JP2695849B2 - 水平出力回路 - Google Patents
水平出力回路Info
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- JP2695849B2 JP2695849B2 JP63172264A JP17226488A JP2695849B2 JP 2695849 B2 JP2695849 B2 JP 2695849B2 JP 63172264 A JP63172264 A JP 63172264A JP 17226488 A JP17226488 A JP 17226488A JP 2695849 B2 JP2695849 B2 JP 2695849B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明はカラーテレビジョン受像機等において再生画
像の内容に応じて生じる受像管高圧回路の高圧負荷電流
(フライバックトランス2次側負荷電流)の変動に起因
した画像歪を補正できるようにして水平出力回路に関す
る。
像の内容に応じて生じる受像管高圧回路の高圧負荷電流
(フライバックトランス2次側負荷電流)の変動に起因
した画像歪を補正できるようにして水平出力回路に関す
る。
(従来の技術) 従来、カラーテレビジョン受像機の水平偏向回路出力
段は第9図に示すように構成されている。水平出力トラ
ンジスタQ1のコレクタ・エミッタ間にダンパーダイオー
ドDd,共振コンデンサCr1,水平偏向コイルLyとS次補正
コンデンサCsの直列回路を並列に接続し、トランジスタ
Q1のコレクタはフライバックトランスT1の1次巻線LP
を介して直流電源Eに接続し、トランジスタQ1のベース
にはドライブトランスを介して水平周期のドライブパル
スを供給する構成となっている。上記直流電源Eには並
列にリップル除去用コンデンサC2が接続している。ま
た、上記フライバックトランスT1の2次側には高圧回路
が構成され、2次巻線の一端から受像管(図示せず)の
アノードに対して高圧の直流電圧が供給され、2次巻線
の他端にはABL回路(図示せず)が構成されている。な
お、上記S字補正コンデンサCsは直流電源Eからフライ
バックトランス1次巻線LPを通して充電され、水平偏
向コイルLyの実質的な直列電源の働きをすると共に、水
平偏向コイルLyと直列共振し、偏向電流に重畳してS字
形に湾曲させ画面の直線性を改善する機能を有する。
段は第9図に示すように構成されている。水平出力トラ
ンジスタQ1のコレクタ・エミッタ間にダンパーダイオー
ドDd,共振コンデンサCr1,水平偏向コイルLyとS次補正
コンデンサCsの直列回路を並列に接続し、トランジスタ
Q1のコレクタはフライバックトランスT1の1次巻線LP
を介して直流電源Eに接続し、トランジスタQ1のベース
にはドライブトランスを介して水平周期のドライブパル
スを供給する構成となっている。上記直流電源Eには並
列にリップル除去用コンデンサC2が接続している。ま
た、上記フライバックトランスT1の2次側には高圧回路
が構成され、2次巻線の一端から受像管(図示せず)の
アノードに対して高圧の直流電圧が供給され、2次巻線
の他端にはABL回路(図示せず)が構成されている。な
お、上記S字補正コンデンサCsは直流電源Eからフライ
バックトランス1次巻線LPを通して充電され、水平偏
向コイルLyの実質的な直列電源の働きをすると共に、水
平偏向コイルLyと直列共振し、偏向電流に重畳してS字
形に湾曲させ画面の直線性を改善する機能を有する。
ところで、上記の回路では、再生画像の内容に応じて
生じるフライバックトランスT1の2次側負荷電流isの
変動に起因して、画面上に種々の歪みを生じるという問
題がある。
生じるフライバックトランスT1の2次側負荷電流isの
変動に起因して、画面上に種々の歪みを生じるという問
題がある。
例えば、受像管において白の矩形波信号を受像する
と、2次側負荷電流isが増加し、受像管の高圧が徐々
に低下し、時間と共に水平振幅が大きくなり、その結果
画面上に再生される白の矩形画像は第10図に示すように
台形になり歪む。また、白のクロスハッチ信号を受像す
ると、第11図に示すように横線を再生した後の縦線には
水平方向に曲がりを生じる。
と、2次側負荷電流isが増加し、受像管の高圧が徐々
に低下し、時間と共に水平振幅が大きくなり、その結果
画面上に再生される白の矩形画像は第10図に示すように
台形になり歪む。また、白のクロスハッチ信号を受像す
ると、第11図に示すように横線を再生した後の縦線には
水平方向に曲がりを生じる。
(発明が解決しようとする課題) 上記の如く、従来は、白信号を受信した時に台形歪や
水平曲がりを生じるという問題があった。
水平曲がりを生じるという問題があった。
そこで、本発明は画面上に発生する上記の台形歪や曲
がり等の画像歪を除くことができる水平出力回路を提供
することを目的とするものである。
がり等の画像歪を除くことができる水平出力回路を提供
することを目的とするものである。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) この水平出力回路に係る第1の発明は、ベース,エミ
ッタ,コレクタを有し、ベースに水平周期のドライブパ
ルスが供給され、コレクタ・エミッタ間に対して並列に
水平偏向コイルとS字補正コンデンサの直列回路と第1
の共振コンデンサが接続され、コレクタと基準電位点間
に対し第2の共振コンデンサとカソードがコレクタ側に
なるようにダンパーダイオードが接続され、コレクタが
チョークコイル(フライバックトランス1次巻線)を介
して直流電源に接続された水平出力トランジスタと、 この水平出力トランジスタのエミッタと基準電位点間
にカソードが基準電位点側になるように設けたダイオー
ドとこのダイオードと並列に接続されたコンデンサとか
ら成る並列回路とを具備して構成される。
ッタ,コレクタを有し、ベースに水平周期のドライブパ
ルスが供給され、コレクタ・エミッタ間に対して並列に
水平偏向コイルとS字補正コンデンサの直列回路と第1
の共振コンデンサが接続され、コレクタと基準電位点間
に対し第2の共振コンデンサとカソードがコレクタ側に
なるようにダンパーダイオードが接続され、コレクタが
チョークコイル(フライバックトランス1次巻線)を介
して直流電源に接続された水平出力トランジスタと、 この水平出力トランジスタのエミッタと基準電位点間
にカソードが基準電位点側になるように設けたダイオー
ドとこのダイオードと並列に接続されたコンデンサとか
ら成る並列回路とを具備して構成される。
また、第2,第3の発明は、前記第1の発明における第
1若しくは第2の共振コンデンサのどちらか1つを共振
コンデンサとして使用する構成としたものである。
1若しくは第2の共振コンデンサのどちらか1つを共振
コンデンサとして使用する構成としたものである。
(作用) 本発明の回路では、フライバックトランス2次側負荷
電流の変動を、帰線期間中に上記並列回路のコンデンサ
両端の電圧変化として検出できる。その結果、2次側負
荷電流が増加すると、S字補正コンデンサ両端電圧が減
少し、水平偏向コイルも流れる電流も減少する。従っ
て、2次側負荷電流が増加すると、受像管に加えられる
高圧も徐々に低下し、水平振幅が増加しようとするが、
上記の如く水平偏向コイル電流が減少するため、水平振
幅の増加が押さえられ画面上の台形歪や水平曲がりを除
くことができる。
電流の変動を、帰線期間中に上記並列回路のコンデンサ
両端の電圧変化として検出できる。その結果、2次側負
荷電流が増加すると、S字補正コンデンサ両端電圧が減
少し、水平偏向コイルも流れる電流も減少する。従っ
て、2次側負荷電流が増加すると、受像管に加えられる
高圧も徐々に低下し、水平振幅が増加しようとするが、
上記の如く水平偏向コイル電流が減少するため、水平振
幅の増加が押さえられ画面上の台形歪や水平曲がりを除
くことができる。
(実施例) 以下、図面に示した実施例に基づいて本発明を説明す
る。
る。
第1図は本発明の一実施例の水平出力回路を示す回路
図である。この図において第9図と同一の構成要素には
同符号を付して説明する。
図である。この図において第9図と同一の構成要素には
同符号を付して説明する。
第1図において、水平出力トランジスタQ1のコレクタ
・エミッタ間には水平偏向コイルLyとS字補正コンデン
サCsの直列回路と第1の共振コンデンサCr1が並列に接
続し、トランジスタQ1のコレクタはチョークコイル(フ
ライバックトランスT1の1次巻線LP)を介して直流電源
Eに接続している。一方、水平出力トランジスタQ1のベ
ースには水平周期のドライブパルスが供給されており、
エミッタと基準電位点(アース点)間にはコンデンサC1
と、カソードが基準電位点側に接続したダイオードD1が
並列に接続し、またコレクタと基準電位点間には第2の
共振コンデンサCr2と、カソードがコレクタ側に接続し
たダンパーダイオードDdが並列に接続している。
・エミッタ間には水平偏向コイルLyとS字補正コンデン
サCsの直列回路と第1の共振コンデンサCr1が並列に接
続し、トランジスタQ1のコレクタはチョークコイル(フ
ライバックトランスT1の1次巻線LP)を介して直流電源
Eに接続している。一方、水平出力トランジスタQ1のベ
ースには水平周期のドライブパルスが供給されており、
エミッタと基準電位点(アース点)間にはコンデンサC1
と、カソードが基準電位点側に接続したダイオードD1が
並列に接続し、またコレクタと基準電位点間には第2の
共振コンデンサCr2と、カソードがコレクタ側に接続し
たダンパーダイオードDdが並列に接続している。
第2図は第1図の回路各部の波形を示し、第3図は偏
向コイル電流iyの時間的変化を示すものである。第2
図において、(a)はダイオードD1を流れる電流、
(b)は水平出力トランジスタQ1のコレクタ電圧、
(c)はコンデンサC1の両端電圧、(d)は水平偏向コ
イルLyのコイル電流、(e)はフライバックトランスT1
を流れる電流、(f)は水平出力トランジスタQ1のベー
ス・エミッタ間電圧(即に、ベース入力されるオンパル
ス)、(g)はS字補正コンデンサCS電圧とコンデン
サC1両端電圧の和電圧である。なお、iyは偏向コイル
電流、iLPはフライバックトランスT1の1次側交流電
流、iDCは直流電源Eからの流入電流、VCSはS字補正
コンデンサCSの両端電圧、VC1はコンデンサC1の両端
電圧、1H(0〜TH)は1水平周期、DC=0は直流の零
レベル、AC=0は交流の平均レベルを示している。
向コイル電流iyの時間的変化を示すものである。第2
図において、(a)はダイオードD1を流れる電流、
(b)は水平出力トランジスタQ1のコレクタ電圧、
(c)はコンデンサC1の両端電圧、(d)は水平偏向コ
イルLyのコイル電流、(e)はフライバックトランスT1
を流れる電流、(f)は水平出力トランジスタQ1のベー
ス・エミッタ間電圧(即に、ベース入力されるオンパル
ス)、(g)はS字補正コンデンサCS電圧とコンデン
サC1両端電圧の和電圧である。なお、iyは偏向コイル
電流、iLPはフライバックトランスT1の1次側交流電
流、iDCは直流電源Eからの流入電流、VCSはS字補正
コンデンサCSの両端電圧、VC1はコンデンサC1の両端
電圧、1H(0〜TH)は1水平周期、DC=0は直流の零
レベル、AC=0は交流の平均レベルを示している。
第3図において、(a),(b)はそれぞれ帰線期間
の前半,後半の電流を示しており、iy=iy′+iy″,
iLP=iLP′+iLP″である。これらの帰線期間(第2図
0〜t2の期間)中はダイオードD1はオフで、コンデンサ
C1には共振電流を積分した共振パルス(負パルス)が発
生する(第2図(c)参照)。このため、直流電源の電
圧をE、コンデンサC1の負パルスの平均値を−c1とす
ると、S字補正コンデンサCsの両端電圧の平均値CS
は、cs=V=E−(−C1)=E+c1となり、この
電圧Vに比例した電流iyが水平偏向コイルLyに流れ
る。第3図(c)は第2図t2〜t3の期間の電流を示して
いる。この期間にはダイオードD1はオンしており、電流
iy′及びiLP′はダイオードD1を通して流れる。第3図
(d)はダンパー期間の電流を示しており、ダンパーダ
イオードDdがオンしている。第3図(e),(f)はそ
れぞれ走査期間の前半,後半の電流を示しており、水平
出力トランジスタQ1がオンしている。走査期間(第2図
t3〜tHの期間)には、ダイオードD1がオンしており且つ
ダンパーダイオードDd或いは水平出力トランジスタQ1が
オン状態にあるためフライバックトランスの1次巻線L
P両端には一定の直流電源電圧Eが加えられることにな
り、回路が共振動作になる。従って、走査期間中は水平
出力トランジスタQ1のコレクタに直流電源電圧Eが加わ
り、帰線期間中にはこの電圧Eに比例した大きさのパル
ス電圧が発生する。VCP′はコレクタパルスのAC=0か
らピークまでの大きさを示している。
の前半,後半の電流を示しており、iy=iy′+iy″,
iLP=iLP′+iLP″である。これらの帰線期間(第2図
0〜t2の期間)中はダイオードD1はオフで、コンデンサ
C1には共振電流を積分した共振パルス(負パルス)が発
生する(第2図(c)参照)。このため、直流電源の電
圧をE、コンデンサC1の負パルスの平均値を−c1とす
ると、S字補正コンデンサCsの両端電圧の平均値CS
は、cs=V=E−(−C1)=E+c1となり、この
電圧Vに比例した電流iyが水平偏向コイルLyに流れ
る。第3図(c)は第2図t2〜t3の期間の電流を示して
いる。この期間にはダイオードD1はオンしており、電流
iy′及びiLP′はダイオードD1を通して流れる。第3図
(d)はダンパー期間の電流を示しており、ダンパーダ
イオードDdがオンしている。第3図(e),(f)はそ
れぞれ走査期間の前半,後半の電流を示しており、水平
出力トランジスタQ1がオンしている。走査期間(第2図
t3〜tHの期間)には、ダイオードD1がオンしており且つ
ダンパーダイオードDd或いは水平出力トランジスタQ1が
オン状態にあるためフライバックトランスの1次巻線L
P両端には一定の直流電源電圧Eが加えられることにな
り、回路が共振動作になる。従って、走査期間中は水平
出力トランジスタQ1のコレクタに直流電源電圧Eが加わ
り、帰線期間中にはこの電圧Eに比例した大きさのパル
ス電圧が発生する。VCP′はコレクタパルスのAC=0か
らピークまでの大きさを示している。
次に、フライバックトランスの2次側負荷電流が増加
した時の動作を第4図を参照して説明する。
した時の動作を第4図を参照して説明する。
第4図は第3図(a)と同様に帰線期間中の電流を説
明する図であって、コンデンサC1に流れる電流i1は、i1
=iLP′−iy′である。帰線期間中、フライバックトラ
ンスT1の2次側負荷電流isが増加すると、トランス結
合により、1次巻線LPにはその変動(増加)に相当す
る電流iPが電流isとは逆向きに流れる。この時、コン
デンサC1には電流iPの分流電流iP′が図示の如く流れ、
コンデンサC1を充電する電流は前述のi1からi1−iP′と
なり、減少する。なお、上記の電流iPは第2の共振コン
デンサCr2に分流する電流をiP″とすると、iP=iP′+i
P″となる。
明する図であって、コンデンサC1に流れる電流i1は、i1
=iLP′−iy′である。帰線期間中、フライバックトラ
ンスT1の2次側負荷電流isが増加すると、トランス結
合により、1次巻線LPにはその変動(増加)に相当す
る電流iPが電流isとは逆向きに流れる。この時、コン
デンサC1には電流iPの分流電流iP′が図示の如く流れ、
コンデンサC1を充電する電流は前述のi1からi1−iP′と
なり、減少する。なお、上記の電流iPは第2の共振コン
デンサCr2に分流する電流をiP″とすると、iP=iP′+i
P″となる。
上記の如く、コンデンサC1を充電する電流が減少する
と、コンデンサC1に発生する負電圧−VC1の大きさ(絶
対値)も減少し、その結果S字補正コンデンサCSの両
端電圧V(=E+C1)が減少すると共にこれに比例し
て偏向コイル電流iyも減少する。以上の結果、フライ
バックトランス2次側負荷電流が増加すると、受像管
(CRT)に印加された高圧が徐々に低下し水平振幅が増
加しようとするが、偏向コイル電流iyが減少するた
め、第10図に示した台形歪を殆ど無くすことができると
共に、第11図に示した水平曲がりも少なくできる。
と、コンデンサC1に発生する負電圧−VC1の大きさ(絶
対値)も減少し、その結果S字補正コンデンサCSの両
端電圧V(=E+C1)が減少すると共にこれに比例し
て偏向コイル電流iyも減少する。以上の結果、フライ
バックトランス2次側負荷電流が増加すると、受像管
(CRT)に印加された高圧が徐々に低下し水平振幅が増
加しようとするが、偏向コイル電流iyが減少するた
め、第10図に示した台形歪を殆ど無くすことができると
共に、第11図に示した水平曲がりも少なくできる。
上記の関係を第5図及び第6図を参照して説明する。
第5図はフライバックトランス2次側負荷電流isの
変動に対するコンデンサC1の電流(i1−iP′)の変化及
びコンデンサC1の両端電圧VC1の変化を示したもので、
第5図(a)はisの変化が大きい場合でこの時はiP′
の変化も大きく、電流(i1−iP′)は減少(c)に示す
電圧VC1も減少する。また、第5図(b)はisの変化
が小さい場合でこの時はiP′の変化も小さく、電流(i1
−iP′)は増加し(c)に示す電圧VC1も増加する。
変動に対するコンデンサC1の電流(i1−iP′)の変化及
びコンデンサC1の両端電圧VC1の変化を示したもので、
第5図(a)はisの変化が大きい場合でこの時はiP′
の変化も大きく、電流(i1−iP′)は減少(c)に示す
電圧VC1も減少する。また、第5図(b)はisの変化
が小さい場合でこの時はiP′の変化も小さく、電流(i1
−iP′)は増加し(c)に示す電圧VC1も増加する。
第6図はフライバックトランス2次側負荷電流(高圧
負荷電流)isの変化に対するコンデンサC1の両端電圧
の平均値(−C1)の変化及びS字補正コンデンサCS
の両端電圧の平均値(E+C1)の変化を示したもの
で、isの増加に対してE+C1が減少する様子を示して
いる。
負荷電流)isの変化に対するコンデンサC1の両端電圧
の平均値(−C1)の変化及びS字補正コンデンサCS
の両端電圧の平均値(E+C1)の変化を示したもの
で、isの増加に対してE+C1が減少する様子を示して
いる。
尚、本発明は第1図の実施例に示した回路に限定され
ることなく、第7図に示すように第1図の回路から第1
の共振コンデンサCr1を除いた構成としても、また第8
図に示すように第1図の回路から第2の共振コンデンサ
Cr2を除いた構成としても同様な作用及び効果を得るこ
とができる。
ることなく、第7図に示すように第1図の回路から第1
の共振コンデンサCr1を除いた構成としても、また第8
図に示すように第1図の回路から第2の共振コンデンサ
Cr2を除いた構成としても同様な作用及び効果を得るこ
とができる。
[発明の効果] 以上述べたように本発明によれば、再生画像の内容に
応じて生じる高圧回路の高圧負荷電流の変動に起因した
画像歪を取り除くことができ、再生画像の内容に関係な
く水平振幅をほぼ一定に保つことができる。
応じて生じる高圧回路の高圧負荷電流の変動に起因した
画像歪を取り除くことができ、再生画像の内容に関係な
く水平振幅をほぼ一定に保つことができる。
第1図は本発明の一実施例の水平出力回路を示す回路
図、第2図は第1図の回路各部の波形を示す波形図、第
3図は第1図の回路における電流の時間的変化を示す回
路図、第4図は第1図の回路において高圧負荷電流が変
化した場合の動作を説明する説明図、第5図及び第6図
は第4図に関連した上記実施例の動作を説明する説明
図、第7図及び第8図は本発明の他の実施例を示す回路
図、第9図は従来の水平出力回路を示す回路図、第10図
及び第11図は従来回路によって画面上に生じる画像歪を
説明する説明図である。 Q1……水平出力トランジスタ、 Dd……ダンパーダイオード、D1……ダイオード、 C1……コンデンサ、 Cr1……第1の共振コンデンサ、 Cr2……第2の共振コンデンサ、 CS……S字補正コンデンサ、 Ly……水平偏向コイル、 T1……フライバックトランス、 LP……フライバックトランス1次巻線、 E……直流電源。
図、第2図は第1図の回路各部の波形を示す波形図、第
3図は第1図の回路における電流の時間的変化を示す回
路図、第4図は第1図の回路において高圧負荷電流が変
化した場合の動作を説明する説明図、第5図及び第6図
は第4図に関連した上記実施例の動作を説明する説明
図、第7図及び第8図は本発明の他の実施例を示す回路
図、第9図は従来の水平出力回路を示す回路図、第10図
及び第11図は従来回路によって画面上に生じる画像歪を
説明する説明図である。 Q1……水平出力トランジスタ、 Dd……ダンパーダイオード、D1……ダイオード、 C1……コンデンサ、 Cr1……第1の共振コンデンサ、 Cr2……第2の共振コンデンサ、 CS……S字補正コンデンサ、 Ly……水平偏向コイル、 T1……フライバックトランス、 LP……フライバックトランス1次巻線、 E……直流電源。
Claims (3)
- 【請求項1】ベース,エミッタ,コレクタを有し、ベー
スに水平周期のドライブパルスが供給され、コレクタ・
エミッタ間に対して並列に水平偏向コイルとS字補正コ
ンデンサの直列回路と第1の共振コンデンサが接続さ
れ、コレクタと基準電位点間に対し第2の共振コンデン
サとカソードがコレクタ側になるようにダンパーダイオ
ードが接続され、コレクタがチョークコイルを介して直
流電源に接続された水平出力トランジスタと、 この水平出力トランジスタのエミッタと基準電位点間に
カソードが基準電位点側になるように設けたダイオード
とこのダイオードと並列に接続されたコンデンサとから
成る並列回路と、 を具備したことを特徴とする水平出力回路。 - 【請求項2】ベース,エミッタ,コレクタを有し、ベー
スに水平周期のドライブパルスが供給され、コレクタ・
エミッタ間に対して並列に水平偏向コイルとS字補正コ
ンデンサの直列回路が接続され、コレクタと基準電位点
間に対し共振コンデンサとカソードがコレクタ側になる
ようにダンパーダイオードが接続され、コレクタがチョ
ークコイルを介して直流電源に接続された水平出力トラ
ンジスタと、 この水平出力トランジスタのエミッタと基準電位点間に
カソードが基準電位点側になるように設けたダイオード
とこのダイオードと並列に接続されたコンデンサとから
成る並列回路と、 を具備したことを特徴とする水平出力回路。 - 【請求項3】ベース,エミッタ,コレクタを有し、ベー
スに水平周期のドライブパルスが供給され、コレクタ・
エミッタ間に対して並列に水平偏向コイルとS字補正コ
ンデンサの直列回路と共振コンデンサが接続され、コレ
クタと基準電位点間に対しカソードがコレクタ側になる
ようにダンパーダイオードが接続され、コレクタがチョ
ークコイルを介して直流電源に接続された水平出力トラ
ンジスタと、 この水平出力トランジスタのエミッタと基準電位点間に
カソードが基準電位点側になるように設けたダイオード
とこのダイオードと並列に接続されたコンデンサとから
成る並列回路と、 を具備したことを特徴とする水平出力回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63172264A JP2695849B2 (ja) | 1988-07-11 | 1988-07-11 | 水平出力回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63172264A JP2695849B2 (ja) | 1988-07-11 | 1988-07-11 | 水平出力回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0221777A JPH0221777A (ja) | 1990-01-24 |
JP2695849B2 true JP2695849B2 (ja) | 1998-01-14 |
Family
ID=15938674
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63172264A Expired - Fee Related JP2695849B2 (ja) | 1988-07-11 | 1988-07-11 | 水平出力回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2695849B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59160378A (ja) * | 1983-03-02 | 1984-09-11 | Hitachi Ltd | テレビジヨン受像機用水平出力回路 |
-
1988
- 1988-07-11 JP JP63172264A patent/JP2695849B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0221777A (ja) | 1990-01-24 |
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