JP2698226B2 - 高粘性bs−1物質の製造法 - Google Patents

高粘性bs−1物質の製造法

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JP2698226B2
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克己 河口
弘治 里見
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呉羽化学工業株式会社
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  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は増粘剤または乳化安定剤
等の食品添加物として有用な高粘性BS−1物質の製造
法に関する。
【0002】
【従来の技術】高粘性BS−1物質は水に容易に溶け、
低粘度で高い粘性を示すことから、増粘剤、タレ防止
剤、分散剤、食感改善剤、凍結安定剤、代用血漿等とし
て食品及び医薬品分野で広い用途を有し、また乳化安定
剤としても優れた性能を有する。
【0003】特開昭62−282592号公報にはクレブシェラ
・ニューモニア(Klebsiella pneumoniae) KPS5002
(微工研条寄第 625号)の培養物からこの高粘性BS−
1物質が得られることが開示されている。この培養に際
してはラクトースのような糖類を炭素源とし、トリプチ
ケースやペプトン、酵母エキスなどのような有機態の窒
素源およびリン酸塩および微量金属類を添加し、pHを4
〜8、特に好ましくは中性付近に調整することが望まし
いと記載されている。しかし、このような培養条件では
収量が比較的低く、最高でも培養液1l当り9g程度し
か得られなかった。従ってBS−1物質の収量を更に上
げるような培養条件を見出すことが要望されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はクレブシェラ
属に属する微生物により生産される高粘性BS−1物質
の収量を増加せしめる製造法を提供することを課題とす
る。本発明者等はクレブシェラ属に属する微生物の培養
において培養液の初発pHをアルカリ側にすることにより
生産性が向上することを見出し、本発明をなすに至っ
た。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の高粘性BS−1
物質の製造法はクレブシェラ属(klebsiella)に属する微
生物を培養液の初発pHを8.0 を越え11.0以下に調節する
ことにより培養し、培養物から高粘性BS−1物質を分
離、採取することを特徴とするものである。
【0006】高粘性BS−1物質は次に示す理化学的性
質を有する高い水溶液粘度を持つものである。
【0007】a 外観:無味、無臭の白色粉末。
【0008】b 溶解性:水に易溶、メタノール、酢酸
エチル、クロロホルム、ベンゼンに難溶、鉱酸により加
水分解。
【0009】c 粘度:2000〜3000センチポイス(1%
水溶液、温度30℃、ずり速度 3.83sec-1)。
【0010】d 主要構成糖成分:ガラクトース50〜70
%、マンノース 0.5〜3%、グルコース1〜5%、グル
クロン酸25〜37%。
【0011】e 呈色反応: フェノール硫酸反応: 陽性 カルバゾール硫酸反応 陽性 モーリッシュ反応 陽性 ニンヒドリン反応 陽性 f 分子量:(分子量はゲル濾過法により測定した。) 10万〜1000万 g 元素分析値:C 5.0〜40.0% H 2.0〜 6.0% N 0 〜 1.0% i 赤外線吸収スペクトル: (KBr錠剤法) (cm-1) 3400,2920,1620,1420,1300,1140,1080,800 また、高粘性BS−1を更に精製した精製高粘性BS−
1の理化学的性質は以下の通りである。
【0012】a 外観:無味、無臭の白色粉末。
【0013】b 溶解性:水に易溶、メタノール、酢酸
エチル、クロロホルム、ベンゼンに難溶、鉱酸により加
水分解。
【0014】c 粘度:2400〜2600センチポイス(1%
水溶液、温度30℃、ずり速度 3.83sec-1)。
【0015】d 主要構成糖成分:ガラクトース60〜65
%、マンノース 1.5〜2.5 %、グルコース2〜3%、グ
ルクロン酸30〜35%。
【0016】e 呈色反応: フェノール硫酸反応: 陽性 カルバゾール硫酸反応 陽性 モーリッシュ反応 陽性 ニンヒドリン反応 陰性 f 分子量:200万〜1000万 g 元素分析値:C 37.5〜39% H 5.5〜 6% N 0 〜 0.2% i 赤外線吸収スペクトル: (KBr錠剤法) (cm-1) 3400,2920,1620,1400,1360,1280,1220,1140,10
60, 920,860,800 ,760 高粘性BS−1物質を生産するのに利用されるクレブシ
ェラ属に属する菌種は東京都の隅田川より分離・同定し
たものであって、その菌学的性質を調べた結果、「バー
ジェイズ・マニュアル・オブ・システマティック・バク
テリオロジー(Bergey´s Mannual of Systematic Bact
eriology) 第1巻。1984版」に記載されたクレブシェラ
・プランティコーラ(klebsiella planticola) に属す
る。
【0017】(1) 形態:莢膜を有する桿菌、単一細
胞、無胞子、 0.7〜0.9 × 1.0〜2.0 μm の大きさ。
【0018】(2) グラム染色:陰性 (3) 寒天培地上の所見:白色、円形又は不定形のコロ
ニー、スライム状の粘質物形成。
【0019】(4) 各培地における生育状態: イ 肉汁寒天平板培養で良好に生育する。
【0020】ロ 肉汁寒天斜面培養で良好に生育する。
【0021】ハ 肉汁液体培養で良好に生育する。
【0022】ニ 肉汁ゼラチン穿刺培養で生育する。
【0023】ホ リトマス・ミルクでは良好に生育し、
カゼインの凝集が認められる。
【0024】 (5) 運動性: 陰性 (6) カタラーゼ: 陽性 (7) オキシダーゼ: 陰性 (8) β−ガラクトシターゼ: 陽性 (9) グルコースからのガス産生: 陽性 (10) 炭水化物からの酸生成: アラビノース、イノシトール、ラクトース、マルトース、マンニトール、ソ ルビトール、シュークロース、キシロース、ラムノース、ラフイノース、 トレハロース、及びサリシンからの酸生成 陽性 アドニトールからの酸生成 陰性 (11) クエン酸塩の利用: 陽性 (12) マロン酸塩の利用: 陽性 (13) グルコン酸塩の利用: 陽性 (14) VP(Voges Proskauer)テスト: 陽性 (15) MR(メチルレッド)テスト: 陰性 (16) 硝酸塩の還元: 陽性 (17) 尿素の加水分解: 陽性 (18) アルギニンの加水分解: 陰性 (19) ゼラチンの加水分解: 陰性 (20) フェニルアラニンテスト: 陰性 (21) インドールの生成: 陰性 (22) リジンデカルボキシラーゼ: 陽性 (23) オルニチンデカルボキシラーゼ: 陰性 (24) 脱窒反応: 陰性 (25) 硫化水素の生成: 陰性 (26) でんぷんの加水分解: 陽性 (27) 無機窒素源の利用: 陽性 無機窒素源として硝酸アンモニウム、硝酸カリウム、尿
素、リン酸2水素アンモニウム、リン酸水素2アンモニ
ウム、リン酸アンモニウムナトリウム及び硫酸アンモニ
ウムを利用。
【0025】 (28) ウレアーゼ: 陽性 (29) 生育の範囲: イ pH4.0 〜13.5(耐アルカリ性)。
【0026】ロ 温度10℃で増殖する。
【0027】44.5℃でラクトースからガスを産生しな
い。
【0028】(30) 酵素に対する態度:通性好気性。
【0029】(31) OFテスト:D−グルコース、シュ
ークロース、ラクトース、イヌリン、L−ソルボース、
L−アラビノース、ミオーイノシトール、D−マンニト
ール、L−ラムノース、ラフィノース、D−ソルビトー
ル、ドルシトールを基質とした時(F)、D−メリジト
ースの時(O)。
【0030】 (32) 下記の糖類からの酸及びガスの生成: D−マンノース 酸及びガス生成 D−フラクトース 同 上 D−ガラクトース 同 上 グリセリン 同 上 でんぷん 同 上 (33) 酵素法によるG(グアニン)+C(シトシン)含
有量(モル%)54.8。
【0031】上記菌学的性質を有する菌種は、クレブシ
ェラ・プランティコーラ(klebsiella planticola) KP
S5003の菌株名で工業技術院微生物工業技術研究所に微
工研条寄第3300号の受託番号で寄託されている。
【0032】高粘性BS−1物質はクレブシェラ・プラ
ンティコーラKPS5003菌株を炭素源、窒素及びその他
の生育に必要な栄養成分を含む固体培地もしくは液体培
地中で、湯盪培養や通気撹拌培養のような好気的培養を
行うことにより生産される。ここで培地に用いる炭素源
としては、ラクトース、シュークロース、マルトース、
ガラクトース、グルコース、フラクトース等の糖類を例
示し得るが、中でもラクトースが好ましい。これら糖類
の培地中における濃度は使用菌が生育し得る程度であれ
ば特に限定されないが、通常1〜10%(W/V)、好ま
しくは3〜5%(W/V)である。また、窒素源として
は、ポリペプトン、酵母エキス、肉エキス、トリプチケ
ースのような有機物、又は硝酸塩、アンモニウム塩のよ
うな無機物を例示し得るが、BS−1物質の生産性の観
点からは有機態の窒素源が好ましいといえる。さらに、
培地には必要に応じて、リン酸一カリウムやリン酸二カ
リウムのようなリン酸塩、鉄、銅、マグネシウム、マン
ガン、モリブテン、亜鉛、ホウ素等の微量金属類及びビ
オチン、チアミン、ビタミンB12等のビタミン類及び核
酸類等を添加してもよい。
【0033】上記培地中での培養温度は、使用菌の増殖
至適温度範囲である20〜37℃好ましくは25〜32℃であ
る。
【0034】本発明においては培養液の初発pHは極めて
重要である。初発pHはアルカリ側であることが必要で8
を越え11.0以下、特に好ましくは 8.2〜10.5であること
が必要である。培養液の初発pHが8以下であると高粘性
BS−1物質の収量が低下し、本発明の目的が達成され
ない。またpHが11.0以上の強アルカリ性領域では菌の増
殖は認められるが、高粘性BS−1物質の収量が低下す
る。
【0035】培養時間は、培地の粘度が最大に達するま
で行えばよいが、実際上は生産効率の点から通常3〜7
日間でよい。
【0036】上記菌株を、上述のような培養条件下に培
養すると、経時的に培地の粘度が上昇し、BS−1物質
が培地中に生産、蓄積されたことがわかる。
【0037】培養終了後、培地中のBS−1物質を常法
に従って分離、採取する。この分離、採取は、例えば液
体培地を用いた場合には、培養終了後培養液を水で希釈
し、遠心分離などにより菌体等の不純物を除去し、次い
で除菌した培養液にエチルアルコール、メチルアルコー
ル、イソプロピルアルコール、アセトンのごとき有機溶
媒またはセチルトリメチルアンモニウムやブチルアマイ
ドのような第4級アミンを加えると粗BS−1物質が沈
澱する。この沈澱を洗浄した後、さらにアセトンで脱水
及び脱脂した後乾燥させることにより、高粘性BS−1
物質が得られる。
【0038】上記高粘性BS−1物質をエチルアルコー
ルを用いて再析出させる操作を繰返し行い、更に必要に
応じて透析処理もしくはクロマトグラフィーで処理して
精製することにより精製高粘性BS−1物質が得られ
る。
【0039】以下、実施例によって本発明を具体的に説
明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものでは
ない。
【0040】
【実施例】実施例1 クレブシェラ・プランティコーラKPS5003(微工研
条寄第3300号)をラクトース3重量%、トリプチケース
0.35重量%、リン酸−カリウム 0.6重量%、硫酸マグネ
シウム0.07重量%、塩化マンガン0.0001重量%及び寒天
1.4重量%からなる斜面培地に増殖させたものを白金耳
でかき取り、上記培地において寒天を除いた培養液10ml
に接種し、30℃で1日間振盪培養で前培養を行なった。
【0041】次いで、上記前培養に用いたものと同様な
組成で5NNaOHでpH10.0 に調整した培養液を 120
℃、15分間加熱滅菌したものの1リットル(l)に、上
記前培養したものを無菌的に接種して30℃で5日間振盪
培養(120rpm)を行なった。培養の進行に伴い培養液は粘
稠となり、BS−1物質の生産、蓄積が認められた。
【0042】得られた培養液を4℃で18,000rpm(31,000
g)で15分間遠心分離して菌体を除去したものに、2倍
量のエタノールを加えてBS−1物質を析出させた。析
出したBS−1物質を遠心分離により沈澱させ、この沈
澱をエタノールにより洗浄した後、アセトンを加えてホ
モゲナイズした。次いでアセトンを除去してデシケータ
ー内で乾燥し、乾燥物13.3gを得た。
【0043】得られた乾燥物の理化学的性質を調べた結
果、下記に示すとおりであって、高粘性BS−1物質で
あると確認された。
【0044】a 外観:無味、無臭の白色粉末。
【0045】b 溶解性:水に易溶、メタノール、酢酸
エチル、クロロホルム、ベンゼンに難溶、鉱酸により加
水分解。
【0046】c 粘度:2273センチポイス(1%水溶
液、温度30℃、ずり速度 3.83sec-1)。
【0047】d 主要構成糖成分:ガラクトース62.1
%、マンノース1.5%、グルコース 3.2%、グルクロン
酸33.2%。
【0048】e 呈色反応: フェノール硫酸反応 陽性 カルバゾール硫酸反応 陽性 モーリッシュ反応 陽性 ニンヒドリン反応 陽性 f 分子量:20万以上 g 元素分析値:C 35.2% H 4.3% N 0.3% i 赤外線吸収スペクトル(cm-1) (KBr錠剤法、1.5mg BS−1/1gKBr) 島津フーリエ変換赤外分光光度計 FTIR−4200 3400,2926,1618,1419,1370,1150,1074,789 なお図1にここで得られた高粘性BS−1物質の赤外吸
収スペクトルを示す。上述のごとくして得た高粘性BS
−1物質13.3gを蒸留水に溶解し、4℃ 18000rpm(3100
0 g)で遠心分離により夾雑物を除去したものに、エタ
ノールを加えてBS−1物質を再析出させる操作を2回
繰り返して行なった後、析出物を蒸留水に溶解した。
【0049】この水溶液を透析膜に入れ、純水に対して
24時間透析を行い、次いで真空凍結乾燥を行い、白色塊
状の精製物9gを得た。得られた精製物の理化学的性質
は下記に示すとおりである。
【0050】a 外観:無味、無臭の白色粉末。
【0051】b 溶解性:水に易溶、メタノール、酢酸
エチル、クロロホルム、ベンゼンに難溶、鉱酸により加
水分解。
【0052】c 粘度:2432センチポイス(1%水溶
液、温度30℃、ずり速度 3.83sec-1) d 構成成分:ガラクトース56.1%、マンノース 1.3
%、グルコース 1.8%、グルクロン酸29.0%。
【0053】(主要構成糖成分比率):ガラクトース6
3.6%、マンノース 1.5%、グルコース 2.0%、グルク
ロン酸32.9%。
【0054】e 呈色反応: フェノール硫酸反応 陽性 カルバゾール硫酸反応 陽性 モーリッシュ反応 陽性 ニンヒドリン反応 陰性 f 分子量: 200万以上 g 元素分析値:C 38.5% H 5.8% N 0.1% i 赤外線吸収スペクトル(cm-1) 3422,2926,1617,1412,1373,1300,1234,1150,10
73, 924, 889, 789, 662 なお、図2に、ここで得られた精製高粘性BS−1物質
の赤外吸収スペクトルを示す。
【0055】実施例2〜3、参考例1〜2 実施例1と同様の組成の培養液の初発pHを 7.4(参考
例1)、 8.2(実施例2)、 9.3(実施例3)、11.5
(参考例2)として実施例1と同じ条件で培養を行っ
た。
【0056】培養時の培養液のpH、粘度、製品収量及び
製品粘度を実施例1を含め第1表に示した。
【0057】
【表1】 初発pHが本発明の範囲であると培養液の最終粘度(培養
5日間)が高く、BS−1物質の収量が大であることが
判る。
【0058】尚、実施例2〜3、参考例1〜2は何れも
その理化学的性質が高粘度BS−1物質の理化学的性質
(a)〜(i) を満足し、高粘度BS−1物質であることが
確認された。
【0059】
【発明の効果】本発明ではクレブシェラ属に属する微生
物を培養液の初発pHを8.0 を越え11.0以下に調整して培
養するため、得られた高粘性BS−1物質の培養液1リ
ットル当りの収量を顕著に改善することができた。従来
の方法ではpH4〜8で行なわれていた為、その収量は最
高でも9.0g/lであったが本発明では高粘度のBS−1
物質を10〜13.3g /lの高収量で得ることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は実施例1で得られた高粘性BS−1物質
の赤外吸収スペクトルを示す。
【図2】図2は実施例1で得られた精製高粘性BS−1
物質の赤外吸収スペクトルを示す。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クレブシェラ属(klebsiella)に属する微
    生物を培養液の初発pHを8.0 を越え11.0以下に調整する
    ことにより培養し、培養物から高粘性BS−1物質を分
    離、採取することを特徴とする高粘性BS−1物質の製
    造法。
  2. 【請求項2】 クレブシェラ属に属する微生物がクレブ
    シェラ・プランティコーラ(klebsiella planticola) K
    PS5003(微工研条寄第3300号)である請求項1記載の
    高粘性BS−1物質の製造法。
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