JP2698983B2 - 緯糸検知方法 - Google Patents

緯糸検知方法

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JP2698983B2 JP18387088A JP18387088A JP2698983B2 JP 2698983 B2 JP2698983 B2 JP 2698983B2 JP 18387088 A JP18387088 A JP 18387088A JP 18387088 A JP18387088 A JP 18387088A JP 2698983 B2 JP2698983 B2 JP 2698983B2
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は緯糸検知方法に関するものであり、さらに
詳しくはジェット織機における同口2本緯入れ方式用緯
糸検知技術に関するものである。
(従来技術) 従来から無杼織機においては回転の高速化により生産
性向上への要求に応えたきたが、ベッドシーツやタオル
などの製品の場合には織物組織的にも受入れられること
から、同口2本緯入れ方式が要求されるようになった。
ところがレピア式織機の場合にはよいとしても、ジェッ
ト織機では緯入れ方式(緯入れ検知センサーとしてエア
ージェットの場合には光電式センサーをまたウオーター
ジェットの場合には電極式センサーをそれぞれ用いてい
る)が異ることから、同口2本緯入れにおける2本同時
緯入れ不良は検知できるとしても、いずれか1本のみが
緯入れ不良の場合にはこれを検知することが従来の技術
では難しかった。このためジェット織機において同口2
本緯入れを採用することは、従来理論的には考えられて
も、実現は不可能であった。
(発明の要旨) この発明の目的はジェット織機における同口2本緯入
れ方式の実際的導入を可能とすることにある。
このためこの発明においては緯糸到達側に緯糸飛走路
に臨んで2個のセンサーを設け、緯糸噴射側に近い方の
第1のセンサーに対して第2のセンサーを緯糸飛走方向
に離間せしめ、緯糸噴射側においてメインノズルに対し
て緯入長の異なる2個の貯留装置を配し、緯入長の大な
る第2の緯糸の有無を第2のセンサーにより検知し、ま
た第2の緯糸を第1のセンサーの検知域から退避させた
後に第1の緯糸の有無を第1のセンサーにより検知する
ことを要旨とするものである。
なお、この明細書で「緯入長」とは、緯入終了時点に
おける貯留装置からの緯糸長を指す。これに対し「測長
量」とは、筬打ちによって最終的に織布に織り込まれた
緯糸長を指し、この意味で「緯入長」と区別する。
(実施態様) 第1に示すのはこの発明のうち緯入長の長い緯糸を第
1のセンサーの検知域から退避させるために該緯糸を引
戻す方法を実施する装置の基本的構成である。すなわち
同口2本緯入れには1個のメインノズルを用い、貯留装
置としてはドラム式のものを用いまた緯糸退避には引戻
し機構を用いる例である。
まず緯糸噴射側について説明する。ここでは1個のメ
インノズルNに対して2個の貯留装置R1とR2が用いられ
ており、各貯留装置はそれぞれのパッケージから緯糸を
供給される。第1の緯糸W1を貯留する第1の貯留装置R1
は緯入長が短い方のものであって、第1の係止ピンP1を
具えている。第2の緯糸W2を貯留する第2の貯留装置R2
は緯入長が長い方のものであって、第2の係止ピンP2を
具えている。緯入長を異ならせるには例えばドラム径を
異ならせるようにすればよい。
ついで緯糸到達側について説明する。該到達側には緯
糸飛走路に臨んで2個のセンサーが並設されており、緯
糸噴射側に近い第1のセンサーS1は第1の緯糸W1を検知
し、これから緯糸飛走方向に距離Lだけ離間した第2の
センサーS2は第2の緯糸W2を検知するものである。これ
らのセンサーS1とS2および上記各係止ピンP1、P2は、制
御部Cに電気的に接続されている。
すなわちセンサーS1とS2との間の距離Lは各貯留装置
から引き出される緯糸W1、W2の緯入長の差に等しく設定
されているのである。したがって第1の緯糸W1は第1の
センサーS1の検知域まで、また第2の緯糸W2は第2のセ
ンサーS2の検知域まで、それぞれ到達するのである。
さらにこの実施態様では緯糸噴射側において第2の貯
留装置R2とメインノズルNとの間で、第2の緯糸W2に引
戻し機構PBが係合している。この引戻し機構PBも制御部
Cに接続されている。この引戻し機構PBが待機状態であ
るときは貯留装置R2から解舒される緯糸W2は通常の解舒
経路に沿って解舒される。しかし制御部Cから駆動信号
を受けて引戻し機構PBが動作状態になると緯糸W2はその
通常の解舒経路から偏倚されるのである。すなわちこの
偏倚に対応する分だけ緯入れされた緯糸W2は引戻される
ことになる。ここで、第2の緯糸W2が引き戻されたとき
にその先端が第1のセンサーS1の検知域より手前になる
ように、偏倚の程度を選ぶ。
つぎに第2図によりかかる装置の動作の一例を説明す
る。図中各センサーS1、S2の検知タイミングについては
立上り時に緯糸の有無を検知しており、引戻し機構につ
いては立上り時に引戻し動作をしているものとする。
それぞれの貯留装置R1、R2から解舒された緯糸W1、W2
はメインノズルNにより杼口中に緯入れされる。このと
き各係止ピンP1、P2はリリース状態に保たれる。貯留装
置上の係止ピンP1、P2が緯糸W1、W2を係止すると緯糸の
解舒が停止し、第1図の緯入れ状態になる。このとき緯
糸到達側においてはまず第2のセンサーS2が検知タイミ
ングに入り、緯糸W2の存在を検知して糸有り信号を発生
する。このとき第2の緯糸W2が緯入れ不良であれば当然
のことながら織機が停止する。この時点ではまだ第1の
センサーS1の検知タイミングに至らないので、第1の緯
糸W1は第1のセンサーS1によっては検知されていない。
ついで先の第2のセンサーS2からの糸有り信号を受けて
引戻し機構PBが駆動される。この結果第2の緯糸W2は引
戻されて第1のセンサーS1の検知域から退避する。つい
で第1のセンサーS1が検知タイミングに入り、第1の緯
糸の存在を検知して糸有り信号を発生する。このとき第
1の緯糸W1が緯入れ不良であれば当然のことながら織機
が停止する。
このようにこの発明によれば同口2本緯入れ方式であ
るにも拘らず、2本の緯糸の緯入れの成否を分離して検
知することができるから、ジェット織機であるにも拘ら
ず同口2本緯入れを円滑に実施することができるのであ
る。
さてこのような装置の具体的構造の一例、特に第1図
中の制御部Cの構成の具体例を示すと第3図のようにな
る。
緯糸噴射側において各係止ピンP1、P2および引戻し機
構PBはそれぞれの制御回路11、12、1Pに接続される。緯
糸到達側においては各センサーS1、S2さらには補助セン
サーS3はそれぞれの検知回路21、22、23に接続される。
各制御回路と検知回路はさらに織機の主軸Sに架設また
は対設された回転角検出器3に接続されてこれから回転
角情報を得る。各制御回路11、12、1Pは、この回転角情
報に基づいて、所定のタイミングで各係止ピンP1、P2お
よび引戻し機構PBを駆動し、また各検知回路21、22、23
は、この回転角情報に基づいて、指定の検知タイミング
で各センサーS1、S2、S3からの糸有り信号の有無を判別
する。また検知回路それぞれは織機の制御部LCに接続さ
れ、各検知タイミング中に、各センサーS1、S2から糸有
り信号が得られなかったとき、またセンサーS3から糸有
り信号が得られたとき、それぞれ制御部LCは、織機を停
止させる。また検知回路21は、制御回路1Pにも接続さ
れ、制御回路1Pは、第2のセンサーS2からの糸有り信号
を受けて、駆動機構PBを引戻し状態に作動させる。
なおこの例では、引戻し機構PBの引戻し状態について
は、センサーS1からの糸有り信号に基づいて作動させる
ようにしているが、検知回路21と制御回路1Pとの接続を
省略することにより、回転角情報に基づいて所定のタイ
ミングで作動させるようにすることもできる。また引戻
し機構PBの作動期間については、第2の緯糸W2が検知さ
れてから第1の緯糸W1が検知されるまでの期間にわたっ
て動作状態にしているが、これに代えて第2の緯糸W2が
検知されてから次サイクルの緯入れが開始されるまでの
期間にわたって動作状態にしてもよい。ちなみに前者の
場合の各貯留装置の測長量は、第2の緯糸W2の方が長く
なる。これに対し後者の場合の各貯留装置の測長量は、
第2の緯糸W2の方が短くなる。
ところでこの発明の実施のためには補助センサーS3は
必須の要素ではない。しかし第1の緯糸W1が吹切れや胴
切れなどが原因で起る緯入れの成否誤認を防止するため
に補助センサーS3を用いるのが好ましい。なおこの技術
については実公昭57−50303号公報に詳しく説明がなさ
れている。
以上の実施態様においては第2の緯糸を第1のセンサ
ーの検知域から退避させるのに引戻し機構PBを用いた
が、これに代えて第4図に示すように第2のセンサーS2
から緯糸飛走方向に離間して緯糸飛走路を指向して気流
発生機構SCを設けて、先の引戻し機構と同じタイミング
でこれを駆動させるようにしてもよい。図示の気流発生
機構SCは、吸引機構で構成したものであるが、これに代
えて気流を噴射する機構で構成することもできる。なお
気流発生機構SCは、センサーS1よりも緯糸飛走方向に離
間して配置されていればよく、センサーS1とセンサーS2
との間に配置させてもよい。またセンサーS2は、気流発
生機構SCの内部に設けることもできる。この場合第2の
センサーS2の検知タイミングは、気流発生機構SCの駆動
タイミングより後に設定することになる。
また、吸引機構SCに代えて、気流を噴射させる機構に
より第2の緯糸を第1のセンサーの検知域から退避させ
るようにしてもよい。
また以上説明した実施態様においては同口2本緯入れ
を行うに際して、いずれも1個のメインノズルに対して
2個の貯留装置を配する構成を前提としている。しかし
この発明においてはそれぞれの貯留装置に対して1個ず
つ、すなわち2個のメインノズルを用いることも可能で
ある。
以上から明らかなようにこの発明によれば、同口中の
2本の緯糸を分離して検知することができるので、ジェ
ット織機であるにも拘らず同口2本緯入れを成功裡に実
施することが可能となるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の方法を実施する装置の一例の装置の
構成の概略を示す説明図、第2図は該装置の動作の一例
を示すタイミングチャート、第3図は、第1図に示した
装置の具体的構成を示すブロック線図、第4図はこの発
明の方法を実施する装置の他の例の構成を示す部分平面
図である。 R1、R2……貯留装置、P1、P2……係止ピン W1、W2……緯糸、S1、S2……センサー N……メインノズル、PB……引戻し機構 SC……気流発生機構

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同口2本緯入れであって、 緯糸到達側において緯糸噴射側に近い方に設けられた第
    1のセンサーとこれより緯糸飛走方向に離間して設けら
    れた第2のセンサーとを用いて、 第1の緯糸の緯入長より第2の緯糸の緯入長を大とし
    て、第1の緯糸が第1のセンサー迄また第2の緯糸が第
    2のセンサー迄到達するようにし、かつ 第2のセンサーにより第2の緯糸の有無を、また第2の
    緯糸を第1のセンサーの検知域から退避させた後に第1
    のセンサーにより第1の緯糸の有無を、それぞれ検知す
    る ことを特徴とする緯糸検知方法。
  2. 【請求項2】緯糸噴射側において第2の緯糸を引き戻す
    ことにより、第2の緯糸を第1のセンサーの検知域から
    退避させる ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】緯糸到達側において第2の緯糸に気流を作
    用させて、第2の緯糸を第1のセンサーの検知域から退
    避させる ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
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