JP2680321B2 - 押花加温乾燥方法 - Google Patents

押花加温乾燥方法

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JP2680321B2 JP63026619A JP2661988A JP2680321B2 JP 2680321 B2 JP2680321 B2 JP 2680321B2 JP 63026619 A JP63026619 A JP 63026619A JP 2661988 A JP2661988 A JP 2661988A JP 2680321 B2 JP2680321 B2 JP 2680321B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、草花を押花用として扁平に加圧乾燥するた
めの押花の加温乾燥方法に関する。
(従来の技術) 従来の押花乾燥方法としては、例えば、草花をクッシ
ョン性シートで挾んだ上からシリカゲル剤を層状に被
せ、その上から加圧する方法や、クッション性シートを
介して、乾燥剤を紙に含浸させた乾燥シートで草花を挾
み、その上から加圧力を加えるようにした方法などが知
られている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上述した従来の方法は、いずれも乾燥
剤を用いた乾燥方法であり、このため乾燥剤が不可欠な
材料として要求され、この乾燥剤を用いると、再使用に
際してはこの乾燥剤が含んだ水分を除去するために加熱
が必要になるなど、その再生処理に煩雑な手間を必要と
するという問題があった。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、上述のような従来の問題点を解決するため
になされたもので、その目的とするところは、乾燥手段
として乾燥剤を用いることなく、加温によって草花の乾
燥ができるようにした押花加温乾燥方法を提供すること
を目的とする。
この目的を達成するために本発明では、通気性及び厚
み方向にクッション性を有するクッション性シートを介
して、端面に開口する通気溝が板厚内層に形成され、か
つクッション性シートと接する面が通気性を有する通気
性当て板部材により草花を挾み、この通気性当て板部材
の上から加圧力を加え、その加圧状態で加温する押花加
温乾燥方法とした。
(作用) 本発明では、加温によって草花から水蒸気が発生する
と、この水蒸気はクッション性シートを通って通気性当
て板部材の内層に至り、この通気性当て板部材の内層に
形成された通気溝を通って端面から放散されるもので、
仮りに、この通気溝がない場合には、水蒸気の通り抜け
に時間がかかり、途中に水蒸気がこもってしまうことに
なる。
即ち、草花からの水蒸気発生は、温度を加える程速
く、この発生した水蒸気を迅速に放散させる程、草花か
らの水蒸気発生が促進されるという草花乾燥のメカニズ
ムあり、この点に照らして、本発明では、加温によって
水蒸気発生が速く、しかも通気機構によって発生水蒸気
の放散が速く行われているので、草花乾燥を短時間に行
うことができるし、草花の変色がない押花を作ることが
できる。
又、通気性当て板部材は、板厚内部に通気溝が形成さ
れているので、草花を数段に挟む場合に両面をフラット
な挾持面として使用できる。
尚、草花をクッション性シートで挾んで、加圧力を加
えているので、草花乾燥時の収縮やちぢれを防止するこ
とができるのは従来と同様である。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面により詳述する。
第1図は本発明実施例の押花加温乾燥方法を示してい
る。
1は保温ケースで、断熱材で形成されたケース本体11
及び蓋体12を有し、該蓋体12には排気口13が形成されて
いる。
2は発熱体で、本実施例ではタングステン電球が用い
られ、保温ケース1の内部を約30℃〜80℃に加温する。
3はクッション性シートで、通気性及び厚み方向にク
ッション性を有し、このクッション性シート3,3によっ
て草花Fを直接に挾むものである。尚、実施例では紙フ
エルトをクッション性シートとして用いている。
4は通気性当て板部材で、第2図のように波状芯紙41
の両面に通気性を有する板紙42,42が貼り合わされるこ
とで、内層に多数条の通気溝43が端面に開口して形成さ
れており、かつクッション性シートと接する面が通気性
を有する。尚、この通気性当て板部材4としては段ボー
ル紙が好適に使用できる。
5は加圧手段としての重量物である。
本実施例の押花加温乾燥方法では、まず保温ケース1
のケース本体11の底に通気性当て板部材4を敷き、その
上にクッション性シート3を敷く、次の、このクッショ
ン性シート3の上に草花Fを並べ、この草花Fの上にク
ッション性シート3を被せた上から更に通気性当て板部
材4を置くもので、これによりクッション性シート3,3
を介して、通気性当て板部材4,4により草花Fを挾んだ
状態とする。そしてこの挾持造体における上部の通気性
当て板部材4の上に再びクッション性シート3を敷いて
草花Fを並べるというように上述と同様の作業を繰り返
しながら草花Fを数段に挾み、通気性当て部板部材4が
最上段になるようにして、その上に重量物5を置いて加
圧する。そして、保温ケース1の蓋体12をケース本体11
に被せたのち、発熱体2により保温ケース1の内部を約
50℃の恒温状態に加温するものである。
従って、発熱体2による加温によって草花Fから水蒸
気が発生すると、第3図のように、この水蒸気がクッシ
ョン性シート3を通り、更に通気性当て板部材4の板紙
42,42を通って内層の通気溝43により端面から放散され
ることで草花Fの乾燥が行われ、同時に加圧力によって
草花Fが扁平になるもので、このとき、草花Fはクッシ
ョン性シート3で挾まれているので、乾燥に伴う草花F
の収縮やちぢれは防止される。
以上、本発明の実施例を図面により説明したが、本発
明の具体的な構成は上記した実施に限定されることはな
い。
例えば、保温ケースの内部にファンを設けて、内部の
温度を撹拌させるようにしてもよい。
又、発熱体により保温ケース内の加温温度は30℃〜80
℃が適当であり、この発熱体にはニクロム線ヒータ等を
用いてもよい。
又、クッション性シートにはスポンジシートを用いて
もよい。
又、通気性当て板部材としては、段ボール紙に限ら
ず、合成樹脂製の波状板の両面に板紙を貼り合わせた構
造にするなど、要は、板厚内層に端面に開口する通気溝
が形成されていればよい。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明は、加温による押花乾燥
方法であるため、乾燥剤を一切使用する必要がなく、従
来のような乾燥剤の再乾燥といった煩雑な手間を必要と
せず、簡単に押花を作ることができる。
又、通気性当て板部材によっえ草花を挾むので、加温
によって草花から発生した水蒸気を、この通気性当て板
部材の内層に形成した通気溝を通して放散させることが
でき、加温による速やかな水蒸気の発生と、通気性板部
材による迅速な水蒸気の放散とによって乾燥を短時間で
かつ十分に行うことができ、これに伴って変色のない押
花を得ることができる。
又、通気性当て板部材は、板厚内部に通気溝が形成さ
れているので、草花を数段に挾む場合に両面をフラット
な挾持面として使用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例の押花加温乾燥方法を示す断面
図、第2図は通気性板部材の斜視図、第3図は作用説明
図である。 1:保温ケース 2:発熱体 3:クッション性シート 4:通気性板部材 43:通気溝

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通気性及び厚み方向にクッション性を有す
    るクッション性シートを介して、端面に開口する通気溝
    が板厚内層に形成され、かつクッション性シートと接す
    る面が通気性を有する通気性当て板部材により草花を挾
    み、この通気性当て板部材の上から加圧力を加え、その
    加圧状態で加温することを特徴とする押花加温乾燥方
    法。
JP63026619A 1988-02-09 1988-02-09 押花加温乾燥方法 Expired - Fee Related JP2680321B2 (ja)

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