JP5189410B2 - 貼付用温熱体 - Google Patents

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Description

本発明は、酸化作用により発熱する組成物を収容した袋体からなる貼付用温熱体に関する。
従来より防寒のためのカイロとして、空気と接触して酸化作用により発熱する発熱組成物を収容した通気性袋からなる温熱体がある。この温熱体は、防寒の他、肩こり、神経痛、筋肉痛等及び種々の原因による慢性的な疼痛を軽減するための医療用具など、様々な用途で広く用いられている。
このような温熱体は、衣類などに貼り付けて用いられることが多く、例えば、特許文献1のように、温熱体を人体(衣類)に貼り付けるための手法が種々考案されている。この特許文献1に開示された手法では、温熱体の両端部に、人体の背中に巻き回すのに十分な長さの紐を取付け、その紐を背中越しに引っ張ることで、温熱体を背中に貼ったような場合でも、他人の手を借りずに、温熱体を一人で剥がすことができる。
特開2000−237225号公報
しかしながら、上述した特許文献1に開示された発明では、背中から前へ届くほどの紐を温熱体に取付けるものであるため、その紐が邪魔になるとともに、外見上も芳しくないという問題があった。
そこで、本発明は、温熱体を人体や衣類に貼り付けて使用する場合に、その剥離を容易に行うことができる貼付用温熱体を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、酸化作用により発熱する組成物を収容した袋体からなる貼付用温熱体であって、前記袋体の一方の面に塗布又は貼着される粘着面と、前記粘着面内に形成されるとともに、該粘着面の外縁に接触するように位置される非粘着部と、前記粘着面内の前記非粘着部に相当する部分に貼り付けられる、上面が非粘着性で小面積の小シートと、前記小シートと前記粘着面の両方を覆うように貼り付けられる剥離シートとを有することを特徴とする貼付用温熱体である。このような本発明によれば、粘着面により当該温熱体を、背中側など手の届きにくいところに貼り付けた場合であっても、非粘着部に指を入れることにより容易に剥がすことができる。
また、本発明において、前記非粘着部は、前記粘着面内において立体的に突出されるツマミ部としてもよい。この場合には、ツマミ部を袋体の外方に引き出した状態で、この温熱体を貼り付ければ、ツマミ部を引っ張ることにより、容易に剥がすことができる。
以上説明したように、本発明の貼付用温熱体によれば、温熱体を人体や衣類に貼り付けて使用する場合に、その剥離を容易に行うことができる。
(構成)
以下に添付図面を参照して、本発明に係る貼付用温熱体の実施形態を詳細に説明する。図1は、本実施形態に係る貼付用温熱体の構成を示す上面図である。
図1に示すように、本実施形態にかかる温熱体は、基本的に、酸素の存在下で酸化作用により発熱する発熱組成物を収容する袋体1を備えている。
前記袋体1は、2つの矩形状の面部材を貼りあわせて形成された内部中空の扁平状をなし、この内部中空に発熱組成物が封入されている。また、袋体1には、外縁部分に例えばマチ部分のような貼りあわせ部を設けてもよい。これらの2つの面部材は、一方が、少なくとも一部が通気性を有し、他方が、粘着層を有する粘着面2となっている。通気面は、少なくとも一部が通気性を有する単層又は積層シートで構成されている。
袋体1の一面を構成する通気性のシートとしては、例えば、単層又は積層の多孔質フィルム又はシートを用いることができる。このフィルム又はシートを構成する樹脂としては、従来温熱体で用いられる公知のものが使用でき、必要発熱量、温度、用いる発熱組成物等に合わせて適切な通気度のものを適宜選択することができる。また、上記のフィルム又はシートは、不織布等の被覆材と積層してもよい。このような被覆材も、従来温熱体に用いられるものが使用でき、ナイロン、ビニロン、ポリエステル、レーヨン、アセテート、アクリル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル等の人工繊維;綿、麻、絹等の天然繊維を、1種又は2種以上含む、布(不織布、織布)、紙、フィルムなどが挙げられる。
また、前記袋体1の一面を構成する粘着面2は、例えば、2枚のシートから形成されており、これら2枚のシートは、発熱組成物を通過させない内被シート、及び粘着層を有する外被シートとすることができる。この内被シートと外被シートとは、周縁部で接着されている。
特に、外被シート表面には、粘着層が形成されており、この粘着層を形成するには、外被シート(B)(例えば不織布)に粘着剤又はゲルを塗布してもよく、また、両面テープを貼付てもよい。この粘着剤としては、公知のものが使用でき、従来当該分野で使用されたものが使用できる。具体的には、例えば、ゴム系粘着剤組成物、アクリル系粘着剤組成物、その他の熱可塑性樹脂(例えば、ポリアミド系、ポリエチレン系、セルロース系樹脂)を主成分とする粘着剤組成物等が挙げられる。
本実施形態に係る温熱体では、未使用時には、その粘着面2が剥離シート4で覆われている。この剥離シート4の材料は、従来から発熱剤の粘着層の被覆用シートとして使用されているものであれば、いずれであってもよい。例えば、各種プラスチック・フィルムや薄層金属、プラスチック・フィルムと紙との積層体が、剥離シートとして用いられる。また、剥離シート4には、シリコーン系、アルキルアクリレート系、フッ素系等の剥離コート剤が塗布されていてもよい。プラスチック・フィルムを構成する高分子化合物の例としては、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレン、及びポリ塩化ビニルが挙げられる。
また、袋体1に封入される発熱組成物は、酸素と接触して発熱する組成物であればよく、一般的には、酸化反応により発熱する鉄粉等の金属粉と水を必須成分とし、活性炭、食塩や塩化カリウム等の無機塩化物、及び吸水性ポリマー、バーミキュライト、おが屑、シリカ系物質等の保水剤等を含む組成物が使用されている。例えば、発熱体の重量を100%として、鉄35〜80重量%、活性炭1〜10重量%、塩化物1〜10重量%、水5〜45重量%、保水剤1〜45重量%からなるものが挙げられる。この発熱組成物は、一般的には粉体(粒状物を含む)であるが、それに限らず、アルコールの含有、加圧等の手段によってシート状に成形されていてもよい。
そして、本実施形態では、粘着面2内に、粘着面2の外縁に接触するように位置される非粘着部3が形成されている。この非粘着部3は、粘着面2の外縁部分の中央に位置されており、人の指が入る程度(例えば、2.5cm〜3cm)の幅を有している。また、この非粘着部3は、図2に示すように、矩形状の袋体1の四隅に三角形状として形成してもよい。
(非粘着部の形成方法)
上記非粘着部3は、粘着面2を形成する粘着剤を貼り付け又は塗布しないことにより形成してもよく、また、非粘着性のシートで覆うことにより形成してもよい。
例えば、図1(a)及び(b)に示すように、粘着剤を塗布して形成する場合には、非粘着部3を避けて粘着剤を塗布したり、また、非粘着部3を切り欠いた形状の両面粘着シートを貼り付けて形成してもよい。
また、図3(a)〜(c)に示すように、剥離シート4にミシン目4bを形成し、このミシン目4bに沿って切り裂きながら、剥離シート4を剥がすことによって、非粘着部3に相当する箇所に剥離シート4の残余部分4aを残し、残余部分4aを非粘着部3としてもよい。
さらに、図4に示すように、粘着面2内の非粘着部3に相当する部分に、上面が非粘着性で小面積の小シート5を貼り付け、この小シート5と粘着面2の両方を覆うように剥離シート4を貼り付けるようにしてもよい。この場合には、剥離シート4を剥がしても、非粘着部3に相当する部分に表面が非粘着性の小シート5が残ることから、これを持って非粘着部3を構成することができる。
また、粘着剤を塗布する場合には、図5(a)〜(e)に示すような方法により、非粘着部3を形成することができる。
先ず、同図(a)に示すように、粘着剤を塗布する前の袋体1の表面において、非粘着部3を形成する部分にカバーフィルム6を貼り付け、同図(b)に示すように、その状態で粘着剤を塗布する。その後、同図(c)に示すように、カバーフィルム6を剥がすことにより非粘着部3を形成する。次いで、同図(d)及び(e)に示すように、剥離シート4を貼り付けて、完成させる。
なお、前記非粘着部は、図7(a)に示すように、粘着面2内において立体的に突出されるツマミ部7としてもよい。このツマミ部7は、例えばビニルテープを折り曲げて環状とし、粘着面同士を貼りあわせてツマミを形成するとともに、貼り合わせた部分の開放端を押し開き、その部分の粘着面7aを粘着面2に貼り付けることにより、簡単に形成することができる。このツマミ部7は、使用前にあっては、折りたたんで袋体1の表面に密着させ、その上から剥離シート4で覆うことでコンパクトに収容することができる。
(使用方法・作用)
以上の構成を有する貼付用温熱体は、以下の方法で使用することができる。
すなわち、本実施形態に係る温熱体は、通常、製造後使用時まで、実質的に酸素を透過させない外袋に密封されて保存される。一般的には、上記のように粘着面2が剥離シート4で被覆された状態で、耐湿非通気性材料で構成されている外袋に入れられて保存される。外袋が非通気性であるので、発熱組成物は空気(酸素)と接触できず、化学反応して発熱することなく保存される。そして、外袋を開封すると、空気(酸素)が通気性シートを通過して発熱体に接触し、それによって酸化反応が開始され、反応熱が放出される。なお、外袋用材料の代表例として、アルミニウム薄層とポリマー・フィルムとが積層されてなるものが挙げられる。
そして、本実施形態では、粘着面2内に非粘着部3を形成したため、粘着面2により当該温熱体を、背中側など手の届きにくいところに貼り付けた場合であっても、非粘着部3に指を入れることにより容易に剥がすことができる。また、ツマミ部7を取付けた場合には、ツマミ部7を袋体1の外方に引き出した状態で、この温熱体を貼り付ければ、ツマミ部7を引っ張ることにより、容易に剥がすことができる。
実施形態に係る貼付用温熱体の上面図である。 実施形態に係る貼付用温熱体の変形例を示す上面図である。 実施形態において、ミシン目を付けることで非粘着部を形成する方法を示す説明図である。 実施形態において、小シート5を貼り付けることで非粘着部を形成する方法を示す説明図である。 実施形態において、カバーフィルム6により粘着剤の塗布を遮ることで非粘着部を形成する方法を示す説明図である。 実施形態において非粘着部を立体的なツマミ部とした場合を示す説明図である。
符号の説明
1…袋体
2…粘着面
3…非粘着部
4…剥離シート
4b…ミシン目
4a…残余部分
5…小シート
6…カバーフィルム
7…ツマミ部

Claims (1)

  1. 酸化作用により発熱する組成物を収容した袋体からなる貼付用温熱体であって、
    前記袋体の一方の面に塗布又は貼着される粘着面と、
    前記粘着面内に形成されるとともに、該粘着面の外縁に接触するように位置される非粘着部と
    前記粘着面内の前記非粘着部に相当する部分に貼り付けられる、上面が非粘着性で小面積の小シートと、
    前記小シートと前記粘着面の両方を覆うように貼り付けられる剥離シートと
    を有することを特徴とする貼付用温熱体。
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