JP2707727B2 - 移植機の伝動ケース - Google Patents

移植機の伝動ケース

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正文 佐伯
裕之 新山
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、田植機等の移植機の伝動ケースに関するも
のである。
[従来の技術] 例えば、従来の田植機には、特開昭55−7085号公報に
開示されているように、駆動回転される植付駆動軸から
複数の伝動経路に分岐伝動し、該伝動経路を介して複数
の植付装置を駆動する構成とした田植機において、前記
複数の伝動経路の伝動ケースを左右半割りに形成したも
のがあった。
[発明が解決しようとする課題] 上記従来の田植機は、左右半割りのケースを合わせて
伝動ケースを構成するものであるから、その合わせ面の
シール性を確保するために、大きなシール部材が必要と
なり、また、合わせ面の平坦度を高精度に加工する必要
があった。さらに、左右のケースを多数の箇所でボルト
等の締め付け手段で締め付けて連結一体化する必要があ
るので、コストが高く、組立て工数も多くかかるという
問題点があった。そこで、本発明は、上記従来装置の問
題点を解決し、低コストで組立も容易な伝動ケースの構
造を提供することを課題としている。
[課題を解決するための手段] 上記課題を解決するため、本発明は、次のような構成
を採用した。すなわち、本発明にかかる移植機の伝動ケ
ースは、駆動回転される植付駆動軸から複数の伝動経路
に分岐伝動し、該伝動経路を介して複数の植付装置が駆
動される構成とした移植機において、前記複数の伝動経
路の伝動ケースを、ケース内の中空部の中間部が狭く該
中間部から両端部側になるほど広くし且つ両端部を開口
した形態に成形したことを特徴としている。
[作用] 伝動ケースを、該ケース内の中空部の中間部が狭く該
中間部から両端部側になるほど広くし、且つ両端部を開
口した形態に成形するので、成形時において、中空部を
成形する中子を成形後に左右両端から抜き出すことがで
きる。このため、伝動ケースを半割り構造とせず、一体
的に成形でき、組立が容易で、低コストのものとするこ
とができる。
[実施例] 以下、本発明の実施例について具体的に説明する。第
1図乃至第5図は、本発明を施した移植機の1例である
田植機をあらわすもので、この田植機(移植機)1は、
乗用走行車体2の後部に設けたリンク装置3に田植え用
の作業機部分4が装着されている。
走行車体2は、車体の前部に配設したミッションケー
ス5の後部に側面視で横向きU字形の連結フレーム6が
設けられ、該連結フレーム内にデフケース9が収納され
ている。デフケース9の両側面部から左右のフロントア
クスルケース10,10が外方に突設され、その端部に前輪
支持ケース11,11が変向可能に垂設され、該前輪支持ケ
ースの下端部に左右の前輪12,12がそれぞれ軸支されて
いる。ミッションケース5の前部にはステアリングケー
ス13が設けられており、それから上向きに突設したステ
アリングシャフト14の上端部にステアリングホイール15
が取り付けられている。
また、前記連結フレーム6の背面部には後方に延出す
る主フレーム7の前端部が固着連結されており、該主フ
レーム7の後端部にサイドクラッチケースとリヤアクス
ルケースを一体成形したリヤケース16が設けられてい
る。該リヤケースの左右両端部にチェンケース17,17が
後向きに取り付けられ、その後端部に後輪18,18がそれ
ぞれ軸支されている。
エンジン20は、側面視で前後の車軸12a,18aの中間部
に位置させ、前記主フレーム7に固着したブラケット2
1,21の上に設置されている。エンジンの回転出力は伝動
軸23によって前方に伝えられ、該伝動軸の前端部でクラ
ッチを兼ねる副変速装置24を介してミッションケース5
に伝動される。伝動軸側のプーリ26とミッションケース
入力軸側のプーリ27との間に高速伝動用と低速伝動用の
2本のベルト28,28′が張架されており、いずれかのベ
ルトを緊張させて伝動を行なうとともに、両方のベルト
の緊張を解除させてクラッチを切るように構成されてい
る。ミッションケース5から取り出された出力は前後の
車軸に伝えられるとともに、作業部駆動軸29を介してPT
O軸30に伝えられる。また、伝動軸23の回転力は、ベル
ト31でエンジン20の側方に設けた油圧アセンブリ32の油
圧ポンプにも伝動される。この油圧アセンブリ32の下側
に後記リンク装置駆動用の油圧シリンダ33が前後に略水
平に設けられている。
エンジン20の周辺にはキャブレター35、燃料タンク36
等が設けられ、これらを覆うカバー37の上に操縦席38が
前記ステアリングホイール15に対向させて設置されてい
る。
リンク装置3は、前記チェンケース17,17に架設した
台板40の上に立設した背面視門形の枠体42と、該枠体に
支持された上リンク43および下リンク44と、前記上下リ
ンクの後端部に取り付けられ下端部に作業機部分が装着
される連結枠45とから構成されている。上リンク43が取
り付けられている軸46の右端部は枠体42よりも外方に突
出しており、この部分にアーム48が一体に設けられてい
る。該アーム48の先端部はチェンリンクからなる継手部
材49を介して前記油圧シリンダ33のピストンロッド33a
に連結されている。油圧シリンダ33を伸縮させると、上
下リンク43,44が上下に回動させられ、連結枠45が一定
姿勢に保持されたまま昇降する。
作業機部分4は、箱状のセンター伝動ケース50と、そ
の左右両端部から後方に延設されたサイド伝動ケース5
1,51とを備え、該サイド伝動ケースの後端部に2組づつ
計4組の植付装置52,…が設けられている。これらの上
方には、苗を載せておく苗載台54が、前側が上位となる
よう傾斜させて、左右に滑動自在に支持されている。苗
載台54は苗を下方に移送させるベルト式の縦送り装置55
を有する。また、苗載台54の下側には、台上の苗を受け
る受板56が固定して設けられている。
第5図は伝動ケースの断面図であって、前記PTO軸30
の回転動力はベベルギヤ60,61を介してセンター伝動ケ
ース50内の植付駆動軸62に伝えられる。植付駆動軸62の
両端部はサイド伝動ケース51の基部側に突出しており、
その突出端部にスプロケットホイール64がそれぞれ取り
付けられている。植付駆動軸62とスプロケットホイール
64とは定位置クラッチ65を介して伝動されるので、植付
駆動軸62の回転が停止するとスプロケットホイール64が
定位置で停止する。サイド伝動ケース15の先端部側には
植付取付軸67が支承されており、該取付軸のスプロケッ
トホイール68と前記スプロケットホイール64の間に伝動
手段としてのチェン69が張架されている。植付取付軸67
の両端部はサイド伝動ケース51外に突出し、ここに植付
装置52のロータリケース71が一体に取り付けられてい
る。植付装置52は、ロータリケース71の両端部に一対の
植付杆72,72が設けられており、植付取付軸67を中心と
してロータリケース71が回転することにより植付杆72,7
2が所定の軌跡を描きながら上下動しつつ、苗載台54上
の苗を1株づつ取り出して圃場に植え付けてゆくように
構成されている。
また、センター伝動ケース50内には、軸方向に摺動自
在で、ケース外に突出した両端部が苗載台54に固着され
ている移動棒74と、横送り用のリードカム軸75と、縦送
り用の回転軸76が設けられている。リードカム軸75は外
周部に螺旋状のリード溝77が形成され、これに移動棒74
と一体に設けたリードメタル78の爪79が係合している。
リードカム軸75が回転すると、溝77に沿ってリードメタ
ル78が移動し、これによって苗載台54が左右に往復動さ
せられる。なお、植付駆動軸のギヤ80,81,82とリードカ
ム軸のギヤ83,84との組合せからなる変速装置でリード
カム軸75の回転速度を変えることにより、苗載台54の横
送り速度を調節することができる。一方、回転軸76は、
リードカム軸のギヤ83と回転軸のギヤ85を介してリード
カム軸75から伝動され、常時回転している。苗載台54が
左右行程の端部に到達すると、ケース外に突出した端部
に固着したアーム87が前記縦送り装置55を作動させ、苗
載台54上の苗を1列分づつ下方へ移送する。
サイド伝動ケース51の本体は、植付駆動軸62の突出部
を収容する基部51aと、植付取付軸67を支承する先端部5
1bと、両者を結ぶテーパ筒状の筒部51cとからなり、ボ
ルト90によって基部51aがセンター伝動ケース50に取り
付けられている。図示の如く、筒部51cは側面視におい
ても平面視においても中間部Mの径が最も小さく、該中
間部より基部側および先端部側へゆくほどテーパ状に径
が大きく形成されているとともに、基部側と先端部側の
端面には前記テーパの延長上に開口部91,92が形成さ
れ、該開口部にはカバー93,94が取り付けられている。
また、基部51aの外側面および先端部51bの内外両側面
は、蓋体96,97,97がそれぞれ取り付けられている。サイ
ド伝動ケースの本体は、以上のように構成されているた
め、中子を使用することにより、鋳造、例えばアルミダ
イキャスト等で一体に成形することができる。前後のカ
バー93,94は本体に簡単に着脱することができるので、
サイド伝動ケース51を組付け後も、内部の点検や調整を
容易に行なうことができる。
これら作業機部分の機体下側には、機体を水田面上に
支持する左右一対のフロート100,100が上下に回動自在
に枢着されている。左右両フロートの前部に掛け渡した
横棒101に上下動検出用のロッド102が取り付けられてお
り、この検出結果に応じて油圧バルブを制御するように
なっている。例えば、フロートが上動すると前記油圧シ
リンダ33を伸長させて機体を持ち上げ、逆にフロートが
下動すると油圧シリンダ33を収縮させて機体を下降させ
ることにより、苗の植付深さを常に一定に保持するよう
になっている。
この作業機部分4は、平面図から明らかなように、フ
ロート100,100の後部100a,100aが狭められており、平面
視で植付装置52とフロート100とが重ならないように設
けられている。このため、ロータリケース71の先端部の
軌跡における最下部のレベルをフロート100の上面のレ
ベルよりも低く設定することができ、ロータリケース71
の回転半径が小さくてすむので、植付装置全体のコンパ
クト化が可能である。
また、第6図に示すフロート100′のように前実施例
の左右のフロート100,100を前部で一体化し、これに直
接取り付けたロッドで上下動を検出するように構成する
と、前記昇降制御が効果的に行なわれるという利点があ
る。
[発明の効果] 以上に説明したように、本発明の移植機の伝動ケース
は、ケース内の中空部の中間部が狭く、該中間部から両
端部側になるほど広くし、且つ両端部を開口した形態に
成形したので、伝動ケースを左右半割り構成にせず、一
体的に成形できるようになり、伝動ケースのコストダウ
ン及び組立て工数の低減が図れるようになった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる移植機の1例である田植機の側
面図、第2図はその平面図、第3図は要部の側面図、第
4図は作業機部分の側面図、第5図は伝動ケースの展開
断面図、第6図はフロートの形状を示す説明図である。 1…田植機(移植機)、2…走行車体、3…昇降装置、
4…作業機部分、5…ミッションケース、12…前輪、18
…後輪、20…エンジン、50…センター伝動ケース、51…
サイド伝動ケース、51a…基部、51b…先端部、51c…筒
部、52…植付装置、54…苗載台、62…植付駆動軸、67…
植付取付軸、69…チェン(伝動手段)、91,92…開口
部、93,94…カバー、100,100′…フロート。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動回転される植付駆動軸から複数の伝動
    経路に分岐伝動し、該伝動経路を介して複数の植付装置
    が駆動される構成とした移植機において、前記複数の伝
    動経路の伝動ケースを、ケース内の中空部の中間部が狭
    く該中間部から両端部側になるほど広くし且つ両端部を
    開口した形態に成形したことを特徴とする移植機の伝動
    ケース。
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JPH0576213U (ja) * 1992-03-26 1993-10-19 三菱農機株式会社 移植機の駆動ケース
KR100756116B1 (ko) * 2005-09-07 2007-09-05 가부시끼 가이샤 구보다 모종 이식 장치
EP2359944A3 (en) 2010-02-24 2013-01-16 Hitachi Construction Machinery Co., Ltd. Self-propelled screen

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