JPH088800Y2 - 皺延ばし用補助具 - Google Patents

皺延ばし用補助具

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JPH088800Y2
JPH088800Y2 JP3559590U JP3559590U JPH088800Y2 JP H088800 Y2 JPH088800 Y2 JP H088800Y2 JP 3559590 U JP3559590 U JP 3559590U JP 3559590 U JP3559590 U JP 3559590U JP H088800 Y2 JPH088800 Y2 JP H088800Y2
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Japan
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water
wrinkle
cloth
sheet
hydration
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JP3559590U
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Inventor
亀久男 大澤
Original Assignee
日本化工機材株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ズボンあるいはハンカチ等(以下単に布
類)の皺を延ばす皺延ばし補助具に関する。
(従来の技術) 例えば、ズボンを履いたまま長時間正座すると、ズボ
ンには強い皺が生じるが、この皺を伸ばしキチンと筋目
の通ったズボンにするには、単にアイロン等をかけても
容易に仕上るものではない。
皺の除去には、ズボン等の布類をアイロン台等のよう
な水平な面上に置き、木綿等により当布し、その上から
霧吹き等により湿り気を与えた後に、当布の上からアイ
ロンを掛け、布類を加熱加圧するというのが一般的な方
法である。また、最近では、皺が付いた布類を吊した状
態で水蒸気を吹きつけることにより、皺伸しを行なうも
のもある。
(考案が解決しようとする課題) しかし、このような方法は、いずれにしても水蒸気を
発生させるために、水が必要となり、水が簡単に得られ
ない場所では、当然、皺伸しは困難となる。また、前者
のアイロン掛けの場合は、霧吹きとアイロン掛けという
2つの作業を要し、布に水を十分染込ませた後にアイロ
ン掛けしなければならず、作業が面倒である。また、水
の吹付量が多いと皺は伸びてもズボンが湿気を帯び、ズ
ボンの履きごこちが良くないという不具合もある。
一方、後者の場合、皺延ばし作業に長時間を要し、出
かける前の僅かな時間を利用して短時間に皺伸し作業を
行なうことは難しい。
本考案は、上述した実情に鑑みてなされたものであ
り、霧吹き等による水分補給を行なわなくても、簡単に
皺伸しできる皺伸し用補助具を提供することを目的とす
る。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するための本考案は、空気中の水分の
吸収と加熱により放出する可逆性を持った水分活性吸着
剤を細粒状にして多孔シート材間に略全面に封止してな
る皺延ばし用補助具である。
また、本考案の水分活性吸着材剤は、B型シリカゲル
とし、また多孔シートは、不織布とすることが好まし
い。
(作用) このようにした本考案によれば、自然放置の状態で空
気中の水分を吸収した皺延ばし用補助具を布類の上部又
は布類の上下に設置し、この上から加熱体により布類を
加熱加圧すれば、この加熱体の熱により前記水分活性吸
着剤が吸着した水分が外部に追い出されて布類に移り、
布類を湿らせつつ加熱することになるので、加熱と加湿
とを略同時に行なうことになり、皺伸し作業が便利にな
る。また、この皺延ばし用補助具は、含んでいた水分を
放出しても、放置しておけば、自然と空気中の水分を吸
収するので、再度の皺伸し作業時にも水分補給の必要は
ない。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図、第2図は第
1図のII-II線に沿う断面図、第3図は第1図のIII-III
線に沿う断面図である。
第1〜3図に示すように、本実施例の皺延ばし補助具
1は、上下一対の多孔シート材2,3内に水分活性吸着剤
4を分納封止した一対の水分補給シートS1,S2からな
り、両水分補給シートS1,S2により皺伸し用の布類Tを
挟持するようになっている。
前記多孔シート材2,3は、一方の多孔シート材2を断
面波状に形成し、他方の平坦な多孔シート材3とヒート
シール等により貼り合わせ、多数の規則的で細かい凸状
部5を形成し、この凸状部5内に水分活性吸着剤4を分
納した状態で封止したものである。後述の水分活性吸着
剤4が全面にわたり略均等に分散させるためである。こ
の凸状部5の形状は、第1図に示すような蒲鉾状のも
の、第2,3図に示すような台形状のものでもよいが、好
ましくは、ギッシリと密に詰納するよりは、第2,3図に
示すように、ある程度余裕をもって封入することが望ま
しい。
多孔シート材2,3の通気孔は、粒状の水分活性吸着剤
4が散逸しない程度に細かいものでよく、一般的には不
織布を使用することが好ましい。ただし、本考案は、こ
の不織布のみに限定されるものではなく、種々の材料を
使用することができ、例えば、ビニールシートに細かな
通孔を開設したものあるいは紙、布等のようなものであ
ってもよい。
水分活性吸着剤4は、空気中の水分の吸収と加熱によ
り放出する可逆性を持ったものであれば、どのようなも
のでもよいが、潮解性、発熱性、ガス発生がなく化学的
に安定で、無害な物質であるシリカゲルを使用すること
が望ましい。また、この水分活性吸着剤4は、空気との
接触面接を多くするために、これを細粒状とすることが
好ましい。例えば、粒径としては、10〜100μ程度のも
のが好ましく、さらに好ましくは、50μ程度のものであ
る。
また、上記のシリカゲルには、JIS規格でA型とB型
がある。
この両シリカゲルの性能の比較は、下記する通りであ
る。
この表から明らかなように、A型シリカゲル100gを約
湿度50%の所で放置すると、このA型シリカゲル中に
は、約20〜25g、つまり20〜25ccもの水分が吸収される
ことが明らかである。また、B型シリカゲルの場合に
は、同様の条件で、10〜15gの水分が吸収される。一
方、湿度50%を越す多湿の所で放置すると、このA型シ
リカゲル中には、約30g、つまり30ccの水分が吸収され
る程度であるが、B型シリカゲルには、50gもの水分が
吸収される。
したがって、我国のように湿度が50%を越す多湿地域
では、B型シリカゲルを使用することが望ましい。
このように構成した第1又は第2の水分補給シートS1
又はS2は、第4図に示すアイロン台6のような水平な台
上に取付ける。このアイロン台6は、図示のように基板
7上に耐熱性のクッション材8(例えば厚めの布)を設
け、このクッション材8の上を覆うように前記第2水分
補給シートS2を載置したものである。
次に、皺伸しの作用を説明する。
例えば、第4図に示すアイロン台6の第2水分補給シ
ートS2上に皺伸し用の布類Tを直接載置するとともに、
この布類Tの上を第1水分補給シートS1により覆う。そ
して、この第1水分補給シートS1の上からアイロン9を
掛け、第1水分補給シートS1を加熱し、その中に含まれ
る水分を外部に追い出す。
この水分の放出により布類Tは加湿され、しかもアイ
ロン9によって加熱されるので、霧吹きを行なわなくて
も、アイロン掛けのみにより布類Tの皺は伸される。
この場合、布類Tがハンカチ等の薄物の場合には、上
方の第1水分補給シートS1からの水分のみでも十分に皺
伸しは可能であるが、ズボンのように厚物の場合には、
下方側の布に十分な水分を供給できない虞があるので、
本実施例では、アイロン台6上にも水分補給するための
第2水分補給シートS2を設けている。この下方の第2水
分補給シートS2では、布類Tを通って伝わったアイロン
の熱により第2水分補給シートS2中に含まれる水分が外
部に追い出され、布類Tを下方からも加湿でき、ズボン
のように厚物の布類Tでも確実に皺伸しを行なうことが
できる。この場合、第4図には示していないが、下方の
第2水分補給シートS2の加熱性を高めるために、熱反射
箔等を第2水分補給シートS2とクッション材8との間に
設けてもよい。
上述した実施例は、水分活性吸着剤としてシリカゲル
を用いたものであるが、本考案は、これのみに限定され
るものではなく、種々の変形例が可能である。例えば、
多孔性のものである活性炭、セラミックス等であっても
よい。これらは、前記シリカゲルと同様に、毛細管現象
により吸着された水分が加熱により外部に追い出される
ことになる。
また、第5図に示すように、一対の板状体10,11を有
するズボンプレッサー12に対しても適用できる。この場
合、板状体10,11の内面に前述した水分補給シートS1,S2
をそれぞれ貼着するかあるいはズボンをプレスする場合
にズボンの上下両面に第1水分補給シートS1と第2水分
補給シートS2を敷くようにしてもよい。
さらに、上述した実施例は、水分補給シートを上下一
対設けて皺伸しを行なうようにしたものであるが、本考
案は、これのみに限定されるものではなく、さらに多数
枚の水分補給シートを使用し、複数の加熱体により加熱
するようにしてもよいことはいうまでもない。
[考案の効果] 以上述べたように、本考案の皺伸し用補助具は、自然
放置状態で空気中の水分を吸収し、加熱すれば吸着した
水分を外部に放出する水分活性吸着剤を多孔シート内に
封止した水分補給シートを、布類の上部又は上下に敷
き、加熱体により加熱すれば、布類を加湿しつつ加熱す
ることになるので、その皺を延ばすに当り、全く水分の
補給をすることがなく、作業が簡単となる。また、この
皺延ばし用補助具は、含んでいた水分を放出しても、放
置しておけば、自然と空気中の水分を吸収し、再度皺伸
しを行なうに当っても水分補給をする必要がない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図、第2図は第1
図のII-II線に沿う断面図、第3図は第1図のIII-III線
に沿う断面図、第4図は本考案の一使用例を示す断面
図、第5図は本考案の他の使用例を示す斜視図である。 1……皺延ばし補助具、2,3……多孔シート材、4……
水分活性吸着剤、5……凸状部。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】空気中の水分の吸収と加熱により放出する
    可逆性を持った水分活性吸着剤を細粒状にして多孔シー
    ト材間の略全面に封止してなる皺延ばし用補助具。
  2. 【請求項2】水分活性吸着剤は、B型シリカゲルである
    請求項第1項に記載の皺延ばし用補助具。
  3. 【請求項3】多孔シートは、不織布である請求項第1項
    又は第2項に記載の皺延ばし用補助具。
JP3559590U 1990-04-02 1990-04-02 皺延ばし用補助具 Expired - Lifetime JPH088800Y2 (ja)

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JP3559590U JPH088800Y2 (ja) 1990-04-02 1990-04-02 皺延ばし用補助具

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Publication Number Publication Date
JPH03128100U JPH03128100U (ja) 1991-12-24
JPH088800Y2 true JPH088800Y2 (ja) 1996-03-13

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