JPH0614743Y2 - 発熱袋 - Google Patents

発熱袋

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JPH0614743Y2
JPH0614743Y2 JP1989081023U JP8102389U JPH0614743Y2 JP H0614743 Y2 JPH0614743 Y2 JP H0614743Y2 JP 1989081023 U JP1989081023 U JP 1989081023U JP 8102389 U JP8102389 U JP 8102389U JP H0614743 Y2 JPH0614743 Y2 JP H0614743Y2
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JP
Japan
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bag
adhesive layer
heat
pressure
sensitive adhesive
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JP1989081023U
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English (en)
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JPH0321320U (ja
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保彦 小礒
喜基 松本
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Japan Pionics Ltd
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Japan Pionics Ltd
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  • Thermotherapy And Cooling Therapy Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は発熱袋に係り、さらに詳細には使用時に粘着剤
層の剥離紙の取り除きが容易な発熱袋に係る。
〔従来の技術〕
近年、採暖手段の一つとして金属粉を主成分とし、空気
と接触して発熱する発熱袋が普及し、使い捨てかいろと
して広く利用されている。
また、これらの発熱袋の使用形態の一つとして人体など
の保温対象物に貼り付けて使用できるよう、袋の表面に
粘着剤層を設けたものも市販されている。これらの粘着
剤層としては袋の表面に粘着剤を塗工したもの、両面粘
着シートまたはテープを貼り付けたものなどである。粘
着剤層は袋の片面の全面または部分的に設けられ、粘着
剤層部には剥離紙層が設けられ、非通気性の袋内に密封
されて使用時まで保存される。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、これらの発熱袋はいずれも剥離紙の全面
が粘着剤層に密着しているため、取っかかり部がなく使
用の際、剥離紙を粘着剤層から剥がすことは容易でな
い。また、剥離紙の先端部になどに未接着のつまみ部を
設ける方法などもあるが剥離紙を特殊な形とした場合に
は生産性の低下を招く虞れがある。
〔課題を解決するための手段、作用〕
本考案者らはこれらの課題に対処し、使用時に剥離紙の
取りはずしが容易で、しかも生産効率の優れた粘着剤層
付きの発熱袋を得るべく鋭意検討を続けた結果、粘着剤
層を少なくとも発熱袋の周辺部において欠如部が残るよ
うに部分的に設け、この欠如部を含む発熱袋の全面に剥
離紙を重ね合わせることにより、これらの目的を達成し
うることを見い出し、本考案に到達した。
すなわち本考案は、空気と接触して発熱する発熱組成物
が、通気性を有する長方形乃至正方形の扁平状の袋に収
納され、かつ、袋の片面が粘着剤層面とされた発熱袋に
おいて、該粘着剤層面の少なくとも四隅部を除く周辺に
巾15mm以上で奥行き10mm以上の粘着剤層の欠如部を
設け、かつ、該欠如部を含む粘着剤層面の全面にわたっ
て剥離紙が重ね合わされてなることを特徴とする発熱体
である。
本発明において発熱袋に収納される発熱組成物は、空気
と接触することにより発熱するものであり例えば鉄、ア
ルミニウムなどの被酸化性金属粉を主成分とし、これに
酸化促進剤、水および保水剤などを共存させたものであ
る。
発熱組成物を収納する袋としては、通常はその片面の全
面または部分的に通気性を有する扁平状であり、その材
質には特に制限はないが、通常は天然繊維、合成繊維の
不織布、織布、紙、各種合成樹脂フィルムおよびこれら
の複合シートなどが用いられる。
これらの素材としては、例えば綿、麻、絹、毛およびレ
ーヨンなどの天然繊維、ナイロン、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリアクリルおよびポリ塩化ビニルなどの
合成繊維の不織布および織布が挙げられる。また、合成
樹脂フィルムの素材としては、例えばポリエチレン、ポ
リプロピレン、ナイロン、ポリエステルおよびポリ塩化
ビニルなどであり、これらの非通気性フィルムに針、レ
ーザーおよび放電加工などで小孔を穿って通気性を持た
せたものであってもよく、また、元来多数の微細孔を有
する微多孔質フィルムを用いてもよい。これらのうちで
も不織布と合成樹脂フィルムとの複合シートに通気性を
付与したもの、微多孔質フィルムに不織布、または、合
成樹脂の有孔フィルムを重ねたものなどが好ましい。
袋の形状としては長方形乃至正方形またはこれらの四隅
の角部が切除された形状のものが用いられる。
本考案において、袋の表面に設けられる粘着剤層は粘着
剤を塗工したものでもよく、また、紙、布などの媒体の
両面に粘着剤を塗布するか、あるいは含浸させた両面粘
着シートまたはテープなどであってもよい。粘着剤層を
設ける方法としては発熱袋とした後に設けてもよく、ま
た袋材シートの段階で粘着面となる部分に設けてから発
熱袋に加工してもよいが、生産効率の点からは後者が好
ましい。
粘着剤は発熱袋を人体などの保温対象物に貼り付けたと
きに強固に接着するとともに剥がすときには保温対象物
側に残ることのない非転着性の粘着剤であり、例えばゴ
ム系、アクリル樹脂系、酢酸ビニル樹脂系などの有機溶
剤型あるいは水性型の非転着性の粘着剤が用いられる。
粘着剤層は袋の片面の少なくとも周辺において欠如部
(粘着剤層のない部分)を有するように設けられる。粘
着剤層の欠如部は袋の周辺部のみであってもよく、ま
た、中央部まで達するような形態であってもよい。
欠如部の周辺部から中央部方向への奥行きは10mm以上
であり、また、周辺部における欠如部の巾は、袋の面
と、剥離紙との間隙に指を差し入れて剥離紙を剥がし取
ることができる大きさであり、少なくとも15mm以上、
好ましくは20mm以上である。
欠如部は発熱袋の取扱や輸送中などに剥離紙が徐々に剥
がれて行くことを防止するなどの目的で粘着剤層面の少
なくとも四隅部を除く周辺に設けられる。この場合に袋
面の相対する周辺側のみを粘着剤層とし、その他の部分
を欠如部とした場合には袋面と剥離紙面との間の間隙が
開き易くなるので剥離紙の取り除きがさらに容易にな
る。
粘着剤層の面積の割合は発熱袋を保温対象物に貼り付け
たときに自然に剥がれ落ちたりしない強度が得られれば
よく、通常は袋の片面の全面積に対して10〜90%、好ま
しくは20〜80%の範囲であり、発熱袋の形状、大きさ、
重量および粘着剤層の種類などによって選択される。
本発明において発熱袋の粘着剤層側の面の全面に、これ
とほぼ同じ寸法の剥離紙が重ね合わされる。
剥離紙としては、一般に市販されている粘着シート、テ
ープ、ワッペン、ステッカーなどに使用されているもの
と同様な性状を有するものが使用でき、表面にシリコン
系などの離型剤がが塗布され、粘着剤層面からの剥離性
を良くしたものである。
次に、本考案を図面により具体的に例示して説明する。
第1図は本考案の発熱袋の斜視図であり、aはもとの状
態、bは剥離紙を剥がし取った状態、cは剥離紙を剥が
すときの状態を示す図である。
第1図において、発熱組成物が収納され、片面に通気性
を有する長方形扁平状の袋1の通気面と反対側の面の相
対する周辺のそれぞれに粘着剤層2および2が設けら
れ、その他の部分が欠如部3となっている。この面全体
に面と同形の剥離紙4が重ね合わされることによって粘
着剤層側の面ぜたいが覆われ、欠如部3において袋1と
剥離紙4との間に間隙5が形成され、本考案の発熱袋と
なっている。発熱袋は使用時まで非通気性の外袋内に密
封して保存される。
発熱袋の使用時には外袋から取りだし、第1図cに示し
たように粘着剤層2および2の側から矢印方向に軽く挟
むと欠如部3において袋1と剥離紙4との間隙5が広が
り、この間隙5に指を入れて剥離紙4をつまんで引張る
ことにより、剥離紙は容易に取り除かれる。粘着剤層面
を保温対象物に押し付けることにより、発熱袋は接着
し、発熱が始まる。
第2図a〜cはそれぞれ第1図とは粘着剤層2と欠如部
3の配置が互いに異なる態様の発熱袋の粘着剤層面を模
式的に示した平面図であり、いずれも袋1の粘着剤層2
の面の周辺部に欠如部3があり、剥離紙4の取り剥がし
の容易な形態となっている。
〔考案の効果〕
本考案は、発熱袋の周辺において剥離紙との間に間隙が
あるため、従来技術では困難であった剥離紙の取り除き
が容易であるばかりでなく、粘着剤層の全面に剥離紙が
重ね合わされているため、輸送時などに剥離紙が自然に
剥がれたりすることがない。また、発熱袋は粘着剤層を
挟んで全面に剥離紙が重ね合わされた長尺の包材シート
を片面に用いて連続的に製造できるので生産効率も高
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の発熱袋の斜視図であり、第2図は粘着
剤層と欠如部の配置のそれぞれ異なる態様の平面図であ
る。 図面の各番号は以下の通りである。 1……袋、2……粘着剤層、3……欠如部 4……剥離紙、5……間隙

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】空気と接触して発熱する発熱組成物が、通
    気性を有する長方形乃至正方形の扁平状の袋に収納さ
    れ、かつ、袋の片面が粘着剤層面とされた発熱袋におい
    て、該粘着剤層面の少なくとも四隅部を除く周辺に巾1
    5mm以上で奥行き10mm以上の粘着剤層の欠如部を設
    け、かつ、該欠如部を含む粘着剤層面の全面にわたって
    剥離紙が重ね合わされてなることを特徴とする発熱体。
JP1989081023U 1989-07-10 1989-07-10 発熱袋 Expired - Lifetime JPH0614743Y2 (ja)

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JP1989081023U JPH0614743Y2 (ja) 1989-07-10 1989-07-10 発熱袋

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JP1989081023U JPH0614743Y2 (ja) 1989-07-10 1989-07-10 発熱袋

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JPH0321320U JPH0321320U (ja) 1991-03-04
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