JPS6030895Y2 - 乗用型田植機 - Google Patents

乗用型田植機

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JPS6030895Y2
JPS6030895Y2 JP1979046291U JP4629179U JPS6030895Y2 JP S6030895 Y2 JPS6030895 Y2 JP S6030895Y2 JP 1979046291 U JP1979046291 U JP 1979046291U JP 4629179 U JP4629179 U JP 4629179U JP S6030895 Y2 JPS6030895 Y2 JP S6030895Y2
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JP
Japan
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planting
transmission case
sub
center line
rolling
Prior art date
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JP1979046291U
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JPS55145111U (ja
Inventor
伊佐男 石田
弘和 仲
誠二 酒井
栄一郎 木下
仁史 山崎
裕之 新山
勝 野村
Original Assignee
井関農機株式会社
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Publication date
Application filed by 井関農機株式会社 filed Critical 井関農機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、乗用車体の後部にリフト機構を介して田植作
業機を昇降可能に連結部特に、リフト機構の後部にロー
リング装置を介して田植作業機を連結した乗用型田植機
に関するものである。
〔従来の技術〕
この種の乗用型田植機においては、その田植作業機は、
多条の苗を同時に植付ける関係で機体が左右方向に長く
形成され、このため、ローリング装置との連結部位にお
ける田植作業機の左右バランスを良好に保持することが
ローリングを円滑に行わせるために重要となっている。
従来の乗用型田植機では、苗の植付条数が4条、6条、
8条、104等の偶数のものが多く、苗を植付ける苗植
込体および伝動ケースは、ローリング装置を中心に左右
に同数ずつ対称に配設するように構成するだけで左右バ
ランスをとることができた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところが、近年、例えば5条植のような奇数条植の乗用
型田植機が出現するに及んで、田植作業機のローリング
装置に対する左右バランス構成は難しいものとなった。
即ち、数字のうえでは、口−リング装置のローリング線
上に1個の苗植込体を配置し、この苗植込体を中心に左
右に2個ずつの苗植込体を配設することで左右対称とな
って、簡単に左右バランスがとれるように思われる。
しか腰周知のように苗植込体は、植付部の主伝動ケース
から副伝動ケースを介して支持され、これに動力に伝達
するに際し、各苗植込体毎に副伝動ケースを設けていた
のでは構成が複雑となるばかりでなく重量が重くなって
好ましくないので、1個の副伝動ケースに対し植込軸ケ
ースを介して左右一対の苗植込体を配設するようにして
いるところから、奇数多条植の苗植込体の配置構成は特
別の工夫が必要となっている。
このため、ローリング中心線を車体の左右中心から左右
にずらせて設けると、乗用牽引車に田植作業機以外の作
業機を装着して使用する場合に使用できないことになる
し、また、ローリング軸心を車体の左右中心から左右い
ずれかに外すと、田植作業機の苗タンクが左右に移動し
たときに重心位置のずれが大きく、さらに、田植作業機
をリフト機構により揚上して路上走行するときや機体を
旋回させるときに、苗タンクを機体の左右中央位置に停
止させた状態においても田植作業機が一側方へ傾くこと
になり、ローリング中心線は車体の左右中心位置に設け
ざるを得ない。
また、ローリング中心線を車体の左右中心線に位置させ
ると、奇数多条植においては、植付軸ケースを左右に等
間隔に配置すると、伝動ケースの左右への張出し長さも
同じになって、ローリング中心線の延長線上に設けられ
る1個の苗植込体の植付軸ケースとの左右バランスがと
れない問題があり、上述のような特別の工夫を必要とし
ている。
本考案は上記の事情にかんがみなされたもので、例えば
5条植等の奇数多条植の田植作業機を、ローリング装置
から左右にバランスよく配設し、ローリングを良好に行
わせることができる乗用型田植機を提供することを目的
とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この目的のため本考案は、田植作業機は、植付主伝動ケ
ースと、これより分岐されて後方へ延びる複数の植付副
伝動ケースと、各植付副伝動ケースの後部に左右方向へ
突出する植付軸ケースを介して横方向に並列配置され、
そのうちの1個のものがローリング中心線上に位置する
奇数かつ複数個の苗植込体とを有し、上記植付主伝動ケ
ースは、ローリング中心線に対し、左右方向へ延出する
長さを異にし、その短長側に分岐される植付副伝動ケー
スでは、植付軸ケースを当該植付副伝動ケースに対しロ
ーリング中心線より離れる外側方向へ大きく突出して苗
植込体の配置間隔を所定に保持し、一方、長大側に分岐
される植付副伝動ケースでは、植付軸ケースを当該植付
副伝動ケースに対しローリング中心線の側へ近づく内側
方向へ大きく突出して苗植込体の配置間隔を所定に保持
し、ローリング中心線に対する植付軸ケースの突出方向
を左右逆に異ならしめてなることを特徴とするものであ
る。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明する。
図において、符号1は乗用車体で、その後部に、アッパ
リンク2、ロアリンク3および図示しない油圧シリンダ
などより成るリフト機構4を介して田植作業機5が連結
されている。
乗用車体1は、図示していないが、エンジン、ミッショ
ンケースなどを有し、ミッションケースの前後には、そ
の上部にバンドル6、運転席7、その下部に前輪8、後
輪9を有し、この後輪9は、上記ミッションケースの後
部両側より後方斜め下方に向けて延出される伝動ケース
10の下端部に取付けられ、従って、左右の伝動ケース
10は、ミッションケースに対して門型に配設され、左
右の後輪9.9間には、空間部が形成される。
そして、エンジンからの動力は、図示しないベルトによ
る動力伝達手段、トランスミッション、伝動ケース10
内の動力伝達機構などを経て後輪9に伝達されると共に
、田植作業機5にも伝達されるようになっている。
一方、リフト機構4は、乗用車体1の後部の座席取付用
フレーム11の後部に前端を枢着され、後端をそれぞれ
ローリングボックス12に枢支されたアッパリンク2、
ロアリンク3、これらリンクを上下動するための図示し
ない油圧シリンダなどより構成されている。
そして、このリフト機構4と田植作業機5との連結は、
ローリングボックス12の後部に乗用車体1の前後方向
の中心線上において後方斜め下方へ突設されたローリン
グピン軸13の先端部を田植作業機5の植付部フレーム
14の前部で左右の中央位置に設けたボス15に軸受1
6,16を装着して成るローリング受部に軸支し、軸受
6を、蓋体17によりボス15内に固定して行われてい
る。
なお、この田植作業機5においては、道路交通法などの
関連諸法規の関係および田植作業の能率化などにより、
該作業機5を乗用車体1に連結したまま走行しうる幅の
5条植のものが示されており、従って、中央の苗植込体
18は、植付部フレーム14の前後方向の中心線すなわ
ちローリングピン13の線上に配設され、その左右側に
、それぞれ2個ずつの植込体18が配置されている。
また、該フレーム14上には、苗タンク19が、上部を
乗用車体1側に傾斜して左右方向に往復移動するように
取付けられている。
そして、苗植込体18への動力の伝達は、ミッションケ
ースより後方へ導出される動力伝達軸20、植付部フレ
ーム14の前後方向の中心線より右側に偏して位置し、
ローリングボックス12に軸支されるブーIJ21、上
記軸受16.16を取付けているボス15の側部および
植付部フレーム14の側壁に軸受22,22により軸支
されている軸23に固定したプーリ24、上記プーリ2
1.24に張架されでいるベルト25などより戒り、ロ
ーリングピン13とそれらの中心線が同一平面上に配設
されている伝動機構の軸23に固定されているチェノホ
イール26、フレーム14から左右にローリング中心か
らの長さをLと1rLLに変えて突出する植付部の主伝
動ケース14a、14bに軸支される軸27に固定され
ているチェノホイール28、これらチェノホイール26
.28に張架されているチェノ29、植付部フレーム1
4の上記中心線上に位置する中央部の苗植込体18より
右側に一定距離だけ隔ったところに位置して主伝動ケー
ス14bから後方に突設する副伝動ケース30および該
フレーム30の左右側において同じく突出する副伝動ケ
ース31.32内にそれぞれ設けられる伝動機構33な
どを介して行われる。
苗植込体18を装着している植付軸ケース34は、副伝
動ケース30,31,32からの左右突出長さが異って
おり、ローリング中心に対し、副伝動ケース32では外
側の突出量を短く、内側の突出量を長くし、副伝動ケー
ス30.31では内側の突出量を短く、外側の突出量を
長くしている。
そして、主伝動ケース14aと14bの左右の長さが異
るのを、副伝動ケース30,31,32の配分および植
付軸ケース34の左右突出長さを変えることにより、ロ
ーリング中心に対し左右のバランスをとっている。
また、上記プーリ21.24に張架されるベルト25に
は、植付部フレーム14に一端が軸支されているアーム
35の他端に軸支されるテンションプーリ36が、その
下方の弛み側において上方へと押圧されるようになって
おり、これも、田植作業機5の上記ローリングピン13
に関する回転モーメントのアンバランスを補って、該作
業機を水平状態に保持するようにしている。
なお符号37は、植込体18を配設するため中央部に切
欠を設けたセンタフロート、38はサイドフロートであ
る。
また、上記実施例においては、テンションプーリ36は
植付部フレーム14の右側でしかもベルト25の下部を
上方へ押圧するように配設したが、このような配設に限
られるものではなく、要は、田植作業機5の左右側のロ
ーリングピン13に関する上記回転モーメントがバラン
スするように適宜配設されるものである。
本考案は、上記のように構成されているから、エンジン
よりミッション、左右側の伝動ケース10内の伝動機構
などを介して後輪9が駆動されて乗用車体1は走行し、
リンク機構4を介してその後部に連結されている田植作
業機5は、下降されてセンターフロート37、左右サイ
ドフロート38を介して、田面上を水平状態を保って滑
走すると共に、その苗植込体18は、上記ミッションよ
りの動力が、動力伝達軸20、プーリ21,24、テン
ションプーリ36により上方に押圧されるベルト25、
チェノホイール26.2B、チェノ29、軸27、伝動
機構32などを介して、動力が伝達されて、上下方向に
往復運動して左右方向に往復運動する苗タンク19より
苗を一株ずつ切出して田面に植付ける。
そして、上記のようにして、田植機が走行している間に
、乗用車体1は、前、後輪8,9が耕盤の凹凸等により
上下あるいは左右動すると、これにつれてリフト機構4
の各リンク、ひいてはローリングボックス12も該車体
1と共に上下あるいは左右動するが、上下動は、フロー
トの上下動に関連してリフト機構4を介して田植作業機
5を上下動させて修正し、左右動は、上記ローリングピ
ン13が植付部フレーム14の前部の左右中央位置に設
けたボス15内の軸受16,16に回動自在に軸支され
、またローリングピン13を中心に主伝動ケース14a
、14b、副伝動ケース30〜31、植付軸ケース34
および苗植込体18が左右にバランスよく配置されてい
ることもあって、ローリングピン13が回動して田植作
業機5は左右に傾動せず、はぼ水平状態を保って走行し
、苗を一定深さに植付けることができる。
また、ローリングボックス12から突設されているロー
リングピン13を回動自在に軸支するボス15は、植付
部フレーム14自体に入り込んで一体的に設けられてい
るうえ、その側部に、該フレーム14の側壁に入り込む
ようにして、田植作業機5への入力軸23を軸支してい
るから、ローリングピン13を回動自在に軸支するロー
リング装置は、従来のローリング装置のように、植付部
フレームから前方に突出して設けていたものに比べてそ
の構造が一段と簡単、かつ強固になると共に、田植作業
機5へ入力するための構造もまた簡単になる。
さらに、上記プーリ21.24、これらプーリ間に張架
されているベルト25などより成る伝動機構による田植
作業機5への入力は、上記伝動機構が、ローリングピン
13とそれらの中心線が同一平面上に位置するようにし
て行われるから、乗用車体1の耕盤の凹凸による左右方
向への傾動に起因して上記伝動機構が多少左右に傾いた
としても、該機構におけるベルト25は、テンションプ
ーリ36の作用によってほぼ一定状態に保持され、従っ
て、田植作業機は、無理な力を受けることなく、上下の
振動が緩和される。
〔考案の効果〕
以上の説明から明らかなように、本考案においては、ロ
ーリング装置12に装着される田植作業機5の植付部上
伝動ケース14a、14bを、ローリング中心線から左
右に延びる長さを変え、この長さの異なる主伝動ケース
から分岐される副伝動ケース30〜31に設けられて、
1個のものがローリング中心線上に位置する奇数、複数
個の苗植込体18を支持する植付軸ケース34の、ロー
リング中心線に対する突出長さを、主伝動ケースの長、
短側によってそれぞれ変えて構成したから、例えば5条
植等のような奇数の多条植の田植作業機においても、ロ
ーリング中心線に対し植付部の左右のバランスを良好に
保持することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案の一実施例を示すもので、第1図は概略
の側面図、第2図は平面図、第3図は背面図、第4図は
部分側面図である。 1・・・・・・乗用車体、4・・・・・・リンク機構、
5・・・・・・田植作業機、12・・・・・・ローリン
グボックス、13・・・・・・ローリングピン、14・
・・・・・植付部フレーム、14a、14b・・・・・
・主伝動ケース、18・・・・・・苗植込体、30〜3
2・・・・・・副伝動ケース、34・・・・・・植付軸
ケース。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 乗用牽引車の後部にリフト機構とローリング機構とを介
    して田植作業機を昇降可能、かつ左右にローリング可能
    に連結支持した乗用型田植機において、田植作業機は、
    植付主伝動ケースと、これより分岐されて後方へ延びる
    複数の植付副伝動ケースと、各植付副伝動ケースの後部
    に左右方向へ突出する植付軸ケースを介して横方向に並
    列配置され、そのうちの1個のもの力釦−リング中心線
    上に位置する奇数かつ複数個の苗植込体とを有し、上記
    植付主伝動ケースは、ローリング中心線に対し、左右方
    向へ延出する長さを異にし、その短長側に分岐される植
    付副伝動ケースでは、植付軸ケースを当該植付副伝動ケ
    ースに対しローリング中心線より離れる外側方向へ大き
    く突出して苗植込体の配置間隔を所定に保持し、一方、
    長大側に分岐される植付副伝動ケースでは、植付軸ケー
    スを当該植付副伝動ケースに対しローリング中心線の側
    へ近づく内側方向へ大きく突出して苗植込体の配置間隔
    を所定に保持し、ローリング中心線に対する植付軸ケー
    スの突出方向を左右逆に異ならしめてなる乗用型田植機
JP1979046291U 1979-04-06 1979-04-06 乗用型田植機 Expired JPS6030895Y2 (ja)

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JP1979046291U JPS6030895Y2 (ja) 1979-04-06 1979-04-06 乗用型田植機

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Publication Number Publication Date
JPS55145111U JPS55145111U (ja) 1980-10-18
JPS6030895Y2 true JPS6030895Y2 (ja) 1985-09-17

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ID=28926137

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JP1979046291U Expired JPS6030895Y2 (ja) 1979-04-06 1979-04-06 乗用型田植機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5911612U (ja) * 1982-07-14 1984-01-24 株式会社クボタ 田植機

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5338507A (en) * 1976-09-14 1978-04-08 Iseki Agricult Mach Swing motion stop device for planting apparatus of planting machine

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5338507A (en) * 1976-09-14 1978-04-08 Iseki Agricult Mach Swing motion stop device for planting apparatus of planting machine

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JPS55145111U (ja) 1980-10-18

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