JP3092018U - 押し花作製器 - Google Patents
押し花作製器Info
- Publication number
- JP3092018U JP3092018U JP2002005032U JP2002005032U JP3092018U JP 3092018 U JP3092018 U JP 3092018U JP 2002005032 U JP2002005032 U JP 2002005032U JP 2002005032 U JP2002005032 U JP 2002005032U JP 3092018 U JP3092018 U JP 3092018U
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- Japan
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- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 誘電加熱により押し花を作成する際に、草花
から発生する蒸気を有効に外部に排出し、これにより連
続した押し花作製を可能にした押し花作製器を提供する
こと。 【解決手段】 一対の緩衝部材(4)と、該一対の緩衝
部材(4)間に介在させた一対の吸水シート(5)とに
より構成される吸水部材(3)と、該吸水部材(3)を
挟持するための一対のセラミックプレート(6)と、該
一対のセラミックプレート(6)をそれぞれ連通させる
ための挟持手段(7)と、を具備する押し花作製器にお
いて、前記セラミックプレート(6)に、蒸気を排出す
るために用いる多数個の小径の蒸気排出孔(601)
と、前記挟持手段(7)を係止するための係止溝(60
3)とを形成したことを特徴とする。
から発生する蒸気を有効に外部に排出し、これにより連
続した押し花作製を可能にした押し花作製器を提供する
こと。 【解決手段】 一対の緩衝部材(4)と、該一対の緩衝
部材(4)間に介在させた一対の吸水シート(5)とに
より構成される吸水部材(3)と、該吸水部材(3)を
挟持するための一対のセラミックプレート(6)と、該
一対のセラミックプレート(6)をそれぞれ連通させる
ための挟持手段(7)と、を具備する押し花作製器にお
いて、前記セラミックプレート(6)に、蒸気を排出す
るために用いる多数個の小径の蒸気排出孔(601)
と、前記挟持手段(7)を係止するための係止溝(60
3)とを形成したことを特徴とする。
Description
【0001】
本考案は押し花作製器に係り、より詳しくは、誘電加熱手段を用いて押し花を
作製可能な押し花作製器において、発生した蒸気を有効に外部に排出することを
可能とした押し花作製器に関する。
【0002】
従来から、押し花を作製する場合には、草花を辞典、電話帳等の重量のある本
等に挟み込み、この状態を幾日も維持することにより、草花を自然に乾燥させる
ことが行なわれてきた。
【0003】
しかしながら、この方法によると、長時間による自然乾燥の結果、作製した押
し花は枯れた状態になってしまうという問題点が指摘されていた。
【0004】
そこで、このような問題点を解決するために、近年になり、草花を人為的に強
制乾燥させて押し花を作製するための押し花作製器が提供されている(特公平4
−49202号参照)。
【0005】
即ち、この押し花作製器は、セラミック板と吸水シートとの間に多孔質の緩衝
部材を介在してなる一対の積層板を備えており、夫々の積層板の吸水シート面側
で草花を押圧挟持した状態で誘電加熱により乾燥処理を施すことにより押し花を
作製するものであり、これによれば、短時間で押し花を作製することができると
ともに、草花の原色をとどめた状態の押し花を作製することができるという利点
がある。
【0006】
ところで、草花を誘電加熱方式により急速に乾燥させる際には、草花が含有す
る水分が蒸気として放出されるため、この蒸気を有効に押し花作製器の外部に排
出しなければならない。
【0007】
しかしながら、前記近年提供されている押し花作製器では、この発生した蒸気
を有効に排出する手段を有していないため、草花から発生した蒸気は吸水シート
及び多孔質の緩衝部材のみで吸収することになってしまう。そのため、一つの押
し花を作製する場合は格別、多数個の草花を連続して押し花にする場合などは、
草花から発生する蒸気を吸収することができず、草花を乾燥させて押し花を作成
することが困難になってしまう虞が考えられる。
【0008】
そこで、本考案は、誘電加熱により押し花を作成する際に、草花から発生する
蒸気を有効に外部に排出し、これにより連続した押し花作製を可能にした押し花
作製器を提供することを課題としている。
【0009】
本考案の押し花作製器は、一対の緩衝部材と、該一対の緩衝部材間に介在させ
た一対の吸水シートとにより構成される吸水部材と、
該吸水部材を挟持するための一対のセラミックプレートと、
該一対のセラミックプレートをそれぞれ連通させるための挟持手段と、を具備
する押し花作製器において、
前記セラミックプレートに、蒸気を排出するために用いる多数個の小径の蒸気
排出孔と、前記挟持手段を係止するための係止溝とを形成したことを特徴として
いる。
【0010】
本考案の押し花作成器では、草花を挟持するとともに誘電加熱により草花から
発生する蒸気を吸収するための吸水部材を挟持するためのセラミックプレートに
蒸気排出孔を形成しているため、草花から発生した蒸気は、吸水部材を通過した
後にセラミックプレートに形成した蒸気排出孔より排出される。
【0011】
このように、本考案によれば、誘電加熱により草花から発生する蒸気を有効に
外部に排出することができるため、吸水部材が水分を溜め込むことを防止でき、
その結果、連続して多数の押し花を作成することが可能となる。
【0012】
本考案の押し花作成器では、一対の緩衝部材とこの緩衝部材間に介在させた一
対の吸水シートとにより吸水部材が構成されているとともに、この吸水部材を挟
持するための一対のセラミックプレートと、この一対のセラミックプレートを連
通して草花を押圧可能にするための挟持手段を備えている。
【0013】
そして、セラミックプレートには、前記吸水部材が吸収した蒸気を押し花作製
器の外部に排出するための蒸気排出孔と、前記挟持手段をセラミックプレートに
係止するための係止溝を形成している。
【0014】
ここで、前記セラミックプレートに更に、蒸気排出孔を互いに連通させるため
の蒸気導出溝を形成するとよく、これにより、蒸気導出溝を通って蒸気を外部に
排出することができるため、蒸気の抜けをより良くすることが可能となる。
【0015】
また、セラミックプレートを介して、前記吸水部材を多数組積層させてもよく
、これにより、複数の草花を同じに乾燥させることが可能となり、多数の押し花
を作成する際の押し花作成の手間を少なくすることが可能となる。
【0016】
本考案の押し花作製器の実施例について図面を参照して説明すると、図1は本
実施例の押し花作製器を示した概略斜視図であり、図において1が本実施例の押
し花作成器である。そして、本実施例の押し花作成器1は、本体部2とこの本体
部2を挟持するための挟持部材としてのクリップ7とにより構成されている。
【0017】
ここで、図2は、本実施例の押し花作成器1における前記本体部2の構造を説
明するための図であり、図2においては、図1における本体部2のA−A線断面
構造を拡大した状態を示している。
【0018】
そして、本実施例の押し花作成器1における本体部2では、一対の緩衝部材4
とこの一対の緩衝部材4間に備えられた一対の吸水シート5とにより構成される
吸水部材3を備えるとともに、この吸水部材3を、セラミック製のプレート6を
介在させて積層することにより、二組の吸水部材3を具備している。
【0019】
なお、本実施例において、前記緩衝部材4としてはフェルト材を用いており、
また前記吸水シート5としては半紙等の吸水性を有する紙を用いている。但し、
必ずしもこれに限られるものではなく、緩衝部材4としては、吸水性があるとと
もに弾力のある素材、例えばスポンジ等でもよく、また、吸水シート5としても
、吸水性があるシート状物であればいずれの素材を用いてもよい。
【0020】
次に、本実施例において前記二組の吸水部材3は、一対のセラミックプレート
6により挟持されており、即ち、前記二組の吸水部材3とセラミックプレート6
とにより押し花作製器1の本体部2が構成されている。
【0021】
ここで、図3は前記セラミックプレート6の平面図であり、本実施例における
前記セラミックプレート6は、周縁部近傍を除いた部分全体に小径の貫通孔60
1を多数個形成しており、この貫通孔601を蒸気排出孔としている。
【0022】
また、本実施例におけるセラミックプレート6では、その表裏面において、前
記蒸気排出孔601間に蒸気導出溝602を形成することにより前記蒸気排出孔
601を互いに連通しており、蒸気導出溝602の端部はセラミックプレート6
の縁部に連通している。
【0023】
このように、本実施例の押し花作成器では、吸水部材を挟持するためのセラミ
ックプレート6に蒸気排出孔601を形成するとともにこの蒸気排出孔601を
蒸気導出溝602により連通させ、更に蒸気導出溝602の端部をセラミックプ
レートの縁部に連通しているため、誘電加熱により発生した蒸気を有効に押し花
作製器の外部に排出することが可能であり、それにより、吸水部材が水分を溜め
込んでしまうことを防止でき、連続した押し花作製が可能となる。
【0024】
なお、本実施例において前記セラミックプレート6の周縁部近傍には、係止溝
603を形成しており、この係止溝603にクリップ7の先端部を係止すること
により、クリップ7を介して前記一対のセラミックプレート6を連通させるとと
もに、一対のセラミックプレート6により前記二組の吸水部材を押圧可能として
いる。
【0025】
即ち、図1において7が挟持手段としてのクリップであり、本実施例において
このクリップ7は、耐熱製の樹脂により一体形成しており、一対の挟持片701
と一対の握り部片702とを一体に備え、握り部片702を握って挟持片701
を広げた後にこの挟持片701で前記本体部2を挟持し、その後に握り部片70
1の握りを解除することにより、本体部2をクリップ7で挟持することを可能と
している。但し、本考案の挟持手段7は必ずしもこのような構成とする必要は無
く、本体部2を挟持可能であるとともに一対のセラミックプレート6により前記
二組の吸水部材2を押圧可能であればいずれでもよい。
【0026】
なお、本実施例においては、前記二組の吸水部材2間に介在されるセラミック
プレート6と吸水部材3を挟持する一対のセラミックプレート6とは同様の構成
としている。
【0027】
次に、このように構成される本実施例の押し花作成器の作用について説明する
と、本実施例の押し花作成器で押し花を作製する場合には、押し花にすることを
欲する草花を一対の吸水シート5間に挟み込んだ後に、クリップ7により押し花
作製器の本体部2を挟持し、これによりセラミックプレート6により吸水部材2
を押圧する。
【0028】
そしてこの状態で、本実施例の押し花作製器1を電子レンジ等の中に入れて所
定の時間だけ誘電加熱を行なう。
【0029】
そうすると、草花が含有する水分が蒸発することにより草花は乾燥し、これに
より短時間で押し花を作成することが可能となる。
【0030】
そしてこのとき、草花から発生した蒸気は、まず吸水シート5及びフェルト材
4に吸収された後に、セラミックプレート6の蒸気排出孔601を介して押し花
作製器1の外部に排出されるため、吸水部材3が水分を溜め込むことがなく、連
続して押し花を作製することが可能となる。
【0031】
また、本実施例では、セラミックプレートの蒸気排出孔601は蒸気導出溝6
02により互いに連通するとともに、蒸気導出溝602の端部はセラミックプレ
ートの端部に連通しているため、この蒸気導出溝602を介して蒸気を外部に排
出することも可能であり、蒸気の排出をより有効に行なうことができる。
【0032】
このように、本実施例の押し花作成器では、押し花作製に際して発生する蒸気
を押し花作製器の外部に排出することを可能としているため、特に吸水部材が水
分を溜め込むことを有効に防止でき、その結果、押し花作成を連続して行なうこ
とが可能である。
【0033】
また、本実施例においては吸水部材を積層して二組の吸水部材を具備している
ために、少なくとも、同時に2個以上の押し花を作製することができ、多数の押
し花を同時に作成する場合には、押し花作製の時間を更に短縮することが可能で
ある。
【0034】
なお、本考案の押し花作成器は、セラミックプレートに蒸気排出孔を形成する
ことにより草花の乾燥に際して発生した蒸気を外部に排出可能とした点を最大の
特徴としているため、吸水部材2を積層して二組にする必要は無く、また、蒸気
導出溝602も必ずしも必要ではない。
【0035】
本考案の押し花作成器は以上説明した形態で実施され、以下に記載するような
効果を奏する。
【0036】
本考案の押し花作製器は、一対の緩衝部材と、該一対の緩衝部材間に介在させ
た一対の吸水シートとにより構成される吸水部材と、該吸水部材を挟持するため
の一対のセラミックプレートと、該一対のセラミックプレートをそれぞれ連通さ
せるための挟持手段と、を具備する押し花作製器において、前記セラミックプレ
ートに、蒸気を排出するために用いる多数個の小径の蒸気排出孔と、前記挟持手
段を係止するための係止溝とを形成したことを特徴としており、これにより、押
し花作製に際して草花から発生した蒸気を、セラミックプレートに形成した蒸気
排出孔より排出可能としている。
【0037】
そのため、本考案によれば、誘電加熱により草花から発生する蒸気を有効に外
部に排出することができるため、吸水部材が水分を溜め込むことを防止でき、そ
の結果、連続して多数の押し花を作成することが可能となる。
【0038】
また、セラミックプレートを介して吸水部材を積層することにより、同時に多
数個の押し花を作製することが可能となる。
【0039】
更に、蒸気排出孔を蒸気導出溝により互いに連通させるとともに蒸気導出溝の
端部をセラミックプレートの縁部に連通することにより、蒸気の排出をより有効
に行なうことが可能となる。
【図1】本考案の押し花作製器の実施例を示す概略斜視
図である。
図である。
【図2】本考案の押し花作製器の実施例における本体部
の構造を説明するための拡大断面図である。
の構造を説明するための拡大断面図である。
【図3】本考案の押し花作製器の実施例におけるセラミ
ックプレートの平面図である。
ックプレートの平面図である。
1 押し花作製器
2 押し花作製器本体部
3 吸水部材
4 フェルト材
5 吸水シート
6 セラミックプレート
601 蒸気排出孔
602 蒸気導出溝
603 係止溝
7 クリップ
Claims (3)
- 【請求項1】一対の緩衝部材(4)と、該一対の緩衝部
材(4)間に介在させた一対の吸水シート(5)とによ
り構成される吸水部材(3)と、 該吸水部材(3)を挟持するための一対のセラミックプ
レート(6)と、 該一対のセラミックプレート(6)をそれぞれ連通させ
るための挟持手段(7)と、を具備する押し花作製器に
おいて、 前記セラミックプレート(6)に、蒸気を排出するため
の多数個の小径の蒸気排出孔(601)と、前記挟持手
段(7)を係止するための係止溝(603)と、を形成
したことを特徴とする押し花作製器。 - 【請求項2】前記セラミックプレート(6)に、前記蒸
気排出孔(601)を互いに連通させるための蒸気導出
溝(602)を形成したことを特徴とする請求項1に記
載の押し花作成器。 - 【請求項3】セラミックプレート(6)を介して前記吸
水部材(3)を多数組積層させたことを特徴とする請求
項1又は請求項2に記載の押し花作成器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002005032U JP3092018U (ja) | 2002-08-09 | 2002-08-09 | 押し花作製器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002005032U JP3092018U (ja) | 2002-08-09 | 2002-08-09 | 押し花作製器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3092018U true JP3092018U (ja) | 2003-02-28 |
Family
ID=43246099
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002005032U Expired - Lifetime JP3092018U (ja) | 2002-08-09 | 2002-08-09 | 押し花作製器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3092018U (ja) |
-
2002
- 2002-08-09 JP JP2002005032U patent/JP3092018U/ja not_active Expired - Lifetime
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Legal Events
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