット。 (a)採取した花・葉を乾燥するための複数の乾燥板
と、(b)前記複数の乾燥板が挿入されるほぼ四角形状
の袋体であって、三辺が封じられ、残りの一辺が開放さ
れている不織布からなる袋体と、(c)前記複数の乾燥
板が挿入される複数の不織布からなる袋体間に前記採取
した花・葉を配設した後においてこれらを包むプラスチ
ックシートと、(d)前記不織布からなる袋体を包んだ
プラスチックシートを固定するための輪ゴム。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、押し花・押し葉作製セットに係り、特に野外において押し花・押し 葉を採集して、その場において押し花・押し葉を作製するための携帯に便利であ り、かつ、軽量な押し花・押し葉作製セットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、押し花・押し葉は、野外に出かけ花や葉を採取し、その場で押し花・押 し葉を作製する必要がある。そこで、例えば図7に示すような押し花・押し葉作 製セットが市販されている。
【0003】 押し花・押し葉作製セットは、図7に示すように、かなり複雑な構造を採用し ている。図7に基づき従来の押し花・押し葉セットの構造をその作業の順序に従 って説明する。まず下側の厚さ10mm程度の厚い木板2の四隅に長いボルト1 4を上向きに挿入して平面上に配置する。次に、この木板2上に乾燥シート4を 載置する。この乾燥シートは採取したばかりの花・葉から浸出してくる水分を吸 収する機能を有する。
【0004】 この乾燥シート4の上に和紙8を載置する。和紙の上には更に所謂テッィシュ ペーパー10をのせ、この上に採取した花・葉を適当に配置する。更に配置した 花・葉の上にティッシュペーパーを載せ、その上に和紙8を載せ、この和紙8の 上に綿のシート6を載せ、更にこの上に乾燥シート4を載せ、最後に下側の木板 と同様な木板2を載せる。この綿のシート6は配置した花・葉による凹凸を吸収 する作用がある。
【0005】 軽くこの上側の木板2を押し付け四隅に設けてあるボルト用の孔15を通じて ボルト14を貫通させる。最後にナット16により上下の木板の間を締めつけ全 体を押し圧する。最後に全体を密封できるプラスチックの袋体に入れて外気を遮 断する。このようにして押し花・押し葉は作製される。
【0006】 上記押し花・押し葉セットは、例えば寸法が290mm×290mm,一のセ ットの重量は約1.5kgあり、野外に携帯してゆくには極めて不便である。
【0007】
【考案が解決しようとしている課題】
図7に示すように、従来の押し花・押し葉セットはかなり複雑な構成を採用し ている。押し花・押し葉を作製するためには、通常、野外で花・葉を採取し、そ の場で作製する必要がある。そこで出来る限り携帯に便利で且つ軽量であること が必要である。
【0008】 しかしながら、上記セットは2枚の厚さ約10mmの木板を必要としており、 その点で前述の通り比較的重量がある。また、押し花・押し葉を作製するために 乾燥シート4、綿のシート6、和紙8及びティッシュペーバー10等を用いてい るために必要な部品の数が多く、その作製にかなり時間も必要である。
【0009】 また、従来の押し花・押し葉セットは前述の通り比較的重量があり、携帯に不 便である。更に、作製後において、これを運搬する際にも例えば上側に突き出た ボルトの先端が突き出ており、運搬に際しても不便である。そこで、より作製作 業に容易でかつ、軽量な押し花・押し葉作製セットが要求されている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
考案者は永年の経験に基づき種々改良を重ねた結果、以下に記載するような携 帯に便利で、且つ、作製の容易な押し花・押し葉作製セットを考案するにいたっ た。
【0011】 (1)第1の考案は、下記の部材をそれぞれ1以上組み合わせて一のセットとし てプラスチックの袋体に密封してある押し花・押し葉作製セットである。 (a)採取した花・葉を乾燥するための複数の乾燥板と、 (b)前記複数の乾燥板が挿入されるほぼ四角形状の袋体であって、三辺が封じ られ、残りの一辺が開放されている不織布からなる袋体と、 (c)前記複数の乾燥板が挿入される複数の不織布からなる袋体間に前記採取し た花・葉を配設した後においてこれらを包むプラスチックシートと、 (d)前記不織布からなる袋体を包んだプラスチックシートを固定するための輪 ゴム。 上記押し花・押し葉作製セットは押し花・押し葉を作製する為に必要な軽量な 部材を全て一のセットとしてあるので野外での押し花・押し葉の作製に極めて便 利である。
【0012】 (2)第2の考案は、第1の考案において前記不織布からなる袋体が、ほぼ四角 形状の袋体であって、一辺が封じられ、その両辺が内側への折り返しにより閉じ られており、他の一辺が開放されている不織布からなる袋体であることを特徴と するする押し花・押し葉作製セットである。 上記不織布の袋体は従来市販されており、安価に入手できる便利さがある。
【0013】 (3)第3の考案は、第1の考案において前記乾燥板が塩化カルシュウムとパル プとを素材として作製された乾燥シートであることを特徴とする押し花・押し葉 作製セットである。 塩化カルシュウムとパルプとを素材として作製された乾燥板は花・葉から迅速 に水分を吸収するので押し花・押し葉が短期間に作製できる。
【0014】
【考案の実施の形態】
以下考案の実施の形態を図1〜図6に基づいて説明する。 本考案に係る押し花・押し葉セットは採取した花・葉から水分を吸収するため の複数の乾燥板と、この乾燥板を入れるための不織布の袋体と、この不織布の袋 体間に挿入した花・葉を押し圧するための輪ゴム及びプラスチックのシート等の 押し花・押し葉を作製するための部品を一のセットとして、密封したプラスチッ クの袋体に収容してある。上記部材を密封したプラスチックの袋体に収容してあ るのは使用前において乾燥板が空気中の水分を吸収しないようにするためである 。
【0015】 図1に示すように、下記に示す押し花・押し葉を作製するための部品28cを プラスチックの袋体28に収容し、チャック部28aと密封部28bで完全に密 封されている。使用前において吸湿性の高い乾燥板が空気中の水分を吸収しない ようにするためである。
【0016】 上記押し花・押し葉を作製するための部品28cは、採取した花・葉から水分 を吸収するための乾燥板22(図1(B))、この乾燥板22を収容する不織布 の袋体24(図1(C))、これらを束ねる輪ゴム26(図1(D))及びプラ スチックシート20(図1(E))からなる。
【0017】 ここで乾燥板22は例えば、塩化カルシウムとパルプからなる平面状の乾燥板 であって、この乾燥板に含まれている塩化カルシウムはその間に配置された花・ 葉から水分を効率的に吸収することができ、押し花・押し葉が容易に作製される 。乾燥板は、粉末のシリカゲルをパルプ内に含んだものでもよい。
【0018】 次に、図1(C)に不織布からなる袋体を示す。この不織布の袋体は一端が閉 じられ、その両端が折り返し24aが設けられており、他端が開放端となってい る。この不織布の袋体は通常市販されているので安価に入手できる。しかし、上 記折り返し24aのない単なる袋体でも差し支えない。
【0019】 この不織布の袋体は両端に一つづつの折り返し部分24aが設けられているが 、これは2以上設けても差し支えない。この不織布の袋体は例えばプラスチック 繊維あるいはガラス繊維等から作製されており、通気性のある薄いシートであり 、花・葉から発生する水分が蒸発し易いようになっている。
【0020】 以下、押し花・押し葉の作製手順を説明する。先ず、不織布の袋体24に少な くとも2枚の乾燥板22を図3に示すように挿入する。次に、図4に示すように 、乾燥板が挿入された不織布の袋体24上に採取した花・葉を載せ、この上に更 に乾燥板が挿入された不織布の袋体24aを載せる。
【0021】 このような作業を繰り返し押し花・押し葉を作製する。不織布の袋体が存在し ているため、挿入してある花・葉の厚みのために乾燥板が浮いてもこれを吸収で きる。複数の不織布の袋体を重ねると全体が嵩張った状態になるので、全体をプ ラスチックシート20で包む。なを、この際プラスチックシート20は野外での 作業を便利ならしめる。即ち、野外にプラスチックシートを拡げこの上で押し花 ・押し葉の作製を容易ならしめる。
【0022】 次に図5に示すように、プラスチックシートで包まれたものを輪ゴム26によ り図に示すようにたすき掛けに輪ゴムを掛け、この輪ゴムの弾性力によって全体 を押し圧する。
【0023】 望ましくは対角線方向に少くとも二つの輪ゴムで押し圧する。また必要によっ て長手方向あるいは横方向に輪ゴムを掛けることも自由である。この輪ゴムによ って乾燥板同志が押し圧され、その間に配置された花・葉から水分が乾燥板に吸 収され、押し花・押し葉が容易作製される。
【0024】 このように作製したプラスチックシートで包まれたものをプラスチックの袋体 28の中に収容し、チャック28aを閉じて大気の侵入を防ぐ。このようにこと により、前述の乾燥板は大気からの水分を吸収することなく乾燥板の間に挟まれ た花・葉のみから水分を十分に吸収することができる。
【0025】 このプラスチックの袋体28は不透明であってもよいが、透明なプラスチック の袋体であるころが望ましい。その内部を容易に観察することができるからであ る。なお、作製した押し花・押し葉セットは自宅に持ちかえり、これを適当な書 籍等の重量物を上に置き、一定の重量をかけることにより短期間に押し花・押し 葉が作製される。
【0026】
【考案の効果】
以上説明したように、に本考案に係る押し花・押し葉作製セットは軽量な複数 の乾燥板、軽量な不織布の袋体、この袋体に収容された乾燥板を簡単に押し圧す る輪ゴム、プラスチックシート等を備えており、これらの部材により、押し花・ 押し葉が作製される。また、これらの部材は何れも軽量であって持ち運びに便利 である。以上の通りであるから、従来の押し花・押し葉作製セットと比較し、本 考案に係る押し花・押し葉セットは作製作業も簡単で、携帯により便利であり、 且つ値段的にも極めて安価である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の係る押し花・押し葉作製セットの構成
を示す図である。
【図2】不織布の袋体の構造を示す図である。
【図3】乾燥板を不織布の袋体に挿入する状態を示す図
である。
【図4】採取した花・葉を乾燥板を挿入した不織布の袋
体の間に配置し、これをプラスチックシートで包む工程
を示す図である。
【図5】複数不織布の袋体を包んだ全体を輪ゴムによっ
て押し圧した状態を示す図である。
【図6】作製した押し花・押し葉をプラスチックの袋体
に収容した状態を示す図である
【図7】従来の押し花・押し葉作製セットの構成を示す
図である。
【符号の説明】
20 プラスチックシート 21 採取した花・葉 22 乾燥板 24 不織布の袋体 26 輪ゴム 26a 輪ゴム 28 プラスチックの袋体 28a チャック 28b 密封部

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の部材をそれぞれ1以上組み合わせ
    て一のセットとしてプラスチックの袋体に密封してある
    押し花・押し葉作製セット。 (a)採取した花・葉を乾燥するための複数の乾燥板
    と、(b)前記複数の乾燥板が挿入されるほぼ四角形状
    の袋体であって、三辺が封じられ、残りの一辺が開放さ
    れている不織布からなる袋体と、(c)前記複数の乾燥
    板が挿入される複数の不織布からなる袋体間に前記採取
    した花・葉を配設した後においてこれらを包むプラスチ
    ックシートと、(d)前記不織布からなる袋体を包んだ
    プラスチックシートを固定するための輪ゴム。
  2. 【請求項2】 前記不織布からなる袋体が、ほぼ四角形
    状の袋体であって、一辺が封じられ、その両辺が内側へ
    の折り返しにより閉じられており、他の一辺が開放され
    ている不織布からなる袋体であることを特徴とする請求
    項1に記載された押し花・押し葉作製セット。
  3. 【請求項3】 前記乾燥板が塩化カルシュウムとパルプ
    とを素材として作製された乾燥シートであることを特徴
    とする請求項1又は2に記載された押し花・押し葉作製
    セット。
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