JP3020266B2 - ホスホマイシンの製造方法 - Google Patents

ホスホマイシンの製造方法

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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、cis−プロペニルホスホン酸を微生物反応
によりホスホマイシンに変換することを特徴とする抗生
物質ホスホマイシンの製造方法に関するものである。ホ
スホマイシンは、放線菌の二次代謝産物であり、化学構
造は、以下の式1に示す、(−)−(1R,2R)−1,2−エ
ポキシプロピルホスホン酸である。グラム陽性菌、陰性
菌に広い抗菌スペクトルを示し、緑濃菌、変形菌、セラ
チア及び多剤耐性ブドウ球菌及び大腸菌による感染症に
内服或いは注射薬として使用されている。
〔従来の技術〕 ホスホマイシンの製造技術としては、生産菌であるス
トレプトマイセス・フラジエ(Streptomyces fradi
e)、ストレプトマイセス・ビリドクロモゲネス(Strep
tomyces viridochromogenes)又はストレプトマイセス
・エドモレンシス(Streptomyces wedmorensis)の培養
液よりホスホマイシンを分離、精製する方法(特公昭45
−9828号公報)、又はストレプトマイセス・オーダイネ
ンシス(Streptomyces odainensis)の培養液よりホス
ホマイシンを分離、精製する方法(特開昭51−54989号
公報)、cis−プロペニルホスホン酸を化学的にエポキ
シ化する方法(特公昭46−43206号公報)、tert−ブタ
ノールを原料として化学的に合成する方法〔ジャーナル
・オブ・オーガニック・ケミストリー(Journal of Org
anic Chemistry)35,3510(1970)]、ペニシリウム
属、オリデュウム属及びファシロマイセス属に属するカ
ビを用いてcis−プロペニルホスホン酸をエポキシ化す
る方法[アプライド・マイクロバイオロジー〔Applied
Microbiology〕22,55(1971)]、セルビブリオ属及び
ブレビバクテリウム属に属する細菌を用いてcis−プロ
ペニルホスホン酸をエポキシ化する方法(特開昭64−37
296号公報)が知られている。
〔発明が解決しようとする課題〕
前記従来のホスホマイシンの製造方法において、放線
菌の培養液から分離、精製する方法はその生産量が低い
という欠点があった。また、化学的に合成する方法で
は、抗生物質として不活性な(+)−体が副生するこ
と、また煩雑な光学分割を行う必要があった。また、カ
ビを用いる方法では、基質であるcis−プロペニルホス
ホン酸の濃度が高くなると変換率が低下する現象が認め
られること、細菌を用いる方法では、生成物であるホス
ホマイシンに対する耐性が低いことという欠点があっ
た。
そこで、高濃度のcis−プロペニルホスホン酸及びホ
スホマイシンに対する耐性を有し、且つcis−プロペニ
ルホスホン酸をホスホマイシンに変換する能力を有する
微生物の開発が望まれてきた。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者はこうした背景において、cis−プロペニル
ホスホン酸を基質としホスホマイシンを製造するに適し
た方法を鋭意検討し、シュウドモナス属、アルカリゲネ
ス属、コリネバクテリウム属、フラボバクテリウム属、
アエロモナス属、ノカルディア属又はストレプトマイセ
ス属に属する微生物が、cis−プロペニルホスホン酸を
光学活性的にホスホマイシンに変換し、なおかつ、高濃
度のcis−プロペニルホスホン酸及びホスホマイシン存
在下でもエポキシ化の能力が高いことを発見し、本発明
を完成したのである。
本発明において利用される微生物は、シュウドモナス
属、アルカリゲネス属、コリネバクテリウム属、フラボ
バクテリウム属、アエロモナス属、ノカルディア属又は
ストレプトマイセス属に属し、cis−プロペニルホスホ
ン酸を光学活性的に変換する能力を有するものであれ
ば、いずれのものでも用いられる。
このうち、特に好ましくは、シュウドモナス・プチダ
(Pseudomonas putida)IK−8株、アルカリゲネス・フ
ェーカリス(Alcaligenes faecalis)IFO13111株、コリ
ネバクテリウム・フラビゲナム(Corynebacterium flav
igenum)AHU1345株、フラボバクテリウム・エステルア
ロマチカム(Flavobacterium esteraromaticum)IFO375
1株、アエロモナス・ハイドロフィラ(Aeromonas hydro
phila)IAM1018株、ノカルディア・コーラリア(Nocard
ia corallina)IFO3338、ストレプトマイセス・グリセ
ウス(Streptomyces griseus)IAM0123株及びストペル
トマイセス(Streptomyces sp.)IK−17株である。
また、これらの微生物に紫外線を照射したり、NTG
(N−メチル−N′−ニトロ−N−ニトロソグアニジ
ン)やEMS(エタンメタンスルホン酸)等の変異誘起剤
で処理することにより、ホスホマイシンの生産能を高め
た変異株を使用することもできる。
上記の菌株において、シュウドモナス・プチダIK−8
とストレプトマイセスIK−17は、本発明者が土壌中より
新たに分離したものである。これらの菌株の菌学的性質
及び微生物工業技術研究所への寄託番号は下記の通りで
ある。
〔菌株IK−8〕 I.細胞 形態:2〜4の極鞭毛を有する直桿菌 0.7〜1.0×1.5〜2.0μm 運動性:有り グラム染色:陰性 胞子形成:無し II.各培地における生育状態 (1)標準寒天板培地 コロニーは円形、表面は平滑、全縁状で蛍光有り。
(2)標準寒天斜面培地 直線状で表面は平滑、バター質、玉虫色、生育良好。
(3)標準液体培地 かすかに粉状沈澱を有する。皮膜形成はなし。
III.生理的性質 カタラーゼ:陽性 チトクロームオキシダーゼ:陽性 色素生成:黄色(トリプトソイ寒天培地、水溶性) O−F試験:酸化型 酸産生:ブドウ糖 + キシロース + マルトース − ラクトース − マニトール − シュクロース− 澱粉 − 発育 : 5℃ + 41℃ − マッコンキー寒天培地 + SS寒天培地 + 硝酸塩還元 − 硝酸塩からガス − アルギニンジヒドラーゼ + ゼラチン分解 − Tween80 分解 − 尿素分解 + クエン酸の利用 + TSI −/− リトマスミルク アルカリ化 酸素要求 偏性好気 以上の菌学的性質よりバージ・マニュアル(Bergey's
Manual of Determinative Bacteriology)第8版によ
り検索したところ、本菌はシュウドモナス・プチダと認
められたので、本菌をシュウドモナス・プチダIK−8と
した。そして、本菌を平成2年10月6日付で微生物工業
技術研究所に寄託し、該寄託番号はFERM P−11751で
ある。
〔菌株IK−17〕 I.コロニーの性状 第1表に各培地におけるコロニーの性状を示した。
II.菌の形態 イースト・麦芽培地を用いて、スライド培養により菌
の形態を観察したところ、以下のようであった。
基生菌糸:放射状であり、断裂しない。
気菌糸:単純分岐している。
胞子:胞子は気菌糸より出て、直線状に10個以上連鎖
している。胞子は白色でその大きさは、0.5〜1.0×1.0
〜2.0μm、円筒型をなし、表面は平滑である。胞子の
う、菌核はない。
III.膜の組成 LL−ジアミノピメリン酸 + meso−ジアミノピメリン酸 − グリシン + アラニン + IV.生理学的性質 アミラーゼ + カタラーゼ + 色素産生 − ゼラチン液化 + ミルクのペプトン化 + 糖の資化性 L−アラビノース + D−キシロース + D−グルコース + D−フラクトース + シュクロース − L−ラムノース + ラフィノース − イノシトール ± D−マニトール − 澱粉 + デキストリン + マルトース + ラクトース + イヌリン − D−ガラクトース + D−マンノース + ソルビトール − グリセロール + 以上の菌学的性質より、バーシ・マニュアル第8版に
より検索した所、本菌株はストレプトマイセス属細菌と
同定された。その種については、ストレプトマイセス・
アルボビナセウス(Streptomyces albovinaceus)に近
いもののD−マニトールを資化しないことから、明確な
確定には至らなかった。そこで、本菌株をストレプトマ
イセス・エスピー(Streptomyces sp.)IK−17株とし
た。そして、本菌を平成2年10月6日付けで微生物工業
技術研究所に寄託し、該委託番号はFERM P−11750で
ある。
ホスホマイシンは、上記菌株の一種をcis−プロペニ
ルホスホン酸を含有した培地で培養することによって得
られる。cis−プロペニルホスホン酸の添加方法等とし
ては、例えば、培地中に予め添加しておく方法、ま
ず通常の微生物培養の培地で前記微生物を培養し、適当
な時期に添加する方法、又は培養した菌体を集め菌体
処理物とし、これを適当な水系溶媒でcis−プロペニル
ホスホン酸と接触せしめる方法のいずれを取ることもで
きる。
この菌体処理物としては、生菌体以外にも乾燥菌体、
アセトン処理菌体、固定化菌体等の処理物が使用でき
る。
培地の炭素源としては、グルコール、シュクロース等
の糖類をはじめ、グリセロール等のアルコール類、クエ
ン酸等の誘起酸類、又は廃糖蜜、コーンスティプリカー
等の天然物由来のもののうちから、使用菌種の資化しう
るものを選択して用いることができる。
窒素源としては、硫安、塩化アンモニウム等のアンモ
ニウム塩、尿素等のアミド類、アミノ酸類、又は肉エキ
ス、ペプトン等の蛋白質やその加水分解等が使用でき
る。また、通常の微生物培養に用いられる栄養塩類、即
ち、リン酸塩、硫酸塩、マグネシウム、カリウム、鉄、
亜鉛、コバルト、マンガン等の金属塩、更に酵母エキ
ス、ビタミン、ヌクレオチド等の生育因子が必要に応じ
て添加される。
培養は、一般の通気攪拌培養を行う。培養温度は、菌
が生育する温度であればいずれでもよいが、25〜30℃が
好ましい。また、培地のpHは、6〜8の間が望ましい。
添加するcis−プロペニルホスホン酸の濃度は、菌が育
成する範囲内であればいずれの濃度でも使用できるが、
通常は0.3〜2.0%である。
反応液からのホスホマイシンの採取には、公知の遠心
分離法、抽出法、濃縮法、クロマトグラフィー法等が使
用できる。
ホスホマイシンの定量方法は、特に限定されないが、
通常、プロテウス・ミラビリス(Proteus mirabilis)I
FO13300及びセラチア・マルセセンス(Serratia marces
cens)IAM1065を用いるバイオアッセイ法に従って行わ
れる。
〔実施例〕
以下実施例により本発明を具体的に説明する。
実施例1 本実施例は、第2表に示す各菌株におけるホスホマイ
シンの生産量を検討したものである。
0、3%のcis−プロペニルホスホン酸、5%のグリ
セロール、0.5%の肉エキス、1%のペプトン、2%の
トリプトン、0.15%のNaCl、0.05%のCoCl2・7H2O及び
0.02%のNaVO3を含む培地(pH7.5)10mを入れた大型
試験管に、本発明で使用する菌株を接取し、30℃、7日
間、振蘯培養した。培養液中に蓄積したホスホマイシン
の量は、バイオアッセイで測定した。
具体的にいえば、プロテウス・シラビリヌIFO13300菌
又はセラチア・マルセセンスIAM1065菌をスラントよ
り、酵母エキス−ペプトン培地(各0.5%を含む)に接
種し、30℃で一夜培養する。得られた培養液1mを、滅
菌した後50〜55℃に保温した0.3%肉エキス、0.5%ペプ
トン及び0.2%酵母エキスを含む寒天培地100mに加
え、滅菌したシャーレに分注し固化させる。ペーパーデ
ィスク(直径8mm)に被検液50μをしみこませ、寒天
上に置き30℃で16時間培養する。得られた阻止円の大き
さを測定し、前もって作成した標準ホスホマイシン(シ
グマ社製)による検量線より定量する。
各菌株のホスホマイシン生産量を第2表に示す。この
結果によれば、ホスホマイシンは0.05〜0.55mg/m培地
も生産され、特に、シュードモナス・プチダIK−8、ア
ルカリゲネス・フェーカリスIFO13111、ストレプトマイ
セス・グリセウスIAM0123、ストレプトマイセス・エプ
ピーIK−17は、0.40〜0.55mg/m培地と多くのホスホマ
イシンが生産された。
実施例2 本実施例は、第3表に示す3種菌株の生育状況とcis
−プロペニルホスホン酸及びホスホマイシンの濃度との
関係を検討したものである。
0.5%の酵母エキスと0.5%のペプトンを含む培地にci
s−プロペニルホスホン酸又はホスホマイシンを添加し
た寒天培地に本発明で使用する各菌株を接種し、30℃で
7日間培養し、その生育を測定する。
その結果を第3表に示す。この結果によれば、これら
の菌株は、高濃度のcis−プロペニルホスホン酸(2%
濃度)又はホスホマイシン(1.5%濃度)存在下でも、
十分に良好な生育を示し、そのため十分な耐性を有する
ことが判明した。
実施例3 本実施例は、本実施例において生産された化合物が光
学純度に優れたホスホマイシンであることを確認したも
のである。
0.3%のcis−プロペニルホスホン酸、5%のグリセロ
ール、1%のクエン酸ナトリウム、0.5%の肉エキス、
1%のペプトン、2%のトリプトン、0.15%のNaCl、0.
05%のCoCl2・7H2O及び0.02%のNaVO3の組成の滅菌培地
100m(pH7.5)を含む500mの容振蘯フラスコにシュ
ウドモナス・プチダIK−8株を接種し、30℃で7日間振
蘯培養した。培養液1000mより、遠心分離(10,000rp
m、15分)にて、菌体を除去した。
得られた上澄に20gの顆粒状活性炭を加え、濾過する
ことにより着色物質を取り除いた。濾液を陰イオン交換
樹脂アンバーライトCG50(ローム・アンド・ハース社
製)を充填したカラム(6×50cm)に通し、ホスホマイ
シンを吸着させ、このカラムを水洗後、1%の塩化ナト
リウム溶液1,000mを用いてホスホマイシンを溶出させ
た。活性画分を集め減圧濃縮後メタノールを加え、25%
のメタノール溶液とした。
次に、25%のメタノール溶液を用いて充填した活性ア
ルミナ(ICNアルミナA、スーパーI、ICNバイオメディ
カル社製)カラム(3×30cm)に上記溶液を通し、ホス
ホマイシンを吸着させ、水及び0.5Mのアンモニア水にて
ホスホマイシンを溶出した。活性画分を集め減圧濃縮
後、20%のメタノールに溶解し、20%のメタノールを用
いて充填したセファデックスLH20(ファルマシア社製)
カラム(3×30cm)に吸着し、20%のメタノール溶液20
0mにて溶出した。活性画分を減圧濃縮・乾燥しホスホ
マイシンナトリウム塩150mgが得られた。
本化合物のH−NMR(D2O)は、δ1.47(3H,d,J=5.
9)、2.85(1H,J=19.3,5.2Hz)、3.2〜3.4(1H,m)と
標準化合物と完全に一致した。また、旋光度〔α〕
435nm 20゜c=−9.0となり、標準化合物の−8.4(c=1,
水)と同等若しくはそれ以上の値を示し、同化合物は10
0%に近い光学純度を有するホスホマイシンと同定され
た。
実施例4 本実施例も実施例3と同様な確認をしたものである。
使用菌株をストレプトマイセス・エスピーIK−17株に
代えて、実施例3と同様に行い、ホスホマイシンナトリ
ウム塩を110mg得た。この化合物も、実施例3の化合物
と同様に優れた光学純度をもつホスホマイシンであっ
た。
実施例5 本実施例は、フラボバクテリウム・エステルアロマチ
カムを用いて実施例3と同様な確認をしたものである。
0.3%のcis−プロペニルホスホン酸、2%のグリセロ
ール、0.5%の酵母エキス、1%のペプトン、2%のト
リプトン、0.15%のNaCl、0.05%のCoCl2・7H2O、0.02
%のNaVO3、0.02%の消泡剤(アンチホームAエマルジ
ョン、シグマ社製)の組成の滅菌培地にフラボバクテリ
ウム・エステルアロマチカムIFO3751を接種し、実施例
3と同様に培養した。培養液1000mより、遠心分離(1
0,000rpm、15分)にて、菌体を除去した。濾液を陰イオ
ン交換樹脂アンバーライトCG50を充填したカラム(7×
50cm)に通し、ホスホマイシンを吸着させ、このカラム
を水洗後、1%の塩化ナトリウム溶液1000mを用いて
ホスホマイシンを溶出させた。以後、実施例3と同様に
行い、ホスホマイシンナトリウム塩を500mg得た。この
化合物も、実施例3と同様に優れた光学純度をもつホス
ホマイシンであった。
〔発明の効果〕
本製造方法によれば、前記に示すように、cis−プロ
ペニルホスホン酸を光学活性的に効率よくホスホマイシ
ンに変換し製造でき、更にcis−プロペニルホスホン酸
及びホスホマイシンの高濃度存在下であっても、効率よ
くホスホマイシンを製造できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI (C12P 17/02 C12R 1:05) (C12P 17/02 C12R 1:15) (C12P 17/02 C12R 1:20) (C12P 17/02 C12R 1:365) (C12P 17/02 C12R 1:465) (C12P 17/02 C12R 1:545) (C12P 17/02 C12R 1:01)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シュウドモナス属、アルカリゲネス属、コ
    リネバクテリウム属、フラボバクテリウム属、アエロモ
    ナス属、ノカルディア属又はストレプトマイセス属に属
    し、cis−プロペニルホスホン酸を不斉エポキシ化する
    能力を有する微生物の培養液、菌体及びその処理物のう
    ちの少なくとも1つとcis−プロペニルリン酸とを適当
    な媒体中で接触、反応せしめることにより、該媒体中に
    ホスホマイシンを蓄積し、該ホスホマイシンを採取する
    ことを特徴とするホスホマイシンの製造方法。
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