JP3001170U - 使い捨てカイロ - Google Patents

使い捨てカイロ

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JP3001170U
JP3001170U JP1994000716U JP71694U JP3001170U JP 3001170 U JP3001170 U JP 3001170U JP 1994000716 U JP1994000716 U JP 1994000716U JP 71694 U JP71694 U JP 71694U JP 3001170 U JP3001170 U JP 3001170U
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body warmer
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adhesive layer
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JP1994000716U
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Inventor
章夫 植木
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Kiribai Chemical Co Ltd
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Kiribai Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 用途に応じて任意の大きさや形状に変化させ
ることができる、汎用性が高い使い捨てカイロを提供す
る。 【構成】 通気性内袋内に空気の存在下で発熱する発熱
性組成物を収容した使い捨てカイロであって、前記内袋
を4個を備え、隣接する内袋同士が、切り離し自在の連
結部で連結されてなることを特徴とする使い捨てカイ
ロ。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は使い捨てカイロに関する。さらに詳しくは、用途に応じて任意の大き さや形状に変化させることができる、汎用性が高い使い捨てカイロに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の使い捨てカイロは、空気の存在下で酸化発熱する発熱性組成物が収納さ れた、一個の偏平状の袋体からなり、袋体の表面の少なくとも一部には粘着剤層 が形成されている。そして、粘着剤層を介して袋体を下着の上などに貼着するこ とにより、所望の部位の保温を行うことができる。また、これ以外にもポケット に入れて使用したり、座布団の上や椅子の上などに使い捨てカイロを敷き、下半 身を保温することにも使用される。
【0003】 さらに、人体を保温する用途以外にも、使い捨てカイロはペットの暖房用など の用途にも使用される。
【0004】 そして、従来の使い捨てカイロの袋体の大きさは、下着に貼ったり、ポケット に入れて使用することを考慮したものは、通常9cm×13cm程度であり、ま た椅子の上に敷くことを考慮したものは、通常20cm×30cm程度である。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、従来の使い捨てカイロは、サイズが一定であるため、たとえば小型の ものを椅子の上に敷いて用いようとすると、複数のカイロを使う必要があり、ば らばらになりやすく、これら複数のカイロを所望の位置に保持しておくことが困 難である。一方、大型のものは、大きすぎてかさばるのでポケットに入れたり、 下着の上から貼って使うということができない。
【0006】 本考案は、かかる問題を解消するためになされたものであり、用途に応じて任 意の大きさや形状に変化させることができる、汎用性の高い使い捨てカイロを提 供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案の使い捨てカイロは、通気性内袋内に空気の存在下で発熱する発熱性組 成物を収容した使い捨てカイロであって、 前記内袋を少なくとも2個備え、隣接する内袋同士が、切り離し自在の連結部で 連結されてなることを特徴とする。
【0008】 前記内袋が実質的に縦横にマトリックス状に配置され、縦および横の少なくと も一方で隣接する内袋同士が前記連結部で連結されてなるのが好ましい。
【0009】 前記連結部が内袋の素材が延びて形成され、かつ前記連結部の延びる方向に沿 ってミシン目が形成されてなるのが好ましい。
【0010】 前記内袋および連結部の片面の少なくとも一部に粘着剤層が形成されてなるの が好ましい。
【0011】 前記粘着剤層上に剥離紙が設けられており、該剥離紙は、部分的に剥がしうる ように少なくとも1本の切り込みが形成されてなるのが好ましい。
【0012】 前記粘着剤層上に、片面に粘着剤層が設けられた剥離紙が、その粘着剤層が内 袋の反対側を向くように、少なくとも1枚設けられてなるのが好ましい。
【0013】 前記内袋および連結部の片面の少なくとも一部に滑り止め層が形成されてなる のが好ましい。
【0014】 また、使い捨てカイロにおける内袋の素材が、その内部に収容された発熱性組 成物の酸化発熱により袋内が減圧状態に保たれるよう通気度が調節されているの が好ましい。
【0015】
【作用】
本考案によれば、複数の内袋が互いに連結部で連結されることにより、大面積 の結合体を構成しているため、そのままの形態で使用すれば、大面積を保温する ことができる。
【0016】 また、連結部を切り離して内袋同士を適宜分離すれば、所望の大きさ、形状に 変化させることができる。
【0017】
【実施例】
つぎに、図面を参照しながら、本考案の使い捨てカイロを詳細に説明する。図 1は本考案の使い捨てカイロの一実施例を示す平面図、図2は図1の使い捨てカ イロのII−II線断面図、図3は図1の使い捨てカイロの使用方法を示す説明図で ある。
【0018】 図1〜2において、4個の内袋1a、1b、1cおよび1dは、その内部にそ れぞれ発熱性組成物2が収容されている。しかも、内袋1a、1b、1cおよび 1dは、縦または横方向で隣接する内袋同士が、互いに対向する側部において内 袋の素材の一部が延びてなる連結部3aおよび3bで連結され、連結部3aおよ び3bの延びる方向に沿ってミシン目4が形成されている。
【0019】 なお、図示されていないが、内袋1a〜1dは、使用前には気密性の合成樹脂 などからなる外袋に収納されている。
【0020】 内袋1a〜1dは、たとえば、2枚の布とシートによって一体に形成される。 すなわち、通気性を有する不織布などからなる基布5および合成樹脂からなるシ ート6が、外周部および縦横に延びる連結部3aおよび3bで相互に固着される ことにより、内袋1a〜1dが、マトリックス状に配置されるように一体に形成 される。なお、内袋の素材は、その内部に収容された発熱性組成物の酸化発熱に より袋内が減圧状態に保たれ、発熱性組成物の偏りが防止できるように、適当に 通気度を調節したものを用いるのが好ましい。
【0021】 なお、本考案の内袋は、縦横にマトリックス状に配置されたものに限定される ものではなく、複数の内袋が互いに連結して1枚のシート状を呈する結合体を構 成すればいかなる平面配置をなしてもよく、また内袋の数も2以上であればとく に限定されるものではない。たとえば、個々の内袋が矩形形状の代りに三角形な どの多角形状や円形形状を呈し、隣接する内袋同士が連結部を介して結合するこ とにより、三角形や円形などのいろいろな平面配置をなすことができる。また、 個々の内袋またはその結合体の表面の少なくとも一部に適宜の模様、文字または 数字を描いてもよい。
【0022】 連結部3aおよび3bの幅は、加工の容易さ、屈曲の容易さなどを考慮して2 〜100mm程度に形成されればよい。
【0023】 また、本考案でいう連結部は、内袋の素材が延びて形成され、ミシン目が形成 されたものに限定されるものではなく、内袋同士を連結することができ、かつ手 によって適宜切り離すことができる連結部であればいかなるものでもよい。たと えば、薄い合成樹脂製シートや紙製テープなどのように容易に人間の力によって 破断できるものなども連結部として採用することができる。
【0024】 シート6の片面の少なくとも一部には、ゴムなどの主材とする通常の粘着性物 質からなる粘着剤層7が形成されている。粘着剤層7は水玉模様や縞模様など適 宜の模様を呈するように形成してもよい。粘着剤層7の上面には、使用前の粘着 剤層7を保護するための剥離紙8が被覆されている。
【0025】 なお、剥離紙8に、少なくとも1本の切り込み(図示せず)を形成し、剥離紙 を部分的に剥がすことができるようにしてもよい。このばあい、最初に剥がさな かった部分の剥離紙を剥がし、新たな粘着面を現出させて他の部位に貼付するこ とにより、最初の貼付時と同じ接着力がえられる。
【0026】 また、前記粘着剤層上に、片面に粘着剤層が設けられた剥離紙が、その粘着剤 層が内袋の反対側を向くように、少なくとも1枚設け、複数の粘着剤層および剥 離紙を交互に積層させてもよい。このばあいも、片面に粘着剤層が設けられた剥 離紙を1枚剥がし、その下の粘着剤層を現出させて他の部位に貼付することによ り、最初の貼付時と同じ接着力がえられる。
【0027】 また、前述した実施例ではシート6の片面に粘着剤層を形成しているが、この 粘着剤層に代えて、シート6の片面の少なくとも一部に滑り止め層を形成しても よい。このばあい、たとえば水玉模様や縞模様などの種々の模様を呈するように 部分的に滑り止め層を形成してもよい。
【0028】 前記滑り止め層としては、たとえばつぎのものがあげられる。
【0029】 (1) シート6の素材の表面に樹脂やエラストマーの溶液または分散液、ある いはプラスチゾルを一様にまたは模様状に塗布し、乾燥する。
【0030】 樹脂やエラストマーとしては、たとえば軟質塩化ビニル系樹脂、天然ゴム、 スチレン−ブタジエンゴム、イソプレンゴム、クロロプレンゴム、ウレタンゴ ムなどがあげられる。
【0031】 (2) シート6の素材の表面にホットメルトタイプの樹脂材料をホットメルト コーティング法により一様にまたは模様状に塗布する。
【0032】 前記ホットメルトタイプの樹脂材料としては、たとえばエチレン−酢酸ビニ ル共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体の加水分解物、エチレン−アクリ ル酸共重合体、エチレンアクリル酸エステル共重合体、ポリアミド樹脂、ポリ エステル樹脂などを主体とするホットメルト接着剤があげられる。
【0033】 (3) シート6の素材の表面に熱溶融性樹脂を押出しラミネートする。
【0034】 前記熱溶融性樹脂としては、タック性の良好なものが好ましく、たとえばエ チレン−メチルメタクリレート共重合体(EMMA)などがあげられる。
【0035】 (4) シート6の素材の表面に発泡性の樹脂組成物を一様にまたは模様状に塗 布または含浸させ、ついで発泡させて樹脂の発泡層を形成する。
【0036】 (5) シート6の素材の表面に合成樹脂性フィルムをラミネートする。
【0037】 前記発泡性の樹脂組成物としては水や低沸点中性液などを発泡剤とするポリ ウレタン樹脂組成物があげられる。またアクリル系樹脂(たとえばビニリデン クロライド−アクリロニトリル共重合体などの熱硬化性アクリル樹脂など)な どの樹脂のコアに発泡剤(イソブタンなどの揮発性溶剤)を含有させたカプセ ルをバインダー樹脂と混合したものがあげられ、この混合物を塗布して発泡さ せると、凹凸のある表面が形成できる。
【0038】 前記において、各樹脂材料を模様状に塗布するにはグラビアコーターなどが使 用できる。
【0039】 また、ホットメルト接着剤や軟質塩化ビニル樹脂などのばあい、粒状のものを シート6の表面に均一に散布したのち、熱を加えて定着せしめることによって、 シート6の表面に多数の突起を形成することもできる。
【0040】 以上説明したような滑り止め層をシート6の表面に形成すると、使用中にカイ ロが滑って移動してしまうことがない。
【0041】 発熱性組成物2は、鉄粉またはアルミニウム粉などの金属粉と、活性炭と、バ ーミキュライト、高吸水性樹脂、木粉、繊維粉、パーライトまたはシリカゲルな どの保水材とからなる。
【0042】 前記使い捨てカイロを使用するばあい、まず、図示されない外袋から使い捨て カイロを取り出したのち、図3に示されるように、所望の形状、大きさになるよ うに、ミシン目4に沿って連結部3aおよび3bの適宜の部分を切り離して内袋 1a〜1dを分離する。たとえば、2個の内袋1aおよび1bのみ連結させてお き、他の内袋を切り離すことによって帯状の使い捨てカイロを構成したり、内袋 1cまたは1dのように、1個づつ切り離して従来の使い捨てカイロと同じ形状 、大きさにしてもよい。なお、広い面積を保温するばあいには内袋1a〜1dを 分離せずに1枚のシート状の形態のままで使用すればよい。ついで図2に示され るように、表面の剥離紙8を剥がし、保温したい所望の部位に貼着して使用する 。
【0043】
【考案の効果】
本考案によれば、用途に応じて任意の大きさや形状に変化させることができる ため、様々な用途に使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の使い捨てカイロの一実施例を示す平面
図である。
【図2】図1の使い捨てカイロのII−II線断面図であ
る。
【図3】図1の使い捨てカイロの使用方法を示す説明図
である。
【符号の説明】
1a、1b、1c、1d 内袋 2 発熱性組成物 3a、3b 連結部 4 ミシン目

Claims (8)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通気性内袋内に空気の存在下で発熱する
    発熱性組成物を収容した使い捨てカイロであって、 前記内袋を少なくとも2個備え、隣接する内袋同士が、
    切り離し自在の連結部で連結されてなることを特徴とす
    る使い捨てカイロ。
  2. 【請求項2】 前記内袋が実質的に縦横にマトリックス
    状に配置され、縦および横の少なくとも一方で隣接する
    内袋同士が前記連結部で連結されてなる請求項1記載の
    使い捨てカイロ。
  3. 【請求項3】 前記連結部が内袋の素材が延びて形成さ
    れ、かつ前記連結部の延びる方向に沿ってミシン目が形
    成されてなる請求項1または2記載の使い捨てカイロ。
  4. 【請求項4】 前記内袋および連結部の片面の少なくと
    も一部に粘着剤層が形成されてなる請求項1、2または
    3記載の使い捨てカイロ。
  5. 【請求項5】 前記粘着剤層上に剥離紙が設けられてお
    り、該剥離紙は、部分的に剥がしうるように少なくとも
    1本の切り込みが形成されてなる請求項4記載の使い捨
    てカイロ。
  6. 【請求項6】 前記粘着剤層上に、片面に粘着剤層が設
    けられた剥離紙が、その粘着剤層が内袋の反対側を向く
    ように、少なくとも1枚設けられてなる請求項4記載の
    使い捨てカイロ。
  7. 【請求項7】 前記内袋および連結部の片面の少なくと
    も一部に滑り止め層が形成されてなる請求項1、2また
    は3記載の使い捨てカイロ。
  8. 【請求項8】 前記内袋の素材が、その内部に収容され
    た発熱性組成物の酸化発熱により袋内が減圧状態に保た
    れるよう通気度が調節されてなる請求項1、2、3、
    4、5、6または7記載の使い捨てカイロ。
JP1994000716U 1994-02-17 1994-02-17 使い捨てカイロ Expired - Lifetime JP3001170U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2006013984A1 (ja) * 2004-08-06 2008-05-01 ユニ・チャーム株式会社 加温体
JP2012135586A (ja) * 2010-12-28 2012-07-19 Kao Corp 発熱具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2006013984A1 (ja) * 2004-08-06 2008-05-01 ユニ・チャーム株式会社 加温体
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