JP2703420B2 - 電子式キャッシュレジスタ - Google Patents

電子式キャッシュレジスタ

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JP2703420B2
JP2703420B2 JP3146147A JP14614791A JP2703420B2 JP 2703420 B2 JP2703420 B2 JP 2703420B2 JP 3146147 A JP3146147 A JP 3146147A JP 14614791 A JP14614791 A JP 14614791A JP 2703420 B2 JP2703420 B2 JP 2703420B2
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祐紀雄 坂口
康典 松本
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Sanyo Electric Co Ltd
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Tottori Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は電子式キャッシュレジス
タに関する。
【従来の技術】一般に電子式キャッシュレジスタ(以下
ECRと称す)に於ては、例えば特開昭53−2099
8号公報に示されるように、オペレータ毎の管理をする
為に操作鍵が設けられ、鍵穴に操作鍵を挿入することに
より動作可能に構成され、入力されたキー処理を行なう
度に操作鍵をチェックし、処理中に鍵が抜かれていたり
異なる鍵が挿入されている場合にはエラーとして処理す
るよう構成されている。
【発明が解決しようとする課題】ところでECRは各種
店舗で使用されるが、レストラン等の飲食店で使用され
る場合、オペレータは注文を受ける業務とECRへ登録
する両方の業務を行なっており非常に忙しくECRへの
キー入力を終了次第ECRを離れたいけれども、ECR
の処理が完了する前に操作鍵を抜きECRを離れようと
するとエラーとなる為、ECRの処理が終了する迄EC
Rを離れることが出来ず時間の浪費になるという問題が
有った。通常ECRに於てはECRの処理時間とキー入
力操作の調整を取る為に、キー入力バッファメモリが設
けられ、キー操作が速く行なわれてもキーデータをバッ
ファメモリに蓄積しておくことにより、ECRの処理に
時間がかかる場合でもキー入力は受け付けるよう構成さ
れているので、オペレータとしてはキー入力を済ませる
と操作鍵を抜き取りECRを離れたいが、処理途中で操
作鍵を抜き取るとエラーとなっていた。
【課題を解決するための手段】本発明は上述の問題点を
解消すべくなされたもので、キー入力されたデータが蓄
積されるキー入力バッファメモリと、読み込まれた操作
鍵データを記憶する手段と、キー入力バッファメモリに
キーデータが無い場合操作鍵データの読み込みを行ない
一方キーデータが有る場合には操作鍵データの読み込み
を行なわないよう制御する制御手段で構成したものであ
る。
【作用】本発明は上述の如く構成したので、キー入力が
速く行なわれキー入力バッファメモリに蓄積されている
データは同一のオペレータによるキー入力と判断し、処
理の度に操作鍵の読み込みが行なわれないので、キー入
力を速く行ないキー入力を終了すると、操作鍵を抜いて
もエラーとならない為、キー入力終了でECRを離れる
ことができる。
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。(1)は置数キー、商品部門キー、モードキー等が
設けられたキーボードで、キー信号が制御回路(2)に
供給されている。制御回路(2)はマイクロプロセッサ
で構成されており、キーボード(1)よりのキー信号を
読み取ると処理プログラムが予め記憶されたプログラム
メモリ(3)のプログラムに従って各部を制御してい
る。(4)はレシート用及びジヤーナル用プリンタより
なる印字装置で、レシートを発行するよう構成されてい
る。(5)は商品部門、置数金額あるいは演算結果を表
示する表示器、(6)は登録されたデータが商品部門
別、オペレータ別等に区分されて記憶されているデータ
メモリで、制御回路(2)により書込み及び読み出しが
制御されている。尚制御回路(2)内にも図2に示すよ
うにキー入力バッファメモリ(7)、実行レジスタ
(8)、登録フラグ(9)、操作鍵レジスタ(10)及
び操作鍵メモリ(11)が設けられている。又キーボー
ド(1)には操作鍵が差し込まれる鍵穴が設けられてお
り、差し込まれた操作鍵に対応した操作鍵データを制御
回路(2)に供給するよう構成されている。次に斯る構
成よりなる本発明の動作につき、図3のフローチャート
に基づき説明する。先ずECRに登録操作が行なわれて
いないスタンバイ状態に於ては、制御回路(2)はステ
ップ(S1)でキー入力バッファメモリ(7)をチェッ
クすることにより、キー入力によりキーデータが入力さ
れているか否か判定し、キーデータが入力されていなけ
ればステップ(S2)に進み実行レジスタ(8)に
「0」をセットする。キー入力が有る迄ステップ(S
1)(S2)の処理が繰り返されている。そこでオペレ
ータが登録を行なうべく操作鍵を鍵穴に差し込み、キー
ボード(1)のキー操作を開始しキーデータがキー入力
バッファメモリ(7)に入力されると、ステップ(S
1)でキーデータが入力された事を検出した制御回路
(2)は、ステップ(S3)に進み実行レジスタ(8)
の値が「0」か否かを判定する。今迄キー入力はなく実
行レジスタ(8)には「0」が設定されているので、制
御回路(2)は処理をステップ(S3)からステップ
(S4)に進め、鍵穴に差し込まれた鍵のデータを読み
取り操作鍵レジスタ(10)に入力する。続いてステッ
プ(S5)に進み登録フラグ(9)がセットされている
か否か即ち既にオペレータにより登録処理が行なわれて
いるか否かをチェックする。この登録フラグ(9)は例
えば金額の置数後の商品部門キーが操作されるとセット
される。今まだ最初のキー入力であり登録フラグ(9)
はセットされていないので、制御回路(2)はステップ
(S6)に進み、操作鍵レジスタ(10)に記憶されて
いる操作鍵データを操作鍵メモリ(11)にも記憶させ
る。この結果操作鍵データが操作鍵レジスタ(10)と
操作鍵メモリ(11)の両方に記憶される。次に制御回
路(2)はステップ(S8)に進み操作鍵レジスタ(1
0)と操作鍵メモリ(11)のデータの比較を行ない同
一のオペレータか否かの判定を行なう。今操作鍵レジス
タ(10)と操作鍵メモリ(11)には同一の操作鍵デ
ータが記憶されているので一致が取れる。したがって制
御回路(2)は次にステップ(S9)に進みキー入力バ
ッファメモリ(7)のキーデータを実行レジスタ(8)
に転送し、続いてステップ(S10)で転送したキーデ
ータをキー入力バッファメモリ(7)のシフト動作によ
り削除した後、ステップ(S11)に進み実行レジスタ
(8)に入力されているキーデータに対応したキー処理
を行なう。これにより1つのキー操作の処理が終了する
と、制御回路(2)はステップ(S1)に戻りキー入力
バッファメモリ(7)のデータをチェックする。今登録
のキー操作によりキー入力バッファメモリ(7)にはキ
ーデータが入力されているので、制御回路(2)はステ
ップ(S1)からステップ(S3)に進み実行レジスタ
(8)の値をチェックするが、実行レジスタ(8)には
前回のキーデータが入力されており「0」でないので、
ステップ(S7)に進み操作鍵メモリ(11)に記憶さ
れている操作鍵データを読み出し操作鍵レジスタ(1
0)に書込む。これにより操作鍵レジスタ(10)と操
作鍵メモリ(11)には同一の操作鍵データが記憶され
る。したがって次にステップ(S8)に於て操作鍵デー
タの一致が取れ、続いてステップ(S9)で前述の同様
にしてキー入力バッファメモリ(7)よりキーデータが
実行レジスタ(8)に転送され、前述と同様にステップ
(S10)(S11)と処理することによりキー入力に
対応した処理が行なわれる。以後キー入力バッファメモ
リ(7)にキーデータが有る限りステップ(S3)から
ステップ(S7)に進む処理が行なわれキー入力処理が
行なわれる。この間ステップ(S4)の操作鍵データの
読み込み処理は行なわれないので、キー入力をすばやく
行ないキー入力バッファメモリ(7)にキーデータを入
力し操作鍵を鍵穴から抜いてECRを離れたとしても、
キー入力バッファメモリ(7)に連続してキーデータが
入力されている場合には、キー入力バッファメモリ
(7)に入力されているキーデータに関する処理が正常
に行なわれエラーにはならない。キー入力の最後には登
録を終了するキーデータが入力されるので、登録終了の
キーデータを検出した制御回路(2)は、登録フラグ
(9)をリセットする。そしてキー入力バッファメモリ
(7)に入っていたキーデータの処理を完了すると、制
御回路(2)はステップ(S1)(S2)の処理を繰り
返しスタンバイ状態となる。そこで今度は別のオペレー
タが登録すべく異なる操作鍵を鍵穴に差し込みキー操作
を行なうと、前述と同様にしてステップ(S4)で操作
鍵データが読み込まれキー処理が行なわれる。尚ステッ
プ(S11)の処理は詳細に記載していないけれども、
商品部門別或いはオペレータ別等に区分して集計が行な
われ、データメモリ(6)にデータの登録が行なわれる
と共に、表示器(5)に表示され更に印字装置(4)で
レシート及びジャーナルに印字が行なわれる。次に登録
途中でキー入力が中断し間隔を置いてキー入力される場
合の動作につき説明する。キー入力が中断されている間
にキー入力バッファメモリ(7)のキーデータの処理は
全て終了し、ステップ(S1)(S2)の処理により実
行レジスタ(8)に「0」が書込まれている。そこで同
じオペレータが再びキー入力を行なうと、キー入力バッ
ファメモリ(7)にキーデータが入った事の検出でステ
ップ(S1)からステップ(S3)(S4)へと進み操
作鍵データを操作鍵レジスタ(10)に書込んだ後、ス
テップ(S5)で登録フラグ(9)の状態をチェックす
る。今登録途中であり登録フラグ(9)はセットされた
状態にあるので、ステップ(S8)に進み先程読み込ん
だ操作鍵データと最初にステップ(S6)で操作鍵メモ
リ(11)に書込まれた操作鍵データの比較を行なう。
キー入力が中断している間に操作鍵が抜かれたり、他の
操作鍵が差し込まれていない限り操作鍵データは同一で
あり一致が検出されるので、前述と同様にステップ(S
9)〜(S11)へと処理が進み入力されたキーに対応
したキー処理が行なわれる。しかしながらキー入力が中
断している間に、操作鍵が抜かれたり或いは別の操作鍵
が差し込まれた場合には、ステップ(S4)で読み込ん
だ操作鍵データと最初にステップ(S6)で操作鍵メモ
リ(11)に書込まれた操作鍵データが異なる為、ステ
ップ(S8)の判定に於て制御回路(2)は不一致の検
出で同一のオペレータでないと判断しブザーを鳴らす等
のエラー処理を行ない以後の動作を中止する。これによ
り異なるオペレータのデータが混同して登録されるのが
防止される。
【発明の効果】以上の如く本発明の電子式キャッシュレ
ジスタは、キー入力バッファメモリに連続して入力され
ているキーデータの処理を行なう場合は、操作鍵のチェ
ックを省略するよう構成した事により、オペレータがす
ばやくキー入力しECRの処理が終了しなくても操作鍵
を抜いてECRを離れることができるもので、ECRの
処理が終了する迄待つ必要がなく、オペレータが忙しい
レストラン等の飲食店での使用に於て効果大なるもので
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のECRの構成を示すブロック図であ
る。
【図2】図1の制御回路内の要部の構成を示す模式図で
ある。
【図3】図1の動作状態を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 キーボード 2 制御回路 7 キー入力バッファメモリ 10 操作鍵レジスタ 11 操作鍵メモリ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−96368(JP,A) 特開 昭62−260294(JP,A) 特開 昭60−19296(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鍵穴に操作鍵が挿入されることにより、
    登録が開始される電子式キャッシュレジスタに於いて、
    キーボードと、このキーボードより入力されたキーデー
    タが蓄積されるキー入力バッファメモリと、鍵穴に挿入
    された操作鍵のデータを読取り記憶する手段と、実行レ
    ジスタと、前記キー入力バッファメモリに蓄積されたキ
    ーデータを前記実行レジスタに転送し、この実行レジス
    タに転送されたキーデータに対応したキー処理を実行す
    ると共に、前記実行レジスタにキーデータが存在しない
    状態で前記キーボードから入力が行なわれた場合のみ操
    作鍵データの読み込みを行ない、この読み込んだデータ
    と前記記憶手段中のデータとの比較を行ない、一方前記
    実行レジスタにキーデータが存在する場合には操作鍵デ
    ータの読み込みを行なわないよう前記読取記憶手段を制
    御する制御手段で構成した事を特徴とする電子式キャッ
    シュレジスタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5896368A (ja) * 1981-12-01 1983-06-08 Omron Tateisi Electronics Co 電子式キヤツシユレジスタ
JPS6019296A (ja) * 1983-07-13 1985-01-31 株式会社富士通ゼネラル 電子式キヤツシユレジスタ
JPS62260294A (ja) * 1986-05-07 1987-11-12 東芝テック株式会社 電子キヤツシユレジスタ

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