JPH04299986A - 高粘性bs−1物質の製造法 - Google Patents

高粘性bs−1物質の製造法

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JPH04299986A
JPH04299986A JP3089654A JP8965491A JPH04299986A JP H04299986 A JPH04299986 A JP H04299986A JP 3089654 A JP3089654 A JP 3089654A JP 8965491 A JP8965491 A JP 8965491A JP H04299986 A JPH04299986 A JP H04299986A
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klebsiella
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Katsumi Kawaguchi
克己 河口
Hiroharu Satomi
里見 弘治
Masao Yokoyama
横山 理雄
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  • Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は増粘剤または乳化安定剤
等の食品添加物として有用な高粘性BS−1物質の製造
法に関する。
【0002】
【従来の技術】高粘性BS−1物質は水に容易に溶け、
低粘度で高い粘性を示すことから、増粘剤、タレ防止剤
、分散剤、食感改善剤、凍結安定剤、代用血漿等として
食品及び医薬品分野で広い用途を有し、また乳化安定剤
としても優れた性能を有する。
【0003】特開昭62−282592号公報にはクレ
ブシェラ・ニューモニア(Klebsiella pn
eumoniae) KPS5002(微工研条寄第 
625号)の培養物からこの高粘性BS−1物質が得ら
れることが開示されている。この培養に際してはラクト
ースのような糖類を炭素源とし、トリプチケースやペプ
トン、酵母エキスなどのような有機態の窒素源およびリ
ン酸塩および微量金属類を添加し、pHを4〜8、特に
好ましくは中性付近に調整することが望ましいと記載さ
れている。しかし、このような培養条件では収量が比較
的低く、最高でも培養液1l当り9g程度しか得られな
かった。従ってBS−1物質の収量を更に上げるような
培養条件を見出すことが要望されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はクレブシェラ
属に属する微生物により生産される高粘性BS−1物質
の収量を増加せしめる製造法を提供することを課題とす
る。本発明者等はクレブシェラ属に属する微生物の培養
において培養液の初発pHをアルカリ側にすることによ
り生産性が向上することを見出し、本発明をなすに至っ
た。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の高粘性BS−1
物質の製造法はクレブシェラ属(klebsiella
)に属する微生物を培養液の初発pHを8.0 を越え
11.0以下に調節することにより培養し、培養物から
高粘性BS−1物質を分離、採取することを特徴とする
ものである。
【0006】高粘性BS−1物質は次に示す理化学的性
質を有する高い水溶液粘度を持つものである。
【0007】a  外観:無味、無臭の白色粉末。
【0008】b  溶解性:水に易溶、メタノール、酢
酸エチル、クロロホルム、ベンゼンに難溶、鉱酸により
加水分解。
【0009】c  粘度:2000〜3000センチポ
イス(1%水溶液、温度30℃、ずり速度 3.83s
ec−1)。
【0010】d  主要構成糖成分:ガラクトース50
〜70%、マンノース 0.5〜3%、グルコース1〜
5%、グルクロン酸25〜37%。
【0011】e  呈色反応: フェノール硫酸反応:    陽性 カルバゾール硫酸反応    陽性 モーリッシュ反応        陽性ニンヒドリン反
応        陽性f  分子量:(分子量はゲル
濾過法により測定した。)10万〜1000万 g  元素分析値:C   5.0〜40.0%H  
 2.0〜 6.0% N   0  〜 1.0% i  赤外線吸収スペクトル: (KBr錠剤法) (cm−1) 3400,2920,1620,1420,1300,
1140,1080,800また、高粘性BS−1を更
に精製した精製高粘性BS−1の理化学的性質は以下の
通りである。
【0012】a  外観:無味、無臭の白色粉末。
【0013】b  溶解性:水に易溶、メタノール、酢
酸エチル、クロロホルム、ベンゼンに難溶、鉱酸により
加水分解。
【0014】c  粘度:2400〜2600センチポ
イス(1%水溶液、温度30℃、ずり速度 3.83s
ec−1)。
【0015】d  主要構成糖成分:ガラクトース60
〜65%、マンノース 1.5〜2.5 %、グルコー
ス2〜3%、グルクロン酸30〜35%。
【0016】e  呈色反応: フェノール硫酸反応:    陽性 カルバゾール硫酸反応    陽性 モーリッシュ反応        陽性ニンヒドリン反
応        陰性f  分子量:200万〜10
00万 g  元素分析値:C  37.5〜39%H   5
.5〜 6% N   0  〜 0.2% i  赤外線吸収スペクトル: (KBr錠剤法) (cm−1) 3400,2920,1620,1400,1360,
1280,1220,1140,1060, 920,
860,800 ,760高粘性BS−1物質を生産す
るのに利用されるクレブシェラ属に属する菌種は東京都
の隅田川より分離・同定したものであって、その菌学的
性質を調べた結果、「バージェイズ・マニュアル・オブ
・システマティック・バクテリオロジー(Bergey
´s Mannual of Systematic 
Bacteriology) 第1巻。1984版」に
記載されたクレブシェラ・プランティコーラ(kleb
siella planticola) に属する。
【0017】(1)  形態:莢膜を有する桿菌、単一
細胞、無胞子、 0.7〜0.9 × 1.0〜2.0
 μm の大きさ。
【0018】(2)  グラム染色:陰性(3)  寒
天培地上の所見:白色、円形又は不定形のコロニー、ス
ライム状の粘質物形成。
【0019】(4)  各培地における生育状態:イ 
 肉汁寒天平板培養で良好に生育する。
【0020】ロ  肉汁寒天斜面培養で良好に生育する
【0021】ハ  肉汁液体培養で良好に生育する。
【0022】ニ  肉汁ゼラチン穿刺培養で生育する。
【0023】ホ  リトマス・ミルクでは良好に生育し
、カゼインの凝集が認められる。
【0024】  (5)  運動性:               
                       陰性
 (6)  カタラーゼ:             
                     陽性 (
7)  オキシダーゼ:              
                  陰性 (8) 
 β−ガラクトシターゼ:             
           陽性 (9)  グルコースか
らのガス産生:                  
  陽性(10)  炭水化物からの酸生成:     アラビノース、イノシトール、ラクトース、マ
ルトース、マンニトール、ソ    ルビトール、シュ
ークロース、キシロース、ラムノース、ラフイノース、
    トレハロース、及びサリシンからの酸生成  
          陽性    アドニトールからの
酸生成                      
  陰性(11)  クエン酸塩の利用:      
                      陽性(
12)  マロン酸塩の利用:           
                 陽性(13)  
グルコン酸塩の利用:               
           陽性(14)  VP(Vog
es Proskauer)テスト:        
        陽性(15)  MR(メチルレッド
)テスト:                  陰性
(16)  硝酸塩の還元:            
                    陽性(17
)  尿素の加水分解:              
                陽性(18)  ア
ルギニンの加水分解:               
         陰性(19)  ゼラチンの加水分
解:                       
   陰性(20)  フェニルアラニンテスト:  
                    陰性(21
)  インドールの生成:             
               陰性(22)  リジ
ンデカルボキシラーゼ:              
      陽性(23)  オルニチンデカルボキシ
ラーゼ:                陰性(24
)  脱窒反応:                 
                   陰性(25)
  硫化水素の生成:               
               陰性(26)  でん
ぷんの加水分解:                 
         陽性(27)  無機窒素源の利用
:                        
    陽性無機窒素源として硝酸アンモニウム、硝酸
カリウム、尿素、リン酸2水素アンモニウム、リン酸水
素2アンモニウム、リン酸アンモニウムナトリウム及び
硫酸アンモニウムを利用。
【0025】 (28)  ウレアーゼ:             
                     陽性(2
9)  生育の範囲: イ  pH4.0 〜13.5(耐アルカリ性)。
【0026】ロ  温度10℃で増殖する。
【0027】44.5℃でラクトースからガスを産生し
ない。
【0028】(30)  酵素に対する態度:通性好気
性。
【0029】(31)  OFテスト:D−グルコース
、シュークロース、ラクトース、イヌリン、L−ソルボ
ース、L−アラビノース、ミオーイノシトール、D−マ
ンニトール、L−ラムノース、ラフィノース、D−ソル
ビトール、ドルシトールを基質とした時(F)、D−メ
リジトースの時(O)。
【0030】 (32)  下記の糖類からの酸及びガスの生成:  
  D−マンノース                
                  酸及びガス生成
    D−フラクトース             
                   同  上  
  D−ガラクトース               
                 同  上    
グリセリン                    
                  同  上   
 でんぷん                    
                    同  上(
33)  酵素法によるG(グアニン)+C(シトシン
)含有量(モル%)54.8。
【0031】上記菌学的性質を有する菌種は、クレブシ
ェラ・プランティコーラ(klebsiella pl
anticola) KPS5003の菌株名で工業技
術院微生物工業技術研究所に微工研条寄第3300号の
受託番号で寄託されている。
【0032】高粘性BS−1物質はクレブシェラ・プラ
ンティコーラKPS5003菌株を炭素源、窒素及びそ
の他の生育に必要な栄養成分を含む固体培地もしくは液
体培地中で、湯盪培養や通気撹拌培養のような好気的培
養を行うことにより生産される。ここで培地に用いる炭
素源としては、ラクトース、シュークロース、マルトー
ス、ガラクトース、グルコース、フラクトース等の糖類
を例示し得るが、中でもラクトースが好ましい。これら
糖類の培地中における濃度は使用菌が生育し得る程度で
あれば特に限定されないが、通常1〜10%(W/V)
、好ましくは3〜5%(W/V)である。また、窒素源
としては、ポリペプトン、酵母エキス、肉エキス、トリ
プチケースのような有機物、又は硝酸塩、アンモニウム
塩のような無機物を例示し得るが、BS−1物質の生産
性の観点からは有機態の窒素源が好ましいといえる。さ
らに、培地には必要に応じて、リン酸一カリウムやリン
酸二カリウムのようなリン酸塩、鉄、銅、マグネシウム
、マンガン、モリブテン、亜鉛、ホウ素等の微量金属類
及びビオチン、チアミン、ビタミンB12等のビタミン
類及び核酸類等を添加してもよい。
【0033】上記培地中での培養温度は、使用菌の増殖
至適温度範囲である20〜37℃好ましくは25〜32
℃である。
【0034】本発明においては培養液の初発pHは極め
て重要である。初発pHはアルカリ側であることが必要
で8を越え11.0以下、特に好ましくは 8.2〜1
0.5であることが必要である。培養液の初発pHが8
以下であると高粘性BS−1物質の収量が低下し、本発
明の目的が達成されない。またpHが11.0以上の強
アルカリ性領域では菌の増殖は認められるが、高粘性B
S−1物質の収量が低下する。
【0035】培養時間は、培地の粘度が最大に達するま
で行えばよいが、実際上は生産効率の点から通常3〜7
日間でよい。
【0036】上記菌株を、上述のような培養条件下に培
養すると、経時的に培地の粘度が上昇し、BS−1物質
が培地中に生産、蓄積されたことがわかる。
【0037】培養終了後、培地中のBS−1物質を常法
に従って分離、採取する。この分離、採取は、例えば液
体培地を用いた場合には、培養終了後培養液を水で希釈
し、遠心分離などにより菌体等の不純物を除去し、次い
で除菌した培養液にエチルアルコール、メチルアルコー
ル、イソプロピルアルコール、アセトンのごとき有機溶
媒またはセチルトリメチルアンモニウムやブチルアマイ
ドのような第4級アミンを加えると粗BS−1物質が沈
澱する。この沈澱を洗浄した後、さらにアセトンで脱水
及び脱脂した後乾燥させることにより、高粘性BS−1
物質が得られる。
【0038】上記高粘性BS−1物質をエチルアルコー
ルを用いて再析出させる操作を繰返し行い、更に必要に
応じて透析処理もしくはクロマトグラフィーで処理して
精製することにより精製高粘性BS−1物質が得られる
【0039】以下、実施例によって本発明を具体的に説
明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものでは
ない。
【0040】
【実施例】実施例1   クレブシェラ・プランティコーラKPS5003(
微工研条寄第3300号)をラクトース3重量%、トリ
プチケース0.35重量%、リン酸−カリウム 0.6
重量%、硫酸マグネシウム0.07重量%、塩化マンガ
ン0.0001重量%及び寒天 1.4重量%からなる
斜面培地に増殖させたものを白金耳でかき取り、上記培
地において寒天を除いた培養液10mlに接種し、30
℃で1日間振盪培養で前培養を行なった。
【0041】次いで、上記前培養に用いたものと同様な
組成で5NNaOHでpH10.0 に調整した培養液
を 120℃、15分間加熱滅菌したものの1リットル
(l)に、上記前培養したものを無菌的に接種して30
℃で5日間振盪培養(120rpm)を行なった。培養
の進行に伴い培養液は粘稠となり、BS−1物質の生産
、蓄積が認められた。
【0042】得られた培養液を4℃で18,000rp
m(31,000g)で15分間遠心分離して菌体を除
去したものに、2倍量のエタノールを加えてBS−1物
質を析出させた。析出したBS−1物質を遠心分離によ
り沈澱させ、この沈澱をエタノールにより洗浄した後、
アセトンを加えてホモゲナイズした。次いでアセトンを
除去してデシケーター内で乾燥し、乾燥物13.3gを
得た。
【0043】得られた乾燥物の理化学的性質を調べた結
果、下記に示すとおりであって、高粘性BS−1物質で
あると確認された。
【0044】a  外観:無味、無臭の白色粉末。
【0045】b  溶解性:水に易溶、メタノール、酢
酸エチル、クロロホルム、ベンゼンに難溶、鉱酸により
加水分解。
【0046】c  粘度:2273センチポイス(1%
水溶液、温度30℃、ずり速度 3.83sec−1)
【0047】d  主要構成糖成分:ガラクトース62
.1%、マンノース1.5%、グルコース 3.2%、
グルクロン酸33.2%。
【0048】e  呈色反応: フェノール硫酸反応    陽性 カルバゾール硫酸反応  陽性 モーリッシュ反応      陽性 ニンヒドリン反応      陽性 f  分子量:20万以上 g  元素分析値:C  35.2% H   4.3% N   0.3% i  赤外線吸収スペクトル(cm−1)(KBr錠剤
法、1.5mg BS−1/1gKBr)島津フーリエ
変換赤外分光光度計  FTIR−42003400,
2926,1618,1419,1370,1150,
1074,789なお図1にここで得られた高粘性BS
−1物質の赤外吸収スペクトルを示す。上述のごとくし
て得た高粘性BS−1物質13.3gを蒸留水に溶解し
、4℃ 18000rpm(31000 g)で遠心分
離により夾雑物を除去したものに、エタノールを加えて
BS−1物質を再析出させる操作を2回繰り返して行な
った後、析出物を蒸留水に溶解した。
【0049】この水溶液を透析膜に入れ、純水に対して
24時間透析を行い、次いで真空凍結乾燥を行い、白色
塊状の精製物9gを得た。得られた精製物の理化学的性
質は下記に示すとおりである。
【0050】a  外観:無味、無臭の白色粉末。
【0051】b  溶解性:水に易溶、メタノール、酢
酸エチル、クロロホルム、ベンゼンに難溶、鉱酸により
加水分解。
【0052】c  粘度:2432センチポイス(1%
水溶液、温度30℃、ずり速度 3.83sec−1)
d  構成成分:ガラクトース56.1%、マンノース
 1.3%、グルコース 1.8%、グルクロン酸29
.0%。
【0053】(主要構成糖成分比率):ガラクトース6
3.6%、マンノース 1.5%、グルコース 2.0
%、グルクロン酸32.9%。
【0054】e  呈色反応: フェノール硫酸反応    陽性 カルバゾール硫酸反応  陽性 モーリッシュ反応      陽性 ニンヒドリン反応      陰性 f  分子量: 200万以上 g  元素分析値:C  38.5% H   5.8% N   0.1% i  赤外線吸収スペクトル(cm−1)3422,2
926,1617,1412,1373,1300,1
234,1150,1073, 924, 889, 
789, 662なお、図2に、ここで得られた精製高
粘性BS−1物質の赤外吸収スペクトルを示す。
【0055】実施例2〜3、参考例1〜2  実施例1
と同様の組成の培養液の初発pHを 7.4(参考例1
)、 8.2(実施例2)、 9.3(実施例3)、1
1.5(参考例2)として実施例1と同じ条件で培養を
行った。
【0056】培養時の培養液のpH、粘度、製品収量及
び製品粘度を実施例1を含め第1表に示した。
【0057】
【表1】 初発pHが本発明の範囲であると培養液の最終粘度(培
養5日間)が高く、BS−1物質の収量が大であること
が判る。
【0058】尚、実施例2〜3、参考例1〜2は何れも
その理化学的性質が高粘度BS−1物質の理化学的性質
 (a)〜(i) を満足し、高粘度BS−1物質であ
ることが確認された。
【0059】
【発明の効果】本発明ではクレブシェラ属に属する微生
物を培養液の初発pHを8.0 を越え11.0以下に
調整して培養するため、得られた高粘性BS−1物質の
培養液1リットル当りの収量を顕著に改善することがで
きた。従来の方法ではpH4〜8で行なわれていた為、
その収量は最高でも9.0g/lであったが本発明では
高粘度のBS−1物質を10〜13.3g /lの高収
量で得ることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は実施例1で得られた高粘性BS−1物質
の赤外吸収スペクトルを示す。
【図2】図2は実施例1で得られた精製高粘性BS−1
物質の赤外吸収スペクトルを示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  クレブシェラ属(klebsiell
    a)に属する微生物を培養液の初発pHを8.0 を越
    え11.0以下に調整することにより培養し、培養物か
    ら高粘性BS−1物質を分離、採取することを特徴とす
    る高粘性BS−1物質の製造法。
  2. 【請求項2】  クレブシェラ属に属する微生物がクレ
    ブシェラ・プランティコーラ(klebsiella 
    planticola) KPS5003(微工研条寄
    第3300号)である請求項1記載の高粘性BS−1物
    質の製造法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP0618232A2 (en) * 1993-03-18 1994-10-05 Kureha Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha Substance BS-3, an anti-oxidant for fats and an analgesic

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0618232A2 (en) * 1993-03-18 1994-10-05 Kureha Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha Substance BS-3, an anti-oxidant for fats and an analgesic
EP0618232A3 (en) * 1993-03-18 1995-02-01 Kureha Chemical Ind Co Ltd Compound BS-3, an antioxidant for fats and analgesic.

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JP2698226B2 (ja) 1998-01-19

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